(事務連絡)公知申請に伴う前倒し保険適用通知廃止

Similar documents
保医発 第 9 号平成 2 9 年 3 月 2 日 地方厚生 ( 支 ) 局医療課長都道府県民生主管部 ( 局 ) 国民健康保険主管課 ( 部 ) 長都道府県後期高齢者医療主管部 ( 局 ) 後期高齢者医療主管課 ( 部 ) 長 殿 厚生労働省保険局医療課長 ( 公印省略 ) 公知申

保医発 第 1 号平成 2 9 年 6 月 2 6 日 地方厚生 ( 支 ) 局医療課長都道府県民生主管部 ( 局 ) 国民健康保険主管課 ( 部 ) 長都道府県後期高齢者医療主管部 ( 局 ) 後期高齢者医療主管課 ( 部 ) 長 殿 厚生労働省保険局医療課長 ( 公印省略 ) 公

(事務連絡)公知申請に係る前倒し保険適用通知

< F2D CF6926D905C90BF82C98C5782E992CA926D88C4>

スライド 1

(2) レパーサ皮下注 140mgシリンジ及び同 140mgペン 1 本製剤については 最適使用推進ガイドラインに従い 有効性及び安全性に関する情報が十分蓄積するまでの間 本製剤の恩恵を強く受けることが期待される患者に対して使用するとともに 副作用が発現した際に必要な対応をとることが可能な一定の要件

査を実施し 必要に応じ適切な措置を講ずること (2) 本品の警告 効能 効果 性能 用法 用量及び使用方法は以下のとお りであるので 特段の留意をお願いすること なお その他の使用上の注意については 添付文書を参照されたいこと 警告 1 本品投与後に重篤な有害事象の発現が認められていること 及び本品

生後 1 カ月 HB ワクチン 0.25ml 皮下注射生後 6 カ月 HB ワクチン 0.25ml 皮下注射 2013 年 11 月 1 日 日本産科婦人科学会周産期委員会未承認薬検討小委員会担当委員日本周産期 新生児医学会副理事長 社保委員会副委員長久保隆彦

< F2D C D838A8BDB92CA926D2E6A7464>

鑑-H リンゼス錠他 留意事項通知の一部改正等について

薬生安発 0302 第 1 号 平成 30 年 3 月 2 日 各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 長殿 厚生労働省医薬 生活衛生局医薬安全対策課長 ( 公印省略 ) 医薬品リスク管理計画の実施に基づく再審査期間終了後の評価報告について の一部改正について 再審査期間中の新医薬品以外の医薬品の医薬品リ

都道府県医師会医療安全担当理事殿 ( 法安 56) 平成 27 年 8 月 5 日 日本医師会常任理事今村定臣 酵素電極法を用いた血糖測定に使用する医療機器及び体外診断用医薬品に係る 使用上の注意 の改訂について グルコース分析装置 自己検査用グルコース測定器及び自動分析装置等並びに血液検査用グルコ

員長及び医薬品医療機器等法登録認証機関協議会代表幹事宛て送付するこ ととしていることを申し添えます 記 1. 基本要件基準第 13 条第 5 項及び第 6 項への適合性確認の基本的な考え方について (1)2023 年 ( 平成 35 年 )2 月 28 日 ( 以下 経過措置期間終了日 という )

301128_課_薬生薬審発1128第1号_ニボルマブ(遺伝子組換え)製剤の最適使用推進ガイドラインの一部改正について

葉酸とビタミンQ&A_201607改訂_ indd

薬食機発 0131 第 1 号平成 25 年 1 月 31 日 各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 長殿 厚生労働省医薬食品局審査管理課医療機器審査管理室長 薬事法に基づく登録認証機関の基準改正に伴う留意事項について ( その 2) 薬事法 ( 昭和 35 年法律第 145 号 以下 法 という )

の状態により適宜減量する 成人 A 法 : 他の抗悪性腫瘍剤との併用において ブスルファンとして 1 回 0.8 mg/kg を生理食塩液又は 5% ブドウ糖液に混和 調製して 2 時間かけて点滴静注する 本剤は 6 時間毎に 1 日 4 回 4 日間投与する なお 年齢 患者の状態により適宜減量す

審査結果 平成 25 年 9 月 27 日 [ 販売名 ] アナフラニール錠 10 mg 同錠 25 mg [ 一般名 ] クロミプラミン塩酸塩 [ 申請者名 ] アルフレッサファーマ株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 25 年 5 月 17 日 [ 審査結果 ] 平成 25 年 4 月 26 日開

