諮問庁 : 防衛大臣諮問日 : 平成 28 年 2 月 25 日 ( 平成 28 年 ( 行情 ) 諮問第 192 号 ) 答申日 : 平成 29 年 1 月 27 日 ( 平成 28 年度 ( 行情 ) 答申第 694 号 ) 事件名 : 洋上で不慮の遭遇をした場合の行動基準 運用上の留意事項等に

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非常に長い期間, 苦痛に耐え続けた親族にとって, 納得のできる対応を日本政府にしてもらえるよう関係者には協力賜りたい ( その他は, 上記 (2) と同旨であるため省略する ) (4) 意見書 3 特定個人 Aの身元を明らかにすること及び親子関係の証明に当たっては財務省 総務省において, 生年月日の

として本件対象文書にかがみを加えたものを特定した 本件開示請求に対しては, 法 11 条に規定する開示決定等の期限の特例を適用し, まず, 平成 27 年 4 月 20 日付け防官文第 6779 号により, かがみについて開示決定を行った後, 同年 9 月 3 日付け防官文第 号により

理の手引 は, 開示の実施においては, 行政文書をありのまま開示する (23 枚目 ) として, 原則として加工はしない ( 同上 ) としている したがって本件対象文書の電磁的記録の開示に当たっては, 当該電磁的記録をそのままのデータ形式で開示すべきである また, 同様な趣旨で本件対象文書の電磁的

録された保有個人情報 ( 本件対象保有個人情報 ) の開示を求めるものである 処分庁は, 平成 28 年 12 月 6 日付け特定記号 431により, 本件対象保有個人情報のうち,1 死亡した者の納める税金又は還付される税金 欄,2 相続人等の代表者の指定 欄並びに3 開示請求者以外の 相続人等に関

の補正書 において, 審査請求の趣旨を この開示請求は本人の給与のみずましにかかわる書面である為 としているが, 原処分を取り消し, 本件対象保有個人情報の開示を求めている審査請求として, 以下, 原処分の妥当性について検討する 2 原処分の妥当性について (1) 給与所得の源泉徴収票について給与所

異議申立てしていますが, 協会 ( 原文ママ ) として黙認しています 本件に関しても, 諮問庁は国のトップなのだから, もっともっと労働問題に積極的に取り組み, 労基法厳守で, 場合により, 行政処分すべきである 警察なら, スピード違反すれば即行政処分されますが, 労基法では, 基本強い行政処分

査請求人 ) が 平成 5 年分所得税確定申告書 ( 以下 本件請求保有個人情報 1 という ) の開示を求めるものである 処分庁は, 本件開示請求に対し, 本件請求保有個人情報 1は文書保存期間 (7 年 ) が満了し, 既に廃棄しているとして, 平成 27 年 12 月 2 2 日付け特定記号第

諮問庁 : 国立大学法人長岡技術科学大学諮問日 : 平成 30 年 10 月 29 日 ( 平成 30 年 ( 独情 ) 諮問第 62 号 ) 答申日 : 平成 31 年 1 月 28 日 ( 平成 30 年度 ( 独情 ) 答申第 61 号 ) 事件名 : 特定期間に開催された特定学部教授会の音声

非常に長い期間, 苦痛に耐え続けた親族にとって, 納得のできる対応を日本政府にしてもらえるよう関係者には協力賜りたい ( その他は, 上記 (2) と同旨であるため省略する ) (4) 意見書 3 特定個人 Aの身元を明らかにすること及び親子関係の証明に当たっては財務省 総務省において, 生年月日の

19 条の4 第 2 項の規定により, 特別職の公務員であるから, 本件不開示情報は, 公務員としての職務遂行情報であり, 精神保健指定医が, 客観的な生体検査もなく, ただその主観に基づいて, 対象者を強制入院させることができるという性質の資格であること, 本件開示請求に係る精神保健指定医らが対象

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おいて開催されていた法の制度運営に関する検討会の報告 ( 平成 17 年 3 月 29 日 ) では, 法の運用に関する改善措置として, 理由付記に関して 特に, 文書不存在を理由とする不開示決定については, 例えば, 請求対象文書をそもそも作成 取得していない, 作成したが保存期間が経過したので廃

第 3 諮問庁の説明の要旨 1 本件事案の概要本件は, 審査請求人が平成 29 年 8 月 29 日付けで法人文書の開示請求を行ったことに対し, 同年 9 月 29 日付け千大総第 307 号により, 法人文書の一部を不開示とする開示決定等処分 ( 処分 1) を行ったところ, 審査請求が提起された

っている以上, 被面接者においてそもそも特別な対応策を採る必要はないといえる ウよって, 本件対象文書の不開示部分は法 5 条 6 号に該当しないといえる (2) 意見書 ( 添付資料省略 ) ア裁判官の場合, 新任判事補志望者カードの全部が開示されている ( 資料 1) ことからすれば, 検事に関

