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02-1大使館説明資料JP(特定技能説明会)

(2) 特定機関からの報告の受理及び聴取に関すること (3) 特定機関に対する監査に関すること (4) 外国人家事支援人材の保護に関すること (5) 特定機関において外国人家事支援人材の雇用の継続が不可能となった場合の措置に関すること (6) その他 本事業の適正かつ確実な実施のために必要なこと 3

外国人の技能実習の適正な実施及び技能実習生の保護に関する法律案に対する附帯決議


広報資料 平成 30 年 2 月 入国管理局 平成 29 年の 不正行為 について 入国管理局においては, 研修 技能実習に関して不適正な行為を行った機関に対し, 不正行為 を行ったと認められる旨を通知し, 当該 不正行為 が研修 技能実習の適正な実施を妨げるものであった機関について, 不正行為 が

504 特定事業等に係る外国人の入国 在留諸申請優先処理事業 1. 特例を設ける趣旨外国人研究者等海外からの頭脳流入の拡大により経済活性化を図る地域において 当該地域における特定事業等に係る外国人の受入れにあたり 当該外国人の入国 在留諸申請を優先的に処理する措置を講じることにより 当該地域における

平成 29 年の 不正行為 について 平成 30 年 2 月 19 日法務省入国管理局 平成 29 年に外国人の研修 技能実習の適正な実施を妨げる 不正行為 を行ったと認められる旨を通知した外国人研修生 技能実習生の受入れ機関は,213 機関となりました 1 平成 29 年に 不正行為 を通知した機

第 2 職場移転の自由の保障前述のとおり技能実習制度では, 原則として職場移転の自由が認められていない この点, 改正法案では, 入国 在留を認めた分野の中での転職を認めることとされており, 一定の評価に値する ただし, 職場移転の自由を実質的に確保し, 保障するためには, ハローワーク等が特定技能

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新たな外国人材受入れ制度の検討経緯及び概要 平成 30 年 7 月 12 日 経済産業省 製造産業局 今年 2 月 20 日の経済財政諮問会議において 総理から以下の指示 安倍政権として いわゆる移民政策をとる考えはありません この点は堅持します 他方で 5 年間のアベノミクスによって 有効求人倍率

(1) 特定機関として外国人農業支援人材を受け入れようとする者が法第 16 条の 5 第 1 項に基づく政令で定める基準 ( 以下 特定機関の基準 という ) に適合していることの確認に関すること (2) 特定機関からの報告の受理及び聴取に関すること (3) 特定機関に対する巡回指導に関すること (

(2) 航空分野技能評価試験 ( 仮称 )( 航空機整備 ) ( 運用方針 3(1) イの試験区分 ) ア技能水準及び評価方法 ( 技能水準 ) 当該試験は 整備の基本技術を有し 国家資格整備士等の指導 監督の下 機体や装備品等の整備業務のうち基礎的な作業 ( 簡単な点検や交換作業等 ) ができるレ

広報資料 平成 29 年 3 月 入国管理局 平成 28 年の 不正行為 について 入国管理局においては, 研修 技能実習に関して不適正な行為を行った機関に対し, 不正行為 を行ったと認められる旨を通知し, 当該 不正行為 が研修 技能実習の適正な実施を妨げるものであった機関について, 不正行為 が

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第6 外国人農業支援人材による農業支援活動の提供

(2) 総合的な窓口の設置 1 各行政機関は 当該行政機関における職員等からの通報を受け付ける窓口 ( 以下 通報窓口 という ) を 全部局の総合調整を行う部局又はコンプライアンスを所掌する部局等に設置する この場合 各行政機関は 当該行政機関内部の通報窓口に加えて 外部に弁護士等を配置した窓口を

特定監理団体認定申請前の事前準備について 監理団体が特定監理団体の認定申請を行うにあたり 監理団体の状況に応じ 以下の手続等も行う必要がある場合がありますので ご留意ください 1 団体の定款への事業の位置付け外国人建設就労者受入事業は技能実習制度とは別の制度であり 監理団体が本事業を活用する場合 定

文書管理番号

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特定の分野に係る特定技能外国人受入れに関する運用要領 - 宿泊分野の基準について - 平成 31 年 3 月 法務省 国土交通省編 ( 制定履歴 ) 平成 31 年 3 月 20 日公表 法務大臣は, 出入国管理及び難民認定法 ( 昭和 26 年政令第 319 号 以下 法 という ) 第 2 条の

