地絡方向継電装置地絡電圧継電装置 DG-71 71 DG-73 73 VG-7 DG-71-DC DG-73-DC VG-7-DC シリーズ 98-4A 2011/04/06 JIS C 4609 高圧受電用地絡方向継電装置適合品 特長 (1) 継電器内部は差込構造です (2) 高耐ノイズ性で 電波 サージ等の影響を受け難い機能を持っています (3) 電圧 周波数 温度などの変化に対し安定した動作をします (4) 高調波対策品です (5) 出力接点の復帰方式が自動 / 手動切り替えになりました (DG-71 73 シリーズ ) (6) ケースが樹脂ケースに変わりました 取付穴寸法は旧形品 (DG-21 23 シリーズ VG-3 シリーズ ) と同じです (7) 零相変流器 () は 41~240 D55~D100 のうちから選定してください すべてに互換性がありますので 製造番号を合わせる必要がありません (8) 零相蓄電器 (ZPC) は ZPC-9 シリーズをご使用ください ZPC-9B は互換性がありますので 製造番号を合わせる必要はありません (9) 環境対策品 ( 欧州 RoHS 指令対応品 ) です 1/22 光商工株式会社
仕様 項目形式 DG-71 DG-71 DG-73 DG-73 VG-7 定格 性能 機能 動作電流整定値 0.1-0.2-0.4-0.6-1.0(A) - 動作電圧整定値 ( 完全地絡電圧の %) 動作時間整定値 0.05-0.2-0.5-0.8-1.0(s) - 2.5-5-7.5-10-15 (%) 制御電圧 AC 110V 使用電圧範囲 AC90~120V 周波数 50/60Hz 使用温度範囲 -20 ~+60 消費電力 動作値誤差 動作位相誤差 常時 AC110V 4.4VA 動作時 AC110V 5.5VA Io ±10% - Vo - ±25% Vo= 整定電圧値の 150% 電圧 Io= 整定電流値の 1000% 電流 ( 進み ) 130 ±25 ( 遅れ )35 ±25 21 ページ参照試験電流整定電流値に対する % - 試験電圧整定電圧値に対する % 整定値 (s) 150% 整定値 (s) 130% 400% 動 作 時 間 誤 差 0.05 0.1 以下 0.1 以下 0.05 0.1 以下 0.2 0.1~0.3 0.1~0.2 0.2 0.1~0.2 0.5 0.4~0.65 0.4~0.6 0.5 0.4~0.6 0.8 0.7~0.95 0.7~0.9 0.8 0.7~0.9 制御電圧の影響 1.0 0.95~1.15 0.95~1.1 1.0 0.95~1.1 AC90~120V において ( 標準状態における実測値に対して ) 動作電流 ±5% 動作位相 ±5 動作電圧 ±10% 動作時間 ±10%(0.05s は 0.1s 以下 ) -20 ~+60 において ( 標準状態における実測値に対して ) 温 度 の 影 響 動作電流 ±10% 動作位相 ±15 動作電圧 ±15% 動作時間 ±10%(0.05s は 0.1s 以下 ) 過 地 絡 耐 量 AC 120A 連続 - 絶 縁 抵 抗継電器の電気回路一括と外箱間 DC500V メガーにて 20Ω 以上 商 用 周 波 耐 電 圧継電器の電気回路一括と外箱間 AC2000V 1 分間 振 動複振幅 0.4mm 16.7Hz 前後 左右 上下 各方向 600s DG-71 シリーズ接続台数 - 30 台 試験方式試験 / 復帰スイッチ ( 兼用 ) 試験スイッチ 動作表示 出力接点 表示方式 復帰方式 復帰方式 構 成 開閉容量 閉路容量 マグサイン表示 ( 動作時橙 ) Io,Vo の動作表示発光ダイオード表示 ( 赤 ) マグサイン表示手動復帰方式 ( 試験 / 復帰スイッチ ( 兼用 )) Io,Vo の動作表示自動復帰方式 自動 / 手動復帰切替 ( 手動復帰設定時は試験 / 復帰スイッチ ( 兼用 )) 電圧引き外し用及び警報用 2a 外装色マンセル記号 1.5 電流引き外し用 引き外し電流電源端子 S1,S2 (DG-71 73) トリップ端子 T1,T2 変流器接続端子 O1,O2 発光ダイオード表示 ( 赤 ) 自動復帰方式 自動復帰方式 電圧引き外し用及び警報用 AC110V 5A(cosφ=1) 2A(cosφ=0.4) DC100V 0.6A(/R=1ms) 0.2A(/R=7ms) 電流引き外し用 AC110V 5A(cosφ=0.4)(71 73) - 電圧引き外し用及び警報用 DC140V 5A 0.2s (/R=7ms) 電流引き外し用 AC110V 10A(cosφ=0.4)(71 73) 質量約 1.0kg 約 1.4kg 約 1.0kg 約 1.4kg 約 1.0kg - - 2/22 光商工株式会社
