SQL Server 版 Approach DAM コンバートマニュアル 目次 1. はじめに... 1 2. システム要件... 1 3. 注意事項... 2 4. 製品コンバートにともなう注意事項... 2 5. データ移行に必要な準備について... 3 5-1. データ移行時の注意事項について... 3 5-2.WEB サーバーの停止方法... 4 5-3. 製品プログラムのバックアップ... 4 5-4. データベースのバックアップ方法... 5 5-5.SQLServer のメモリを調整... 7 5-6. コンバートツールの実行環境に SQL Native Client をインストール... 8 6. データコンバートツールの実行... 9 6-1. コンバートツールの実行... 9 7. 製品プログラムの更新... 10 8.WEB サーバーの再起動... 11 9.Memcached Server の再起動... 11 10. 製品へのログイン... 12 10-1. 各種製品へのログイン... 12 11. メール DM サーバーの再セットアップ... 13 11-1. メール DM サーバーの再セットアップ... 13 12. データ移行失敗時の復元方法... 14 12-1. 復元手順 ( データベースの復元方法 )... 14 5-7. Microsoft Visual C++ 2008 再頒布可能パッケージのインストール. 8 商標本説明書に登場する会社名 製品名は各社の登録商標 商標です 免責本説明書に掲載されている手順による操作の結果 ハード機器に万一障害などが発生しても 弊社では一切の責任を負いませんのであらかじめご了解ください Copyright ( C ) NI Consulting Co., Ltd. All rights reserved.
1. はじめに 本ドキュメントは 株式会社 NIコンサルティング ( 以降弊社とします ) が開発 提供する弊社製品の動作環境および製品プログラムのコンバート ( 以降コンバートツール ) の実施を支援することを目的としています 2. システム要件 サーバーマシン サーバー OS SQL Server Windows Server 2016, 2012 R2, 2012, 2008 R2 SQL Server 2016, 2014, 2012, 2008 R2 クライアントパソコン OS Windows 7, 8, 8.1,10 Macintosh Mac OS X v10.6 以降ブラウザ (Windows) Internet Explorer 11 Chrome 最新版 Microsoft Edge ブラウザ ( Macintosh) Safari 9 モバイル端末 iphone Android ios7 ~ 10 Safari 標準版 :Android 4.0 以降 Chrome for Android 携帯版 :Android OS 2.1, 2.2, 2.3, 4.0, 4.4 系 ipad ios7 ~ 10 Safari docomo docomostyle, docomoprime, docomosmart, docomopro (UTF-8 対応機種 ) au WAP2.0 (UTF-8 対応機種 ) Softbank Yahoo! ケータイ (UTF-8 対応機種 ) 携帯端末によっては正しく表示できない機種がございます ios8, ios9で動作いたしますが 制約事項があります Microsoft Edgeで動作いたしますが 制約事項がありますので IE11をご利用ください 1
3. 注意事項 1. 現行製品のバージョンを200.042.160328 以降にアップデートしてください 2. 現在利用している弊社製品の使用容量の最低 2 倍の空き容量が必要になります コンバートツールにて自動判断致します 3. サーバー OSが指定バージョン以上である必要性があります 4. SQL Serverが指定バージョン以上である必要性があります 5. WEBサーバーが複数台ある場合 すべてのWEBサーバーにてセットアップが必要です 6. 弊社製品コンバートに伴い 一部コンバートできないデータがあります 別紙 製品コンバートに伴う制約事項 を参照ください 7. データ使用量に応じてコンバート実施時間が変動します ( 以下は参考値 ) ハードウェア CPU 1CPU 4 コア (3GHz) メモリ 4GB データ件数顧客情報 30 万件自由項目 ( 顧客 ) 1000 万件 上記 顧客情報のデータ移行に約 2 時間 30 分要します 商談情報など登録件数が多い場合は全体で 10 時間以上の時間を必要とする場合がございます 4. 製品コンバートにともなう注意事項 弊社製品の大幅なバージョンアップとなります 現行製品から変更された点があります 事前に別紙 製品コンバートに伴う制約事項 を参照いただき ご同意いただけた場合のみ実施していただくようお願いいたします 2