暴力団対策措置要綱

マネジメントシステム認証規則 目次 1 章総則 1.1 一般 2 章マネジメントシステムの登録 2.1 一般 2.2 登録簿 2.3 登録証書 2.4 登録マークの使用及び認証の引用 2.5 登録維持 2.6 登録継続 2.7 登録の拒否 消除 一時停止 一時停止後の復帰 並びに範囲の拡大及び縮小

181104_特定技能とは

5) 輸送の安全に関する教育及び研修に関する具体的な計画を策定し これを適確に実施する こと ( 輸送の安全に関する目標 ) 第 5 条前条に掲げる方針に基づき 目標を策定する ( 輸送の安全に関する計画 ) 第 6 条前条に掲げる目標を達成し 輸送の安全に関する重点施策に応じて 輸送の安全を確 保

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鹿屋市公の施設に係る指定管理者の指定の申請等に関する規則 平成 19 年 3 月 31 日規則第 15 号 改正 平成 21 年 2 月 16 日規則第 2 号平成 21 年 8 月 25 日規則第 28 号平成 28 年 3 月 25 日規則第 17 号鹿屋市公の施設に係る指定管理者の指定の申請等

個人情報の保護に関する規程(案)

Ⅲ 第 43 期監査報告書等 監査報告書 私たち監事は 平成 27 年 9 月 1 日から平成 28 年 8 月 31 日までの第 43 期事業年度にお ける理事の職務の執行を監査いたしました その方法及び結果につき以下のとおり報告い たします 1. 監査の方法及びその内容私たち監事は 理事及び使用

( 内部規程 ) 第 5 条当社は 番号法 個人情報保護法 これらの法律に関する政省令及びこれらの法令に関して所管官庁が策定するガイドライン等を遵守し 特定個人情報等を適正に取り扱うため この規程を定める 2 当社は 特定個人情報等の取扱いにかかる事務フロー及び各種安全管理措置等を明確にするため 特

社会福祉法人○○会 個人情報保護規程

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情報信託機能の認定に係る指針 ver1.0 に基づく データ倫理審査会 ( 仮 ) ( 以下 データ倫理審査会 という ) に相当するものを記載 に説明を行い 助言を受けること (4) 注 : 受任者が委任者に対し第三者提供に係る条件等を個別に指定できる機能を提供する場合には その旨を記載 第 条

所において施工する場合 2 施工にあたり相互に調整を要する工事で かつ 工事現場の相互の間隔が 10km 程度の近接した場所において同一の建設業者が施工する場合 ( 別添 建設工事における現場代理人の常駐義務の緩和に係る取扱いについて に示す 参考 第 2 第 1 項第 3 号に定める該当工事 参照

14個人情報の取扱いに関する規程

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の権利 包摂的な貿易 持続可能な開発並びに伝統的な知識を促進することの重要性並びに公共の利益のために締約国が規制を行う権利を有することの重要性を再確認すること並びに他の国又は独立の関税地域のこの協定への加入を歓迎することを決意して 次のとおり協定した 第一条環太平洋パートナーシップ協定の組込み1締約

しなければならない 2. 乙は プライバシーマーク付与の更新を受けようとするときは プライバシーマーク付与契約 ( 以下 付与契約 という ) 満了の8ヶ月前の日から付与契約満了の4 ヶ月前の日までに 申請書等を甲に提出しなければならない ただし 付与契約満了の4ヶ月前の日までにプライバシーマーク付

制定 : 平成 24 年 5 月 30 日平成 23 年度第 4 回理事会決議施行 : 平成 24 年 6 月 1 日 個人情報管理規程 ( 定款第 65 条第 2 項 ) 制定平成 24 年 5 月 30 日 ( 目的 ) 第 1 条この規程は 定款第 66 条第 2 項の規定に基づき 公益社団法

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安全管理規程

第 4 条 ( 取得に関する規律 ) 本会が個人情報を取得するときには その利用目的を具体的に特定して明示し 適法かつ適正な方法で行うものとする ただし 人の生命 身体又は財産の保護のために緊急に必要がある場合には 利用目的を具体的に特定して明示することなく 個人情報を取得できるものとする 2 本会