の対象として 人事院事務総長引継書 を特定し, 同年 9 月 29 日付け行政文書開示決定通知書を審査請求人に送付した 2 審査請求人が主張する本件審査請求の趣旨及び理由審査請求人は, 事務引継書が1 名分しか存在しないという決定は不自然である, 他の職員についても事務引継書がなければ, 前任者から

て本学が過去に公表した内容は除く ) 及び 3 当該事故に係る診療科, 機構への報告日その他報告内容に係る情報として事務担当者が加筆したメモ について全部開示を求める 少なくとも患者, 医師の個人情報に係らない部分については開示すべき そもそもこの報告書は同じような事故が起きないようにするために医師

子ファイルを紙に出力する際に, 当該ファイル形式では保存されている情報が印刷されない場合が起こり得る これと同様に当該ファイル形式を他のファイル形式に変換する場合にも, 変換先のファイル形式に情報が移行しない場合が設定等により技術的に起こり得るのである 本件対象文書が当初のファイル形式を変換して複写

り公表されないことが日米両政府間で合意されており, これを公にすることは, 米国との信頼関係が損なわれるおそれがあると認められることから, 法 5 条 3 号に該当するため不開示とする決定 ( 原処分 ) を行った (3) これに対し, 異議申立人は, 国土交通大臣に対して, 原処分の取消しを求めて

業務 とあるが, 当該支払の一時差止めに係る決定を除く と, されている すなわち, 決定に係る業務は, 事業管理課長である ウその決定に係る文書及びデータは存在する 事業管理課長の決定により, 年金機構は, 障害者の年金給付を一時差し止めるための電算処理をしている事実がある そして, その事実から

諮問庁 : 株式会社日本政策金融公庫諮問日 : 平成 28 年 2 月 8 日 ( 平成 28 年 ( 独個 ) 諮問第 3 号 ) 答申日 : 平成 28 年 4 月 27 日 ( 平成 28 年度 ( 独個 ) 答申第 1 号 ) 事件名 : 本人に関する融資審査の検討資料の不訂正決定に関する件

ウ 特定個人 a に訂正してほしいとは, 私は書いてない これも日本年金機構の単純ミスなのか? それとも他に理由があるのか? 事実に基づいて, 説明を求める 私の公共職業安定所における氏名は, カタカナの 特定個人 b のスペースなしで管理されている 私の資格画面も氏名欄はカタカナである 国民年金保

無い (3) 特定市が振興協会会長 Aと市教育委員会とで一体に推進した当該文化事業は事業の実施前と実施後のまちの変化における事業の効果について国への報告義務があり, 公正に適法に事業を行う責務の存在は当該文化事業の目標の1は中心市街地の賑わいの促進にあって中心市街地活性化ソフト事業であって公開されて

1 本件審査請求について (1) 本件審査請求に係る開示請求は, 法に基づき, 処分庁に対し, 本件対象文書の開示を求めたもの ( 以下 本件開示請求 という ) である (2) 本件開示請求を受けて, 処分庁は, 本件対象文書を作成しておらず不存在として, 不開示決定 ( 原処分 ) を行った (

(1) 農林水産省の事務官である特定個人 Aが職務上作成した行政文書で公にできる行政文書は存在するはずであり, 公開しなければならない ( 諮問第 551 号 ) (2) 本来であれば, 開示できる文書が存在しない, 存否応答しない, 不存在と, 文書の性質によって, 処分内容が異なるはずである 特

0 月 22 日現在, 通帳紛失の総合口座記号番号 特定番号 A-B~C 担保定額貯金 4 件 ( 特定金額 A): 平成 15 年 1 月 ~ 平成 16 年 3 月 : 特定郵便局 A 預入が証明されている 調査結果の回答書 の原本の写しの請求と, 特定年月日 Aの 改姓届 ( 開示請求者本人

ありどのような証言がなされたのか ( 請求人にとって虚偽と思われる証言が無いか等 ), また産業医が本人の意見を聞かずにどう判断し診療録に記載したのかを知る権利が請求人にはあると考える 3 請求人については, 特定理由等から特定機関等が千葉大学に対して診療録の開示を求める可能性もあり得るが, 千葉大

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く, 未支給年金受給権者の個人情報の開示を求めているとして, 法 12 条 自己を本人とする開示を請求することができる に当たらないため, 開示することはできないことを伝え, 取り下げの意思を確認した しかしながら, 異議申立人は, 不開示である旨の正式な回答がほしいとして, 開示請求を続けたもので

消費者庁にも苦情相談を行い, 今にも消費者庁が動くであろうこと等を話し, 異議申立人に謝罪及びデータ削除を求めているとのことであった 当初監察部は, 異議申立人に謝罪に応じるよう促したが, 異議申立人が使用しているデータは, 登記事項証明書記載のデータと同一であり 法 を犯していないので謝罪には応じ

