フォシーガ錠5mg_患者向医薬品ガイド

Similar documents
患者向医薬品ガイド

患者向医薬品ガイド

トラディアンス(エンパグリフロジン/リナグリプチン配合錠)患者向医薬品ガイド

患者向医薬品ガイド

患者向医薬品ガイド

ベージニオ(アベマシクリブ)患者向医薬品ガイド

<4D F736F F D E31328C8E8D C834C FF95F8AB38ED28CFC88E396F B E646F6378>

<4D F736F F D20834B FC92F988C45F C B836F928D C E E F E646F6378>

より詳細な情報を望まれる場合は 担当の医師または薬剤師におたずねください また 患者向医薬品ガイド 医療専門家向けの 添付文書情報 が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています

患者向医薬品ガイド

この薬は 体調がよくなったと自己判断して使用を中止したり 量を加減したりすると病気が悪化することがあります 指示どおりに飲み続けることが重要です この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使用することはできません 過去に DSPB に含まれる成分で過敏な反応を経験したことがある人 妊婦

この薬を使う前に 確認すべきことは? 〇意識がもうろうとしたり 睡眠中の異常行動 ( たとえば夢遊症状 : 眠っているときに突然起き上がり 目が覚めているかのように歩き回ったりするなど ) があらわれることがあります また 眠りに入るまでの あるいは途中で目が覚めた時の出来事を記憶していないことがあ

ヒューマリン(インスリン ヒト)患者向医薬品ガイド(R注バイアル)

Microsoft Word - ボグリボースOD錠0.2mg_0.3mg「サワイ」201404

患者向医薬品ガイド

患者向医薬品ガイド

Microsoft Word - グラクティブ改訂 docx

この薬を使う前に 確認すべきことは? この薬を飲むと 前兆のない突発的睡眠 ( 前兆もなく突然眠る ) や傾眠 ( 眠気でぼんやりする ) があらわれることがあり この薬を飲んで自動車を運転し 突発的睡眠により自動車事故を起こした例が報告されています 突発的睡眠や傾眠などについて十分に理解できるまで

<4D F736F F D20834B FC92F988C45F C B836F928D B5F E646F63>

<4D F736F F D F E AB38ED B >

食欲不振 全身倦怠感 皮膚や白目が黄色くなる [ 肝機能障害 黄疸 ] 尿量減少 全身のむくみ 倦怠感 [ 急性腎不全 ] 激しい上腹部の痛み 腰背部の痛み 吐き気 [ 急性膵炎 ] 発熱 から咳 呼吸困難 [ 間質性肺炎 ] 排便の停止 腹痛 腹部膨満感 [ 腸閉塞 ] 手足の筋肉の痛み こわばり

<4D F736F F D E31328C8E8D C834C F8AB38ED28CFC88E396F B E646F6378>

この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使用することはできません 過去に NikP に含まれる成分で過敏症のあった人 妊婦または妊娠している可能性のある人および授乳中の人 次の人は 慎重に使う必要があります 使い始める前に医師または薬剤師にその旨を告げてください 肝臓に重篤な障害のあ

患者向医薬品ガイド

プラバスタチンNa錠5mg/10mg「MED」201703

この薬を使う前に 確認すべきことは? 〇この薬を飲むと 前兆のない突発的睡眠 ( 前兆もなく突然眠る ) や傾眠 ( 眠気でぼんやりする ) があらわれることがあり この薬を飲んで自動車を運転し 突発的睡眠により自動車事故を起こした例が報告されています 突発的睡眠や傾眠などについて十分に理解できるま

この薬は? 販売名 一般名 含有量 (1 錠中 ) ランドセン錠 0.5mg ランドセン錠 1mg ランドセン錠 2mg ランドセン細粒 0.1% ランドセン細粒 0.5% ランドセン錠 0.5mg Landsen Tablets 0.5mg ランドセン錠 1mg Landsen Tablets 1

トピナ錠25mg・50mg・100mg

untitled

トルリシティ(デュラグルチド)患者向医薬品ガイド

この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使用することはできません 過去に TCK に含まれる成分で過敏症のあった人 妊婦または妊娠している可能性のある人および授乳中の人 次の人は 原則として この薬を使用することはできません 腎臓の機能に関する臨床検査値に異常が認められる人でフィブラ

トピナ錠25mg・50mg・100mg

反映改訂案_2018年11月更新_プラバスタチン錠「タナベ」)