Microsoft Word - 【発送版】製造所の登録通知

1. 医薬品リスク管理計画を策定の上 適切に実施すること 2. 国内での治験症例が極めて限られていることから 製造販売後 一定数の症例に係るデータが集積されるまでの間は 全 症例を対象に使用成績調査を実施することにより 本剤使用患者の背景情報を把握するとともに 本剤の安全性及び有効性に関するデータを

< F2D A8CF6926D905C90BF82C98C5782E98EE688B5>

PSP 省令 と それぞれ略称する 記 1. 改正施行規則について希少疾病用医療機器その他の医療上特にその必要性が高いと認められる医療機器であり かつ 当該医療機器についての臨床試験の実施に特に長期間を要すると認められるものに係る承認申請をする場合においては 改正 GVP 省令第 9 条の3 第 1

審査結果 平成 23 年 4 月 11 日 [ 販 売 名 ] ミオ MIBG-I123 注射液 [ 一 般 名 ] 3-ヨードベンジルグアニジン ( 123 I) 注射液 [ 申請者名 ] 富士フイルム RI ファーマ株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 22 年 11 月 11 日 [ 審査結果

Microsoft Word - 【案1】登録認証機関立入要領改正通知(Ver )

審査結果 平成 26 年 1 月 6 日 [ 販 売 名 ] ダラシン S 注射液 300mg 同注射液 600mg [ 一 般 名 ] クリンダマイシンリン酸エステル [ 申請者名 ] ファイザー株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 25 年 8 月 21 日 [ 審査結果 ] 平成 25 年 7

から (3) までの具体的な予定については添付 2 の図のとおりですので申し添 えます

( 別添 ) 薬食発 0513 第 1 号平成 23 年 5 月 13 日 都道府県知事各保健所設置市長特別区長 殿 厚生労働省医薬食品局長 薬事法の一部を改正する法律等の施行等についての一部改正について 薬事法の一部を改正する法律 ( 平成 18 年法律第 69 号 ) については 関係政省令とと

Microsoft Word - 【発送版】記載整備通知

ICH Q4B Annex12

医薬品たるコンビネーション製品の不具合報告等に関する Q&A [ 用いた略語 ] 法 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年法律第 145 号 ) 施行規則 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則 ( 昭和 36 年

Ⅰ. 改訂内容 ( 部変更 ) ペルサンチン 錠 12.5 改 訂 後 改 訂 前 (1) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本剤の作用が増強され, 副作用が発現するおそれがあるので, 併用しないこと ( 過量投与 の項参照) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本

Microsoft Word - (発出)マル製通知案

Microsoft Word - 日薬連宛抗インフル薬通知(写).doc

審査結果 平成 26 年 2 月 7 日 [ 販売名 ] 1 ヘプタバックス-Ⅱ 2 ビームゲン 同注 0.25mL 同注 0.5mL [ 一般名 ] 組換え沈降 B 型肝炎ワクチン ( 酵母由来 ) [ 申請者名 ] 1 MSD 株式会社 2 一般財団法人化学及血清療法研究所 [ 申請年月日 ]

1)~ 2) 3) 近位筋脱力 CK(CPK) 高値 炎症を伴わない筋線維の壊死 抗 HMG-CoA 還元酵素 (HMGCR) 抗体陽性等を特徴とする免疫性壊死性ミオパチーがあらわれ 投与中止後も持続する例が報告されているので 患者の状態を十分に観察すること なお 免疫抑制剤投与により改善がみられた

< F2D F289BF8AEE8F808D908EA CA926D>

る として 平成 20 年 12 月に公表された 規制改革推進のための第 3 次答申 において 医療機器開発の円滑化の観点から 薬事法の適用範囲の明確化を図るためのガイドラインを作成すべきであると提言したところである 今般 薬事法の適用に関する判断の透明性 予見可能性の向上を図るため 臨床研究におい

【案トレ】(案1)【通知案】(29年7月施行)はり師、きゅう師及びあん摩・マッサージ・指圧師の施術に係る療養費の支給の留意事項等について

Microsoft Word (発出版)適正使用通知案(冷凍アブレーション)

