作成 承認 簡単取扱説明書 (S&DL 水位計 ) 応用計測サービス株式会社 2013.6(1.1)
本簡単取扱説明書は あくまで簡易な使用方法についての取扱説明書です ご使用に関 して機器取扱説明書を十分ご理解の上で正しくご使用くださるようお願いします 注意 本簡単取扱説明書は 簡易な使用方法についての取扱説明 書です 詳細については機器取扱説明書十分理解して使用 してください
1 本品仕様 P-1 2 測定準備 P-3 3 測定方法 P-8 4 結果 P-10
1 本品仕様 MODEL-4637G 項目 仕様 測定範囲 WL-05 0~5m WL-10 0~10m WL-20 0~20m WL-35 0~35m WL-40 0~40m WL-50 0~50m WL-100 0~100m 測定精度 ±0.2 %FS 温度特性 0.03 %FS/ 以下 (-10~50 における任意の10 内 A/D 分解能 24ビット 測定間隔メモリ容量 1 分 ~10 日 (1 分単位で設定可能 ) 512KB インターフェース RS-232C ボーレイト 300~9600bps( 電源 ON 時は9600bps) データ長 8ビット パリティ なし ストップビット 2ビット フロー制御 Xon/Xoff 又はなし (Xon/Xoffは データFORMAT2 転送時のみ適用 電源 ON 時は Xon/Xoff 有効 ) 動作電圧範囲 2.4~9.0V( ケーブルによる電圧降下を含まず ) 使用可能電池 リチウム電池 専用リチウム電池 6V 1 ケーブル長が50m 以下の場合 専用リチウム電池 9V 1 ケーブル長が50mを超える場合 アルカリ電池 単 1 型 (1.5V) 3 ケーブル長が50m 以下の場合 消費電流 ( 電源 6V 時 ) 待機時 ( スリーフ 時 ) 50μA(typ) CPU 動作時 75mA 以下 動作温度範囲 プローブ部 -10~50 ( 凍結を除く ) 電池部 -30~60 2 プローブ外形寸法取り付け適用ケーシング φ25 290mm VP-40または VP-50( 塩ビパイプ ) 1 応用地質 指定品 ( 専用アダプターが必要です ) 2 応用地質 指定リチウム電池 MODEL-4637G 1
MODEL-4677 項目 仕様 測定範囲 WL-03 0~3.5m WL-10 0~10m WL-20 0~20m WL-35 0~35m 測定精度 ±0.1 %FS 温度特性 0.04 %FS/ 以下 A/D 分解能 24ビット 測定間隔メモリ容量 1 分 ~10 日 (1 分単位で設定可能 ) 512KB( 約 57000データ ) インターフェース RS-232C ボーレイト 4800~38400bps( 初期設定及び電源 ON 時は9600bps) データ長 8ビット パリティ なし ストップビット 1or2ビット ( 出荷時の設定 2ビット ) フロー制御 Xon/Xoff 又はなし (Xon/Xoffは データFORMAT2 転送時のみ適用 電源 ON 時は Xon/Xoff 有効 ) 動作電圧範囲 3.0~9.0V( ケーブルによる電圧降下を含まず ) 使用可能電池 アルカリ電池 単 1 型 (1.5V) 3 ケーブル長が50m 以下の場合 リチウム電池 専用リチウム電池 6V 1 ケーブル長が50m 以下の場合 ( オプション ) 専用リチウム電池 9V 1 ケーブル長が50mを超える場合 消費電流 ( 電源 4.5V 時 ) 待機時 ( スリーフ 時 ) 10μA(typ) CPU 動作時 50mA 以下 動作温度範囲 プローブ部 0~50 電池部 -30~60 2 プローブ外形寸法取り付け適用ケーシング φ25 290mm VP-40または VP-50( 塩ビパイプ ) 1 応用地質 指定品 ( 専用アダプターが必要です ) 2 応用地質 指定リチウム電池使用時 MODEL-4677 補足 1) CPU 動作時の消費電流には センサ供給電流は含まれていません 2) RS-232C ケーブルをパソコンに接続すると 消費電流は 1~5mA 程度増加します 2
2 測定準備 2-1 電池の取り付け S&DL 水位計の電池カバーをスライドさせて外します アルカリ電池 ( 単 1 型 ) の場合 + 極 - 極 リチウム電池の場合 専用リチウム電池アダプター (6V 用 ) リチウム電池 (6V) 専用リチウム電池アダプター (9V 用 ) リチウム電池 (9V) + 極 - 極 2-2 パソコンとの接続 パソコンと S&DL 水位計を RS232C クロスケーブルで接続します パソコンに D-SUB9 ピンが搭載されていない場合は USB 変換アダプターをご用意下さい USB 変換アダプター パソコン S&DL 水位計 RS232 クロスケーブル 3
2-3 ハイパーターミナルのセットアップ方法 パソコンを利用して初期設定やデータの回収をする場合は 下記の方法で ハイパーターミナルのセットアップを実施して下さい ハイパーターミナルを起動します スタートバー プログラム アクセサリ 通信 ハイパーターミナル 名前を入力し アイコンを選択します ( 例 :S&DL 水位計 ) OK をクリックします RS232C のポートがあるパソコンは COM1 を選択して OK をクリックします USB-RS232C の変換ケーブルを使用する時は COM ポートが変動します 確認方法はスタートバー 設定 コントロールパネル システム ハードウェア デバイスマネージャデバイスマネージャのポート (COM と LPT) で使用している COM ポートを確認して下さい 4
ビット / 秒 :9600 データビット :8 パリティ : なしストップビット :2 フロー制御 : なし を選択して OK をクリックします ファイルのプルダウンメニューから プロパティを選択します 設定画面を選択します 設定画面の ASCⅡ 設定をクリックします ASCⅡの送信の 行末改行文字を付ける ローカルエコーするにチェックします ASCⅡ の受信の 右端で折り返す にチェックします OK をクリックして設定が終了です 5
