金融仲介機能の質の向上に向けた取組み

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金融仲介機能のベンチマークについて 平成 29 年 3 月 ( 東証 1 部証券コート :8370 )

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20 21 The Hachijuni Bank, LTD.

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金融円滑化に関する方針 千葉銀行は 地域金融機関として 金融サービスの提供をつうじて 地域のお客さまニーズにお応えし 地域の発展に貢献する という役割 使命を果たす 姿勢を堅持してまいりました 特に 地域への円滑な資金供給をはじめとする金融仲介機能の発揮やお客さまへの経営健全化支援等による地域密着型

金融行政の動向について

み状 (3) お取引先への専門家派遣必要に応じて お取引先へ税理士や中小企業診断士などの専門家を直接派遣する 外部専門家派遣制度 を活用し 経営支援機能の強化を図っています 19 況中小企業の経営の改善及び活性化のための取組み状況 中小企業の経営の改善及び活性化のための取組 3. 中小企業の経営支援

新規文書1

もみじ銀行:もみじ銀行について>進捗状況について(平成22年度)

金融円滑化に対する当金庫の取組状況 平成 27 年 11 月 13 日 高岡信用金庫

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金融庁発足時の検査 監督手法 金融庁 ( 金融監督庁 ) は 発足当初 ( 監督庁 1998 年 ) 金融危機に際しての諸課題に対応し 以下を特色とする検査 監督の手法に転換 当時の大きな課題であった不良債権問題の解決等に取り組んだ 当時の主な課題 金融行政への信頼の回復 発足当時の検査 監督の方針

外部支援機関と連携した支援として 政府系金融機関との連携融資 信用保証協会の経営サポート会議 中小企業再生支援協議会の再生計画の策定事業 及びひょうご産業活性化センターとの専門家派遣事業 割賦制度等を活用した支援を行い 最適なソリューションの提案を行いました 中小企業の経営支援のための関係省庁の施策

平成22 年 11月 15日

地域密着型金融・金融仲介機能の取組み状況(平成29年度)

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地域密着型金融への取り組みと 金融仲介機能のベンチマーク ( 平成 27 年度 ) の状況 CONTENTS 地域密着型金融への取り組みと 金融仲介機能のベンチマーク の活用について 1 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ 顧客企業に対する経営支援 コンサルティング機能の発揮円滑な資金供給など金融仲介機能の発揮地域の活

地域密着型金融 の進捗状況 芝信用金庫 当金庫は 地域密着型金融 を恒久的な取組み課題として位置付け 中期経営計画 の重点課題として また経営方針の重点施策にもかかげ 取引先企業への支援及び地域経済への貢献に向けて取組んでおります 平成 22 年 4 月 ~ 平成 22 年 9 月までの進捗状況をご

1. 利益 年度の当期純利益 ( 単体 ) は 金利低下の影響等により資金利益が減少したものの 役務取引等利益や有価証券関係損益の増加などにより 前年比 4 億円増加し 億円となりました 年度 前年度比 コア業務粗利益 億円 億円 資金利益 うち貸出金利息 投信解約益 役務取引等利益 経 費 コア業

プレスリリース

各 位 平成 27 年 5 月 11 日 会社名株式会社みちのく銀行代表者名取締役頭取髙田邦洋 ( コード番号 8350 東証第一部 ) 問合せ先経営企画部長須藤慎治 ( ) 第四次中期経営計画の策定について 株式会社みちのく銀行 ( 頭取髙田邦洋 ) は 平成 27 年 4

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「新地域密着型金融」の進捗譲許

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地域密着型金融への取組みについて

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経営の健全化のための計画の履行状況に関する報告書

< 業種別 > 2 製造業主要判断 の推移 製造業 29/ /3 見込 /6 予想 < 製造業 > 当期 は 8.0( 前期比 -1.7) 当期 は 9.1( 同 -8.9) 当期 は 5

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田辺克己への督促状況

平成29年度     地域経済動向調査      調査報告書

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事業再生支援態勢 事業再生支援強化に向けた組織体制については 経営支援先 に対する集中的な再生支援を目的として 以前より専門部署として法人融資部を設立しております また 外部機関との連携強化を図るため 平成 25 年 5 月には県内 6 金融機関および沖縄県中小企業再生支援協議会 沖縄県信用保証協会