会長 日本製薬団体連合会会長 日本一般用医薬品連合会会長 米国研究製薬 工業協会会長 欧州製薬団体連合会会長及び一般社団法人日本医薬品卸業連合 会会長あてに発出することとしているので申し添えます

ともに 申請者が承認審査のスケジュールに沿って法令上求められる製造体制を整備することや承認後円滑に医療現場に提供するための対応が十分になされることで 更なる迅速な実用化を促すものである この制度では 原則として新規原理 新規作用機序等により 生命に重大な影響がある重篤な疾患等に対して 極めて高い有効

(関係団体) 適用「材料定義・留意事項通知」

Microsoft Word - (発番)医療機器の製造販売承認申請について

別添 治験副作用等症例の定期報告に関する質疑応答集 (Q&A) について < 半年ごとの定期報告の受け付け> Q1 平成 26 年 6 月 30 日までの間は 治験依頼者 ( 自ら治験を実施する者を除く ) が提出する副作用等症例の定期報告は なお従前の例によることができる とあるが 平成 26 年

3. 定期接種の接種時期について結核の定期接種の対象者については 1 歳に至るまでの間にある者と予防接種法施行令 ( 昭和 23 年政令第 197 号 ) 第 1 条の3に規定されているが 本件に伴い 2に記載した方法を検討してもなお やむを得ず1 歳を超えて接種を行った者に対して定期接種の対象外と

日医発第437(法安23)

(案-1)

「診療報酬請求書等の記載要領等について」の一部改正について

未承認薬 適応外薬の要望に対する企業見解 ( 別添様式 ) 1. 要望内容に関連する事項 会社名要望された医薬品要望内容 CSL ベーリング株式会社要望番号 Ⅱ-175 成分名 (10%) 人免疫グロブリン G ( 一般名 ) プリビジェン (Privigen) 販売名 未承認薬 適応 外薬の分類

( 介 197)( 保 310)F 平成 31 年 3 月 12 日 都道府県医師会社会保険担当理事殿介護保険担当理事殿 日本医師会常任理事 松本吉郎 江澤和彦 要介護被保険者等である患者に対する入院外の維持期 生活期の 疾患別リハビリテーションに係る経過措置の終了に当たっての必要な対応について 入

<4D F736F F D208CA792CA926D814093C192E88C928D4E90668DB88B7982D193C192E895DB8C928E7793B1>

本日の内容 1. 未承認対照薬等の取り扱い別添の 4.(3) ウ.( ア ) 2. 対象疾患の悪化等を評価項目にする試験別添の 7.(3) イ.( ア ) 3. 承認取得者以外の治験国内管理人が治験 依頼者となる場合別添の7.(3) オ. 4. 医師主導治験との情報共有別添の7.(3) カ. 5.

薬生発 0926 第 5 号 平成 29 年 9 月 26 日 都道府県知事 各保健所設置市長殿 特別区長 厚生労働省医薬 生活衛生局長 ( 公印省略 ) コンタクトレンズの適正使用に関する情報提供等の徹底について コンタクトレンズ ( カラーコンタクトレンズを含む ) の販売に関しては これまで

年管管発第 1026 第 2 号平成 24 年 10 月 26 日 地方厚生 ( 支 ) 局年金調整 ( 年金管理 ) 課長殿 厚生労働省年金局事業管理課長 ( 公印省略 ) 生活に困窮する外国人に対する生活保護の措置について ( 通知 ) に基づく保護を受けている外国人の国民年金保険料免除の申請の

< F2D819B955C8EA692CA926D DC58F4994AD8F6F>

通知(一括更新手続き)

Microsoft Word - 奈良県GQP-GVPガイドライン doc

別紙 ( 国内における臓器等移植について ) Q1 一般の移送費の支給と同様に 国内での臓器移植を受ける患者が 療養の給付を受けるため 病院又は診療所に移送されたときは 移送費の支給を行うこととなるのか 平成 6 年 9 月 9 日付け通知の 健康保険の移送費の支給の取扱いについて ( 保険発第 1

資料 3 1 医療上の必要性に係る基準 への該当性に関する専門作業班 (WG) の評価 < 代謝 その他 WG> 目次 <その他分野 ( 消化器官用薬 解毒剤 その他 )> 小児分野 医療上の必要性の基準に該当すると考えられた品目 との関係本邦における適応外薬ミコフェノール酸モフェチル ( 要望番号

