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Red Hat Virtualization 4.0 ユーザーポータルの概要 ユーザーポータルへのアクセスおよび使用 Red Hat Virtualization Documentation Team

Red Hat Virtualization 4.0 ユーザーポータルの概要 ユーザーポータルへのアクセスおよび使用 Red Hat Virtualization Documentation Team Red Hat Customer Content Services rhev-docs@redhat.com

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目次 目次 第.. 1. 章... ユーザーポータルへのアクセス....................................................................................... 2. 1.1. ブラウザーおよびクライアント要件 1.2. ユーザーポータルのログインとログアウト 1.3. 初回ログイン : Engine の証明書のインストール 第.. 2. 章... 基本タブ....................................................................................... 5. 2.1. 基本タブのグラフィカルユーザーインターフェース 2.2. 仮想マシンの実行 第.. 3. 章... 拡張タブ...................................................................................... 10.. 3.1. 拡張タブのグラフィカルユーザーインターフェース 3.2. 仮想マシンの実行 3.3. リソース 2 2 3 5 6 10 12 14 1

ユーザーポータルの概要 第 1 章ユーザーポータルへのアクセス 1.1. ブラウザーおよびクライアント要件 以下のブラウザーバージョンとオペレーティングシステムを使用して管理ポータルとユーザーポータルにアクセスすることができます ブラウザーのサポートは下記のように階層に分かれます 階層 1: 全面的に検証済みで 完全にサポートされているブラウザーとオペレーティングシステムの組み合わせ この階層のブラウザーで問題が発生した場合には Red Hat のエンジニアリングチームが修正に取り組みます 階層 2: 部分的に検証済みで 正常に機能する可能性の高いブラウザーとオペレーティングシステムの組み合わせ この階層のサポートは限定されます Red Hat のエンジニアリングチームは この階層のブラウザーで問題が発生した場合には 修正を試みます 階層 3: 未検証ですが 正常に機能することが予想されるブラウザーとオペレーティングシステムの組み合わせ この階層には 最小限のサポートが提供されます Red Hat のエンジニアリングチームは この階層のブラウザーにはマイナーな問題のみの修正を試みます 仮想マシンコンソールは Red Hat Enterprise Linux マシンおよび Windows マシンでサポートされているリモートビューアー (virt-viewer) クライアントを使用した場合のみにアクセスすることができます OS X などの他のオペレーティングシステム上での SPICE コンソールのアクセスは サポート対象外の SPICE HTML5 ブラウザークライアントを介する場合のみ利用可能です サポートされている QXL ドライバーは Red Hat Enterprise Linux マシンおよび Windows 7 マシンで利用できます 表 1.1 ブラウザーの要件 サポート階層 オペレーティングシステムファミリー ブラウザー 階層 1 Red Hat Enterprise Linux Mozilla Firefox 延長サ ポート版 (ESR) のバー ジョン ポータルアクセス 管理ポータルおよびユーザーポータル 階層 2 Windows Internet Explorer 10 以降 管理ポータルおよびユー ザーポータル すべて Google Chrome または Mozilla Firefox の最新バージョン 階層 3 すべて Google Chrome または Mozilla Firefox の旧バー ジョン 管理ポータルおよびユーザーポータル 管理ポータルおよびユーザーポータル すべて その他のブラウザー 管理ポータルおよびユー ザーポータル 1.2. ユーザーポータルのログインとログアウト Red Hat Virtualization のユーザーポータルは Web ブラウザーから直接ログイン / ログアウトすることができます 手順 1.1 ユーザーポータルへのログイン 1. ユーザーポータルにアクセスします 2

