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個人情報保護規程例 本文

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社会福祉法人春栄会個人情報保護規程 ( 目的 ) 第 1 条社会福祉法人春栄会 ( 以下 本会 という ) は 基本理念のもと 個人情報の適正な取り扱いに関して 個人情報の保護に関する法律 及びその他の関連法令等を遵守し 個人情報保護に努める ( 利用目的の特定 ) 第 2 条本会が個人情報を取り扱

自治会における 個人情報取扱いの手引き 霧島市市民環境部市民活動推進課

個人情報保護規程 株式会社守破離 代表取締役佐藤治郎 目次 第 1 章総則 ( 第 1 条 - 第 3 条 ) 第 2 章個人情報の利用目的の特定等 ( 第 4 条 - 第 6 条 ) 第 3 章個人情報の取得の制限等 ( 第 7 条 - 第 8 条 ) 第 4 章個人データの安全管理 ( 第 9

第 4 条 ( 取得に関する規律 ) 本会が個人情報を取得するときには その利用目的を具体的に特定して明示し 適法かつ適正な方法で行うものとする ただし 人の生命 身体又は財産の保護のために緊急に必要がある場合には 利用目的を具体的に特定して明示することなく 個人情報を取得できるものとする 2 本会

個人情報保護規程

1 資料 1 パーソナルデータの利活用に関する制度改正に係る法律案の骨子 ( 案 ) TM 2014 年 12 月 19 日 内閣官房 IT 総合戦略室 パーソナルデータ関連制度担当室

社会福祉法人○○会 個人情報保護規程

自治会では どのように 取り扱ったらいいの ですか? 自治会における情報の取り扱い 個人情報保護法では 持っている情報を適正に扱うことを規定しています 自治会が会員の氏名や住所 電話番号などの個人情報を持つことは 活動する上で不可欠です これからは 自治会においても大切な情報を守るため 正しい管理に

14個人情報の取扱いに関する規程

Microsoft Word - 個人情報保護規程 docx

2 目次 1. 個人情報保護法 とは 2. 個人情報 とは 3. 事業者が守るべき 4 つのルール 4. (1) 取得 利用に関するルール (2) 保管に関するルール (3) 提供に関するルール (4) 本人からの開示請求等に関するルール ( 参考 ) 罰則匿名加工情報認定個人情報保護団体個人情報保

個人情報の取り扱いに関する規程

町内会活動での 個人情報の 取扱いの手引 一宮市総合政策部市民協働課 平成 31 年 4 月

取扱いに特に配慮を要するものとして政令第 2 条で定める記述等が含まれる個人情報をいう (4) 個人情報データベース等 とは 個人情報を含む情報の集合物であって 次のいずれかに該当するもの ( 利用方法からみて個人の権利利益を害するおそれが少ないものとして政令第 3 条第 1 項で定めるものを除く

個人情報の保護に関する規程(案)

本資料は 改正個人情報保護法の概要をまとめたものであり 事業者の義務や例外規定 の全てを記載したものではありません より詳細な内容については 個人情報保護委員会のガイドライン等をご参照下さい 個人情報保護委員会ホームページ 中小企業サポートページ ( 個

(2) 電子計算機処理の制限に係る規定ア電子計算機処理に係る個人情報の提供の制限の改正 ( 条例第 10 条第 2 項関係 ) 電子計算機処理に係る個人情報を国等に提供しようとする際の千葉市情報公開 個人情報保護審議会 ( 以下 審議会 といいます ) への諮問を不要とし 審議会には事後に報告するも

PTA実態調査

個人情報の適正な取扱いに関する基本方針

privacypolicy

プライバシーポリシー ( 個人情報保護に関する基本方針 ) 株式会社ビットポイントジャパン ( 以下 当社 といいます ) は 個人情報の保護とその適正な管理が重要であることを認識し 個人情報の保護に関する法律 ( 以下 個人情報保護法 といいます ) 関連法令 ガイドラインその他の規範を遵守すると

このページは白紙です 目次 個人情報とは? 1 名簿の作り方 2~4 STEP1 名簿の内容を検討する STEP2 個人情報を収集する STEP3 名簿を利用する名簿管理のルールって? 5 個人情報 Q&A 6~8 問合せ先 9

