Azure 環境 UiPath Orchestrator シングル構成構築手順書 v1.0
目次 改訂履歴 構築手順書に関しての留意事項 本書のねらい 構成図 セキュリティに関する注意事項 本 ARM で作成されるリソース一覧 本 ARM テンプレート内のパラメータ一覧 構築手順 1. Azure signup 2. デプロイ 2.1. GitHubを利用したデプロイ 2.2. Microsoft Azure Marketplace を利用したデプロイ 3. OCにアクセス 4. TIPS (Web.configの編集方法) 改訂履歴 Date Version Author Description 2019 / 04 / 05 1.0 Yosuke Kajimoto (UiPath) First commit 構築手順書に関しての留意事項 本ドキュメントに記載されている ARM テンプレートは 事前の告知なく変更 改変されることがございますので予めご了承ください Azure 環境 UiPath Orchestrator シングル構成構築手順書 1
本書のねらい Microsoft Azure 上に UiPath Orchestrator ( OC ) の PaaS 環境を構築することで簡易的に OC の構築ができることを目的とします 構成図 本ドキュメント通りに作業を行った場合に作成される環境の構成のイメージ図です Azure 環境 UiPath Orchestrator シングル構成構築手順書 2
セキュリティに関する注意事項 このテンプレートを使って Azure で構成した環境では インターネットを経由してアクセスされます オンプレミス環境と専用線を介した接続など よりセキュアな環境を構築されるときはこちらのページを参考にして環境を構築してください https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/app-service/web-sites-integrate-with-vnet もし不明な点があるときは UiPath Orchestrator の導入から運用 ~ 保守サポートを行う SI パートナーに相談されることをお勧めします Azure 環境 UiPath Orchestrator シングル構成構築手順書 3
本 ARM で作成されるリソース一覧 テンプレートは下記リポジトリに展開されている JSON ファイルを利用致します https://github.com/uipath/infrastructure/tree/master/azure/orchestrator/paas/singlenode 本 ARM テンプレートを利用して作成されるリソースは次の通りです 1 リソースリソースの種類 () は本 ARM テンプレートに設定されているリソース名 SQL サーバー / SQL データベース Microsoft.Sql/servers (uipathazuredb) Microsoft.Sql/servers/databases (uipathazuredb/uipathweb-db) Microsoft.Sql/servers/firewallrules (uipathazuredb/allowallwindowsazureips) App Service (Web Apps) Microsoft.Web/Sites (uipathweb) Microsoft.Web/Sites/config (uipathweb/web) Microsoft.Web/Sites/Extensions (uipathweb/msdeploy) Microsoft.Web/Sites/config (uipathweb/connectionstrings) Microsoft.Web/serverFarms (uipathweb-serviceplan) Application Insights microsoft.insights/components (uipathweb-appin) microsoft.insights/alertrules (ForbiddenRequests uipathweb) microsoft.insights/alertrules (ServerErrors uipathweb) microsoft.insights/autoscalesettings (Uipathweb-serviceplan-scaleset) microsoft.insights/alertrules (CPUHigh uipathweb-serviceplan) microsoft.insights/alertrules (LongHttpQueue uipathweb-serviceplan) ストレージアカウント Microsoft.Storage/storageAccounts (uipathwebsc) SSL Certificate *.azurewebsites.net (default) 2 1 各リソースの定義及び リソースの依存関係は下記を参照 https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/azure-resource-manager/resource-group-define-dependencies 2 Microsoft Azure Website 利用者が所有するカスタムドメイン ( 独自ドメイン名 ) を使って SSL 証明書を取得し その証明書を Microsoft Azure Website で利用することも可能です Azure 環境 UiPath Orchestrator シングル構成構築手順書 4
本 ARM テンプレート内のパラメータ一覧 本 ARM テンプレート内の各パラメータ一覧は下記のとおりです パラメータ説明設定値例 appname orchestratorversion orchestratorsize SQLServerName SQLServerAdminLogin SQLServerAdminPass word Location アプリケーションの名前型 : string ( 4 文字 ~20 文字以内 ) OC のバージョン GitHub からデプロイする場合は 2018.4.4 2018.4.3 2018.4.2 2018.4.1 Marketplace からデプロイする場合は 2018.4.5 Orchestrator のサイジング small: 最大 100 台のロボットが接続できる環境 ( 同時実行数 :0~40 ) medium: 101 台 ~500 台のロボットが接続できる環境 ( 同時実行数 :41~200 ) large: 501 台以上のロボットが接続できる環境 ( 同時実行数 :201~ ) SQL ServerName 型 : string ( 4 文字 ~35 文字以内 ) 名前が重複すると conflict