オフラインメンテナンス説明書

Similar documents
オフラインメンテナンス説明書-ver5.0.0

システムパッケージリリース情報-Version5.0.0pre

システムパッケージリリース情報-Version5.1.0

日医標準レセプトソフト クラウド版の構築手順

目次 1. 改版履歴 概要 WEB 版薬剤在庫管理システムのインストール 事前準備 インストール アプリケーションのセットアップ WEB 版薬剤在庫管理システムの初期設定

目次 1. 改版履歴 概要 WEB 版薬剤在庫管理システムのインストール 事前準備 インストール アプリケーションのセットアップ 日レセと連携するための有効化設定 WEB

レセプト電算ファイルのCD書き込み手順書

日医特定健康診査システム ORCA PROJECT Linux 対応版インストールマニュアル (Version 対応 ) Ubuntu Trusty 用 版 2017 年 2 月 23 日 Copyright (C) Japan Medical

日レセプラグイン

システムパッケージリリース情報-Version5.1.0

Java インストール手順書 第 11 版 ( 社 ) 日本医師会 1

目次 1. 動作環境チェック 動作必要環境 Java のインストール Java のインストール Firebird のインストール Firebird のインストール Adobe Reader のインストール

システムパッケージリリース情報

Helix Swarm2018.1アップグレード手順

システムパッケージ情報

EV3 の初期設定

テクノネットワーク様                     平成16年2月23日

改訂履歴 初版 2004 年 1 月 23 日 新規作成 2 版 2004 年 2 月 3 日 フォントの設定 を追加 3 版 2004 年 7 月 13 日 リソースファイルのダウンロード を追加 バージョン番号表記を変更 4 版 2005 年 11 月 21 日 リソースファイルのダウンロード

Server Backup Manager 5.0 Debian および Ubuntu システムへの Server Backup Free のインストール 1. APT-GET をしてServer Backup Free をインストールする 2. Server Backup Free のインストール

改訂履歴 初版 2004 年 1 月 23 日 新規作成 2 版 2004 年 2 月 3 日 フォントの設定 を追加 3 版 2004 年 7 月 13 日 リソースファイルのダウンロード を追加 バージョン番号表記を変更 4 版 2005 年 11 月 21 日 リソースファイルのダウンロード

Java インストール手順書 第六版 ( 社 ) 日本医師会

更新履歴 2010 年 6 月 1 日 初版 2011 年 6 月 23 日 2 版 2011 年 10 月 28 日 3 版 2012 年 8 月 7 日 4 版 2013 年 7 月 16 日 5 版 2013 年 8 月 8 日 6 版 2013 年 10 月 10 日 7 版 2013 年

日医特定健康診査システム ORCA PROJECT Linux 対応版インストールマニュアル (Version 対応 ) Debian Etch 用 版 2008 年 10 月 31 日 Copyright (C) 2008 Japan Medical Association

gworksctl コマンドマニュアル 2019/6/17 株式会社 GDEP アドバンス 本書は GDEP Advance gworksctl コマンドマニュアルです G-Works G-Works Deep Learning Distribution for Linux( 以下 G-Works)

IPM Release 2.6 へのアップグ レード

CLAIM接続利用手順

Microsoft Word - esm_update_jp.doc

第 1 版

CLAIM接続利用手順

薬剤在庫管理ソフト - インストール・バージョンアップ手順書

産直くん 9 リピートくん 9 バックアップ リストア作業チェックリスト バックアップ リストア作業項目一覧 作業項目作業目安時間概要 00 バックアップ リストア作業を行う前に 産直くん 9 リピートくん 9 のバックアップ リストア作業を円滑に行うための確認事項をまとめています 1. バックアッ

(Microsoft Word - \201\231\210\363\215\374\227p.doc)

医療機関コードの切り替え処理

目次 動作環境... 2 インストール... 3 ログイン... 5 環境設定... 6 ユーザー管理... 6 ORCA 接続設定... 8 自院情報設定... 9 PDF 設定... 9 ORCA データ一括取得 バックアップ バージョン情報 更新をチェック.