基づき, 平成 27 年 9 月 29 日付けで, 特定労働基準監督署( 以下 特定署 という ) へ特定日までに提出された特定事業場の就業規則, 就業規則届及び意見書 36 協定書, 同月 30 日付けで, 特定署に提出された特定事業場の36 協定書 3 年分 に係る開示請求を行った (2) 三重

問にさらされることはむしろあるべき姿であり, それによって一層公益の増進に資するともいえる 特に, 本件のような面接試験の場合には, 試験結果の開示が, 面接試験以外の事由で受験者を選抜したのではないことを示すといった効果もあり, 面接試験が適正に行われることを確保するに大きく資すると言える したが

Microsoft Word - 20年度(行情)答申第585号.doc

う 9 枚の行政文書 及び開示すべきとされた 別紙に掲げる部分 の全て について, 民事裁判管轄権に関する日米合同委員会合意関連文書 ( 以下 文書 1 という ) 及び 合意に係る日米合同委員会議事録 ( 以下 文書 2 という ) を特定し, 前者を開示, 後者を不開示とする各決定 ( 原処分

ターの上司職員に隠匿 ( 隠滅 ) され送付がない為に, 法律に基づいた開示請求により送付をして頂きたいための開示請求であるが, 平成 19 年 10 月 22 日現在, 通帳紛失の郵便貯金 : 総合口座 特定番号 A ( 担保定額定期 : 枝番特定番号 B~Cを含む ):( 口座名義人 ) 開示請

諮問庁 : 国土交通大臣諮問日 : 平成 30 年 9 月 26 日 ( 平成 30 年 ( 行情 ) 諮問第 424 号 ) 答申日 : 平成 31 年 3 月 29 日 ( 平成 30 年度 ( 行情 ) 答申第 554 号 ) 事件名 : 不動産鑑定士に対する懲戒処分について に係る決裁文書の

( 別紙 ) 答申 : 行文第 24 号 諮問 : 行文第 24-1 号 答申第 1 審査会の結論実施機関が行った本件不開示決定処分については適正であったと認める 第 2 諮問事案の概要 1 行政文書の開示請求異議申立人は 平成 24 年 5 月 7 日 奈良市長 ( 以下 実施機関 という ) に

警備の下にあり 仮に本件対象文書が開示されたとしても院内への不法な侵入及び院内での不法な活動は困難であり 犯罪の予防 鎮圧等に支障を及ぼすとは考えられず 合理性を欠いている したがって 本件対象文書は法第 5 条第 4 号には相当せず 規程第 4 条第 3 号に定める事務局不開示情報に該当しないこと

Microsoft Word - 19年度(行情)答申第183号.doc

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11総法不審第120号

文書の探索が不十分であるか, または, 対象文書を情報公開の適用除外か解釈上の不存在と判断することが違法である 本件不開示情報は, いずれも, 法 5 条各号に該当しないか, 例え該当したとしても, 開示を定めたただし書き全てに該当する 本件不開示情報は, いずれも, 法 7 条に該当する とくに,

情報公開答申第733号本文(諮問第923号)

横浜市情報公開・個人情報保護審査会答申

第一審査会の結論 豊中市教育委員会が行った 内部公益通報に係る調査の実施について ( 報告 ) を不 開示とした決定は妥当ではなく 別紙に記載した部分を除き開示すべきである 第二審査請求の経過 1 開示請求審査請求人は 平成 25 年 7 月 17 日 豊中市情報公開条例 ( 以下 条例 という )

ださい との付記があったことから, 処分庁が行政文書の特定を容易にできるよう, 審査請求人において法人設立時に提出されたものと思われる行政文書の名称を列記して記載したところである 本件請求を受けて, 処分庁は, 補正を要する事項があるとして, 平成 27 年 11 月 17 日付け特定記号第 136

(Microsoft Word - 06 \223\232\220\\\217\221\201i\214\210\222\350\201j.doc)

これを公にした場合には 政府の情勢認識 関心事項 情報収集能力等が明らかとなり 又は推察されると認められる したがって 当該不開示部分を公にすることにより 我が国の安全が害されるおそれ 又は公共の安全と秩序の維持に支障を及ぼすおそれがあると行政機関の長が認めることにつき 相当の理由があるとして法 5

答申第693号

書のみが公開されており, 設計書は事前にも事後にも公開されていない 設計書が公開されていないことにより, 測量業務における加減率 ( 耕地, 村落地, 準市街地, 市街地, 過密市街地等のどれに該当するかによる人員や作業時間 ) が不明であり, また, 測量の変化率の諸条件係数 ( 傾斜区分, 視通

