Cisco と日立による SAP HANA ソリューション評価 (SAP HANA インストレーション / 接続評価編 ) 株式会社日立製作所 IT プロダクツ統括本部
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目次 1. 共同評価について... 1 2. 本評価レポートについて... 2 2.1 対象読者... 2 2.2 背景と目的... 2 3. 評価観点... 3 4. 評価結果... 4 5. 評価構成... 5 5.1 システム概要... 5 5.2 主要機器... 6 5.3 接続構成... 7 5.4 主要パラメータ... 9 5.5 各コンポーネントの管理... 10 5.6 SAP HANAシステム構成... 11 6. 評価実施内容... 13 6.1 サーバ設定... 13 6.2 ストレージ設定... 15 6.3 OSインストール... 18 6.4 SAP HANAインストール... 20 6.5 SAP HANA 起動確認... 20
変更履歴 レビジョン変更日変更内容 01-00 2018/5/31 新規作成 用語 / 略語一覧 # 用語 / 略語 内容 1 VSP Hitachi Virtual Storage Platformの略 2 ShadowImage 日立ストレージ装置内における ローカルレプリケーションコピー機能 3 FCoE Fiber Channel over Ethernetの略 4 TDI Tailored Datacenter Integrationの略 5 RAID Manager 日立製作所が提供しているShadowImageのペア構成等をCLIで制御するソフトウェア 6 LDEV Logical Deviceの略 日立ストレージ内のボリュームを指す
1. 共同評価について シスコシステムズ合同会社と日立製作所の共同プロジェクトにおいて Cisco UCSサーバ ネットワーク製品と日立ストレージの組み合わせを共同で評価している 本評価レポートでは SAP HANAソリューションにおいてCisco UCSサーバ ネットワーク製品と日立ストレージを組み合わせ評価を行った内容について報告する 1
2. 本評価レポートについて 2.1 対象読者 SAP HANAシステムの導入を検討されているITシステム担当者 およびそれをサポートするシステムインテグレーター 2.2 背景と目的 Ciscoと日立によるSAP HANAソリューションは SAP HANA Appliance 認定を取得したCisco UCSサーバ (Cisco Unified Computing System) とSAP HANA Enterprise Storage 認定を取得したHitachi Virtual Storage Platformストレージが Cisco NexusスイッチおよびCisco MDS ファイバチャネルスイッチにより接続された構成である 最新の認定情報は以下のSAP 社 Webページで確認できる [Certified and Supported SAP HANA Hardware Directory] リンク先 :https://www.sap.com/dmc/exp/2014-09-02-hana-hardware/enen/appliances.html Cisco UCSサーバおよび日立ストレージには以下キーテクノロジーがあり これらを組み合わせてSAP HANAソリューションを構築する [Cisco UCS サーバのハードウェア抽象化テクノロジー ] Cisco UCSサーバが提供するFCoE (Fiber Channel over Ethernet) テクノロジーが 高い信頼性が必要とされるストレージ環境において ファイバチャネル接続の物理結線量を削減するとともに より柔軟な構成を可能とする またビルトイン管理ソフトウェア UCS Managerがファイバチャネル設定値を含めた物理サーバのハードウェアID 群を抽象化し 論理的なハードウェア設定 によるシステム基盤運用へより高いフレキシビティを提供する [ 日立ストレージの機能 ] ShadowImageは ホストフリーで同一筐体内に論理ボリュームの複製を作成するストレージソリューションである オンライン業務継続性への影響を最小限に抑えながら バックアップ作成 バッチ業務などの並列処理を行うことが出来る 本評価レポートでは シスコシステムズ合同会社と共同で Cisco UCS サーバ ネットワーク製品と日立 ストレージによる SAP HANA のインストレーションおよび接続性評価を行った内容について報告する 2
3. 評価観点 接続構成の特徴は以下の通りである SAP 社認定 Cisco UCSサーバ BシリーズとSAP 社認定ストレージ日立 VSPシリーズの接続による Tailored Datacenter Integration(TDI) 構成 FCoE 構成によるCisco UCSサーバと日立ストレージとの接続 FCoEによるCisco UCSサーバと日立ストレージを接続したSAP HANA TDI 構成でのSAP HANAインストレーションと接続評価を本評価で実施する 3