個人情報によって識別される特定の個人をいう ( 基本理念 ) 第 3 条個人情報は 個人の人格尊重の理念の下に慎重に取り扱われるべきものであることにかんがみ その適正な取扱いを図るものとする 第 2 章個人情報 ( 利用目的の特定 ) 第 4 条個人情報を取り扱うに当たっては 定款の定める業務を遂行

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個人情報保護規程

在留資格 留学 に係る新規入国者数 在留外国人数等 新規入国者数, 在留外国人数ともに平成 15 年頃に留学生の不法残留者数が増加する傾向にあったことを受け, 経費支弁能力等に係る審査を徹底するなど慎重な審査を実施したこと等の影響で, 平成 16 年に大幅に減少 また, 震災の影響により, 新規入国

個人情報保護規定

1 資料 1 パーソナルデータの利活用に関する制度改正に係る法律案の骨子 ( 案 ) TM 2014 年 12 月 19 日 内閣官房 IT 総合戦略室 パーソナルデータ関連制度担当室

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個人情報保護規程 株式会社守破離 代表取締役佐藤治郎 目次 第 1 章総則 ( 第 1 条 - 第 3 条 ) 第 2 章個人情報の利用目的の特定等 ( 第 4 条 - 第 6 条 ) 第 3 章個人情報の取得の制限等 ( 第 7 条 - 第 8 条 ) 第 4 章個人データの安全管理 ( 第 9

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資料 3 関連条文 外国人労働者の雇用管理の改善等に関して事業主が適切に対処するための指針 ( 平成 19 年厚生労働省告示第 276 号 ) 第一趣旨この指針は 労働施策の総合的な推進並びに労働者の雇用の安定及び職業生活の充実等に関する法律 ( 昭和四十一年法律第百三十二号 ) 第七条に定める事項

の業務について派遣先が九の 1 に抵触することとなる最初の日 六派遣先への通知 1 派遣元事業主は 労働者派遣をするときは 当該労働者派遣に係る派遣労働者が九の 1の ( 二 ) の厚生労働省令で定める者であるか否かの別についても派遣先に通知しなければならないものとすること ( 第三十五条第一項関係

高度人材に対するポイント制による出入国管理上の優遇制度高度人材に対するポイント制による出入国管理上の優遇制度不交付高度人材としての在留資格認定証明書を取得するまでの手続きの流れ現行の就労資格に係る在留資格認定証明書交付申請在留資格該当上陸許可基準適合在留資格非該当上陸許可基準不適合在留資格認定現行の

ア事業担当課長 ( 岐阜市上下水道事業部契約規程 ( 昭和 41 年水道部管理規程第 3 号 ) 第 4 条に規定する部長 ) は 工事請負契約約款第 7 条の2 第 2 項の規定に基づき 受注者に対して 期限を定め 当該下請契約を締結した具体的な理由を載した書面を求めるものとする ( 様式 1)

1 茨城県認可外保育施設指導監督実施要項(H29.3)

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個人情報管理規程

個人情報保護法の3年ごと見直しに向けて

第 2 条ガイアは 関係法令等及びこれに基づく告示 命令によるほか業務要領に従い 公正 中立の立場で厳正かつ適正に 適合審査業務を行わなければならない 2 ガイアは 引受承諾書に定められた期日までに住宅性能証明書又は増改築等工事証明書 ( 以下 証明書等 という ) を交付し 又は証明書等を交付でき

ただし 受注者が下請業者と直接契約を締結 ( 以下 一次下請契約 という ) した請負代金の総額が3,000 万円 ( 建築一式工事の場合は4,500 万円 ) 以上の場合は 次のとおり取り扱うものとする ア主管部長 ( 岐阜市契約規則 ( 昭和 39 年規則第 7 号 ) 第 4 条に規定する部長

特定個人情報の取扱いの対応について

別紙(例 様式3)案

技能実習生の支援 保護 1 1. 技能実習生への相談対応 母国語相談 として 曜日を決めて主要な言語により 電話 メール等で相談対応を実施 また 地方事務所 支所においても 電話又は来所による相談対応を実施 ( 平日 9:00~17:00) 地方事務所 支所の担当区域及び所在地等は P32 参照 母

