クライマックスシリーズ改定案 No.1 まずはじめに この改定案は 主にプロ野球チームのフランチャイズがある都市の主要なテレビ局およびスポーツ新聞を発行している新聞社へ送付しています ( テレビ局 :32 局新聞社 :11 社 ) プロ野球の球団およびそれらの関連団体には送付していません 多くのマスメディアに取り上げて頂くことが 我々の目的達成の近道と考えております ここから本題です 2010 年シーズンから現行制度で実施されていますが この現行制度がプロ野球ファンや現役選手にとって公平であり永続させるようなシステムなのでしょうか 日本野球機構 (NPB) が決めた制度にプロ野球ファンは介入することが出来ないが もっと適したシステムであって欲しいと思っているファンは少なくないと推測されます これを読まれている担当者様がご多忙であることを承知していますので 詳細説明は後回しにして改定案の概要説明をさせて頂きます 改定案に興味を持たれなかった場合でも 貴社専属プロ野球 OBの解説者にも見て頂く機会を希望します 大変申し訳ありませんが 諸事情により匿名とさせて頂きます クライマックスシリーズ改定案 概要説明 全 12 球団 ( チーム ) を3ブロックに分割する セントラル ブロック ( セ リーグの4チームで構成される ) 通称 :Cブロックパシフィック ブロック ( パ リーグの4チームで構成される ) 通称 :Pブロックミックス ブロック ( 両リーグから2チームの混合で構成される ) 仮称 :Mブロック ミックス ブロックは 将来的には公募で名称を決める 初年度は 両リーグ前年度成績の2 位と5 位のチームがミックス ブロック (Mブロック) に組み込まれる [ 具体例 ] 2017 年度の順位を適用した場合 セントラル ブロックカープベイスターズジャイアンツスワローズ ミックス ブロックライオンズタイガースドラゴンズファイターズ パシフィック ブロックホークスゴールデンイーグルスバファローズマリーンズ 全 12 チームを 3 ブロックに分割していますが ペナントレースは現行どおりの日程で実施する セ パ交流戦も現行制度で実施する
従来通りの日程で行い セ パ交流戦以外は同一リーグ同士での対戦となる No.2 (a) 各ブロックで優勝を争う ( 順位は勝率で決定 ) ブロック優勝の3チームが決定 (b) 各ブロックの2 位チームの中で 最も勝利数が多いチームにワイルドカード (CS 進出 ) を与える 勝利数が同じ場合は セ パ交流戦の上位チームに出場権が与えられる (a) と (b) で決定した4チームによって クライマックスシリーズを実施する ペナントレース終了後からクライマックスシリーズ開幕まで 最低一週間のインターバルを設ける [ クライマックスシリーズの組み合わせ ] セントラル ブロック優勝チームとパシフィック ブロック優勝チームを比較して 勝利数の多い方が選択権 1を持つ 選択権 1: 対戦相手を選択できる ( ミックス ブロック優勝チームかワイルドカード取得チームのいずれか ) [ 具体例 ] セントラル ブロック優勝チーム (88 勝 51 敗 4 分 ) 選択されなかった方のチームと対戦 選択権取得 パシフィック ブロック優勝チーム (94 勝 49 敗 0 分 ) どちらかを選択 ミックス ブロック優勝チーム ワイルドカード取得チーム ペナントレース全日程終了後 選択権 1のあるチームは3 日以内に対戦するチームを告示する クライマックスシリーズは全 7 試合制とする ( 日本シリーズと同じ ) セントラル ブロック優勝チーム : 1 2 6 7 戦をホームによる主催ゲーム (3 4 5 戦は対戦チームのホーム主催 ) パシフィック ブロック優勝チーム : 1 2 6 7 戦をホームによる主催ゲーム (3 4 5 戦は対戦チームのホーム主催 ) クライマックスシリーズ終了後から日本シリーズ開幕まで 最低一週間のインターバルを設ける 日本シリーズは 基本的に現行制度で実施する 日本シリーズ終了後 翌シーズンにおける各ブロックの割り振りを実施する