第 1.11 版更新日 :2016/8/30 NTT コミュニケーションズ株式会社
目次 1 事前確認... 3 1.1 管理権限での RDP 接続... 3 1.2 ライセンス診断機能エラー確認... 3 1.3 適用済みパッチ確認... 5 1.3.1 KB3000850 適用状況の確認... 5 1.3.2 KB2955164 適用状況の確認... 6 1.3.3 KB2919355 適用状況の確認... 7 2 パッチ適用... 8 2.1 パッチ (KB2919355)... 8 2.1.1 パッチ準備... 8 2.1.2 パッチ適用... 9 2.1.3 パッチ適用後確認... 11 2.2 パッチ (KB2955164)... 12 2.2.1 パッチ準備... 12 2.2.2 パッチ適用... 13 2.2.3 パッチ適用後確認... 15 3 事後確認... 16 3.1 管理権限での RDP 接続... 16 3.2 ライセンス診断機能エラー確認... エラー! ブックマークが定義されていません 3.3 一般権限での RDP 接続... 17 1
前提条件 OS:Windows Server 2012 R2 でのみで使用可能な手順です 作業概要 本書はリモートデスクトップサービス不具合 ( ライセンスサーバーエラー / 一般ユーザでの RDP 接続できない ) 解消のための更新プログラムのパッチ適用手順です 作業の流れについては以下フローを参照ください 図. 作業フロー 2
1 事前確認 1.1 管理権限での RDP 接続 ご使用の端末から対象のホストにリモートデスクトップ接続するため [Windows キー ]+[R] を押下し [ ファイル名を指定して実行 ] ウインドウを起動し 以下コマンドを投入します コマンド :mstsc /admin 図 1.1-1: リモートデスクトップログイン画面 リモートデスクトップ接続ウインドウが出力したら 対象の IP アドレスを入力してログインしてください 1.2 ライセンス診断機能エラー確認 対象ホストにログインしたら [Windows メニュー ]-[ 管理ツール ]-[ リモートデスクトップサービス ]-[RD ライセンス診断機能 ] を実行します 図 1.2-1:RD ライセンス診断機能の実行 3
RD ライセンス診断画面でエラーや警告が表示されていない事を確認します 以下エラーが出力されている場合は当手順では解消できません 別事象ですので 当手順とは別の対応が必要になります エラー 1 リモートデスクトップセッションホストサーバーのライセンスモードは構成されていません エラー 2 リモートデスクトップセッションホストサーバーの猶予期間がすぎましたが RD セッションホストサーバーでライセンスサーバーが 1 台も構成されていません RD セッションホストサーバーにライセンスサーバーが構成されていないと RD セッションホストサーバーへの接続は拒否されます 下記警告メッセージは 今回のアカウント権限によるためですので無視してください RD ライセンス診断ツールはローカルアカウントの資格情報で実行されています ライセンス診断で [ クライアントで利用可能なライセンスの数 ] の値が正しく表示されない可能性があります 図 1.2-2:RD ライセンス診断画面 エラー / 警告表示箇所 4
1.3 適用済みパッチ確認 [Windows キー ]+[R] より [ ファイル名を指定して実行 ] を選択し 以下コマンドにてコマンドプロンプトを起動します コマンド :cmd 1.3.1 KB3000850 適用状況の確認 コマンドプロンプトにて以下のコマンドを実行し インストール済みのパッチを確認します コマンド :systeminfo find "KB3000850" 下記画面のように [**] KB3000850 が表示された場合は パッチ適用済みなため 以降の手順は不要となり作業終了となります [**] KB3000850 が表示されない場合は 1.3.2 KB2955164 適用状況の確認 に進んでください 図 1.3.1-1:KB3000850 が表示された例 図 1.3.1-2:KB3000850 が表示されなかった例 5
1.3.2 KB2955164 適用状況の確認 コマンドプロンプトにて以下のコマンドを実行し インストール済みのパッチを確認します コマンド :systeminfo find " KB2955164" 下記画面のように [**] KB2955164 が表示された場合は パッチ適用済みなため 以降の手順は不要となり作業終了となります [**] KB2955164 が表示されない場合は 1.3.3 KB2919355 適用状況の確認 に進んでください 図 1.3.2-1:KB2955164 が表示された例 図 1.3.2-2:KB2955164 が表示されなかった例 6
1.3.3 KB2919355 適用状況の確認 コマンドプロンプトにて以下のコマンドを実行し インストール済みのパッチを確認します コマンド :systeminfo find " KB2919355" 下記画面のように [**] KB2919355 が表示された場合は 2.2 パッチ (KB2955164) を実施します [**] KB2919355 が表示されない場合は 2.1 パッチ (KB2919355) を実施します 図 1.3.3-1:KB2919355 が表示された例 図 1.3.3-2:KB2919355 が表示されなかった例 7
