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目次 はじめに... 3 バックアップ前の準備... 4 バックアップ... 10 まとめ... 21 改訂履歴 2011/04 初版リリース このドキュメントに含まれる特定の情報は CA 製品の全体的な方向性に関する概略を説明しています このドキュメントは (i) 既存または将来作成される CA のソフトウェア製品に関するライセンス契約書またはサービス契約書において CA またはライセンシーの権利および / または義務に影響を与えたり (ii)ca のソフトウェア製品のいかなる製品ドキュメントや仕様書を修正したりするためのものではありません このドキュメントに記述された機能の開発 リリース 時期についての決定権は CA のみが有します Copyright 2011 CA. All rights reserved. Microsoft Windows Windows NT および Windows ロゴは 米国またはその他の国 あるいはその両方における Microsoft Corporation の商標です 本書で参照するその他すべての商標 商号 サービスマーク およびロゴは それぞれの会社に属します 本書は情報提供のみを目的としています CA は本情報の正確性または完全性に対して一切の責任を負いません CA は 該当する法律が許す範囲で いかなる種類の保証 ( 商品性 特定の目的に対する適合性または非侵害に関する黙示の保証を含みます ( ただし これに限定されません )) も伴わずに このドキュメントを 現状有姿で 提供します CA は 利益損失 投資損失 事業中断 営業権の喪失 またはデータの喪失など ( ただし これに限定されません ) このドキュメントに関連する直接損害または間接損害については CA がその損害の可能性の通知を明示的に受けていた場合であっても一切の責任を負いません 2

はじめに グリーン IT やサーバの設置スペース 運用コストの削減や既存業務システムの移行など 今や仮想化システムはテスト環境のみならず 本番環境でも数多く導入されてきています いまや仮想化システムは本番環境には欠かせない構成であり 仮想化環境ならではの容易なサーバ追加や導入コストの削減 運用効率だけでなく 物理環境同様の安定稼動や事業継続などの付加価値の高いサービスの維持も求められています こうした中で仮想化システムのバックアップも より簡単に より効率的にデータを保護する需要が高まっています このガイドでは CA ARCserve Backup r15 for Windows ( 以降 ARCserve Backup) を使った 仮想化システム上に構築される仮想マシン ( ゲスト OS) のバックアップ方法について 画面イメージとともに1つずつ手順を説明します 本ガイドの構成 本ガイドでは 仮想マシンの簡単なバックアップ方法に焦点をあて 丸ごと ( 全体イメージ ) をハードディスクにバックアップする方法について説明しています Hyper-V 環境のバックアップ構成 ARCserve Backup サーバは Hyper-V ホストとは別マシン上だけでなく Hyper-V ホストと同じマシン上に導入することも可能です どちらの構成でも設定やバックアップ リストアの操作手順に違いはありません 以下 本ガイドで使用する Hyper-V ホスト上に ARCserve Backup サーバを導入した構成図です 3

バックアップ前の準備 ARCserve Backup をインストール後 バックアップを開始する前にバックアップ先を設定する必要があります ARCserve Backup では テープデバイスと同様にハードディスクに対してバックアップすることができます ハードディスクに対してのバックアップを実現するためには ファイルシステムデバイスという仮想的なテープ装置をハードディスク上に作成します このガイドでは ファイルシステムデバイスを作成し バックアップ先 ( デスティネーション ) に設定します ARCserve Backup は テープデバイスが接続されている環境に ARCserve Backup をインストールすると それらのデバイスを自動認識するため インストール直後すぐに利用することも可能です ARCserve Backup マネージャの起動 ARCserve Backup の管理コンソールである [CA ARCserve Backup マネージャ ] を起動します Windows の [ スタート ] メニューから [ すべてのプログラム ] - [CA] - [ARCserve Backup] - [ マネージャ ] を選択します 4

