PC STATION E Series BIOS セットアップ マニュアル BIOS セットアッププログラムについて BIOS セットアッププログラムとはパソコンの BIOS 設定を確認したり 変更するためのプログラムです セットアッププログラムは マザーボード上のフラッシュメモリに格納されているため いつでも実行できます BIOS セットアッププログラムで定義する設定情報は CMOS RAM と呼ばれる特殊な領域のメモリに格納されています このメモリはマザーボードに搭載されたバッテリーによって保存されているため パソコンの電源を切ったり リセットしてもメモリの内容が消えることはありません パソコンが起動するたびに設定のチェックを行い CMOS RAM 内の情報と 実際のハードウェア設定に違いが見つかれば セットアッププログラムを実行するよう要求してきます *** 注意 *** BIOS の設定を間違うと 深刻なトラブルを引き起こす原因となります BIOS 設定の際には細心のご注意をしてください また ご理解できない場合は BIOS の設定を変更しないことをお勧めします *** メモ *** BIOS 設定を変更する場合 あとで参照できるよう現在の設定をメモしておくことをお勧めします 実際に表示されるメニューは パソコンに接続されているハードウェアや環境により 多少異なる場合があります 1
BIOS セットアッププログラムに入るには 1. 本機の電源を入れると "SOTEC" ロゴが表示されるので その画面が切り替るまでに [F2] キーを押してください キーを押すのが遅れると OS が立ち上がります 2.BIOS セットアッププログラムに入ると セットアップメニュー が表示されます セットアップ画面の最上部のメニューバーから使用できるメニュー メニュー画面 説明 Main ハードウェアコンポーネントにリソースを割り当てます Advanced チップセットを介して使用できる 高度な機能を指定します Security パスワードとセキュリティ機能を指定します Power 電力管理機能を指定します Boot 起動オプションと電源制御を指定します Exit 変更を保存 または破棄します メニュー画面で使用できるファンクションキー セットアップキー 説明 [ Esc] メニューを終了します [ ] または [ ] 別のメニュー画面を選択します [ ] または [ ] カーソルを上下に移動します [ + ] または [ - ] フィールドに対して値を選択します [ F9] 現在のメニューに対する デフォルトの設定値を読み込みます [ F10] 現在の値を保存し セットアップを終了します [ Enter] コマンドを実行したり サブメニューを選択します ヘルプウィンドウ各メニューの右側のフィールドヘルプウィンドウに 現在選択しているフィールドのヘルプが表示されます 2
BI BIOS セットアッププログラムメニュー Main メニュー CPU やメモリの情報を見たり システムの日付や時刻の設定を行います BIOS Version - BIOS のバージョン番号を表示します Processor Type - プロセッサタイプを表示します Processor Speed - プロセッサスピードを表示します System Bus Speed - システムバススピードを表示します Cache RAM - 2 次キャッシュのサイズを表示します Total Memory - システムメモリの合計を表示します RIMM1~4 - メモリバンク別に認識しているメモリを表示します Language English セットアップメニューの表示言語項目 Español Deutsch Italiano Français Memory Configration Non-ECC ECC ECC チェック機能の ON/OFF 設定をします System Time 時 / 分 / 秒 現在の時刻を指定します System Date 月 / 日 / 年 現在の日付を指定します 3
Advanced メニュー チップセットを介して使用できる高度な機能を設定します PCI Configuration Auto 3 5 9 10 11 IRQ をどのように PCI スロットに割り当てるかを設定します Boot Configuration サブメニュー システム起動時の設定をします Peripheral Configuration サブメニュー オンボード I/O デバイスとその他のハードウェア関連の設定をします IDE Configuration サブメニュー IDE デバイスの設定をします Diskette Configuration サブメニュー フロッピーディスクドライブ コントローラの設定をします EventLog Configuration サブメニュー イベントログに関する設定をします Video Configuration サブメニュー ディスプレイに関する設定をします Boot Configuration サブメニュー Plug & Play O/S No Yes プラグアンドプレイ対応ハードウェアに対するリソースの割り当てを BIOS で行わずに OS で設定するかどうかを選択します Reset Config Data No Yes ESCD(IRQ DMA I/O ポート等の情報 ) をリセットするかどうかを設定します Numlock Off On PC 起動時の Numlock の状態を設定します Peripheral Configuration サブメニュー Serial Port A/B Auto シリアルポートの設定をします Enabled を選択することにより ベース I/O アドレス IRQ を手動で設定することができます Parallel Port Mode Audio Device LAN Device Legacy USB Support Auto Output Only Bi-directional EPP ECP Enabled Enabled Enabled パラレルポートの設定をします Enabled を選択することにより ベース I/O アドレス IRQ を手動で設定することができます パラレルポートのモードを設定します オンボードオーディオデバイスの有効 無効を設定します オンボード LAN デバイスの有効 無効を設定します USB 機器のレガシーモードの有効 無効を設定します 4
