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Transcription:

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JCCH セキュリティ ソリューション システムズ JS3 およびそれらを含むロゴは日本および他の国における株式会社 JCCH セキュリティ ソリューション システムズの商標または登録商標です Gléas は株式会社 JCCH セキュリティ ソリューション システムズの商標です その他本文中に記載されている製品名および社名は それぞれ各社の商標または登録商標です Microsoft Corporation のガイドラインに従って画面写真を掲載しています Copyright by JCCH Security Solution Systems Co., Ltd. All Rights reserved

目次 1. はじめに... 1 1.1 本書について... 4 1.2 本書における環境... 4 1.3 本書における構成... 5 2. KAMOME SSO の設定... 5 2.1 サーバ証明書 / 秘密鍵の設定... 5 2.2 署名用証明書の設定... 8 2.3 認証ルールの作成... 9 2.4 Apache の証明書認証設定... 11 2.5 ホストアイデンティティープロバイダの設定... 12 2.6 G Suite の設定... 13 3. G Suite での設定... 14 3.1 シングルサインオンの設定... 14 4. クライアントでの操作... 14 4.1 クライアント証明書のインストール... 14 4.2 G Suite へのシングルサインオン... 15 5. 問い合わせ... 16 3 / 16

1. はじめに 1.1 本書について 本書では 弊社製品 [ プライベート認証局 Gléas] で発行した電子証明書を使って かもめエンジニアリング株式会社の提供するシングルサインオン [KAMOME SSO] を経由した G SuiteへのSAMLを用いたシングルサインオンをする環境の設定例を記載します 本書に記載の内容は 弊社の検証環境における動作を確認したものであり あらゆる環境 での動作を保証するものではありません 弊社製品を用いたシステム構築の一例としてご 活用いただけますようお願いいたします 弊社では試験用のクライアント証明書の提供も行っております 検証等で必要な場合は 最終項のお問い合わせ先までお気軽にご連絡ください 1.2 本書における環境 本書における手順は 以下の環境で動作確認を行っています [ シングルサインオン ] KAMOME SSO (1.2.2) [ 認証局 ] JS3 プライベート認証局 Gléas (1.16.9) 以後 Gléas と記載します [SaaS] G Suite Business 以後 G Suite と記載します [ クライアント ] Windows 10 / Internet Explorer (11.316) 以後 Windows と記載します [ クライアント ] ios 12.1.4 / Safari (12.0.3) 以後 ios と記載します [ クライアント ] macos Mojave (10.14.3) / Safari (12.0.3) 以後 macos と記載します 以下については 本書では説明を割愛します KAMOME SSOの基本設定 G Suiteの基本設定 各クライアントのネットワーク設定 Gléasでのアカウント登録 サーバ証明書 クライアント証明書の発行等の基本操作これらについては 各製品のマニュアルをご参照いただくか 各製品を取り扱っている販売店にお問い合わせください 4 / 16

1.3 本書における構成 本書では 以下の構成で検証します 1. クライアントはGléasからクライアント証明書を取得する 2. クライアントのブラウザでG Suite(Gmail) にアクセスすると KAMOME SSOに転 送される 3. KAMOME SSOとクライアント間で Gléasから取得したクライアント証明書による認 証がおこなわれる 4. KAMOME SSOでの認証に成功すると G Suite(Gmail) にログインする 2. KAMOME SSO での設定 2.1 サーバ証明書 / 秘密鍵の設定 あらかじめ Gléas で KAMOME SSO のサーバ証明書を発行し ダウンロードしておきます 5 / 16

OpenSSL を使ってサーバ証明書から秘密鍵を取り出し 以下のファイル名を付けます サーバ証明書 localhost.crt サーバ秘密鍵 localhost.key 参考 openssl pkcs12 -in kamome.p12 -clcerts -nokeys -out localhost.crt openssl pkcs12 -in kamome.p12 -nocerts -nodes -out localhost.key Webmin で [ その他 ] [ アップロードとダウンロード ] [Upload to server] と進みます [Files to upload] でサーバ秘密鍵を選択します [File or directory to upload to] に [/etc/pki/tls/private/] と入力して [Upload] をクリックします 以下の画面が表示されます [uploads and downloads from に戻る ] をクリックします 6 / 16