[CA ARCserve Backup マネージャ ] 起動前に [ デフォルトサーバ情報 ] の画面が起動しますので ARCserve Backup インストール時に指定したユーザ名 パスワードをそれぞれ入力して [OK] をクリックします ユーザ名 : caroot パスワード : ARCserve Backup のインストール時に入力したパスワード [CA ARCserve Backup] の [ ホーム ] 画面が起動します 5

ディスクへのバックアップ準備仮想マシンをハードディスクにバックアップするために ARCserve Backup でファイルシステムデバイスを作成します ファイルシステムデバイスとは テープデバイスのようにハードディスクに対してバックアップする機能です 1. CA ARCserve Backup マネージャの [ ホーム ] で [ 管理 ] - [ デバイスウィザード ] をクリックします 2. [ デバイス管理 ] 画面で [ デバイスの作成 ] をクリックします 6

3. [ デバイスの作成 ] ボタンをクリックすると [ ディスクベースデバイス環境設定 ] 画面が開きます ここで [Windows ファイルシステムデバイス ] を選択し [ 追加 ] ボタンをクリックします 4. バックアップデータの格納先となるデバイスの場所を指定します [ データファイルの場所 ] の右横にあるをクリックします バックアップデータの格納先をネットワーク上の共有フォルダに指定する場合は 直接 UNC 名を指定することも可能です ( 例 : ARCSERCE-R15 SHARE) ネットワーク上の共有フォルダを指定した場合は [ セキュリティ ] ボタンをクリックし ユーザ名とパスワードを入力します 7

5. [ ディレクトリの指定 ] 画面が表示されますので バックアップ先として指定するディレクトリを指定します このガイドでは 事前に作成した E ドライブの FSD フォルダを選択し [ 選択 ] をクリックします バックアップ先は任意の場所を指定してください 6. デバイス名の左横にが表示されたことを確認して [ 次へ ] をクリックします 7. ファイルシステムデバイスの作成が成功したことを画面の レポート で確認し [ 完了 ] をクリックします 8

8. 以上でファイルシステムデバイスの作成は完了です 右上 2 番目にあるす をクリックし [ デバイス管理 ] を終了し CA ARCserve Backup の [ ホーム ] へ戻りま 9

バックアップ バックアップデータ ( ソース ) の選択 1. CA ARCserve Backup の [ ホーム ] 画面で [ バックアップマネージャ ] をクリックします 2. [ バックアップ ] マネージャ画面が起動します 10

3. [ バックアップ ] マネージャ画面 [ スタート ] タブの [ バックアップタイプの選択 ] で [ 標準バックアップ ] が選択されていることを確認します 4. [ バックアップ ] マネージャ画面 [ ソース ] タブの [Microsoft Hyper-V システム ] ツリーのマークをクリックして展開します 11

5. [Microsoft Hyper-V システム ] を展開すると Hyper-V サーバが表示されますので さらに Hyper-V サーバの左横のをクリックして展開します この環境の Hyper-V サーバ名は ARCSERVE-R15 です 6. Hyper-V サーバ ARCSERVE-R15 を展開すると Hyper-V サーバ上の仮想マシンが表示されます 表示された仮想サーバのをクリックすると バックアップ対象を選択できます この環境の仮想マシンは AD-W2K8X64 W2K3X86 W2K8X86 です 12

7. バックアップしたい対象の仮想マシン横のをクリックして に変更すると バックアップ対象として選択された状態になります 今回は W2K8X86 を選択します ( 仮想ホストの ARCSERVE-R15 を選択し 3 台の仮想マシンを一度にバックアップすることも可能です ) バックアップオプションの設定 8. 仮想環境のバックアップ方法を設定するために バックアップオプションの設定を行います バックアップマネージャの上中央にある [ オプション ] ボタンをクリックします 13

