アプリケーション アクセラレー ションおよび最適化の設定情報 と統計情報の表示

Similar documents
パスワード暗号化の設定

ip nat outside source list コマンドを使用した設定例

パスワード暗号化の設定

リンク バンドル コマンド

F コマンド

アラートの使用

スケジューリングおよび通知フォーム のカスタマイズ

Symantec AntiVirus の設定

ユーザ デバイス プロファイル エクス ポートの使用方法

NAC(CCA): ACS 5.x 以降を使用した Clean Access Manager での認証の設定

FQDN を使用した ACL の設定

CSS のスパニングツリー ブリッジの設定

索引

9.pdf

アプリケーション インスペクションの特別なアクション(インスペクション ポリシー マップ)

RADIUS サーバを使用して NT のパスワード期限切れ機能をサポートするための Cisco VPN 3000 シリーズ コンセントレータの設定

改訂履歴 版番号改訂日改訂者改訂内容 年 2 月 12 日ネットワールド 新規 I

最適化HTTP パラメータ マップ の設定

コンフィギュレーション レジスタの設定変更

intra-mart Accel Platform — IM-BloomMaker プログラミングガイド   初版  

¥Í¥Ã¥È¥ï¡¼¥¯¥×¥í¥°¥é¥ß¥ó¥°ÆÃÏÀ

ArrayAPV/TMX 負荷分散機能の基本

Cisco Start Firewall Cisco ASA 5506-X PAT(Port Address Translation) の設定 2016 年 3 月 23 日 第 1.1 版 株式会社ネットワールド

NAT のモニタリングおよびメンテナンス

U コマンド

MIB サポートの設定

9 WEB監視

F コマンド

SMTP ルーティングの設定

Cisco CSS HTTP キープアライブと ColdFusion サーバの連携

電話機のエクスポート

ファイル メニューのコマンド

HTTP 404 への対処

宛先変更のトラブルシューティ ング

8021.X 認証を使用した Web リダイレクトの設定

拡張LANE セットアップ - Dual Phy を使用した SSRP

注意 : ネットワークカメラの画像を回転させて表示した場合 モーション検知ウインドウは回転しないまま表示されますが 検知ウインドウは被写体に対して 指定した場所通りに動作します モーション検知ウインドウの縦横のサイズは 8 ピクセルで割り切れるサイズに自動調整されます モーション検知ウインドウを作成

パスワード管理

ユーティリティ

Packet Tracer: 拡張 ACL の設定 : シナリオ 1 トポロジ アドレステーブル R1 デバイスインターフェイス IP アドレスサブネットマスクデフォルトゲートウェイ G0/ N/A G0/

マルチポイント GRE を介したレイヤ 2(L2omGRE)

Upload path ファイル送信先ディレクトリのパスを指定します ホームディレクトリに画像を送信する場合は空白のまま サブディレクトリに画像を送信する場合はディレクトリ名を指定します さらに下位のディレクトリを指定する場合は \ マークを利用します 例 ) ホームディレクトリ以下の camera

traffic-export から zone security まで

Juniper Networks Corporate PowerPoint Template

Upload path ファイル送信先ディレクトリのパスを指定します ホームディレクトリに画像を送信する場合は空白のまま サブディレクトリに画像を送信する場合はディレクトリ名を指定します さらに下位のディレクトリを指定する場合は \ マークを利用します 例 ) ホームディレクトリ以下の camera

障害およびログの表示

ゲートウェイ ファイル形式

FUI 機能付きの OCS サーバ URL リダイレクトの設定例

このマニュアルについて

用語 バケット / Bucket オブジェクト / Object オブジェクトストレージに作成された保存領域です オブジェクトストレージに保存されたファイルです 機能一覧 オブジェクトの操作 PUT GET HEAD DELETE PUT COPY Initiating Multipart Uplo