E2 Spider 2018/08/03 Intel NUC Core i7 PC 2.5 /M.2 SSD BOXNUC7I7BNH PC DDR4-2133(PC ) 8GBX2 260pin 1.2V CL15 SP016GBSFU213B22 WD SSD M /51

NEC Express5800 シリーズ COBOL Media V1 セットアップカード SL438730B01-2

ARCserve Backup r12.5 Handbook

更新履歴 2010 年 6 月 1 日 初版 2011 年 6 月 23 日 2 版 2011 年 10 月 28 日 3 版 2012 年 8 月 7 日 4 版 2013 年 7 月 16 日 5 版 2013 年 8 月 8 日 6 版 2013 年 10 月 10 日 7 版 2013 年

Cuoreテンプレート

glserver-glclient/monsiaj 間のクライアント認証 を利用した接続 第 6 版 日本医師会総合政策研究機構 平成 19 年 10 月 31 日 1

_01 日医標準レセプトソフトクラウド版 CLAIM 接続利用手順 ベンダー向け 2017 年 8 月 23 日 日本医師会 ORCA 管理機構株式会社

USB ORCA Learning Edition Version USB ORCA Learning Edition ORCA Project セットアップ手順書 Version 年 1 月 17 日 ( 第 3 版 ) 社団法人日本医師会 ORCA Projec

CompuSec SW 強制削除手順

Helix Swarm2018.1インストール手順

Microsoft Word - nvsi_060132jp_datadomain_restoreDRAFT4.doc

needlework_update_manual_rev1.4

(Microsoft Word - \201\231\210\363\215\374\227p.doc)

スクールCOBOL2002

目次 動作環境... 2 インストール... 3 ログイン... 5 環境設定... 6 ユーザー管理... 6 ORCA 接続設定... 8 ネットワーク設定... 9 自院情報設定 帳票印刷設定 ORCA 基本情報一括取得 バックアップ DB リス

アップデート手順概要

Microsoft Word - XOOPS インストールマニュアルv12.doc

「MT-3_2-ja

Studuinoソフトウェアのインストール

はじめに このマニュアルは BACREX-R を実際に使用する前に知っておいて頂きたい内容として 使用する前の設定や 動作に関する注意事項を記述したものです 最初に必ずお読み頂き 各設定を行ってください 実際に表示される画面と マニュアルの画面とが異なる場合があります BACREX-R は お客様の

A : kerl kerl Erlang/OTP Erlang/OTP 2 2 Elixir/Phoenix URL 2 PDF A.2 Bash macos.bash_profile exp

改版履歴 版数 改版日付 改版内容 /03/14 新規作成 2013/03まで製品サイトで公開していた WebSAM DeploymentManager Ver6.1 SQL Server 2012 製品版のデータベース構築手順書 ( 第 1 版 ) を本 書に統合しました 2

システムパッケージリリース情報-Version4.6.0

NEC COBOL Media V2.0 セットアップカード SL438740B01-1

スライド 1

「Microsoft

WinXp-Rmenu

Microsoft Word - winscp-LINUX-SCPを使用したファイル転送方法について

<MW-400k > InterSec/MW400k アップデート適用手順書 2017 年 8 月 1 版

03_共有フォルダ

対応した JDBC ドライバ (postgresql jdbc4.jar) に変更します 1.OpenDolphin-2.3m\client\pom.xml の下線部分を変更 <version> jdbc41</version> <version> jd

Crucial Client SSDでのファームウェアアップデート手順

PowerPoint プレゼンテーション

intra-mart e-Builder ver 5

インストールの前に

Pirates Buster Series Secure Viewer セットアップマニュアル (Web インストーラ)

- 目次 - 1. 概要 インストール手順 イメージ作成モジュールのインストール DSN( データソース ) の設定 FTP の設定 操作説明 設定モジュール 監視モジュール... 11

PIXUS MP510 PIXUS MP600 (2011 年 10 月現在 ) オールインワンで印刷機能をご利用いただくには プリンタドライバのインストールおよび設定が必要です Turbolinux Client 2008 プリンタスキャナドライバダウンロードサイトを参照ください

3 パッケージからのインストール

でんでん記録 Win10/8.1/7 インストールマニュアル 第 5 版 2019/2/4

<4D F736F F D F4390B A B838B837D836A B81694F A2E646F6378>

はじめに このドキュメントではftServerに関する障害調査を行う際に 必要となるログ データの取得方法を説明しています ログ データの取得には 初期解析用のデータの取得方法と 詳細な調査を行うときのデータ取得方法があります 特別な理由でOS 側のログが必要となった場合には RHELログの取得につ

「Microsoft

WinXp-Rmenu

Q4 使用期限の確認方法 2 A4 メニュー画面右端より ライセンス関係 上手くん α ライセンス管理を行います を選択します 下 記画面が表示されます Q5 上手くん起動時 ライセンス使用期間の終了日が迫っています ライセンス管理画面をご確認ください とメッセージが表示されました A5 ライセンス

