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Active Backup for Business 管理者ガイド Active Backup for Business 2.0.4 版

目次 第 1 章 : はじめに 第 2 章 :Active Backup for Business について Synology NAS の要件と制限 4 対応バックアップソース 4 Active Backup for Business のインストール 7 概要 8 バックアップタスクの作成 11 バックアップタスクの管理 29 バックアップの設定 35 2 回目のバックアップの作成 35 第 4 章 : 復元 仮想マシン 37 物理サーバー 44 PC 44 ファイルサーバー 45 第 5 章 : レポート バックアップタスクの統計を表示する 46 復元ステータスの表示 51 レポートの作成 53 Syno_AdministratorsGuide_ActiveBackup_Business_20181218 2

はじめに 1 章 Active Backup for Business はオールインワンのビジネスデータ保護ソリューションで 仮想化された環境や物理サーバー ファイルサーバー および PC からなる多様な IT 環境に対して 受賞歴のある DSM オペレーティングシステムに基づいて一元化された保護を提供します 管理者は 中央管理コンソールを使用して目的の保護を単独で展開できます 3 第 1 章 : はじめに

章 Active Backup for Business について 2 Synology NAS の要件と制限 Active Backup for Business をインストールするには DSM 6.1.7 以降を実行する NAS デバイスが必要です また x64 Synology NAS サーバーおよび Btrfs ファイルシステムにのみ対応しています バックアップの適切なパフォーマンスを確保するため 少なくとも 4G の RAM を推奨しています また 重複排除メカニズムのため共有フォルダには割当量を設定しないことを推奨しています 対応バックアップソース PC の要件と制限 Active Backup for Business は Windows プラットフォーム上で実行されるエンドポイントデバイスのバックアップをサポートします 対応 Windows エディション : Windows 10 Creators Update( 全エディション ) Windows 10( 全エディション ) Windows 8.1( 全エディション ) Windows 7 SP1( 全エディション ) 注意 : ダイナミックディスクでは バックアップに対応しているのはシンプルボリュームのみで 他のタイプのボリュームには対応していません 物理サーバーの要件と制限 物理サーバーのバックアップについては Active Backup for Business では Windows オペレーティングシステムに対応しています 対応 Windows エディション : Windows 10 Creators Update( 全エディション ) Windows 10( 全エディション ) Windows 8.1( 全エディション ) Windows 7 SP1( 全エディション ) Windows Server 2016 Windows Server 2012 R2 Windows Server 2012 Windows Server 2008 R2 注意 : ダイナミックディスクでは バックアップに対応しているのはシンプルボリュームのみで 他のタイプのボリュームには対応していません ファイルサーバーの要件と制限 ファイルサーバーのバックアップについては Active Backup for Business では SMB(Windows) および rsync 3.0 以降 (Linux) のプロトコルで実行しているサーバーに対応しています Active Backup for Business を使用してデータを Synology NAS にバックアップできます 4 第 2 章 :Active Backup for Business について

注意 : ダイナミックディスクでは バックアップに対応しているのはシンプルボリュームのみで 他のタイプのボリュームには対応していません 仮想マシンの要件と制限 このセクションは 配備に関する制限および対応する仮想マシン (VM) 環境に関する重要な情報を説明します 仮想インフラストラクチャ 仮想マシンのバックアップについては Active Backup for Business は VMware vsphere プラットフォームの以下のバージョンに対応しています 対応 VMware vsphere バージョン :5.0 5.1 5.5 6.0 6.5 6.7 対応 VMware エディション : 注意 : VMware Free ESXi VMware vsphere Essentials VMware vsphere Essentials Plus VMware vsphere Standard VMware vsphere Advanced VMware vsphere Enterprise VMware vsphere Enterprise Plus VMware Free ESXi の場合 ユーザーは SSH ポートを有効化して仮想マシンのバックアップを実行する必要があります Synology NAS は VMware vsphere ESXi または ESX 経由でアクセスできるパブリック IP またはプライベート IP を必要とします フル管理者権限 ( 推奨 ) または制限付き権限が必要です TCP ポート 正常な操作を行い Synology NAS サーバーと VMware サーバー間の通信を有効にするには 以下の TCP ポートが必要です TCP ポート場所備考 443 vcenter Server ESXi ホスト 902 ESXi ホスト VMware インフラストラクチャ (vcenter Server および ESXi ホスト ) への接続に使用されるデフォルトポート vcenter Server および ESXi ホスト上で開いておく必要があります データの転送および移動に使用されるポート ESXi ホスト上で開いている必要があります 仮想マシン オペレーティングシステム VMware および任意のアプリケーションでサポートされるすべてのオペレーティングシステム Microsoft Windows 2003 SP1 以降のアプリケーション対応バックアップ ただし Nano Server を除きます これは VSS フレームワークがないためです 注意 : バックアップされたデバイスを Synology Virtual Machine Manager で実行する場合は 対応できるオペレーティングシステムが限定されます Synology VMM で対応しているオペレーティングシステムについては この記事を参照してください 仮想ハードウェア 62 TB VMDK を含む仮想ハードウェアのすべてのタイプとバージョンがサポートされます 物理的モードの Raw Device Mapping(RDM) ディスク 独立したディスク ゲスト特定の iscsi イニシエータ経由で接続されたディスク または SCSI バス共有に関わるディスクはサポートされません なぜなら VMware はそうした VM のスナップショットをサポートしていないため 処理を自動的にスキップするからです このようなディスクにデータをバックアップする場合は Active Backup for Business Agent をゲストのオペレーティングシステムにインストールして 代わりに物理サーバーのバックアップを使用します ソフトウェア VMware Tools:VMware Tools は アプリケーション対応のバックアップとゲスト OS ファイルレベルの復元 (Windows/Linux) に必要です アプリケーション対応のバックアップには すべての最新の OS サービスパックとパッチが必要です 5 第 2 章 :Active Backup for Business について

ファイルレベルの復元 : ゲスト OS が Windows の場合 サポートされるファイルシステムは NTFS と FAT32 です ゲスト OS が Linux の場合 サポートされるファイルシステムは NTFS FAT32 EXT3 および EXT4 です 制限事項 暗号化された仮想マシン (VMware vsphere 6.5 で導入された機能 ) は 現在サポートされていません フォールトトレラントマシン (VMware vsphere 6.0 で導入された機能 ) は 現在サポートされていません 6 第 2 章 :Active Backup for Business について

Active Backup for Business のインストール Active Backup for Business パッケージを DiskStation にインストールする前に 下記を確認してください インターネット接続が正常であること DiskStation の容量が正常であること DiskStation Manager(DSM) が最新バージョンに更新されていること DSM admin( または administrators グループに属すユーザー ) でログインすること Active Backup for Business のインストール : 1 admin または administrators グループに属しているユーザーとして DiskStation Manager(DSM) にログインします 2 [ パッケージセンター ] に移動し Active Backup for Business を検索します [ インストール ] をクリックして画面の指示に従い インストールを完了します Active Backup for Business Agent のインストール : PC や物理サーバーに格納されているデータの保護とバックアップを行う前に バックアップタスクを実行するための Active Backup for Business Agent をターゲットデバイスにインストールしておく必要があります 以下のいずれかの手順で Active Backup for Business Agent をインストールします [ ダウンロードセンター ] にアクセスし 製品のモデル名を入力します 32 ビットおよび 64 ビットデバイス用の ActiveBackup for Business Agent は [ デスクトップユーティリティ ] カテゴリにあります お使いのデバイスと互換性のあるインストーラーをダウンロードしてください DSM で [Active Backup for Business] > [ 物理サーバー ] または [PC] > [ デバイスの追加 ] の順にアクセスします 32 ビットおよび 64 ビット版のインストーラーのダウンロードリンクが表示されます お使いのデバイスと互換性のあるインストーラーをダウンロードしてください 7 第 2 章 :Active Backup for Business について

バックアップ 3 章 概要 このセクションは Active Backup for Business のバックアップの仕組みについて簡単に説明し 採用されている 技術をいくつか紹介していきます また バックアップタスクを作成する方法についても順を追って説明しています バックアップ方法 Active Backup for Business では バックアップチェーンの作成に 2 種類の方法を用意しています フルバックアップ フルバックアップタスクはソースデータセットの完全なコピーを作成します Synology Active Backup for Business は VMware ネイティブのテクニックを活用して増分バックアップを実行するので CBT が無効化されているユーザー または増分バックアップを実行したくないユーザーはフルバックアップを選択する必要があり ます しかし フルバックアップは大量のデータが転送されるため 非常に時間がかかります また バック アップタスク実行のたび ネットワークに相当の負荷がかかるため 実稼働サイトでのルーチン動作が中断さ れる可能性があります さらに 継続的なフルバックアップによるデータ転送で Synology NAS のストレージでも相当量を占有することになります 永続的増分バックアップ 逆増分 永続的前進増分 通常増分など 多くの異なるタイプの増分バックアップがあります Synology Active Backup for Business は永続的増分のスキームを使用します これは通常の増分バックアップに似ています ただし フルバックアップは定期的に実行するのでなく 1 回実行するだけです 初回のフルバックアップの後 ソフトウェアは増分のみをコピーするので ストレージスペースの節約に役立ちます 永続的増分バックアップチェーンは 下記の図表にある方法で作成されます 他のレガシーバックアップソリューションも 永続的増分バックアップを実行することができますが 定期的にそれらの増分をフル VM バックアップに変換する必要があります それらアプローチは リソース集約的で時間も掛かり 追加のストレージスペースを必要とします 欠点を相殺して 利益を提供するために Synology Active Backup for Business は Synology のユニークな重複排除テクノロジーに基づく独占的なデータストレージ方法に基づいた永続的増分バックアップを使用します バックアップタスクが実行された後で すべての転送されたデータが個々のブロックに分割されて一意の参照番号を持ちます 複製されたブロックは削除されますが 新しいブロックはバックアップリポジトリに保存されます さらに リポジトリ内のデータブロックに対するリファレンスセットで復元ポイントが作成されます 特定の時点の VM 全体を再構築する際に必要です 以下はその仕組みの例です 日曜日に VM の最初のフルバックアップを実行します 簡単にするために VM が A B および C の 3 つのデータブロックだけから成ると仮定しましょう 3 個のデータブロックが Synology NAS に保存されていることになります 8