セントラル ブロックには セントラルリーグの勝率 1 位のチームが組み込まれる パシフィック ブロックには パシフィックリーグの勝率 1 位のチームが組み込まれる ミックス ブロックには 両リーグの勝率 2 位のチームが組み込まれる ミックス ブロックの残り2チームは 両リーグの勝率 1 位のチームに選択権 2が与えられる 選択権 2: 各リーグ勝率 1 位のチームは 所属リーグである勝率 3 位 ~6 位のチームの中から任意に選択できる [ 具体例 ] セントラル ブロック ミックス ブロック パシフィック ブロック カープ ライオンズ ホークス ( 以下は残りの3チーム ) タイガース ( 以下は残りの3チーム ) ( ホークスが任意で選択 ) ( カープが任意で選択 ) 日本シリーズ終了後 選択権 2 のあるチームは 7 日以内にミックス ブロックに組み込むチーム名を告示する
クライマックスシリーズ改定案 詳細説明 No.3 その前に 現行制度は プロ野球ファンや現役選手に対しての配慮に欠ける部分や矛盾点が随所に見受けられます 最大の矛盾点は 半年以上もかけてリーグ優勝を争い優劣を決めたにも関わらず同じリーグのチーム同士で不可解とも言えるアドバンテージを与えて再戦 ( クライマックスシリーズ ) をさせている アドバンテージとして上位チームのホームのみで試合を行う形式になっているが プロ野球の場合はサッカーのようなホーム優位といえる程ではありません ( 興行面のメリットはあります ) 1 位のチームには1 勝のアドバンテージが与えられるが 2 位以下と何ゲーム差であっても1 勝では理不尽だ さらに2 位と3 位の差が10ゲームくらいあったとしても アドバンテージの1 勝は与えられない そもそも貯金 ( 勝ち越し数 ) が僅かであるそれ程強くない3 位のチームが クライマックスシリーズに進出するのではペナントレースの意義が薄れてしまう クライマックスシリーズに進出したチームのファンは 球場へ行って応援したいという心理が高まるが上位チームのホームだけで試合が行われると現実的に球場へ行くことが難しい セ リーグでも本州に点在しているのに パ リーグは北海道にも九州にも球団があります つまり 札幌や仙台から福岡へ応援に行けるファンは限られていることをNPBは考えているのでしょうか クライマックスシリーズの1stステージは3 戦 2 勝制ですが ペナントレースの終盤で勢いをつけたチームが下克上などと盛り上がって勝ち残る様子を見た時に ファンは納得しているのでしょうか ファンとしては エース投手が2 度先発登板して負けたのならば仕方がない と思えるかもしれません ようするに 日本シリーズが永らく (60 年以上 )7 試合制を続けている事こそが理想形であると証明している 過密スケジュールにより エースが登板できないまま1stステージが終わる場合もあります 出場する選手にとっても 充分な調整期間を設けて最高のコンディションで試合をしたいと思っているハズ 2017 年度のセ リーグ1stステージでは 泥々状態の甲子園球場で試合が強行されました 中止の決定権がNPB 側にあり 中止すると数億円の損失になる などといったナンセンスな理由でした ペナントレース中でも中止をすれば 一時的に大きな損失を受けるのは誰もが知っていることである 金本監督の 選手がかわいそうだ という言葉が非常に印象深かった NPBは 選手の身体のことよりも興行損失の回避を優先させていると言われても返す言葉がないだろう 以上の事は プロ野球ファンであれば日頃から感じている不満であり現役選手にも言い分はあると思います 個人や一部の団体だけの力では 強大な組織 (NPB) に太刀打ちすることは絶対に不可能である マスメディアの力をお借りする事により 近い将来において新体制が生まれる事を我々は期待しています