4. 評価結果 Cisco UCSサーバ ネットワーク製品と日立ストレージによるSAP HANAソリューションにおける接続性評価において問題無いことを確認できた # 項目結果備考 1 サーバ設定ストレージ設定 2 OSインストール SAP HANAインストール 問題無し問題無し UCS ManagerにてService Profileが設定できることを確認した Device Managerにてストレージの設定ができることを確認した 日立ストレージに対しOSインストールを実施し 正常にブートできることを確認した SAP HANAを正常にインストールできることおよび 正常起動できることを確認した 4
5. 評価構成 5.1 システム概要 Cisco UCSサーバ ネットワーク製品と日立ストレージによるSAP HANAソリューションのシステム概要を示す Cisco UCS サーバ構成 5
ストレージ構成 5.2 主要機器 説明ベンダ名称品名員数 LAN スイッ チ 業務用 Cisco Nexus 93180YC-EX N9K-C93180YC-EX 2 管理用 Cisco Catalyst 3650 WS-C3650-24TS 2 ファブリックインターコネクト Cisco UCS 6332-16UP UCS-FI-6332-16YP-U 2 ブレード サーバ部 ブレードシャーシ Cisco UCS 5108 1 I/Oモジュール Cisco UCS 2204XP UCSB-5108-AC2-UPG 2 2CPUブレード Cisco UCS B200 M5 4 4CPUブレード Cisco UCS B480 M5 2 FCスイッチ Cisco MDS9148S DS-C9148S-12PK9 2 ストレージ 日立 VSP G400 HT-40SC-CBLM2 1 6
5.3 接続構成 LANスイッチ Nexus 93180YC-EX 10/25 Gbps ファイバ 48ポート 40/100 Gbps QSFP28 6ポート 2 基の電源を搭載可能 4 基のファンを搭載可能 7
Fabric Interconnect UCS 6332-16UP 1Uのサイズで40ポート接続可能 16ポートのユニファイドポート スループット2.43Tbps 2 基の電源を搭載可能 2 基のファンを搭載可能 FCスイッチ MDS9148S 2/4/8/16 Gbps 48ポート 2 基の電源を搭載 2 基のファンを搭載 ブレードサーバ UCS Bシリーズ BladeシャーシUCS 5108 6Uのサイズにハーフサイズブレード8 台搭載可能 ( フルサイズブレードなら4 台 混載可能 ) 4 基の電源を搭載可能 ( ホットスワップ可能 ) 8 基のファンを搭載可能 ( ホットスワップ可能 ) 2 基のIOモジュールを搭載可能 IOM UCS 2204XP ファブリックインターコネクトに10G 4 本で接続可能 内部シャーシに対し10G 16ポートの接続を提供 B200 M5 ハーフサイズブレード Intel Xeonプロセッサを2 基搭載可能 DDR4 DIMMを24 枚搭載可能 ( 最大 3072GiB) 内蔵ストレージとしてHDD/SSDを2 台搭載可能 B480 M5 フルサイズブレード Intel Xeonプロセッサを4 基搭載可能 DDR4 DIMMを48 枚搭載可能 ( 最大 6144GiB) 内蔵ストレージとしてHDD/SSDを4 台搭載可能 8
ストレージ VSP G400 8/16/32 Gbps 56ポート ( 最大 ) ドライブ搭載可能台数 384 (2.5 型ドライブボックス使用時 ) キャッシュメモリー最大容量 128GiB 5.4 主要パラメータ (1) BIOS 設定値主要なBIOS 設定値分類項目設定値 CPU Processor C-state Disabled CPU performance Memory Memory RAS NUMA hpc mode Maximum performance Enabled (2) OS(SUSE Linux) 設定値 SAP Note(OS setting recomendation) に記載の設定を反映 (3) vnic 設定値下記 vnicをfcoeプロトコルで構築 # vnic 説明 1 ether-hana-internal 業務用のLAN 2 ether-replication SAP HANA System Replication 用のLAN 9
5.5 各コンポーネントの管理 各コンポーネントについて Cisco UCS サーバ ネットワーク製品は UCS Manager 日立ストレージは Device Manager で管理を実施 10