第1 審査会の結論

答 申 第 1 審議会の結論名古屋市長 ( 以下 実施機関 という ) が 本件異議申立ての対象となる保有個人情報を一部開示とした決定は 妥当である 第 2 異議申立てに至る経過 1 平成 23 年 12 月 21 日 異議申立人は 名古屋市個人情報保護条例 ( 平成 17 年名古屋市条例第 26

11総法不審第120号

1 審査会の結論平成 30 年 1 月 12 日付けで審査請求人が行政文書公開請求した 深沢地域整備事業に関し J R 東日本の要望 条件 要請 意向等の文書 ( 復命書含む ) 及び前記の記載がある文書 に対して実施機関鎌倉市長が平成 30 年 3 月 12 日付けで行った行政文書一部公開決定処分

を原因としたものであるのか, あるいは処分庁の事務又は事業の在り方自体に内在する問題を原因としたものであるのかを精査した上で4 号該当の適否を判断するべきである 後者を原因とした不都合であるとすれば, 開示情報により処分庁の諸活動を国民に説明する責務が全うされるように, 処分庁の事務又は事業の在り方

( イ ) 私は, 平成 27 年 4 月 8 日の年機構発 2 号 保有個人情報の開示をしない旨の決定について ( 通知 ) を見て驚いている 書類があるのに開示しないのは, 非常に遺憾である 特定年金事務所が, 私の 保有個人情報の開示請求 を受付けないことで, 私は会社との民事裁判平成 23

横情審答申第 1534 号 平成 3 0 年 11 月 15 日 横浜市長林文子様 横浜市情報公開 個人情報保護審査会 会長 藤原靜雄 横浜市個人情報の保護に関する条例第 53 条第 1 項の規定に基づく諮問 について ( 答申 ) 平成 29 年 5 月 1 日総職健第 86 号による次の諮問につ

情報公開に係る事務処理規則 ( 平 18 規則第 16 号平成 18 年 8 月 1 日 ) 改正平 19 規則第 52 号平成 19 年 9 月 21 日平 26 規則第 2 号平成 26 年 5 月 13 日平 26 規則第 22 号平成 27 年 3 月 31 日 第 1 章総則 ( 目的 )

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別紙 答申 1 審査会の結論 委託事業者の企画提案書 及び 選考会議の資料 について行われた部分公開の決定は 妥当である 2 異議申立ての趣旨 (1) 異議申立人 ( 以下 申立人 という ) は 神戸市情報公開条例 ( 以下 条例 という ) に基づき 以下の公開請求 ( 以下 本件請求 という

Taro-答申第64号

ら退去を迫られやむを得ず転居したのであるから本件転居費用について保護費が支給されるべきであると主張して 本件処分の取消しを求めている 2 処分庁の主張 (1) 生活保護問答集について ( 平成 21 年 3 月 31 日厚生労働省社会援護局保護課長事務連絡 以下 問答集 という ) の問 13の2の

大情審答申第 号

取得に対しては 分割前の当該共有物に係る持分割合を超える部分の取得を除いて 不動産取得税を課することができないとするだけであって 分割の方法に制約を設けているものではないから 共有する土地が隣接している場合と隣接していない場合を区別し 隣接していない土地を一体として分割する場合に非課税が適用されない

答申第203号(公表用)

ついて その取消しを求めるというものである (2) 異議申立ての理由異議申立人が 異議申立書及び意見書で主張している異議申立ての主な理由は 次のように要約される ア異議申立書における主張異議申立人の配偶者が一方的に有り得ない夫婦間暴力の被害申告 ( 以下 虚偽 DV 被害申告 という ) を 警察署

2 審査請求の理由 (1) 審査請求書 ( 諮問第 586 号ないし第 589 号 ) ア審査請求の経緯 ( ア ) 特定年月日 A, 平成 26 年度司法書士試験筆記試験実施 ( イ ) 特定年月日 B, 平成 26 年度司法書士試験多肢択一式における法務省解答発表 ( ウ ) 特定年月日 C,

処分済み

横浜市情報公開・個人情報保護審査会答申

諮問第 483 号 答 申 第 1 審査会の結論 千葉県教育委員会 ( 以下 実施機関 という ) の決定は妥当である 第 2 異議申立人の主張要旨 1 異議申立ての趣旨異議申立ての趣旨は 実施機関が平成 24 年 3 月 28 日付教財第 1947 号で行った行政文書不開示決定 ( 以下 本件決定

返還の必要性を十分説明しており 手続は適法である 第 3 審理員意見書の要旨 1 結論本件審査請求には理由がないので 棄却されるべきである 2 理由 (1) 本件の争点は 本件保険が法第 4 条第 1 項に規定する 利用し得る資産 に該当するかどうかであるが その判断に当たっては 処分庁が判断の要素