2-4 Tera Term ( テラターム ) のセットアップ方法フリーソフトである通信ソフト Tera Term( テラターム ) を使用した場合の取扱い方法を以下に示します ( ソフトのバージョンによって設定画面の表示される順番やメニューの場所が違う場合があります ) Tera Term は http://ttssh2.sourceforge.jp/index.html.ja でダウンロードが可能です (2012 月 10 月現在 ) Tera Term を起動します シリアルポートを選択し 接続するポートを選択し OK をクリックします ( 通常は COM1 ですが 複数のポートを有するパソコンでは COM1,COM2 と表示されますので 使用するポートを選択してください ) USB 変換アダプターをご利用の場合は 接続毎に COM 番号をご確認ください 画面が表示されます 設定 シリアルポートを選択し ます 6
Tera Term : シリアルポートの設定 画面でボー レート :9600 データ :8 bit パリティ :none ストップ :2 bit フロー制御 :Xon/Xoff または none を選択し OK をクリックします 次に設定 端末を選択します Tera Term : 端末の設定 画面で改行コード : 受信 :CR 送信 :CR+LF を選択し ローカルエコーにチェックを入れてください 以上で設定は終了です 上記の設定は Tera Term の接続設定を保存することが可能です 設定 設定の保存 を行ってください 設定を保存すると 次回起動時に再度設定する必要がなくなります 通常画面にて S&DL 機器の操作コマンドを入力して S&DL 機器の各種設定やデータ回収を 行ってください 7
3 測定方法 [HELLO] ENTER 通信を開始させます WAKE!! と応答がない場合は 再度 [HELLO] コマンドを送り出して下さい 主なコマンドは以下の通りです コマンド ST D## RES ST D## SLP ST D## DAT YY/MM/DD ST D## TIM HH:mm:SS ST D## SMP D**H**M**S** ST D## STM YY/MM/DD HH:mm:SS ST D## STM ST D## STP RD D## ALL RD D## ALL ***** RD D## ALL ***** $$$$$ RD D## REL ST D## DEV $$ 機能設定パラメータを初期化 ( デフォルト値 ) し 計測したデータをクリアします 通信を終了し CPUをスリープ状態にします 内部時計の日付を設定します [YY] 西暦の下 2 桁 00~99 [MM] 月 01~12 [DD] 日 01~31 内部時計の時刻を設定します [HH] 時 (24 時間制 ) 00~23 [mm] 分 00~59 [SS] 秒 00~59 測定間隔を設定します [D] 日 00~10 [H] 時 00~23 [M] 分 00~59 [S] 秒 00~59 測定開始日時を設定します [YY] 西暦の下 2 桁 00~99 [MM] 月 01~12 [DD] 日 01~31 [HH] 時 00~23 [mm] 分 00~59 [SS] 秒 00~59 測定を即開始します 測定を停止させます データを最初から全部読み出します 読み出し開始データID 番号を ***** に指定し 以降全データを読み出します 読み出し開始データID 番号を ***** に指定し そこから $$$$$ データを読み出します 現在のデータをテスト読み出しします 装置固有のデバイス を設定します ( デバイス ## の装置を $$ にする ) 詳細については機器取扱説明書をご参照下さい 8
1 3 2 1 応答表示 YES END NOT END 実行できた時 実行できなかった時 2 S00SDL-1011010618410000000000000001 a b c d e f g a: 測定状態 [S] 現在測定中 [O] 測定停止中 b: デバイス c: 装置名 d: 測定開始日時 上記の例では 2011 年 1 月 6 日 18 時 41 分を表します e: データスタート ID f: データエンド ID 共に 0 の時は データが記録されていないことを示します g: 測定間隔 000001 上記の例では測定間隔 1 分を表します 日 時分 3 000001101061840044400006 h i j k h: データ ID i: データ計測日時 上記の例では 2011 年 1 月 6 日 18 時 40 分を表します j: 電池電圧 上記の例では 4.44[V] を表します k: 測定データ 上記の例では 6mm データは水頭(mm) で表示します 詳細については機器取扱説明書をご参照下さい 9
4-1 結果 ( テキストファイルの作成 ) ハイパーターミナルを使用した場合 転送のプルダウンメニューから テキストのキャプチャを選択します データを保存するファイル名を入力するウィンドウが表示されるのでファイル名を入力して下さい 開始をクリックすると待機状態になります データ読み出しのコマンドを送り出します [ 例 ] RD D## ALL 最初から全部読み出します RD D## ALL 100 読み出し開始データ ID を 100 に指定し 以降全データを読み出します RD D## ALL 1000 200 読み出し開始データ ID を 1000 に指定し そこから 200 データを読み出します 10
データの読み出しが終了したら 転送のプルダウンメニューからテキストキャプチャ 停止を選択します ハイパーターミナルを終了します テキストファイルが作成されます テキストファイルは 表計算ソフト (Excel 等 ) でのデータ整理が可能です 11
4-2 Tera Term を使用した場合 ファイル ログを選択します 保存するフォルダとファイル名を選択で きる画面が表示されますので 任意の場 所を選びファイルを作成してください データを読み出します 読み出しコマンドはハイパーターミナルの場合と同じです 読み出したデータは作成したファイルに自動的に保存されます 通信を終了する場合は ファイル ログダイアログを表示 を選択します Tera Term: ログ の画面が表示されま すので 閉じるを選択してください 先ほど任意で指定した保存場所にテキストファイルが作成されています 作成されたテキストファイルは 表計算ソフト (Excel 等 ) でのデータ整理が可能です 12