第 1 章ユーザーポータルへのアクセス A. ご使用の Web ブラウザーのアドレスバーに所定のユーザーポータル URL を入力します アドレスは https://server.example.com/userportal の形式となります B. サーバーアドレスを Web ブラウザーに入力して Welcome 画面にアクセスします ユーザーポータルをクリックすると ユーザーポータルに移動します 2. ユーザー名およびパスワードを入力します プロファイルのドロップダウンメニューを使用して 正しいドメインを選択します 3. 稼働中の仮想マシン 1 台のみを使用している場合にはオプションで 自動的に接続のチェックボックスを選択し 仮想マシンに直接接続します 4. ドロップダウンリストから必要な言語を選択します 5. ログインをクリックすると ログインユーザーに割り当てられた仮想マシンの一覧が表示されます Red Hat Virtualization ユーザーポータルからログアウトするには タイトルバーでユーザー名をクリックして サインアウトをクリックします ユーザーがユーザーポータルからログアウトされ ユーザーポータルのログイン画面が表示されます 1.3. 初回ログイン : Engine の証明書のインストール 1.3.1. Firefox で Red Hat Virtualization Manager の証明書をインストールする手順 ユーザーポータルへの初回アクセス時には Red Hat Virtualization Manager が使用する証明書をインストールして セキュリティー警告が表示されないようにする必要があります 手順 1.2 Firefox で Red Hat Virtualization Manager の証明書をインストールする手順 1. Firefox で以下の URL にナビゲートします 2. 例外を追加のボタンをクリックしてセキュリティー例外の追加ウィンドウを開きます 3. 次回以降にもこの例外を有効にするのチェックボックスが選択されていることを確認します 4. セキュリティー例外を承認ボタンをクリックします 1.3.2. Internet Explorer で Red Hat Virtualization Manager の証明書をインストールする手順 ユーザーポータルへの初回アクセス時には Red Hat Virtualization Manager が使用する証明書をインストールして セキュリティー警告が表示されないようにする必要があります 手順 1.3 Internet Explorer で Red Hat Virtualization Manager の証明書をインストールする手順 1. 以下の URL にナビゲートします https://[your manager's address]/ca.crt 2. ファイルのダウンロード - セキュリティーの警告ウィンドウの開くのボタンをクリックすると証明書ウィンドウが開きます 3. 証明書のインストールボタンをクリックして証明書のインポートウィザードをウィンドウを開きます 3

ユーザーポータルの概要 4. 証明書をすべて次のストアに配置するのラジオボタンを選択して参照をクリックし 証明書ストアの選択ウィンドウを開きます 5. 証明書ストアの一覧から信頼されたルート証明機関を選択してから OK をクリックします 6. 次へをクリックして証明書ストアの画面に進みます 7. 次へをクリックして証明書のインポートウィザードの完了画面に進みます 8. 完了をクリックして証明書をインストールします 重要 Internet Explorer を使用してユーザーポータルにアクセスする場合には Red Hat Virtualization の Welcome ページの URL を信頼済みサイトの一覧に追加して 信頼済みサイトの全セキュリティールールが console.vv mime ファイルや Remote Desktop 接続用ファイルなどのコンソールリソースに適用されるようにする必要もあります 4

第 2 章基本タブ 第 2 章基本タブ 2.1. 基本タブのグラフィカルユーザーインターフェース 基本タブでは 利用可能なすべての仮想マシンを表示して使用することができます この画面は タイトルバー 仮想マシンのエリア 詳細ペインの 3 つのエリアで構成され 複数のコントロールボタンで仮想マシンを操作できます 図 2.1 ユーザーポータル タイトルバー (1) には ポータルにログイン中のユーザー名とガイドおよびバージョン情報ページへのリンクが表示されます 割り当てられてた仮想マシン名または仮想マシンプール名が仮想マシンのエリアに表示されます (2) 仮想マシンのオペレーティングシステムのロゴまたはカスタムアイコンも表示されます (3) 仮想マシンの電源が入っている時には 仮想マシンのロゴをダブルクリックすると接続することができます 各仮想マシンのアイコンのボタンを使用すると 仮想マシンを起動 停止 一時停止 再起動することができます (4) 5