個人情報保護法と 行政機関個人情報保護法の 改正点概要

Microsoft Word - 個人情報管理規程(案)_(株)ふるさと創生研究開発機構(2016年1月27日施行).doc

医療 介護関係を対象とするものであり また 診療録等の形態に整理されていない場合でも個人情報に該当する なお 本人が死亡した場合においても 当該本人の情報を保有している場合は 個人情報と同等の安全管理措置を講じなければならない 4 要配慮個人情報 とは 本人の人種 信条 社会的身分 病歴 犯罪の経歴

個人情報保護制度の体系 個人情報の保護に関する法律 ( 個人情報保護法 ) 基本理念国及び地方公共団体の責務 施策基本方針の策定等 ( 第 1 章 ~ 第 3 章 ) 個人情報取扱事業者の義務等 ( 第 4 章 ~ 第 6 章 ) 個人情報保護委員会ガイドライン等 基本法制 行政機関

個人情報管理規程

(5) 個人データ 個人データ とは 個人情報データベース等を構成する個人情報をいう (6) 保有個人データ 保有個人データ とは 当会館が 開示 内容の訂正 追加又は削除 利用の停止 削除及び第三者への提供の停止を行うことのできる権限を有する個人データであって その存否が明らかになることにより公益

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規程を作る最後に全体を読んで必要な用語をピックアップして記載するとよいでしょう 第 3 条責務 法律に従ってちゃんと個人情報を取り扱います と宣言する部分です 好きな例文をそのまま使ってください 例文 1. 本会は 個人情報保護に関する法令等を遵守するとともに 実施するあらゆる事業を通じて個人情報の

個人情報保護規定

自治会における個人情報保護 名簿などにより会員の状況等を把握しておくことは 自治会でのコミュニケーションのため大切なことですが プライバシー保護の意識の高まりにより個人情報の提供を拒む方もいらっしゃるようです ここでは名簿の作成や利用など 個人情報の取り扱いについて記載しています 個人情報保護法と自

財団法人日本体育協会個人情報保護規程

社団法人宮崎県シルバー人材センター連合会

雇用管理分野における個人情報のうち健康情報を取り扱うに当たっての留意事項 第 1 趣旨 この留意事項は 雇用管理分野における労働安全衛生法 ( 昭和 47 年法律第 57 号 以下 安衛法 という ) 等に基づき実施した健康診断の結果等の健康情報の取扱いについて 個人情報の保護に関する法律についての

個人情報保護宣言

本サイトにおける個人情報の利用目的は以下のとおりです 当社は 本人の同意なく目的の範囲を超えて利用しません (1) 本サイト会員登録者の個人認証及び会員向け各種サービスの提供 (2) インターネットまたは電話を通じて提供する 宿予約サービス 及びそれに付帯関連する業務の遂行 (3) 上記 (2) に

個人データの安全管理に係る基本方針

Microsoft Word - 2 個人情報保護規程

事業者が行うべき措置については 匿名加工情報の作成に携わる者 ( 以下 作成従事者 という ) を限定するなどの社内規定の策定 作成従事者等の監督体制の整備 個人情報から削除した事項及び加工方法に関する情報へのアクセス制御 不正アクセス対策等を行うことが考えられるが 規定ぶりについて今後具体的に検討

本人に対して自身の個人情報が取得されていることを認識させるために 防犯カメラを設置し 撮影した顔画像やそこから得られた顔認証データを防犯目的で利用する際に講じることが望ましい措置の内容を明確化するため 更新しました ( 個人情報 ) Q 防犯目的のために 万引き 窃盗等の犯罪行為や迷惑行

東京弁護士会個人情報保護規則

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議題 1. 個人情報保護委員会とは 2. 個人情報保護法の改正について 1

学校法人金沢工業大学個人情報の保護に関する規則

拍, 血圧等 ) を, ユーザー本人または当社の提携先からと提携先などとの間でなされたユーザーの個人情報を含む取引記録や, 決済に関する情報を当社の提携先 ( 情報提供元, 広告主, 広告配信先などを含みます 以下, 提携先 といいます ) などから収集することがあります 4. 当社は, ユーザーが

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Microsoft Word - guideline02

個人情報保護法が改正され 5 月 30 日に施行されるにあたって 下記に個人情報保護 規程 ( 案 ) を作成いたしました 主な改正内容 (1) 個人情報の定義の明確化 に対応し 音声 動作 その他の方法によるもの 個人識別符号 要配慮個人情報 を定義に加えた ( 第 2 条 1 項 2 項 3 項

