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OSSTech 製 OpenLDAP 2.3 パッケージ インストールガイド v2.0 オープンソース ソリューション テクノロジ ( 株 ) 作成日 : 2008 年 12 月 10 日更新日 : 2010 年 8 月 30 日リビジョン : 2.0

目次 1. はじめに...1 2. OpenLDAP 2.3 パッケージのインストール...2 2.1 対応 Linux ディストリビューション...2 2.2 提供する RPM パッケージ...2 2.3 OpenLDAP 2.3 パッケージの新規インストール...3 2.4 OSSTech 製 OpenLDAP2.3 パッケージの各種コマンド...3 2.5 OpenLDAP サーバーの起動 停止...4 2.6 起動オプションの設定...4 2.6.1 l オプションで syslog のファシリティを設定したい場合...4 2.6.2 h オプションでサービスの URL を設定したい場合...4 3. OpenLDAP 2.3 パッケージのアップデート...5 3.1 Linux 版パッケージのアップデート...5 3.1.1 インストール済みのパッケージの確認...5 3.1.2 新版 OpenLDAP 2.3 パッケージのアップデート手順...5 3.1.3 旧版 OpenLDAP 2.3 パッケージのアップデート手順...7 3.2 Solaris10 版パッケージのアップデート...8 3.2.1 RPM 版 OpenLDAP 2.3 パッケージのアップデート手順...9 3.2.2 PKG 版 OpenLDAP 2.3 パッケージのアップデート手順...11 4. インストールガイド更新履歴...13 4.1 2008/12/10 初版 : OpenLDAP 2.3 インストールガイド v1.0...13 4.2 2010/08/30 第 2 版 : OpenLDAP 2.3 インストールガイド v2.0...13 目次 i

1. はじめに 本ドキュメントは 弊社提供の OpenLDAP パッケージを導入するための手順書です OpenLDAP パッケージのインストールの際に 必ず本ドキュメントの内容を確認してから 作業を実施してください 本ドキュメントに関する記載内容について 疑問点等がある場合には 弊社サポート窓口までお問い合わせください 1. はじめに 1

2. OpenLDAP 2.3 パッケージのインストール 2.1 対応 Linux ディストリビューション 弊社が提供する OpenLDAP 2.3 パッケージは 以下のディストリビューションごとにパッケージを提供しています RedHat Enterprise Linux 5(x86, x86_64) 同一パッケージで 下記ディストリビューションにも対応しています CentOS 5(x86, x86_64) RedHat Enterprise Linux 4 (x86, x86_64) 同一パッケージで 下記ディストリビューションにも対応しています MIRACLE LINUX V4.0(x86, x86_64) Cent OS 4 (x86, x86_64) 2.2 提供する RPM パッケージ 弊社が提供する Linux 版 OpenLDAP 2.3 は 以下の RPM パッケージによって構成されています osstech openldap 2.3.43 25.el5.i386.rpm osstech openldap servers 2.3.43 25.el5.i386.rpm osstech openldap clients 2.3.43 25.el5.i386.rpm osstech openldap servers overlays 2.3.43 25.el5.i386.rpm osstech openldap2.3 libs 2.3.43 25.el5.i386.rpm osstech openldap servers perl 2.3.43 25.el5.i386.rpm osstech db4.5 4.5.20 5.el5.i386.rpm osstech db4.5 utils 4.5.20 5.el5.i386.rpm devel/osstech db4.5 devel 4.5.20 5.el5.i386.rpm devel/osstech openldap devel 2.3.43 25.el5.i386.rpm 上記パッケージに付随するバージョン番号 リリース番号 ( 例 : 2.3.43 25) は 弊社で OpenLDAP 2.3 パッケージの改善 修正等に伴い 番号が変更されます x86_64 版の OpenLDAP 2.3 パッケージでは アーキテクチャの種別を表す i386 の代わりに x86_64 となります devel ディレクトリのパッケージは OpenLDAP サーバーの運用には不要なため 必ずしもインストールする必要はありません 2.OpenLDAP 2.3 パッケージのインストール 2