5.6 SAP HANA システム構成 SAP HANA バージョン : HANA 2.0 SPS02 本評価における SAP HANA システムのストレージ構成を示す HDP Pool Parity Group RAID Level anld Disks LDEV ID LDEV Name LDEV Size POOL01 (for OS, RAID-6(14D+2P) 00:00:00 OS_Node01 100 GiB 00:00:01 SHARED_Node01 3 TiB Shared, Data) 00:00:02 DATA_Node01_01 2.25 TiB 00:00:03 DATA_Node01_02 2.25 TiB 00:00:04 DATA_Node01_03 2.25 TiB 00:00:05 DATA_Node01_04 2.25 TiB HANA_POOL02 (for OS, RAID-6(14D+2P) 00:01:00 OS_Node01 100 GiB 00:01:01 SHARED_Node02 3 TiB Shared, Data) 00:01:02 DATA_Node02_01 2.25 TiB 00:01:03 DATA_Node02_02 2.25 TiB 00:01:04 DATA_Node02_03 2.25 TiB 00:01:05 DATA_Node02_04 2.25 TiB LOG_POOL01 RAID-6(6D+2P) 00:02:00 LOG_Node01_01 128 GiB 00:02:01 LOG_Node01_02 128 GiB 00:02:02 LOG_Node01_03 128 GiB 00:02:03 LOG_Node01_04 128 GiB 00:02:04 LOG_Node02_01 128 GiB 00:02:05 LOG_Node02_02 128 GiB 00:02:06 LOG_Node02_03 128 GiB 00:02:07 LOG_Node02_04 128 GiB 11
SAP HANA システムにおけるファイルシステムのレイアウトを示す 12
6. 評価実施内容 6.1 サーバ設定 Cisco UCSブレードサーバは 管理ツールであるUCS Managerにて管理する UCS ManagerはFabric Interconnect 上で動作し Webブラウザベースにて 各 UCSブレードサーバのリソースを設定 管理することが可能である UCS Managerの起動は以下のように ブラウザにて起動しログインを行う UCS Manager では機器の管理が可能である 以下 機器管理画面を示す Fabric Interconnect と各 UCS ブレードサーバ接続画面は下記の通りとなる 13
シャーシ及びブレード管理は下記の画面にて行う サーバを構成する際 UCS ブレードサーバ上に Service Profile を作成する必要がある Service Profile とは 物理サーバを論理的に表現したものである 各ブレードは OS をインストールでき る物理サーバとするために Service Profile へ関連付けが必要となる Service Profile は直接の 設定値と Policy にて構成され 共通設定部分については Template により作業の簡略化を行うこ とが可能である Service Profile サーバ要件 ID(UUID BIOSなど ) 特定ブレード ローカルストレージポリシー ブレードプール ファームウェアアップデートグループ 資格の基準 統計ポリシー vhba ID(WWPN) オプションのポリシー ファブリック接続 スクラブポリシー 設定 ヘルスポリシー 外部管理アクセス vnic ID(MAC) ブートポリシー ファブリック接続 ブートデバイス ハイアベイラビリティ ブートオーダー QoSポリシー 設定 ファームウェアポリシー ファームウェア情報 14
本評価でOSインストール対象とするUCSブレードサーバ (B480) の構築手順を下記に記す Service Profileを作成す際 事前に作成したTemplate 及び Policyを割り当てる 作成した Service Profileについては 該当サーバに割り当てることにより OSインストール可能な状態となる 1. UUID, IP, MAC, WWNN and WWPN Poolの設定 2. vnic and vhba Templateの作成 3. Ethernet Uplink Port-Channelの作成 4. SAN BootのためのServer Boot Policyの作成 上記 事前設定を行い 割り当て実施 6.2 ストレージ設定 Device Manager 起動 管理サーバにて Device Manager を起動 15
ログイン画面 Device Manager にログイン ストレージ物理画面 ストレージの物理構成を確認 16
パリティグループ設定 パリティグループ (RAID 構成 ) を設定 LDEV 設定 LDEV( 論理デバイス ) を設定 ポート設定 LDEV をポートにマッピングする 17
6.3 OS インストール メディアマウント UCS KVM にて OS メディアをマウント SUSE インストール SUSE Linux Enterprise Server for SAP Applications12 SP2 のインストールを実施 SAN ブート 日立ストレージからのブートを実施 18
SUSE ログイン SUSE へのログインを実施 19
6.4 SAP HANA インストール SAP HANA をインストール 6.5 SAP HANA 起動確認 SAP HANA を正常に起動できることを確認 20
HANA Studio から SAP HANA が管理できることを確認 SAP HANA により物理メモリが正常に認識されていることを確認 以上 21