【資料1-4】電波環境協議会による「医療機関において安心・安全に電波を利用するための手引き」周知啓発用資料について

<4D F736F F D208D B B835896F2938A975E82CC8D6C82A695FB2E646F63>

医療機器プログラムの取扱いに関する Q&A について ( その 2) ( 別紙 ) 用いた略語 改正法 : 薬事法等の一部を改正する法律 ( 平成 25 年法律第 84 号 ) 法 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年法律第 145 号 ) 施行令

タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg タペンタ 錠 100mg に係る 販売名 タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 有効成分 タペンタ 錠 100mg 製造販売業者 ヤンセンファーマ株式会社 薬効分類 821 提出年月 平成 30 年

Microsoft Word - (修正後)◆1-1_記載要領通知(肝がん・肝硬変)通知.rtf

Microsoft Word - 案1 (写).docx

医療用医薬品の市販直後調査の実施方法等について 平成 18 年 3 月 24 日付 : 厚生労働省医薬食品局安全対策課長 ( 薬食安発第号 号 ) 医療用医薬品の市販直後調査に関する Q&A について 平成 18 年 3 月 24 日付 : 厚生労働省医薬食品局安全対策課 ( 事務連

( 別記 ) 日本化粧品工業連合会会長日本輸入化粧品協会理事長日本パーマネントウェーブ液工業組合理事長日本医薬品添加剤協会会長日本界面活性剤工業会会長日本石鹸洗剤工業会会長日本石鹸洗剤工業組合理事長日本歯磨工業会会長日本ヘアカラー工業会会長日本浴用剤工業会会長日本エアゾール協会専務理事日本エアゾール

Microsoft Word - 薬食安発1128第9号

Microsoft Word - 02-頭紙.doc

を追加する (2) 実施要領通知の報告様式別紙 1 医薬品安全性情報報告書 及び同報告様式別紙 2 医療機器安全性情報報告書 を別添のとおり変更する

管下関係業者に周知いただくとともに 適切な指導を行い その実施に遺漏な きようお願いいたします 記 第 1 体外診断用医薬品の製造販売業又は製造業を行う旨の届出等について 1. 届出対象者旧薬事法に基づき 体外診断用医薬品を取り扱う以下の者 (1) 旧薬事法第 12 条第 1 項の第二種医薬品製造販

( 保 99) 平成 29 年 9 月 4 日 都道府県医師会 社会保険担当理事殿 日本医師会常任理事 松本純一 被保険者証の氏名表記について 被保険者証の氏名表記につきましては 性同一性障害を有する被保険者又は被扶養者から 被保険者証において通称名の記載を希望する旨の申出があったことから 保険者が

た 18 歳以上の AD/HD 患者を対象に 日本人を含むアジア人によるプラセボ対照二重盲検比較試験及びその長期継続投与試験が現在実施されており 本剤の製造販売者によれば これらの試験成績に基づき 本剤の成人期 AD/HD 患者への追加適応に関する承認事項一部変更承認申請が行われる予定とされている

< F2D F289BF8AEE8F808D908EA692CA926D2E6A7464>

PSP 省令 と それぞれ略称する 記 1. 改正施行規則について希少疾病用医療機器その他の医療上特にその必要性が高いと認められる医療機器であり かつ 当該医療機器についての臨床試験の実施に特に長期間を要すると認められるものに係る承認申請をする場合においては 改正 GVP 省令第 9 条の3 第 1

( 別添 ) 御意見 該当箇所 一般用医薬品のリスク区分 ( 案 ) のうち イブプロフェン ( 高用量 )(No.4) について 意見内容 <イブプロフェン ( 高用量 )> 本剤は 低用量製剤 ( 最大 400mg/ 日 ) と比べても製造販売後調査では重篤な副作用の報告等はない 一方で 今まで

【通知】海外療養費・出産育児一時金の支給の適正化に向けた対策等について

<4D F736F F D2089FC92F994ED8CB18ED295E58F5782CC82BD82DF82CC8FEE95F192F18B9F977697CC5F A2E646F63>

改正薬事法の施行に伴う製造販売の承認を要しない医薬品等の取扱い等について

Microsoft Word - 事務連絡 _7_.doc

Microsoft Word _正当理由通知(薬局医薬品) (反映)

konbi

モビコール 配合内用剤に係る 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 販売名 モビコール 配合内用剤 有効成分 マクロゴール4000 塩化ナトリウム 炭酸水素ナトリウム 塩化カリウム 製造販売業者 EA ファーマ株式会社 薬効分類 提出年月 平成 30 年 10 月 1.1. 安全

