仕様書 1. 事業名平成 30 年度省エネルギー政策立案のための調査事業 ( 工場等におけるエネルギーの使用状況及び管理実態に関する調査事業 ) 2. 事業目的エネルギーの使用の合理化等に関する法律 ( 以下 省エネ法 という ) に基づき指定を受けた特定事業者又は特定連鎖化事業者 ( 以下 特定事業者等 という ) の中から 平成 28 年度に開始された事業者クラス分け評価制度により B クラス に位置づけられた特定事業者等が設置する第一種及び第二種エネルギー管理指定工場等 ( 以下 指定工場等 という ) を対象として 工場等におけるエネルギーの使用の合理化に関する事業者の判断の基準 ( 1)( 以下 工場等判断基準 という ) の遵守状況及びエネルギー消費原単位の悪化要因等を調査し 指定工場等におけるエネルギー管理及び省エネルギー活動の実態を把握する また 過去に工場等現地調査を実施した指定工場等を設置する特定事業者等のうち 事業者クラス分け評価制度により B クラス に位置付けられた特定事業者等が設置する指定工場等及び過去に B クラス であったが 29 年度提出の定期報告書において S クラス に転じた特定事業者等に対し フォローアップ調査を実施し B クラス停滞要因等又は S クラスへの転換要因等の分析等を行う 更に 事業者クラス分け評価制度により B クラス に位置付けられた事業者で指定工場等を持たない特定事業者等のうち 省エネ法定期報告書において 工場等判断基準の遵守項目を 整備 ( 配置 実施 ) していない と報告した事業者に対して 工場等判断基準の遵守状況及びエネルギー消費原単位の悪化要因等を調査し エネルギー管理及び省エネルギー活動の実態を把握する これらの訪問調査を行うことにより 工場等判断基準等に関する理解を深め 当該事業者に省エネルギー活動の促進を図ることとする さらに 当該調査結果に基づき 指定工場等及び指定工場等を持たない特定事業者等におけるエネルギー管理の実態について分析及び評価を行い 今後の省エネルギー施策を検討するための基礎資料を作成する ( 1) 工場等判断基準は以下を参照 http://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/summary/pdf/handankijyun29.pdf 3. 事業内容 (1) 調査対象平成 30 年度は 事業者クラス分け評価制度に基づき 1 B クラス に位置付けられた特定事業者等が設置する指定工場等に対する訪問調査 2 B クラス 特定事業者等が設置する指定工場等及び B クラス から S クラス に転換した特定事業者等が設置する指定工場等へのフォローアップ現地調査及び 3 指定工場等を持たない B クラス特定事業者等に対する訪問調査を 工場等現地調査 として実施することとし 調査件数は以下とする 1 従来型の工場等現地調査 : 指定工場等 (300 か所程度 ) 2 フォローアップ現地調査 : 指定工場等 (100 か所程度 ) 3 指定工場等を持たない特定事業者等への現地調査 : 原単位の悪化に最も影響を与えたと考えられる工場等 (100 か所程度 ) (2) 調査対象の選定
調査対象の選定に当たっては 平成 30 年度工場等現地調査の実施方針について を踏まえ 平成 30 年 3 月 31 日時点で指定されている指定工場等及び特定事業者等からそれぞれ以下の選定基準に基づき 事前に資源エネルギー庁省エネルギー 新エネルギー部省エネルギー課 ( 以下 省エネルギー課 という ) 経済産業局及び事業所管省庁 ( 地方支分部局を含む ) と調整の上で選定する 1 従来型の工場等現地調査 ( 指定工場等 ) 平成 29 年度に提出された省エネ法定期報告書において 事業者全体のエネルギー消費原単位の平成 24~28 年度の 5 年度間平均原単位変化が以下の要件に合致するため 