2.3 OpenLDAP 2.3 パッケージの新規インストール 弊社提供の OpenLDAP 2.3 パッケージは /opt/osstech ディレクトリに新規インストールされます 以下のインストール例では 弊社提供のパッケージ一式が /tmp/pkgs ディレクトリにコピーしてあるものとして手順を説明します RPM パッケージのインストールは root ユーザのみ実施することができますので 最初に su コマンドで root ユーザになります $ su Password: ******** (root ユーザのパスワードを入力し Enter を押します ) # ( パスワードが正しければ プロンプトが # になります ) /tmp/pkgs/ に弊社提供のパッケージ一式がコピーしてあることを確認します # cd /tmp/pkgs # ls base openldap まず最初に base ディレクトリにある osstech base osstech support osstech daemontools パッケージをインストールします 既にこれらのパッケージがインストールされている場合は この手順は不要です # cd base # rpm -ihv *rpm 続いて OpenLDAP 2.3 パッケージ一式をインストールします # cd /tmp/pkgs/openldap # rpm -ihv *rpm 2.4 OSSTech 製 OpenLDAP2.3 パッケージの各種コマンド OSSTech 製 OpenLDAP2.3 パッケージは /opt/osstech ディレクトリ配下にインストールされます LDAP デーモン (/opt/osstech/sbin/slapd) LDAP ユーティリティ (/opt/osstech/bin/ldapsearch, /opt/osstech/bin/ldapadd など ) 管理者用 LDAP ユーティリティ (/opt/osstech/sbin/slapadd, /opt/osstech/sbin/slapcat など ) 起動スクリプト (/etc/init.d/osstech ldap) 設定ファイル (/opt/osstech/etc/openldap/slapd.conf /opt/osstech/etc/openldap/ldap.conf など ) schema ファイル (/opt/osstech/etc/openldap/schema/ ディレクトリ ) LDAP データー格納ディレクトリ (/opt/osstech/var/lib/ldap) 2.OpenLDAP 2.3 パッケージのインストール 3

BDB ユーティリティ (/opt/osstech/sbin/slapd_db_recover など ) 2.5 OpenLDAP サーバーの起動 停止 弊社提供の OpenLDAP 2.3 サーバーを起動するときは 次のコマンドを実行します # /etc/init.d/osstech-ldap start 弊社提供の OpenLDAP 2.3 サーバーを停止するときは 次のコマンドを実行します # /etc/init.d/osstech-ldap stop 2.6 起動オプションの設定 slapd を起動する際に オプションを指定したい場合は 次の各設定を行った後に osstech ldap を再起動してください 2.6.1 -l オプションで syslog のファシリティを設定したい場合 syslog のファシリティを設定したい場合は /opt/osstech/var/lib/sv/slapd/env/ SYSLOGFACILITY ファイルに l オプションに渡したい文字列を設定します # echo LOCAL5 > /opt/osstech/var/lib/sv/slapd/env/syslogfacility 2.6.2 -h オプションでサービスの URL を設定したい場合 サービスの URL を設定したい場合は /opt/osstech/var/lib/sv/slapd/env/services ファイルに h オプションに渡したい文字列を設定します # echo ldap://127.0.0.1/ ldaps://127.0.0.1/ > /opt/osstech/var/lib/sv/slapd/env/services ただし SERVICES ファイルに何も設定されていないデフォルト状態の場合 LDAP サーバーのサービス URL として 次の URL が設定されます TLS が有効な場合 ldap:/// ldaps:/// TLS が無効な場合 ldap:/// 2.OpenLDAP 2.3 パッケージのインストール 4

3. OpenLDAP 2.3 パッケージのアップデート 3.1 Linux 版パッケージのアップデート 3.1.1 インストール済みのパッケージの確認 弊社が提供している Linux 版 OpenLDAP 2.3 パッケージには 提供時期により以下の 2 種類のパッケージが存在します 1. /usr 以下に OpenLDAP 2.3 のバイナリがインストールされている ( 旧版 ) 2. /opt/osstech 以下に OpenLDAP 2.3 のバイナリがインストールされている ( 新版 ) まず最初にご利用中の OpenLDAP 2.3 パッケージが いずれのパッケージであるか確認してください 以下のコマンドを実行して 新版か旧版か確認することができます # rpm -q osstech-openldap osstech-openldap-2.3.43-21.el5 結果が返ってくる場合は新版がインストールされています # rpm -q osstech-openldap パッケージ osstech-openldap はインストールされていません # rpm -q openldap 2.3.43-1.5_OSSTECH このエラーメッセージが表示される場合は 旧版がインストールされています 3.1.2 新版 OpenLDAP 2.3 パッケージのアップデート手順 新版 OpenLDAP 2.3 パッケージのアップデートは次の手順で行ってください 最初に su コマンドで root ユーザーになります $ su - Password: root のパスワードを入力 ( 画面には表示されません ) パッケージのアップデート前に OpenLDAP の各種設定ファイルをバックアップしておきます バックアップ対象ディレクトリ /opt/osstech/etc/openldap ディレクトリに含まれるデーター OpenLDAP の設定ファイル スキーマファイルなど 3.OpenLDAP 2.3 パッケージのアップデート 5