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店舗戦略現在 当行は神奈川県内に 34 ヶ店を展開しておりますが より一層お客さまが利用しやすい店舗とするために 店舗のリニューアルや提携 ATMの利用促進による既存店舗の機能強化や 各種専門チームの活用による効率的な販売チャネルの構築 強化などへの取り組みを行います 人財 組織戦略当行では 当行の

2009年度中の全国信用金庫主要勘定増減状況

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新中期経営計画で目指す姿 お客さまとともに 地域の未来を創造する銀行 を目指して これまで当行は 地域にとって お客さま 株主さまにとって なくてはならない銀行であり続けるために 佐賀銀行ブランド の確立を目指してまいりました 本計画期間 ( 平成 28 年 4 月 1 日 ~ 平成 31 年 3

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顧客満足に向けた事業性評価の実践~WIN-WINネット業務(新販路開拓コンサルティング)~

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CHIBA KOGYO BANK REPORT Contents Profile 01 CHIBA KOGYO BANK REPORT 2016

中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律

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平成22年○月○日

中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律

基本方針に関する取組状況

企画書タイトル - 企画書サブタイトル -

また 関係省庁等においては 今般の措置も踏まえ 本スキームを前提とした以下のような制度を構築する予定である - 政府系金融機関による 災害対応型劣後ローン の供給 ( 三次補正 ) 政府系金融機関が 旧債務の負担等により新規融資を受けることが困難な被災中小企業に対して 資本性借入金 の条件に合致した

第34期 通 常 総 代 会

両社が有するネットワークや情報を活用することで お取引先の販路拡大や海外進出 事業承継や M&A といったお取引先への更なる貢献に加え 両社のノウハウを結集して PFI や PPP などの再開発事業 観光や農業等の県内主要産業の支援を通じて地方創生に貢献したいと考えております 2. 経営統合の目的の

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中小企業等経営強化法の概要

C o n t e n t s 1 日本政策金融公庫の概要 2 総裁メッセージ 4 プロフィール 5 主な業務 6 経営理念 7 業務運営計画 (2012 年度 2014 年度 ) 9 日本政策金融公庫の取組み 10 震災への対応 11 政策金融の実施 13 総合力を発揮したお客さまサービス向上の取

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1) 3 層構造による進捗管理の仕組みを理解しているか 持続可能な開発に向けた意欲目標としての 17 のゴール より具体的な行動目標としての 169 のターゲット 達成度を計測する評価するインディケーターに基づく進捗管理 2) 目標の設定と管理 優先的に取り組む目標( マテリアリティ ) の設定のプ

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中小機構の概要 設立 : 平成 16 年 7 月 1 日 たかだ 中小機構の支援機能 ひろし 役職員 : 理事長高田坦史 ( 役員 13 名 職員 784 名 ) 主要拠点 : 本部 ( 東京 ) 地域本部 (9 地域本部 + 沖縄事務所 ) 中小企業大学校 (9 校 ) ~ 創業 新事業展開から成

なお 検証に当たっては 特に以下の点に留意する イ.~ニ.( 略 ) 改正後 なお 検証に当たっては 特に以下の点に留意する イ.~ニ.( 略 ) ( 新設 ) ホ. 経営に実質的に関与していない第三者と根保証契約を締結する場合には 契約締結後 保証人の要請があれば 定期的又は必要に応じて随時 被保

説明会

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1. 経営方針 (1) 業務環境 1) 山形県の景気動向山形県の景気は 設備投資の増加や個人消費の底堅い推移 雇用 所得環境の改善などを背景に 緩やかに拡大している 個人消費は乗用車販売は前年を下回ったが 百貨店やスーパー販売額はウエートの高い飲食料品が堅調に推移している 生産活動は 電子部品等が自

市町村による創業支援 (手引き)

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Q7. 再生計画において 法人税法第 25 条第 3 項及び第 33 条第 4 項 ( 平成 17 年度税制改正によるいわゆる資産評価損益の計上 ) 並びに同法第 59 条第 2 項第 1 号 ( 同改正によるいわゆる期限切れ欠損金の優先利用 ) の適用を受ける場合の手続はどのようになりますか A.