新しいモビリティの設定

URL ACL(Enhanced)導入ガイド

IBM Proventia Management/ISS SiteProtector 2.0

Microsoft Word - Android_SQLite講座_画面800×1280

スライド 1

自律アクセス ポイントでの Cisco IOS のアップグレード

最も一般的な手法: ファイアウォールによってノード間の MPI 通信がブロックされた場合の対応方法

改訂履歴 版番号改訂日改訂者改訂内容 年 2 月 3 日ネットワールド 新規 I

WeChat 認証ベースのインターネット アクセス

ASA ネットワーク アドレス変換構成のトラブルシューティング

Cisco Unified Communications Manager サーバ アドレスとユーザ名の自動的な入力

RTX830 取扱説明書

Oracle SALTを使用してTuxedoサービスをSOAP Webサービスとして公開する方法

Microsoft PowerPoint - Lecture_3

VLAN の設定

SCREENOS NAT ScreenOS J-Series(JUNOS9.5 ) NAT ScreenOS J-Series(JUNOS9.5 ) NAT : Destination NAT Zone NAT Pool DIP IF NAT Pool Egress IF Loopback Grou

制御メッセージ

詳細設定

TCP/IP 正規化パラメータおよ び IP 再構成パラメータの設定

任意の間隔での FTP 画像送信イベントの設定方法 はじめに 本ドキュメントでは AXIS ネットワークカメラ / ビデオエンコーダにおいて任意の間隔で画像を FTP サー バーへ送信するイベントの設定手順を説明します 設定手順手順 1:AXIS ネットワークカメラ / ビデオエンコーダの設定ページ

2. Save をクリックします 3. System Options - Network - TCP/IP - Advanced を開き Primary DNS server と Secondary DNS Server に AXIS ネットワークカメラ / ビデオエンコーダが参照できる DNS サ

改訂履歴 版番号改訂日改訂者改訂内容 年 2 月 2 日ネットワールド 新規 I

目次 1. はじめに x-servlet の SNMP エージェント設定... 3 ACL ファイルの作成... 3 start.bat の編集 サーバ ID によるサーバ再接続設定... 5 irule の作成... 5 Persistence Profile の作

Cisco MXE のリカバリ

IPM Release 2.6 へのアップグ レード

ClearCase - SD4_JP

VPN の IP アドレス

改訂履歴 版番号改訂日改訂者改訂内容 年 2 月 9 日ネットワールド 新規 I

TimeCardView と Cisco Unified Communications Express Historical Reporting Client

レポートのデータへのフィルタの適用

改訂履歴 版番号改訂日改訂者改訂内容.0 06 年 月 日ネットワールド 新規 I

適応型セキュリティ アプライ アンスの設定

Cisco EnergyWise の設定

改訂履歴 版番号改訂日改訂者改訂内容 年 2 月 5 日ネットワールド 新規 I

昨年度までの研究紹介 および 研究計画

ITdumpsFree Get free valid exam dumps and pass your exam test with confidence

Cisco Start Router 設定マニュアルパスワードの回復 Cisco 841M J 2016 年 2 月 17 日 第 1.0 版 株式会社ネットワールド

S2BaseとZend Framework

ゲートウェイのファイル形式

ユーザ アカウントの作成と管理

マルチ VRFCE PE-CE リンクのプロビジョ ニング

PowerPoint プレゼンテーション

ユーザ デバイス プロファイルの ファイル形式

自律アクセス ポイントの Lightweight モードへの変換

LEAP を使用して Cisco ワイヤレス クライアントを認証するための Funk RADIUS の設定

基本設定

設定例集_Rev.8.03, Rev.9.00, Rev.10.01対応

スライド 1

コンフィギュレーション ファイルのバックアップと復元

authentication command bounce-port ignore ~ auth-type

Transcription:

CHAPTER 6 アプリケーションアクセラレーションおよび最適化の設定情報と統計情報の表示 この章では show コマンドについて説明します このコマンドを使用すると ACE のアプリケーションアクセラレーションおよび最適化に関連した情報および統計情報を表示できます show コマンドでは このコマンドを実行したコンテキストに関連した情報が表示されます この章では 各コマンドについて コマンド出力も含めて説明します ( 注 ) show コマンドは Exec モードのコマンドですが do コマンドを使用することにより あらゆる設定モードから show コマンドを実行できます この章の主な内容は 次のとおりです 実行コンフィギュレーションファイルの情報の表示 (p.6-2) HTTP 最適化統計情報の表示 (p.6-3) アクションリスト設定情報の表示 (p.6-5) パラメータマップ設定情報の表示 (p.6-6) グローバル最適化モード設定情報の表示 (p.6-7) 次の作業 (p.6-7) 6-1

