PRIMERGY の遠隔管理リモートマネジメントご紹介 -01 版 - 2009 年 12 月富士通株式会社
はじめに 本資料の概要 本資料は 弊社 PC サーバ PRIMERGY に標準搭載 ( 注 ) されているリモート管理 リモートマネジメントコントローラ (irmc S2) の概要です リモートマネジメントコントローラ (irmc S2) により 管理者が近くにいないサーバの管理にかかるコストを削減し 安定運用 稼動を実現します 本資料を活用するにあたっての留意事項 本資料は 2009 年 12 月現在の情報を元に作成しています 最新のリモートマネジメントコントローラの情報については 添付の PRIMERGY ServerView Suite DVD 2( またはスタートアップディスク ) に同梱されている リモートマネジメントコントローラユーザーズガイド を参照してください 本資料では 以下のように用語を省略することがあります 用語リモートマネジメントコントローラフロッピーディスクドライブハードディスクドライブ 省略形 irmc S2 FDD HDD 注 ) 一部の機種を除きます 1 Copyright 2009 FUJITSU LIMITED
目次 PRIMERGYの運用管理体系 遠隔地に設置したサーバ管理 課題と解決 irmc S2( リモートマネジメントコントローラ ) の管理 irmc S2によるハードウェア稼働状況の表示 irmc S2によるハードウェア異常の通知 irmc S2によるコンソールリダイレクション irmc S2によるリモートストレージ irmc S2による電源制御 irmc S2とServerView Operations Managerとの連携 2 Copyright 2009 FUJITSU LIMITED
システム規模PC サーバ PRIMERGY の運用管理体系 PC サーバ PRIMERGY の安定稼働を支える富士通の運用管理体系です 統合運用管理ミドル Systemwalker Centric Managerによるシステム管理 ( システム / ネットワーク / 業務の集中監視 ) Operation Managerによるジョブ管理 ( システム全体のスケジューリング等 ) システム統合管理 ServerView Suite ハードウェア監視ソフトウェア ServerView Operations Manager セットアップ支援ツール ServerView Installation Manager 高信頼 / 高品質なサーバー PRIMERGY リモート監視 リモートマネジメントコントローラ ( irmc S2 ) エラーでも停止しない冗長化 メモリ ハードディスク 電源ユニットファン ホットプラグ対応 高信頼性な技術を採用 ECCメモリ /SDDC SASハードディスク 3 Copyright 2009 FUJITSU LIMITED
遠隔地に設置したサーバの管理 課題と解決 サーバの近くに管理者がいない場合の課題 ハードウェア異常 ( 故障やその予兆 ) を監視しシステムダウンを防止したい サーバの状態が判らず確認 把握に時間が掛かる 障害検知 通知 遠隔管理ソリューション システムボード OS CPU メモリ 環境などの情報を E-mail や管理 PC へ通知します 管理情報の表示システム ( システムボード OS メモリ irmc S2) の情報をWebブラウザで確認できます サーバのシステムの版数アップをしたい コンソールリダイレクション 管理 PC から 遠隔地にあるサーバの コンソール画面を表示操作ができます サーバにソフトのインストールやパッチを当てたい リモートストレージ管理 PCのDVDデバイスを利用して 遠隔地のサーバにパッチやソフトのインストールができます サーバの電源を ON/OFF したい 電源制御遠隔地サーバの電源投入 切断 リセットができます 4 Copyright 2009 FUJITSU LIMITED
irmc S2( リモートマネジメントコントローラ ) による管理 irmc S2( リモートマネジメントコントローラ ) は サーバのシステムボード上に標準搭載 ( 注 ) されている遠隔管理チップで 管理 PC からの状態確認や設定 電源制御などを司ります 注 ) 一部機種を除く 機能 irmc S2 の Web 画面 1ハードウェアの異常発生における表示とメール通知 リモート管理 PC 日本語 / 英語表示切替可能 2コンソールリダイレクション ( 一部有償 ) 遠隔地の画面操作 TX120 S2 背面 TX120 S2 ( 管理サーハ ) irmc S2 3 リモートストレージ ( 有償 ) 管理 PC の DVD ドライブを被サーバにリモート接続 LAN 4 電源制御 サーバ電源 ON/OFF Management LAN ホ ート サーバ背面に専用ポートを標準搭載 システムボード上に標準搭載 5 Copyright 2009 FUJITSU LIMITED
irmc S2 によるハードウェア稼働状況の表示 サーバに搭載された主要なハードウェアコンポーネットの稼働状況を視覚的にわかりやすく表示します irmc S2 で監視できるハードウェアパーツ システムボード上に格納されたシステムイベントログの表示 CPU! メモリ! 筐体状態! 筐体内温度! 冷却ファン! 電圧! 消費電力! 各センサーの状態表示 サーバに搭載されたファン 温度センサー 電圧及び電源ユニットの状態を参照できます また 異常時の動作を設定できます 0.0.0.0 0.0.0.0 0.0.0.0 0.0.0.0 6 Copyright 2009 FUJITSU LIMITED