酸素の購入価格に関する届出等について(厚生労働省保険局医療課:H27.1.8)

<4D F736F F D B A814089FC92F982CC82A8926D82E782B95F E31328C8E5F5F E646F63>

医療用医薬品最新品質情報集 ( ブルーブック ) 初版 有効成分 ニカルジピン塩酸塩 品目名 ( 製造販売業者 ) 1 ニカルジピン塩酸塩徐放カプセル20mg 日医工 日医工 後発医薬品 2 ニカルジピン塩酸塩徐放カプセル40mg 日医工 日医工 品目名 ( 製造販売業者 )

機器承認

医師主導治験取扱要覧

Microsoft Word _ネットQA(その2)set

(電子メール施行)

事務連絡(平成30年大阪府北部を震源とする地震)

改訂後 ⑴ 依存性連用により薬物依存を生じることがあるので 観察を十分に行い 用量及び使用期間に注意し慎重に投与すること また 連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により 痙攣発作 せん妄 振戦 不眠 不安 幻覚 妄想等の離脱症状があらわれることがあるので 投与を中止する場合には 徐々に

Microsoft PowerPoint - ⑨140925,30日薬連講習会(後発RMP)930.ppt [互換モード]

TTP 治療ガイド ( 第二版 ) 作成厚生労働科学研究費補助金難治性疾患政策研究事業 血液凝固異常症等に関する研究班 ( 主任研究者村田満 ) 血栓性血小板減少性紫斑病 (thrombotic thrombocytopenic purpura:ttp) は 緊急に治療を必要とする致死的疾患である

写 薬生発 0131 第 1 号 平成 30 年 1 月 31 日 都道府県知事 殿 厚生労働省医薬 生活衛生局長 ( 公印省略 ) 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 関係手数料令の一部を改正する政令の公布について この度 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確

「配偶者からの暴力を受けた被扶養者の取扱い等について」の一部改正について

医政経発第 号 平成 20 年 3 月 28 日 社団法人日本臨床検査薬協会会長 在日米国商工会議所 (ACCJ) 医療機器 IVD 小委員会委員長 殿 欧州ビジネス協会 ( E B C) 医療機器委員会委員長 厚生労働省医政局経済課長 医療機器等へのバーコード表示の実施について 医

( 別紙 ) 承認申請時の電子データ提出に関する基本的考え方について ( 平成 26 年 6 月 20 日付け薬食審査発 0620 第 6 号厚生労働省医薬食品局審査管理課長通知 ) 新旧対照表 ( 別添 ) 改正後 承認申請時の電子データ提出に関する基本的考え方 1. 承認申請時に電子データ提出を

事務連絡 平成 30 年 1 月 17 日 各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 御中 厚生労働省医薬 生活衛生局医薬安全対策課 厚生労働省医薬 生活衛生局監視指導 麻薬対策課 医薬品の製造販売業者における三役の適切な業務実施についての Q&A 医薬品の製造販売業者における三役の適切な業務実施について

医療用医薬品最新品質情報集 ( ブルーブック ) 初版有効成分リトドリン塩酸塩 品目名 ( 製造販売業者 ) 後発医薬品 品目名 ( 製造販売業者 ) 先発医薬品 効能 効果用法 用量添加物 1) 解離定数 (25 ) 1) 溶解度 (37 ) 1 ウテロン錠 5mg サンド 2

Transcription:

47

保医発 0 3 0 2 第 9 号平成 2 9 年 3 月 2 日 地方厚生 ( 支 ) 局医療課長都道府県民生主管部 ( 局 ) 国民健康保険主管課 ( 部 ) 長都道府県後期高齢者医療主管部 ( 局 ) 後期高齢者医療主管課 ( 部 ) 長 殿 厚生労働省保険局医療課長 ( 公印省略 ) 公知申請に係る事前評価が終了した医薬品の保険上の取扱いについて 本日開催の薬事 食品衛生審議会医薬品第一部会において 別添 1 の 2 成分 2 品目の適応外使用に係る公知申請についての事前評価が行われた結果 当該品目について公知申請を行っても差し支えないとの結論が得られたところです ( 別添 2: 平成 29 年 3 月 2 日付け薬生審査発 0302 第 4 号 薬生安発 0302 第 1 号 ) これを踏まえ 別添 1 の 2 成分 2 品目について 今般追加される予定である効能 効果及び用法 用量を本日より保険適用とするので 貴管下の保険医療機関 審査支払機関等に対して周知徹底をお願いいたします 別添 -1