ユーザーポータルの概要 緑色の仮想マシンを実行ボタンは 仮想マシンを起動するボタンです 仮想マシンが一時停止中 停止中 または電源オフの時に使用できます 赤色の仮想マシンをシャットダウンボタンは 仮想マシンを停止するボタンです 仮想マシンが稼働している時に使用できます 青色の仮想マシンをサスペンドボタンは 仮想マシンを一時的に停止するボタンです 仮想マシンを再開するには 緑色の仮想マシンを実行ボタンを押してください 緑色の仮想マシンを再起動ボタンは 仮想マシンを再起動します 仮想マシンが稼働している時に使用することができます 仮想マシンの状態は 仮想マシンアイコンの下に使用可能または停止とテキストで表示されます 仮想マシンをクリックすると 選択した仮想マシンの統計 ( オペレーティングシステム 定義済みのメモリー 仮想ドライブのコア数とサイズを含む ) が右側の詳細ペインに表示されます (5) また USB デバイスやローカルドライブの使用を有効化するなどの 接続プロトコルのオプション (6) を設定することもできます 2.2. 仮想マシンの実行 ユーザーポータルには 仮想マシンのタイプとステータスの両方を示すアイコンが表示されます これらのアイコンは 仮想マシンが仮想マシンプールの一部であるか スタンドアロンの Windows または Linux のマシンであるかを示します また このアイコンにより 仮想マシンの状態 ( 稼働中または停止中 ) が分かります ユーザーポータルには そのユーザーに割り当てられている仮想マシンの一覧が表示されます ユーザーは 単一もしくは複数の仮想マシンのスイッチを入れて接続し ログインしたり 異なるオペレーティングシステムを実行する仮想マシンにアクセスしたり 複数の仮想マシンを同時に使用したりすることができます 稼働中の仮想マシンが 1 つのみで 自動接続が有効な場合には ユーザーポータルからの操作をスキップして 物理マシンにログインするのと同じように仮想マシンに直接ログインすることができます 2.2.1. 仮想マシンの電源投入 ユーザーポータル内で仮想マシンを使用するには 電源を入れて接続する必要があります 仮想マシンの電源がオフの場合には グレーアウトされ 停止と表示されます 個別の仮想マシンを割り当てることも 仮想マシンプール内の仮想マシンを 1 台以上割り当てることもできます プール内の仮想マシンはすべて ベーステンプレートのクローンで インストールされているアプリケーションもオペレーティングシステムも同じです 注記 仮想マシンプールから仮想マシンを取得する場合には 毎回同じ仮想マシンを取得できる保証はありません ただし 仮想マシンプールから取得した仮想マシンのコンソールオプションを設定すると それらのオプションは その仮想マシンプールから取得した全仮想マシン用のデフォルトとして保存されます 手順 2.1 仮想マシンの電源投入 6

第 2 章基本タブ 1. 以下のように スタンドアロンの仮想マシンの電源を投入するか プール内の仮想マシンを使用します A. スタンドアロンの仮想マシンの電源を投入するには 仮想マシンのアイコンを選択してボタンをクリックします 図 2.2 仮想マシンの電源投入 B. プール内の仮想マシンを使用するには 仮想マシンプールのアイコンを選択してボタンをクリックします 図 2.3 プール内の仮想マシンの使用 プール内に使用可能な仮想マシンがある場合には その仮想マシンのアイコンが一覧に表示されます これ以降の手順は このアイコンが一覧に表示されている仮想マシンを対象としています プールから複数の仮想マシンを取得できる場合は そのプールの許容最大数の仮想マシンを取得すると 仮想マシンプールのアイコンは 最後に取得した仮想マシンのアイコンに変わります 7

ユーザーポータルの概要 2. 仮想マシンの電源が入ります 図 2.4 起動中の仮想マシン 3. 仮想マシンの電源が入ると アイコンのグレーアウトが解除され使用可能というテキストが表示されます これで接続できる状態になりました 図 2.5 電源が入った状態の仮想マシン 注記 仮想マシンは 電源が入った状態でなければ接続できません 2.2.2. 電源投入されている仮想マシンへの接続 仮想マシンの電源が入ったら 接続してログインし 物理マシンと同じように作業を行うことができます 電源の入った仮想マシンの上には 使用可能 と表示されます 手順 2.2 電源の入った仮想マシンに接続する手順 8