項目形式 DG-71-DC DG-73-DC VG-7-DC 定格 動作電流整定値 0.1-0.2-0.4-0.6-1.0(A) - 動作電圧整定値 ( 完全地絡電圧の %) 動作時間整定値 0.05-0.2-0.5-0.8-1.0(s) - 2.5-5-7.5-10-15 (%) 制御電圧 DC 100V 使用電圧範囲 DC80~143V 使用温度範囲 -20 ~+60 消費電力 動作値誤差 常時 DC100V 2W 動作時 DC100V 3W Io ±10% - Vo - ±25% 動作位相誤差 Vo= 整定電圧値の 150% 電圧 Io= 整定電流値の 1000% 電流 ( 進み ) 130 ±25 ( 遅れ )35 ±25 21 ページ参照試験電流整定電流値に対する % 整定値 (s) 130% 400% 試験電圧 - 整定電圧値に対する % 整定値 (s) 150% 性能 機能 動作時間誤差 制御電圧の影響 0.05 0.1 以下 0.1 以下 0.05 0.1 以下 0.2 0.1~0.3 0.1~0.2 0.2 0.1~0.2 0.5 0.4~0.65 0.4~0.6 0.5 0.4~0.6 0.8 0.7~0.95 0.7~0.9 0.8 0.7~0.9 1.0 0.95~1.15 0.95~1.1 1.0 0.95~1.1 DC80~143V において ( 標準状態における実測値に対して ) 動作電流 ±5% 動作位相 ±5 動作電圧 ±10% 動作時間 ±10%(0.05s は 0.1s 以下 ) -20 ~+60 において ( 標準状態における実測値に対して ) 温 度 の 影 響 動作電流 ±10% 動作位相 ±15 動作電圧 ±15% 動作時間 ±10%(0.05s は 0.1s 以下 ) 過 地 絡 耐 量 AC 120A 連続 - 絶 縁 抵 抗継電器の電気回路一括と外箱間 DC500V メガーにて 20Ω 以上 商用周波耐電圧継電器の電気回路一括と外箱間 AC2000V 1 分間 振 動複振幅 0.4mm 16.7Hz 前後 左右 上下 各方向 600s DG-71 シリーズ接続台数 - 30 台 試験方式試験 / 復帰スイッチ ( 兼用 ) 試験スイッチ 電源表示発光ダイオード表示 ( 緑 ) 動作表示 出力接点 表示方式 復帰方式 復帰方式 構 開閉容量 マグサイン表示 ( 動作時橙 ) Io,Vo の動作表示発光ダイオード表示 ( 赤 ) マグサイン表示手動復帰方式 ( 試験 / 復帰スイッチ ( 兼用 )) Io,Vo の動作表示自動復帰方式 自動 / 手動復帰切替 ( 手動復帰設定時は試験 / 復帰スイッチ ( 兼用 )) 成電圧引き外し用及び警報用 2a 発光ダイオード表示 ( 赤 ) 自動復帰方式 自動復帰方式 電圧引き外し用及び警報用 AC110V 5A(cosφ=1) 2A(cosφ=0.4) DC100V 0.6A(/R=1ms) 0.2A(/R=7ms) 閉路容量電圧引き外し用及び警報用 外装色マンセル記号 1.5 質量約 1.3kg DC140V 5A 0.2s (/R=7ms) 3.3kV 電路用の動作電圧整定値は 5-10-15-20-30 (%) です また 組み合わせの ZPC は ZPC-9BS:3.3kV 用です DG-71 シリーズは動作電圧整定値がないため 6.6/3.3kV 電路共用です 3/22 光商工株式会社