[ 別添 1] 1. 一般名 : アセチルコリン塩化物販売名 : オビソート注射用 0.1g 会社名 : 第一三共株式会社追記される予定の効能 効果 : 冠動脈造影検査時の冠攣縮薬物誘発試験における冠攣縮の誘発 追記される予定の用法 用量 : 冠攣縮薬物誘発試験には アセチルコリン塩化物を生理食塩液に溶解し 冠動脈内に注入する 左冠動脈への注入から開始し アセチルコリン塩化物として通常 20 50 100µg を冠攣縮が誘発されるまで 5 分間隔で段階的に各 20 秒間かけて注入する また 右冠動脈には通常 20 50µg を冠攣縮が誘発されるまで 5 分間隔で段階的に各 20 秒間かけて注入する 追記される予定の注意喚起 : 警告 本剤の冠動脈内への投与は 緊急時に十分措置できる医療施設において 冠攣縮性狭心症の診断及び治療に十分な知識と経験をもつ医師のもとで 本剤の投与が適切と判断される症例にのみ行うこと 冠攣縮の誘発により 血圧低下や心原性ショック 重症不整脈 ( 心室頻拍 心室細動 心房細動 房室ブロック 徐脈等 ) 心筋梗塞 心停止等が生じる可能性があるため 蘇生処置ができる準備をしておくこと 冠攣縮薬物誘発試験中は血圧及び心電図等の継続した監視を行い 注意深く患者を観察すること また 検査の継続が困難と判断した場合には検査を中断すること 禁忌 ( 下線部追記 ) 3. 重篤な心疾患のある患者 ( 冠攣縮薬物誘発試験に使用する場合を除く )[ 心拍数 心拍出量の減少により 症状が悪化するおそれがある ] 効能 効果に関連する使用上の注意 冠攣縮薬物誘発試験における冠攣縮の誘発に本剤を使用する際は 最新の関連するガイドラインを参考に投与の適否を検討すること 特に左冠動脈主幹部病変例 閉塞病変を含む多枝冠動脈病変例 高度心機能低下例及び未治療のうっ血性心不全例等では 誘発された冠攣縮により致死的となりうる重症の合併症の発現が強く予測されるため 本剤を用いた冠攣縮誘発試験の適応の可否の判断は慎重に行うこと 別添 -2

用法 用量に関連する使用上の注意 本剤の希釈は以下の表を参考にし 投与には投与液 1 から 3 を用いること < 本剤の希釈方法 > 希釈液操作アセチルコリン塩化物濃度 A 本剤 0.1g(1アンプル ) に日局生理食塩液 1mLを加え 1000μg/mL 溶解する アンプル中の溶解液をとり 日局生理食塩液 100mLに希釈する B 希釈液 A 2mLをとり 日局生理食塩液 100mLに希釈する 20μg/mL 投与液操作アセチルコリン塩化物濃度 1 注射器で日局生理食塩液 4mLをとり 希釈液 B 1mLを加 20μg/5mL え 20μg 投与用として用いる 2 注射器で日局生理食塩液 2.5mLをとり 希釈液 B 2.5mL 50μg/5mL を加え 50μg 投与用として用いる 3 注射器で希釈液 B 5mLをとり 100μg 投与用として用い 100μg/5mL る 重要な基本的注意 冠攣縮の誘発により 血圧低下や心原性ショック 重症不整脈 ( 心室頻拍 心室細動 心房細動 房室ブロック 徐脈等 ) 心筋梗塞 心停止等が生じる可能性があるため 使用に際して以下の点に留意すること 1) 冠攣縮薬物誘発試験中は バックアップペーシングを行い 血圧 心拍数 心電図及び自他覚所見等の観察を注意深く行うこと 2) これらの事象が生じた際に 適切な処置 ( 冠攣縮の寛解に対するニトログリセリン等の硝酸薬の投与 血圧低下に対するドパミン塩酸塩等の昇圧薬の投与 重症不整脈に対する電気的除細動等 ) を速やかに行うことができるよう十分な準備をすること 3) 検査の継続が困難と判断した場合には検査を中断すること 2. 一般名 : リツキシマブ ( 遺伝子組換え ) 販売名 : リツキサン注 10mg/mL 会社名 : 全薬工業株式会社追記される予定の効能 効果 : 慢性特発性血小板減少性紫斑病 追記される予定の用法 用量 : 通常 成人には リツキシマブ ( 遺伝子組換え ) として 1 回量 375mg/m 2 を 1 週間間隔で 4 回点滴静注する 追加される予定の注意喚起 : 警告 ( 下線部追記 ) 本剤の投与は 緊急時に十分に対応できる医療施設において 造血器腫瘍 自己免疫疾患 ネフローゼ症候群及び慢性特発性血小板減少性紫斑病の治療 並びに腎移植あるいは肝移植に対して 十分な知識 経験を持つ医師のもとで 本剤の使用が適切と判断される症例のみに行うこと また 治療開始に先立ち 患者又はその家族に有効性及び危険性を十分に説明し 同意を得てから投与を開始すること 別添 -3