OpenLDAP のサービスを停止します # /sbin/service osstech-ldap stop 登録されている LDAP エントリの LDIF 形式のバックアップを取得しておきます # /opt/osstech/sbin/slapcat > ldap-backup.ldif 次に弊社から提供されたパッケージ一式をインストール先ホストの任意のディレクトリに展開します 下記の例では /srv/osstech/software/rpms に展開したことを前提とて記述します /srv/osstech/software/rpms に弊社提供の OpenLDAP 2.3 パッケージ一式があることを確認します # cd /srv/osstech/software/rpms # ls base osstech-base-3.0-51.el5.noarch.rpm osstech-daemontools-0.76-36.el5.i386.rpm... # ls openldap osstech-openldap-2.3.43-25.el5.i386.rpm osstech-openldap-clients-2.3.43-25.el5.i386.rpm osstech-openldap-servers-2.3.43-25.el5.i386.rpm osstech-openldap-servers-overlays-2.3.43-25.el5.i386.rpm... 最初に base ディレクトリに含まれるパッケージ一式のアップデートを rpm コマンドで行います # /bin/rpm -Uhv base/*.rpm 既に最新のパッケージがインストール済みの場合 次のエラーが表示されます この場合はインストール済みのパッケージをアップデートする必要はありませんので アップデート不要なパッケージを ディレクトリから除いておき 再度 アップデートを試みます # /bin/rpm -Uhv base/*.rpm 準備中... ########################################### [100%] パッケージ osstech-base-3.0-51.el5 は既にインストールされています パッケージ osstech-support-3.0-51.el5 は既にインストールされています 上記の例の場合 osstech base パッケージと osstech support パッケージのアップデートが不要なことを表しています 3.OpenLDAP 2.3 パッケージのアップデート 6

続いて rpm コマンドで弊社提供の OpenLDAP 2.3 パッケージ一式をインストールします # /bin/rpm -Uhv openldap/*.rpm また システムに開発用の devel パッケージもインストール済みの場合は 次のように devel パッケージも一緒に指定して OpenLDAP 2.3 パッケージをアップデートします # /bin/rpm -Uhv openldap/*.rpm openldap/devel/*.rpm 以上でパッケージのアップデートは完了です 3.1.3 旧版 OpenLDAP 2.3 パッケージのアップデート手順 旧版 OpenLDAP 2.3 パッケージのアップデートは次の手順で行ってください 最初に su コマンドで root ユーザーになります $ su - Password: root のパスワードを入力 ( 画面には表示されません ) パッケージのアップデート前に OpenLDAP の各種設定ファイルをバックアップしておきます バックアップ対象ディレクトリ /etc/openldap ディレクトリに含まれるデーター OpenLDAP の設定ファイル スキーマファイルなど OpenLDAP のサービスを停止します # /sbin/service ldap stop 登録されている LDAP エントリの LDIF 形式のバックアップを取得しておきます # /usr/sbin/slapcat > ldap-backup.ldif 次に弊社から提供されたパッケージ一式をインストール先ホストの任意のディレクトリに展開します 下記の例では /srv/osstech/software/rpms に展開したことを前提とて記述します /srv/osstech/software/rpms に弊社提供の OpenLDAP 2.3 パッケージ一式があることを確認します # cd /srv/osstech/software/rpms # ls base 3.OpenLDAP 2.3 パッケージのアップデート 7