動作 自家用需要家殿受電所の構内で地絡事故が発生しますと 電路に流れる零相電流 (Io) は零相変流器 () により検出され 地絡方向継電器の Z1,Z2 端子に供給されます 同時に対地電圧の不平衡から零相電圧 (Vo) が発生し 零相蓄電器 (ZPC) または接地形計器用変成器 (VT) により検出され 地絡方向継電器または地絡電圧継電器の Y1,Y2 端子に入力されます (VT の場合には零相電圧変換器 CF-107 または CF- 107A を使用します ) 地絡方向継電器に供給された Io は回路を通って 増幅 レベル検出され 動作電流整定値に達した場合 動作電流表示灯が点灯します また Vo も同様な回路を通り 動作電圧整定値に達した 場合に動作電圧表示灯が点灯します Io Vo の波形整形された信号は位相比較回路で判断し 時限回路を経て出力接点及び動作表示器を動作させます 受電所の構外で地絡事故があった場合には Io の位相が逆となり 位相比較の判定条件が逆となり 位相比較の判定条件があわずに動作しません 下図のように B 需要家殿で地絡事故が発生した場合に A 需要家殿の にも電流 (Iza=Ica) が流れますが この電流を位相判別すると構外の事故と判別するので 地絡方向継電器は動作しません また B 需要家殿の に流れる電流 (Izb=Ig-Icb=Ico+Ica) は位相判別すると自構内の事故と判別しますので 地絡方向継電器は動作します A A 需要家殿 電力会社殿変電所 Iza(=Ica) Ica Ca Co B Ico B 需要家殿 Izb Cb Ig (Izb=Ig-Icb=Ico+Ica) Icb 地絡方向継電器 DG-73 シリーズ (DG-73, DG-73, DG-73-DC) 零相電圧 (Vo) 及び零相電流 (Io) を入力することができ 一般的には1 回路用として使用されます パルス波形に整形された零相電圧の位相信号は, 端子を利用して DG-71 シリーズに分配することができます このとき DG-71 シリーズを最大 30 台まで接続することができます 地絡方向継電器 DG-71 シリーズ (DG-71, DG-71, DG-71-DC) 零相電流 (Io) のみを入力し 零相電圧の位相信号は DG-73 シリーズ または VG-7 シリーズから, 端子を介して入力されます 主に分岐回路用として使用されます 地絡電圧継電器 VG-7 シリーズ (VG-7, VG-7-DC) 零相電圧 (Vo) のみを入力します パルス波形に整形された零相電圧の位相信号は, 端子を利用して DG- 71 シリーズに分配することができます このとき DG-71 シリーズを最大 30 台まで接続することができます 4/22 光商工株式会社
ブロック図 DG-73 Z1 Z2 Y1 Y2 PT 信号出力電源 増 幅 増 幅 波形整形 レベル検出 レベル検出 波形整形 電流表示 電圧表示 TS1 X 時限自己保持動作表示 TS1: 自動 / 手動復帰切替スイッチ : 試験 / 復帰スイッチ ( 兼用 ) PT: 電源トランス X: リレー DG-71 Z1 Z2 PT 信号入力電源 増 幅 波形整形 レベル検出 電流表示 電圧表示 TS1 X 時限自己保持動作表示 TS1: 自動 / 手動復帰切替スイッチ : 試験 / 復帰スイッチ ( 兼用 ) PT: 電源トランス X: リレー 5/22 光商工株式会社
DG-73 Z1 Z2 Y1 Y2 PT 信号出力電源 X1 増 幅 増 幅 動作表示 波形整形 レベル検出 レベル検出 波形整形 X2 電流表示 電圧表示 TS1 時 限 自己保持 CH TS1: 自動 / 手動復帰切替スイッチ T1 T2 O1 O2 S1 S2 : 試験 / 復帰スイッチ ( 兼用 ) PT : 電源トランス X1,X2: リレー DG-71 Z1 Z2 PT 信号入力電源 X1 増 幅 波形整形 動作表示 レベル検出 X2 電流表示 電圧表示 TS1 時 限 自己保持 CH TS1: 自動 / 手動復帰切替スイッチ T1 T2 O1 O2 S1 S2 : 試験 / 復帰スイッチ ( 兼用 ) PT : 電源トランス X1,X2: リレー 6/22 光商工株式会社