この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使用することはできません 過去に アメル に含まれる成分で過敏な反応を経験したことがある人 妊婦または妊娠している可能性のある人および授乳中の人 次の人は 原則として この薬を使用することはできません 腎臓の機能に関する臨床検査値に異常が認めら

この薬は 体調がよくなったと自己判断して使用を中止したり 量を加減したりすると病気が悪化することがあります 指示どおりに飲み続けることが重要です この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使用することはできません 過去にインチュニブ錠に含まれる成分で過敏な反応を経験したことがある人 妊

ジャヌビア錠患者向医薬品ガイド

Microsoft Word - ガイド新規案_アダラートカプセル_PTPシート差替_final_150908R.docx

ビデュリオン皮下注用2mgペン_患者向医薬品ガイド

untitled

修正済_プラバスタチンNa塩錠5mg, 10mg「タナベ」)

患者向医薬品ガイド

<4D F736F F D204D59538AB38ED28CFC82AF88E396F B DC58F492E646F63>

この薬は 体調がよくなったと自己判断して使用を中止したり量を減らしたりすると病気が悪化することがあります 指示どおりに飲み続けることが重要です この薬を使う前に 確認すべきことは? 〇この薬を飲むと 前兆のない突発的睡眠 ( 前兆もなく突然眠る ) や傾眠 ( 眠気でぼんやりする ) があらわれるこ

患者向医薬品ガイド

ゾルピデム酒石酸塩錠「AA」

薬の使い方は? および この薬の使用中に気をつけなければならないことは? に書かれていることに特に注意してください 次の人は この薬を使用することはできません 過去にゾルピデム酒石酸塩錠 日医工 に含まれる成分で過敏な反応を経験したことがある人 肝臓に重篤な障害のある人 重症筋無力症の人 急性狭隅角

この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使用することはできません 過去にプラバスタチン Na 錠に含まれる成分で過敏症のあった人 妊婦または妊娠している可能性のある人および授乳中の人 次の人は 慎重に使う必要があります 使い始める前に医師または薬剤師にその旨を告げてください 肝臓に重

この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使用することはできません 過去にプラバスタチン Na 錠 NS に含まれる成分で過敏症のあった人 妊婦または妊娠している可能性のある人および授乳中の人 次の人は 慎重に使う必要があります 使い始める前に医師または薬剤師にその旨を告げてください

トラマール OD 錠 25mg 50mg 患者向医薬品ガイド 2018 年 9 月更新 この薬は? 販売名 一般名 含有量 (1 錠中 ) トラマール OD 錠 25mg Tramal OD Tablets 25mg 25mg トラマドール塩酸塩 Tramadol Hydrochloride トラマ

<4D F736F F D E31328C8E8D A838C F8AB38ED28CFC88E396F B E646F63>

次の目的で処方されます ダニ抗原によるアレルギー性鼻炎に対する減感作療法 この薬は 体調がよくなったと自己判断して使用を中止したり 量を加減したりすると病気が悪化することがあります 指示どおりに飲み続けることが重要です この薬を使う前に 確認すべきことは? この薬を使用する前に ダニ抗原によるアレル

トピナ細粒10%

アムロジン(患者向医薬品ガイド)

Microsoft Word - 1812doc.doc

<4D F736F F D DC58F4994C5817A54524D5F8AB38ED28CFC88E396F B CF8945C8CF889CA92C789C1816A5F3294C52E646

ノルバスク錠 2.5mg ノルバスク錠 5mg ノルバスク錠 10mg ノルバスク OD 錠 2.5mg ノルバスク OD 錠 5mg ノルバスク OD 錠 10mg 患者向医薬品ガイド 2016 年 5 月作成 この薬は? 販売名 ノルバスク錠 2.5mg Norvasc Tablets 2.5m

タイケルブ患者ガイド_final

アムロジピンOD錠2.5mg・アムロジピンOD錠5mg・アムロジピンOD錠10mg「EMEC」

統合失調症における睡眠障害下記疾患における不安 緊張 抑うつおよび筋緊張頸椎症 腰痛症 筋収縮性頭痛 この薬は 体調がよくなったと自己判断して使用を中止したり 量を加減したりすると病気が悪化することがあります 指示どおりに飲むことが重要です この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使