11総法不審第120号

総務省が所管する地方税法ではなく 財務省が所管する国有財産法の適用を受けるとのことであり 実施機関の本件決定は失当である (2) 本件は 国税庁からの教示による公文書公開請求であり これを実施機関が非公開決定するとは言語道断である (3) 尖閣諸島の国有化は 日本と中国の外交問題に発展していることも

処分済み

ないことから明らかである イ全体設計書が請負業者の承諾もなく変更され 当初の全体設計書とは異なる工事完成後の出来形数値が記載された全体設計書が会計検査時に用いられており 違法がある ウ全体設計書の保存期間は10 年間とされているが 入札に供した全体設計書が廃棄されていることについて違法がある エ低入

が成立するが 本件処分日は平成 29 年 3 月 3 日であるから 平成 24 年 3 月 3 日以降 審査請求人に支給した保護費について返還を求めることは可能であ る 第 3 審理員意見書の要旨 1 結論本件審査請求には理由がないので 棄却されるべきである 2 理由 (1) 本件処分に係る生活保護

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Microsoft Word - 答申第141号.doc

1 審査会の結論 平成 28 年度市民税 県民税の賦課決定処分 に係る審査請求は棄却する べきであるとの審査庁の判断は妥当である 2 事案概要南区長 ( 以下 処分庁 という ) は 地方税法 ( 昭和 25 年法律第 226 号 以下 法 という ) 第 24 条及び第 294 条並びに横浜市市税

Microsoft Word - 答申第41号.doc

11総法不審第120号

11総法不審第120号

ている しかしながら 本件処分は条例の理念と条文の解釈運用を誤った違法なものであり 取り消されなければならない ⑶ 条例第 7 条第 1 項本文は 個人情報の外部提供の原則禁止を規定している また 同条同項ただし書の趣旨は 単に外部提供の原則禁止規定を解除したにとどまる すなわち 当該法令等が存在す

11総法不審第120号

処分済み

横浜市情報公開・個人情報保護審査会答申

け防官文第 号及び同年 10 月 28 日付け防官文第 号 ( 以下, 順に 原処分 1 ないし 原処分 4 といい, 併せて 原処分 という ) により防衛大臣 ( 以下 処分庁 又は 諮問庁 という ) が行った各一部開示決定について, その取消しを求める 2 異議申立て

11総法不審第120号

社会福祉法人○○会 個人情報保護規程

横情審答申第 1352 号 平成 28 年 10 月 14 日 横浜市長林文子様 横浜市情報公開 個人情報保護審査会 会長 藤原靜雄 横浜市の保有する情報の公開に関する条例第 19 条第 1 項の規定に基づく 諮問について ( 答申 ) 平成 28 年 4 月 21 日建都計第 136 号による次の

11総法不審第120号

11総法不審第120号

11総法不審第120号

< F2D F8C668DDA A91E D86939A905C>

11総法不審第120号

平成25年2月 日

第 4 審理員意見書の結論 本件各審査請求は理由がないから 行政不服審査法 4 5 条 2 項に より いずれも棄却すべきである 第 5 調査審議の経過審査会は 本件諮問について 以下のように審議した 年月日審議経過 平成 30 年 3 月 6 日 諮問 平成 30 年 4 月 26 日審議 ( 第

エーシーニールセン・コーポレーション株式会社 個人情報保護方針

厚生局受付番号 : 九州 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 九州 ( 国 ) 第 号 第 1 結論昭和 50 年 4 月 30 日から昭和 51 年 4 月 1 日までの請求期間 昭和 51 年 4 月 1 日から昭和 53 年 4 月 1 日までの請求期間 昭

平成14年7月3日

Transcription:

諮問庁 : 防衛大臣諮問日 : 平成 28 年 2 月 25 日 ( 平成 28 年 ( 行情 ) 諮問第 192 号 ) 答申日 : 平成 29 年 1 月 27 日 ( 平成 28 年度 ( 行情 ) 答申第 694 号 ) 事件名 : 洋上で不慮の遭遇をした場合の行動基準 運用上の留意事項等について ( 通達 ) の一部開示決定に関する件 答申書 第 1 審査会の結論 運 5591(26.6.25) * 電磁的記録が存在する場合, その履歴情報も含む ( 以下 本件請求文書 という ) の開示請求に対し, 洋上で不慮の遭遇をした場合の行動基準 運用上の留意事項等について ( 通達 )( 海幕運第 5591 号 26.6.25)( かがみ文を除く ) ( 以下 本件対象文書 という ) を特定し, その一部を不開示とした決定については, 本件対象文書を特定したことは妥当であり, また, 諮問庁がなお不開示とすべきとしている部分は, 不開示とすることが妥当である 第 2 異議申立人の主張の要旨 1 異議申立ての趣旨行政機関の保有する情報の公開に関する法律 ( 以下 法 という )3 条の規定に基づく開示請求に対し, 平成 27 年 11 月 6 日付け防官文第 1 7688 号により防衛大臣 ( 以下 処分庁 又は 諮問庁 という ) が行った一部開示決定 ( 以下 原処分 という ) について, その取消しを求める 2 異議申立ての理由異議申立人の主張する異議申立ての理由は, 異議申立書及び提出資料の記載によると, おおむね以下のとおりである (1) 本件対象文書につき, 本件開示決定通知書で特定されたPDFファイル形式以外の電磁的記録形式が存在すれば, それについても特定を求める (2) 本件対象文書の履歴情報についても組織共有文書であれば開示対象であるので, 履歴情報が特定されていなければ, 改めてその特定を求める (3) 特定されたPDFファイルが本件対象文書の全ての内容を複写したものであるかの確認を求める (4) 本件対象文書の内容と関わりのない情報 ( 平成 24 年 4 月 4 日付け防官文第 4639 号 ) として開示されなかった情報が存在するなら, 改めてその特定と開示 不開示の判断を求める 1

