MySQL の利用 MySQL の ODBC(MyODBC) テキストでは MySQL Connector/ODBC(mysql-connector-odbc-3.51.14-win32.msi) をインストールした場合に付いて解説して居るが 此処では MyODBC(MyODBC-3.51.10-x86-win-32bit.msi) をインストールし myodbc-3.51.06-conv_ujis.zip でマルチバイト文字に対応させて居る場合に付いて 其のインストールから ODBC 登録迄を 解説する猶 新たにインストールするので有れば MySQL 5 と MySQL Connector/ODBC の組合せを推奨するが (2007 年 3 月 8 日現在 ) 既に MySQL 4 と MyODBC がインストールされた環境で 既存のアプリケーションの手直し等を行う必要が有る事も想定されるので 此処に記す MySQL の ODBC を使うと MySQL データベースを Windows クライアントから使う事が出来る様に成る Excel や Access で利用する事が出来るし JavaScript でも利用可能なので非常に便利で有る MySQL サーバーは Windows でも Linux でも孰れでも利用可能で有る 猶 以下の説明では MySQL が問題無く動作して居る事が前提と成る 此れが動かなければ ODBC は使用する事が出来ない MySQL 用の ODBC をインストール 此処では 色々な OS 色々な文字コードで MySQL サーバーがインストールされる事を踏まえて ODBC も色々な文字コードに対応出来る様にインストールして観る 以下の通りにインストールすれば Linux サーバーの MySQL も Windows から利用する事が出来る 1. 下記の株式会社ソフトエイジェンシーの MyODBC オリジナルのダウンロード ページから MyODBC をダウンロードする http://www.softagency.co.jp/mysql/downloads/myodbc3/ MyODBC-3.51.10-x86-win-32bit.exe(2004 年 11 月 25 日現在最新版 ) MyODBC-3.51.10-x86-win-32bit.msi 2. ダウンロードしたファイルをダブルクリックしてインストールを開始する 此れは Next と Finish をクリックして行く丈で有る 3. 下記の株式会社ソフトエイジェンシーのサイトから myodbc-3.51.06-conv_ujis.zip をダウンロードし 解凍する http://www.softagency.co.jp/mysql/pro/win.html 4. 解凍したファイルの中の myodbc3.dll を Win9x や WinMe なら C: WINDOWS SYSTEM Win2000 では C: WINNT SYSTEM32 WinXP では C: WINDOWS SYSTEM32 へ上書きコピーする 亦 実際に使用して問題が有る様なら libmysql.dll も同じディレクトリへコピーする -1-
MySQL の Visual Basic からの利用 データベースの作成 MySQL のサーバ ( デーモン )mysqld とエディタ mysql を起動し book と謂う名前のデータベースを新規作成する mysql> CREATE DATABASE book; Query OK, 1 row affected (0.05 sec) mysql> SHOW DATABASES; Database book invision mysql 3 rows in set (0.00 sec) SHOW DATABASES で データベースが正しく新規作成されたか確認するが book と謂うデータベースがリストに含まれて居る事が確認されれば良い 表示されるデータベースの個数等は 状況に依り異なる ユーザ作成と権限付与 上記で新規作成したデータベース book に対して 全権限を持つ新規ユーザを squid と名前で作成する 猶 アクセスする為のパスワードは calamar とする mysql> GRANT ALL ON book.* TO squid@localhost IDENTIFIED BY 'calamar'; Query OK, 0 rows affected (0.11 sec) mysql> GRANT ALL ON book.* TO squid@'%' IDENTIFIED BY 'calamar'; Query OK, 0 rows affected (0.00 sec) 此処では 上記で新規作成したデータベース book に対して MySQL をインストールしたローカルマシン (squid@localhost) と 別のリモートマシン (squid@ % ) からアクセス可能なユーザを作成して居る 猶 権限 ALL は ユーザ管理 (GRANT) 以外の総ての権限を持つ 以上で ローカルマシンからもリモートマシンからも ユーザ名 squid パスワード calamar で 総ての権限を持ってアクセスする事の出来る空のデータベース book が作成された -2-
ODBC(Open Database Connectivity) 登録 任意のデータベースを ODBC に登録するには 先ず 下記の手順に従い ODBC データソースアドミニストレータを起動する Windows 95/98/Me : スタートメニュー 設定 コントロールパネル ODBC データソース Windows NT/2000/XP : スタートメニュー 設定 コントロールパネル 管理ツール データソース (ODBC) 下図の様なダイアログボックスが表示されるので システム DSN タブを選択し 追加 ボタンをクリックする 猶 ローカルマシン而巳からアクセスする場合は ユーザー DSN タブを選択する 次に表示される下図の画面では ドライバに MySQL ODBC 3.51 Driver を選択して 完了 ボタンをクリックする -3-
次に表示される下図の画面では 下記の項目を入力して Option ボタンをクリックする 項目名 入力値 DSN 情報 Data Source Name book 1 説明 任意の説明文 MySQL 接続パラメータ サーバー名 (or IP) localhost 2 データベース名 book 3 ユーザー squid 4 パスワード calamar 5 ポート番号 3306 6 接続時に実行する SQL 文 1 データベースを識別する為の任意の名前 ( 此処では book) を入力する 2 リモートアクセスする場合は MySQL データベースの在るマシンの IP アドレスを入力する 3 接続する MySQL データベースの名前 ( 此処では book) を入力する 4 接続する MySQL データベースに設定されて居るユーザー名を ( 此処では squid) 入力する 5 接続する MySQL データベースに設定されて居るパスワードを ( 此処では calamar) 入力する 6 接続するポート番号を入力する ( 設定を変更して居ない場合は 3306 で良い ) 猶 項目が正しく設定されたか確認する為に オプションの設定に移る前に Test Data Source ボタンをクリックすると 接続テストを行う事が出来る 下記のダイアログが表示されれば 正しく項目が設定されて居る 猶 此のテストを行う為には MySQL サーバ ( デーモン ) が稼動して居る必要が有るので 事前に起動して置く -4-
次に表示される下図の画面では 色々なオプションを設定するが 少なく共 日本語を使用する場合は文字化けを防止する為に EUC 変換する チェックボックスにチェックを付けて置く 設定が終了すれば OK ボタンをクリックする 下図の画面に戻るので 登録したデータベースの識別名が表示されて居る事を確認して OK ボタンをクリックする 以上で データベースの ODBC 登録は終了で有る 猶 不要なデータソース ( 例えば テストで使用したデータソース ) は 上図で 選択し 削除 ボタンをクリックすると ODBC 登録から削除される -5-