してデプロイに失敗しますの一意の名前を指定して下さい Azure DB administrator user 型 : string ( 4 文字 ~35 文字以内 ) Database admin user password 型 : securestring ( 4 文字 ~35 文字以内 ) Orchestrator がデプロイされる Azure リージョンの指定 Azure リージョンは下記を参照ください https://azure.microsoft.com/ja-jp/global-infrastructure/re gions/ デフォルト値である [resourcegroup().location] を使用した場合 リソースグループの所属しているリージョンが設定されます orchestrator 2018.4.4 small uipathsql uipathdbuser Ui6Path#db%as3 [resourcegroup().location] Azure 環境 UiPath Orchestrator シングル構成構築手順書 5
構築手順 1. Azure signup https://portal.azure.com を開き Microsoft Azure account がすでにあれば Sign in を行い なければ新しくアカウントを作成する Azure 環境 UiPath Orchestrator シングル構成構築手順書 6
2. デプロイ Orchestrator のデプロイは 2.1, 2.2 いずれかの手順で実施してください 2.1. GitHub を利用したデプロイ 下記リンクから GitHub のページを開く https://github.com/uipath/infrastructure/tree/master/azure/orchestrator/paas/singlenode 下記ボタンをクリックする Azure 環境 UiPath Orchestrator シングル構成構築手順書 7
下記 赤枠内の BASICS 設定 の入力 BASICS サブスクリプション リソースグループ ( 対象のリソースグループが無ければ新規作成 ) 場所 設定 (ARMテンプレート内のパラメータ一覧を参照して入力する) App Name Orchestrator Version Orchestrator Size SQL Server Name SQL Server Admin Login SQL Server Admin Password Azure 環境 UiPath Orchestrator シングル構成構築手順書 8
使用条件にチェック同意 購入をクリック購入をクリックすると デプロイが走り始めます これで GitHub を利用したデプロイの一連の流れは終了です Azure 環境 UiPath Orchestrator シングル構成構築手順書 9
2.2. Microsoft Azure Marketplace を利用したデプロイ https://azuremarketplace.microsoft.com にてログインし 検索窓に uipath と打つ UiPath Orchestrator (WebApp with SQL) の Get it now を押下 すると 下記のようなポップアップが現れるので 同意した場合は Continue を押下 Azure 環境 UiPath Orchestrator シングル構成構築手順書 10
Azure のポータル画面に遷移したあと 作成 ボタンを押す 1. 基本設定の構成 の各項目を設定し エラーが表示されていなければ OK を押下 Azure 環境 UiPath Orchestrator シングル構成構築手順書 11
設定項目に不備がある場合は下図のようにエラーが表示され OK が押せず 2. Orchestrator SQL Settings へ遷移できません 全ての項目のチェックがパスするように各項目を埋めてください 2. Orchestrator SQL Settings の各項目を設定し エラーが表示されていなければ OK を押下 Azure 環境 UiPath Orchestrator シングル構成構築手順書 12
3. 概要 で検証を実施し 検証に成功した場合は OK を押下 Azure 環境 UiPath Orchestrator シングル構成構築手順書 13
4. 利用規約 プライバシーポリシーに同意する場合は 作成 ボタンを押下 作成ボタンを押下すると デプロイが走り始めます これで Azure MarketPlace を利用したデプロイの一連の流れは終了です Azure 環境 UiPath Orchestrator シングル構成構築手順書 14
3. OC にアクセス デプロイが完了したら OC 環境が構築されます 次の A もしくは B いずれかの方法で OC の URL を特定し OC へのアクセスを試行します A. App Service から特定する方法ホーム > App Service > 対象の Web Apps サービス ( 今回は uipathweb) ( 赤枠内の URL にアクセス ) B. リソースグループから特定する方法ホーム > リソースグループ > 対象のリソースグループ ( 今回は Uipath-PaaS) > 対象の Web Apps サービス ( 今回は uipathweb) ( 赤枠内の URL にアクセス ) Azure 環境 UiPath Orchestrator シングル構成構築手順書 15
Orchestrator のログインにて管理者アカウントで正常にログインできることを確認 Orchestrator のデフォルト管理者ユーザーおよびパスワードは次の通り Tenant name: Default Username: admin Password: 890iop ログインして OC のバージョンがパラメータで指定したバージョンになっている事を確認 Azure 環境 UiPath Orchestrator シングル構成構築手順書 16
4. TIPS (Web.config の編集方法 ) 例 ) OrganizationUnit(OU) を追加する場合の Web.config の修正方法です Web Apps 内から App Service Editor( プレビュー ) を利用 <add key="organizationunit.enabled" value=" false " /> <add key="organizationunit.enabled" value=" true " /> に変更 Azure 環境 UiPath Orchestrator シングル構成構築手順書 17
下図 赤枠の 再起動 を実行 下図 赤枠に OU のドロップダウンメニューが表示されていることを確認 以上 Azure 環境 UiPath Orchestrator シングル構成構築手順書 18