8. 内部監査部門を設置し 当社グループのコンプライアンスの状況 業務の適正性に関する内部監査を実施する 内部監査部門はその結果を 適宜 監査等委員会及び代表取締役社長に報告するものとする 9. 当社グループの財務報告の適正性の確保に向けた内部統制体制を整備 構築する 10. 取締役及び執行役員は

外国人技能実習制度とは 技能実習制度は 国際貢献のため 開発途上国の外国人を日本で一定期間 ( 最長 3 年間 ) に限り受入れ OJT を通じて技能を移転する制度です ( 平成 5 年に制度創設 ) 技能実習生の帰国後の産業の発展への貢献だけでなく 我が国の実習実施機関等にとっては 外国企業との関

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上場会社監査事務所登録制度に係る規定要綱案

松本市補助金交付規則 昭和 37 年 7 月 27 日規則第 16 号改正昭和 45 年 9 月 12 日規則第 31 号昭和 53 年 12 月 8 日規則第 25 号昭和 63 年 4 月 1 日規則第 18 号 ( 目的 ) 第 1 条この規則は 法令又は条例等に特別の定めのあるもののほか 補

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いる 〇また 障害者の権利に関する条約 においては 障害に基づくあらゆる差別を禁止するものとされている 〇一方 成年被後見人等の権利に係る制限が設けられている制度 ( いわゆる欠格条項 ) については いわゆるノーマライゼーションやソーシャルインクルージョン ( 社会的包摂 ) を基本理念とする成年

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第 11 回中央執行委員会確認 / 外国人材の受入れに関する新たな在留資格の創設 に対する当面の取り組み Ⅰ. はじめに 6 月 15 日 政府は 経済財政運営と改革の基本方針 2018 において 専ら人手不足対応の観点から 即戦力となる外国人材を幅広く受け入れ るための新たな在留

外務省訓令第 19 号外交記録公開に関する規則の全部を改正する訓令を次のように定める 平成 24 年 8 月 10 日外務大臣玄葉光一郎外交記録公開に関する規則 ( 目的 ) 第 1 条この規則は 外交記録が 国民共有の知的資源として 主権者である国民が主体的に利用し得るものであることに鑑み 作成又

イ -3 ( 法令等へ抵触するおそれが高い分野の法令遵守 ) サービスの態様に応じて 抵触のおそれが高い法令 ( 業法 税法 著作権法等 ) を特に明示して遵守させること イ -4 ( 公序良俗違反行為の禁止 ) 公序良俗に反する行為を禁止すること イ利用規約等 利用規約 / 契約書 イ -5 (

ドメインサービス約款

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( 別添 2) ( 別添 2) 平成 14 年 9 月 27 日保発第 号の別添 2 組合管掌健康保険一括適用取扱要領 組合管掌健康保険一括適用取扱要領 ( 準則 ) 第 1 健康保険法 ( 以下 法 という ) 第 34 条第 1 項の規定による厚生労働大臣の承認 ( 以下 一括適

平成17年度財団法人東京都体育協会に対する補助金交付要綱

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( 参考様式 3)~ 記入例 ~ 指定を受ける障害福祉サービス事業所名を記入してください サービス管理責任者経歴書 事業所の名称 フリガナヤマグチサブロウ氏名山口三郎 ( 郵便番号 - ) 住所 生年月日 昭和 年 月 日 電話番号 - - 主な職歴等 年月 ~ 年 月 勤務先等 職務内容 昭和 年