第 2 章基本タブ 1. 選択した仮想マシンをダブルクリックして接続します 図 2.6 仮想マシンへの接続 2. 仮想マシンのコンソールウィンドウが表示され 物理デスクトップを使用するのと同じ方法で仮想マシンを使用することができます 注記 SPICE で初めて接続すると virt-viewer をインストールするようにプロンプトが表示されます 2.2.3. 仮想マシンからのログアウト データ損失のリスクを最小限に抑えるには 仮想マシンをシャットダウンする前に仮想マシンからログアウトします また ユーザーポータルから仮想マシンを強制的にシャットダウンしようとすると 電源切断中の状態でフリーズしてしまう可能性があります 手順 2.3 仮想マシンのシャットダウン 1. ゲストオペレーティングシステムからログアウトします 2. 全画面表示モードで仮想マシンを使用している場合には Shift+F11 のキーを押して 全画面表示モードを終了し 仮想マシンのコンソールウィンドウを閉じます これで ユーザーポータルに戻ります 3. 仮想マシンをシャットダウンするには ボタンをクリックします 仮想マシンがグレイアウトし ( 電源を落としている間 ) 電源切断中 と表示されます 9

ユーザーポータルの概要 第 3 章拡張タブ 3.1. 拡張タブのグラフィカルユーザーインターフェース 拡張タブのグラフィカルインターフェースを使用すると ユーザーは自分が使用できる全仮想リソースへのアクセスとモニタリングを行うことができます 図 3.1 拡張タブ 表 3.1 拡張タブ 番号 要素名 1 タイトルバー ポータルにログイン中のユーザー名とガイドおよびバージョン情報ページへのリンクが表示されます 2 ユーザーポータルの表示オプションのタブ 説明 パワーユーザーは ユーザーポータルの拡張タブおよび基本タブにアクセスすることができます 基本のパーミッションが付与されているユーザーには デフォルトで基本ビューが表示されます 10

第 3 章拡張タブ 番号 要素名 説明 3 ナビゲーションペイン ナビゲーションペインでは 仮想 マシン テンプレート リソース タブ間の切り替えができます 4 管理バー 管理バーは 仮想マシンの作成や 変更を行う際に使用します 5 仮想マシンの一覧 仮想マシンの一覧に加え インストールされているオペレーティングシステムやステータス ( 実行中 一時停止 停止 ) が表示されます 6 仮想マシンのコントロールボタン 仮想マシンのコントロールボタンを使うと 仮想マシンの起動 停止 一時停止 電源切断ができます 緑色の仮想マシンを実行ボタンは 仮想マシンを起動するボタンです 仮想マシンが一時停止中 停止中 または電源オフの時に使用できます 赤色の仮想マシンをシャットダウンボタンは 仮想マシンを停止するボタンです 仮想マシンが稼働している時に使用できます 青色の仮想マシンをサスペンドボタンは 仮想マシンを一時的に停止するボタンです 仮想マシンを再開するには 緑色の仮想マシンを実行ボタンを押してください 緑色の仮想マシンを再起動ボタンは 仮想マシンを再起動します 仮想マシンが稼働している時に使用することができます 7 コンソールボタン コンソールボタンは SPICE ウィンドウを立ち上げて電源が 入ったマシンに接続します 8 詳細ペイン 詳細ペインは ナビゲーションペ インで選択した仮想マシンの統計 を表示します 詳細ペインのタブ機能 : 全般タブには 仮想マシンのソフトウェアおよびハードウェアの基本的な情報が表示されます これには 仮想マシン名 オペレーティングシステム ディスプレイプロトコル 定義されているメモリーなどが含まれます 11

