山形県県土整備部資材単価及び歩掛等決定要領

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(2) 共通費 第 3 編共通費 2 第 1 章共通事項 1 共通費算定に関する数値の取り扱い (1) 率による算定共通費基準の率により算定した金額は 一円未満切捨てとする (2) 積み上げによる算定積み上げによる算定は第 4 編 1に準ずる (3) 一般管理費等イ. 算出された金額の範囲内で 原則

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はじめに本資料は 工事請負契約書第 25 条第 6 項のインフレスライド条項について 賃金等の変動に対する工事請負契約書第 25 条第 6 項の運用について ( 以下 本通達 という ) に関するスライド額の算定方法や発注者及び受注者間における協議等についての運用の考え方を整理したものである 本資料

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(2) 法定福利費の基本的な算出方法 法定福利費 = 労務費総額 法定保険料率 法定福利費は 通常 年間の賃金総額に各保険の保険料率を乗じて計算します しかし 各工事の見積りでは 労働者の年間賃金を把握することは不可能です そのため 見積額に計上した 労務費 を賃金とみなして それに各保険の保険料率

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用地関係文書作成等業務費積算基準 第 1 適用範囲この積算基準は 用地関係文書作成等業務を委託する場合の業務費を積算する場合に適用する 第 2 業務費の構成この積算基準による業務費の構成は 原則として 次によるものとする 業務原価直接原価直接人件費 業務価格 直接経費 間接原価 その他原価 業務費

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第 2 章工事費の積算 1 直接工事費 ⑴ 労務費 労務費は工事の施工に要する労務者の賃金で その算定は次のア及びイによるものとする ア所要人員 所要人員は 原則として国土交通省監修等による施工歩掛 ( 標準歩掛 ) を使用するものとする イ労務単価 ( 電気通信設備工事に係る技術労力費及び技能労力

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BIM/CIM 活用における 段階モデル確認書 作成マニュアル 試行版 ( 案 ) 平成 31 年 3 月 国土交通省 大臣官房技術調査課

(4) 業務履行体制計画書 (5) 手持ち業務の状況及び従事技術者 ( 様式第 2 号 ) (6) 配置予定技術者名簿 ( 様式第 3 号 ) (7) 技術者の専任配置誓約書 ( 様式第 4 号 ) (8) 照査技術者名簿 ( 様式第 5 号 ) (9) 手持機械の状況 ( 測量 に限る )( 様式

減額の理由H27.5 以降 < 調査事項及び回答の概要 > 1. 歩切りの違法性及び定義等についての理解 リーフレット ( 別添 ) の内容を確認 理解したリーフレット ( 別添 ) の内容を確認 理解していない ( 1) 1,783 団体 5 団体 ( 1) 理解していない とした主な理由 設計書

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土木工事標準積算基準書1

3 再生資材等の利用 (1) 再生骨材等の利用工事現場から 40km の範囲内に再資源化施設がある場合は 工事目的物に要求される品質等を考慮したうえで 原則として 再生骨材を利用する (2) 再生加熱アスファルト混合物の利用工事現場から 40km 及び運搬時間 1.5 時間の範囲内に再生加熱アスファ