アプリケーションアクセラレーションおよび最適化の設定情報と統計情報の表示実行コンフィギュレーションファイルの情報の表示 実行コンフィギュレーションファイルの情報の表示 現在のコンテキストに関連した ACE 実行コンフィギュレーションファイルを表示して アプリケーションアクセラレーションと最適化に関する情報を確認するには Exec モードで次の show コマンドを使用します running-config ファイルの各モード内の設定エントリは ACE の設定順序に基づいて時系列に表示されます ACE は ACE 実行コンフィギュレーションファイル内のデフォルトの設定は表示しません show running-config 最適化設定情報を含め 現在のコンテキストで設定されているトラフィック分類をすべて表示します show running-config parameter-map 最適化設定情報を含め 現在のコンテキストで設定されているパラメータマップ情報を表示します たとえば 現在のコンテキストのすべてのパラメータマップを表示するには 次のように入力します host1/c1# show running-config parameter-map 6-2

アプリケーションアクセラレーションおよび最適化の設定情報と統計情報の表示 HTTP 最適化統計情報の表示 HTTP 最適化統計情報の表示 HTTP 最適化統計情報を表示するには Exec モードで show stats optimization http コマンドを使用します このコマンドの構文は次のとおりです show stats optimization http たとえば 次のように入力します host1/admin# show stats optimization http HTTP 最適化統計情報をクリアするには Exec モードで clear stats optimization コマンドを使用します このコマンドの構文は次のとおりです clear stats optimization たとえば 次のように入力します host1/admin# clear stats optimization 表 6-1 に HTTP パラメータマップに関する show stats optimization http コマンドで出力されるフィールドを示します 表 6-1 show stats loadbalance コマンドの出力フィールドの説明 フィールド Total Requests Total Noncondensable Requests Total Deltas Total Delta Abandons Total Rebases Total Basefile Hits Total Basefile Misses Total Requested Object Size in Bytes 説明 クライアントブラウザが受信した要求の総数 凝縮できない要求のうち完了できなかった要求の総数 後続のコンテンツ取得との間でダイナミックに計算されたコンテンツの差分 ( つまりデルタ ) の総数 x% を超えるオブジェクトサイズの増加 またはその他の基準によるデルタ計算の廃棄総数 デルタの生成に使用されるベースファイルがアップデートされた回数 ベースファイルのヒット総数 ベースファイルのミス総数 各要求オブジェクトの累積サイズ ( バイト ) 6-3

HTTP 最適化統計情報の表示 アプリケーションアクセラレーションおよび最適化の設定情報と統計情報の表示 表 6-1 show stats loadbalance コマンドの出力フィールドの説明 ( 続き ) フィールド Total Final Response Size in Bytes Total Successful Transformations Total Unsuccessful Transformations Total Transformed Object Requests Total Transformed Object IMS Requests 各凝縮応答および非凝縮応答の累積サイズ ( バイト ) 正常に完了した FlashForward オブジェクト変換の総数正常に完了しなかった FlashForward オブジェクト変換の総数 変換された FlashForward オブジェクトに対する HTTP 要求 ( 非 IMS) の総数 変換された FlashForward オブジェクトに対する If-Modified-Since 要求の総数 Total Static Object Hits 提供されたキャッシュ可能オブジェクトの総数 ([304] 応答を除く ) Total Static Object Hit Size in Bytes Total Static Object Misses Total Static Object Miss Size in Bytes Total Refresh Hits Total IMS Hits Total IMS Misses Total Direct Requests 説明 提供されたキャッシュ可能オブジェクトの累積サイズ ( バイト )([304] 応答を除く ) 見つからなかったキャッシュ可能オブジェクトの総数 見つからなかったキャッシュ可能オブジェクトの累積サイズ ( バイト ) 起点サーバから [Not Modified] の応答を得た古いオブジェクトに対する要求の総数 オブジェクトの有効なコピーに対する If-Modified-Since 要求の総数 存在しないか古くなっているオブジェクトに対する If-Modified-Since 要求の総数 キャッシュ不能オブジェクトの要求総数 6-4