事業者クラス分け評価制度において B クラス に位置づけられた特定事業者等を対象とする 要件 1: 事業者全体のエネルギー消費原単位の 5 年度間平均原単位が 99% を超えており かつ 平成 27 年度及び平成 28 年度の原単位が対前年度比で増加しているもの 要件 2: 事業者全体のエネルギー消費原単位の 5 年度間平均原単位が 105% を超えているもの 上記の特定事業者等が設置する指定工場等に関する平成 29 年度の省エネ法定期報告書指定第 8 表の報告内容 ( 判断基準の遵守状況 ) を予め評価し その評価結果が低い指定工場等を中心に選定する 2 フォローアップ現地調査 2-1 過去に工場等現地調査を受けた特定事業者等のうち 平成 29 年度に提出された省エネ法定期報告書において 事業者全体のエネルギー消費原単位の平成 24~28 年度の5 年度間平均原単位変化が上記 1の要件に合致するため 事業者クラス分け評価制度において Bクラス に位置づけられた特定事業者等を対象に訪問調査を行う 2-2 過去に Bクラス 事業者であった特定事業者等のうち 平成 29 年度に提出された省エネ法定期報告書において 以下の要件に合致するため 事業者クラス分け評価制度において S クラス に転じた特定事業者等 ( 過去に工場等現地調査を実施した特定事業者等を含む ) を対象に 訪問調査を行う 要件 1: 事業者全体のエネルギー消費原単位の 5 年度間平均原単位が又は電気需要平準化原単位の 5 年度間平均原単位変化が 99% 以下であること 要件 2: 定期報告書特定 - 第 6 表の記載に基づき ベンチマーク指標が目指すべき水準を達成していること 3 工場等現地調査 ( 指定工場等を持たない特定事業者 ) 平成 29 年度に提出された省エネ法定期報告書において 事業者全体のエネルギー消費原単位の平成 24~28 年度の 5 年度間平均原単位変化が上記 1 の要件に合致するため 事業者クラス分け評価制度において B クラス に位置づけられた特定事業者等のうち 指定工場等を持たない事業者を対象とする 上記の特定事業者等のうち 平成 29 年度に提出された省エネ法定期報告書特定第 8 表の報告内容 ( 判断基準の遵守状況 ) の中で 整備 ( 配置 実施 ) していない と報告した項目を有する事業者のうち 特定 8 表の評価が低い事業者 5 年度間平均原単位の悪化率が大きい事業者 複数年 B クラス評価の事業者等評価結果が低い特定事業者等を中心に選定する
(3) 工場等現地調査 ( 指定工場等 ) の実施 1 (2)1 の対象として選定した事業者に対し 書面により調査への協力依頼を行う この際 平成 27 年度調査において作製した 工場等判断基準の遵守事例集 及び 工場等判断基準についてよくあるご質問 を事業者へ送付する また 調査の実施時期の調整依頼及び調査に用いる書類の作成や中長期計画書等の閲覧依頼も併せて行う 調査に用いる書類の種類及び様式については 平成 29 年度省エネルギー政策立案のための調査事業 ( 工場等におけるエネルギーの使用状況及び管理実態に関する調査事業 )( 以下 29 年度調査 という ) において用いたものを基本とし 省エネルギー課及び経済産業局 ( 地方支分部局を含む ) と協議の上で改訂 決定する また 各経済産業局 ( 地方支分部局を含む ) の協力の下 事前説明会を各経済産業局 ( 地方支分部局を含む ) の担当地域毎に 1 回以上開催し 調査対象となった事業者 ( 参加者は調査対象 1 箇所当たり 2 名程度を上限とする ) に対して 調査の趣旨や上記書類の作成方法等について説明を行う 事前説明会における質疑内容は 取りまとめた上で他の会場における説明の改善に活用するとともに 省エネルギー課及び経済産業局 ( 地方支分部局を含む ) に共有する 事前説明会の実施時期 