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文書管理番号

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第 3 章認定品の利用推進に関する基本方針 ( 認定品の周知 ) 第 6 認定品の製品情報については, 環境生活部環境政策課ホームページ等を参考とするものとする ( 認定品の使用 ) 第 7 工事等において, 認定品を積極的に使用するものとし, 資材の名称, 規格 寸法等の必要項目を設計図書 ( 条

Transcription:

2013 年 3 月 1 日エコマーク商品類型 No.117 複写機 Version2 No.122 プリンタ Version2 No.132 トナーカートリッジ Version1 および No.142 インクカートリッジ Version1 認定基準の部分的な改定について財団法人日本環境協会エコマーク事務局 1. 改定の概要 2012 年度計画として No.117 複写機 Version2 No.122 プリンタ Version2 および No.142 インクカートリッジ Version1 認定基準を所要の部分改定を行うことを前提として 有効期限を延長していた この部分改定は ドイツ ブルーエンジェル のイメージ機器 ( 複写機 プリンタ ) 認定基準等の各国ラベル基準の見直し 国際エネルギースタープログラムの見直し および海外環境ラベルとの相互認証とも関連することから 2012 年 4 月以降に関係者と協議のうえ進めることとしていた 今般 ブルーエンジェルの新認定基準 (RAL-UZ171) が発効されたことを受けて一部項目と 2013 年 2 月 5 日に閣議決定されたグリーン購入法との整合を図るなどの部分改定を行う なお 今回の RAL-UZ171 に関連する部分改定については RAL-UZ171 に従って試験を行った結果が申請時に使用できるなどの緊急的に必要な措置のみに留めた 現在の No.117 および No.122 の認定基準 (Version2) の有効期限は 2017 年 4 月 30 日までであるが 原則として Version2 での部分改定は今回をもって終了する予定である RAL-UZ171 国際エネルギースタープログラム Version2 とエコマーク認定基準との全面的な整合作業 ( エコマーク基準の Version3 の策定 ) については 2013 年度に実施することとする また 検討にあたっては 国際エネルギースタープログラムの改定動向 RAL-UZ171 に従う試験の事業者や試験機関の対応状況 および相互認証を実施している海外環境ラベルの基準が改定されるタイミングを十分考慮することとする 複写機 プリンタについては 北欧 5 ヶ国 韓国 中国 ニュージーランド タイとの相互認証を推進しているが 各ラベルともブルーエンジェルを参考に基準が策定されている 2. 部分改定 ( 案 ) について 1) 部分改定を実施するエコマーク商品類型 No.117 複写機 Version2 No.122 プリンタ Version2 (A. インクジェット方式 ドットインパクト方式および感熱方式 B. 電子写真方式 ) No.132 トナーカートリッジ Version1 (A. 新品 B. 再生 ) No.142 インクカートリッジ Version1 (A. 新品 B. 再生 ) 2) 改定日 :2013 年 3 月 1 日 1

3) 部分改定のポイント ( 赤線部分を追加 見え消し部分を削除 ) 1グリーン購入法との整合用語の定義 再使用 マテリアルリサイクル率 再資源化率の基準項目について整合を図る なお エコマーク基準では製品や感光体の回収の基準項目において 環境に調和した方法 の記載があるが グリーン購入法では記載がないため不整合とはならないものの 表現を統一することとする 例 No.117 (22) トナーカートリッジのマテリアルリサイクルのシステムがあること 回収したトナーカートリッジの部品の再使用 マテリアルリサイクル率が回収した使用済製品全体の質量 ( トナーを除く ) に対して 50% 以上であること (23) 回収したトナーカートリッジまたはトナー容器の再資源化率が回収した使用済製品全体の質量 ( トナーを除く ) に対して 95% 以上であること 回収したトナーカートリッジまたはトナー容器の再資源化できない部分は 環境に調和した方法で処理 処分すること 減量化等が行われた上で 適正処理され 単純埋立されないこと (37)(39) 製品 ( 感光体 ) の回収および部品の再使用や材料のマテリアルリサイクルのシステムがあること 再資源化できない部分は 環境に調和した方法で処理 処分す ること 減量化等が行われた上で 適正処理され 単純埋立されないこと 2 語句等の統一同じ商品類型で書きぶりが異なるものやエコマークの商品類型間での整合を図る 例 試験場 と 試験所 ポリブロモビフェニル と 多臭化ビフェニール ( 同一の化学物質だが記載が異なるもの ) 規格名の後の年号 ( 例えば JIS Q17025:2000 の :2000) の削除 ( 現状では年号が記載されているものとないものがあったため統一した ) 3 時限措置が終了した項目の削除今までは経過が分かるように残していたが 基準書を見やすくするため削除する 例 No.117 (28) 白黒機器の複写動作中 およびカラー機器の白黒複写動作中およびカラー複写動作中の粉塵 ( ほこり ) の放散について表 2 を満足すること ただし RAL-UZ 122: 2006 による測定を行う場合のカラー機器のカラー複写動作中については 2008 年 5 月 31 日までは測定値を参考値として提出することでよい また 2008 年 5 月 31 日までは 表 3 も併用することとする 2