ください 5 画像の保存 取扱い防犯カメラの画像が外部に漏れることのないよう 一定のルールに基づき慎重な管理を行ってください (1) 取扱担当者の指定防犯カメラの設置者は 必要と認める場合は 防犯カメラ モニター 録画装置等の操作を行う取扱担当者を指定してください この場合 管理責任者及び取扱担当者

第 2 章 個人情報の取得 ( 個人情報の取得の原則 ) 第 4 条個人情報の取得は コンソーシアムが行う事業の範囲内で 利用目的を明確に定め その目的の達成のために必要な範囲においてのみ行う 2 個人情報の取得は 適法かつ公正な方法により行う ( 特定の個人情報の取得の禁止 ) 第 5 条本条各号

Microsoft Word - TechStarsプライバシーポリシー.docx

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第 4 条センターは 個人情報保護方針 ( プライバシーポリシー ) を定め これを実施する 2 センターは 個人情報保護方針を 文書等で従業者に周知徹底させるとともに センターのホームページ上に公表する ( 規程の改定 ) 第 5 条センターは 個人情報保護法の運用 監督官庁のガイドライン等の変更

劇場演出空間技術協会 個人情報保護規程

め 各種調査 アンケートの実施等による当行および関連会社 提携会社の預金 融資 その他金融商品やサービスの研究や開発のため ダイレクトメールの発送等 当行および関連会社 提携会社の預金 融資 そ の他金融商品やサービスに関するご案内 ご提案等のため 他の事業者等から個人情報の

第 1 章総則 ( 目的 ) 第 1 条本規程は 株式会社スマートバリュー ( 以下 当社 という ) が個人情報保護方針に基づく個人情報の取扱いの基本事項を定めたもので 個人情報の保護と適正な利用を図ることを目的とする ( 定義 ) 第 2 条本規程における用語の定義は 次の各号に定めるところによ

個人情報によって識別される特定の個人をいう ( 基本理念 ) 第 3 条個人情報は 個人の人格尊重の理念の下に慎重に取り扱われるべきものであることにかんがみ その適正な取扱いを図るものとする 第 2 章個人情報 ( 利用目的の特定 ) 第 4 条個人情報を取り扱うに当たっては 定款の定める業務を遂行

( 内部規程 ) 第 5 条当社は 番号法 個人情報保護法 これらの法律に関する政省令及びこれらの法令に関して所管官庁が策定するガイドライン等を遵守し 特定個人情報等を適正に取り扱うため この規程を定める 2 当社は 特定個人情報等の取扱いにかかる事務フロー及び各種安全管理措置等を明確にするため 特

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個人情報保護方針の例

62 第 2 章 法令の適用範囲 ない点が通常の個人情報の取扱いとは異なります これまでは特に区別されることのなかった情報であることから 今後は法改正に応じた適切な対応が求められます 具体的な要配慮個人情報個人情報保護法上の要配慮個人情報の定義は 本人の人種 信条 社会的身分 病歴 犯罪の経歴 犯罪

改正個人情報保護法全面施行に向けた実務対応概説

目次 1. 個人情報保護法と自治会との関係 1 2. 名簿の内容を検討する 2 3. 個人情報を収集する 3 4. 個人情報取扱い方法の作成 4 5. 名簿を利用する 5 6. 注意事項 5 個人情報 Q&A 6 個人情報取扱規程 ( 参考例 ) 9 会員名簿 ( 参考例 ) 11 個人情報収集 保

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プライバシーポリシー EU 版 /GDPR 対応 株式会社オールアバウトライフワークス ( 以下 当社 といいます ) は 個人情報保護の重要性を認識し 個人情報保護に関する方針 規定及び運用体制を含む個人情報保護に関するマネジメントシステムを確立 運用し 適切な取扱いと継続的な改善に努めることを目

個人情報保護方針

第 4 条公共の場所に向けて防犯カメラを設置しようとするもので次に掲げるものは, 規則で定めるところにより, 防犯カメラの設置及び運用に関する基準 ( 以下 設置運用基準 という ) を定めなければならない (1) 市 (2) 地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 ) 第 260 条の2

第 1 ガイドライン策定の目的及び対象 1 ガイドライン策定の目的美濃加茂市では犯罪のない安全で安心できる住みよい地域社会を実現するため 平成 21 年 10 月に 美濃加茂市防犯活動推進条例 を施行するとともに 同条例に基づく防犯計画を策定し 市民 事業者及び市が一体となって 犯罪のないまちづくり