会場及び内容については 必要と考えられる事項を踏まえて案を作成し 省エネルギー課及び経済産業局 ( 地方支分部局を含む ) と協議の上で決定する 事前説明会の実施時期の案の作成に当たっては 対象地域における最初の調査実施候補日との間に十分な余裕 ( 最短で半月程度 ) を持たせるよう留意する 2 上記の調査対象については エネルギー使用量が多く設備の種類が多い工場は原則として 2 名 それ以外の工場等については原則として 1 名の調査員を調査対象工場等へ派遣し 事前に作成を依頼した書類及び事業者が保有する関係書類 ( 例 : 管理標準 計測記録 点検記録 ) に基づき 1 日間 ( 原則として 10 時から 17 時までの範囲とするが 当該工場等における操業時間に配慮して決定する ) で 主に以下の事項について確認 調査を行う 工場等判断基準の遵守状況確認とその評点化及び判断基準の遵守項目に関する意見 当該工場等におけるエネルギー消費原単位の悪化要因 ( 外部要因等 ) 当該工場等のエネルギー使用設備や営業時間等エネルギーの消費に関わる要因を確認した上で より外部要因等を反映できる原単位の分母について その他の省エネルギー活動の状況について なお 必要に応じ 省エネルギー課 経済産業局及び事業所管省庁 ( 地方支分部局を含む ) の全て若しくはいずれかの職員又は省エネルギー技術指導員が調査に同行する 3 上記の調査スケジュールについては 対象となる事業者と調整の上 あらかじめ全体の調査日程表を作成して省エネルギー課 経済産業局及び事業所管省庁 ( 地方支分部局を含む ) に送付するとともに 調査への同行者の確認を行う また 月別に調査員 同行職員等の氏名を含む一覧を作成し 前月 10 日を目途に省エネルギー課 経済産業局及び事業所管省庁 ( 地方支分部局を含む ) に送付する なお 2 月度の調査報告は可能な限り 2 月中に報告する いずれも 必要に応じて随時改訂を行う 4 工場等判断基準の遵守状況の調査に当たっては 事業者側との共通の理解を得ることに留意する また 調査の際には 必要に応じ 管理標準の作成方法等 工場等判断基準の解釈及び実施方法 その他原単位の悪化要因と対処法 ( 原単位の分母の設定事例 設備更新による省エネ効果事例等 ) 等省エネルギーに関する情報提供を行う その際 平成 29 年度事業の調査報告書の中から 原単位の改善策及び原単位の分母の設定部分について抜粋版 (A4 3ページ程度 ) を作成し 事業者
に配布する 5 調査の実施後 現地調査報告書及び調査対象となった指定工場等に対する調査結果通知書案 ( 優れている点や改善が望ましい点についてのコメントを含む ) を作成し 調査対象の主要設備及びエネルギー使用量等を記載した総括表及び個票とともに省エネルギー課に月 1 回送付し 必要に応じ修正指示や問い合わせに対応する ただし 工場等判断基準の遵守状況が著しく不十分と考えられる事案が生じた場合は 速やかに報告書及び関係書類を送付する 現地調査報告書及び調査結果通知書の様式については 平成 29 年度調査において用いたものを基本とし 省エネルギー課及び経済産業局 ( 地方支分部局を含む ) と協議の上で改訂 決定する (4) ファローアップ調査 ( 過去に工場等現地調査を実施した指定工場等 ) の実施 1 (2)2 の対象として選定した B クラス 及び S クラス 特定事業者等に対し 書面により調査への協力依頼を行う この際 平成 27 年度調査において作製した 工場等判断基準の遵守事例集 及び 工場等判断基準についてよくあるご質問 を事業者へ送付する また 調査の実施時期の調整依頼及び調査に用いる書類の作成や中長期計画書等の閲覧依頼も併せて行う 調査に用いる書類の種類及び様式については 平成 29 年度調査 において用いたものを基本とし 省エネルギー課及び経済産業局 ( 地方支分部局を含む ) と協議の上で改訂 決定する また 事前説明会については (3)1 記載のとおり行う ただし (2)2-1 で対象となった特定事業者等については過去に工場等現地調査を実施済みであるため 事前説明会は省略する 2 上記の調査対象については エネルギー使用量が多く設備の種類が多い工場は原則として 2 名 それ以外の工場等については原則として 1 名の調査員を調査対象工場等へ派遣し 事前に作成を依頼した書類及び事業者が保有する関係書類 ( 例 : 管理標準 計測記録 点検記録 ) に基づき 1 日間 ( 原則として 10 時から 17 時までの範囲とするが 当該工場等における操業時間に配慮して決定する ) で 主に以下の事項について確認 フォローアップ調査を行う 工場等判断基準の遵守状況確認とその評点化及び判断基準の遵守項目に関する意見 過去の現地調査結果又は過去に提出された定期報告書との比較を行い 改善が認められた点や引き続き改善すべき点等を確認 整理 エネルギー消費原単位の変化 ( 悪化 良化 ) 要因 ( 外部要因等 ) 当該工場等のエネルギー使用設備や営業時間等エネルギーの消費に関わる要因を確認した上で より外部要因等を反映できる原単位の分母について その他の省エネルギー活動の状況について なお 必要に応じ 省エネルギー課 経済産業局及び事業所管省庁 ( 地方支分部局を含む ) の全て若しくはいずれかの職員又は省エネルギー技術指導員が調査に同行する 3 上記の調査スケジュールについては 対象となる事業者と調整の上 あらかじめ全体の調査日程表を作成して省エネルギー課 経済産業局及び事業所管省庁 ( 地方支分部局を含む ) に送付するとともに 調査への同行者の確認を行う また 月別に調査員 同行職員等の氏名を含む一覧を作成し 前月 10 日を目途に省エネルギー課に送付する なお 2 月度の調査報告は可能な限り 2 月中に報告する いずれも 必要に応じて随時改訂を行う 4 工場等判断基準の遵守状況の調査に当たっては 事業者側との共通の理解を得ることに留意する
また 調査の際には 必要に応じ 管理標準の作成方法等 工場等判断基準の解釈及び実施方法 その他原単位の悪化要因と対処法 ( 原単位の分母の設定事例 設備更新による省エネ効果事例等 ) 等省エネルギーに関する情報提供を行う その際 平成 29 年度事業の調査報告書の中から 原単位の改善策及び原単位の分母の設定部分について抜粋版 (A4 3 ページ程度 ) を作成し 事業者に配布する 5 調査の実施後 現地調査報告書及び調査対象となった指定工場等に対する調査結果通知書案 ( 優れている点や改善が望ましい点についてのコメントを含む ) を作成し 調査対象の主要設備及びエネルギー使用量等を記載した総括表及び個票とともに省エネルギー課に月 1 回送付し 必要に応じ修正指示や問い合わせに対応する ただし 工場等判断基準の遵守状況が著しく不十分と考えられる事案が生じた場合は 速やかに報告書及び関係書類を送付する 現地調査報告書及び調査結果通知書の様式については 平成 29 年度調査において用いたものを基本とし 省エネルギー課及び経済産業局 ( 地方支分部局を含む ) と協議の上で改訂 決定する (5) 工場等現地調査 ( 指定工場等を持たない特定事業者 ) の実施 1 (2)3 の対象として選定した事業者に対し 書面により調査への協力依頼を行う この際 平成 27 年度調査において作製した 工場等判断基準の遵守事例集 及び 工場等判断基準についてよくあるご質問 を事業者へ送付する また 調査の実施時期の調整依頼及び調査に用いる書類の作成や中長期計画書等の閲覧依頼も併せて行う 調査に用いる書類の種類及び様式については 平成 29 年度調査において用いたものを基本とし 省エネルギー課及び経済産業局 ( 地方支分部局を含む ) と協議の上で改訂 決定する また 事前説明会については (3)1 記載のとおり行う 2 上記の調査対象については 原則として 1 名の調査員を調査対象工場等へ派遣し 事業者が事前に作成した事前調査書及び事業者が保有する関係書類 ( 例 : 管理標準 計測記録 点検記録 ) に基づき 1 日間 ( 原則として 10 時から 17 時までの範囲とするが 当該工場等における操業時間に配慮して決定する ) で 主に以下の事項について確認 調査を行う 工場等判断基準の遵守状況確認とその評点化及び判断基準の遵守項目に関する意見 当該工場等におけるエネルギー消費原単位の悪化要因 ( 外部要因等 ) 当該工場等のエネルギー使用設備や営業時間等エネルギーの消費に関わる要因を確認した上で より外部要因等を反映できる原単位の分母について 特定 8 表のうち事業者側が選定した原単位の悪化要因の確認と改善策 その他の省エネルギー活動の状況について 調査は 可能な限り 当該事業者のエネルギー管理統括者又はエネルギー管理企画推進者同席のもと行い 調査内容等や改善策等について全社に展開を図れるよう 丁寧な情報提供を行う なお 必要に応じ 省エネルギー課 経済産業局及び事業所管省庁 ( 地方支分部局を含む ) の全て若しくはいずれかの職員又は省エネルギー技術指導員が調査に同行する 3 上記の調査スケジュールについては 対象となる事業者と調整の上 あらかじめ全体の調査日程表を作成して省エネルギー課 経済産業局及び事業所管省庁 ( 地方支分部局を含む ) に送付する また 当該調査の進捗状況を管理し 翌月 10 日を目途に省エネルギー課に報告する なお 2 月度の調査報告は可能な限り 2 月中に報告する いずれも 必要に応じて随時改訂を行う
4 工場等判断基準の遵守状況の調査に当たっては 事業者側との共通の理解を得ることに留意する また 調査の際には 必要に応じ 管理標準の作成方法等 工場等判断基準の解釈及び実施方法 その他原単位の悪化要因と対処法 ( 原単位の分母の設定事例 設備更新による省エネ効果事例等 ) 等省エネルギーに関する情報提供を行う その際 平成 29 年度事業の調査報告書の中から 原単位の改善策及び原単位の分母の設定部分について抜粋版 (A4 3ページ程度 ) を作成し 事業者に配布する 5 調査の実施後 現地調査報告書及び調査対象となった特定事業者等に対する調査結果通知書案 ( 優れている点や改善が望ましい点についてのコメントを含む ) を作成し 調査対象の主要設備及びエネルギー使用量等を記載した総括表及び個票とともに省エネルギー課に月 1 回送付し 必要に応じ修正指示や問い合わせに対応する ただし 工場等判断基準の遵守状況が著しく不十分と考えられる事案が生じた場合は 速やかに報告書及び関係書類を送付する 現地調査報告書及び調査結果通知書の様式については 平成 29 年度調査において用いたものを基本とし 省エネルギー課及び経済産業局 ( 地方支分部局を含む ) と協議の上で改訂 決定する (6) 調査結果の集計 分析 評価工場等現地調査については 業種 指定区分ごとに 現地調査報告書等の内容について分析 評価を行い 省エネルギーの取組状況及び改善が必要と考えられる事項について分析する また 工場等判断基準 ( 事業者全体として取り組むべき事項 ) の遵守状況 同基準部分 ( 工場等における遵守事項 ) の遵守状況及びエネルギー消費原単位の変化状況 ( 事業者全体及び工場の別 ) について分析を行う フォローアップ調査の結果を踏まえ B クラス停滞要因の分析と改善策のとりまとめ S クラス転換要因の分析 S クラス事業者の原単位と判断基準順守状況評価点の関係等についてとりまとめを行う 平成 29 年度調査結果報告書を踏まえ 事業者が採用している原単位分母と事業者の実態に即したより外部要因等を反映できる原単位分母について集計 分析を行い 原単位の分母設定の基本的な考え方の整理 