9. [ グローバルオプション ] 画面が表示されますので [ エージェントオプション ] タブを選択します 10. [ エージェントオプション ] タブの左側で Agent for Virtual Machines が選択し 右側のメニューの [ バックアップモード ] で [raw モード ] を選択し [ ファイルレベルリストアを許可する ] のチェックボックスをクリックし 選択を解除します 14

11. [OK] をクリックし オプションの設定を完了します バックアップスケジュール 12. このガイドでは スケジュール設定は行わず すぐにバックアップを開始します [ スケジュール ] タブをクリックし デフォルトの [ カスタムスケジュール ] および [ フル ( アーカイブビットを維持 )] が選択されていることを確認します 15

バックアップ先 ( デスティネーション ) の設定 13. バックアップ先 ( デスティネーション ) を指定します [ バックアップ ] マネージャの [ デスティネーション ] タブをクリックします 14. 画面の左側にデバイスグループが表示されています デバイスグループ PGRP0 を選択します PGRP0 は ディスクへのバックアップ準備 (P6~) で作成した FSD です 16

バックアップジョブの開始 15. バックアップマネージャ上の [ サブミット ] ボタンをクリックします 16. [ サブミット ] ボタンをクリックすると [ セキュリティおよびエージェント情報 ] が表示されます 17

17. [ セキュリティ ] 画面が表示されます ユーザ名 と パスワード が入力されていることを確認し [OK] をクリックします 18. [ ジョブのサブミット ] 画面が表示されます 必要に応じてジョブ名を変更し [OK] をクリックします 以上で バックアップジョブの実行は完了です [OK] をクリックすると 自動的に [ ジョブステータス ] マネージャが起動します 18

19. [ ジョブステータス ] マネージャが起動し 開始したバックアップジョブが アクティブ になり バックアップが開始します 20. バックアップジョブが終了すると ジョブのステータスが [ 終了 ] となります 19

完了したバックアップジョブの確認 [ ジョブステータス ] マネージャで [ アクティビティログ ] タブをクリックし 完了したバックアップジョブにエラーがないか確認します アクティビティログはデフォルトでは 週別グループ化が有効になっていますので [ 今週 ] の左横のマークをクリックし 該当するジョブ ( このガイドでは ジョブ 7 ) のをクリックし展開し エラーや警告がないことを確認します エラーなどが発生していた場合は かならずエラーの原因調査を行ってください 20

まとめ このガイドで紹介している丸ごとバックアップを行う raw モード とは 指定した仮想マシン全体をイメージレベルでバックアップするため 最も高速なバックアップおよびリストア ( 仮想マシンの復旧 ) が可能な方法です 仮想マシンをこの raw モードだけ のみを利用して保護する場合は 仮想マシンへの Agent for Virtual Machines のインストールは不要です このため 導入からバックアップまで迅速な対応が可能です 仮想マシンのバックアップ設定方法は 解決!! 画面でわかる簡単ガイド : 仮想環境データ保護 (Hyper-V) ~ 仮想マシン 丸ごと データ保護環境の設定手順 仮想マシンを丸ごと復旧する方法は 解決!! 画面でわかる簡単ガイド : 仮想環境データ保護 (Hyper-V)~ 仮想マシン 丸ごと 復旧手順 ~ で紹介しています 合わせて参考にしてください 製品情報 CA ARCserve シリーズ総合情報サイト http://arcserve.com/jp CA ARCserve Backup r15 製品情報 http://arcserve.com/jp/products/ca-arcserve-backup.aspx テクニカルサポート : CA ARCserve Backup r15 for Windows 関連製品 http://www.casupport.jp/resources/bab15win/ テクニカルサポート : CA ARCserve Backup r15 for Windows: 製品マニュアル http://www.casupport.jp/resources/bab15win/manuals/ CA ARCserve Backup r15 for Windows 無償トライアル申し込みサイト http://www.arcserve.com/jp/products/trials.aspx ご購入の方法ご購入方法の詳細は CA 販売パートナーへお問い合わせください http://arcserve.com/jp/partners-info.aspx 21