第 8 回 ECM 研究会 http://www.ecm-portal.jp/ http://www.jiima.or.jp http://www.jiima.or.jp ECM は環境問題を救えるか? 本日の研究会の目的 2010 年 8 月 27 日 ECM 委員会委員長梅原寿夫 Copyright 2010 ECM : All Rights Reserved Copyright 2010 ECM All Rights Reserved
企業を取り巻く社会環境の変化 Source ECM 2009 紙文書電子化の容認 2011 年 4 月施行 経済産業省ガイドライン 2008 年 4 月施行 2006 年 4 月施行 e- 文書法 公文書管理法 事業継続計画 BCP 金融商品取引法 新会社法 企業活動で生ずる書類の電子化が可能 2005 年 4 月施行 個人情報管理への規制 システム セキュリティマネジメント セキュリティ 企業統治 Corporate Governance 文書情報の記録管理と情報共有法令遵守説明責任 Compliance 企業 組織文書管理の必要性が増大 事業継続性 Contingency 適時適切な情報開示 (SOX302 条に対応 ) 内部統制の報告 (SOX404 条に対応 ) Accountability 規制強化 将来に備える 電子申請 国税関係書類の電子保存の実現 個人情報保護法 環境対策 CO2 削減 パンデミック対策 電子署名法 2001 年 4 月施行 電子帳簿保存法 1998 年 7 月施行 Copyright 2010 ECM : All Rights Reserved
文書管理市場の動向 将来 環境対応 コンテンツ管理の目的 企業価値の向上 2008 将来 現在 BCM/BCP ( 事業継続 ) 内部統制 ( コンプライアンス 透明性 ) 2005 セキュリティ ( 個人情報管理など ) 経営効率の向上 (Cost Collaboration Customer Relationship など ) Source ECM 2008 Copyright 2010 ECM : All Rights Reserved
グリーンオフィスとは? Green Office グリーンオフィス オフィスの環境負荷の削減や環境への配慮により オフィス環境から地球環境の保全を目指す動き Green IT グリーン IT PC やサーバ ネットワーク機器などに必要な電力や二次的に発生する温室効果ガスを削減し 地球環境に優しい IT 環境を目指すこと IT 活用によるオフィス環境のエコ化を推進すること Green OF IT Green BY IT ICT 機器の電力消費による CO2 排出を削減 ICTの活用で業務効率化を実現し 資源 エネルギ利用によるCO2 排出を削減 Eco Office エコオフィス Paperless ペーパーレス化 LED ライティングシステムや省エネ空調システムなど オフィス環境のエコ化による環境保全を目指す 業務効率化やコスト低減の取り組みの一環として 紙への印刷やコピーを極力減らすこと 請求書などの紙証憑の電子化により 紙の印刷や保管にかかるコストを抑え 効率的な業務の遂行を目指す 紙資源の保全や電力節約による環境への貢献 Copyright 2010 ECM : All Rights Reserved
IT への環境に対する要求の高まり Green OF IT : ICT 機器の電力消費による CO 2 排出量を削減する Green BY IT : ICT による業務効率化で資源 エネルギ利用による CO 2 排出量を削減する ペーパーレス化 環境に配慮した IT を選定 物の消費 オフィススペース効率化 人の移動 物の保管 物の移動 業務効率化 文書 帳票の電子化による効率化 スペースの削減 BCP ユビキタス環境 e- 文書法による法定文書の電子化保管 総務省 ICT を環境にやさしく活用するために http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/2007/pdf/070406_1_1.pdf Copyright 2010 ECM : All Rights Reserved
業務モデルの発展段階 CO 2 削減効果 / 業務効率向上効果 紙 グリーンオフィス推進の政策提言 ペーパレス業務モデル 日本 韓国 ( 民間 ) 韓国 ( 官公庁 ) 特定文書の電子化が進む 廃棄 会議用 確認用の紙出力 ( 一般文書 廃棄 ) が紙一般文書 増加し 紙使用量が増加 デジタル文書業務モデル IT 機器の発展とデジタル世代の 電子文書業務モデル ( ボーンデジタル主体 ) 保存 廃棄 紙特定文書 紙一般文書 電子化文書業務モデル ( イメージ主体 ) 保存 廃棄 紙特定文書 紙一般文書 紙文書業務モデル 保存 廃棄 文書の廃棄 / 保存の比率 紙一般文書 作成される特定文書と一般文書の比率 紙特定文書 2010 2020 2030 増加により 紙はほとんど不要となる 紙文書の保存は 一部の例外を除いて 存在しない 年代 2040 の消費量紙の消費量 Copyright 2010 ECM : All Rights Reserved
グリーンオフィスの推進 業務プロセス 情報活用 N 日 現 状 紙文書業務モデル 紙で全業務を実施 ワークフロー等 IT が業務支援に導入されているが 特定文書はほとんど紙 N 日次実(N+1) 日紙が移動順紙か人が移動して業務遂行 移動コストと時間が無駄 並行業務処理が困難 行電子化文書 同時アクセス不可のため 次の日に利用 (N+1) 日 人が移動 人が移動するか 原本のコピーを送付 共有は困難 共有のためにはコピーを利用 将 来 業務モデル ワークフローで業務を実施 最後は紙で出力し 最終承認後 ( 押印 ) は スキャニングされて電子文書として保管 電子文書業務モデル ワークフローで業務を実施 紙の特定文書は一部の例外を除いて存在しない ただ 事前確認や会議資料として 紙を大量消費 オフィス外からも利用可能 場所 / 時間に関係なく業務遂行が可能 移動不要 並行業務処理が可能 テレワーカ オフィスのユビキタス化 テレワーク推進による CO 2 削減効果 情報共有を実現 場所 時間に関係なくアクセスが可能 グリーンオフィス推進の政策提言 Copyright 2010 ECM : All Rights Reserved
政策提言における CO 2 削減効果 グリーンオフィス推進政策提言 2020 年 -CO 2 削減効果予想 1. 民間オフィスオフィススペース削減 2. 民間企業税務関係書類の保管スペース削減 3. 民間オフィス人の移動削減 4. 官公庁自治体オフィススペース削減 5. 官公庁自治体テレワーク 6. テレワークグリーンオフィス推進による2020 年効果予測合計 144 万トン 38 万トン 18 万トン 112 万トン 110 万トン 220 万トン 642 万トン 1990 年温室効果ガス総排出量 12 億 6100 万トンの内 ITC 担当 10%( 原口ビジョン )1 億 2610 万トン 削減目標に対しては 5.1% のウエイト 参考 医療分野診療情報 + レセプト 30 万トンの CO 2 削減効果グリーンオフィス推進 + 医療分野電子化を含む CO2 削減効果予測合計 672 万トン 1990 年温室効果ガス総排出量 12 億 6100 万トンの内 ITC 担当 10%( 原口ビジョン )1 億 2610 万トン削減目標に対しては 5.3% のウエイト Copyright 2010 ECM : All Rights Reserved
グリーンオフィスはデジタル文書業務モデル Green Office グリーンオフィス デジタル文書業務モデル テレワーク ユビキタスワーク Green IT グリーン IT 本日の基調講演テーマ Green OF IT Green BY IT Paperless ペーパーレス化 文書情報管理 ECM Enterprise Content Management 総合文書情報マネジメント 紙文書 記録管理 電子文書 情報共有 Copyright 2010 ECM : All Rights Reserved
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