4 試験方法の追加 削除 RAL-UZ171 が発効されたことを受けて 有害物質の放散や騒音の試験方法として RAL-UZ171 に従って試験を行った結果も認めることとする また 過去の RAL-UZ122 以前の規格 (RAL-UZ62 等 ) の記載は削除する 上記は試験方法の追加であり 現時点で基準値自体を採用するものではない 例 No.117 表 2 粉塵 オゾン VOC の放散に関する基準 放散速度 (mg/h) 対象物質白黒カラー (28) 粉塵 4.0 4.0 (29) オゾン 1.5 3.0 (30) TVOC 動作中 10 18 待 自立 2.0 2.0 機中 卓上 1.0 1.0 スチレン 1.0 1.8 ベンゼン <0.05 <0.05 測定方法 ブルーエンジェル (RAL-UZ122 の付録 2 または RAL-UZ171 付録 S-M) に記載するもの 5 有効期限の意見募集時にご意見をいただいた箇所の部分改定 (1) RoHS 指令に関連する箇所について No.117 (5) (20) では RoHS 指令で対象とする物質の使用制限が記載されている また 以前の部分改定では韓国との相互認証項目を増やす目的で (49) として RoHS 指令に対応する基準を導入している 実質的には重複しているので (5) (20) は削除する また (49) については JIS C0950 を引用していたが 適用除外の部品 材料が最新の RoHS 指令と合致するように 改正 RoHS 指令 (2011/65/EU) に書き換える 例 No.117(No.122 も同様 ) (5) 鉛 カドミウム 水銀 または六価クロムを含むプラスチック添加剤 顔料を処方構成成分として添加していないこと (20) (5) と同じだが 対象部品がトナーカートリッジ等への基準項目 (49) 製品における鉛 水銀 カドミウム およびそれらの化合物 ならびに六価クロム化合物 ポリブロモビフェニル (PBB) ポリブロモジフェニルエーテル(PBDE) の含有率が 改正 RoHS 指令 (2011/65/EU) の ANNEX II( 表 X) に適合すること ただし ANNEX III に指定されているものは除く 表 X. 含有率 物質の名称 含有率 [wt%] 鉛およびその化合物 0.1 水銀およびその化合物 0.1 カドミウムおよびその化合物 0.01 六価クロム化合物 0.1 ポリブロモビフェニル (PBB) 0.1 ポリブロモジフェニルエーテル (PBDE) 0.1 含有率は均質物質 ( 全体的に一様な組成で機械的に分離できる最小単位 ) における含有割合を指す 3