(5) 原処分で一部不開示とされた部分につき, 当該部分に記録された内容を精査し, 支障が生じない部分については開示すべきである 特に, 本件対象文書のうち, 不開示とされた添付書類 2の全文は, 米軍事専門ニュースサイトとして著名な USNI News で閲覧可能である 添付書類 2 及びその和訳である添付書類 3を不開示とする理由が存在しない証左として, 当該ニュースサイトに掲載されている資料の抜粋を提出する ( 本答申では省略 ) (6) 本来の電磁的記録を特定すれば1 個ファイルである可能性があり, 開示実施手数料の見直しを求める 第 3 諮問庁の説明の要旨 1 経緯本件開示請求は, 本件請求文書の開示を求めるものであり, 処分庁は, これに該当する行政文書として, 洋上で不慮の遭遇をした場合の行動基準 運用上の留意事項等について ( 通達 )( 海幕運第 5591 号 26. 6.25) を特定した 本件開示請求に対しては, 法 11 条を適用して平成 27 年 11 月 6 日まで開示決定等の期限を延長し, まず, 同年 6 月 10 日付け防官文第 936 2 号により, 特定した行政文書のかがみ部分について開示決定を行い, 同年 11 月 6 日付け防官文第 17688 号により, 残余の部分 ( 本件対象文書 ) につき, 法 5 条 3 号に該当する部分を不開示とする一部開示決定 ( 原処分 ) を行ったところ, 原処分に対して異議申立てがされたものである 2 法 5 条該当性について原処分において, 不開示とした部分及び不開示とした理由は別紙のとおりである 3 異議申立人の主張について (1) 異議申立人は, 他にも文書が存在するものと思われる と主張し, 本件開示決定通知書で特定されたPDFファイル形式以外の電磁的記録形式が存在すれば, それについても特定するよう求めるが, 本件対象文書の電磁的記録には,PDFファイル形式の部分とPDFファイル形式以外のいわゆる文書作成ソフトの部分があるところ, これらは全て原処分において特定されており, それ以外の電磁的記録は保有していない なお, 異議申立人は, 処分庁が原処分における開示決定通知書においてPDFファイル形式の電磁的記録を特定したかのように述べるが, 法その他の関係法令において, 特定した電磁的記録の形式まで明示しなければならないことを義務付けるような趣旨の規定はないことから, 原処分においては PDFファイル形式 と電磁的記録の形式まで明示していない (2) 異議申立人は, 本件開示決定通知からは不明である として, 本件 2

対象文書の履歴情報についても特定するよう求めるとともに, 平成 2 4 年 4 月 4 日付け防官文第 4639 号で示すような 本件対象文書の内容と関わりのない情報 との処分庁の勝手な判断は, 法に反する として, 本件対象文書の内容と関わりのない情報 についても特定し, 開示 不開示を判断するよう求めるが, 本件対象文書の履歴情報やプロパティ情報等については, いずれも防衛省において業務上必要なものとして利用又は保存されている状態になく, 法 2 条 2 項の行政文書に該当しないため, 本件開示請求に対して特定し, 開示 不開示の判断を行う必要はない (3) 異議申立人は, 本件対象文書が当初のファイル形式を変換して複写の交付が行われている場合, 本件対象文書の内容が, 交付された複写には欠落している可能性がある として, 特定されたPDFファイルが本件対象文書の全ての内容を複写しているか確認するよう求めるが, 本件異議申立てがされた時点においては, 開示の実施は行われておらず, したがって複写の交付も行われていない (4) 異議申立人は, 記録された内容を精査し, 支障が生じない部分については開示すべきである として, 不開示部分についてその取消しを求めるが, 本件対象文書の法 5 条該当性を十分に検討した結果, その一部が別紙のとおり同条 3 号に該当することから当該部分を不開示としたものであり, その他の部分については開示している (5) 異議申立人は, 本来の電磁的記録を特定すれば1 個ファイルである可能性もある として, 開示実施手数料の見直しを求めるが, 原処分における文書の特定に誤りはなく, 開示実施手数料を見直す必要はない (6) 以上のことから, 異議申立人の主張はいずれも理由がなく, 原処分を維持することが妥当である 第 4 調査審議の経過当審査会は, 本件諮問事件について, 以下のとおり, 調査審議を行った 1 平成 28 年 2 月 25 日諮問の受理 2 同日諮問庁から理由説明書を収受 3 同年 3 月 9 日審議 4 同月 30 日異議申立人から資料を収受 5 平成 29 年 1 月 18 日本件対象文書の見分及び審議 6 同月 25 日審議第 5 審査会の判断の理由 1 本件対象文書について本件対象文書は, 西太平洋海軍シンポジウムで採択された 洋上で不慮の遭遇をした場合の行動基準 (CUES:Code for Unpla nned Encounters at Sea) ( 以下 CUES 3

