Zhone MX-160 VDSL/ADSL DSLAM 基本セットアップガイド Revision 1
MX-160 基本セットアップガイド 項目 1 インターフェース フロントパネル(LED) 2 接続構成( 電源,DSL, アップリンク ) 3 マネジメントコンソール( シリアル ) 4 Webマネジメントへのアクセス 5 IP アドレスの変更 (WEB) 6 IP アドレスの変更 (CLI) 7 Bridge の設定 (WEB) 8 Bridge の設定 (CLI) 9 VDSL ポート間の通信を禁止する Bridge の構築 (WEB) 10 リンク速度の設定 (WEB) 2 3 4 5 6 7 8 13 14 17 ー 1 ー
1 インターフェース フロントパネル (LED) インターフェース シリアルポート Uplink ポート (SFP/RJ45) 10/100/1000BT POTS Splitter ポート : 24 ポート DSL port: 24 ポート DC 電源 マネジメントポート (RJ45, 10/100) DSL リンク LED フロントパネル (LED) LED ランプ色動作説明 power diag / fault operational Uplink 1-4 緑橙緑緑 点灯 : 電源オン消灯 : 電源オフ 点灯 : 起動中 / アラーム発生消灯 : 正常動作中 点滅 : 起動中点灯 : 起動完了 / 正常動作中 点灯 : Uplink ポートリンク消灯 : Uplink ポートリンクダウン ー 2 ー
2 接続構成 ( 電源,DSL, アップリンク ) 電源の接続 (AC 電源 ) + - XP-AC-SUPPLY AC 電源へ接続 アップリンク マネジメント VDSL ポートの接続 上位ネットワークへ ( アップリンク ) Telco50pin コネクタ接続例 RJ45/DB9 変換コネクタ シリアル (RS232C) VDSL モデム ( 子機 ) へ LAN マネジメント PC ー 3 ー
3 マネジメントコンソール ( シリアル ) MX-161 には シリアルポート (RJ45) があり 同梱の変換コネクタ (RJ45 DB9) を利用して 3-1. MX-160 DSLAM のシリアルポート ( シリアルクラフトポート ) へ PC を接続します RJ45 コンソールポート RJ45/DB9 変換コネクタ シリアル (RS232C) COM ポート マネジメント PC 3-2. ターミナルソフトにてシリアル接続したとき ユーザ ID とパスワードを聞かれるので ユーザ ID とパスワード ( 初期 :admin/zhone) を入力してコンソール画面へログインします ユーザ ID: admin パスワード : zhone シリアル接続する際に ターミナルソフトのシリアルポートを以下のように設定 ビット / 秒 : 9600 データビット : 8 パリティ : なし ストップビット : 1 フロー制御 : なし ー 4 ー
4 WEB マネジメントへのアクセス MX-161 には 初期設定でマネジメント用に Out-bound の IP アドレス (192.168.10.1) が設定されており このポートに PC を LAN 接続してブラウザを開いて WEB マネジメント画面にアクセスすることができます 4-1. MX-161 に接続する PC の IP アドレスを 192.168.10.xxx/24 に設定します 4-2. LAN ケーブルで MX-160 DSLAM の LAN ポート 1( マネジメント用 ) へ PC を接続します MX-160 192.168.10.1/24 LAN マネジメントPC 192.168.10.XXX/24 4-3. PC のブラウザに MX-160 DSLAM の IP アドレス ( 初期 : 192.168.10.1) を入力します 推奨ブラウザは FireFox または Chrome 4-4. Web マネジメント画面が開くとき ユーザ ID とパスワードを聞かれますので ユーザ ID とパスワード ( 初期 :admin/zhone) を入力して Web マネジメント画面へログインします ユーザ ID: admin パスワード : zhone ー 5 ー
5 IP アドレスの変更 (WEB) 5-1. WEB マネジメントの左メニューから System-Management-Out-of-Band IP を開きます 5-2. チェックボタンを選択し Modify ボタンをクリックします 5-3. IP Address, Subnet Mask, Broadcast Address を変更します 5-4. Apply ボタンをクリックし 設定を有効にします IP アドレスを変更した場合は 設定した IP アドレスを使用して WEB マネジメントにアクセスする必要があります また PC と異なるネットワークの IP アドレスを設定すると PC の設定を変更するまで WEB マネジメントにアクセスできなくなります ー 6 ー