osstech-base-3.0-51.el5.noarch.rpm osstech-daemontools-0.76-36.el5.i386.rpm... # ls openldap openldap-2.3.43-1.6_osstech.el5.i386.rpm openldap-clients-2.3.43-1.6_osstech.el5.i386.rpm compat-openldap-2.3.43_2.2.29-1.6_osstech.el5.i386.rpm... 最初に base ディレクトリに含まれるパッケージ一式のアップデートを rpm コマンドで行います # /bin/rpm -Uhv base/*.rpm 既に最新のパッケージがインストール済みの場合 次のエラーが表示されます この場合はインストール済みのパッケージをアップデートする必要はありませんので アップデート不要なパッケージを ディレクトリから除いておき 再度 アップデートを試みます # /bin/rpm -Uhv base/*.rpm 準備中... ########################################### [100%] パッケージ osstech-base-3.0-51.el5 は既にインストールされています パッケージ osstech-support-3.0-51.el5 は既にインストールされています 上記の例の場合 osstech base パッケージと osstech support パッケージのアップデートが不要なことを表しています 続いて rpm コマンドで弊社提供の OpenLDAP 2.3 パッケージ一式をインストールします # /bin/rpm -Uhv openldap/*.rpm また 開発用の devel パッケージもシステムにインストール済みの場合は 次のように devel パッケージも一緒に指定して OpenLDAP 2.3 パッケージをアップデートします # /bin/rpm -Uhv openldap/*.rpm openldap/devel/*.rpm 以上でパッケージのアップデートは完了です 3.2 Solaris10 版パッケージのアップデート 弊社が提供している Solaris10 版 OpenLDAP 2.3 パッケージには 提供時期により以下の 2 種類のパッ 3.OpenLDAP 2.3 パッケージのアップデート 8

ケージが存在します 1. /usr 以下に OpenLDAP 2.3 のバイナリがインストールされている (PKG 版 ) 2. /opt/osstech 以下に OpenLDAP 2.3 のバイナリがインストールされている (RPM 版 ) まず最初にご利用中の OpenLDAP 2.3 パッケージが いずれのパッケージであるか確認してください 以下のコマンドを実行して RPM 版か PKG 版か確認することができます # /opt/osstech/bin/rpm -q osstech-openldap osstech-openldap-2.3.43-21.el5 RPM 版 OpenLDAP 2.3 がインストールされています # pkginfo osstech-openldap application osstech-openldap OpenLDAP servers, clients and libraries 2.3.43-4 PKG 版 OpenLDAP 2.3 がインストールされています 3.2.1 RPM 版 OpenLDAP 2.3 パッケージのアップデート手順 RPM 版 OpenLDAP 2.3 パッケージのアップデートは次の手順で行ってください 最初に su コマンドで root ユーザーになります $ su - Password: root のパスワードを入力 ( 画面には表示されません ) パッケージのアップデート前に OpenLDAP の各種設定ファイルをバックアップしておきます バックアップ対象ディレクトリ /opt/osstech/etc/openldap ディレクトリに含まれるデーター OpenLDAP の設定ファイル スキーマファイルなど OpenLDAP のサービスを停止します # /etc/init.d/osstech-ldap stop 登録されている LDAP エントリの LDIF 形式のバックアップを取得しておきます # /opt/osstech/sbin/slapcat > ldap-backup.ldif 次に弊社から提供されたパッケージ一式をインストール先ホストの任意のディレクトリに展開します 下記の例では /srv/osstech/software/rpms に展開したことを前提とて記述します 3.OpenLDAP 2.3 パッケージのアップデート 9

/srv/osstech/software/rpms に弊社提供の OpenLDAP 2.3 パッケージ一式があることを確認します # cd /srv/osstech/software/rpms # ls bootstrap osstech-base-3.0-51.sol10.noarch.rpm osstech-base-os-3.0-51.sol10.i386.rpm... # ls base osstech-cronie-1.2-1.6.sol10.i386.rpm osstech-daemontools-0.76-36.sol10.i386.rpm osstech-libtool-ltdl-2.2.6-4.sol10.i386.rpm osstech-logrotate-3.7.7-1.3.sol10.i386.rpm # ls openldap osstech-openldap-2.3.43-25.el5.i386.rpm osstech-openldap-clients-2.3.43-25.el5.i386.rpm osstech-openldap-servers-2.3.43-25.el5.i386.rpm osstech-openldap-servers-overlays-2.3.43-25.el5.i386.rpm... 最初に bootstrap ディレクトリに含まれるパッケージ一式のアップデートを rpm コマンドで行います # /opt/osstech/bin/rpm -Uhv bootstrap/*.rpm 既に最新のパッケージがインストール済みの場合 次のエラーが表示されます この場合はインストール済みのパッケージをアップデートする必要はありませんので アップデート不要なパッケージを ディレクトリから除いておき 再度 アップデートを試みます # /opt/osstech/bin/rpm -Uhv bootstrap/*.rpm 準備中... ########################################### [100%] パッケージ osstech-base-3.0-51.el5 は既にインストールされています パッケージ osstech-support-3.0-51.el5 は既にインストールされています 上記の例の場合 osstech base パッケージと osstech support パッケージのアップデートが不要なことを表しています 続いて base ディレクトリのパッケージのアップデートを行います 3.OpenLDAP 2.3 パッケージのアップデート 10