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山形県県土整備部における資材単価及び歩掛等の決定方法について 1 資材単価について使用頻度の高い資材等については 県土整備部建設企画課において 以下に基づき 土木関係設計単価 ( 以下 県単価表 という ) として決定する なお 県単価表に掲載されていない資材等については 実勢取引価格 ( 消費税相当分は含めない ) を採用することとし 以下により決定することを標準とする 1-1 資材単価の決定方法単価決定方法の優先順位は以下の ア イ ウ の順とする ア. 物価資料による場合物価資料とは ( 一財 ) 建設物価調査会発行の 建設物価 ( 月間版 Web 版 ) 及び( 一財 ) 経済調査会発行の 積算資料 ( 月間版 電子版 ) をいう a) 物価資料に掲載されている実勢価格の平均値を採用する 決定資材単価は 平均価格を四捨五入し 物価資料と同じ単位にまとめる 一方の物価資料にしか掲載のないものについては その価格を採用する 該当する掲載都市がない場合は 以下の優先順位により 現場から近い地域名の価格を採用する 山形 東北 仙台 全国 b) 物価資料において 公表価格として掲載されている資材価格は メーカー等の販売希望価格であり 実勢価格と異なるため 積算には使用しない ただし 公表価格で 割引率 ( 額 ) の表示がある資材については その割引率 ( 額 ) を乗じた ( 減じた ) 価格を採用する イ. 特別資料による場合特別資料とは 下記の資料をいう 1 資材の実勢価格を適切に把握できる調査機関に委託して調査 ( 以下 特別調査 という ) した資料 2 山形県農林水産部制定の 建設工事労務資材単価表 3 他の公的機関が公表している単価資料 4 協会等 ( 公益法人 メーカー等で構成する団体 ) の単価資料

a) 特別調査の対象資材 橋梁上部工工事で設置するゴム支承 一工事における調達価格 ( 単価 数量 ) が100 万円以上となるもの b) 採用価格の決定 特別資料 1 及び2については 当該資料の価格をそのまま採用する 特別資料 3 及び4については 妥当性 ( 類似品価格との比較等 ) を判断し 採用可能とする ウ. 見積書による場合 見積対象資材 上記 ア 及び イ により難い場合 1 一工事における調達価格が100 万円未満の場合 2 特別調査の対象資材であるが 特別調査において 調査適用外 ( 調査不可能 ) となった場合 3( 製造 ) メーカー 1 社の直販による 特許製品 等 市場に競争性がない場合 4 土木関係設計単価のうち建設廃棄物処理単価で受入れ条件により別途対応が必要な場合 a) 見積条件の提示形状寸法 品質 規格 数量 納期 納入場所 受渡し方法 見積有効期限等の条件に加え 公表価格 ( 定価 ) ではなく 実勢取引価格としての見積依頼であること及び工事完成後における設計図書に関する開示請求の際は 採用価格を公開することを必ず文書に明記する また 必要に応じて 県単価表 物価資料及び特別資料における類似品と比較できるように見積を依頼する b) 見積社数原則として3 社以上に見積を依頼する なお 見積書が3 社に満たない場合は その理由を明確にしておく ただし 上記 3 及び4のような市場に競争性がないことが明らかな場合は 1 社見積としてよい c) 採用価格全見積の平均額に対して ±30% 以上の差異がある場合は その値を異常値として排除し 残った見積の平均価格を採用する ただし 見積が3 社の場合 原則として同じく平均価格を採用するが 1 社だけ特別に高 ( 低 ) 価格で 他の2 社の見積価格との差異が大きい ( 直近上下位の価格との

差が 30% 以上ある ) 場合は その見積以外の2 社の平均価格を採用する また 有効な見積社が3 社に満たない場合の採用価格の決定は 下記のとおりとする ⅰ)2 社の場合は 低い価格の方を採用する ⅱ) 対象資材が1 及び2の場合に1 社となった場合は 再見積を徴収する 再見積の際には 見積条件等を精査し 必要に応じて見積条件を変更 修正した後 再見積を依頼する 再見積を徴収してもなお有効な見積が1 社となる場合は その見積の妥当性 ( 類似品価格 過去の見積決定価格との比較等 ) を判断し 採用してよい 平均価格の端数処理については 下記によることを標準とする 1 1,000 円未満の場合 四捨五入による 1 円単位 2 10,000 円 10 円単位 3 100,000 円 100 円単位 4 100,000 円以上の場合 1,000 円単位 5 セメント 生コン アスファルト合材 骨材 石材等 1 円以上 49 円以下は切り捨てによる 100 円単位 50 円以上 99 円以下は切り捨てによる 50 円単位ただし 1,000 円未満の資材については 切り捨てによる 10 円単位とする 2 市場単価について市場単価は 以下により 土木工事市場単価 として 県土整備部建設企画課において 以下により決定する 2-1 市場単価の決定方法 ア. 物価資料 ( 以下の2 誌 ) に掲載されている 山形 価格を平均し 採用する ( 一財 ) 建設物価調査会発行 土木コスト情報 ( 季刊誌 ) ( 一財 ) 経済調査会発行 土木施工単価 ( 季刊誌 ) イ. 平均価格は四捨五入により物価資料と同じ単位にまとめる ウ. 一方の資料のみの掲載品目については その価格を採用する エ. 標準積算基準書 ( 歩掛 ) に基づき 各工種に定められている加算率 係数により補正した価格を採用する なお 補正後の価格は1 円単位まで (1 円未満切り捨て ) とする 3 資材単価及び市場単価の管理について 県単価表 掲載の資材単価及び 土木工事市場単価 掲載の市場単価は 県土整備部建設企画課において 以下のとおり管理する 改定頻度 通常時 年 4 回 (4 月 7 月 10 月 1 月 ) の定期改定を実施する