Solaris 10 10/08 OSにおける統合インストーラの注意事項

目次 目次... 2 はじめに SQL Server 2005 製品版へのアップグレード SQL Server 2005 製品版へのデータベース (DPM インスタンス ) の構築 / 設定 データベース (DPM インスタンス ) の構築

セットアップカード

ごあいさつ このたびは ESMPRO/AC Advance マルチサーバオプション Ver3.6(1 ライセンス ) をお買い上げ頂き 誠にありがとうございます 本書は お買い上げ頂きましたセットの内容確認 セットアップの内容 注意事項を中心に構成されています ESMPRO/AC Advance マ

Filr 2.0 Desktopアプリケーションリリースノート

目次 LS-DYNA 利用の手引き 1 1. はじめに 利用できるバージョン 概要 1 2. TSUBAME での利用方法 使用可能な LS-DYNA の実行 4 (1) TSUBAMEにログイン 4 (2) バージョンの切り替え 4 (3) インタラ

再起動した状態になり パスワードを入力すると 図 2 のように DEXCS2011 のアイコ ンがデスクトップ上に表示される 2 端末を準備する メニューバーにある端末の形を左クリック 図 2 デスクトップ メニューバーに端末の形がない場合 図 3 メニューバー アプリケーション アクセサリー 端末

Microsoft Word JA_revH.doc

SMA 400 / 200 商品入荷時のファームウェアのインストール手順 エンドユーザ様向け

インストール先 PC 推奨環境 Intel Virtualization Technology 対応 CPU Windows 7 以降 64 bit メモリ 4 GB 以上 ハードディスク空き容量 20 GB 以上 インターネット接続 ( アップデートを うため ) ( 動作を保証するものではありま

2006 年 5 月 23 日 クライアント サーバ環境プリンタドライバアップグレード方法 ~ Windows 2000 サーバ /Windows 2003 サーバ ~ ( システム管理者の方へ ) Windows 2000 サーバ /Windows 2003 サーバから WindowsXP Pro

本文中の記号の意味 本文中で使用している記号の意味について以下に示します システムの操作上または処理の手続き上において 特に注意していただきたい事項を記載しています 記載内容を必ずお読みください システムの操作上または処理の手続き上において 参考にしていただきたい事項を記載しています 必要に応じてお

Section 16-7 Mac で Windows も使う (Boot Camp) 光学式ドライブ DVD が読み取れる光学式ドライブを使った方がスムーズにインストールできます 光学式ドライブの付 いていない Mac は Windows インストールディスクの ISO イメージデータを使ってもイン

Ubuntu Linux PC Ubuntu Linux (14.04 LTS, Trusty Tahr) 32bit CD 64bit CD 2. 32bit CPU 64bit 32bit PC CPU 32bit 64bit Windows 64bit 64bit. 32bit Core 64

bash on Ubuntu on Windows bash on Ubuntu on Windows bash on Ubuntu on Windows bash on Ubuntu on Windows bash on Ubuntu on Windows ˆ Windows10 64bit Wi

</dependency> <version> jdbc4</version> </dependency> 2.OpenDolphin-2.3m\server\pom.xml の下線部分を変更 <version> jdbc41</version> </dependenc

Javaインストール手順書

ログイン時の ID パスワードは マイページ と同一です インストール前の状態の場合 ログイン後に表示されるページの ライセンス一覧 に該当製品シリアルの表示はされません インストール完了後 ライセンス管理ページご利用シリアルの一覧が表示されます 以上でライセンス管理ページの作成は完了です なお セ

特定健診ソフト クイックインストールマニュアル

目次 初めに必ずお読みください ソフトウェアのインストール ソフトウェアの選択 ソフトウェアのインストール レシーバー用ドライバのインストール WindowsXP のインストール方法 Win

Transcription:

日医標準レセプトソフト ( 以下 本システム ) のバージョン 4.7.0( 平成 24 年 11 月リリース ) 以降を対象としたオフラインメンテナンスについて説明します 1 オフラインメンテナンス 本システムは 原則としてインターネット接続環境での使用を前提としています ただし ユーザの都合や地域的な環境の問題のため非接続環境での使用も考慮する必要があります 運用にあたっては 随時 マスタのメンテナンスやシステムのメンテナンスが発生しますので 非接続環境におけるメンテナンスの方法について説明します 2 オフラインメンテナンスで必要なもの オフラインメンテナンスを行う上で必要なものは以下となります システムをアップグレード( インストール ) するための本システム関係の deb パッケージファイル システムをアップグレード( インストール ) するための Ubuntu Official パッケージファイル システムをアップグレード( インストール ) するために必要なデータベースの構造変更等処理を行う更新データファイル マスタをメンテナンスするためのマスタ更新データファイル deb パッケージよりアップグレード ( インストール ) されたプログラムに対し修正を施したプログラムで置換えをするためのプログラム更新データファイル 地方公費及び公開帳票のプラグインパッケージファイル(ver4.7.0 以降 ) これらのプログラム及びデータファイルを CD-ROM 等のメディアに記録しメンテナンスを行うデータソースとします オフラインメンテナンスのために作成するデータソースは Ubuntu Official パッケージメディアにより複数枚本システム関係 CD-ROM 1 枚となります ( 注意 ) 本説明書では Ubuntu Ofiicial パッケージについては説明を割愛します 3 オフラインメンテナンスデータソース作成 ( 本システム関係 ) 本システムをメンテナンスするためのデータソース作成について CD-ROM 等のメディアに記録を 行うことを前提に説明を行います 1