irmc S2 によるハードウェア異常の通知 SNMP トラップ転送により ServerView Operations Manager 端末へ異常通知が可能です ( 注 ) E-mail 連携により メールで異常通知が可能です 障害の重度によって通知するメッセージレベルを設定することができる為 監視レベルが設定可能です (1 危険レベル 2 警告レベル 3 送信事象が発生したすべてのレベル ) アラート送信機能 ( 設定画面 ) 通知機能の仕組み SNMP トラップ送信の設定画面 障害発生 メールサーバ SNMP トラップ 障害通知 障害通知 E-mail 送信の設定画面 ServerView コンソール ( 注 ) システム管理者 注 )ServerView Operations Manager については P.6 ServerView Operations Manager との連携 を参照 7 Copyright 2009 FUJITSU LIMITED
irmc S2 によるコンソールリダイレクション 機能 BIOSの設定 / 変更が可能です サーバのコンソール ( 出力画面 ) を監視端末に表示します ビデオリダイレクション (AVR) 機能 ( 注 ) キーボードに加えマウスの操作も可能です 注 ) ビデオリダイレクション (AVR) は 有償オプションとなります コンソールリダイレクション例 顧客管理サーバ 管理 PC に複数のサーバコンソールを表示 営業部門サーバ 顧客管理サーバ BIOS 画面 LAN LAN 顧客管理サーバコンソール画面 経理サーバコンソール画面 経理サーバ 管理者 PC 8 Copyright 2009 FUJITSU LIMITED
irmc S2 によるリモートストレージ 機能 手元のパソコンのCD/DVD-ROMドライブやフロッピーディスクドライブ (FDD) をサーバのローカルデバイスとして扱うことが可能です ( 注 1) 上記機能により 手元のパソコンからパッチ適用 / ソフトインストールが可能 ( 注 1) ( 注 2) 注 1) リモートストレージ機能は 有償オプションとなります注 2) サーバの実ローカルデバイスと比べて 読み込み速度は低下します リモートストレージ例 リモートストレージ ( 操作 / 表示画面 ) 接続先のサーバのデスクトップ画面 遠隔地のサーバ DVD ドライブ リモートドライブとしてアクセス LAN LAN FDD 接続先のデバイス一覧 9 Copyright 2009 FUJITSU LIMITED
irmc S2 による電源制御 機能 電源オフ時のリモート電源投入や OSハングアップ時の強制リセットができます 障害調査に必要なシステム情報を保存させた上で サーバの電源投入 切断 リセットができます 緊急の場合はシステム情報を保存せず 強制電源切断 / リセットができます 電源投入例 障害発生サーバダウン サーバの強制リセット 再起動 irmc S2を搭載 LAN Management LANポート (irmc S2 用のポート ) ハードウェア障害でサーバがダウン でもサーバの近くに誰もいない! LAN irmc S2 を搭載 Management LANポート (irmc S2 用のポート ) irmc S2の電源制御画面パラメータを入力 10 Copyright 2009 FUJITSU LIMITED
irmc S2 と ServerView Operations Manager の連携 ServerView Operations Manager(SVOM) SVOM は PRIMERGY すべてのモデルに標準添付されているサーバ監視ソフトウェアです ハードウェア異常 ( 故障やその予兆 ) を検出し ネットワークを介してリアルタイムに通知します 管理コンソールや管理サーバで 複数台のサーバを監視 システムがダウンしても操作で復旧 管理コンソール システム管理サーバ ブラウザ ServerView Operations Manager イベントマネージャ trap E-mail Systemwalker Centric Manage (Manager 機能 ) SNMP サービス サーバ監視ツール ServerView Agent RAID 管理 監視 ServerView RAID イベントログ Systemwalker Centric Manage (Agent 機能 ) OS 1 ServerView エージェント監視対象サーバにインストールします サーバを監視し 異常を検出するとネットワーク (SNMP) を介し ServerView Operations Manager に通知します E-mail リモートマネジメントコントローラ BUS CPU/ メモリ温度電源 ハードウェア RAID/HDD I/O 周辺機器 2 ServerView Operations Manager 管理用のサーバまたは管理 PC にインストールします 監視結果を表示 操作をます 11 Copyright 2009 FUJITSU LIMITED
免責事項 著作権 商標権 その他の知的財産権について本資料は 著作権 商標権 その他の知的財産権で保護されています 個人的に使用する範囲で本書をプリントアウトまたはダウンロードできます ただし これ以外の利用 ( 資料の改変 ご自分のページへの再利用や他のサーバへのアップロード等 ) については 当社または権利者の許諾が必要となります 保証の制限本資料について 当社は その正確性 商品性 ご利用目的への適合性等に関して保証するものではなく そのご利用により生じた損害について 当社は法律上のいかなる責任も負いかねます 本書は 予告なく変更 廃止されることがあります Windowsは 米国 Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です Linux は Linus Torvalds 氏の米国およびその他の国における登録商標あるいは商標です 記載されている会社名 製品名等の固有名詞は各社の商号 登録商標または商標です その他 本資料に記載されている会社名 システム名 製品名等には必ずしも商標表示を付記しておりません 12 Copyright 2009 FUJITSU LIMITED
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