HeartCore インストールマニュアル (PHP 版 ) October 2013 Ver1.1-1 -
改訂履歴 改訂日 改訂内容 Ver1.0 2013 年 07 月 新規作成 Ver1.1 2013 年 10 月 フォーマット改訂 - 2 -
目次 1. 本文書の目的と対象... - 4-1.1. 概要説明... - 4-2. インストールの流れ... - 4-3. 定義ファイルの確認... - 5-4. Pearモジュールの追加 (ZipUploadご利用時)... - 6-5. Zipサポートの定義 (ZipUploadご利用時)... - 6-6. MySQLユーザの作成... - 7-7. データベースの作成... - 8-8. HeartCoreの配置... - 9-9. インストールの実施... - 10 - - 3 -
1. 本文書の目的と対象 1.1. 概要説明 HeartCore(PHP 版 ) インストール手順について説明いたします なお 本資料は 例として下記内容を前提として説明しております 環境情報 対象 OS: Linux ( ディストリビューション : Red Hat Enterprise Linux Server) APサーバ : Apache 2.x, PHP 5.x DB サーバ : MySQL Enterprise Server 5.0.60sp1-enterprise-gpl-log HeartCore: HeartCoreWCMS_V804_PHP 2. インストールの流れ インストールの流れは 下記のとおりです なお インフラ関連 (Apache, PHP, MySQL) のインストール および 設定方法につきましては 本手順書では割愛させていただきます 各操作方法 (DB 操作等 ) につきましては 適宜 内容をおきかえて進めてください インストールの流れ 1.Apache および PHP 定義ファイルの確認 2.Pear モジュールの追加 3.Zip ファイルの利用サポート設定 4.MySQL ユーザー および データベースを作成 5. インストール対象の HeartCore ファイルを配置 6.HeartCore セットアップ STEP1: データベース STEP2: ライセンス STEP3: スーパユーザ STEP4: Web サイトコンテント - 4 -
3. 定義ファイルの確認 1.Apache および PHP 定義ファイルの確認 PHP 定義ファイル (php.ini) に下記項目を設定してください 項目名 設定値 概要 sendmail_path sendmail インストールディレクトリ メール送信を行うために必要です memory_limit 512M 推奨 512M 以上 upload_max_filesize 16M ( ご利用環境に合わせて調整ください ) アップロードされるファイルの最大サイズ post_max_size は この 値より大きくする必要があります post_max_size 16M ( ご利用環境に合わせて調整ください ) POST データに許可される最大サイズ mbstring 関連の項目は 何も設定しないでください 設定している場合 文字が化ける場合がございます Apache 定義ファイル (httpd.conf) に下記項目を設定してください 項目名 設定値 概要 DirectoryIndex index.php ディレクトリ名の最後に / を指定した場合に要求するファイル名です 上記設定項目は HeartCore で利用するうえで必要最低限の設定項目を挙げております その他の設定項目につきましては 動作環境に応じて適宜設定をお願い致します - 5 -
4. Pear モジュールの追加 (ZipUpload ご利用時 ) 下記手順で Pear に DB モジュール XML_Parser モジュール Net_SMTP モジュールを追加してください # pear install DB # pear install XML_Parser インストールが正常に完了したモジュールは 下記コマンドで確認できます # pear list 5. Zip サポートの定義 (ZipUpload ご利用時 ) ZipUpload をご利用の場合 ZipUpload 機能をご利用になる場合 PHP でZIPファイルを扱えるようにする必要がございます ZIP ファイルを扱えるようにするためには 下記の何れかの設定が必要となります (1) 標準で梱包されているモジュールをご利用いただく場合 PHP5.2 以降で利用する場合は --enable-zip でコンパイルして頂く必要がございます Windows 版の場合は php.ini で php_zip.dll を有効にします (2)PECL でインストールする場合 Pearと同じです ただし PHP4.3.0 以降のバージョンとなります 下記サイトなどをご参考ください 内容 : http://pecl.php.net/package/zip インストール方法 http://www.php.net/manual/ja/install.pecl.php - 6 -
6. MySQL ユーザの作成 MySQL へのアクセス 初期登録されている管理者ユーザー root を使い MySQL へ接続します 例 )[MySQL インストールディレクトリ ] が /usr/local/mysql の場合 # cd /usr/local/mysql/bin/mysql uroot Welcome to the MySQL monitor. Commands end with ; or \g. Your MySQL connection id is 48701 Server version: 5.0.60sp1-enterprise-gpl-log MySQL Enterprise Server (GPL) Type 'help;' or '\h' for help. Type '\c' to clear the buffer. mysql> MySQL ユーザーの作成 データベースに接続するために 管理者権限を持つ MySQL ユーザーを作成します 例 ) ユーザー名 admin パスワード admin1 の場合 mysql> grant all privileges on *.* to admin@localhost identified by 'admin1' with grant option; mysql> grant all privileges on *.* to admin@ % identified by 'admin1' with grant option; - 7 -