DG-73-DC (+)(-) Z1 Z2 Y1 Y2 F 信号出力 DC/AC 変換 PT 波形整形 増 幅 増 幅 波形整 レベル検出 レベル検出 形 電 源 電源表示 電流表示 電圧表示 発 振 X TS1 時限自己保持動作表示 TS1: 自動 / 手動復帰切替スイッチ : 試験 / 復帰スイッチ ( 兼用 ) PT : 電源トランス X: リレー F: ヒューズ DG-71-DC (+)(-) Z1 Z2 F 信号入力 DC/AC 変換 PT 増 幅 波形整形 電 源 レベル検出 発 振 電源表示 電流表示 電圧表示 X TS1 時限自己保持動作表示 TS1: 自動 / 手動復帰切替スイッチ : 試験 / 復帰スイッチ ( 兼用 ) PT : 電源トランス X: リレー F: ヒューズ 7/22 光商工株式会社
VG-7 Y1 Y2 TS PT 信号出力電源 増 幅 レベル検出 波形整形 電圧表示 時 限 X TS: 試験スイッチ PT: 電源トランス X: リレー VG-7-DC (+)(-) Y1 Y2 TS F 信号出力 DC/AC 変換 増 幅 PT レベル検出 波形整形 電 源 電圧表示 電源表示 時 限 発 振 X TS: 試験スイッチ PT: 電源トランス X: リレー F: ヒューズ 8/22 光商工株式会社
システム構成 1. 普通高圧の組み合わせ例 (AC 電源の場合 ) ZPC-9B DG-73 73 零相変流器 ZPC-9B DG-73 73 1 零相変流器 DG-71 71 2 零相変流器 ZPC-9B VG-7 1 DG-71 71 2 零相変流器 (DC 電源の場合 ) ZPC-9B DG-73-DC 零相変流器 ZPC-9B DG-73-DC 3 零相変流器 DG-71-DC 4 零相変流器 ZPC-9B VG-7-DC 3 DG-71-DC 4 零相変流器 2. 特別高圧二次側の組み合わせ例 (AC 電源の場合 ) VT/190V,110V 5 CF-107 107A 5 同一製番 DG-73 73 零相変流器 同一製番 VT/190V,110V 5 CF-107 107A 5 DG-73 73 1 零相変流器 DG-71 71 2 零相変流器 同一製番 VT/190V,110V 5 CF-107 107A 5 VG-7 1 DG-71 71 2 零相変流器 (DC 電源の場合 ) VT/190V,110V 5 CF-107 107A 5 同一製番 DG-73-DC 零相変流器 同一製番 VT/190V,110V 5 CF-107 107A 5 DG-73-DC 3 零相変流器 DG-71-DC 4 零相変流器 同一製番 VT/190V,110V 5 CF-107 107A 5 VG-7-DC 3 DG-71-DC 4 零相変流器 1 DG-21 21 との組み合わせもできます 2 DG-23 23,VG-3C との組み合わせもできます 3 DG-21-DC1 との組み合わせもできます 4 DG-23-DC1,VG-3C-DC1 との組み合わせもできます 5 VT/190V の場合は CF-107 との組み合わせ VT/110V の場合は CF-107A との組み合わせになります DG-11 シリーズ VG-2 シリーズ及び零相蓄電器 ZPC-1 シリーズとは組み合わせができません 9/22 光商工株式会社
外部接続図例 電圧引き外し (DG-73 と ZPC-9B の場合 ) DS F VT DG-73 Z1 Z2 Y1 Y2 TC 補助接点 CT トリップ電源 DC またはAC OC-14 ZPC-9B T y1 y2 C1R C2R Ta Tc Tb C1T C2T 警報回路へ A メーター切替スイッチ 負荷側 R S T A A 10/22 光商工株式会社
電流引き外し (DG-73 と ZPC-9B の場合 ) DS F VT DG-73 Z1 Z2 Y1 Y2 TC S1 S2 T1 T2 補助接点 トリップ電源 AC100V CT O1 O2 OC-13 A ZPC-9B T y1 y2 T1T C2T2T C1T T1R C2T2R C1R メーター切替スイッチ 警報回路へ 負荷側 R S T A A 11/22 光商工株式会社
多分岐回路 (DG-73, DG-71, DG-71 と ZPC-9B の場合 ) DS F VT DG-73 Z1 Z2 Y1 Y2 CT ZPC-9B T y1 y2 A AC110V DG-71 Z1 Z2 TC DG-71 Z1 Z2 S1 S2 T1 T2 O1 O2 AC110V トリップ電源 AC100V 補助接点 CT OC-13 T1T C2T2T C1T T1R C2T2R C1R 負荷側 負荷側 警報回路へ メーター切替スイッチ R S T A A 12/22 光商工株式会社