代表的なセクター毎の原単位の分母の設定方法の整理 原単位の分母の見直しの考え方の整理等を行う 収集した判断基準の遵守状況の評価結果及び項目についての事業者等からのヒアリング結果を集計 分析し 見直しが必要な項目 追加または削除を検討すべき項目等を洗い出し 具体的な見直し案をとりまとめる 集計 分析 評価の方法や内容の詳細については 事前に省エネルギー課及び経済産業局 ( 地方支分部局を含む ) と協議の上で決定する (7) 調査結果のフィードバック工場等現地調査の対象となった特定事業者等又は指定工場等に対し 3.(3)5 3.(4)5 3.(5)5 の調査結果通知書及び 3.(6) の集計 分析 評価結果の概要を確定次第速やかに送付する (8) 調査員の選定及び指導方法 1 調査員の選定調査員は エネルギー管理士もしくはそれと同等以上の知見 経験を有した者とし 工場等の省
エネルギーに係る指導又は調査の豊富な経験を有し 調査対象となる工場等の事業内容やエネルギーの使用状況に精通している者から選定する ( 常勤 非常勤を問わない ) 選定に当たっては 以下の点について必要な措置を講じる 調査対象工場を設置する者と著しい利害関係を有する者に当該工場等の調査を行わせない 省エネ法第 7 条の 2 及び第 7 条の 3( いずれも第 19 条の 2 で準用する場合を含む ) 並びに第 8 条第 1 項及び第 13 条第 1 項 ( いずれも第 18 条第 1 項において準用する場合を含む ) に基づき エネルギー管理統括者 エネルギー管理企画推進者 エネルギー管理者又はエネルギー管理員に現に選任されている者を選定しない 調査員として選定された者に対し 守秘義務の遵守等 調査の信頼性確保に必要な事項を確約させる 2 調査員への指導省エネルギー課及び経済産業局 ( 地方支分部局を含む ) と協議の上で 工場等判断基準の解釈や情報の取扱い 平成 29 年度事業の調査結果報告書の内容等に関する参考資料を含む実施マニュアルを作成し 調査員へ配布するとともに 調査員向け事前説明会の実施等により周知徹底を図り 調査の質の均質化を図る なお 平成 29 年度事業の調査結果報告書については 全調査員が必ず事前に目を通しておくことを徹底すること 特に判断基準の解釈の他 適切な設備管理法や 調査先の主要設備に関する更新による省エネ効果事例や調査先のエネルギー消費形態に即した適切な原単位の分母設定事例については必ずある程度事前に把握し 調査の際に情報提供できるよう準備して調査に臨むこと (9) 調査による効果等の把握工場等現地調査の実施後 調査対象となった指定工場等に対しアンケート (25 問程度 うち自由記述 2 問程度 ) を行い 当該工場等における省エネルギー対策 本調査の実施による当該調査対象への効果 事業実施方法の是否等に関する情報を収集し 調査の効果等を分析する アンケートは 3. 事業内容 (1) 調査対象で挙げた調査対象 1 2 3 向けにそれぞれ作成することとし アンケートの具体的な実施方法及び調査項目については 案を作成し 省エネルギー課及び経済産業局 ( 地方支分部局を含む ) と協議の上で決定する (10) 報告書の作成 (1)~(9) の実施内容について 報告書として取りまとめる このうち (6) の集計 分析 評価結果の概要については 図表含め A4 数枚程度の資料を速報として併せて作成し 平成 31 年 3 月 15 日までに提出する また (6) の分析のうち収集した判断基準の遵守状況の結果集計 分析による見直し案については 年内に一旦中間とりまとめを行い提出する (11) その他 1 調査対象に関する企業情報等の秘密を保持する体制を確保する 2 事業実施に当たっては 省エネルギー課から以下の文書を貸与する ただし 本事業以外の用に用いてはならない ( ア ) 平成 29 年度調査における各種マニュアル 対象事業者向け 調査員向け説明会資料 ( 事業者等作成各種書類様式を含む ) ( イ ) 平成 27 年度調査において作製した 工場等判断基準の遵守事例集 及び 工場等判断基準についてよくあるご質問 ( ウ ) 省エネ法に基づく特定事業者等及び指定工場等のリスト ( エ ) 平成 27 年度 ~29 年度の調査結果