5. データ移行に必要な準備について データコンバートはデータベースのデータ変換 WEB サーバーのプログラム更新の順番で実施いたし ます 以下はデータコンバートを実施するために必要な作業手順を説明します 5-1. データ移行時の注意事項について 1. 必ずAdministratorにて実行してください 2. アンチウイルスソフト等の常駐プログラム サービスは必ず終了してください 3. データの不整合を防止するために データベースにアクセスできないようにしてください 3
5-2. WEB サーバーの停止方法 製品へのアクセスを停止するために WEB サーバーを停止してください 1. スタート > 管理ツール > [ インターネットインフォメーションサービス (IIS) マネージャ ] を起動 2. IIS7 以降の場合は操作メニューにある停止アイコンをクリックしてください 1. IIS7 以降 5-3. 製品プログラムのバックアップ 弊社製品プログラムは通常 C: inetpub wwwroot ni C: niconsul となります 上記設定を前提として説明いたします 1. C: inetpub wwwroot まで移動してください 2. ni フォルダを容量に余裕のあるドライブにコピーしてください 3. C: まで移動してください 4. niconsul フォルダを容量に余裕のあるドライブにコピーしてください 4
5-4. データベースのバックアップ方法データの保全のため データベースのバックアップを取得してください バックアップはサーバーのディスク内ではなく 必ず外部メディアに取得してください データ移行時に大量データを取り扱いますので バックアップデータで空き容量を消費しておりますとコンバートが途中で失敗する可能性があるためです 1. SQL Server Management Studioを起動してください 2. 弊社製品がインストールされているサーバーグループを選択し 展開してください 3. データベースの一覧から nidb6 を右クリックし メニューを開き タスク の中の データベースのバックアップ を選択してください 4. 右メニューにある オプション を選択してください 5. 既存のすべてのバックアップセットを上書きするにチェックを入れてください 6. 右メニューにある 全般 を選択してください 7. 製品データベース nidb6 が選択されていることを確認し バックアップセットで nidb6- 完全データベースバックアップ を選択し OK ボタンをクリックします バックアップ完了時 以上で データベースのバックアップが完了となります と表示されます バックアップデータは必ず外部メディアに退避してください コンバートを実施するサーバーには置かず 必ず空きディスク容量を確保してください バックアップ先は空き容量のある場 所 ( 別ハードディスクなど外部メデ ィア ) を指定してください 5
8. データベースの一覧から nidb6_files を右クリックし メニューを開き タスク の中の データベースのバックアップ を選択してください 9. 右メニューにある オプション を選択してください 10. 既存のすべてのバックアップセットを上書きするにチェックを入れてください 11. 右メニューにある 全般 を選択してください 12. 製品データベース nidb6_files が選択されていることを確認し バックアップセットで nidb6_files- 完全データベースバックアップ を選択し OK ボタンをクリックします バックアップ完了時 以上で データベースのバックアップが完了となります と表示されます バックアップデータは必ず外部メディアに退避してください コンバートを実施するサーバーには置かず 必ず空きディスク容量を確保してください バックアップ先は空き容量のある場 所 ( 別ハードディスクなど外部メデ ィア ) を指定してください 6
5-5. SQLServer のメモリを調整 SQLServerが利用する最小限のメモリを設定してください データコンバート作業が終わりましたら 元の設定に戻していただきますので 元々の設定情報はメモ帳などにコピーし控えておいてください 1. SQL Server Management Studioを起動してください 2. エクスプローラーで サーバーを右クリックし [ プロパティ ] をクリックします 3. ページ選択のメモリをクリックします 4. [ 最小サーバーメモリ ] と [ 最大サーバーメモリ ] の設定を復元のために情報を控えてください 5. [ サーバーメモリオプション ] で [ 最小サーバーメモリ ] と [ 最大サーバーメモリ ] に必要な数値を入力します コンバート時は最小に 1024 と設定してください 6. SQLServerを再起動してください サーバーを右クリックし [ 再起動 ] をクリックします 7