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平成 30 年 8 月 31 日 平成 31 年度の財政投融資計画要求書 ( 機関名 : 株式会社日本政策金融公庫 ( 特定事業等促進円滑化業務 )) 1. 平成 31 年度の財政投融資計画要求額 ( 単位 : 億円 %) 平成 31 年度平成 30 年度対前年度比区分要求額当初計画額金額伸率 (1

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ビジネスアイデアファクトリー とは? BIF 日本最大級ビジネスマッチングサイトWizBiz ウェブサイト中心に展開 事業アイデア 技術を持つ企業 事業アイデアや技術 で結合 事業アイデア 技術が欲しい企業 両者の事業成長事業成長を促進支援 同サービスはサービスは光証券光証券株式会社株式会社と Wi

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具体的には 1 取引先数の増加 に徹底的にこだわる営業推進 2 人材育成 登用の強化等による 成長を支える活力ある組織 づくり 3 対取引先 と 対地元地域 という2 本柱による 地域活性化への貢献 の実現に取り組んでまいります 上記のテーマに基づき以下の主要戦略を策定し 当行の目指す銀行像の実現に

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2016 年 10 月 31 日 各位 社名 代表者名 問合せ先 株式会社村田製作所代表取締役社長村田恒夫 ( コード :6981 東証第 1 部 ) 広報室長生嶌匠 (TEL ) ソニー株式会社からの電池事業の取得に関するお知らせ 株式会社村田製作所 ( 以下 当社 といい

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改定前 新旧対照表 < カードローン規定 > 改定後 カードローン規定 カードローン規定 第 12 条 ( 期限前の利益喪失事由 ) (1) 借主について次の各号の事由が一つでも生じた場合には 当行の通知催告がなくても 借主は本債務全額について当然に期限の利益を失い 第 8 条に定める返済方法によら

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Transcription:

金融仲介機能の質の向上に向けた取組み ~ 金融仲介機能のベンチマーク ( 平成 30 年 3 月基準 ) について ~ 平成 30 年 6 月

金融仲介機能の質の向上に向けての基本的な考え方 私たちじもとグループは 従来の地方銀行の枠組みを超えて 山形県 宮城県というふたつの地域をひとつの地盤としています このふたつの地域の 人 情報 産業 をつなぎ 経済や人びとの活動を活性化して 魅力ある地域を創り上げていくことを使命としています 地元の中小企業がもっと元気に もっと力強くなっていくためには 全身全霊で中小企業を支えていかなければならないという強い想いのもと グループ一丸となって行っているのが 中小企業の経営課題をともに解決していく 本業支援 です 当行は お客さまの事業と本気で向き合い 取引先企業のニーズ 課題の把握や経営改善等の支援を全行一丸となって組織的 継続的に実施する 本業支援 を進化 発展させることで 金融仲介機能の質の向上に取組んでおります 新中期経営計画の基本理念 (2018 年 4 月 ~2021 年 3 月 ) 抜粋 私たちの想い 本業支援を通して地元の 中小企業 と そこに働いている従業員の皆さま から喜んでいただき地域と共に活きること 持続可能なビジネスモデル 1 中小企業成長戦略への経営資源の集中 2 銀行業から 本業支援業 への転換 1

金融仲介機能発揮への取組み お客さまの事業 ニーズ 経営課題を把握 最適な提案を行うことで お客さまの成長 発展を支援すると共に 地域経済 の発展 地方創生に貢献してまいります お客さまのニーズ <ライフステージに合わせた円滑な資金供給 > 経営課題の把握 創業支援 事業承継 M&A 事業拡大のための成長資金 経営改善計画の進捗に合わせた対応 担保 保証に過度に依存しない融資 データとして一元化し活用 < じもとグループ > ビジネスマッチング 課題解決提案 < スピード対応 > 人材育成 人員 時間創出 < 専門家との連携 > 公設支援機関 コンサルタント 税理士 公認会計士等 < 外部機関との連携 > 政府系金融機関 他県金融機関 地元大学との連携 < 銀行 > アクティブ リスニング 提案 創業期 創業支援 成長期 安定期 お客さま 支援 低迷期 再生期 お客さまの成長 発展 < 営業店 本部連携による本業支援 > 事業承継 M&A 再生支援 じもと創生本業支援ファンド 地域経済の発展 地方創生 コンサルティング機能 ビジネスマッチング情報の提供 商談会による取引先の拡大 2