そして 月曜日に増分バックアップを実行します これによりブロック A が削除され 新しいブロック D が追加されたことが分かります そのため ブロック B と C は同じままで残っていますが 再度 NAS に保存されることはありません 一方で 新しいブロック D は保存されます 最終的に 4 個のブロックが NAS にあります A B C および D です 日曜日のバージョンには データブロック A B C に対するリファレンス 1 セットがありますが 月曜日のバージョンには データブロック B C D に対するリファレンス 1 セットがあります すべての復元ポイントがデータブロックに対する 1 セットのリファレンスから成るので 合成バックアップを実行する必要はありません これは 速い復元時間を達成するのに役立ちます なぜなら システムがすべての増分を処理したり フルバックアップを実行したりする必要がないからです 永続的増分バックアップによりリファレンスの付いたブロックで復元ポイントを作成することの利点は ストレージの使用量が減り 速い復元時間を得られるという点です この独自のデータ保存方法は Synology の重複排除テクノロジーに基づいているので 内蔵されている機能の詳細はこちらをクリックしてください 変更ブロックトラッキング 仮想マシン 変更ブロックトラッキング (CBT) は VMware のネイティブなテクノロジーで 特定の時点以降に変更された仮想マシンディスクのブロックを追跡するものです このネイティブ機能は VMware VM のハードウェアバージョン 7 以降で採用されています これは サードパーティのバックアップアプリケーションが CBT を利用して増分バックアップを実行することを可能にする VMware Data Protection API に由来するものです フルバックアップを実行する代わりに Synology Active Backup for Business VM バックアップは VMware を介して CBT にクエリを実行し 前回のバックアップセッション以降に変更されたブロックのリストを取得します VMware CBT が有効にされると 最初のフルバックアップ後に転送されたデータ量は大幅に削減されるため バックアッププロセスが高速化します 状況によっては VMware vsphere CBT は無効にされます 例えば VM が以前のバージョンの仮想ハードウェアを実行している場合や CBT が ESX ホストレベルで無効にされている場合 ( 無料ライセンスのため ) などです Synology Active Backup for Business VM バックアップが VMware vsphere CBT を使用できない場合 フルバックアップは自動的に実行されます 仮想マシン用の CBT を有効化する方法の詳細情報は この記事を参照してください PC および物理サーバー Active Backup for Business で採用されている CBT テクノロジーは VSS を利用してデバイスのスナップショップを作成し スナップショット間で変更されたブロックを特定します CBT が正しく機能するように 保護された 各デバイスの Microsoft Volume Shadow Copy Service(VSS) がオンになっていることを確認してください VSS は Microsoft の組み込みテクノロジーの一つであり Active Backup for Business が CBT テクノロジーを実行している間のパフォーマンス低下を回避できます 最初のフルバックアップの後 CBT テクノロジーによって各デバイスは変更されたブロックのみを NAS に転送します これにより 帯域幅リソースを節約し バックアッププロセスを高速化することが可能です ストレージ削減 Active Backup for Business は ストレージの効率性を大きく高めることができる内蔵の重複排除テクノロジーを提供します さらに Btrfs ファイルシステムを活用する完全な合成データを格納すると ストレージの使用量を減らすことができます 9

内蔵重複排除 データ重複排除は バックアップファイルのサイズを減らすもので 自動的に有効化されます 論理的なディ スク上に多量の空きスペースを持っている数個の VM や 同様のデータブロックを持っている VM をバックアッ プするときに ストレージスペースを大幅に節約できます また データ重複排除は複数のデバイスとプラットフォーム全体で機能するため PC サーバー VM 上にある同じブロックを削除できます この機能を有効化すると ストレージの効率性を大幅に高めることができます 以下はその仕組みの例です Hypervisor One から Windows Server 2016 が稼働する VM の最初のフルバックアップを実行します 同時に Windows Server 2016 が稼働する物理的サーバーもあるとします これらの 2 つの異なるデバイスに 2 つのバックアップタスクを作成すると 一方がほぼ完全に重複するため Windows Server 2016 の片方のコピーのみが Synology NAS に書き込まれます たとえ Windows 8 や 10 などの異なったオペレーティングシステムを実行する 2 台の Windows デバイスをバックアップする場合でも 同じブロックがある限りは それらも削除されます 市場にはさまざまな重複排除メカニズムがあります 最大のストレージとリソースの効率性を確保するために Synology Active Backup for Business はハッシュベースの複製検出によるターゲットインライン重複排除を使用します インライン重複排除はデータをスキャンして 複製されたブロックをバックアップリポジトリに書き込みされる前に削除します この技術は繰り返されるバックアップデータを消去するので リポジトリのストレージ要件を減らす上で役立ちます 同じブロックを識別するために この技術は SHA-256 などの暗号化アルゴリズムを 使って各ブロック ( 分割された固定長のバックアップデータ ) に対するハッシュを計算します 同じハッシュを持つブロックは同じものであると見なされるため 削除されます バックアップ検証 バックアップの信頼性を確保するため Synology Active Backup for Business は Synology Virtual Machine Manager と統合してバックアップを検証します Synology Virtual Machine Manager(VMM) は バックアップイメージを インポートしイメージを実行するときにビデオを撮影します ビデオの持続時間はユーザーによって決められます そして ビデオは 3 倍速で再生されます ユーザーは通知メールと共にビデオのプレビューを受け取ります この機能を有効化する前に Synology VMM 2.3 以降をインストールしておく必要があります また バックアップ検証を実行するために Synology VMM のクラスタとバックアップ先が同じボリュームになければなりません ライブビデオ検証でバックアップタスクを作成する方法の詳細については ここを参照してください 10

バックアップタスクの作成 仮想マシン VM をバックアップするには VM データをどのように どこで そしていつバックアップするかを定義するバックアップタスクを構成しなければなりません 1 つのバックアップタスクを使用して 1 つまたは複数の VM を処理することができます バックアップタスクを構成して すぐに開始することも タスクをいったん保存し 後で実行することもできます このセクションはバックアップタスクの作成方法に関してステップバイステップで説明します はじめる前に はじめる前に 既存の VM があるかどうかチェックしてください VM がない場合 以下のステップに従って vcenter Server または vsphere Hypervisor(ESX/ESXi) を追加して VM を利用可能にします 1 [VMware vsphere を管理 ] > [ 追加 ] をクリックして VMware vsphere に接続します 2 サーバーアドレスとアカウント情報を記入し VMware vsphere に接続します 注意 : パッケージがインストールされるバックアップ先とボリュームのストレージスペースは 少なくともバックアップタスクを実行できる 8G がなければなりません VMware vsphere の追加とは別に [Manage VMware vsphere] で vcenter Server または vsphere Hypervisor(ESX または ESXi) を編集または削除できます 編集 : 既存のサーバーを選択して アカウント名とパスワードを変更します 削除 : 必要でないサーバーを削除します 現在のバックアップタスクに保護済みの VM がある場合 サーバーを削除するためにそれらのタスクを削除する必要があります バックアップウィザードを起動 以下のいずれかを行って バックアップウィザードを実行することができます [Active Backup for Business] > [ 仮想マシン ] > [ 仮想マシン ] の順に進んで 単一選択または shift または ctrl + 左クリックで バックアップしたい仮想マシンを複数選択します そして [ タスクを作成 ] をクリックしてバックアップウィザードを起動します [Active Backup for Business] > [ 仮想マシン ] > [ 仮想マシン ] の順に進んで [ タスクを作成 ] をクリックし バックアップウィザードを開きます [Active Backup for Business] > [ 仮想マシン ] > [ タスク ] の順に進んで [ 作成 ] をクリックし バックアップウィザードを起動します 11