6 IP アドレスの変更 (CLI) 下記の手順 ( コマンド ) で IP アドレスの変更が可能です 6-1. 現在の IP アドレス ( インタフェース ) を下記のコマンドで削除します > interface delete 1-1-1-0/eth 6-2. 下記のコマンドで新たに IP アドレス ( インタフェース ) の設定します > interface add 1-1-1-0/eth 192.168.10.10/24 変更したい IP アドレス / サブネットマスクを入力 6-3. 作成した IP アドレス ( インタフェース ) は 下記のコマンドで確認できます > interface show 1 interface Interface Status Rd/Address Media/Dest Address IfName -------------------------------------------------------------------------------------------------- 1/1/1/0/ip UP 1 192.168.10.10/24 00:01:47:82:b0:a4 1-1-1-0-eth -------------------------------------------------------------------------------------------------- 2. で設定したIPアドレス / サブネットマスクが表示 注意 : PC と異なるネットワークの IP アドレスを設定すると PC の IP アドレス設定を変更するまで WEB マネジメントにアクセスできなくなります ー 7 ー
7 Bridge の設定 (WEB) MX-160 では VDSL ポートとアップリンクポート (Eth2, 3) 間を通信させるために Bridge を構成する必要があります ここでは WEB マネジメントでトランスペアレント (TLS) な Bridge の設定手順について紹介します Bridge Interface Profiles Uplink ポート (Uplink Bridge ) DSL ポート (Bridge Connection) VDSL モデム 7-1 トランスペアレントな Uplink Bridge 作成 (MX-160 の LAN ポート側 ) Uplink ポート 2(ethenet2) 用に トランスペアレント (TLS) な Bridge を構成します 7-1-1. WEB マネジメント左メニュー Configuration/Data Bridged/Uplink Bridge を開き Create ボタンをクリックします ー 8 ー
7-1-2. 下記のようにパラメータを設定し Apply ボタンでBridge 作成します 1 Uplink port = ethernet2 2 Connection Type = TLS 3 VLAN Tagging = Untagged, VLAN ID = 100 (0 以外 1~4090) Uplink Bridge の作成に成功 ー 9 ー
7-1-3. Uplink Bridge の最初の画面に戻ると Ethernet 2 ポートに Uplink Bridge が作成されている ことを確認できます 7-2 トランスペアレントな Connection Bridge 作成 (MX-160 の VDSL ポート側 ) DSL ポート用に トランスペアレント (TLS) な Bridge を構成します 7-2-1. WEB マネジメント左メニュー Configuration/Data Briged/Connections を開き Create ボタンをクリックします ー 10 ー
7-2-2. 下記のようにパラメータを設定し Apply ボタンでBridge 作成します 1 VDSL port = ブリッジを作成するポートにチェック 2 Packet Type = PTM 3 Connection Type = TLS 4 VLAN Tagging = Untagged, VLAN ID = 100 (0 以外 1~4090) Connection Bridge の 作成に成功 ー 11 ー
7-2-3. Connections の最初の画面に戻ると VDSL ポート (1-4 と 1-6) に TLS Bridge が 作成されていることを確認できます ー 12 ー
8 Bridge の設定 (CLI) ここでは CLI コマンドを使用してのトランスペアレント (TLS) な Bridge の設定手順を説明する Bridge Interface Profiles Uplink ポート (Uplink Bridge ) DSL ポート (Bridge Connection) VDSL モデム トランスペアレントな Uplink Bridge 作成 (MX-160 の LAN ポート側 ) Uplink ポート 2(ethenet2) 用に トランスペアレント (TLS) な Bridge を構成します Uplink Bridge 作成のコマンド例 zsh> bridge add 1-1-2-0/eth tls vlan 100 Adding bridge on 1-1-2-0/eth Created bridge-interface-record ethernet1-2/bridge ここでは MX-160 の LAN ポート (Eth2) に Uplink Bridge 構成を追加している トランスペアレントな Connection Bridge 作成 (MX-160 の VDSL ポート側 ) DSL ポート用に トランスペアレント (TLS) な Bridge を構成します DSL ポート用 Bridge 作成 ( ポート 1 