(2) 騒音の試験について 1No.117 122A B において ドイツのブルーエンジェルの RAL-UZ171 基準では 騒音の測定方法が片面モードと明確になったため 整合を図る 2No.122A のインクジェット方式の大判機については 測定方法がブルーエンジェルでは明確ではない 一般社団法人ビジネス機械 情報システム産業協会において ブルーエンジェル等を参考に試験方法を標準化しているため JBMS-74-2 に従うこと を追加する 例 No.122A (35) 騒音は ISO7779( 一致規格 JIS X7779) に規定する測定方法に従い得られた実測値に基づき ISO9296( 一致規格 JIS X 7778) の規定する 表示 A 特性音響パワーレベル LWAd の値が 白黒動作中 およびカラー機器のカラー動作中の各々について表 4 を満足すること 1ただし 作動モードは片面プリントとする 2なお インクジェット方式の大判機については JBMS-74-2 に規定する測定方法に従うこと ( 以下 追加省略 ) (3) 再使用 マテリアルリサイクル率の基準値設定について No.122A の認定基準では 再使用 マテリアルリサイクル率については 実績を把握すること ( 報告基準 ) に留めていたが 後に制定されたエコマークの No.142 インクカートリッジ 認定基準や グリーン購入法でも数値が設定されているため 基準値を設定することとする なお グリーン購入法の判断の基準では 25% 以上 と設定されているが エコマークの方針としてグリーン購入法と同等以上の基準 ( 上位互換 ) を設定することとしており 同様のカートリッジの基準である No.132 トナーカートリッジ の新品と再生の基準値の差異 ( 新品 :50% 以上 再生 75% 以上 ) や 既認定商品の現状を考慮すると 基準値は新品 :40% 以上 ( 再生は現行通り 60% 以上 ) と改定を行う (22) インクカートリッジのマテリアルリサイクルのシステムがあること 回収した部品の 回収製品 ( インクカートリッジ ) 全体の質量 ( インクを除く ) に対する再使用 マテリアルリサイクル率について毎年算出し 把握していること 回収したインクカートリッジの部品の再使用 マテリアルリサイクル率が回収した使用済製品全体の質量 ( インクを除く ) に対して 40% 以上であること No.142A( 新品 ) の当該基準も 25% 以上から 40% 以上に引き上げる 以上 4

< 参考 > 関連基準の動向について ドイツ ブルーエンジェル RAL-UZ171 (RAL-UZ122 の見直し版 ) 北欧 5 ヶ国 ノルディックスワン EU EU エコラベル 2013 年 1 月 1 日から RAL-UZ171 で申込が可能 RAL-UZ122 からの主な変更点は以下の通り 省エネ基準 ( ただし 現在のエコマークではブルーエンジェルの方式を採用していない ) エミッション基準 ( 基準レベルのアップ FP( 微小粒子 ) 及び UFP( 超微小粒子 ) の追加 ) 騒音基準 化学物質の引用法規番号の変更等他 2013 年 2 月 28 日まで新認定基準案 (Version6) の意見受付中である RAL-UZ171 をベースに基準案を公表しているおり 現行の Version5.4 基準ではエコマークとの共通基準の記載があるが Version6( 案 ) では RAL-UZ171 との整合を主眼においているため エコマークとの共通基準については記載が削除されている ノルディックスワンとは 2002 年より相互認証を実施しており 年間十数機種の実績がある EU の公共調達の基準とともに イメージ機器の基準を策定中である タイ グリーンラベル プリンタ基準は 2012 年 12 月に見直しが終了している 複写機の基準については 現在見直しを実施している 国際エネルギースター現在 Version2 の最終草案の意見受付が終了し 2013 年 10 月 1 日発効予定となっている 最終草案の主な変更点は以下の通り プログラム TEC 値 OM 法の要件の引き上げ OM 法適用機種のスタンバイ消費電力値の変更 両面印刷機能の要件の変更 省エネ法 グリーン購入法 EPEAT( 北米の公共調達のプログラム ) 総合資源エネルギー調査会省エネルギー基準部会複写機等判断基準小委員会最終取りまとめが 2011 年 12 月に公表されているが 未公示の状態である 2013 年春の告示に向けて調整中との情報がある 2013 年 2 月の閣議決定にカートリッジに関する基準が改定された ( 再使用 マテリアルリサイクル率 再資源化等の定義や判断の基準が改定 ) また 来年度は省エネ法が改定された場合には その導入を検討するとの情報もある 2013 年 2 月に イメージ機器 基準が策定された 5