患者向医薬品ガイド

アイセントレス錠患者向医薬品ガイド

急性腎不全の人 体液 ( 血液 尿など ) 中のナトリウム カリウムが明らかに減少している人 過去にチアジド系薬剤またはその類似化合物 ( 例えばクロルタリドン等のスルフォンアミド誘導体 ) に対し過敏な反応を経験したことがある人 次の人は 慎重に使う必要があります 使い始める前に医師または薬剤師に

この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使用することはできません 過去にプラバスタチン Na 錠に含まれる成分で過敏症のあった人 妊婦または妊娠している可能性のある人および授乳中の人 次の人は 慎重に使う必要があります 使い始める前に医師または薬剤師にその旨を 告げてください 肝臓に

ヒューマログ(インスリン リスプロ)患者向医薬品ガイド(カート/ミリオペン)

この薬を使う前に 確認すべきことは? 患者さんや家族の方は この治療の効果や注意すべき点などについて十分理解できるまで説明を受けてください 説明に同意した場合に使用が開始されます この薬を使用する前に BRAF 遺伝子検査 * が行われます *BRAF 遺伝子検査 : がん組織またはがん細胞を検体と

<4D F736F F D E31328C8E8D C838B F8AB38ED28CFC88E396F B E646F6378>

のコレステロールを低下させます 次の病気の人に処方されます 高脂血症家族性高コレステロール血症 この薬は 体調がよくなったと自己判断して使用を中止したり 量を加減したりすると病気が悪化することがあります 指示どおりに飲み続けることが重要です この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使

Microsoft Word - ルネスタ錠ガイド170123(固定).docx

ライゾデグ配合注フレックスタッチ 患者向医薬品ガイド 2014 年 10 月作成 この薬は? 販売名 一般名 含有量 1 筒 (3mL 中 ) ライゾデグ配合注フレックスタッチ RYZODEG FlexTouch インスリンデグルデク ( 遺伝子組換え ) Insulin Degludec (Gen

患者向医薬品ガイド

この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使用することはできません 過去にモンテルカスト錠 AA に含まれる成分で過敏な反応を経験したことがある人 この薬には併用を注意すべき薬があります 他の薬を使用している場合や 新たに使用する場合は 必ず医師または薬剤師に相談してください この薬の

患者向医薬品ガイド

メプチン吸入液・ユニット

この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使用することはできません 過去にインテレンス錠に含まれる成分で過敏症のあった人 アスナプレビルを使用している人 次の人は 慎重に使う必要があります 使い始める前に医師または薬剤師に告げてください 高齢の人 この薬には併用してはいけない薬 [ ア

患者向医薬品ガイド フィコンパ錠 2mg フィコンパ錠 4mg 2016 年 5 月作成 この薬は? 販売名 フィコンパ錠 2mg フィコンパ錠 4mg Fycompa Tablets 2mg Fycompa Tablets 4mg 一般名 ペランパネル水和物 Perampanel Hydrate

患者向医薬品ガイドについて 患者向医薬品ガイドは 患者の皆様や家族の方などに 医療用医薬品の正しい理解と 重大な副作用の早期発見などに役立てていただくために作成したものです したがって この医薬品を使用するときに特に知っていただきたいことを 医療関係者向けに作成されている添付文書を基に わかりやすく

ゾルピデム酒石酸塩OD錠5mg・10mg「EE」

Microsoft Word _12_1ガイド_フルティフォーム120(企業案1)

この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使用することはできません 過去にキプレス錠に含まれる成分で過敏な反応を経験したことがある人 この薬には併用を注意すべき薬があります 他の薬を使用している場合や 新たに使用する場合は 必ず医師または薬剤師に相談してください この薬の使い方は? 使

この薬には併用を注意すべき薬があります 他の薬を使用している場合や 新たに使用する場合は 必ず医師または薬剤師に相談してください この薬の使い方は? 使用量および回数飲む量は あなたの症状などにあわせて 医師が決めます 通常 6 歳以上の小児では 1 日 1 回 1 錠を就寝前に飲みます どのように

ストラテラ(アトモキセチン)患者向医薬品ガイド(カプセル)

この薬の効果は? この薬は アルツハイマー型認知症治療剤と呼ばれるグループに属する薬です この薬は NMDA(N-メチル-D-アスパラギン酸 ) 受容体チャネル阻害作用により アルツハイマー型認知症が関与しているとされるグルタミン酸系神経の機能異常を抑制します 次の目的で処方されます 中等度及び高度