多分岐回路 (VG-7, DG-71, DG-71 と ZPC-9B の場合 ) DG-71 DS F VT Z1 Z2 VG-7 Y1 Y2 CT A ZPC-9B T y1 y2 AC110V AC110V DG-71 Z1 Z2 TC DG-71 Z1 Z2 S1 S2 T1 T2 O1 O2 AC110V トリップ電源 AC100V 補助接点 CT OC-13 T1T C2T2T C1T T1R C2T2R C1R 負荷側 負荷側 警報回路へ メーター切替スイッチ R S T A A 13/22 光商工株式会社
特別高圧受電二次側 (VG-7, DG-71 と CF-107 または CF-107A の場合 ) CF-107 または CF-107A VG-7 VT CR a Y1 f Y2 AC110V Y1 Y2 CT A PF DG-71 Z1 Z2 DG-71 Z1 Z2 AC110V AC110V 負荷側 負荷側 14/22 光商工株式会社
設計及び施工上の注意 盤加工及び取り付け (1) DG-71 73 シリーズ及び VG-7 シリーズの取付穴は 外形図の取付穴寸法図を参考にしてください (2) 旧形品 (DG-21 23 シリーズ及び VG-3 シリーズ ) と取付穴寸法は同じです 更新の際はそのまま交換することが可能です 但し 旧形品 (DG-11D 13D 及び VG-2 等の丸胴ケース ) の取付穴に金属ケース用アダプター CF-154 を使用して取り付けている場合は CF-154 を CF-156 へ交換が必要です (3) 旧形品 (DG-11D 13D 及び VG-2 等の丸胴ケース ) から更新する場合は 専用アダプター (CF-111 または CF-156) をご用意しています 用途に応じてご利用ください CF-111 を使用する場合は盤加工が必要になります 詳細は外形図を参照してください CF-156 の場合 盤加工は必要ありませんが ケースより内部ユニットの抜き差しはできません の選定及び配置 (1) 設置する は負荷電流の大きさ及び電線の太さを考慮して選定してください (2) を設置する場合 引き込みケーブルまたは遮断器の二次側に設置してください (3) IP 電線等の絶縁電線を貫通する場合はスペーサーが必要になります ( スペーサーは別売りです ) (4) 分割形 は CV, CVT 等 ケーブル専用です IP 電線等の絶縁電線には使用できません (5) を設置される際の極性は を 負荷側を としてください 誤った極性で設置すると不要動作の要因になります (6) ケーブルを貫通する場合 シールドアース線の接地は適切な設置をしてください 詳細は 高圧ケーブルのシールド接地の取り方 を参照してください (7) の二次側端子 (l) は接地しないでください ZPC の設置 (1) との前後の関係は自由ですが 受電用の主遮断器の二次側に設置してください (2) 主遮断器の二次側に設置した場合は ZPC の一次側に保護装置は特に必要ありません (3) ZPC は静電容量が小さいので 6.6kV/3.3kV 絶縁変圧器二次側に使用する接地補償用コンデンサとしては使用できません CF-107 107A の設置 (1) VT の三次出力電圧と CF-107 107A の入力電圧をご確認ください 誤った組み合わせをした場合 故障 誤動作の要因になります 出力電圧 190V は CF-107 110V は CF-107A との組み合わせになります 配線及びその他 (1) 配線する際は 外部接続図例を参考にして誤りのないように配線してください (2) の二次配線はk Z1 l Z2 に接続してください (3) ZPC の二次配線は y1 Y1 y2 Y2 に接続してください (4) DG と DG(VG) と ZPC の配線 及び 信号線はシールド線をご使用ください (5) 信号線の距離が長くなると誘導を受けやすくなります 信号線の長さの目安を 