バックアップウィザード : バックアップ先と VM の選択 : バックアップウィザードが開いたら Btrfs ファイルシステムの共有フォルダをバックアップ先として選択し バックアップタスクの名前を入力してから このバックアップタスクの仮想マシンを選択します 注意 : 仮想マシンのタブで既に選択をしているユーザーの場合 選択された VM がページで自動的に表示されます タスク設定を構成する方法 : 同時バックアップ可能なデバイスの最大数 : 同時バックアップされるデバイスの数を構成します バックアップされる仮想マシンの最大数は 10 台です VMware 変更ブロックトラッキングを有効化 VMware Changed Block Tracking(CBT) を有効化して 前回のバックアップ以降に変更されたブロックのみを転送するようにします これにより転送するデータのサイズが大幅に減ります アプリケーション対応バックアップを有効化 : アプリケーション対応のバックアップを実行して アプリケーションデータに一貫性を確保します この機能は VMware Tools と Microsoft のボリュームシャドウコピーサービス (VSS) を使用して Linux および Windows の VM のバックアップデータの一貫性が確保されるようにします したがって VMware Tools の中で最新のバージョンをインストールしている必要があります また VSS をサポートする Windows VM も必要です データ転送時の圧縮を有効にする : ソースデータを圧縮して 転送データサイズを減らし 使用されるストレージスペースを大幅に減らします データ転送時の暗号化を有効にする : データのセキュリティを強化するために転送されたデータを暗号化します ソース datastore 使用量検出を有効化 : スナップショットを撮るにはホストの datastore 上で追加のスペースを必要とするので datastore のスペースが不十分な場合 仮想マシンが自動的に停止してデータが失われることがあります この機能を有効化すると ホストの datastore が 設定された特定のパーセンテージ以下になるとバックアップジョブが失敗します バックアップ検証を有効化 : バックアップ検証を有効化して バックアップの信頼性を高めます Synology Virtual Machine Manager(VMM) を使用してバックアップされたデバイスを起動して ビデオを撮影することで ユーザーはバックアップファイルが適切に実行されるようにできます ライブビデオを 秒撮影 : ビデオの持続時間を指定します これにより Synology Virtual Machine Manager がバックアップ画像の実行を開始すると 撮影が開始されます ビデオは 3 倍速で再生されます 詳細設定 : 個々の VM に対してスクリプトと資格情報をセットアップします 仮想マシンを 1 つ選択するか Shift + 左クリックで複数選択し VM のスクリプトや資格情報の設定を指定します [ スクリプト ] をクリックして ゲスト OS で作成されたスクリプトを参照し スクリプト処理モードを指定します 成功した処理を要求 : スクリプトが実行されなかった場合 VM バックアッププロセスは停止します スクリプトの実行の失敗を無視して VM のバックアップを続行 : スクリプトが実行されなかった場合でも VM バックアッププロセスは続行します 資格情報をクリックして 個々の VM に対するユーザー名とパスワードを指定します 12

注意 : スクリプトをセットアップして VM スクリプト実行を有効化すると VM の資格情報が必要になります 資格情報がない場合 エラーメッセージが表示されます プレポストスクリプトを実行するには VMware Tools をインストールする必要があります Free ESXi に関しては CBT を手動で有効化する必要があります バックアップ検証を有効化するには Synology Virtual Machine Manager をインストールする必要があります VMware の制限のために vsphere 5.1 以前のバージョンではデータ転送圧縮を有効化できないことがあります バックアップスケジュールの設定方法 : バックアップポリシーに基づいてバックアップスケジュールをセットアップできます 手動バックアップ :[ バックアップ ] を手動でクリックした時にのみバックアップタスクが実行されます いずれのスケジュールバックアップも実行されません スケジュールバックアップ : 時間 日 または週単位でバックアップタスクを実行するように設定します ドロップダウンメニューをクリックして タスクを実行する曜日をチェックします 13

保持ポリシーの設定方法 : このステップでは 以下の保持ポリシーのいずれかを選択して作成済みタスクに適用できます すべてのバージョンを保持 : すべてのバックアップバージョンが保存されます 以下の方法を適用 : Synology は Grandfather-Father-Son(GFS) 保持ポリシーを採用しています 保持するバックアップバージョンの時間枠は 毎日 毎週 毎月 および毎年といった時間枠から設定できます 特定の時間枠に複数のバックアップバージョンがある場合は 最新のものだけが保存されます 例えば 各日 1 時間ごとに実行されるバックアップタスクのポリシーに対して [ その日の最新バージョンを保持する ] に 1 日間と設定した場合 23:00 にバックアップされたバージョンのみが保持されます [ 以下の方法を適用 ] を選択した場合は 少なくとも 1 つのポリシーを設定する必要があります 設定されたすべてのポリシーは互いに重複する点に注意してください 例えば 最初の 3 ヵ月間は最新バージョンのバックアップを毎日保持 2 回目の 3 ヵ月間は最新バージョンのバックアップを週に 1 回保持 3 回目の 3 ヵ月間は最新バージョンのバックアップを月に 1 回保持するようにポリシーを設定したいとします 該当するチェックボックスにチェックを入れ 下記の図に表示されているように数字を入力してください 14

24 週間の期間には 最新バージョンのバックアップを毎日保持する 90 日間 ( 最初の 3 ヵ月 ) が含まれます つまり 24 週間の第 1 週目のバックアップは 毎日保持しているバックアップの第 7 日目のバックアップと同じになります 9 ヵ月の期間には 最新バージョンのバックアップを毎日保持する 90 日間 ( 最初の 3 ヵ月 ) と 週に 1 回保持する 24 週間 (2 回目の 3 ヵ月 ) が含まれます つまり 9 ヵ月の最初の月のバックアップは 週に 1 回保持しているバックアップの第 4 週目のバックアップと同じになります 権限設定の構成方法 : 権限は バックアップタスクの作成時に設定できます 適任となるユーザーのみがアクセスしてバックアップファイルおよびバックアップタスクのバージョンを復元できるようにするため タスク作成中に権限設定を構成できます いつでもタスクを編集して権限設定を変更できます タスクのバックアップバージョンを閲覧および復元できるユーザー / グループをチェックします 管理者グループおよびユーザーはバックアップタスクを復元するデフォルトの適任者になります 設定を適用してタスクをバックアップする方法 : すべてのバックアップ設定を構成後 バックアップサマリーが表示されます 下記の指示に従って 設定の構成後のバックアップを完了してください 1 [ 適用 ] をクリックしてバックアップタスクを作成すると ポップアップウィンドウが現れます 15

2 すぐにバックアップを実行する場合 [ はい ] をクリックしてください あるいは 後でタスクを実行したい場合は タスクリストの [ バックアップ ] をクリックしてください 物理サーバー はじめる前に 次の点にご注意ください 保護したい対象デバイスに Active Backup for Business Agent をインストールします Synology の [ ダウンロードセンター ] または [Active Backup for Business] > [ 物理的サーバー ] > [ デバイスの追加 ] にアクセスして 対象デバイスに対する 32 ビットまたは 64 ビット版のインストーラーをダウンロードします Active Backup for Business の [ テンプレート ] を設定します [ 設定 ] > [ テンプレート ] > [ 作成 ] の順に選択してテンプレートを作成するか デフォルトテンプレートを選択して [ 編集 ] をクリックし デフォルトのテンプレートを編集します バックアップ設定をテンプレートとして構成しておくと 大規模展開の際など 複数デバイスに対して同じバックアップ設定を適用することができます 展開と保護のギャップを避けるために 物理サーバーの保護に設定されたデフォルトのテンプレートが表示され 削除することはできません デフォルトテンプレートは いつでも編集が可能で 他のテンプレートを追加することもできます テンプレートを作成する際 バックアップタイプ バックアップスケジュール 圧縮 暗号化の設定 およびバージョン保持ポリシーについて指定できます 物理サーバーバックアップの復元権限は調整できません admin( ユーザー ) administrators( グループ ) およびログイン済みアカウント ( ユーザー ) の所有者のみが デバイスのバックアップバージョンにアクセスできます 物理サーバーのバックアップ バックアップタスクを作成する : 物理サーバーにエージェントがインストールされ 物理サーバーがサーバーに接続されると 接続されたサーバーのバックアップタスクが一致したテンプレートに従って作成されます また 各デバイスに対し複数のバックアップタスクの作成にも対応しています 特定のデバイスに新しいタスクを作成する場合は [ 物理サーバー ] に進みます デバイスビューでターゲットデバイスを選択し [ 作成 ] をクリックしてタスク作成ウィザードを開始します または [ タスクリスト ] > [ 作成 ] の順に進んで タスク作成ウィザードの後半で保護したいデバイスを選択します バックアップタスクの作成 : タスク名 : タスク名を設定します タスクにフィルタや検索をかけやすくさせるため 命名パターンを決めておくことをお勧めします ターゲットデバイスの選択 : 16

このステップは [ 作成 ] をクリックする前にデバイスが選択されていない場合にのみ表示されます サーバーに接続された物理サーバーのリストは このステップで表示されます バックアップ先 : パッケージのインストール中 Btrfs 共有フォルダ ActiveBackupforBusiness が自動的に作成されます NAS 上のバックアップ先として選択できるのは Btrfs 共有フォルダのみです ソースタイプの選択 : 対応しているソースタイプは 3 種類です ベアメタル : デバイス設定 アプリケーション およびすべてのファイルを含む物理的サーバー全体が このモードでバックアップされます システムボリューム : ドライバーのみがバックアップされます カスタマイズされたボリューム :[ 選択 ] をクリックし 次に保護したいターゲットボリュームを選択します USB( フラッシュドライバー ) はサポートされていません タスク設定 : ソースデータは タスク設定に従って 圧縮および暗号化ができます [ タスク設定 ] をクリックし 目的に応じて設定を行います 17

バックアップタスクのスケジュール : 手動バックアップ : 手動バックアップは 1 回限りのバックアップを意味します バックアップタスクを作成したら 最後の手順ですぐにバックアップするか タスクを選択してコンソールの [ 今すぐ実行 ] をクリックしてタスクを実行できます スケジュールバックアップ : 毎日バックアップするか あるいは特定の日にのみバックアップするか 目的に応じたバックアップスケジュールを定義します タスクは設定に従い 1 日に 1 回あるいは 1 時間に 1 回実行できます 18