という ) の運用に関し, 海上幕僚監部において作成された通達の添付書類であり, 処分庁はその一部を法 5 条 3 号に該当するとして不開示とする原処分を行った これに対し, 異議申立人は本件対象文書のPDFファイル形式以外の電磁的記録の特定及び不開示部分の開示等を求めており, 諮問庁は原処分を維持することが適当としていることから, 以下, 本件対象文書の見分結果を踏まえ, 本件対象文書の特定の妥当性 (PDFファイル形式以外の電磁的記録の保有の有無 ) 及び不開示部分の不開示情報該当性について検討する 2 本件対象文書の特定の妥当性について (1) 本件対象文書の保有状況について, 当審査会事務局職員をして諮問庁に確認させたところ, 諮問庁は, 次のとおり説明する ア本件対象文書のうち, 添付書類 2は, 西太平洋海軍シンポジウム事務局が作成し, 当該事務局から海上幕僚監部の担当者がPDFファイル形式の電磁的記録により入手したものであり, それ以外の電磁的記録は保有していない イ添付書類 2を除く部分 ( 添付書類 1 及び3) は, 海上幕僚監部防衛部運用支援課において, いわゆる文書作成ソフトにより作成された文書であり,PDFファイル形式以外の電磁的記録を特定している (2) そこで検討すると, 添付書類 2については, 西太平洋海軍シンポジウムで採択されたCUESの内容等が記載されていることが認められるので, 上記 (1) アの諮問庁の説明は不自然, 不合理ではなく, ほかに電磁的記録が存在するとうかがわせる事情も存しないので, 防衛省において,PDFファイル形式以外の電磁的記録を保有しているとは認められない また, 添付書類 2を除く部分については, 上記 (1) イで諮問庁が説明するとおり, そもそもPDFファイル形式以外の電磁的記録を特定しているとのことであるから, 異議申立人の主張は失当である したがって, 防衛省において, 本件対象文書のほかにPDFファイル形式以外の電磁的記録を保有しているとは認められない 3 不開示情報該当性について (1) まず, 当審査会において, 本件対象文書を見分したところ, 原処分で不開示とされた別紙の一連番号 2 及び4に掲げる部分には一般的な内容が記載されているにすぎなかったため, この点について当審査会事務局職員をして諮問庁に確認させたところ, 諮問庁は, 当該部分をいずれも開示するとのことであるから, 当審査会においては当該部分の不開示情報該当性については判断しない (2) 以上を前提として, 検討する 4