IDE Configuration サブメニュー IDE Controller IDE コントローラの有効 無効を設定します Primary Secondary Both PCI IDE Bus Master バスマスタ IDE モードの有効 無効を設定します Hard Disk Pre-Delay 3 6 9 12 15 21 30 Seconds システムが起動してから IDE デバイスを検出するまでの時間を設定します Primary IDE Master Primary IDE Slave Secondary IDE Master Secondary IDE Slave None User Auto CD-ROM ATAPI Removable Other ATAPI IDE Removable IDE デバイスのタイプを指定します Auto を選択すると 使用している IDE 機器の種類を BIOS が自動的にチェックします 各パラメータについて十分な知識がある方以外はこれらのパラメータを手動で変更しないでください また変更する際には必ず HDD の説明書をよくお読みください Diskette Configuration サブメニュー Diskette Controller フロッピーコントローラの有効 無効を設定します Floppy A Not Installed 360 KB 5 / 1 " 4 フロッピードライブ A の容量と物理サイズを指定します Diskette Write Protect 1.2 MB 5 4 / 1 " 720 KB 3 2 / 1 " 1.44/1.25 MB 3 2 / 1 " 2.88 MB 3 2 / 1 " フロッピードライブのライトプロテクトの有効 無効を設定することができます EventLog Configuration サブメニュー View Event Log [Enter] イベントログを表示します Clear All Event Log No イベントログを消去します Yes Event Logging DMI イベントのログ採取を許可します ECC Event Logging ECC イベントのログ採取を許可します 5
Video Configuration サブメニュー AGP Aperture Size 64MB 256MB AGP デバイスがシステムメモリから使用できるメモリ容量を指定します Primary Video Adapter AGP PCI PCI と AGP ビデオカードを 2 枚差しした場合 どちらをプライマリに設定するか指定し ます 6
Security メニュー パスワードとセキュリティ機能を設定します Supervisor Password Is - パスワードが設定されているかどうかを表示します User Password Is - パスワードが設定されているかどうかを表示します Set Supervisor Password パスワードには 最 スーパーバイザーパスワードを指定します 大で 7 文字の英数字が使用できます Set User Password パスワードには 最大で 7 文字の英数字が使用できます ユーザーパスワードを指定します Clear User Password User Access Level Yes No Limited No Access View Only Full ユーザーパスワードを消去します * ユーザーパスワードを設定している場合にのみ表示されます ユーザーレベルに対する BIOS セットアッププログラムに対するアクセス権を設定します * スーパーバイザーパスワードを設定している場合にのみ表示されます *** メモ *** パスワードの保管について入力したパスワードは覚えておくか 必ずメモしておくようにしてください パスワードを忘れると 次に電源を入れたときにセットアッププログラムに入ることができなくなったり セットアッププログラムの変更ができなくなったりします パスワードを削除 または変更現在のパスワードを削除したい場合は 以下の手順に従ってください 1 Security メニューの Set User Password ( ユーザーパスワードの設定 ) または Set Supervisor Password ( スーパーバイザーパスワードの設定 ) で [ Enter] キーを押します 2 [ Enter Password] に現在のパスワードを入力し [ Enter] キーを押します 3 現在のパスワードを削除するには [ Enter New Password] で [ Enter] キーを押すだけにします 4 [ Confirm New Password] が表示されたら もう一度 [ Enter] キーを押します 現在のパスワードを変更するには手順 3 と 4 で [ Enter] キーを押す前に新しいパスワードを入力してください 7
Power メニュー 電源管理機能を設定します APM サブメニュー APM に関する設定をします ACPI サブメニュー ACPI に関する設定をします After Power Failure Wake on LAN Wake on PME Wake on Modem Ring Stay Off Last State Power On Stay Off Power On AC 電源が切断された後 電源が復旧した場合の PC の動作を指定します LAN PCI Power Management Enable イベント モデムの呼び出し音からのウェイクアップイベントが発生した場合の PC の動作を指定します APM サブメニュー Power Management APM 機能の有効 無効を指定します Enabled Inactivity Timer Off 1 Minutes 5 Minutes 10 Minutes 20 Minutes 30 Minutes 60 Minutes 120 Minutes スタンバイモードに入るための システムが動作していない時間の長さを指定します Hard Drive ハードディスクに対してスタンバイ またはサスペンド中に電源管理を行うかどうかを指定します ACPI サブメニュー ACPI Suspend State S1 State サスペンドタイプを選択します S3 State Wake on LAN froms5 Stay Off Power On S5 からの LAN ウェイクアップ機能をオン オフします 8
Boot メニュー 起動機能と起動順序を設定します Quiet Boot Intel(R) Rapid BIOS Boot Scan User Flash Area USB Boot Boot Device Priority - サブメニュー Hard Disk Drives Removable Devices ATAPI CD-ROM Drives Disabled POST メッセージを表示します Enabled POST メッセージの変わりに SOTEC ロゴを表示します 起動時間を短縮する為に POST の幾つかのテスト項目を省略します BIOS が Flash ROM のユーザエリアをスキャンすることを許可します USB デバイスからのブートを許可します - 接続されているデバイス毎の情報を表示します Boot Device Priority サブメニュー 1st Boot Device Removable Dev. 2nd Boot Device Hard Drive 3rd Boot Device ATAPI CD-ROM 4th Boot Device Intel Boot Agent 起動順序を使定します リストされているデバイスの順序で起動可能なデバイスを検索していきます Exit メニュー セットアッププログラムの終了 変更の保存 デフォルト設定の読み込みや保存を行います 機能 説明 Exit Saving Changes セットアップを終了し 変更を CMOS RAM に保存します Exit Discarding Changes セットアップで行ったすべての変更を保存しないで終了します Load Setup Defaults すべてのセットアップオプションに対してデフォルト値を読み込みま す Load Custom Default Save Custom Default で保存した値を読み込みます. Save Custom Default 手動でカスタマイズした設定を保存します Discard Changes セットアップは終了せず 変更を破棄します パソコンの電源を入れ たときのオプション値が使用されます 9