2 パッチ適用 2.1 パッチ (KB2919355) 2.1.1 1.3.3 KB2919355 適用状況の確認 にて KB2919355 が未適用状態の場合に実施します パッチ準備 下記 URL より Windows8.1-KB2919355-x64.msu をダウンロードし 任意のフォルダに配置します (Language はご使用の環境に合わせて選択してください 例 :Japanese) http://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=42334 図 2.1.1:KB2919355 ダウンロード画面 8
2.1.2 パッチ適用 (1) Windows8.1-KB2919355-x64.msu をダブルクリックします 図 2.1.2-1: パッチファイル (2) インストールウィザードに従い インストールします 図 2.1.2-2: パッチインストールメッセージ 図 2.1.2-3: パッチインストール状況表示 9
(3) インストール完了メッセージが確認できたら [ 今すぐ再起動 ] をクリックし サーバを再起動します 図 2.1.2-4: パッチインストールの完了 10
2.1.3 パッチ適用後確認 (1) 再起動完了後 ご使用の端末にて [Windows キー ]+[R] を押下し [ ファイル名を指定して実行 ] を選択し 以下コマンドにて対象ホストへ RDP 接続してください コマンド :mstsc /admin (2) [Windows キー ]+[R] より [ ファイル名を指定して実行 ] を選択し 以下コマンドにてコマンドプロンプトを起動します コマンド :cmd (3) コマンドプロンプトにて以下のコマンドを実行し KB2919355 がされることを確認します コマンド :systeminfo find " KB2919355" 図 2.1.3:KB2919355 が表示された例 11
2.2 パッチ (KB2955164) 2.2.1 1.3.3 KB2919355 適用状況の確認 にて KB2919355 が適用済みの場合に実施します パッチ準備 下記 URL より Windows8.1-KB2955164-x64.msu をダウンロードし 任意のフォルダに配置します (Language はご使用の環境に合わせて選択してください 例 :Japanese) http://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=42738 図 2.1.1:KB2955164 ダウンロード画面 12
2.2.2 パッチ適用 (1) Windows8.1-KB2955164-x64.msu をダブルクリックします 図 2.2.2-1: パッチファイル (2) インストールウィザードに従い インストールします 図 2.2.2-2: パッチインストールメッセージ 図 2.2.2-3: パッチインストール状況表示 13
(3) インストール完了メッセージが確認できたら [ 今すぐ再起動 ] をクリックし サーバを再起動します 図 2.2.2-4: パッチインストールの完了 14
2.2.3 パッチ適用後確認 (4) 再起動完了後 ご使用の端末にて [Windows キー ]+[R] を押下し [ ファイル名を指定して実行 ] を選択し 以下コマンドにて対象ホストへ RDP 接続してください コマンド :mstsc /admin (5) [Windows キー ]+[R] より [ ファイル名を指定して実行 ] を選択し 以下コマンドにてコマンドプロンプトを起動します コマンド :cmd (6) コマンドプロンプトにて以下のコマンドを実行し KB2955164 がされることを確認します コマンド :systeminfo find " KB2955164" 図 2.2.3:KB2955164 が表示された例 15
3 事後確認 3.1 管理権限での RDP 接続 ご使用の端末にて [Windows キー ]+[R] を押下し [ ファイル名を指定して実行 ] を選択し 以下コマンドにて対象ホストへ RDP 接続してください コマンド :mstsc /admin 図 3.1-1: リモートデスクトップログイン画面 (1) リモートデスクトップでのログインが確認できたら 管理者権限のリモートデスクトップをログオフします 16
3.2 一般権限での RDP 接続 [Windows キー ]+[R] より [ ファイル名を指定して実行 ] を選択し 以下コマンドにて対象ホストへ一般権限で RDP 接続します コマンド :mstsc もしくは 通常 Enterprise DaaS を利用する際と同様の手順 ( リモートデスクトップ接続をスタートメニューより通常起動 ) 図 3.3-1: リモートデスクトップログイン画面 接続ができない場合 クライアントからの接続や RD ライセンス診断を何度か繰り返していただくことで解消されます 通常通り リモートデスクトップ接続できれば 当手順は完了となります 以上 17