[Files to upload] でサーバ証明書を選択します [File or directory to upload to] に [/etc/pki/tls/certs/] と入力して [Upload] をクリックします [Webmin] [Webmin 設定 ] [Webmin の再起動 ] をクリックするとサーバ証明書 / 秘密鍵の 設定が有効になります [ サーバ ] [Apache Web サーバ ] [ 変更を適用 ] アイコンをクリックして Apache Web サ ーバを再起動します 7 / 16

2.2 署名用証明書の設定 あらかじめ Gléas で SAML の署名用証明書を発行し ダウンロードしておきます ダウンロードした PKCS12 形式の証明書ファイルを JDK を使ってキーストアファイルに 変換します keytool -importkeystore -srckeystore signing.p12 -srcstoretype PKCS12 -srcstorepass xxxxxx -destkeystore signing.jks -deststoretype JKS -deststorepass yyyyyy -destkeypass zzzzzz srcstorepass には Gléas から署名用証明書をダウンロードする際の保護パスワードを入力します deststorepass destkeypass には任意のパスワード (6 文字以上 ) を入力します キーストアファイルを KAMOME SSO の以下のフォルダに配置します /usr/share/tomcat/openam/openam/private/ Tomcat プロセスの実行ユーザである tomcat のみがキーストアファイルを読み込めるよ うにパーミッションを設定します OpenAM に管理者ログインして以下の URL を開き キーストアファイルに設定した deststorepass を符号化します https://hostname:10443/openam/encode.jsp 8 / 16

符号化したパスワードを以下のファイルに保存します /usr/share/tomcat/openam/openam/private/.storepass Tomcat プロセスの実行ユーザである tomcat のみがファイルを読み込めるようにパーミ ッションを設定します destkeypass も同様に符号化し以下のファイルに保存します /usr/share/tomcat/openam/openam/private/.keypass Tomcat プロセスの実行ユーザである tomcat のみがファイルを読み込めるようにパーミ ッションを設定します OpenAM で [ 設定 ] [ サーバーおよびサイト ] [ デフォルトのサーバー設定値 ] [ セキュ リティ ] [ キーストア ] と進み 下記の項目を設定し [ 保存 ] をクリックします キーストアファイル /usr/share/tomcat/openam/openam/private/signing.keystore キーストアパスワードファイル /usr/share/tomcat/openam/openam/private/.storepass 非公開鍵パスワードファイル /usr/share/tomcat/openam/openam/private/.keypass 証明書エイリアス署名用証明書のサブジェクト名 設定を反映させるため Webmin で [ システム ] [ 起動およびシャットダウン ] と進み [tomcat.service] にチェックを入れて [ 選択したものを再起動 ] をクリックし Tomcat を再 起動します 2.3 認証ルールの作成 OpenAM で [ アクセス制御 ] [ 最上位のレルム ] をクリックします 9 / 16

[ 認証 ] [ モジュールインスタンス ] [ 新規 ] をクリックします 任意の [ 名前 ] をつけ [ タイプ ] の [ 証明書 ] を選択し [ 了解 ] をクリックします 10 / 16

[ アクセス制御 ] で最上位のレルムを開き [ 認証 ] [ 認証連鎖 ] [ 新規 ] をクリックします 任意の [ 名前 ] を入力して [ 了解 ] をクリックします インスタンスの [ 追加 ] をクリックし [ インスタンス ] に作成したモジュール名を選択し [ 条件 ] に [ 必要 ] を選択して [ 保存 ] をク リックします [ アクセス制御 ] で最上位のレルムを開き [ 認証 ] [ コア ] [ 組織認証設定 ] で 作成した認 証連鎖を選択し [ 保存 ] をクリックします [ コア ] [ すべてのコア設定 ] を開き [ ユーザープロファイル ] で [ 必須 ] を選択して [ 保存 ] をクリックします 2.4 Apache の証明書認証設定 Gléas から PEM 形式のルート証明書と CRL をダウンロードし KAMOME SSO の下記のフ ォルダに配置します 11 / 16