(1) データソースのダウンロード データソースを取得するためのスクリプトファイルをダウンロードします $ wget http://ftp.orca.med.or.jp/pub/etc/tools/jma-offline-pkg.sh データソースをダウンロードします Ubuntu trusty 4.8.0 に係るパッケージの場合 (md5: c87f3d8aa08bb0e13385b305a2b8fc10) $ bash jma-offline-pkg.sh trusty4.8 Ubuntu precise 4.8.0 に係るパッケージの場合 $ bash jma-offline-pkg.sh precise4.8 Ubuntu precise 4.7.0 に係るパッケージの場合 $ bash jma-offline-pkg.sh precise4.7 Ubuntu lucid 4.7.0 に係るパッケージの場合 $ bash jma-offline-pkg.sh lucid4.7 ライセンスマスターの更新データファイルを取得する場合は -l( 小文字のエル ) オプションを指定します $ bash jma-offline-pkg.sh -l trusty4.8 ORCA プロジェクトから通知された医療機関 ID を入力します 確認に y ( はい ) と答えるとダウンロードが始まります 医療機関 ID を入力します (15 桁 ) ----5---10---15 JPN よろしいですか?(Y/N): y スクリプトにより /tmp/jma-cdwork という作業フォルダを作成しダウンロードします (2)CD-ROM 等メディアの記録 CD ライティングソフトウェアを使用して 作業フォルダから CD-ROM 等のメディアへ記録を行いま す 2

カレントが pub/ から始まるように注意して記録を行います CD-ROM 記録の参考 iso イメージファイルの作成 $ mkisofs -r -l -J -o /tmp/orcamnt.iso /tmp/jma-cdwork この例では /tmp フォルダに orcamnt.iso というファイルが作成されます CD-ROM へ記録 -dummy オプションを指定して書き込みテストを実行します $ cdrecord dev=/dev/*** speed=4 -dummy -v -data /tmp/orcamnt.iso dev= オプションには CD-R/RW ドライブのデバイス名を指定します 問題なければ実際に書き込みを行います $ cdrecord dev=/dev/*** speed=4 -v -data /tmp/orcamnt.iso 以上で 本システム関係のメンテナンスデータソースが完成しました 4 セットアップ ( 環境設定ファイルの編集 ) (1) 本システムのメンテナンスのためのセットアップ apt-line の設定ファイル (/etc/apt/sources.list.d/[ 設定ファイル ]) を編集します 例えば CD-ROM のマウントポイントが /cdrom の場合は以下のように設定を行います trusty の場合 deb file:/cdrom/pub/ubuntu trusty(version) jma (version) 部分は 例えば 4.8.0 ならば 4.8 となります deb file:/cdrom/pub/ubuntu trusty4.8 jma precise の場合 deb file:/cdrom/pub/ubuntu precise(version) jma (version) 部分は 例えば 4.8.0 ならば 4.8 となります deb file:/cdrom/pub/ubuntu precise4.8 jma lucid の場合 3