患者向医薬品ガイド

Microsoft Word - 編集用Word(テオドール錠100mg・200mg).doc

Microsoft Word バルサルタン錠

ザルティア(タダラフィル)患者向医薬品ガイド

ディオバン錠の患者向医薬品ガイド2013年10月作成

この薬は 気道 鼻粘膜の炎症をおこしたり気道を収縮させるロイコト リエンという物質の働きを抑えて 気管支喘息やアレルギー性鼻炎の諸 症状を改善します 次の病気の人に処方されます 気管支喘息アレルギー性鼻炎 この薬は 体調がよくなったと自己判断して使用を中止したり 量を加 減したりすると病気が悪化する

<4D F736F F D DC58F4994C5817A53544C2094E789BA928D5F8AB38ED28CFC834B F94CC94848CB392C78B4C C5292E646F63>

患者向医薬品ガイド

患者向医薬品ガイド

Microsoft Word - AIM_患者向医薬品ガイド_Fix版.doc

バルサルタン錠20mg/40mg/80mg/160mg「サノフィ」 患者向け医薬品ガイド

この薬は 体調がよくなったと自己判断して使用を中止したり 量を加減したりすると病気が悪化することがあります 指示どおりに飲み続けることが重要です この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使用することはできません 過去にモンテルカスト錠 TCK に含まれる成分で過敏な反応を経験したこと

ゾピクロン錠7.5mg/10mg「サワイ」201306

BTP患者向医薬品ガイド(第2版)

ベナンバックス_患者向医薬品ガイド

バルサルタン錠「AA」

Microsoft Word - 【原案】バルサルタン錠患者向医薬品ガイドGU②

患者向医薬品ガイド

Transcription:

患者向医薬品ガイド フォシーガ錠 5mg フォシーガ錠 10mg 2016 年 2 月更新 この薬は? 販売名 一般名 含有量 (1 錠中 ) フォシーガ錠 5mg フォシーガ錠 10mg forxiga 5mg tablets forxiga 10mg tablets ダパグリフロジンプロピレングリコール水和物 Dapagliflozin Propylene Glycolate Hydrate ダパグリフロジン 5mg ダパグリフロジン 10mg 患者向医薬品ガイドについて 患者向医薬品ガイドは 患者の皆様や家族の方などに 医療用医薬品の正しい理解と 重大な副作用の早期発見などに役立てていただくために作成したものです したがって この医薬品を使用するときに特に知っていただきたいことを 医療関係者向けに作成されている添付文書を基に わかりやすく記載しています 医薬品の使用による重大な副作用と考えられる場合には ただちに医師または薬剤師に相談してください ご不明な点などありましたら 末尾に記載の お問い合わせ先 にお尋ねください さらに詳しい情報として PMDA ホームページ 医薬品に関する情報 http://www.pmda.go.jp/safety/info-services/drugs/0001.html に添付文書情報が掲載されています この薬の効果は? この薬は 選択的 SGLT2 阻害剤と呼ばれるグループに属する薬です この薬は 腎臓の SGLT2 のはたらきを阻害して尿と一緒に糖を排出することで血糖値を下げます SGLT2: 腎臓で糖を再吸収する役割をもつたんぱく質です 次の病気の人に処方されます 2 型糖尿病 この薬は 糖尿病治療の基本である食事療法 運動療法を十分に行ったうえで効果が不十分な場合に限り 医師の判断により処方されます 1 型糖尿病の人 腎臓に重度の障害がある人 または透析中の腎不全の人は この薬を使用することができません この薬は 体調がよくなったと自己判断して使用を中止したり 量を加減したりすると病気が悪化することがあります 指示どおりに飲み続けることが重要 - 1 -