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日本国法務省 外務省 厚生労働省及び警察庁とカンボジア王国労働職業訓練省との間の在留資格 特定技能 を有する外国人に係る制度の適正な運用のための情報連携の基本的枠組みに関する協力覚書 ( 仮訳 ) 日本国法務省 外務省 厚生労働省及び警察庁 ( 以下 日本の省庁 と総称する ) 並びにカンボジア王国労働職業訓練省 ( 以下 MoLVT という ) は 日本国政府が在留資格 特定技能 を付与して一定の専門性 技能を有する人材 ( 以下 特定技能外国人 という ) を受け入れる制度 ( 以下 本制度 という ) の運用において 特定技能外国人の送出し 受入れに係る両国間の協力を通じて相互の利益を強化することについての見解を共有する この見解に基づき 日本の省庁と MoLVT( 以下 両国の省庁 と総称する ) は 次のとおり協力することを決定した 1. 目的この協力覚書は 特定技能外国人の円滑かつ適正な送出し 受入れの確保 ( 特に 悪質な仲介機関の排除 ) 並びに特定技能外国人の送出し 受入れ及び日本国での在留に関する問題の解決のための情報連携の基本的枠組みを定めることにより カンボジアから日本国への特定技能外国人の送出し及び受入れの円滑かつ適正な推進を通じて特定技能外国人を保護するとともに 本制度の適正な運用のための協力を通じて両国の相互の利益を強化することを目的とする 2. 連絡窓口両国の省庁は この協力覚書に基づく協力を効果的に実施するため 両国の連絡窓口を次のとおりそれぞれ指定する (1) 日本国出入国在留管理庁在留管理支援部在留管理課 (2) カンボジア MoLVT 労働総局第三外国雇用課 3. 協力の枠組みこの協力覚書に基づく協力は それぞれの国において効力を有する法令の範囲内で行われる 一方の国の省庁又は省は 他方の国の省庁又は省の書面による同意なしに この協力覚書の枠組みにおける協力及び情報共有を通じて取得した他方の国の省庁又は省の秘密の情報を開示しない 4. 情報連携の基本的枠組み (1) 情報共有 両国の省庁は 特定技能外国人の円滑かつ適正な送出し 受入れを確保するた

め並びに特定技能外国人の送出し 受入れ及び日本国での在留に関する問題を解決するために必要又は有益な情報を速やかに共有する この情報には 特定技能外国人に係る求人 求職に関与する両国内の仲介機関 ( 個人及び法人の双方を含む 以下 特定技能外国人仲介機関 という ) による次の行為に該当するものに関する情報を含む (a) 保証金の徴収その他名目のいかんを問わず 特定技能外国人又は特定技能外国人になろうとする者 ( 以下 特定技能外国人等 という ) その親族又はそれらの者の関係者の金銭その他の財産を管理すること (b) 契約の不履行について違約金を課す契約その他の不当に金銭その他の財産の移転を予定する契約をすること (c) 暴行 脅迫 自由の制限等 特定技能外国人等の人権を侵害すること (d) 日本国における出入国管理又は査証手続に関し 許可 査証その他の証書を不正に取得する目的で 偽造された 変造された又は虚偽の文書若しくは図画を行使し 又は提供すること (e) 特定技能外国人等から徴収する手数料その他の費用について 当該特定技能外国人等に算出基準を示さず かつ その額及び内訳を理解させないで 当該費用を徴収すること (2) 問題是正等のための協議両国の省庁は この協力覚書 1. に定める目的を達成するため 定期又は随時に協議し 及び本制度の適正な運用のために改善が必要と認められる問題の是正に努める 主な協議内容は次のとおりとする (a) 本制度に係る両国の政策の実施及び変更に関する事項 (b) 特定技能外国人仲介機関の適正さの確保に関する事項 ( 必要な是正措置の在り方を含む ) (c) 特定技能外国人の送出し 受入れに係る各種審査並びに日本国内の不適正な受入機関又は在留資格 特定技能 1 号 を有する外国人材に対する支援 ( 在留資格 特定技能 1 号 を有する特定技能外国人が在留活動を安定的かつ円滑に行うことができるようにするための職業生活上 日常生活上又は社会生活上の支援をいう ) を行う不適正な機関及びカンボジア国内の不適正な送出機関に対する是正措置に関する事項 (d) 特定技能外国人の技能及び日本語能力の測定試験の適正な実施に関する事項 (e) 特定技能外国人の日本国での在留管理に関する事項 (f) 上記 (a) から (e) までに掲げるもののほか 本制度その他これに関連する両国の出入国又は労働に係る制度の適正な運用に関する事項 5.MoLVT の約束 MoLVT は カンボジアの関係法令に従い カンボジアからの特定技能外国人の送