開示するベンチマーク項目 当行が最も注力する本業支援については 独自指標のベンチマークを 5 項目設定しております これに 金融庁が策定した共通及び 選択ベンチマークから 15 項目を加え 計 20 項目を開示しております (1) 独自ベンチマーク (5 項目 ) 取引先の経営力向上のためのニーズを把握した件数 < 独自 1> 取引先の経営力向上のためのニーズを把握し 本業支援を行った先数 件数 < 独自 2> 本業支援先のうち 販路拡大支援を行った件数 及び 販路拡大支援による売上増加額 < 独自 3> 本業支援先のうち M&A ニーズに本部専担者も一体となって対応した先数 < 独自 4> 本業支援先のうち 事業承継ニーズに対応した先数 < 独自 5> (2) 共通ベンチマーク (5 項目 ) 金融機関がメインバンクとして取引を行っている企業のうち 経営指標の改善や就業者数の増加が見られた先数 及び 同先に対する融資額の推移 < 共通 1> 中小企業の条件変更先に係る経営改善計画の進捗状況 < 共通 2> 金融機関が関与した創業 第二創業の件数 < 共通 3> ライフステージ別の与信先数 及び 融資額 < 共通 4> 金融機関が事業性評価に基づく融資を行っている与信先数及び融資額 及び 全与信先数及び融資額に占める割合 < 共通 5> (3) 選択ベンチマーク (10 項目 ) 全取引先数と地域の取引先数の推移 及び 地域の企業数との比較 < 選択 1> メイン取引 ( 融資残高 1 位 ) 先数の推移 及び 全取引先数に占める割合 < 選択 2> 事業性評価の結果やローカルベンチマークを提示して対話を行っている取引先数 及び 左記のうち 労働生産性向上のための対話を行っている取引先数 < 選択 5> 経営者保証に関するガイドラインの活用先数 及び 全与信先数に占める割合 < 選択 11> ソリューション提案先数及び融資額 及び 全取引先数及び融資額に占める割合 < 選択 14> メイン取引先のうち 経営改善提案を行っている先の割合 < 選択 15> 取引先の本業支援に関連する研修等の実施回数 同研修等への参加者数 及び同趣旨の取組みに資する資格取得者数 < 選択 39> 外部専門家を活用して本業支援を行った取引先数 < 選択 40> 取引先の本業支援に関連する中小企業支援策の活用を支援した先数 < 選択 43> 本業支援のための他金融機関 政府系金融機関との連携先数 < 選択 44> 3

本業 ( 企業価値の向上 ) 支援 企業のライフステージに応じたソリューションの提供 事業性評価に基づき 財務 成長の両面から本業支援を実施し 本業支援成約先数 件数ともに増加しております 売上 収益拡大のためのビジネスマッチングや商談会開催による販路拡大支援 人材育成の一環として各種セミナーを開催しております また M&A や事業承継支援などお客さまのニーズに応えるソリューション提案を 外部機関とも連携し実施いたしました メイン取引先に対しては経営改善提案を特に積極的に行い 一層のリレーション強化を図りました (1) 取引先の経営力向上のためのニーズを把握した件数 < 独自 1> 取引先の事業ニーズ件数 6,521 8,176 +1,655 (2) 取引先の経営力向上のためのニーズを把握し 本業支援を行った先数 件数 < 独自 2> 本業支援成約先数 3,084 3,439 +355 本業支援成約件数 4,150 6,029 +1,879 (3) 本業支援先のうち 販路拡大支援を行った件数 及び 販路拡大支援による売上増加額 < 独自 3> 販路拡大件数 291 385 +94 販路拡大による売上金額への貢献 ( 億円 ) 17 6 11 (4) 本業支援先のうち M&A ニーズに本部専担者も一体となって対応した先数 < 独自 4> M&A 支援先数 12 56 +44 (5) 本業支援先のうち 事業承継ニーズに対応した先数 < 独自 5> 事業承継支援先数 80 67 13 4

本業 ( 企業価値の向上 ) 支援 企業のライフステージに応じたソリューションの提供 (6) ソリューション提案先数と融資額及びその割合 < 選択 14> ベンチマーク ( 指標 ) 29/3 30/3 増減 先数割合先数割合先数割合 全取引先数 11,496 11,714 +218 ソリューション提案先数 2,263 19.7% 2,773 23.7% +510 +4.0% ベンチマーク ( 指標 ) 29/3 30/3 増減 残高割合残高割合残高割合 全取引先の融資残高 ( 億円 ) 8,091 7,966 125 ソリューション提案先の融資残高 ( 億円 ) 1,544 19.1% 1,808 22.7% +264 3.6% 5