1 補助金交付申請について

個人情報の保護に関する

1 ガイドライン策定の目的防犯カメラについては テレビや新聞で報道されているように 犯罪の解決や犯罪の抑止につながることなど その効果は社会的に認められており さまざまな施設に防犯カメラが設置されております しかし その効果が認知される一方で 防犯カメラにより個人のプライバシーなどの人権が侵害される

報主体の権利利益及びプライバシーの侵害の防止に関し 必要な措置を講じるよう勤める 2 本センターの職員等は 業務上知り得た個人情報を漏えいし または不当な目的に使用してはならない 第 2 章 管理体制及び責任 ( 管理体制 ) 第 6 条本センターは 個人情報の適切な管理を効果的に実施するため 役割

個人情報保護に関する規定 ( 規定第 98 号 ) 第 1 章 総則 ( 目的 ) 第 1 条学校法人トヨタ学園および豊田工業大学 ( 以下, 総称して本学という ) は, 個人情報の保護に関する法律 ( 平成 15 年法律第 57 号, 以下, 法律という ) に定める個人情報取り扱い事業者 (

東レ福祉会規程・規則要領集

Ⅰ バイタルリンク 利用申込書 ( 様式 1-1)( 様式 ) の手続 バイタルリンク を利用する者 ( 以下 システム利用者 という ) は 小松島市医師会長宛に あらかじ め次の手順による手続きが必要になります 新規登録手続の手順 1 <システム利用者 ( 医療 介護事業者 )>

目 次 第 1 はじめに 2 1 ガイドライン策定の目的 2 2 ガイドラインの対象となる防犯カメラ 2 3 防犯カメラで撮影された個人の画像の性格 2 第 2 防犯カメラの設置及び運用に当たって配慮すべき事項 3 1 設置目的の設定と目的外利用の禁止 3 2 設置場所 撮影範囲 照明設備 3 3

【別紙】リーフレット①

防犯カメラの設置及び運用に関するガイドライン

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個人情報の取り扱いについて TaoTao 株式会社 ( 以下 当社 という ) は お客様が安心して当社のサービスをご利用いただけるよう 個人情報保護方針に基づき お客様の個人情報 個人番号 特定個人情報 ( 以下 ここではすべてを総称し 個人情報 といいます ) のお取扱いに細心の注意を払っており

1 策定の目的 この手引書は 茅ヶ崎市地域防犯カメラ ( 以下 地域防犯カメラ という ) の設置及び運用について配慮すべき事項を定めることにより 地域防犯カメラの有用性とプライバシー保護等との調和を図り 地域防犯カメラを適切かつ効果的に活用し 茅ヶ崎市の安心して安全に暮らせるまちづくりを推進するこ

個人情報保護法への対応規定の様式例

財団法人吊古屋都市整備公社理事長代理順位規程

個人情報保護に関して

資料4 個人情報保護法の改正概要(確定版)

個人情報保護規程(参照法令)

04_Hioki

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地方職員共済組合個人情報保護規程(案)

Microsoft Word - 改正個人情報保護法Q&A②個人識別符号

中小事業者・団体向け   個人情報保護法説明会  ~個人情報の取扱についてのルール・制度に関する説明~

個人情報と自治体の関係

防犯カメラの設置及び管理運用に関するガイドライン Ⅰ はじめに 1 ガイドラインを策定する目的防犯カメラは 犯罪の抑止に役立ち 安全で安心して暮らせるまちづくりに 効果があると認められる また 自主防犯活動団体等による防犯活動を補完することで犯罪抑止効果の高まりや地域住民の防犯意識の向上 自主防犯活

Ⅰ はじめに 1 ガイドラインを策定する目的 大阪市は 政令指定都市の中でも街頭犯罪が多い都市となっており 安全で安心して暮らせるまちづくりのための対策が必要となっています その中で 防犯カメラは 24 時間撮影が可能であることから 犯罪の抑止効果があるとともに 犯罪発生時には容疑者の特定にも役立つ

プライバシーポリシー

社会福祉法人渋谷区社会福祉事業団 個人情報保護規程 第 1 章 総則 ( 目的 ) 第 1 条この規程は 社会福祉法人渋谷区社会福祉事業団 ( 以下 事業団 という ) が保有する個人情報等の取扱いについての基本的事項を定め 個人の権利利益の保護及び人格の尊重を図るとともに 事業の適正な運営に資する