deb file:/cdrom/pub/ubuntu lucid(version) jma (version) 部分は 例えば 4.7.0 ならば 4.7 となります deb file:/cdrom/pub/ubuntu lucid4.7 jma 以下は trusty4.8.0 版を例として jma-receipt-trysty48.list を編集した内容となります #deb http://ftp.orca.med.or.jp/pub/ubuntu trusty4.8 jma #deb-src http://ftp.orca.med.or.jp/pub/ubuntu trusty4.8 jma #deb http://ftp.orca.med.or.jp/pub/ubuntu trusty-common jma #deb-src http://ftp.orca.med.or.jp/pub/ubuntu trusty-common jma 設定が有効になっている行をコメントにします deb file:/cdrom/pub/ubuntu trusty4.8 jma deb file:/cdrom/pub/ubuntu trusty-common jma 次に Ubuntu Official パッケージのための apt-line 設定ファイル (/etc/apt/sources.list) を編集します 以下は trusty を例とした内容となります #deb cdrom:[ubuntu 14.04 LTS _Trusty Tahr_ - Build amd64 LIVE Binary 20140422-09:40]/ trusty main restricted # See http://help.ubuntu.com/community/upgradenotes for how to upgrade to # newer versions of the distribution. #deb http://jp.archive.ubuntu.com/ubuntu/ trusty main restricted #deb-src http://jp.archive.ubuntu.com/ubuntu/ trusty main restricted 設定が有効になっている行をコメントにします ## Major bug fix updates produced after the final release of the ## distribution. #deb http://jp.archive.ubuntu.com/ubuntu/ trusty-updates main restricted #deb-src http://jp.archive.ubuntu.com/ubuntu/ trusty-updates main restricted 設定が有効になっている行をコメントにします ## N.B. software from this repository is ENTIRELY UNSUPPORTED by the Ubuntu ~( 以下省略 ) 4

(2)DB 構造変更 プログラム更新 マスタ更新のためのセットアップ DB 構造変更 プログラム更新 マスタ更新などメンテナンスを行うための更新データの位置について設定を行います /etc/jma-receipt/jma-receipt.conf を編集します メンテナンス内容に対する更新データの位置を表す環境変数は以下となります DB 構造変更 :DBUPGRADEPATH プログラム更新 :PGUPGRADEPATH 標準マスタ更新 :MSTUPDATEPATH ライセンスマスタ更新 :DBLICENSEPATH 例えば 更新データの媒体が CD-ROM であり マウントポイントが /cdrom の場合は以下のように設定を行います ( 省略 ) #WGETOPTION=--passive-ftp # file protocol ファイルプロトコルを記述する DBUPGRADEPATH=file:///cdrom/pub/orca_data コメント (#) を削除 PGUPGRADEPATH=file:///cdrom/pub/bugfix/(os)/(architecture)/(version) コメント (#) を削除 (os) には trusty,precise,lucid の場合 ubuntu (architecture) には trusty,precise の場合 amd64 それ以外の場合 i386 (version) には trusty の場合 trusty precise の場合 precise lucid の場合 lucid MSTUPDATEPATH=file:///cdrom/pub/orca_data コメント (#) を削除 DBLICENSEPATH=file:///cdrom/pub/orca_data コメント (#) を削除 この他に 更新データの位置が nfs 上にある場合も そのパスをファイルプロトコル ( file:// ) を使用して記述を行います なお ネットワーク上に ftp サーバまたは http サーバを設置し それより更新データを取得させる場合は それぞれ http protocol ftp protocol の環境変数に対し編集を行います (3) プラグインパッケージのためのセットアップ (ver4.7.0 以降 ) プラグインパッケージのマウントポイントは /media になります 例えば CD-ROM のマウントポイントが /cdrom の場合はシンボリックリンクを作成します $ sudo ln -s /cdrom/pub /media/pub 次にプラグインの設定ファイル (/etc/jma-receipt/jppinfo.list) を編集します 5

--- :root: /var/lib/jma-receipt/plugin :list: - /media/pub/receipt/plugin/(version)/jpplist1-offline.yml - /media/pub/receipt/plugin/(version)/jpplist2-offline.yml :linkprefix: /usr/local/site-jma-receipt :verify: true (version) には 日レセのバージョン 4.7.0 の場合 4.7.0 5 更新処理 環境設定ファイルが 本説明書の 4 セットアップ ( 環境設定ファイルの編集 ) で説明した内 容になっていることを確認します (1) メンテナンスデータソースのマウント メンテナンスデータソースを CD ディスク装置にセットします (2) 本システムのアップグレード ( インストール ) の実行 $ sudo apt-get update エラーが発生していないことを確認してください $ sudo apt-get dist-upgrade パッケージのアップグレード ( インストール ) が正常終了したことを確認してください (3) マスタ更新 プログラム更新処理の実行本システムのメニュー画面より プログラム更新 または マスタ更新 を選択し更新処理を実行します オンライン更新でもオフライン更新でも処理の起動方法は同じです (4) プラグインパッケージ更新処理の実行 (ver4.7.0 以降 ) (5)/media ポイントのシンボリック解除 (ver4.7.0 以降でプラグインの設定した場合 ) $ sudo rm /media/pub 6

(6)CD-ROM のアンマウント メンテナンスデータソースを CD ディスク装置から取り出します 7