ユーザーポータルの概要 ネットワークインターフェースタブには 仮想マシンに接続しているネットワークの名前 タイプ および速度が表示されます このタブを使用して ネットワークインターフェースの追加 編集 削除を行うことができます ディスクタブには 仮想マシンにアタッチされているディスクの名前 サイズ およびフォーマットが表示されます このタブを使用して仮想ディスクの追加 編集 削除を行うことができます スナップショットタブには 仮想マシンのオペレーティングシステムとアプリケーションのビューが表示されます このタブを使用してスナップショットを作成したり 使用したりすることができます パーミッションタブには 各仮想マシンに割り当てられたユーザーおよびロールが表示されます このタブを使用してユーザーパーミッションの割り当てや削除を行うことができます イベントタブには 仮想マシンに影響を及ぼしたイベントの説明と時刻が表示されます アプリケーションタブには 仮想マシンにインストールされているアプリケーションが表示されます モニタータブには ナビゲーションペインで選択したマシンの CPU 使用率 メモリー使用率 ネットワーク使用率が表示されます セッションタブには ナビゲーションペインで選択したマシンのログインユーザー コンソールユーザー コンソールのクライアントの IP が表示されます 3.2. 仮想マシンの実行 ユーザーポータルには 仮想マシンのタイプとステータスの両方を示すアイコンが表示されます これらのアイコンは 仮想マシンが仮想マシンプールの一部であるか スタンドアロンの Windows または Linux のマシンであるかを示します また このアイコンにより 仮想マシンの状態 ( 稼働中または停止中 ) が分かります ユーザーポータルには そのユーザーに割り当てられている仮想マシンの一覧が表示されます ユーザーは 単一もしくは複数の仮想マシンのスイッチを入れて接続し ログインしたり 異なるオペレーティングシステムを実行する仮想マシンにアクセスしたり 複数の仮想マシンを同時に使用したりすることができます 稼働中の仮想マシンが 1 つのみで 自動接続が有効な場合には ユーザーポータルからの操作をスキップして 物理マシンにログインするのと同じように仮想マシンに直接ログインすることができます 3.2.1. 仮想マシンへの接続 ポータルへのログイン後 表示されている仮想マシンを起動 停止 または接続することができます 手順 3.1 仮想マシンへの接続 1. 必要な仮想マシンを選択してから 実行ボタンをクリックすると 仮想マシンの電源が入ります 図 3.2 電源がオフの状態の仮想マシン 12 仮想マシンの名前の横にある停止シンボルが電源投入中のシンボルに変わります 仮想マシンの電源が入っている状態の時には その仮想マシンの名前の横に実行のシンボルが表示

第 3 章拡張タブ されます 図 3.3 電源が入った状態の仮想マシン 2. コンソールボタンをクリックして 仮想マシンに接続します 図 3.4 仮想マシンへの接続 3. SPICE で初めて接続する場合には virt-viewer をインストールするようにプロンプトが表示されます 仮想マシンのコンソールウィンドウが表示され 物理デスクトップを使用するのと同じ方法で仮想マシンを使用することができます 警告 デフォルトでは Windows 7 を実行する仮想マシンは 非アクティブ状態が 1 時間続くとスタンバイモード ( サスペンド ) となり ユーザーはユーザーポータルから仮想マシンに接続できなくなります このような状況を回避するには ゲストの電源管理で省電力機能を無効にしてください 3.2.2. ユーザーポータルからの仮想マシンの電源切断 ユーザーポータルから仮想マシンの電源をオフにしようとすると 完全にシャットダウンしていないことを示す電源切断中のステータスでフリーズしてしまう場合があります 重要 データ損失のリスクを最小限に抑えるためには シャットダウンする前に仮想マシンからログアウトしてください 手順 3.2 ユーザーポータルからの仮想マシンの電源切断 1. ゲストオペレーティングシステムからログアウトします 2. 全画面表示モードで仮想マシンを使用している場合には Shift+F11 のキーを押して 全画面表示モードを終了し 仮想マシンのコンソールウィンドウを閉じます これで ユーザーポータルに戻ります 3. 仮想マシンの電源を切るには ボタンをクリックします 電源が切断されると 仮想マシン名の横に停止シンボルが表示されます 13