ア別紙の一連番号 1,3 及び5に掲げる部分当該不開示部分には, 海上自衛隊における我が国周辺海域における行動基準及びCUESの運用に係る情報等が記載されていることが認められる 当該不開示部分は, これを公にすることにより, 海上自衛隊の行動要領が推察され, 海上自衛隊の任務の効果的な遂行に支障を及ぼし, ひいては我が国の安全を害するおそれがあると行政機関の長が認めることにつき相当の理由があると認められるので, 法 5 条 3 号に該当し, 不開示とすることが妥当である イ別紙の一連番号 6 及び7に掲げる部分 ( ア ) 当該不開示部分には,CUESの内容が記載されていることが認められる 当該不開示部分は,CUES 採択国海軍のCUESに基づく行動の詳細を明らかにするものであり, 諮問庁によれば,CUESが採択された西太平洋海軍シンポジウムの事務局に対し, 原処分を行う際及び本件異議申立て後の2 度にわたり,CUESの公表予定の有無を確認したところ, その予定はないとの回答があったとのことである そして,CUESには, その入手方法につき, 西太平洋海軍シンポジウムの構成員は, 特定の閉鎖的なネットワークによりこれを入手できる旨の記載が認められることを踏まえると, 当該不開示部分については, これを公にすることにより, 我が国と他の採択国間の信頼関係が損なわれるおそれがあると行政機関の長が認めることにつき相当の理由があると認められるので, 法 5 条 3 号に該当し, 不開示とすることが妥当である ( イ ) なお, 異議申立人は, 上記第 2の2(5) のとおり, 特定のニュースサイトにおいて添付書類 2の全文が掲載されているから, 添付書類 2 及びその和訳である添付書類 3( 別紙の一連番号 6 及び7に掲げる部分を含む ) を不開示とする理由が存在しないと主張するが, 当該ニュースサイトでいかなる記事が掲載されていようとも, 上記 ( ア ) のおそれが否定されるわけではないのであるから, この点は当審査会の上記 ( ア ) の判断を左右しない 4 異議申立人のその他の主張について異議申立人のその他の主張は, 当審査会の上記判断を左右するものではない 5 本件一部開示決定の妥当性について以上のことから, 本件請求文書の開示請求に対し, 本件対象文書を特定し, その一部を法 5 条 3 号に該当するとして不開示とした決定については, 5

防衛省において, 本件対象文書の外に開示請求の対象として特定すべき文書を保有しているとは認められないので, 本件対象文書を特定したことは妥当であり, また 諮問庁がなお不開示とすべきとしている部分は, 同号に該当すると認められるので, 不開示とすることが妥当であると判断した ( 第 4 部会 ) 委員鈴木健太, 委員常岡孝好, 委員中曽根玲子 6

別紙 ( 原処分において不開示とした部分及び理由 ) 1 添付書類 1 別紙 一連番号 不開示とした部分 1 5ペー 2(4) エ ジ 統幕交話要領と の関係 の一部 2 5ペー 2(5) ア ジ 故障が発生した 場合の手順 の 一部 3 6ペー 2(5) イ ジ 潜水艦との訓練 に関する事項 の一部 4 6ペー 2(6) ア ジ 原則 の一部 5 6ペー 3 CUES ジから の使用に当たっ 8ペー ての留意事項 ジまで の一部 不開示とした理由海上自衛隊の我が国周辺海域における行動基準に関する情報であり, これを公にすることにより, 海上自衛隊の行動態様が明らかとなり, 海上自衛隊の任務の効果的な遂行に支障を及ぼし, ひいては我が国の安全を害するおそれがあることから, 法 5 条 3 号に該当する CUESの内容が推察される情報であり, これを公にすることにより, 我が国を含む採択国間の信頼関係が損なわれるおそれがあり, 法 5 条 3 号に該当する 海上自衛隊のCUES 運用に係る情報及びCUESの内容が推察される情報であり, これを公にすることにより, 海上自衛隊の行動要領が明らかとなり, 海上自衛隊の任務の効果的な遂行に支障を及ぼし, ひいては我が国の安全を害するおそれがあるとともに, 我が国を含む採択国間の信頼関係が損なわれるおそれがあり, 法 5 条 3 号に該当する CUESの内容が推察される情報であり, これを公にすることにより, 我が国を含む採択国間の信頼関係が損なわれるおそれがあり, 法 5 条 3 号に該当する 海上自衛隊のCUES 運用に係る情報及びCUESの内容が推察される情報であり, これを公にすることにより, 海上自衛隊の行動要領が明らかとな 7

8 ペー ジ 4 記録等に ついて の一部 り, 海上自衛隊の任務の効果的な遂行に支障を及ぼし, ひいては我が国の安全を害するおそれがあるとともに, 我が国を含む採択国間の信頼関係が損なわれるおそれがあり, 法 5 条 3 号に該当する 2 添付書類 2 洋上で不慮の遭遇をした場合の行動基準 VERSION 1.0( 本紙 ) 一連番号 不開示とした部分 不開示とした理由 6 3ページから25ページまでの全て 洋上で不慮の遭遇をした場合における採択国海軍の行動の詳細にかかる内容であり, これを公にすることにより, 我が国を含む採択国との間の信頼関係が損なわれるおそれがあり, 法 5 条 3 号に該当する 3 添付書類 3 洋上で不慮の遭遇をした場合の行動基準 VERSION 1.0( 和訳版 ) 一連番号 不開示とした部分 不開示とした理由 7 2ページから25ページまでの全て 洋上で不慮の遭遇をした場合における採択国海軍の行動の詳細にかかる内容であり, これを公にすることにより, 我が国を含む採択国との間の信頼関係が損なわれるおそれがあり, 法 5 条 3 号に該当する ( 注 ) 不開示とした部分 のページ番号は, 上記 1の文書は各ページ右上部, 上記 2 及び3の文書は各ページ下部に記載のページ番号を指す 8