です この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使用することはできません 過去にフォシーガ錠に含まれる成分で過敏な反応を経験したことがある人 重いケトーシス状態 ( 吐き気 甘酸っぱいにおいの息 深く大きい呼吸 ) の人 糖尿病性の昏睡状態の人 糖尿病性の昏睡状態になりそうな人 重い感染症にかかっている人 最近手術をした人 または手術の予定がある人 大きな怪我をしている人 次の人は 慎重に使う必要があります 使い始める前に医師または薬剤師に告げてください 腎臓に中等度の障害のある人 肝臓に重度の障害のある人 脱水を起こしやすい人 ( 血糖コントロールが極めて不良な人 高齢の人 利尿剤を使用している人等 ) 尿路の感染症にかかっている人 性器の感染症にかかっている人 他に糖尿病用薬 ( 特に スルホニルウレア剤 速効型インスリン分泌促進剤 GLP-1 受容体作動薬またはインスリン製剤 ) を使用している人 脳下垂体または副腎機能に異常のある人 栄養不良状態の人 飢餓状態の人 食事が不規則な人 食事が十分に摂れていない人 または衰弱している人 激しい筋肉運動をしている人 飲酒量の多い人 高齢の人 この薬には併用を注意すべき薬があります 他の薬を使用している場合や 新たに使用する場合は 必ず医師または薬剤師に相談してください この薬の使い方は? 使用量および回数飲む量は あなたの症状などにあわせて 医師が決めます 通常 成人の飲む量および回数は 次のとおりです 販売名 フォシーガ錠 5mg フォシーガ錠 10mg 通常一回量 1 錠 最大一回量 2 錠 1 錠 飲む回数 1 日 1 回 1 回 5mg を服用しても効果不十分な場合には 1 回 10mg まで増量することができ る どのように飲むか? コップ 1 杯程度の水またはぬるま湯で飲んでください 飲み忘れた場合の対応 決して2 日分を一度に飲まないでください 気がついたときに できるだけ早く 飲み忘れた分 (1 回分 ) を飲んでください ただし 次の飲む時間が半日未満の 場合は 1 回とばして 次の通常の服用時間に1 回分を飲んでください - 2 -

多く使用した時 ( 過量使用時 ) の対応異常を感じたら ただちに医師または薬剤師に相談してください この薬の使用中に気をつけなければならないことは? 低血糖症状があらわれることがあります 低血糖症状 ( ふらつき 脱力感 冷や汗 めまい 頭痛 動悸 ( どうき ) 空腹感 手足のふるえ ) があらわれた場合は 通常は糖質を含む食品や砂糖をとってください α グルコシダーゼ阻害剤 ( アカルボース ボグリボース ミグリトール ) を併用している場合は ブドウ糖を飲食してください この薬を使用するにあたっては 患者さんおよびご家族の方は これらのことを十分に理解できるまで説明を受けてください スルホニルウレア剤 速効型インスリン分泌促進剤 GLP-1 受容体作動薬またはインスリン製剤と併用した場合 低血糖症状が起こりやすくなるため 医師の判断で 他の糖尿病薬の量が減らされることがあります 低血糖症状の一つとして意識消失をおこす可能性もありますので 糖尿病薬を飲んでいることを必ずご家族やまわりの方にも知らせてください この薬を使用中は 定期的に腎機能の検査が行われます 尿の量が増えたり 排尿回数が増えたりすることがあります 脱水があらわれることがあるので 適度な水分を補給してください 脱水の疑われる症状 ( 尿量の変化 のどが渇く からだがだるい 脱力感 めまい 皮膚の乾燥など ) があらわれた場合は 医師に相談してください この薬を使用中は 定期的に血糖の検査が行われます この薬を 3 カ月使用しても十分な効果が得られない場合は より適切な治療に変更されることがあります 不養生や感染症の合併などにより薬が十分に効かなくなることがあります 過剰な糖が尿と一緒に排出されるため 尿路の感染症 ( 尿が近い 残尿感 排尿時の痛みなど ) をおこし 腎盂腎炎 ( じんうじんえん ) 敗血症などの重篤な感染症に至ることがあります また 腟カンジダ症などの性器の感染症 ( 陰部のかゆみなど ) にかかることがあります このような症状があらわれた場合には 医師に相談してください この薬を使用するにあたっては 患者さんおよびご家族の方は これらのことを十分に理解できるまで説明を受けてください この薬の作用により過剰な糖が尿と一緒に排泄されるため それに伴って脂肪酸の代謝が亢進し分解物であるケトン体が増え ケトアシドーシス があらわれることがあります 吐き気 嘔吐 ( おうと ) 食欲がない 腹痛 過度な口渇 からだがだるい 息苦しい 意識の低下などの症状が認められた場合には 直ちに医療機関を受診してください 血中または尿中ケトン体を含む検査が行われることがあります 特に インスリン分泌能が低下している人 インスリン製剤を減量 中止した人 過度な糖質摂取制限をおこなっている人 食事が十分に摂れていない人 感染症にかかっている人や 脱水症状のある人ではケトアシドーシスをおこしやすいので 注意してください ケトアシドーシス : 脂肪酸がエネルギー源として使われるときに 分解物であるケトン体という物質が血液中に溜まると 血液が酸性に傾きます その状態を ケトアシドーシス といいます - 3 -