保持ポリシーの選択 : このステップでは 以下の保持ポリシーのいずれかを選択して作成済みタスクに適用できます すべてのバージョンを保持 : すべてのバックアップバージョンが保存されます 以下の方法を適用 : Synology は Grandfather-Father-Son(GFS) 保持ポリシーを採用しています 保持するバックアップバージョンの時間枠は 毎日 毎週 毎月 および毎年といった時間枠から設定できます 特定の時間枠に複数のバックアップバージョンがある場合は 最新のものだけが保存されます 例えば 各日 1 時間ごとに実行されるバックアップタスクのポリシーに対して [ その日の最新バージョンを保持する ] に 1 日間と設定した場合 23:00 にバックアップされたバージョンのみが保持されます [ 以下の方法を適用 ] を選択した場合は 少なくとも 1 つのポリシーを設定する必要があります 設定されたすべてのポリシーは互いに重複する点に注意してください 例えば 最初の 3 ヵ月間は最新バージョンのバックアップを毎日保持 2 回目の 3 ヵ月間は最新バージョンのバックアップを週に 1 回保持 3 回目の 3 ヵ月間は最新バージョンのバックアップを月に 1 回保持するようにポリシーを設定したいとします 該当するチェックボックスにチェックを入れ 下記の図に表示されているように数字を入力してください 24 週間の期間には 最新バージョンのバックアップを毎日保持する 90 日間 ( 最初の 3 ヵ月 ) が含まれます つまり 24 週間の第 1 週目のバックアップは 毎日保持しているバックアップの第 7 日目のバックアップと同じになります 9 ヵ月の期間には 最新バージョンのバックアップを毎日保持する 90 日間 ( 最初の 3 ヵ月 ) と 週に 1 回保持する 24 週間 (2 回目の 3 ヵ月 ) が含まれます つまり 9 ヵ月の最初の月のバックアップは 週に 1 回保持しているバックアップの第 4 週目のバックアップと同じになります 19

今すぐバックアップ : ウィザードを使用すると スケジュールにかかわらず直ちにバックアップを行うことができます PC はじめる前に 次の点にご注意ください 保護したい対象デバイスに Active Backup for Business Agent をインストールします Synology の [ ダウンロードセンター ] または [Active Backup for Business] > [PC] > [ デバイスの追加 ] にアクセスして 対象デバイスに 32 ビットまたは 64 ビット版のインストーラーをダウンロードします Active Backup for Business の [ テンプレート ] を設定します [ 設定 ] > [ テンプレート ] > [ 作成 ] の順に選択してテンプレートを作成するか デフォルトテンプレートを選択して [ 編集 ] をクリックし デフォルトのテンプレートを編集します バックアップ設定をテンプレートとして構成しておくと 大規模展開の際など 複数デバイスに対して同じバックアップ設定を適用することができます 展開と保護のギャップを避けるために PC を保護するように設定されたデフォルトテンプレートが表示され 削除することはできません デフォルトテンプレートは いつでも編集が可能で 他のテンプレートを追加することもできます テンプレートを作成する際 バックアップタイプ バックアップスケジュール 圧縮 暗号化の設定 およびバージョン保持ポリシーについて指定できます PC バックアップの復元権限は調整できません admin ( ユーザー ) administrators( グループ ) およびログイン済みアカウント ( ユーザー ) の所有者のみが デバイスのバックアップバージョンにアクセスできます PC のバックアップ バックアップタスクを作成する : 20

PC にエージェントがインストールされ PC がサーバーに接続されると 接続されたサーバーのバックアップタスクが 一致したテンプレートに従って作成されます また 各デバイスに対し複数のバックアップタスクの作成にも対応しています 特定のデバイスに新しいタスクを作成する場合は [PC] に進みます デバイスビューでターゲットデバイスを選択し [ 作成 ] をクリックしてタスク作成ウィザードを開始します または [ タスクリスト ] > [ 作成 ] の順に進んで タスク作成ウィザードの後半で保護したいデバイスを選択します バックアップタスクの作成 : タスク名 : タスク名を設定します タスクにフィルタや検索をかけやすくさせるため 命名パターンを決めておくことをお勧めします ターゲットデバイスの選択 : このステップは [ 作成 ] をクリックする前にデバイスが選択されていない場合にのみ表示されます サーバーに接続された PC のリストはこのステップで表示されます バックアップ先 : パッケージのインストール中 Btrfs 共有フォルダ ActiveBackupforBusiness が自動的に作成されます NAS 上のバックアップ先として選択できるのは Btrfs 共有フォルダのみです ソースタイプの選択 : 対応しているソースタイプは 3 種類です ベアメタル : デバイス設定 アプリケーション およびすべてのファイルを含む物理的サーバー全体が このモードでバックアップされます システムボリューム : ドライバーのみがバックアップされます カスタマイズされたボリューム :[ 選択 ] をクリックし 次に保護したいターゲットボリュームを選択します USB( フラッシュドライバー ) はサポートされていません 21

タスク設定 : ソースデータは タスク設定に従って 圧縮および暗号化ができます [ タスク設定 ] をクリックし 目的に応じて設定を行います バックアップタスクのスケジュール : 手動バックアップ : 手動バックアップは 1 回限りのバックアップを意味します バックアップタスクを作成したら 最後の手順ですぐにバックアップするか タスクを選択してコンソールの [ 今すぐ実行 ] をクリックしてタスクを実行できます スケジュールバックアップ : 毎日バックアップするか あるいは特定の日にのみバックアップするか 目的に応じたバックアップスケジュールを定義します タスクは設定に従い 1 日に 1 回あるいは 1 時間に 1 回実行できます 22

保持ポリシーの選択 : このステップでは 以下の保持ポリシーのいずれかを選択して作成済みタスクに適用できます すべてのバージョンを保持 : すべてのバックアップバージョンが保存されます 以下の方法を適用 : Synology は Grandfather-Father-Son(GFS) 保持ポリシーを採用しています 保持するバックアップバージョンの時間枠は 毎日 毎週 毎月 および毎年といった時間枠から設定できます 特定の時間枠に複数のバックアップバージョンがある場合は 最新のものだけが保存されます 例えば 各日 1 時間ごとに実行されるバックアップタスクのポリシーに対して [ その日の最新バージョンを保持する ] に 1 日間と設定した場合 23:00 にバックアップされたバージョンのみが保持されます [ 以下の方法を適用 ] を選択した場合は 少なくとも 1 つのポリシーを設定する必要があります 設定されたすべてのポリシーは互いに重複する点に注意してください 例えば 最初の 3 ヵ月間は最新バージョンのバックアップを毎日保持 2 回目の 3 ヵ月間は最新バージョンのバックアップを週に 1 回保持 3 回目の 3 ヵ月間は最新バージョンのバックアップを月に 1 回保持するようにポリシーを設定したいとします 該当するチェックボックスにチェックを入れ 下記の図に表示されているように数字を入力してください 24 週間の期間には 最新バージョンのバックアップを毎日保持する 90 日間 ( 最初の 3 ヵ月 ) が含まれます つまり 24 週間の第 1 週目のバックアップは 毎日保持しているバックアップの第 7 日目のバックアップと同じになります 9 ヵ月の期間には 最新バージョンのバックアップを毎日保持する 90 日間 ( 最初の 3 ヵ月 ) と 週に 1 回保持する 24 週間 (2 回目の 3 ヵ月 ) が含まれます つまり 9 ヵ月の最初の月のバックアップは 週に 1 回保持しているバックアップの第 4 週目のバックアップと同じになります 23

今すぐバックアップ : ウィザードを使用すると スケジュールにかかわらず直ちにバックアップを行うことができます ファイルサーバー ファイルサーバーでは SMB または rsync で通信するサーバーを保護することができます ソースに応じて 該当タブの SMB または rsync のバックアップタスクを作成します バックアップタスクを作成する : 1 [ 作成 ] をクリックして ウィザードを開始します 24

2 バックアップモードを選択する : マルチバージョン : タスクが実行されるたびに ソースにおける新しいバージョンの変更が バックアップ先の新しいフォルダに完全にコピーされます 注意 :Linux ソースの場合は セットアップの後半でブロック転送を構成できます ミラーリング : タスクが実行されるたび ソースフォルダで行われたすべての変更がバックアップ先にコピーされ 既存のファイルを上書きます これにより バックアップ先のフォルダはソースの完全なミラーコピーとなります 増分 : タスクが実行されるたび 新しく追加されたソースファイルや変更されたソースファイルがバックアップ先にコピーされ 以前のバージョンのファイルが上書きされます 次の表では DSM での最終バックアップまでのファイルの変化を 3 種類のバックアップモードでそれぞれ示しています 25

3 以下を行い バックアップタスクを構成します SMB バックアップの場合 :[ サーバーアドレス ] [ アカウント ] [ パスワード ] を入力します rsync バックアップの場合 :[ サーバーアドレス ] [ ポート ] [ アカウント ] を入力してから [ 接続モード ] と [ 認証ポリシー ] をドロップダウンメニューから選択します 接続モード :[SSH 経由の rsync shell モード ] [SSH 経由の rsync module モード ] [rsync module モード ]( 暗号化なしでデータ転送を提供 ) [ 認証ポリシー ][ パスワード ] または [SSH キー ] 4 [ 次へ ] をクリックして続行します 5 以下の 4 つの状態を使用して転送の対象を指定します このフォルダにおけるすべての下位フォルダおよびファイルはバックアップされません このフォルダより下位レベルの全フォルダ およびこのフォルダ内の全ファイルがバックアップされます このフォルダで選択した下位レベルのフォルダのみがバックアップされます このフォルダ内のファイル およびこのフォルダで選択した下位レベルのフォルダがバックアップされます 6 [ 次へ ] をクリックして続行します 7 [ タスク名 ] および [ ローカルパス ] を入力し バックアップタスクの [ スケジュール ] を設定します [rsync バックアップ ] を構成する場合には [ 帯域幅 ] を構成するオプションや [ 圧縮 ] および [ ブロック転送 ] を有効化するオプションがあります 8 バックアップモードに [ マルチバージョン ] を選択した場合 不要なバージョンを自動的に削除し 空き容量を解放することで バックアップバージョンを管理するための [ 保持ポリシー ] をセットアップするためのオプションが利用できます すべてのバージョンを保持 : すべてのバックアップバージョンが保存されます 以下の方法を適用 : Synology は Grandfather-Father-Son(GFS) 保持ポリシーを採用しています 保持するバックアップバージョンの時間枠は 毎日 毎週 毎月 および毎年といった時間枠から設定できます 特定の時間枠に複数のバックアップバージョンがある場合は 最新のものだけが保存されます 例えば 各日 1 時間ごとに実行され 26