本業 ( 企業価値の向上 ) 支援 企業のライフステージに応じたソリューションの提供 (7) メイン取引先のうち 経営改善提案を行っている先の割合 < 選択 15> メイン取引先で経営改善提案を行っている先 メイン取引先で経営改善提案を行っている先の割合 (8) 外部専門家の活用 < 選択 40> 1,077 1,067 10 20.3% 19.0% 1.3% 外部専門家を活用して本 業支援を行った取引先数 58 91 +33 (9) 中小企業支援策の活用 < 選択 43> 取引先の本業支援に関連する中小企業支援策の活用を支援した先数 (10) 他の金融機関との提携 連携 < 選択 44> 取引先の本業支援のため 民間金融機関と提携 連携した先数 取引先の本業支援のため 政府系金融機関と提携 連携した先数 31 27 4 21 21 ±0 4 4 ±0 6

地域へのコミットメント 地域企業とのリレーション < 選択 1 2> 本業支援を通じ積極的な融資に取組んでおり 全取引先数は増加しております メイン取引先数 全取引先数に占める割合は いずれも増加しており 取引先と安定的な関係を継続しております ベンチマーク ( 指標 ) 29/3 30/3 増減 地元地元外地元地元外地元地元外 全取引先数 11,496 11,714 +218 地域別の取引先数の推移 8,362 3,134 8,459 3,255 +97 +121 メイン取引 ( 融資残高 1 位 ) 先数の推移 5,308 5,627 +319 全取引先数に占める割合 46.2% 48.0% +1.8% 7

取引先企業の経営改善や成長力の強化 < 共通 1> 取引先とのリレーション強化によりメイン先の先数 残高とも増加しております 本業支援による経営支援の効果もあって 取引先の経営指標は着実に改善し 融資残高も増加しております ベンチマーク ( 指標 ) 30/3 メイン先数 5,627 メイン先の融資残高 ( 億円 ) 3,704 経営指標等が改善した先数 4,309 ベンチマーク ( 指標 ) 29/3 30/3 経営指標等が改善した先に係る3 年間の 事業年度末の融資残高の推移 ( 億円 ) 2,923 3,040 取引先企業の抜本的事業再生等による生産性の向上 < 共通 2 3 4> 中小企業の条件変更先のうち 経営改善計画が好調 順調に推移しているのは全体の 52.2% となっております ライフステージ別では与信先数 融資残高とも安定的に推移しております 今後も様々な資金調達手法を提案し 取引先の幅広いニーズに応えてまいります ベンチマーク ( 指標 ) 条変総数好調先順調先不調先 中小企業の条件変更先に係る経営改善計画の進捗状況 ( 先 ) 1,443 384 370 689 ベンチマーク ( 指標 ) 創業第二創業 金融機関が関与した創業 第二創業の件数 359 0 ベンチマーク ( 指標 ) 全与信先創業期成長期安定期低迷期再生期 ライフステージ別の与信先数 11,463 706 1,666 3,636 902 1,536 ライフステージ別の与信先に係る事業年度末の融資残高 ( 億円 ) 7,966 328 1,507 2,467 368 1,185 8

担保 保証に過度に依存しない融資 < 共通 5 選択 5 11> 当行では 取引先の事業内容把握のために事業性評価シートを活用しております 本業支援の第一歩はお客さまの事業内容をよく知ることであり 事業性評価により事業内容を把握した上で 積極的な本業支援を行ってまいります 経営者保証につきましては 経営者保証に関するガイドライン の主旨を踏まえた対応を積極的に行っております < 参考 > ローカルベンチマークとは ローカルベンチマークとは 企業の経営者等と金融機関 支援機関等が 企業の状態を把握し 双方が同じ目線で対話を行うための 健康診断ツール のことです ローカルベンチマークには財務情報と非財務情報の 2 つの枠組みがあり 経営者と金融機関 支援機関が同じ目線で対話を深めるきっかけ ( 入口 ) 作りを目的としています < 参考 > 経営者保証に関するガイドラインとは 経営者の個人保証について (1) 法人と個人が明確に分離されている場合などに 経営者の個人保証を求めないこと (2) 多額の個人保証を行っていても 早期に事業再生や廃業を決断した際に一定の生活費等 ( 従来の自由財産 99 万円に加え 年齢等に応じて 100 万円 ~360 万円 ) を残すことや 華美でない 自宅に住み続けられることなどを検討すること (3) 保証債務の履行時に返済しきれない債務残額は原則として免除することなどを定めることにより 経営者保証の弊害を解消し 経営者による思い切った事業展開や 早期事業再生等を応援します 第三者保証人についても 上記 (2),(3) については経営者本人と同様の取扱となります ベンチマーク ( 指標 ) 先数融資残高 事業性評価に基づく融資を行っている与信先数及び融資残高 ( 億円 ) 上記計数の全与信先数及び当該与信先の融資残高に占める割合 ベンチマーク ( 指標 ) 事業性評価の結果やローカルベンチマークを示して対話を行っている取引先数 事業性評価の結果やローカルベンチマークを示して対話を行っている取引先のうち 労働生産性の向上に資する対話を行っている取引先数 ベンチマーク ( 指標 ) 経営者保証に関するガイドラインの活用先数 及び 全与信先数に占める割合 全与信先数 1 5,108 3,935 44.6% 49.4% ガイドライン活用先数 2 取引先数 2,603 2/1 91 11,463 1,332 11.6% 9