100m 以内として 極力短くなるようにしてください (6) その他の接続配線には 600V 絶縁電線をご使用ください (7) 配線が済みましたら 誤配線のないことをご確認の上 制御電源を投入してください (4) ZPC の二次側端子 (y2) は必ず D 種接地に接続してください (5) 使用する際は 高圧側絶縁電線の被覆を取り除いて接続してください (6) ZPC の付属電線 CF-89 は必ずそのままでご使用ください 切りつめることや他の電線で延長することはしないでください また CF-89 のたるんだ部分は 高圧部より 70mm 以上離して固定してください (2) VT の三次出力端子に制限抵抗 (CR) が設置されていることをご確認ください 設置なしで接続された場合 不要動作の要因となります (3) CF-107 107A の二次側端子 Y2 は 必ず D 種接地に接続してください (8) 継電器の試験スイッチで 正常に動作することをご確認ください 出力接点が動作しますのでご注意ください (9) DC 電源の場合は 電源端子が (+) (-) となりますので 極性にはご注意ください (10) 絶縁変圧器の二次電路の地絡を保護する際は 接地補償用コンデンサ または接地変圧器が必要になります (11) 中継端子を設けておりますので 配線のシールド層の接地用として またシールド層の中継用としてご使用ください ケースアース用の端子ではありません ケースアース用の接地線は不要です (12) 旧形品の ZPC-9 と組み合わせて使用する場合 最大整定値の試験が試験端子ではできない場合があります ご了承ください 15/22 光商工株式会社
作時動作電流動間感度協調 配線用電線 地絡方向継電器 DG-71 73 シリーズ及び地絡電圧継電器 VG-7 シリーズの配線は下表を参考にしてください DG (Z1,Z2) DG,VG (Y1,Y2) DG,VG (,) DG,VG (,) DG,VG ( 接点 ) DG (O1,O2) DG (T1,T2) DG (S1,S2) 配線箇所電線種類太さ許容亘長 (k,l) ZPC (y1,y2) DG (,) 電源 OCR(OC) (T1T,C2T2T) トリップコイル トリップ電源 2 芯シールド線 0.75mm 2 以上 低圧絶縁電線 JIS C 3307(600V ビニル絶縁電線 (IV)) JIS C 3316( 電気機器用ビニル絶縁電線 (IV)) JIS C 3317(600V 二種ビニル絶縁電線 (HIV)) 100m 以内 ( 全亘長 ) 1.25mm 2 以上規定なし 協調について 時限協調普通高圧需要家殿に於いては自構内の事故を外部に波及させないことが最も重要なこととなります よって電力会社殿変電所に使用されている地絡方向継電器よりも早く動作させる必要があります そのため需要家殿側では地絡方向継電器の動作時間と遮断器の遮断時間を含めて電力会社殿の地絡方向継電器より早くしなければなりません 地絡方向継電器の協調は 上位の地絡方向継電器と下位の地絡方向継電器の間に 0.3s あれば 協調は取れるとされています この 0.3s は 下位の地絡方向継電器の動作時間上限値と遮断器の遮断時間が上位の地絡方向継電器の動作時間下限値を考慮しても 協調が取れるとされている時間です よって 下位の地絡方向継電器の整定時間を 0.2s とした場合に上位の地絡方向継電器の動作時間整定は 0.5s となります 電力会社殿地絡方向継電器動作時間上位地絡方向継電器の動作時間下限値遮断器遮断時間下位地絡方向継電器の動作時間上限値 感度協調につきましては 検出に支障がない範囲で最も鋭敏な検出感度とすることが望ましいです 一般的に 6.6kV 電路では動作電流整定値 (Io) を 0.2A 動作電圧整定値(Vo) を 5% と整定しているようです 動作感度整定及び動作時間整定は電力会社殿との協議のうえ 決定してください 16/22 光商工株式会社