効能 効果に関連する使用上の注意 慢性特発性血小板減少性紫斑病に用いる場合は 他の治療にて十分な効果が得られない場合 又は忍容性に問題があると考えられる場合にのみ使用を考慮すること 慢性特発性血小板減少性紫斑病に用いる場合は 血小板数 臨床症状からみて出血リスクが高いと考えられる場合に使用すること 重要な基本的注意 慢性特発性血小板減少性紫斑病に用いる場合 血小板数の過剰増加があらわれたとの報告があるため 血小板数を定期的に測定し 異常が認められた場合は本剤の投与を中止するなど適切な処置を行うこと 別添 -4

薬生薬審発 0302 第 4 号薬生安発 0302 第 1 号 平成 29 年 3 月 2 日 都道府県各保健所設置市衛生主管部 ( 局 ) 長殿特別区 厚生労働省医薬 生活衛生局医薬品審査管理課長 ( 公印省略 ) 厚生労働省医薬 生活衛生局安全対策課長 ( 公印省略 ) 新たに薬事 食品衛生審議会において公知申請に関する事前評価を受けた医薬品の適応外使用について 薬事 食品衛生審議会において公知申請に関する事前評価を受けた医薬品については 平成 22 年 8 月 30 日付け薬食審査発 0830 第 9 号 薬食安発 0830 第 1 号厚生労働省医薬食品局審査管理課長及び安全対策課長連名通知 薬事 食品衛生審議会において公知申請に関する事前評価を受けた医薬品の適 応外使用について ( 以下 連名通知 という ) にて各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 長宛て通知しましたが 平成 29 年 3 月 2 日開催の薬事 食品衛生審議会医薬品第一部会において 別添の医薬品について 医療上の必要性の高い未承認薬 適応外薬検討会議報告書に基づき 公知申請についての事前評価が行われ 公知申請を行っても差し支えないとされました つきましては 別添の医薬品について 連名通知における取扱いと同様の 取扱いを行っていただきますよう 貴管下関係医療機関及び関係製造販売業者に対する周知徹底及び御指導方よろしくお願いいたします 別添 -5

[ 別添 ] 1. 一般名 : アセチルコリン塩化物販売名 : オビソート注射用 0.1g 会社名 : 第一三共株式会社追記される予定の効能 効果 : 冠動脈造影検査時の冠攣縮薬物誘発試験における冠攣縮の誘発 追記される予定の用法 用量 : 冠攣縮薬物誘発試験には アセチルコリン塩化物を生理食塩液に溶解し 冠動脈内に注入する 左冠動脈への注入から開始し アセチルコリン塩化物として通常 20 50 100µg を冠攣縮が誘発されるまで 5 分間隔で段階的に各 20 秒間かけて注入する また 右冠動脈には通常 20 50µg を冠攣縮が誘発されるまで 5 分間隔で段階的に各 20 秒間かけて注入する 追記される予定の注意喚起 : 警告 本剤の冠動脈内への投与は 緊急時に十分措置できる医療施設において 冠攣縮性狭心症の診断及び治療に十分な知識と経験をもつ医師のもとで 本剤の投与が適切と判断される症例にのみ行うこと 冠攣縮の誘発により 血圧低下や心原性ショック 重症不整脈 ( 心室頻拍 心室細動 心房細動 房室ブロック 徐脈等 ) 心筋梗塞 心停止等が生じる可能性があるため 蘇生処置ができる準備をしておくこと 冠攣縮薬物誘発試験中は血圧及び心電図等の継続した監視を行い 注意深く患者を観察すること また 検査の継続が困難と判断した場合には検査を中断すること 禁忌 ( 下線部追記 ) 3. 重篤な心疾患のある患者 ( 冠攣縮薬物誘発試験に使用する場合を除く )[ 心拍数 心拍出量の減少により 症状が悪化するおそれがある ] 効能 効果に関連する使用上の注意 冠攣縮薬物誘発試験における冠攣縮の誘発に本剤を使用する際は 最新の関連するガイドラインを参考に投与の適否を検討すること 特に左冠動脈主幹部病変例 閉塞病変を含む多枝冠動脈病変例 高度心機能低下例及び未治療のうっ血性心不全例等では 誘発された冠攣縮により致死的となりうる重症の合併症の発現が強く予測されるため 本剤を用いた冠攣縮誘発試験の適応の可否の判断は慎重に行うこと 別添 -6