7. データベースの作成 データベースの作成 HeartCore で使用するデータベースを作成します 例 ) データベース名 admindb デフォルト文字コード utf8 の場合 mysql> create database admindb default character set utf8; HeartCore で利用するデータベースの文字コードは UTF-8 でのご利用を推奨としております 事前に データベースの文字コードを UTF-8 に設定してください 設定例 :MySQL 定義ファイル (my.cnf) に設定 [mysqld] default-character-set = utf8 [mysql] default-character-set = utf8 [client] default-character-set = utf8-8 -
8. HeartCore の配置 HeartCore ファイルを配置する際は Web サーバ (Apache) を停止したうえで 作業を実施し ファイルを配置後 Web サーバ (Apache) を起動してください HeartCore ファイルの解凍 インストール対象となる HeartCore の解凍をします 解凍後 ディレクトリが作成されます 例 )/usr/local/apache2 配下に HeartCore ファイル (HeartCoreWCMS_804_PHP_Enterprise_Suite.zip) を配置している場合 # cd /usr/local/apache2 # unzip HeartCoreWCMS_804_PHP_Enterprise_Suite.zip : ファイルが解凍されます 解凍後 HeartCoreWCMS_804_PHP_Enterprise_Suite ディレクトリが作成されています HeartCore ファイルの配置 インストール対象となる HeartCore を公開ディレクトリへ配置します また 公開ディレクトリ全体に権限を付与します 例 ) 公開ディレクトリを /usr/local/apache2/htdocs としている場合 # mv htdocs bk_htdocs # mv HeartCoreWCMS_804_PHP_Enterprise_Suite htdocs # chmod R 777 htdocs DB 接続定義ファイル DB 接続定義ファイル (ini.php ini.webadmin.php) 公開ディレクトリへ配置します 下記の赤枠内は1 行で記載してください 例 )DB 接続ユーザ admin パスワード admin1 DB 名 admindb DB サーバ localhost の場合 配置個所 :/usr/local/apache2/htdocs/ini.php <?php $ini_cache_database["default"]="mysql:mysql://admin:admin1@localhost/admindb";?> - 9 -
配置個所 :/usr/local/apache2/htdocs/ini.webadmin.php <?php [default]database=mysql:mysql://admin:admin1@localhost/admindb?> 9. インストールの実施 HeartCore のインストールを実施します お使いの Web ブラウザより HeartCore 管理画面へアクセスします http://[ サーバ IP アドレス ]/webadmin/ 注意 ) 下記のように画面内の文字が?? で表示されている場合 データベースに接続できていない可能性がございます データベースへの接続定義内容などを再度ご確認ください - 10 -
ステップ0: サーバー Web サーバー および HeartCore の設定に問題がないか自動的にチェックが行われます 設定に問題が無い場合は 本画面は表示されず ステップ1: データベース が表示されます 問題がある場合 これらの問題を解決する必要がございます サーバーチェックで赤文字の警告が出た場合 Webサーバーの設定 もしくはHeartCoreのインスタレーションをチェックし変更する必要があります さらに 黄色字で 制限における警告文などが報告される場合があります ステップ1: データベース データベース接続内容が表示されます すでにini.php に定義している場合 その定義内容が表示されていることを確認してください 問題なければ 保存 ボタンをクリックします - 11 -
ステップ 2: ライセンス ライセンス情報の入力画面が表示されます ライセンスコード情報を入力後 保存 ボタンをクリックします ステップ3: スーパーユーザ スーパーユーザ情報の入力画面が表示されます スーパーユーザ情報を入力後 保存 ボタンをクリックします - 12 -
ステップ 4:Web サイトコンテント HeartCore で用意されているサンプル用のウェブサイトコンテントが表示されます < サンプル用ウェブサイトのインポート > 用意されているサンプル用のウェブサイトをインポートしたい場合は 任意のウェブサイトコン テントの ウェブサイトの選択 ボタンをクリックします 更に 初期化とウェブサイトのインポート ボタンをクリックすると ウェブサイトのインポートが開始されます インポート処理は数分かかりますので ブラウザを開いた状態で待ちます - 13 -
< 既存 Web サイトのインポート > 既存の HTML で構成された Web サイトの取り込みを行う場合は 既存の Web サイトをインポ ートします の ウェブサイトの選択 ボタンをクリックします 初期化とウェブサイトのインポート ボタンをクリックすると インポートが開始されます インポートを開始する前に 既存 Web サイトの全てのファイルをドキュメントルート配下に配 置しておく必要がございます - 14 -
ウェルカム 画面が表示されたら インポート処理は完了となります HeartCore インストール手順は完了です 以上 - 15 -