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設定 アプリと機能 プログラムと機能 をクリックします Windowsの機能の有効かまたは無効可 をクリックし Windowsの機能 ダイアログ内の Windows Subsystem for Linux にチェックを入れ OK をクリッ クします

再起動を促されるので 今すぐ再起動 をクリックします 再起動後 Microsoft Store アプリで Ubuntu を検索 クリックしてインストールします

Ubuntu アプリ ( これが WSL の Ubuntu 版です ) を起動します 初回の起動時には Unix ユーザ名とパスワードの設定が必要です Ubuntu 上での環境構築 関連パッケージをインストールします sudo apt update sudo apt install gcc git wget make libncurses-dev flex bison \ gperf python python-pip python-setuptools python-serial \ python-cryptography python-future python-pyparsing Espressif 社が提供しているツール群をダウンロードし 解凍 配置します mkdir $HOME/esp cd $HOME/esp wget https://dl.espressif.com/dl/xtensa-esp32-elf-linux64-1.22.0-80-g6c4433a-5.2.0.tar.gz tar -xzf xtensa-esp32-elf-linux64-1.22.0-80-g6c4433a-5.2.0.tar.gz rm xtensa-esp32-elf-linux64-1.22.0-80-g6c4433a-5.2.0.tar.gz.profile ファイルに環境変数を設定し 有効化します echo 'export PATH="$HOME/esp/xtensa-esp32-elf/bin:$PATH"' >> $HOME/.profile echo 'export IDF_PATH="$HOME/esp/esp-idf"' >> $HOME/.profile source $HOME/.profile

ESP-IDF を配置します cd $HOME/esp git clone --recursive https://github.com/espressif/esp-idf.git python 製の関連ツールをインストールします python -m pip install --user -r $IDF_PATH/requirements.txt シリアルポートの権限が必要なので 自ユーザを dialout グループに追加します sudo usermod -a -G dialout $USER プログラム作成ディレクトリについて Ubuntu 上の Vim などではなく Windows 上に別途起動するエディタでプログラムを書くつもりでしたら Windows と WSL のディレクトリ共有について確認しておく とよいでしょう WSL 上の /mnt/c/users/[ ユーザ名 ]/esp が Windows 上の c: Users [ ユーザ名 ]/esp に一致します サンプルプロジェクトをビルド ESP-IDF に含まれているサンプルプロジェクト hello_world をコピーしてビルドしてみましょう cp -r $IDF_PATH/examples/get-started/hello_world $HOME/esp cd $HOME/esp/hello_world make 初回の make 時には下の画像のような make menuconfig 相当の画面になります この時点では設定を変更する必要がないので エスケープキーを 2 回押し て menuconfig を終了してください また ターミナル ( ウインドウ ) のサイズが小さすぎると menuconfig 画面をつくれない という意味のエラーがでます サイズを大きくして再度 make してください 設定ファイルが自動で生成され ( これによって次回の make コマンドでは設定画面が表示されなくなります 明示的に表示するためのコマンドが make menuconfig です ) プロジェクトのビルドが始まるはずです 下の画像のような出力で終了すれば正常です 正常終了しなかった場合は これまでの手順のどこかを抜かしたか 入力ミスなどで正しく手順を踏めていなくてエラーメッセージに気づかず進んでしまったこと が考えられます Ruby について mruby のビルドには CRuby( 最も一般的な Ruby 実装 ) が必要です Ruby のインストールには複数の方法がありますが 複数の Ruby をシステム内に共存させるためのツール rbenv をインストールすることを推奨します ワークショップの後半に時間があれば筆者作の mruby/c 用便利ツール mrubyc-utils を使う予定があり rbenv の環境のほうがスムーズに使用できます Ruby をインストール rbenv をインストールします

cd $HOME git clone https://github.com/rbenv/rbenv.git $HOME/.rbenv パスを通すなどします echo 'export PATH="$HOME/.rbenv/bin:$PATH"' >> $HOME/.profile echo 'eval "$(rbenv init -)"' >> $HOME/.profile source.profile ruby-build をインストールします mkdir -p "$(rbenv root)"/plugins git clone https://github.com/rbenv/ruby-build.git "$(rbenv root)"/plugins/ruby-build WSL にはシステムデフォルトの Ruby がありません mruby のビルドには CRuby が必要なので まずは CRuby をインストールします 非常に時間がかかりますの で気長に実行してください sudo apt-get install -y libssl-dev libreadline-dev zlib1g-dev rbenv install 2.6.1 たったいまインストールした CRuby をグローバルデフォルトに設定します rbenv global 2.6.1 ruby --version 上のコマンドで ruby 2.6.1p33 (2019-01-30 revision 66950) [x86_64-linux] のように出力されれば OK です mruby をインストールします 現状 mruby-2.x は mruby/c には使えないので 1.4.1 をインストールしてください rbenv install mruby-1.4.1 つづきはワークショップで! お疲れ様でした! これにて環境構築は終了です ワークショップ当日お目にかかれることを楽しみにしています! プログラムを書くためのテキストエディタの準備もお忘れなく 以下の手順はワークショップ当日に行うものです USB ポートの動作確認 COM ポート番号を確認 デバイスマネージャー アプリを開き その状態のまま USB ケーブルのマイクロコネクタ側を ESP32 開発ボードに タイプ A コネクタを Windows パソコンに接続し ます USB to UART ブリッジドライバ がインストール済みなので 画像のように ポート (COM と LPT) 内に Silicon Labs CP210x USB to UART Bridge (COM5) のような項目が現れるはずです 名称は環境によって異なる可能性があります 最後の (COM5) の 5 の数字が みなさんの環境では異なる可能性があります WSL 上のシリアルポート /dev/ttys5 がWindows 側のCOM5ポートにマッピングされます 終端の数字が一致します たとえば あなたのWindowsのデバイスマネージャー上で COM4 となっていた場合は /dev/ttys4 があなたの使用するべきシリアルポートです この数字を覚えておいてください シリアルポートを設定 make menuconfig 上記コマンドで設定画面を起動し カーソルキーとエンターキーで Serial flasher config (/dev/ttyusb0) Default serial port と選択し ポートを ( 下で説明します ) に変更してエンターキーで確定し 何度かエスケープキーを押すと保存するか確認されるので を選択してください ( ) ポート名について : macosの場合 : 先ほどメモをとった /dev/cu.slab_usbtouart のような文字列

Windows(WSL) の場合 : /dev/ttys5 ( 最後の数字を先ほど確認した COM 番号と同じものに変更してください ) Windows(MSYS2) の場合 : COM5 ( 先ほど確認した COM 名と同じ 先頭にスラッシュ / は不要です ) サンプルプロジェクトを書き込み 実行

このコマンドでプロジェクトがビルドされます make このコマンドでプロジェクトが書き込まれます make コマンドの一般的な動作と同様 プログラムファイルの更新日時から計算される依存関係上必要な場合は ビルドが先に実行されます make flash このコマンドで ESP32 がリブートしてファームウェアが先頭から実行され 実行中のデバッグ情報などが標準出力に書き出されます make monitor 上の 3 つのコマンドは以下のように一度に実行できます make flash monitor make monitor の出力に Hello world! の文字が出ていれば成功です! サンプルプログラムが ESP32 の上で動いています! このコンソールモニタは ctrl + ] で終了できます