るバックアップタスクのポリシーに対して [ その日の最新バージョンを保持する ] に 1 日間と設定した場合 23:00 にバックアップされたバージョンのみが保持されます [ 以下の方法を適用 ] を選択した場合は 少なくとも 1 つのポリシーを設定する必要があります 設定されたすべてのポリシーは互いに重複する点に注意してください 例えば 最初の 3 ヵ月間は最新バージョンのバックアップを毎日保持 2 回目の 3 ヵ月間は最新バージョンのバックアップを週に 1 回保持 3 回目の 3 ヵ月間は最新バージョンのバックアップを月に 1 回保持するようにポリシーを設定したいとします 該当するチェックボックスにチェックを入れ 下記の図に表示されているように数字を入力してください 24 週間の期間には 最新バージョンのバックアップを毎日保持する 90 日間 ( 最初の 3 ヵ月 ) が含まれます つまり 24 週間の第 1 週目のバックアップは 毎日保持しているバックアップの第 7 日目のバックアップと同じになります 9 ヵ月の期間には 最新バージョンのバックアップを毎日保持する 90 日間 ( 最初の 3 ヵ月 ) と 週に 1 回保持する 24 週間 (2 回目の 3 ヵ月 ) が含まれます つまり 9 ヵ月の最初の月のバックアップは 週に 1 回保持しているバックアップの第 4 週目のバックアップと同じになります 9 タスク設定を確認し [ 適用 ] をクリックしてバックアップタスクの作成を終了します 27

注意 : Active Backup for Business でバックアップされないファイルがある場合は 次のような状況が考えられます ファイルまたはフォルダのパスが 4096 文字を超えている ファイル名またはフォルダ名が 255 文字を超えている ファイル名またはフォルダ名が. または.. ファイル名またはフォルダ名が @ActiveBackup または target.db を含んでいる 暗号化されている共有のファイル名またはフォルダ名が 135 文字を超えている SMB バックアップは Microsoft アカウントをサポートしません SMB バックアップはジャンクションポイントをバックアップしません SMB バックアップはデータの整合性を保つための Windows ボリュームシャドウコピーサービス (VSS) に対応しています Windows VSS は Windows Server 2012 以降でサポートされています VSS を Windows サーバーで有効にすると Active Backup for Server は リモートの SMB ファイル共有にデータを格納している VSS 対応サーバーアプリケーションのボリュームシャドウコピーを作成できます 管理共有フォルダ ( 例えば C$ D$) は Windows VSS をデフォルトではサポートしていません SSH キーによる認証には SSH キーが必要です サポートされるキータイプは rsa2 dsa ecdsa および ed25519 です パスフレーズを持つ rsa1 と SSH のキーはサポートされません 28

バックアップタスクの管理 このセクションは バックアップステータスをモニターする方法 およびそれぞれのタスクのバックアップされたバージョンの詳細な情報を調べて バックアップタスクを削除または編集する方法を説明します 仮想マシン このセクションは バックアップステータスをモニターする方法 およびそれぞれのタスクのバックアップされたバージョンの詳細な情報を調べて バックアップタスクを削除または編集する方法を説明します 詳細情報を調べる すべての既存のタスクが [Active Backup for Business] > [ 仮想マシン ] > [ タスク ] で表示されます 詳細情報を表示させるタスクを選択し [ 詳細 ] をクリックします 詳細には次の内容が含まれます ステータス ステータス : 完了 失敗 または 部分的に完了 で バックアップタスクの現在のステータスを示します ソース : タスクでバックアップされたすべての VM です バックアップ先 : 格納データのバックアップ先です 実行時間 : タスクを前回バックアップした時間です 転送サイズ : ソース側から転送されたデータのボリュームです 表示された数字は 重複排除と圧縮により 実際の使用済みストレージスペースと異なることがあります 時間 : バックアップタスクの経過時間です 29

ログ ログタイプ : ログが属するカテゴリで 情報 警告エラーです ログの説明 : 各タスクのバックアッププロセスまたは遭遇した問題です ログ時間 : それぞれのログの時間です 設定 : ここをクリックしてログのローテーションポリシーをセットアップできます 30

バックアップされたバージョンを調べる すべての既存のタスクが [Active Backup for Business] > [ 仮想マシン ] > [ タスク ] で表示されます 詳細情報を表示させるタスクを選択し [ バージョン ] をクリックします 詳細には次の内容が含まれます ステータス : 完了 失敗 または 部分的に完了 です 作成日 : バックアップされたバージョンが作成された時間です また バックアップ検証を有効化すると エクスポートアイコンをクリックして バックアップされたデータとバックアップのライブビデオを閲覧することができます バックアップタスクの設定を編集する すべての既存のタスクが [Active Backup for Business] > [ 仮想マシン ] > [ タスク ] で表示されます 一度に 1 つのタスク編集 または一度に複数のタスク編集を選択できます 編集するタスクを 1 つ選択し [ 編集 ] をクリックします 保護する VM の変更 タスク設定値の変更 バックアップスケジュールの作成 保持ポリシーのセットアップ 権限の付与などを行うことができます 31

バックアップタスクの削除 すべての既存のタスクが [Active Backup for Business] > [ 仮想マシン ] > [ タスク ] で表示されます 一度に 1 つのタスク削除 または一度に複数のタスク削除を選択できます 削除するタスクを 1 つ選択し [ 削除 ] をクリックします パネルからタスクが削除され そのタスクのすべてのバックアップ済みデータも同様に削除されます Shift または Ctrl + 左クリックで 削除するバックアップタスクを複数選択し [ 削除 ] をクリックします タスクがパネルから削除され バックアップデータもすべて削除されます 物理サーバー 1 つまたは複数のバックアップタスクを編集する方法 : タスクごとの編集 バッチでの編集 いずれにも対応しています バックアップ先以外にも ほとんどの設定を変更することができます しかし バッチ編集では [ タスク名 ] および [ ディスティネーション ] は変更できません タスクごとに異なる設定値が誤って変更されないように 設定値が元の値で維持されるようになっています ( デ フォルト ) バッチ編集が必要な場合 変更を行いたいセクションのチェックボックスにチェックを入れてください 1 つまたは複数のバックアップタスクを削除する方法 : [ タスクリスト ] に進んでタスクを選択し 次に [ 削除 ] をクリックします 削除を確定すると 選択したタスクは削除されますが データはバックアップ先に残ったままです タスクがなくても デバイスはサーバーに接続されたままです このデバイスは常に [ デバイスリスト ] で見つけることができます そして いつでもそのデバイスに対してタスクを作成できます 注意 :[ 適用 ] をクリックする前に チェックが外れているボックスにチェックを入れると この設定は 選択したすべてのタスクで同一になります PC 1 つまたは複数のバックアップタスクを編集する方法 : タスクごとの編集 バッチでの編集 いずれにも対応しています バックアップ先以外にも ほとんどの設定を変更することができます しかし バッチ編集では [ タスク名 ] および [ ディスティネーション ] は変更できません 32

タスクごとに異なる設定値が誤って変更されないように 設定値が元の値で維持されるようになっています ( デ フォルト ) バッチ編集が必要な場合 変更を行いたいセクションのチェックボックスにチェックを入れてください 注意 :[ 適用 ] をクリックする前に チェックが外れているボックスにチェックを入れると そのセクションの設定は選択したすべてのタスクで同じ設定になります 1 つまたは複数のバックアップタスクを削除する方法 : [ タスクリスト ] に進んでタスクを選択し 次に [ 削除 ] をクリックします 削除を確定すると 選択したタスクは削除されますが データはバックアップ先に残ったままです タスクがなくても デバイスはサーバーに接続されたままです このデバイスは常に [ デバイスリスト ] で見つけることができます そして いつでもそのデバイスに対してタスクを作成できます ファイルサーバー [ タスクリスト ] では 作成されたすべてのバックアップタスクのリストを確認できます タブ上部のボタンで これらを管理することができます バックアップタスクを編集する : 1 編集するバックアップタスクを選択し [ 編集 ] をクリックします 2 ここでは リモートサーバー情報 接続モード 認証方法の変更 バックアップフォルダとファイルフィルタ設定の調整 バックアップスケジュールの有効化 / 無効化 その他の設定の構成を行うことができます 3 バックアップモードとして [ マルチバージョン ] を選択した場合 バックアップローテーション設定を編集することができます 33