に対して ) のコマンド例 zsh> bridge add 1-1-1-0/vdsl tls vlan 100 Adding bridge on 1-1-1-0/vdsl Created bridge-interface-record 1-1-1-0-vdsl/bridge ここでは VDSL ポート 1 に Connection Bridge を作成している 作成した Bridge 設定の確認 Bride show コマンドにより 作成した Bridge の情報を確認できます zsh> bridge show Type VLAN/SLAN Physical Beisge St Table Data ----------------------------------------------------------------------------------- --------------- tls 100 1-1-1-0/vdsl 1-1-1-0-vdsl/bridge UP 00:13:xx:xx:xx:xx tls 100 1-1-2-0/eth 1-1-2-0-eth/bridge UP 00:0b:xx:xx:xx:xx ー 13 ー
9 VDSL ポート間の通信を禁止する Bridge の構築 (WEB) MX-160 で VDSL ポート間の通信を禁止する Bridge を作成するには Tagged VLAN (Uplink Tag) と Downlink Connection を利用した Bridge を設定します 以降では 例として下記の構成で手順を説明します L2 スイッチ VLAN 100 Untagged VLAN 100 Untagged VLAN 100 Tagged X 1-1-4-0/vdsl ルーター X Tagged port 1-1-2-0/eth Uplink Tagged 1-1-6-0/vdsl 9-1 Uplink Tag Bridge 作成 (MX-160 の LAN ポート側 ) Uplink ポート 2(ethenet2) 用に Uplink Tag の Bridge を構成します 9-1-1. WEB マネジメント左メニュー Configuration/Data Bridged/Uplink Bridge を開き Create ボタンをクリックします ー 14 ー
9-1-2. 下記のようにパラメータを設定し Apply ボタンでブリッジ作成します 1 Uplink port = ethernet2 2 Connection Type = Uplink 802.1Q 3 VLAN Tagging = single-tagged, VLAN ID = 100 (0 以外 1~4090) Uplink Bridge の作成に成功 ー 15 ー
9-1-3. Uplink Bridge の最初の画面に戻ると Ethernet 2 ポートに Uplink Tagged の Bridge が 作成されていることを確認できます 9-2 Downlink Connection Bridge 作成 (MX-160 の VDSL ポート側 ) DSL ポート用に Downlink Connection Bridge を構成します 9-2-1. WEB マネジメント左メニュー Configuration/Data Briged/Connections を開き Create ボタンをクリックします ー 16 ー
9-2-2. 下記のようにパラメータを設定し Apply ボタンでBridge 作成します 1 VDSL port = ブリッジを作成するポートにチェック 2 Packet Type = PTM 3 Connection Type = TLS 4 VLAN Tagging = Untagged, VLAN ID = 100 (0 以外 1~4090) Connection Bridge の 作成に成功 ー 17 ー
9-2-3. Connections の最初の画面に戻ると VDSL ポート (1-4 と 1-6) に Downlink Bridge が 作成されていることを確認できます ー 18 ー
10 リンク速度の設定 (WEB) MX-161 にモデム (6712-W1, 6718-0W1, 6519-W1 など ) を接続し リンクさせた際に下記のステータス画面 (Status ー Port ー VDSL ー General) で速度を確認できます Near ( 下り ) Far( 上り ) ではさらに詳細を確認できます VDSL 接続 ADSL 接続 以下で リンク速度の変更手順を説明します 10-1. WEB マネジメントの左メニューから Configuration-Port-VDSL-Near( 下り ) または Far( 上り ) を開き リンク速度の設定を変更したいポート番号のリンクをクリックします ー 19 ー
10-2. 以下の画面が開くので Fast Maximum TxRate のチェックボックスを選択し 設定する 速度を入力します 設定が完了したら Apply ボタンをクリックし 設定を有効にします ー 20 ー
10-3. 以下のように画面表示されれば 速度変更が完了です 10-4. モデムがリンクアップし後 再びステータス画面 ( Status ー Port ー VDSL ー General ) を 確認すると 変更された速度でリンクしていることを確認できます ー 21 ー