5-6. コンバートツールの実行環境に SQL Native Client をインストール 以下のツールのインストールは必ず行ってください 既にセットアップされている場合は下記説明の とおり次の作業を実施してくだささい メディア > ツール > SQLServer_NativeClient > 2008R2 以下 32bit OS の場合は x86 64bit OS の場合は x64 以下の sqlncli.msi をダブルクリックしてください 既にデータベースサーバーがインストールされている場合 または既にセットアップされている場合 にはインストールが中断されます その場合はこの作業は不要となるため次頁の作業を実施してくだ さい 1. インストールウィザード画面 > 次へ をクリック 2. 使用許諾契約書画面 > 同意する を選択し 次へ をクリック 使用許諾契約書画面ではなく メンテナンス画面が開いた場合はセットアップ済みとなります 以下の作業は不要になるため キャンセルしてください 3. 機能の選択画面 > そのまま 次へ をクリック 4. プログラムインストールの準備完了画面 > インストール をクリック 5. インストール完了画面 > 完了 をクリック 5-7. Microsoft Visual C++ 2008 再頒布可能パッケージのインストール Windows Server 2008R2 以下の場合 Microsoft Visual C++ 2008 再頒布可能パッケージ をインストールしてください Microsoft Visual C++ 2008 再頒布可能パッケージ のダウンロード先 http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=29 または メディア > ツール > MicrosoftSVisualC 以下 1. インストールウィザード画面 > 次へ をクリック 2. 使用許諾契約書画面 > 同意する を選択し 次へ をクリック 3. プログラムインストールの準備完了画面 > インストール をクリック 8
6. データコンバートツールの実行 6-1. コンバートツールの実行 1. メディア > コンバートツール以下にある converttool.zip を解凍し C: 以下にコピーしてください 既に converttool が配置されている場合は削除してからコピーしてください 2. コピーした C: converttool sfaconvert ini フォルダ以下にある mssql_db.ini が読み書きが可能で あることを確認してください コピーしたツールが読み込み専用である場合正常に動作しません 3. C: converttool フォルダ以下にある convert_dam.bat をダブルクリックしてください 4. 以下の画面が表示されますので SQLServer の接続情報を入力してください SQLSERVER の接続情報 : IP アドレスまたはサーバー名 1 SQLSERVER のユーザー名 SQLSERVER のパスワード : sa : SQLServer のパスワード名 1. インスタンス名を設定されている場合 次のように入力してください 127.0.0.1 インスタンス名 --------------------------------------------------------------------------------------- - データコンバート --------------------------------------------------------------------------------------- このコンバート作業は SQLServer がセットアップされている環境で実施してください コンバート中は製品へのアクセスは行わないでください コンバート途中に情報登録された場合 情報に不整合が発生する場合がございます 注意 終了メッセージが表示されるまで このウィンドウは閉じないでください 途中で閉じてしまった場合 最後までコンバート処理が実行されず 製品が正常に動作しなくなる場合がございます --------------------------------------------------------------------------------------- SQLSERVER の接続情報を入力してください > 127.0.0.1 SQLSERVER のユーザー名を入力してください > sa SQLSERVER のパスワードを入力してください > Password 5. 接続情報の確認が表示されます 入力内容が正しい場合 Y を入力しエンターキー 6. コンバートツールを既に実行している場合 新製品のデータベースを削除する確認画面が表示されます 再度データ移行を実施したい場合は Y を入力しエンターキー 7. データ移行が実施されます コンバート処理終了 と表示された場合 データ移行処理が完了となります SQLServerのメモリ設定を元の状態に戻してください 操作は 5-5. SQLServerのメモリを調整 を参照してください 引き続き 製品プログラムの更新を実施してください DAMコンバート処理終了 と表示されず上記実行画面が閉じてしまった場合 SQLServerの接続情報に誤りがある場合があります この場合 以下のログも出力されません この場合 サポート宛に状況についてご連絡ください 8. データ移行に失敗した場合 以下にログを出力します 取得後弊社宛にご連絡をお願いします ログ出力場所 C: converttool sfaconvert log logフォルダを圧縮し送付をお願いいたします また 失敗時にはデータベースの復元作業が必要になります 詳細は巻末に記しております 9