ファイルフィルタを管理するには : 1 バックアップタスクを選択し [ 編集 ] > [ ファイルフィルタ ] をクリックします 2 特定のファイルをそのファイルタイプに基づいてバックアップジョブから取り除くことができます あるいは 以下の方法でカスタムフィルタを作成できます ファイル名 : ファイル名でカスタムフィルタを作成します 指定したファイル名のファイルは バックアップから除外されます ファイル拡張子 : ファイル拡張子でカスタムフィルタを作成します 指定したファイル拡張子のファイルは バックアップから除外されます ファイルの拡張子は *. 拡張子 ( 例えば *.iso) を追加することで指定できます ワイルドカード文字 : より高度なファイル名フィルタとして ワイルドカード文字 (*) を使用できます 注意 : ファイルフィルタでは ファイルにはフィルタをかけますが フォルダにはフィルタはかけません ワイルドカードは ゼロまたは空白以外の文字を表します 以下の例を参照してください a* は a で始まる任意の単語を示します (account apple など ) *e は e で終わる任意の単語を示します (apple table など ) *12* は 12 を含む任意の単語を示します (2012 1220 341256 など ) バックアップタスクを実行する : セットアップ中にバックアップスケジュールを設定することができます これにより バックアップタスクがスケジュールに従って定期的に動作します または [ バックアップ ] をクリックしてタスクをすぐに実行できます バックアップタスクを削除する : 1 削除するバックアップタスクを選択します 2 [ 削除 ] をクリックします 34

バックアップの設定 [Active Backup for Business] > [ 設定 ] では 並列でバックアップを行うデバイス数の最大値を設定できます 設定した最大数のデバイスでの並列バックアップの実行は NAS の RAM 使用量制限を超えていない場合に限られるため注意してください [Active Backup for Business] > [ 設定 ] では 未使用のストレージスペースを解放するためのしきい値を設定することもできます 未使用のスペースが設定値に達すると スペースは解放されます 未使用のストレージスペースは [ ストレージ ] ページに表示されている [ 解放可能スペース ] と同じです スペースの解放頻度を少なく するとバージョン削除のパフォーマンスが向上するため より高い値を設定しておくことをお勧めします さらに クリーニングを行っていないデータは 後のバックアップで重複排除に使用できます 2 回目のバックアップの作成 3-2-1 バックアップ戦略 ( データのコピーを 3 つ作成し そのうち 2 つを異なるストレージ媒体に保存し 1 つは別の場所に保存する ) に従って Active Backup for Business のデータのコピーを作成することをお勧めします IT 災害が発生した場合には Active Backup for Business のデータおよびタスクの設定を回復させることができます また データを再リンクすることでデバイスのバックアップや復元を継続することができます Active Backup for Business のデータのコピーを作成する DSM の下記のいずれかのパッケージを選択して Active Backup for Business のデータおよびタスク設定のコピーを作成できます Snapshot Replication:Snapshot Replication は 共有フォルダのスナップショットを作成することで データを別の Synology NAS に継続的にコピーする際に役立ちます 復元が必要になった場合 別の Synology NAS に Active Backup for Business をインストールし データを再リンクすることで 即座にバックアップと復元のタスクを継続することができます Snapshot Replication の詳細は こちらのヘルプ記事を参照してください Hyper Backup: 共有フォルダを別の Synology NAS にバックアップするだけでなく USB ファイルサーバー およびその他のクラウドサービスなど Hyper Backup によってバックアップ先の選択肢が増えます Hyper Backup で Active Backup for Business のバックアップを行う際は 必ず ActiveBackupforBusiness 共有フォルダ内の @ActiveBackup フォルダを選択してください 共有フォルダのコピーの作成については こちらのヘルプ記事を参照してください 35

注意 :Snapshot Replication を使用して Active Backup for Business 2.0.4 のコピーを作成する場合は 旧バージョンの Active Backup for Business を含む共有フォルダのスナップショットはすべて削除することを強く推奨しています Active Backup for Business は バージョン 2.0.4 から異なる重複排除メカニズムを採用しています ユーザーが Snapshot Replication を使用してスナップショットを作成したり 古いバージョンの複製を実行したりすると 複製の効率に影響が出る場合があります Active Backup for Business の既存のデータおよびタスク設定を取得する : 1 Active Backup for Business を復元する Synology NAS に Active Backup for Business のデータおよびタスク設定を含む共有フォルダがあることを確認してください 注意 : 表示および再リンクが行えるのは Active Backup for Business 2.0.4 以降のバージョンでバックアップしたデータを含む共有フォルダのみです 2 [ ストレージ ] で [ 再リンク ] をクリックします Active Backup for Business のデータおよびタスク設定を含む共有フォルダに関する以下のような情報が表示されます 共有フォルダ名 前回のバックアップ時間 : この共有フォルダに データを前回バックアップした時間 ソースデバイスバックアップしたデバイス タスク名 : この共有フォルダに含まれるバックアップタスクの名前 3 復元する Active Backup for Business のデータおよびタスク設定が含まれる共有フォルダを選択し [ 再リンク ] をクリックします 36

復元 4 章 仮想マシン このセクションは Active Backup for Business がさまざまな災害復旧シナリオのために提供している復元オプションの概要を説明するものです Vmware への即時の復元 VMware への即時の復元は 圧縮され重複排除されたバックアップファイルから直接 VM を迅速に再起動して VM のダウンタイムを最小化するための機能です このセクションは VMware への即時の復元の前提条件 およびそれを実行する方法について順を追って説明します はじめる前に 即時の VMware への復元は 圧縮され重複排除されたバックアップファイルから迅速に VM を再起動して VM のダウンタイムを最小化することができます 時間がかかるがフル I/O パフォーマンスを持つフル VM 復元に比べて 即時の VMware への復元は数秒以内に VM を再起動できますが I/O パフォーマンスが限られたものになります 注意 : 即時の VMware への復元プロセス全体を完了するには 復元された VM を即時に生産環境に移行しなおす必要があります VM を実行させるハイパーバイザに対して VM を移行すか クローンを作成することができます クローンの作成中にデータの不整合が発生しないように VM をシャットダウンすることをお勧めします VM の移行には適切な vcenter または Storage vmotion ライセンスが必要です 詳細はここの VM の移行 セクションを参照してください 即時の VMware への復元中に行われたすべての変更が Synology NAS に自動的に保存されるので Synology NAS に十分なスペースがあることを確認してください VMware への即時の復元の起動 VMware への即時の復元を使用すると 復元ウィザードを起動して VM を直近の状態に復元するか 任意の復元ポイントに復元することができます 次のいずれかを行います [Active Backup for Business] > [ 仮想マシン ] > [ 仮想マシン ] の順に進んで 復元する仮想マシンを 1 つ選択し [ 復元 ] をクリックして復元ウィザードを起動 [VMware への即時の復元 ] を選択します [Active Backup for Business] > [ 仮想マシン ] > [ タスク ] の順に進んで 復元するバックアップタスクを選択し [ 復元 ] をクリックして復元ウィザードを起動 [VMware への即時の復元 ] を選択します 注意 : 即時の VMware への復元を実行するには ハイパーバイザにバックアップ先 ( 共有フォルダ ) へのアクセスとマウントが許可されていることを確認してください 37 第 4 章 : 復元

復元ウィザード VM と復元ポイントを選択する方法 : 復元したい VM を選択し 各 VM の復元ポイントを選択します 38 第 4 章 : 復元

復元モードを選択する方法 : 必要に応じ 次のいずれかのモードを選択します 元の場所に復元 : このオプションは選択された VM をそのオリジナルの位置に戻し その一方オリジナルの名前と設定を維持しながらユーザーによる入力エラーの可能性を最小化します このオプションは 実稼働サイトでオリジナルの VM を即座に登録解除し 交換します 新しい場所に復元 あるいは異なる設定で復元 : このオプションを使用すると 復元先および復元した VM の設定をカスタマイズできます 復元設定を構成する方法 : [ 元の場所に復元 ] 選択した場合 復元ウィザードのサマリーページが表示されます [ 新しい場所に復元 あるいは異なる設定で復元 ] を選択した場合 名前を指定 フォルダ ハイパーバイザ リソースプール およびネットワークを選択して VM の復元を行う必要があります 即時の VMware への復元中に行われた変更は Synology NAS に保存され VM への移行をするときに datastore を選択することができます 設定を適用し VM を復元する方法 : サマリーステップで復元しようとしている VM の情報をチェックしてから [ 適用 ] をクリックして復元を行います その後 [ 復元ステータス ] が自動で表示され 復元の進捗状況をモニターできます 即時の VMware への復元のプロセスを完了するには [VM へ移行 ] ボタンをクリックしてください 復元された VM を即時に実行したい場合は [ 復元後に VM の電源を自動でオン ] を有効化します テスト目的では このオプションを選択しないようにお勧めします 代わりに 競合を避けるため 初めの VM を実稼働用ネットワークから手動で切断することをお勧めします フル VM 復元 フル VM 復元の場合 VM 全体をバックアップファイルから復元し フルディスク I/O パフォーマンスを得ることができます このセクションは フル VM を復元する方法をステップバイステップで説明します はじめる前に フル VM 復元では プライマリ VM に障害が発生した場合 VM 全体をバックアップファイルから最新の状態 あるいは特定の時点に復元することができます 復元に多くの時間とリソースを使用しますが フルディスクの I/O パフォーマンスを得ることができます 39 第 4 章 : 復元

フル VM 復元ウィザードの起動 復元ウィザードを起動し フル VM 復元を通して VM を一番最近の状態または利用可能ないずれかの復元ポイントに復元するには 以下のいずれかを行ってください [Active Backup for Business] > [ 仮想マシン ] > [ 仮想マシン ] の順に進んで 復元したい仮想マシンを 1 つ選択し [ 復元 ] をクリックして復元ウィザードを起動し [ フル VM 復元 ] を選択します [Active Backup for Business] > [ 仮想マシン ] > [ タスク ] の順に進んで 復元するバックアップタスクを選択し [ 復元 ] をクリックして復元ウィザードを起動し [ フル VM 復元 ] を選択します 復元ウィザード :VM と復元ポイントの選択 復元する VM を選択 選択した各 VM の復元ポイントを選択します 40 第 4 章 : 復元