人材育成 < 選択 39> 本気の本業支援 を実現すべく 自発的な行動のできる人材 目利きのできる人材 の育成に向けた研修実施及び資格取得を推進しております 全行をあげて組織的に本業支援が行えるよう 人材教育への注力と情報ネットワークの強化を行い お客さまに最適な提案 情報提供ができるよう取り組んでまいります ベンチマーク ( 指標 ) 29/3 30/3 取引先の本業支援に関連する研修実施回数 181 78 同研修等への参加者数 1,772 1,403 本業支援に関する資格取得者数 ( 累計 ) 229 248 10

金融仲介機能のベンチマーク に関する用語等の定義 ( 補足説明 ) 項目用語等の定義 ( 補足説明 ) 取引先 法人 個人事業主の与信先 ( 融資残高がない先を含む ) のほか 融資残高はないが本業支援を行っているお客さま 与信と融資 メイン先 与信先 融資残高のあるお客さまならびに融資枠の設定があるお客さま 融資先 融資残高のあるお客さま 事業年度末時点の借入残高のうち 当行からの融資残高が 1 位の与信先 本業支援 取引先の事業ニーズ件数 取引先の経営力向上のためのニーズにサポートを行うこと ( 創業支援 販路開拓支援 M&A 支援 事業承継 人材紹介 公的支援等の経営サポートを含む ) 取引先の経営力向上のためのニーズを把握し 当行のシステムに登録した件数 本業支援成約先数 件数 取引先の販路拡大及び売上金額への貢献 M&A 支援先数 取引先の経営力向上のためのニーズを把握し 当行のシステムに登録した先で 当行が何らかの対応を行った先数及び件数 取引先に紹介した販路先とビジネスマッチングが成立した件数 及び ビジネスマッチングが成立した日から期末までの売上増加額 譲受または譲渡のニーズがある取引先に対して 本部 M&A 専担者が面談を実施し 取引先と方向性を共有したうえで 解決に向けての何らかの対応を行った先数 11

金融仲介機能のベンチマーク に関する用語等の定義 ( 補足説明 ) 項目用語等の定義 ( 補足説明 ) 事業承継支援先数 取引先の事業承継ニーズを確認し 現状分析や課題整理を実施し 取引先に具体的提案や情報提供を行った先数 創業への関与 ライフステージ 経営改善計画の進捗状況 以下の支援等を行った先を 創業への関与先 に区分 (1) 創業計画の策定支援 (2) 創業期の取引先への融資 (3) 政府系金融機関や創業支援機関の紹介 (4) ベンチャー企業への助成金 融資 投資 (1) 創業期 : 事業年度末時点で設立年月日が 5 年以内である与信先 (2) 成長期 : 売上高平均で直近 2 期が過去 5 期の 120% 超の与信先 (3) 安定期 : 売上高平均で直近 2 期が過去 5 期の 120%~80% の与信先 (4) 低迷期 : 売上高平均で直近 2 期が過去 5 期の 80% 未満の与信先 (5) 再生期 : 事業年度末時点において貸出条件変更等により企業支援を行っている先及び延滞先 貸出条件変更先について 事業年度末時点で前期決算と比較し 売上高 当期利益 償却前当期利益の 3 指標の単純平均比較で区分 (1) 好調 (120% 超 ) (2) 順調 (80%~120%) (3) 不調 (80% 未満 ) 経営改善計画のない先は不調に区分 12

< 本件に関するお問い合わせ先 > 株式会社きらやか銀行経営企画部 ( 担当 : 奥村 熊谷 ) TEL 023-628-3989 ホームページアドレス https://www.kirayaka.co.jp/