7. 製品プログラムの更新 1. メディア> 製品プログラム>niupdate_files.zipをCドライブ直下にコピーしてください 2. niupdate_files.zipを解凍してください 3. niupdate_files 以下のNiapp_Update.vbsをダブルクリックしてください 4. 以下の画面が表示された場合 弊社製品のインストールフォルダを選択してください 通常 C: inetpub wwwroot ni になります 5. 製品プログラムの更新が完了しました と表示されれば製品プログラムのアップデートは完 了です 10
8. WEB サーバーの再起動 1. [ スタート ] > [ 管理ツール ] > [ インターネットインフォメーションサービスマネージャ ] を起動 2. IIS6の場合は画面上部にある起動ボタンをクリック IIS7 以降の場合は操作メニューにある開始アイコンをクリックしてください 9. Memcached Server の再起動 WEBサーバーでの作業になります 1. [ スタート ] > [ 管理ツール ] > [ サービス ] をクリック 2. memcached server を右クリックし 再起動をクリックしてください 11
10. 製品へのログイン 10-1. 各種製品へのログイン クライアントマシンにて以下の URL を記入しアクセスしてください 1. 顧客創造日報 http:// IPアドレスまたはホスト名 /ni/nisfa/main/ 2. 顧客深耕日報 http:// IPアドレスまたはホスト名 /ni/nicrm/main/ 3. NI Collabo Smart http:// IPアドレスまたはホスト名 /ni/niware/ 4. 見積共有管理 http:// IPアドレスまたはホスト名 /ni/niest/main/ 5. Approach DAM http:// IPアドレスまたはホスト名 /ni/nisfa/main/ 12
11. メール DM サーバーの再セットアップ 11-1. メール DM サーバーの再セットアップメール配信 メール取込を運用されていた場合 メールDMサーバーの再セットアップが必要になります メールDMサーバーの再セットアップの手順については CDROM 内にあります NIVMS-MailDM-Setup.pdf をご参照ください 13
12. データ移行失敗時の復元方法 データコンバートの途中で失敗した場合 復元作業が必要になります 必ずコンバート実施前に取得したデータベース nidb6 nidb6_files のバックアップファイルがあることを確認してから実施してください 12-1. 復元手順 ( データベースの復元方法 ) コンバート実施前に取得したデータベース nidb6 nidb6_files のバックアップより復元を実施してください 1. SQL Server Management Studioを起動してください 2. 弊社製品がインストールされているサーバーグループを選択し 展開してください 3. データベースの一覧から nidb6 を右クリックし メニューを開き タスク の中の 復元 > ファイルおよびグループの復元 を選択してください 4. 復元用のソースにて復元元デバイスを選択し nidb6 のバックアップファイルを選択してください 5. 復元するバックアップセットの選択にて 復元にチェックをいれてください 6. OKボタンをクリックし復元をおこなってください nidb6 であることを確認 コンバート前に取得したバックアップを選択 復元にチェック 14
7. データベースの一覧から nidb6_files を右クリックし メニューを開き タスク の中の 復元 > ファイルおよびグループの復元 を選択してください 8. 復元用のソースにて復元元デバイスを選択し nidb6_files のバックアップファイルを選択してください 9. 復元するバックアップセットの選択にて 復元にチェックをいれてください 10. OKボタンをクリックし復元をおこなってください 15
発行 2017 年 4 月 12 日第 2 版 E-mail : support@ni-consul.co.jp Fax:082-511-2226 営業時間 : 月曜日 ~ 金曜日 9:00~12:00 13:00~17:00( 当社休業日 土 日 祝日を除く )