復元ウィザード : 復元モードの選択 実行する復元モードを選択します 元の場所に復元 : 選択された VM を元の場所で 元の名前と設定で復元します このオプションは ユーザー入力のエラーの可能性を最小にして 実働サイトにおいて直ちに元の VM の登録解除をしてそれに取って代わります 新しい場所に復元 あるいは異なる設定で復元 : 復元する VM の復元先と設定をカスタマイズします 復元ウィザード : 復元設定を構成 [ 元の場所に復元 ] を選択した場合 ウィザードのサマリーステップに直接進みます [ 新しい場所に復元 あるいは異なる設定で復元 ] を選択したユーザーの場合 名前を指定 フォルダ ハイパーバイザ リソースプール datastore ネットワークを選択して VM を復元する必要があります 復元ウィザード : 適用と復元 タスクサマリーページで復元する VM の内容を確認してから [ 適用 ] をクリックして開始します 復元の進捗状況がモニターできる [ 復元ステータス ] に移動します 復元された VM を即時に実行したい場合は [VM の電源を自動でオン ] を有効にします テスト目的では このオプションは無効にしておくことをお勧めします 手動で最初の VM を実稼働用ネットワークから切断し 隔離された実稼働以外のネットワークに接続して競合を避けてください Synology Virtual Machine Manager(VMM) への即時の復元 Active Backup for Business を Synology Virtual Machine Manager(VMM) と統合することで ユーザーは 災害復旧 ブラウズ / アプリケーションデータの復元 およびテスト環境のアップグレードのために代替のソリューションを持つことができます このセクションは バックアップされたデバイスを Synology VMM に即時に復元する方法 およびそのタスクを実行するための前提条件について説明します はじめる前に Synology Virtual Machine Manager による即時復元は ユーザーに 災害復旧 アップグレードのテスト およびアプリケーションデータの復元のための代替のソリューションが提供されます これには ネイティブのエクスポートやインポートのツールが活用されます 制限 :Synology VMM における VM バックアップは DSM 6.2 および Synology VMM 2.3.4 以降でのみサポートされ 41 第 4 章 : 復元

ています Synology VMM の制限に関する詳細情報はここを参照してください Synology VMM ウィザードの起動 バックアップされたデバイスを即時に Synology VMM へ復元するには 以下のいずれかの手順に従います [Active Backup for Business] > [ 仮想マシン ] > [ 仮想マシン ] の順に進んで 復元したい VM を選択します [ 復元 ] をクリックして復元ウィザードを起動し [Synology Virtual Machine Manager(VMM) へ即時の復元 ] を選択します [Active Backup for Business] > [ 仮想マシン ] > [ タスクリスト ] の順に進んで 復元したいバックアップタスクを選択します [ 復元 ] をクリックして復元ウィザードを起動し [Synology Virtual Machine Manager (VMM) へ即時の復元 ] を選択します 42 第 4 章 : 復元

復元ウィザード : 復元ウィザードに従って 次の操作を行ってください VM と復元ポイントを選択する方法 : Synology VMM 上で即時に復元したい VM と復元ポイントを選択します 注意 : 各バックアップタスクにおいて 1 台の VM のみが Synology VMM に即時に復元できます VM を複数選択して それらを同時に実行することはできません VM 設定を構成する方法 : 復元したい VM と復元ポイントを選択後 選択した VM の設定を構成する Synology VMM ウィザードが起動します 詳細は Synology Virtual Machine Manager を参照してください 設定を適用し VM を復元する方法 : 設定を構成後 [ 適用 ] をクリックします VM のバックアップが Synology VMM にインポートされ VMM コンソールで VM の電源をオンにすることを選択できます 43 第 4 章 : 復元

ゲストファイル (Windows および Linux) 復元 ゲストファイル復元により ユーザーは VM 全体の代わりにファイルのみを復元できます このセクションは そうした復元タスクの実行方法に関してステップバイステップで説明します はじめる前に ゲストファイル復元により Microsoft Windows および Linux の VM から個々のファイルまたはフォルダのみを復元できます ゲスト OS ファイルを復元するには VMware Tools をインストールする必要があるため注意してください Windows および Linux でサポートされるファイルシステムは下記にリストされています Windows:NTFS FAT32 Linux:NTFS FAT32 EXT3 EXT4 ゲストファイル復元ポータルの起動 [Active Backup for Business] > [ 仮想マシン ] > [ 仮想マシン ] の順に進んで 復元する VM を 1 つ選択し [ 復元 ] をクリックして復元ウィザードを起動 [Active Backup for Business Portal] を開きます [Active Backup for Business] > [ 仮想マシン ] > [ タスクリスト ] の順に進んで 復元するバックアップタスクを選択し [ 復元 ] をクリックして復元ウィザードを起動 [Active Backup for Business Portal] を開きます 注意 :Active Backup for Business Portal は主にデータ復元に使用されるもので ユーザーが Active Backup for Business をインストールした時に自動的にインストールされます 物理サーバー 物理サーバーのバックアップは バックアップ済みデータを復元するさまざまな方法をサポートします VMware への即時の復元 : この方法では Windows ベースの物理デバイスのバックアップイメージの形式が VMware の仮想マシンに変換されます つまり 圧縮および重複排除された物理サーバーのバックアップファイルから VMware の仮想マシンを直接再起動することができるため ダウンタイムを最小限に抑えます フル VM 復元この方法では Windows ベースの物理デバイスのバックアップイメージの形式が VMware の仮想マシンに変換されるため 最新の状態または特定の時点に復元することができます この方法は時間とシステムリソースを多く使用しますが 完全なディスクの I/O パフォーマンスを提供します Synology Virtual Machine Manager(VMM) への即時の復元ダウンタイムの許容範囲が限られている場合の緊急な事例においては 物理サーバーのバックアップイメージを Synology Virtual Machine Manager(VMM) にマウントしてから電源を入れ 稼働を継続させるという選択肢も考えられます 物理サーバーのバックアップイメージを Virtual Machine Manager にマウントするには Virtual Machine Manager を同じ DSM にインストールしておく必要があります フォルダまたはファイルレベルでの復元 : 物理サーバーのバックアップでは Active Backup for Business Portal を使用したファイルレベルやフォルダレベルでの復元に対応しています 管理者は タスクの作成時および編集時に復元の権限を委任することができます 詳しくは このヘルプ記事を参照してください Active Backup for Business Portal ベアメタル復元 : ベアメタルの復元は 回復メディアにより可能です デバイス全体またはバックアップされたボリュームを回復するには あらかじめ回復メディアを作成しておいてください この作成ガイドを参照して Active Backup for Business リカバリメディアクリエーターで自動的にメディアを作成する方法 カスタマイズされたメディアを作成する方法をご確認ください Synology Active Backup リカバリメディアクリエーターは [ ダウンロードセンター ] でダウンロードできます 注意 : 物理サーバーのバックアップタスクの復元が行えるのは管理者 管理者グループ および割り当て済みアカウントのみです この設定は Active Backup for Business 上で常に調整可能です 4Kn ディスクが搭載された物理サーバーのバックアップは 現時点では Active Backup for Business で対応していません PC フォルダまたはファイルレベルでの復元 :PC のバックアップでは Active Backup for Business Portal を使用 44 第 4 章 : 復元

したファイルレベルまたはフォルダレベルでの復元に対応しています 管理者は DSM [ コントロールパネル ] を使用して 各エンドユーザーに復元の権限を委任することができます 詳しくは このヘルプ記事を参照してください Active Backup for Business Portal ベアメタル復元 : ベアメタルの復元は 回復メディアにより可能です デバイス全体またはバックアップされたボリュームを回復するには あらかじめ回復メディアを作成しておいてください この作成ガイドを参照して Active Backup for Business リカバリメディアクリエーターで自動的にメディアを作成する方法 カスタマイズされたメディアを作成する方法をご確認ください Synology Active Backup リカバリメディアクリエーターは [ ダウンロードセンター ] でダウンロードできます ファイルサーバー ファイルサーバーのバックアップでは バックアップ済みデータのファイルレベルでの復元に対応しています バックアップタスクを復元する : 1 復元するタスクを選択し [ 復元 ] をクリックします 2 目的に合った復元方法を選択します カスタムロケーション - 上書き カスタムロケーション - スキップ オリジナルロケーション - 上書き オリジナルロケーション - スキップ 3 復元するフォルダまたはファイルを選択し [ 次へ ] をクリックします 4 カスタムロケーションに復元する場合は データの復元先となるフォルダを選択して [ 次へ ] をクリックします 5 設定を確認してから [ 復元 ] をクリックして復元を開始します 注意 :Microsoft SQL または Exchange サーバーをバックアップして復元する方法の詳細は 以下のチュートリアルを参照してください Microsoft SQL サーバーの場合 Microsoft Exchange サーバーの場合 45 第 4 章 : 復元