出しに関して次の約束を行う (1) 特定技能外国人を送り出す意図を有するカンボジアの送出機関 ( 以下 送出機関 という ) であって 海外雇用サービスを提供する認定基準を満たすもの ( 以下 認定送出機関 という ) を認定すること及び認定送出機関の名称その他の情報を公表すること また 認定送出機関の情報を日本の省庁に提供すること (2) カンボジアの認定送出機関を通じた特定技能外国人のみを送り出すこと (3) カンボジアの国内規則に従って必要な手続を行ったカンボジアにおける特定技能外国人の候補者に対して証明書を発行すること (4) 認定送出機関に対し カンボジアの特定技能外国人を適切な方法で選定し 及び送り出すために指導を行うこと また 認定送出機関が認定基準を満たさなくなったと認める場合には 認定を取り消し その結果を日本の省庁に通報すること (5) 認定送出機関が認定基準に適合しない活動その他の適切でない活動を行ったと思われる旨の通報を日本の省庁から受けた場合には 問題となっている当該送出機関を調査し 当該送出機関に対して必要な指導及び監督を行い その結果を日本の省庁へ提供すること (6) 日本の省庁から 受入機関に対して発出した改善命令又は登録支援機関の一覧について情報の提供を受けた場合には 当該情報をカンボジアにおいて公表すること (7) カンボジアからの特定技能外国人の送出しに関する照会を日本の省庁から受けた場合には 必要な情報を日本の省庁に提供すること 6. 日本の省庁の約束日本の省庁は 日本国の関係法令に従い カンボジアからの特定技能外国人の受入れに関して次の約束を行う (1)MoLVT が発行した証明書を有する特定技能外国人候補者に関するカンボジアの国内規則に従って必要な手続を行ったカンボジアからの特定技能外国人のみを受け入れること (2)MoLVT から認定送出機関に関する情報を受領した場合には 当該情報を日本国において公表すること (3)MoLVT から海外雇用サービスを提供する認定送出機関の認定取消しの情報を受領した場合には 当該情報を日本国において公表すること (4) 受入機関又は登録支援機関に対して行政措置をとった場合には MoLVT に対してそのような命令を通報すること及び登録支援機関一覧を MoLVT と共有すること (5) カンボジアからの特定技能外国人の受入れに関する照会を MoLVT から受けた場合には 必要な情報を提供すること

7. 技能及び日本語能力の測定試験における協力日本の省庁及び特定技能外国人の受入れを行う分野を所管する省 ( 以下 日本の省庁等 と総称する ) は 特定技能外国人の技能及び日本語能力の測定試験を適正に実施する ( 以下 試験 という ) MoLVT 及び当該試験に関係する省 ( 以下 カンボジアの省等 と総称する ) は 日本の省庁等から 当該試験の実施及び関連する日本語教育に係る事業その他の日本国の省庁等が関与する当該試験に関連する事業に係る協力を求められたときは 可能な範囲でこれに応じる また 日本の省庁等及びカンボジアの省等は 当該試験に関し 別人による受験 合格を証する文書の偽造又は変造その他の不正な行為に関する情報を得たときは この協力覚書の4(1) に定める枠組みに従って 当該情報を速やかに共有する 8. その他日本の省庁は 特定技能外国人の受入れ分野ごとに この受入れにより不足する人材が確保されたと認める場合には 日本国の出入国に関する法令に従い 特定技能外国人の受入れを一時的に停止することができる この場合において 日本の省庁は カンボジアの特定技能外国人及びその扶養を受ける配偶者又は子 ( 特定技能外国人の在留資格が 特定技能 2 号 である場合に限る 以下 配偶者等 という ) の在留については 特定技能外国人とその受入機関との雇用契約の状況 実施状況及び生活状況等を考慮の上 日本の出入国に関する法令に基づき 適切に対処する MoLVT は 特定技能外国人及び配偶者等の日本国における在留が認められなかった場合には これらの者のカンボジアへの円滑な帰国のため 在日本国カンボジア王国大使館とともに 日本の省庁の要請に応じ 臨時旅券の発給等必要な手続を行うことに努める 9. 枠組みの見直し等特定技能外国人に係る制度の運用開始から2 年後に実施される制度の見直しを踏まえ この協力覚書に基づく両国間の協力の枠組みを必要に応じて見直すこととする この協力覚書の内容は 両国の書面による同意により 必要に応じて修正又は補足される 10. 言語等 この協力覚書は 英語により二通作成され 2019 年 3 月 25 日に東京におい て署名された

日本国法務省のために カンボジア王国労働職業訓練省のために 日本国外務省のために 日本国厚生労働省のために 日本国警察庁のために