Transcription:

地域での活動における個人情報取り扱いについて ~ 個人情報保護法改正に伴う留意点 ~ 平成 29 年 5 月 30 日から施行された 個人情報保護法改正 により 個人情報を取り扱う すべての事業者 に個人情報保護法が適用されることとなりました すべての事業者 : 法人 マンションの管理組合 自治会 住民のサロン活動 地区福祉委員会なども含まれます 当パンフレットでは 個人情報保護法改正に基づいた地域での活動における個人情報の取り扱いや留意点について記載しています 社会福祉法人 大阪府社会福祉協議会

目次 個人情報とは 要配慮個人情報個人情報取り扱い上の 4 つのルール 1 1 個人情報の取得 利用 個人情報の利用について 利用目的の周知について 2 情報の保管 安全管理措置 2 3 個人データの第三者提供 本人の同意について 記録について 3 4 保有個人データの開示請求まとめ 4 Q&A 5 MEMO 6

そもそも個人情報って? 特定の個人を識別することができるもの 氏名 生年月日 顔写真 個人識別符号: その情報だけで特定の個人を識別できる文字 番号 記号 符号など 指紋データや顔認識データのような個人の身体の特徴をコンピュータの用に供するために変換した情報 ( 例 )DNA 顔 指紋 歩行の態様 公的な番号として個人に割り当てられた情報 ( 例 ) パスポート番号 免許証番号 マイナンバー 要配慮個人情報 不当な差別 偏見その他の不利益が生じないよう取り扱いに特段の配慮を要する情報 身体 知的 精神障がい等の障がいがあること 人種 信条 社会的身分 健康診断の結果 病歴 保健指導 心療 調剤情報 犯罪の経歴 犯罪により害を被った事実等 要配慮個人情報は特に取り扱いに注意が必要です (p2 参照 ) これらの個人情報を取り扱う上で守るべき 4 つのルール 1 取得 利用 利用目的を特定し その範囲内で利用する 利用者に通知又は公表する 2 保管 漏えい等が生じないよう 適正に管理する 従事者 委託先に安全管理を徹底する 3 提供 第三者に提供する場合は あらかじめ本人から同意を得る 第三者に提供した場合 提供を受けた場合は 一定事項を記録する 4 開示請求等への対応 本人から開示の請求があった場合や苦情を受けた場合にはこれに対応する 苦情等に適切 迅速に対応する 1

1 個人情報の取得 利用 個人情報を取り扱う際には利用目的をできる限り特定しなければならない 個人情報を書面で取得する場合は利用目的を本人に明示する必要がある 特定した利用範囲以外のことに利用する場合は あらかじめ本人の同意を得る必要がある ( 要配慮個人情報 (p1 参照 ) 本人の同意なしには取得してはならない情報 要配慮個人情報を取得する場合は 利用目的の特定 通知または公表に加え あらかじめ本人の同意が必要 利用目的の周知について 名簿作成 要援護者の支援活動などで 自治会や地区福祉委員会等が新たに取得する情報の利用 回覧板や総会などを通じて会員に知らせる ( 通知する ) ことで 地区福祉委員会等が管理する情報について 個人情報を目的の範囲内で利用することに対し 本人の同意を得た ものとみなされる 新たに取得する個人情報はもちろん すでに取得している情報についても 地区福祉委員会等がどう利用するか改めて周知するために文書等で通知することが望ましい ( 文書例 ) 皆様からお預かりした個人情報は 会個人情報取扱規則 に従い 適切に管理し 会活動および見守りの支援活動のために使用いたします 2 情報の保管 個人情報取扱事業者は 取り扱う個人データの安全管理のために必要かつ適切な措置 ( 安全管理措置 ) を講じなければならない 安全管理措置の手法例 個人情報取扱い 名簿管理の基本的なルールを決める ルールを会員に周知しておく! 紙媒体は鍵のかかる場所に保管する データファイルにパスワードを設定する等 2