# /opt/osstech/bin/rpm -Uhv base/*.rpm 続いて rpm コマンドで弊社提供の OpenLDAP 2.3 パッケージ一式をインストールします # /opt/osstech/bin/rpm -Uhv openldap/*.rpm また システムに開発用の devel パッケージもインストール済みの場合は 次のように devel パッケージも一緒に指定して OpenLDAP 2.3 パッケージをアップデートします # /opt/osstech/bin/rpm -Uhv openldap/*.rpm openldap/devel/*.rpm 以上でパッケージのアップデートは完了です 3.2.2 PKG 版 OpenLDAP 2.3 パッケージのアップデート手順 PKG 版 OpenLDAP 2.3 パッケージのアップデートは次の手順で行ってください 最初に su コマンドで root ユーザーになります $ su - Password: root のパスワードを入力 ( 画面には表示されません ) パッケージのアップデート前に OpenLDAP の各種設定ファイルをバックアップしておきます バックアップ対象ディレクトリ /opt/osstech/etc/openldap ディレクトリに含まれるデーター OpenLDAP の設定ファイル スキーマファイルなど OpenLDAP のサービスを停止します # /etc/init.d/ldap stop 登録されている LDAP エントリの LDIF 形式のバックアップを取得しておきます # /opt/osstech/sbin/slapcat > ldap-backup.ldif 次に弊社から提供されたパッケージをインストール先ホストの任意のディレクトリに展開します 下記の例では /srv/osstech/software/pkgs に展開したことを前提とて記述します /srv/osstech/software/pkgs に弊社提供の OpenLDAP 2.3 パッケージ一式があることを確認します 3.OpenLDAP 2.3 パッケージのアップデート 11

# cd /srv/osstech/software/pkgs # bzip2 -d osstech-openldap-*.bz2 # ls osstech-openldap-2.3.43-6.sol10.i386.pkg 最初にシステムに導入されている古い OpenLDAP 2.3 パッケージを削除します # pkgrm osstech-openldap 次のパッケージは現在インストールされています : osstech-openldap OpenLDAP servers, clients and libraries 2.3.43-4 (i386) 2.3.43,REV=4 このパッケージを削除しますか [y,n,?,q] y y を入力 ## インストール済みパッケージインスタンス <osstech-openldap> を削除中です このパッケージには パッケージの削除の処理中にスーパーユーザーのアクセ ス権で実行されるスクリプトが含まれています このパッケージの削除処理を継続しますか [y,n,?,q] y y を入力... <osstech-openldap> の削除に成功しました 続いて 新しい OpenLDAP 2.3 パッケージをインストールします # pkgadd -d./osstech-openldap-2.3.43-6.sol10.i386.pkg The following packages are available: 1 osstech-openldap OpenLDAP servers, clients and libraries 2.3.43-6 (i386) 2.3.43,REV=6 Select package(s) you wish to process (or 'all' to process all packages). (default: all) [?,??,q]: Enter を入力します 以上でパッケージのアップデートは完了です 3.OpenLDAP 2.3 パッケージのアップデート 12

4. インストールガイド更新履歴 4.1 2008/12/10 初版 : OpenLDAP 2.3 インストールガイド v1.0 初版 4.2 2010/08/30 第 2 版 : OpenLDAP 2.3 インストールガイド v2.0 最新の OpenLDAP 2.3 パッケージの構成に合わせて変更 パッケージのアップデート手順について記載 4. インストールガイド更新履歴 13