ルート証明書 :http://hostname/crl/ia1.pem CRL:http://hostname/crl/crl_ia1.pem /etc/pki/tls/certs/ Webmin で [ サーバ ] [Apache Web サーバ ] [ グローバル設定 ] [ 設定ファイルの編集 ] と 進み [ ファイルのディレクティブを編集する :] で [/etc/httpd/conf.d/ssl.conf] を選択し 下 記項目を編集し [ セーブ ] をクリックします SSLCACertificateFile /etc/pki/tls/certs/ia1.cer(pem 形式 : 証明書名は各環境による ) SSLCARevocationCheck chain SSLCARevocationFIle /etc/pki/tls/certs/ia1.crl (PEM 形式 :CRL 名は各環境による ) SSLVerifyClient optional SSLVerifyDepth 1 設定を反映させるため [ システム ] [ 起動およびシャットダウン ] と進み [httpd.service] にチェックを入れて [ 選択したものを再起動 ] をクリックし Apache を再起動します 2.5 ホストアイデンティティープロバイダの設定 OpenAM で [ 共通タスク ] [ ホストアイデンティティープロバイダの作成 ] と進み [ 署名鍵 ] で 設定した署名用証明書を選択し [ 新しいトラストサークル ] で任意の名前を入力し [ 設定 ] をクリックします 12 / 16

KAMOME SSOを使ったG Suiteへの証明書認証 2.6 G Suite の設定 OpenAM で [共通タスク] [Google Apps の設定]と進み [新しい値]に G Suite で使用す るドメインを入力し [追加]と[作成]をクリックします Google の管理者画面に設定する [サインインページの URL][サインアウトページの URL][パスワード変更の URL]が表示されます 各項目のテキストをコピーします [検証用証明書]の[ダウンロードするには ここをクリックします ]をクリックして 署名 用証明書をダウンロードします 13 / 16

3. G Suite での設定 3.1 シングルサインオンの設定 G SuiteのAdmin 画面で [ セキュリティ ] [ シングルサインオン (SSO ) の設定 ] と進みます [ サードパーティのIDプロバイダでSSOを設定する ] にチェックを入れ [ ログインページのURL] [ ログアウトページのURL] [ パスワード変更 URL] に2.6 項でコピーしたテキストを入力します [ 認証の確認 ] には2.6 項でダウンロードした証明書ファイルをアップロードします [ ドメイン固有の発行元を使用 ] にチェックを入れて [ 保存 ] をクリックします 4. クライアントでの操作 4.1 クライアント証明書のインストール クライアントのブラウザでGléasのユーザ用ウェブ画面にアクセスし GléasでのユーザID とパスワードを入力しログインします 14 / 16

ログインすると ユーザ専用ページが表示されます [ 証明書のインポート ] ボタンをクリックすると クライアント証明書のインポートが行わ れます スクリーンショットは Windows / Internet Explorer の場合 4.2 G Suite へのシングルサインオン ブラウザで下記のURLにアクセスすると KAMOME SSOに転送されます https://mail.google.com/a/<ドメイン名 > クライアント証明書の選択ダイアログが出現します 証明書を確認して [OK] をクリックし ます ブラウザの設定によっては クライアント証明書の選択ダイアログが出ない場合もあります 証明書のサブジェクト名は Google のユーザ名と一致している必要があります Google の ユーザ一覧に存在しないサブジェクト名を持つ証明書では Google にログインできません また 証明書の発行者が 2.4 項で設定したルート証明書と違う場合は KAMOME SSO によ って接続が拒否されます 15 / 16

また 失効された証明書を選択した場合も KAMOME SSO によって接続が拒否されます Apache の CRL に証明書のシリアル番号が記載されている場合 証明書のサブジェクト名が Google のユーザ名と一致しているが KAMOME SSO にユーザ がない場合も KAMOME SSO によって接続が拒否されます 5. 問い合わせ ご不明な点がございましたら 以下にお問い合わせください Gléasや検証用の証明書に関するお問い合わせ株式会社 JCCH セキュリティ ソリューション システムズ Tel:050-3821-2195 Mail:sales@jcch-sss.com KAMOME SSOに関するお問い合わせかもめエンジニアリング株式会社 Tel: 03-6457-5237 Mail: sales@kamome-e.com Webフォーム : https://kfep.jp/contact 16 / 16