クライマックスシリーズ改定案 特徴について No.4 ペナントレースは現行どおりに両リーグの主催で行われるので 従来のリーグ記録には影響を及ぼさない ( ペナントレース終了時には 両リーグの1 位から6 位の順位が決まる ) 6チームから優勝を目指す時と比較して 4チームでのブロック優勝争いであれば優勝の可能性が高まる ( 同一ブロックには前年度の勝率 1 位と2 位のチームが同時に存在しないので さらに優勝のチャンスがある ) ワイルドカード取得チームは 2 位ではあるが他のブロックであれば優勝のレベルにある強いチームである ブロック優勝チームとワイルドカード取得チームでのクライマックスシリーズであれば 勢いだけでは無くシーズンを通して総合的に強かったチーム同士でありファンも選手も納得すると思われる 日本のプロ野球は順位決定を勝率で行っているので 負けないことが美徳とされる風潮がある 極端な例ではあるが 2 勝 1 敗 140 分 ( 勝率.666) と88 勝 51 敗 4 分 (.633) の場合は前者が上位になる 引き分け試合後のコメントで 今日は負けなくてよかった という内容の発言を聞くことがあります プロ野球ファンは 出来ることならメジャーリーグのように決着するまで試合を続けて欲しいと思う サッカーの場合は勝ち点が3ポイントで引き分けは負けに等しい?1ポイントである 同じプロスポーツとして比較してみたが 野球の引き分けは勝ちに等しいので引き分け狙いが生じる そのような傾向が起こりにくくするために 選択権 1とワイルドカード争いは勝率ではなく勝ち数で決める ( 勝ち数であれば プロ野球ファンにとっては少々わかりにくい勝率よりも一目瞭然で判断しやすい ) クライマックスシリーズの組み合わせを事前に決めない理由は セントラル ブロックとパシフィック ブロックの首位チームが選択権 1を争う事で最後まで気を抜かずに試合をするようにさせるため 各リーグのペナントレースで首位になったチームには それなりの敬意をはらう目的で選択権 2を与える 勝率 2 位のチーム以外にも自チームと相性の良くないチームを選択して他のブロックへ追いやる事で次のシーズン ( ペナントレース ) が優位に進められる このような制度の導入により ブロック内の構成チームが毎年違った組み合わせになる ミックス ブロック ( 仮称 ) に入ったチームは セ パ交流戦以外では直接対決できないチームが含まれているので他のブロックとは大きく異なるが前年度のリーグ首位チームが居ないので多少のメリットはある 日本シリーズとほぼ同様の制度にする事で 進出チームそれぞれのファンが平等? に観戦して応援ができる (7 試合制ならば双方のチーム共に持ち味が発揮され 様々なドラマが生まれるかも知れない ) 選択権の告示期間を設ける事で チケット発売期間が選手の調整期間としてのインターバル確保となる ( 過密スケジュールが無くなりゲーム勘の持続も平等になり 好条件での好ゲームが期待できる ) ( 投手陣はクライマックスシリーズ後も 今までよりは余力を残して日本シリーズへと進めそうだ ) マスメディアにとっては 今までには無かったワイルドカードや選択権といったツールを活用した新しい視点での番組制作や記事の掲載ができます この新制度の唯一とも言えるデメリットがあるとすれば 日本シリーズが同一リーグ同士の対戦になる可能性もあるという事です ( 実際に施行してみなければわかりませんが それを避けるにはチームの戦い方次第だと思われます ) ( 強い者同士での試合であれば 日本一を決める時にセ リーグとかパ リーグの区分けは要らない ) 最後に 我々が考案した新制度 ( 改定案 ) が完全だとは思っていませんが 日本のプロ野球にかかわるプロフェッショナルな方々が日頃から胸に秘めている思いをフルに活かして良い方向性を示して頂けたらと考えます この改定案をテレビ番組の特集およびスポーツ新聞の記事として取り扱って頂き プロ野球ファンが現行制度と新制度を比べてどちらが好ましいかジャッジするという流れが我々の一番の願いです 最終的には 日本プロ野球選手会の議題として注目されるようになって欲しいと思います ( 以上 ) この改定案には 著作権や版権および商標登録など一切ありません winluck@nifty.com