EnSight 補足資料 Oculus で没入 VR(DK2)
Oculus で没入 VR バージョン 10.1.6 より Oculus Rift DK2 による VR 表示に対応します 映像を Oculus HMD(Head Mount Display) に投影することにより デスクトップ環境で手軽に没入空間での可視化が可能になります i EnSight の全てのプロダクトで利用可能です! EnSight Windows 版限定の機能です 2017 CYBERNET SYSTEMS CO.,LTD. All Rights Reserved. 2
Oculus Rift の設定を行います 詳細については下記手順の各 URL を御覧ください 詳細は Oculus の Developer Introduction Guide https://developer.oculus.com/documentation/pcsdk/latest/concepts/book-intro/ I. ハードウェア接続 : Oculus の HDMI をグラフィックスボードに接続します USB は USB2.0/3.0 が利用可能なポートに接続します ポジショントラッカーと電源を接続して Oculus のハードウェア面での接続は完了です http://static.oculus.com/sdk-downloads/documents/oculus_rift_dk2_instruction_manual.pdf HMD USB Position Tracker HDMI USB 電源 2017 CYBERNET SYSTEMS CO.,LTD. All Rights Reserved. 3
II. ドライバーインストール : 次に DK2 ドライバーを下記 URL よりダウンロードします https://developer.oculus.com/downloads/ Oculus Runtime for Windows V0.6.0.0 / V0.6.0.1 または Oculus SDK for Windows V0.6.0.0 / V0.6.0.1 https://developer.oculus.com/documentation/pcsdk/latest/concepts/dg-software-setup/! 現在のところ Oculus Runtime V0.6 まで対応しております ダウンロードページで 最初に Platform とバージョンの選択が必要になります III. Oculus Runtime 設定 : インストール後 OculusConfigUtil を実行します そこでディスプレイ関連の設定を行います EnSight を Oculus に投影する場合 メニュー [Tools] > [Rift Display Mode...] で Display Mode を Extend Desktop to HMD に設定します https://developer.oculus.com/documentation/pcsdk/latest/concepts/dg-monitor-setup/ 2017 CYBERNET SYSTEMS CO.,LTD. All Rights Reserved. 4
ディスプレイドライバーのユーティリティー ツール (NVIDIA コントロールパネル等 ) の [ 複数のディスプレイ ] にて ディスプレイ Rift DK2 に関して以下のような設定を行います i Rift DK2 で必要とされる解像度設定は 1920x1080 です しかし 最初は 縦長の画面 (1080x1920) で表示されになります 横長の画面で投影するには [ ディスプレイの回転 ] で OculusRift に投影される 2 番のディスプレイを右へ 90 度回転します ( グラフィックスが NVIDIA の場合 ) 2017 CYBERNET SYSTEMS CO.,LTD. All Rights Reserved. 5
-oculus オプションを付けるだけで Oculus への投影が可能です コマンドプロンプト もしくはバッチファイルで以下のコマンドを実行してみましょう > ensight101 -oculus 2017 CYBERNET SYSTEMS CO.,LTD. All Rights Reserved. 6
前のページの要領で EnSight を起動し データを読み込みます Oculus には ビューポートに表示されている内容が立体投影されます i 背景のグラデュエーション 及びテクスチャー画像は Oculus 側では表示されません 没入 VR で背景を設定する場合 非常に大きいサイズで設定された SkyBox を利用すると良いでしょう 背景画像 :Edwards_AFB_Runway_5_on_Rogers_Dry_Lake.jpg (Wikipedia Public domain) 2017 CYBERNET SYSTEMS CO.,LTD. All Rights Reserved. 7
Oculus で投影される VR 空間中をウォークスルーするには EnSight のゲームコントローラー設定を行います %CEI_HOME% ensight101 site_preferences 直下に設定ファイル spacedevice.defaults を置くだけで コントローラーによる移動が可能になります spacedevice.defaults: VERSION 1.0 # # ranges are xmin xmax ymin ymax zmin zmax # translate_ranges -80 80-80 80-80 80 rotate_ranges -80 80-80 80-80 80 controller_id "0" controller_config "X=X Y=Yu5 Z=Y5 A=Ru6 B=Z C=R6" single_axis 0 controller_config 行について : 定義されている左辺の X,Y,Z,A,B,C は X,Y,Z が移動操作の設定を表し A,B,C が回転操作の設定を表します 右辺の X,Y,R,Z は 割り当てられたゲームコントローラーのキーの定義です X,Y がゲームコントローラーの左スティックの左右 上下方向の操作をそれぞれ表し R,Z がゲームコントローラーの右スティックの左右 上下方向の操作をそれぞれ表します また 右辺の 5,u5,6,u6 は 5 がボタン 5 を押している状態を示し u5 がボタン 5 を押していない状態を示します (6,u6 についても同様です ) 2017 CYBERNET SYSTEMS CO.,LTD. All Rights Reserved. 8
EnLiten でも 環境変数 CEI_INPUT を設定することで Oculus への投影が可能です > set CEI_INPUT=oculus > enliten101! 現在 コントローラーは利用できません 2017 CYBERNET SYSTEMS CO.,LTD. All Rights Reserved. 9
ナビゲーションウィンドウの表示 : Oculus 利用者の視点をウィンドウ表示することができます 下記環境変数を設定して EnSight を -oculus オプション付きで起動すると デスクトップ上に EnSight のメインパネルとは別に Oculus の投影画面が表示されます コマンドプロンプトによる設定例 ) set CEI_OCULUS_VERBOSE=3 制限事項 問題 : キーフレーム アニメーションでの拡大縮小が反映されない ビューポートへのカメラのひも付けができない等の制限があります また 10.1.6(d) での動作検証段階で注釈や選択パートのハイライト ツールの操作に幾つかに問題があります 詳しくは弊社サポートまでお問い合わせください 今後の展開 : 下記 URL でアナウンスされている Oculus Touch による VR 空間中でのナビゲーション または EnSight ツールの操作機能 ( 例えば任意断面の設定 インタラクティブクエリ等 ) の実装が予想されます Oculus Touch https://www.oculus.com/en-us/rift/ 2017 CYBERNET SYSTEMS CO.,LTD. All Rights Reserved. 10
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