( オ ) その他省エネルギー課が事業実施に当たり必要と認めた資料 3 受託者は 貸与された紙媒体 電子媒体の取り扱いには十分注意を払うとともに 作業に使用するソフトウェア 電子計算機等に係るセキュリティーホール対策 不正プログラム対策 ファイル交換ソフト対策 アクセス制御対策 情報漏洩対策を講じるとともに 事業期間中に 事業に関与する人員に対し これらの対策に関する情報提供を行う 4 受託者は 本委託事業の履行上知り得た一切の情報を機密として扱い 省エネルギー課の同意なしに これを第三者に提供 開示 漏洩してはならないものとし そのために必要な措置を講じる 5 上記のほか 調査実施に当たって必要となる事項については 省エネルギー課 経済産業局又は事業所管省庁 ( 地方支分部局を含む ) と調整の上で実施する 4. 事業期間委託契約締結日から平成 31 年 3 月 29 日まで ( 事業内容の各項目に要するスケジュール案 ) 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 契約締結調査日程の調整 説明会開催現地調査の実施 (500 箇所 ) 調査概要の速報まとめ 報告調査結果まとめ 報告書作成 5. 納入物 (1) 調査報告書電子媒体 (CD-R) 1 枚 1 調査報告書 調査で得られた元データ 委託調査報告書公表用書誌情報 ( 様式 1) 二次利用未承諾リスト ( 様式 2) を納入すること 2 調査報告書については PDF 形式に加え 機械判読可能な形式のファイルも納入すること 3 調査で得られた元データについては 機械判読可能な形式のファイルで納入することとし 特に図表 グラフに係るデータ ( 以下 EXCEL 等データ という ) については EXCEL 形式等により納入すること 4 なお 様式 1 及び様式 2 は EXCEL 形式とする (2) 調査報告書電子媒体 (CD-R) 2 枚 ( 公表用 ) 1 調査報告書及び様式 2( 該当がある場合のみ ) を一つの PDF ファイル ( 透明テキスト付 ) に統合したもの 並びに公開可能かつ二次利用可能な EXCEL 等データを納入すること 2 セキュリティ等の観点から 資源エネルギー庁と協議の上 非公開とするべき部分については 削除するなどの適切な処置を講ずること 3 調査報告書は オープンデータ ( 二次利用可能な状態 ) として公開されることを前提とし 資源エネルギー庁以外の第三者の知的財産権が関与する内容を報告書に盛り込む場合は 1 事前に当該権利保有者の了承を得 2 報告書内に出典を明記し 3 当該権利保有者に二次利用の了承を得ること 二次利用の了承を得ることが困難な場合等は 下記の様式 2 に当該箇所を記述し 提出すること 4 公開可能かつ二次利用可能な EXCEL 等データが複数ファイルにわたる場合 1 つのフォルダに
格納した上で納入すること 各データのファイル名については 調査報告書の図表名と整合をとること Excel 等データは オープンデータとして公開されることを前提とし 資源エネルギー庁以外の第三者の知的財産権が関与する内容を含まないものとすること 調査報告書電子媒体の具体的な作成方法の確認及び様式 1 様式 2 のダウンロードは 下記 URL から行うこと http://www.meti.go.jp/topic/data/e90622aj.html 6. 納入場所経済産業省資源エネルギー庁省エネルギー 新エネルギー部省エネルギー課省エネルギー対策業務室