高圧ケーブルのシールド接地の取り方 高圧ケーブルに を設置される場合 シールドアースの接地の取り方によって 保護対象が変わります また 誤った施工をしますと不要動作の原因となりますのでご注意ください 正しい施工方法 ケーブルが地絡保護対象の場合 (1) ケーブルのシールド接地線を の から へ貫通した後 接地します この場合ケーブルの両端接地も可能です ブラケット ブラケット負荷側 誤った施工方法 ケーブルが地絡保護対象の場合 (1) シールド接地線を に貫通しないで接地すると ケーブル地絡事故を検出できません ブラケット ブラケット負荷側 DGR DGR (2) ケーブルのシールド接地線を負荷側にて 1 点接地します この場合 両端接地はできません ブラケット ブラケット負荷側 誤動作の原因になる場合 (1) シールド接地線を の前後で接地すると閉回路が構成され 誤動作する場合があります ブラケット ブラケット負荷側 DGR DGR (3) ケーブルの負荷側シールド接地線を に貫通せずに接地します この場合 ケーブルの両端接地はできません また ケーブル地絡に関しては検出できますが 遮断保護はできません ブラケット ブラケット 負荷側 (2) シールド接地線を に貫通する方向が逆のため 誤動作する場合があります ブラケット ブラケット負荷側 DGR DGR ケーブルが地絡保護対象外の場合 (1) ケーブルに を設置し シールド接地線を の から に貫通して接地します (3) シールド接地線を に 2 回貫通することになるため 誤動作する場合があります ブラケット ブラケット 負荷側 ブラケット ブラケット 負荷側 DGR DGR 17/22 光商工株式会社
構成機器 外観結線図仕様 零相変流器 形 式 64 (200A) 最 高 電 圧 6.9kV 過電流強度 40 倍 1 秒 絶 縁 階 級 6 号 A 商用周波耐電圧 AC22kV 1 分間 材 質 エポキシ樹脂 極 性 減極性 使 用 場 所 屋内 ( 注 ) 写真 形式は代表例です 詳細は零相変流器のカタログを参照してください 零相蓄電器 ( 碍子形 ) U V W T y 1 y 2 形 式 ZPC-9B 定 格 電 圧 6.6kV 絶 縁 階 級 6 号 A 商用周波耐電圧 AC22kV 1 分間 静 電 容 量 250pF 3 曲げ耐荷重 3528 (360kgf) 材 質 エポキシ樹脂 質 量 約 3.5kg 使 用 場 所 屋内 a f 零相電圧変換器 形 式 CF-107 または CF-107A 定格入力電圧 190V または 110V Y2 Y1 C1 S1 S2 T1 T2 O1 O2 CH-C X 補助継電器 形 式 CF-15A トリップ電源 AC100V 50/60Hz 商用周波耐電圧 AC2000V 1 分間 質 量 約 1.6g 用 途 トリップコイル電流 制限用 18/22 光商工株式会社
外形図 DG-73 73 73-DC, DG-71 71 71-DC, VG-7 7-DC (91) 12 (152) 20 端子ネジ 4 196 166 角穴 168 180 20 85 2-φ6 穴 取付穴寸法図 DG-73 71 の場合 81 中継端子 4 41, 64, 106, 120, 156 D F φa B C,, H G I J 4-4 寸法 形式 41 64 106 120 156 A 41 64 106 120 156 B 57 75 104 107 145 C 78 98 127 140 175 D 62 82 109 110 145 66 83 112 120 160 F 50 67 94 90 130 G H I J 42 44 22 19 12 7 59 61 22 19 15 9 86 88 25 22 15 9 90 95 33 31 15 10 128 131 43 40 15 11 シリーズ ( 貫通形 ) 寸法表 D70, D100 ( 注 )56, 240 も組み合わせできます 詳細は零相変流器のカタログを参照してください G 端子カバー φd H I A 寸法 形式 D70 D100 A B C D 172 250 280 70 200 280 310 100 C 15 B 15 F 4-4 端子記号 F G H I 47 51 64 70 230 260 87 101 90 ー 9 D シリーズ ( 分割形 ) 寸法表 φ9 穴 15 ( 注 )D55 も組み合わせできます 詳細は零相変流器のカタログを参照してください 19/22 光商工株式会社