ユーザーポータルの概要 注記 また 仮想マシンのオペレーティングシステム固有の方法で仮想マシンを正常にシャットダウンすることもできます たとえば Windows の仮想マシンの場合はスタート シャットダウンをクリックし Red Hat Enterprise Linux の仮想マシンの場合はシステム シャットダウンをクリックします 3.2.3. ユーザーポータルからの仮想マシンの再起動 重要 データ損失のリスクを最小限に抑えるためには 再起動する前に仮想マシンからログオフしてください 手順 3.3 ユーザーポータルからの仮想マシンの再起動 1. ゲストオペレーティングシステムからログアウトします 2. 全画面表示モードで仮想マシンを使用している場合には Shift+F11 のキーを押して 全画面表示モードを終了し 仮想マシンのコンソールウィンドウを閉じます これで ユーザーポータルに戻ります 3. 仮想マシンを再起動するには ボタンをクリックします 再起動中には 仮想マシンの名前の横に再起動のシンボルが表示され 再起動が完了すると実行のシンボルに戻ります 3.3. リソース 3.3.1. リソースのモニタリング ユーザーポータル内の仮想マシンの設定を変更する前には 使用可能なリソースのインベントリーを確認しておくことを推奨します これにより ピーク時のパフォーマンスに十分なリソースを確保し 仮想マシンを実行するホストに対する過負荷を防止します ナビゲーションペインのリソースタブには ユーザーポータル内で使用可能な全リソースならび各仮想マシンのパフォーマンスと統計が累計表示されます 14

第 3 章拡張タブ 図 3.5 リソースタブ 仮想 CPU: この欄には 仮想マシンの仮想プロセッサーの使用数と CPU クォータの使用率が表示されます メモリー : この欄には 自分および他のユーザーが消費済みのメモリーのクォータ使用率と クォータによって定義されている使用可能なメモリーが表示されます ストレージ : この欄には 自分および他のユーザーが消費済みのストレージクォータ使用率 全仮想ディスクの合計サイズ 仮想マシンのスナップショットの合計数および合計サイズが表示されます また 各仮想マシンのストレージ詳細の内訳も表示されます 仮想マシン名の横にある + ボタンをクリックすると 仮想マシンに接続されているすべての仮想ディスクが表示されます 3.3.2. クォータについて 仮想マシンを作成すると その仮想マシンはデータセンターから CPU およびストレージのリソースを消費します クォータは 仮想マシンの作成で消費される仮想リソースの量を システム管理者が設定したストレージ上限およびランタイム上限と対比します これらのいずれかの許容量が不足している場合には 仮想マシンを作成することができません リソースタブで CPU とストレージの消費率をモニタリングすることで クォータ制限を超えないようにしてください 15

ユーザーポータルの概要 図 3.6 リソースタブ 3.3.3. クォータを超えた場合の対処法 Red Hat Virtualization にはクォータと呼ばれるリソース制限ツールが含まれており ユーザーの消費可能な CPU やストレージの量をシステム管理者が制限することができます クォータは 仮想マシンの使用時に消費する仮想リソースの量と システム管理者が設定するストレージ上限およびランタイム上限とを比較します クォータを超過するとポップアップウィンドウが表示され クォータを超過したために仮想リソースにアクセスできなくなった旨が通知されます これは 環境内で同時に実行している仮想マシンの数が多すぎる場合などに発生します 16

第 3 章拡張タブ 図 3.7 クォータ超過のエラーメッセージ 再度 仮想マシンにアクセスできるようにするには 以下のいずれかを実行してください リソース消費がクォータを超過しないレベルまで下げる必要のない仮想マシンをシャットダウンします リソースの消費レベルがクォータ以下になると 仮想マシンを再度実行することができます 既存の仮想マシンをシャットダウンできない場合は システム管理者に連絡して クォータの上限を増やすか 使用されていない仮想マシンを削除してください 17