物価変動が大きい時の臨時措置 価格変動の大きい資材については 定期改定に加え 中間 ( 臨時 ) 改定を実施する 改定基準定期改定時において 直近の設計単価に対して価格変動がある場合は 変動率によらず改定する なお 実勢価格の動向等により 上記により難い場合は 別途対応できるものとする 4 積算基準 ( 歩掛 ) について標準的な積算基準について 国土交通省の基準書 (4 月制定 ) 等に基づき 土木工事標準積算基準書 設計業務等標準積算基準書 として 県土整備部建設企画課において決定し 管理する なお 決定時期は毎年 10 月を標準とする また 標準積算基準書に記載のない歩掛については 実態に即した歩掛の把握に努めることとし 以下により決定することを標準とする 歩掛決定方法の優先順位は ア イ の順とする ア. 特別資料による場合特別資料とは 下記の資料をいう 1 特別調査した資料 2 新技術情報提供システム (NETIS) 登録技術の ( 暫定 ) 歩掛 3 他の公的機関が公表している歩掛資料 4 協会等 ( 公益法人 メーカー等で構成する団体 ) の歩掛資料 a) 特別調査 資材単価における手続きに準ずる b) 採用歩掛の決定 特別資料 1 及び2については 当該資料の歩掛をそのまま採用する 特別資料 3 及び4については 各所属により妥当性 ( 類似歩掛と比較し 著しく乖離していないか等 ) を判断し 採用可能とする イ. 見積書による場合 a) 見積条件の提示使用 適用 ( 施工 ) 時期 適用 ( 施工 ) 場所等の条件及び歩掛として採用された場合 参考資料として公表する旨を提示した上 見積依頼することを標準とする 特に建設コンサルタント業務等に関する見積依頼では 見積を提出する企業が業務内容 業務量を的確に把握し 項目 ( 工種 ) 毎に詳細な内訳の提出ができるよう 具体的な業務内容及び詳細な業務量等明示を行うこととする

b) 採用歩掛徴収した見積書の内容を県の労務 ( 技術者 ) 単価 資材単価 損料等に置き換え再構成した上で 見積書単位毎の単純平均見積額を算定し その額に対して ±30% を超える見積は異常値として排除し その他の見積額の平均直下の社の見積 ( 歩掛 ) を採用し 見積書の明細書 単価表の工数及び数量の最低値を集める手法は行なわないものとする 5 損料について一般的な機械損料について 国土交通省の資料 (4 月制定 ) 等に基づき 建設機械等損料算定表 として 県土整備部建設企画課において決定 管理する なお 決定時期は毎年 10 月を標準とする また 建設機械損等算定表 に掲載されていない損料等については 4 積算基準 ( 歩掛 ) について に準じた取扱いとして 見積を徴する場合は 建設機械等の基礎価格 耐用年数 類似規格機種等についても同時に徴することを標準とする