1 2 1 2 1 2 O1 2 T 2 1 ZPC-9B 32 2-8 70 16 55 3 最大 300mm 高圧絶縁カバー CF-93 約 1m は離せます 5-4 T 95 2 1 130 119 90 端子 4 端子 4 CF-71A CF-89 27 PD-2A 40 3-10 ( 有効ネジ深さ16) 40 2-4 ( 有効ネジ深さ 5) 80 変成器 CF-71A ZPC-9B 用補助金具 (CF-71A) φ30 10 8 R22 22 4.5 106 8 90 8 34 φ44 152 108 44 25 92 25 2-φ7 穴 厚さ 3.2 PD 用パイプ取付金具 CF-90 CF-71A 用パイプ取付金具 CF-91 CF-71A 用表面取付金具 CF-92 CF-15A CF-107 107A 4-φ4.5 穴取付足 45 1 2 3 a 1 f 2 C P S S T T O 21 80 21 122 33 89 3.5 4 5 6 7 8 9 10 60 70 126 140 (26) 12 112 65 110 2-φ5 取付穴 電圧変換 5 6 Y1 Y2 端子記号 10 32 52 取付ピッチ取付ピッチ 20/22 光商工株式会社
CF-111 ( 角胴埋込用 ) 180 140 85 40 2.3 15 (140) 85 角穴 160 168 180 216 (φ160) (160) 196 R10 2-φ6 穴 4-5 (4-φ7 穴 ) 盤加工図 CF-156 ( 角胴裏面取付用樹脂ケース専用 ) 180 140 85 70 0.8 2.5 164 140 81.5 40 1.2 15 76 7 角穴 146 160 216 角穴 160 170 180 200 10 両面接着テープ 4-5 パッキン R10 パネル 1.6 15 1.6 シャーシ 4-φ6 穴 2-5 動作位相図 適応 : DG-71 73 シリーズ 105 90 130 155 動作領域 180 0-10 不動作領域 -35-60 -90 21/22 光商工株式会社
安全に関するご注意 ご使用の前に 取扱説明書 をよくお読みの上 正しくお使いください 特殊仕様 1) 3.3kV 電路用 (ZPC 使用時の VG-7 シリーズ DG-73 シリーズ 及び ZPC-9B) 2) 低圧非接地電路用 3) その他の特殊仕様につきましてはお問い合わせください 特殊仕様には形式に S が付きます 本 社 104-0061 東京都中央区銀座 7-4-14( 光ビル ) T 03-3573-1362 FAX 03-3572-0149 大阪営業所 530-0047 大阪市北区西天満 6-8-7( 電子会館 ) T 06-6364-7881 FAX 06-6365-8936 名古屋営業所 460-0008 名古屋市中区栄 4-3-26( 昭和ビル ) T 052-241-9421 FAX 052-251-9228 福岡営業所 810-0001 福岡市中央区天神 4-4-24( 新光ビル ) T 092-781-0771 FAX 092-714-0852 茨城工場 306-0204 茨城県古河市下大野 2000 T 0280-92-0355 FAX 0280-92-3709 川崎流通センター 216-0005 川崎市宮前区土橋 6-1-3 T 044-866-9110 FAX 044-877-7188 お問い合わせ 資料のご請求は 本社継電器営業部 営業所継電器課へ フリーダイヤルによる技術的なお問い合わせ 0120-58-7750 ( 技術グループ ) 土 日 祝日 当社休業日を除く 9:00~11:45 / 12:45~17:00 携帯電話 PHS などではご利用いただけません 電話がかかりにくい場合もございますので この場合は FAX をご利用いただきますようお願い申し上げます FAX による技術的なお問い合わせ 0280-92-6706 ( 技術グループ ) お断りなしに 外観 仕様などの一部を変更することがありますので ご了承ください 尚 最新の情報はホームページにてご案内致しております UR hp://www.hikari-gr.co.jp 22/22 光商工株式会社