3 個人データの第三者提供 第三者に提供する場合 原則としてあらかじめ本人の同意を 得なければならない 個人情報取得の際に どのような場合にどんな相手に提供するか についてあらかじめ通知することが望ましい 本人の同意が得られない場合 ( 趣旨を十分に説明しても同意が得られない等 ) 名簿に載せないなどの対応が必要 項目の一部のみ同意が得られた場合 その項目だけを名簿に載せることは可 例外 ( 本人の同意が不要な場合 ) 法令に基づく場合 警察 裁判所等からの照会 人の生命 身体 財産の保護に必要( 本人同意取得が困難 ) 災害時の被災者情報の家族 自治体等への提供 公衆衛生 児童の健全育成に必要( 本人同意が困難 ) 不登校 児童虐待の恐れがある情報を関係機関で共有 国の機関等の法令の定める事務への協力 統計調査等への回答 委託 事業承継 共同利用 法人間での委託契約 受託者が情報の漏えい等を行った場合 委託者が全責任を負う 個人データを第三者に提供した場合 あるいは提供を受けた場合は 一定事項を記録する必要がある ( 記録の保存期間は原則 3 年 ) 記録内容 : いつ 誰に どんな情報を提供したか など 例外 ( 記録が必要ない場合 ) 本人との契約等に基づいて提供 ( 記録は契約書で代替 ) 反復継続して提供( 包括的な記録でOK) 本人による提供と整理できる場合( 例 :SNSでの個人投稿) 本人に代わっての提供と整理できる場合( 例 : 銀行振込 ) 等 3

4 保有個人データの開示請求 個人情報取扱事業者は 本人から保有個人データの開示請求を受けたときは原則としてデータを開示しなければならない 一時的に保有している個人情報 (= 半年以内に消去するもの ) や 他の事業所からデータ編集作業のみを委託されて取り扱っている個人情報 (= 開示等の権限がないもの ) は対応不要 以下の事項について 本人が知り得る状態 に置く必要がある 事業者の名称 利用目的 請求手続 苦情申出先 個人情報取得の際には利用目的を特定する! 特定した目的範囲外のことに利用するときは本人の同意を得る 情報保管の際には安全管理措置を講じる! 規約の改正 ルールブックの作成など 管理のルールを決める 第三者提供時にはあらかじめ本人の同意を得る! 提供した また提供を受けた場合 一定事項を記録する 個人データの開示請求には原則対応する! 事業所の名称 利用目的等は常に本人が知り得る状態に置く 最後に 個人情報保護法 = 情報を出してはならない という法律ではない! 個人情報取り扱いの目的やルールに則って適正に管理 運営していることを周知し 理解を得ることが大切 4

Q1. 災害等緊急時において 関係機関へ本人の支援経過記録を口頭にて情報提供することがありますが 法的に問題ないですか? また 同意なく情報提供できる範囲は? A1. 生命に関わるような緊急性の高い状況であれば口頭での情報提供は可能です (p3 参照 ) 情報提供できる範囲については特に定めはなく 家族 自治体 関係機関等が想定されます Q2. 個人情報を第三者 ( 関係機関 ) と共有するときに気を付けることはありますか? A2. 個人情報を取得する際に 利用目的や関係機関との情報共有を行うことを事前に知らせ 同意を得ることが求められます また いつ 誰に どんな情報を提供したかが分かるよう 記録を作成する必要があります (p3 参照 ) Q3. 家族の方との情報共有の際に気を付けることはありますか? A3. たとえ家族であっても 本人の同意なしに情報を共有することはできないため 事前に同意を得ることが必要です Q4. 要配慮個人情報取得時の同意は書面が必要ですか? A4. 同意を得る方法は書面に限りません 口頭による意思表示 メールの受信 同意する旨の確認欄へのチェック ホームページ上のボタンクリックなども同意を得る方法のひとつです Q5. 新たに会員名簿を作成 配布する場合 以前の名簿から変更点のない会員はすでに取得している情報をそのまま利用することになりますが その場合どのように取り扱えばいいでしょうか? A5. 以前に名簿を作成した際に会員に伝えている 利用目的 と合致しており 第三者提供について同意を得ている場合は そのまま利用することができます 個人情報保護法についてのご相談は 個人情報保護委員会 5

MEMO 6

地域での活動における個人情報取り扱いについて ~ 個人情報保護法改正に伴う留意点 ~ 平成 29(2017) 年 9 月発行 編集 発行 大阪府社会福祉協議会 542-0065 大阪市中央区中寺 1-1-54 TEL:06-6762-9473( 地域福祉部 ) 参考資料 ( 資料名のみ記載 ) 個人情報保護法ハンドブック はじめての個人情報保護法 ~ シンプルレッスン ~ 会員名簿を作るときの注意事項