計 測 と制御 第33巻 第12号 1994年 12月 1069 味 深 い 結 果 が 得 ら れ て い る2),24).これ を 受 け て 今 筆 者 は,そ の 感 情 空 間 を定 量 的 な顔 刺 激 制 御 の 枠 組 み ogy: 15) に した表 情 認 識 の 心 理物 理 学 的 実 験 を進行 させ て い Perception W.ケ ー ラ ー(田 H. もち ろ ん工 学 の 分 野 に お け る表 情 の研 究 は,上 記 の 械 7-3, 17) 工 学 の 分 野 で は ア ク テ ィ ブ ヒ ュ ー マ ン イ ン タ フ ェー ス を 構 築 す る立 場 か ら 自 然 な 表 情 を示 す 顔 ロ 257/270 Institute sion 5 Edition H. 京 大学 工学 部教 授 電 子 技 術 総 合 研 究 所(大 原島 19) 20) 博 先 生, 阪)浜 田 隆 史 先 生 よ り貴 重 な コ メ ン トを い た だ き ま し た.記 し て 深 謝 申 し上 げ る し J.A. 参 考 文 献 1) 原島:知 的画 像符 号 化 と知 的通 信,テ レビ ジ ョン学会 誌, 42-6, 519/525 (1988) 2) 原島:顔 画 像の分析 合成 符号 化方 式の動 向,テ レビジ ョン 学 会技術 報告, 12-9, 19/24 (1988) 3) 原島:知 的画 像符 号 化 と映 像 ロ ボッ ト技術,計 測 と制 御, 30-6, 478/484 (1991) 4) P. Ekman (Ed.): Darwin Facial expression, Academic Press (1973) 5) H. Schlosberg: A Scale for the Judgment of Facial Expressions, J. Experimental Psychology, 29, 497/510 (1941) 6) H. Schlosberg: The Description of Facial Expressions in Terms of Two Dimensions, J. Experimental Psychology, 44-4, 229/237 (1952) 7) H. Schlosberg: Three Dimensions of Emotion, Psychological Review, 61-2, 81/88 (1954) 8) C.A. Smith P.C. Ellsworth: Patterns of Cognitive Appraisal in Emotion, J. Personality Social Psychology, 48-4, 813/838 (1985) 9) P. Ekman (Ed.): Emotion in the Human Face (2nd ed.), Cambridge University Press (1982) 10) C.E. Izard: The Psychology of Emotions, Plenum Press (1991) 11) P. Ekman W.V. Friesen: Facial Action Coding System (FACS), Consulting Psychologists Press (1978) 12) V. Bruce: Recognising Faces, Lawrence Erlbaum Associates (1986) 13) 池 田:人 の顔 また は 表 情 の識 別 に つ い て(上),関 西 大 学 出 版 部 (1987) 14) J.N. Bassili: Facial Motion in the Perception of Emotional Expression, J. Experimental of Faces Psychol- SAS T. Matsuda, of Visual 35-4, Russell Cognitive User's Guide: Facial Psychology, Statistics, Ver- フ ト ウ ェ ア 株 式 会 社 Watari of Emotion, M. 報 告 書), 山 田:顔 T. for Categorizing Japanese Bullock: Suenaga: Psychological Multidimensional Expressions, 48-5, J. 1290/1298 Scaling Personality (1985) 面 表 情 の 認 知 にか か わ る視 覚 的 情 報 次 元 と感 情 的 山(編):認 知 と 感 情-認 及 ぼ す 感 情 情 動 の 影 響-(文 21) (1993) Facial Psychology, 山 田:顔 C. Information 172/181 Emotional 87/101 受 付) for Categorizing Applied [日 本 語 版],SASソ 意 味 次 元 の 対 応,大 だ い で す. (1994年8月23日 Inc.: Expressions Research, of 稿 の 執 筆 に あ た り,日 本 大 学 文 理 学 部 教 授 正 先 生,東 シ ュ タ ル ト心 理 学 入 門,東 Information Emotions, Yamada, Social 謝 辞:本 373/379 (1993) SAS Facial 迎 え よ う と し て い る よ う に思 わ れ る. 大山 村 訳):ゲ Visual of Dimensions し た 工 学 よ り提 供 さ れ る 新 し い技 術 に よ り,顔 の 表 情 ま確 実 に新 た な 時 代 を 4-3, (1988) 18) ボ ッ トの 開 発 も進 め ら れ て い る25).い ず れ に せ よ,そ う 認 識 に 関 す る心 理 学 研 究 は,い Performance, (1971) Yamada: Expression よ うな 通 信 工 学 で の み 行 わ れ て い る の で は な い.機 中,上 京 大 学 出 版 会 16) る. Human (1978) 79/93 知 シ ス テ ム に 部 省 科 学 研 究補 助 金 研 究 成 果 (1994) 面 表 情 の 認 知 に 及 ぼ す 気 分 一 致 効 果,映 像 学, 46, (1992) 22) H. Yamada, H. Chiba, K. Tsuda, K. Maiya H. Harashima: A Facial Image Processing System for Psychological Studies, Proc. IEEE International Workshop on Robot Human Communication, 358/362 (1992) 23) S. Morishima H. Harashima: Emotion Space for Analysis Synthesis of Facial Expression, Proc. 2nd IEEE International Workshop on Robot Human Communication, 188/193 (1993) 24) 川 上,坂 口,森 島,山 田,原 空 間 へ の 工 学 的 HC93-94, 25) H. 53/58 Kobayashi Active Workshop on 情 に 基 づ く3次 的 ア プ ロ ー チ,信 F. Hara: Interface, Robot Study Proc. Human 人 関 係 の 心 理,培 風 館 2nd 瀬 谷:対 [著 山 田 者 紹 on Face IEEE Communication, (1993) 26) 元 感 情 学 技 報, (1994) Human 島:表 心 理 学 (1977) 介] 寛 君(正 会員) 昭和33年3月6日 生.昭 和56年 日本大 学文理学部 心理学科卒業,61年 同大学院博 士後 期課程 単位取得退学.同 年 日本大学文 理学部助 手,63年 川村短期大学専任講師, 平成4年 同短期大学助教授,現 在 に至 る. 顔 面表情 認識の心理学研究 に従事.日 本心 理学 会,日 本基礎心理学会,日 本教育心理 学 会,日 本認知科学会な どの会員. Robot for International 276/281