高所作業や自動車の運転中などに低血糖をおこすと事故につながりますので 特に注意してください 過剰な糖が尿と一緒に排泄されるため この薬の使用中は尿糖検査が陽性になります 尿糖検査を受ける場合は 医師にこの薬を飲んでいることを伝えてください 妊婦または妊娠している可能性がある人は医師に相談してください 授乳中の人は授乳を中止してください 他の医師を受診する場合や 薬局などで他の薬を購入する場合は 必ずこの薬を使用していることを医師または薬剤師に伝えてください 副作用は? 特にご注意いただきたい重大な副作用と それぞれの主な自覚症状を記載しました 副作用であれば それぞれの重大な副作用ごとに記載した主な自覚症状のうち いくつかの症状が同じような時期にあらわれることが一般的です このような場合には ただちに医師または薬剤師に相談してください 重大な副作用主な自覚症状 低血糖ていけっとう腎盂腎炎じんうじんえん敗血症はいけつしょう 脱水だっすい ケトアシドーシスけとあしどーしす めまい 空腹感 ふらつき 手足のふるえ 脱力感 頭痛 動悸 ( どうき ) 冷や汗悪寒 ( おかん ) 発熱 脇腹の痛み 背部痛 悪寒 ( おかん ) やふるえを伴う急激な高熱がでる 関節の痛み 筋肉の痛み 尿量の変化 からだがだるい のどが渇く 脱力感 めまい 皮膚の乾燥 吐き気 嘔吐 ( おうと ) 食欲がない 腹痛 過度な口渇 からだがだるい 息苦しい 意識の低下 ( この薬の使用中に気をつけなければならないことは? 参考) 以上の自覚症状を 副作用のあらわれる部位別に並び替えると次のとおりです これらの症状に気づいたら 重大な副作用ごとの表をご覧ください 部位 自覚症状 全身 ふらつき 脱力感 冷や汗 悪寒 ( おかん ) 発熱 悪寒( おかん ) やふるえを伴う急激な高熱がでる からだがだるい 関節の痛 み 筋肉の痛み 頭部 めまい 頭痛 意識の低下 口や喉 のどが渇く 過度な口渇 吐き気 嘔吐 ( おうと ) 胸部 動悸 ( どうき ) 息苦しい 腹部 空腹感 脇腹の痛み 腹痛 食欲がない 皮膚 皮膚の乾燥 筋肉 筋肉の痛み 背中 背部痛 手 足 手足のふるえ 関節の痛み - 4 -

尿 部位 尿量の変化 自覚症状 ( この薬の使用中に気をつけなければならないことは? 参考 ) この薬の形は? 販売名 フォシーガ錠 5mg フォシーガ錠 10mg PTP シート (10 錠シート ) PTP シート (14 錠シート ) 形状 円形の錠剤 ひし形の錠剤 直径 7.1mm 10.9mm 厚さ 3.2mm 4.0mm 重さ 130mg 260mg 色 淡黄色 ~ 黄色 淡黄色 ~ 黄色 識別コード 1427 1428-5 -

この薬に含まれているのは? 販売名フォシーガ錠 5mg フォシーガ錠 10mg 有効成分ダパグリフロジンプロピレングリコール水和物結晶セルロース 無水乳糖 クロスポビドン 二酸化ケイ素 ステアリン酸マグネシウム ポリビニルアルコール ( 部分け添加物ん化物 ) 酸化チタン マクロゴール 4000 タルク 黄色三二酸化鉄 その他 この薬の保管方法は? 直射日光と湿気を避けて室温 (1~30 ) で保管してください 子供の手の届かないところに保管してください 薬が残ってしまったら? 絶対に他の人に渡してはいけません 余った場合は 処分の方法について薬局や医療機関に相談してください この薬についてのお問い合わせ先は? 症状 使用方法 副作用などのより詳しい質問がある場合は 主治医や薬剤師にお尋ねください 一般的な事項に関する質問は下記へお問い合わせください 製造販売元アストラゼネカ株式会社 (http://www.astrazeneca.co.jp/) 患者様相談窓口電話 :0120-119-703 受付時間 :9 時 ~17 時 30 分 ( 土 日 祝日 会社の休業日を除く ) 販売 小野薬品工業株式会社 (http://www.ono.co.jp/) 医薬情報部くすり相談室電話 :0120-886-336 受付時間 :9 時 ~17 時 ( 土 日 祝日 会社の休業日を除く ) - 6 -