アプリケーションアクセラレーションおよび最適化の設定情報と統計情報の表示アクションリスト設定情報の表示 アクションリスト設定情報の表示 アクションリスト設定情報を表示するには Exec モードで show action-list コマンドを使用します この show コマンドの出力には 最適化アクションリストのすべての設定値とデフォルト値が表示されます このコマンドの構文は次のとおりです show action-list list_name list_name 引数には 既存のアクションリストの名前を 最大 64 の英数字による単純なテキストストリングで指定します たとえば ACT_LIST 1 アクションリストの設定情報を表示するには 次のように入力します host1/admin# show action-list ACT_LIST1 Action-list : ACT_LIST1 Type : optimization delta appscope flashforward flashforward-object cache dynamic cache forward cache forward-with-wait dynamic etag : enabled : enabled 6-5

アプリケーションアクセラレーションおよび最適化の設定情報と統計情報の表示パラメータマップ設定情報の表示 パラメータマップ設定情報の表示 パラメータマップ設定情報を表示するには Exec モードで show parameter-map コマンドを使用します この show コマンドの出力には アプリケーションアクセラレーションおよび最適化パラメータマップのすべての設定値とデフォルト値が表示されます このコマンドの構文は次のとおりです show parameter-map map_name map_name 引数には 既存のパラメータマップの名前を 最大 64 の英数字による単純なテキストストリングで指定します たとえば OPTIMIZE_PARAM_MAP アクションリストの設定情報を表示するには 次のように入力します host1/admin# show parameter-map OPTIMIZE_PARAM_MAP Parameter-map : OPTIMIZE_PARAM_MAP Type : optimization ignore-server-content : server-header : appscope optimize-rate-percent : 10 appscope passthru-rate-percent : 10 parameter-summary parameter-value-limit: 100 post-content-buffer-limit : 40 request-grouping-string : basefile anonymous-level : 0 cache key-modifier : cache ttl max : 259200 cache ttl min : 0 cache ttl percent : 20 cache parameter : cache validator : lastmodified canonical-url : delta cacheable-content delta firstvisit clientscript-default : javascript delta exclude iframes delta exclude non-ascii delta exclude scripts expires-setting : unmodified extract meta flashforward refresh-policy : all delta name-prefix : delta page-size max : 250000 6-6

アプリケーションアクセラレーションおよび最適化の設定情報と統計情報の表示グローバル最適化モード設定情報の表示 delta page-size min : 1024 delta exclude mime-type : rebase delta-percent : 50 rebase flashforward-percent : 50 rebase history-size : 1000 rebase modification-cooloff-period : 14400 rebase reset-period : 900 cache-policy request : cache-policy response : utf8 threshold : 5 server-load trigger-percent : 20 server-load ttl-change-percent : 20 delta all-user : enabled delta per-user グローバル最適化モード設定情報の表示 グローバル最適化モード設定情報を表示するには Exec モードで show optimization-global コマンドを使用します この show コマンドの出力には グローバル最適化モードのすべての設定値とデフォルト値が表示されます このコマンドの構文は次のとおりです show optimization-global たとえば グローバル最適化モード設定情報を表示するには 次のように入力します host1/admin# show optimization-global appscope-log debug-level : 0 次の作業 ACE とともにオプションの Cisco AVS 3180A Management Station を使用している場合は 付録 A オプションの Cisco AVS 3180A Management Station によるレポート作成 に進みます Cisco AVS 3180A Management Station の Management Console には データベースや管理の機能のほか ACE 最適化機能の AppScore レポートなど レポート作成の機能もあります 6-7

次の作業 アプリケーションアクセラレーションおよび最適化の設定情報と統計情報の表示 6-8