レポート 5 章 バックアップタスクの統計を表示する ストレージのステータス [Active Backup for Business] > [ ストレージ ] では 少なくとも 1 つのバックアップタスクがあれば 各共有フォルダのステータスとストレージの使用状況をモニターできます このページの共有フォルダを再リンクすると Active Backup for Business の既存のデータおよびタスク設定を取得できます 詳細は 第 3 章のこちらのセクションを参照してください 各共有フォルダのステータスおよびストレージ使用状況を表示する : [ ストレージ ] をクリックします 次のような各共有フォルダの情報が表示されます 実行中のタスク : 実行中のバックアップタスクがあるかどうかを示します デバイス数 : この共有フォルダでバックアップしているデバイス数を示します グローバル重複排除率 : 元のソースデータサイズを実際に保存されたデータサイズで割ることで算出される数値です 例えば 元のソースデータは 100GB で ディスクにもそれが書き込まれています 重複排除後に Synology NAS に格納されるデータは 80GB のみとします この場合 重複排除率は 100GB / 80GB = 1.25x になります CBT による 2 回目のバックアップでは 全体のデータサイズが再度追加されるのではなく 変更されたデータのみが追加されます 変更されたデータの転送サイズが 10GB で 5GB のデータが 2 回目のバックアップで Synology NAS に保存される場合 重複排除率は (100+10) / (80+5) = 1.29x になります 解放可能スペース : 未使用のスペースが [ 設定 ] > [ 設定 ] で設定した値に達すると ストレージスペースが解放されます アクティビティ Active Backup for Business 上のすべてのイベントをよりうまくそしてより簡単に管理できるよう Active Backup for Business は管理者に [ アクティビティ ] タブでアクティビティログ アクティビティの詳細 調整可能な日次 週次 月次 および年次レポートを含む詳細なイベント情報を提供します [ アクティビティ ] タブのログにアクセスするには 以下のいずれかを実行します 46 第 5 章 : レポート

1 [ アクティビティ ] タブをクリックしてログにアクセスします 2 [ 概要 ] タブで カレンダー上の特定の日をクリックしてログにアクセスします 3 [ 概要 ] タブで [ ログ ] セクションの右上のをクリックし ログにアクセスします 進行中のイベントは [ 概要 ] タブとタスクモニターの [ 進行中のアクティビティ ] セクションでのみ表示されます ログ このバックアップサーバーで起きたすべてのイベントがこのタブにリストされます 下記はログリストで見ることができるイベントの詳細です ログタイプ : ログは以下の 3 つのタイプに分類されます 情報 : タスクが適切にかつ正常に処理されると 情報ログとして記録されます 警告 : タスクが一部処理された またはキャンセルされた場合は 警告ログとして記録されます 通常 ファイルサーバーおよび VM のバックアップで発生します エラー : タスクが完全に失敗した場合 ログはエラーログとして分類されます トラブルシューティングの詳細情報は をクリックしてください よくあるエラーは 破損したソースディスク NAS の不十分なスペースなどです ログ時間 : タスクが完了 失敗 またはキャンセルされた時間が [ ログ時間 ] に記録されます ログの説明 : 特定のタスクに何が起きたのか簡単に理解できるように 各イベントが短い説明にまとめられます 詳細情報は 説明にあるタスク名をクリックしてタスクを表示してください ログのタスク履歴に進む方法 : ログの右側のアイコンをクリックすると バックアップ期間と転送されたサイズを含むタスク履歴が参照用に表示されます 47 第 5 章 : レポート

ログの保持規則を設定する方法 : 1 [ 設定 ] をクリックします 2 オプションにチェックを入れない場合 それらのログをバックアップサーバーに永久に保持できます あるいは以下のいずれかを行って ログの保持規則を設定できます [ ログ数がこれよりも多い ] の横のチェックボックスにチェックを入れ サーバー上のログが指定の数よりも大きくなった時に削除するログの数を設定します :100 万 300 万 500 万 または 1000 万 [ ログはこれよりも早く作成された ] の横のチェックボックスにチェックを入れ 保存する必要がなくなった古いログを消去する時間を設定します 3 [OK] をクリックして保持規則を適用します 48 第 5 章 : レポート

すべてのログを削除する : 1 [ 設定 ] をクリックします 2 サーバー上でログを保持する必要がなくなった場合は [ すべてのログを削除 ] をクリックして このアクションを確認します タスク履歴 実行された各タスクに関する詳細情報は [ タスク履歴 ] タブで見ることができます 実行されたタスクの詳細を表示するには 以下のいずれかを行います 表示したいタスクをクリックし [ 情報 ] をクリックします 表示したいタスクをダブルクリックします 確認用の情報ウィンドウが起動します 情報ウィンドウでは 以下の詳細を見ることができます 時間 : タスクが行われた時間 転送サイズ : 転送されたデータのサイズ ログリスト : タスク中に起きたすべてのイベント ログ上にマウスを移動するとログ説明の全体を見ることができます ファイルサーバーのバックアップタスクの場合 追加のインジケータが 正常に処理された 部分的に処理された または処理できなかったファイル数を表示します VM のバックアップタスクの場合 追加のインジケータが 正常に処理された 部分的に処理された または処理できなかった VM 数を表示します 49 第 5 章 : レポート

速度と使用量のレートをチェックする方法 : バックアップ速度と使用量のレートを含むバックアップ情報の要約はログリストにも記録されます 1 バックアップ速度と使用量のレートを記録したログエントリを検索します バックアップ完了の通知がある前の最後のログに記録されています 2 ログの上にマウスを動かして ログのエントリ全体を表示します 平均のバックアップ速度 :1 秒あたりの転送サイズ 使用量のレート : スナップショットの作成 : スナップショットの撮影に費やされた時間が 合計時間に占めるパーセンテージ ソースディスクの読み取り : ソースディスクの読み取りに費やされた時間が 合計時間に占めるパーセンテージ データ転送 : データの転送に費やされた時間が 合計時間に占めるパーセンテージ データの重複排除 : データの重複排除に費やされた時間が 合計時間に占めるパーセンテージ ファイルへの書き込み : ファイルの書き込みに費やされた時間が 合計時間に占めるパーセンテージ 50 第 5 章 : レポート

復元ステータスの表示 [Active Backup for Business] > [ 復元ステータス ] では 復元タスクの進行状況の監視 復元タスクのキャンセル および仮想マシンの移行を実行できます 復元タスクの詳細 任意の復元タスクを選択して [ 詳細 ] をクリックすると タスクの詳細情報を取得できます ステータス / 処理中のファイル : タスクの復元の進捗状況および復元中のファイル ソース : データの復元元 復元バージョン : タスクが復元される復元ポイント 復元先 : デバイスが実行される場所 実行時間 : 復元の開始時間 転送サイズ : 復元されたデータのサイズ 時間 : 復元にかかった時間 51 第 5 章 : レポート

VM の移行 復元タスクを選択して [VM の移行 ] をクリックすると VMware への即時の復元を完了できます [VM の移行 ] をクリックしたら ユーザーは VMware への即時の復元中に行われたすべての変更を復元する datastore を選択する必要があります VM 移行はネイティブ VMware vcenter 移行メカニズム vmotion および Storage vmotion を利用するので vmotion と Storage vmotion へのサポートを持つ適切な VMware vsphere ライセンスのみが VM 移行を実行できるということにご注意ください VMware vsphere ライセンスが vmotion および Storage vmotion のサポートを提供していない場合 あるいは VM を 1 つのスタンドアローン ESX(i) ホストから別のものに移行する必要がある場合 VMware vcenter 移行方法は使用できません そして VM の移行は無効化されます 復元タスクのキャンセル 復元タスクを選択して [ キャンセル ] をクリックすることで復元を停止できます [ キャンセル ] をクリックすると VMware への即時の復元中に行われたすべての変更が破棄されますのでご注意ください ユーザーは それぞれの復元されたタスクの最後のバックアップバージョンのみを保持できます 52 第 5 章 : レポート

レポートの作成 Active Backup for Business では 調整可能で詳細なレポートの生成に対応しています レポートは IT 管理者の方がバックアップパフォーマンスを定期的に監視する目的で使用できます このレポートは [ 概要 ] タブのほとんどの情報が含まれています IT 管理者はリクエスト別に または構成可能なスケジュール別に日次 週次 月次 および年次のレポートを [ レポート ] で作成できます すべての生成済みレポートは [ レポート ] タブにリストされています それぞれの生成されたレポートのエントリの最後で [ レポートを開く ] をクリックすると いつでもレポートを見ることができます 注意 : 当日より早い時点で終了するレポートの生成はサポートされていません 即座にレポートを作成するには : 1 [ レポートを作成 ] をクリックします 2 [ 日次 ] [ 週次 ] [ 月次 ] または [ 年次 ] のレポートタイプを選択します 日次 : 日次レポートは過去 23 時間のデータを表示します 例えば 日次レポートが 7 月 22 日の 16:30 に作成されたとすると 7 月 21 日の 17:00 以降のデータが表示されます 週次 : 週次レポートは過去 7 日間のデータを表示します 例えば 週次レポートが 7 月 22 日の 16:30 に作成されたとすると 7 月 16 日の 00:00 以降のデータが表示されます 月次 : 月次レポートは過去 31 日間のデータを表示します 例えば 月次レポートが 7 月 22 日の 16:30 に作成されたとすると 6 月 22 日の 00:00 以降のデータが表示されます 年次 : 年次レポートは過去 12 ヵ月間のデータを表示します 例えば 年次レポートが 2018 年 7 月 22 日の 16:30 に作成されたとすると 2017 年 8 月 1 日の 00:00 以降のデータが表示されます 3 レポートをメールボックスに送信してもらいたい場合は 空欄にメールアドレスを記入してください 53 第 5 章 : レポート

スケジュール別にレポートを作成する方法 : 1 [ スケジュール ] をクリックします 2 [ カスタマイズされたスケジュールに基づいてレポートを生成 ] の横のチェックボックスにチェックを入れます 3 スケジュール済みのレポート設定を構成します 4 レポートをメールボックスに送信してもらいたい場合は 空欄にメールアドレスを記入してください 注意 :1 つのレポートのみがスケジュールにサポートされ 指定の電子メールアドレスに送付されます 54 第 5 章 : レポート