用法 用量に関連する使用上の注意 本剤の希釈は以下の表を参考にし 投与には投与液 1 から 3 を用いること < 本剤の希釈方法 > 希釈液操作アセチルコリン塩化物濃度 A 本剤 0.1g(1アンプル ) に日局生理食塩液 1mLを加え 1000μg/mL 溶解する アンプル中の溶解液をとり 日局生理食塩液 100mLに希釈する B 希釈液 A 2mLをとり 日局生理食塩液 100mLに希釈する 20μg/mL 投与液操作アセチルコリン塩化物濃度 1 注射器で日局生理食塩液 4mLをとり 希釈液 B 1mLを加 20μg/5mL え 20μg 投与用として用いる 2 注射器で日局生理食塩液 2.5mLをとり 希釈液 B 2.5mL 50μg/5mL を加え 50μg 投与用として用いる 3 注射器で希釈液 B 5mLをとり 100μg 投与用として用い 100μg/5mL る 重要な基本的注意 冠攣縮の誘発により 血圧低下や心原性ショック 重症不整脈 ( 心室頻拍 心室細動 心房細動 房室ブロック 徐脈等 ) 心筋梗塞 心停止等が生じる可能性があるため 使用に際して以下の点に留意すること 1) 冠攣縮薬物誘発試験中は バックアップペーシングを行い 血圧 心拍数 心電図及び自他覚所見等の観察を注意深く行うこと 2) これらの事象が生じた際に 適切な処置 ( 冠攣縮の寛解に対するニトログリセリン等の硝酸薬の投与 血圧低下に対するドパミン塩酸塩等の昇圧薬の投与 重症不整脈に対する電気的除細動等 ) を速やかに行うことができるよう十分な準備をすること 3) 検査の継続が困難と判断した場合には検査を中断すること 2. 一般名 : リツキシマブ ( 遺伝子組換え ) 販売名 : リツキサン注 10mg/mL 会社名 : 全薬工業株式会社追記される予定の効能 効果 : 慢性特発性血小板減少性紫斑病 追記される予定の用法 用量 : 通常 成人には リツキシマブ ( 遺伝子組換え ) として 1 回量 375mg/m 2 を 1 週間間隔で 4 回点滴静注する 追加される予定の注意喚起 : 警告 ( 下線部追記 ) 本剤の投与は 緊急時に十分に対応できる医療施設において 造血器腫瘍 自己免疫疾患 ネフローゼ症候群及び慢性特発性血小板減少性紫斑病の治療 並びに腎移植あるいは肝移植に対して 十分な知識 経験を持つ医師のもとで 本剤の使用が適切と判断される症例のみに行うこと また 治療開始に先立ち 患者又はその家族に有効性及び危険性を十分に説明し 同意を得てから投与を開始すること 別添 -7

効能 効果に関連する使用上の注意 慢性特発性血小板減少性紫斑病に用いる場合は 他の治療にて十分な効果が得られない場合 又は忍容性に問題があると考えられる場合にのみ使用を考慮すること 慢性特発性血小板減少性紫斑病に用いる場合は 血小板数 臨床症状からみて出血リスクが高いと考えられる場合に使用すること 重要な基本的注意 慢性特発性血小板減少性紫斑病に用いる場合 血小板数の過剰増加があらわれたとの報告があるため 血小板数を定期的に測定し 異常が認められた場合は本剤の投与を中止するなど適切な処置を行うこと 別添 -8