医療機関からお問い合わせが多い補助制度の概要 本資料は 数多くある補助制度のうち 医療機関から特にお問い合わせが多いものについて 補助制度の概要 補助額の試算ができるようにまとめたものです 実際の補助金申請の際には 補助金交付要綱等に基づく補助条件が付されることとなります 1
目次 回復期病床整備事業 医療施設近代化施設整備事業 ( 精神病棟 ) 医療施設近代化施設整備事業 ( 結核病棟 ) 医療施設近代化施設整備事業 ( 診療所 ) 医療施設近代化施設整備事業 ( 老健転換 ) 有床診療所等スプリンクラー施設整備事業 医療施設等耐震整備事業 医療施設耐震化促進事業 2
目 的 回復期機能病床整備事業 急性期等の病床から 佐賀県地域医療構想において将来不足することが見込まれる回復期機能の病床への機能転換の促進を図る 回復期 = 病床機能報告における回復期 回復期機能を提供する医療機関における病室 診察室 機能訓練室 浴室 廊下等の整備に要する費用 補助額 施設整備( 基準額 ) 新築 増改築 9,000 千円 整備後の病床数改修 3,747 千円 整備後の病床数 設備整備 ( 基準額 ) 10,800 千円 /1 ヶ所 ただし 一品当たりの単価が 100 千円以上のものに限る 上記基準額との実支出額とを比較して 少ない方の額に補助率 1/2 をかけたものが補助額となる ( 計算例 ) 病院を改修し 20 床を急性期から回復期へ転換する場合 (1) 基準額 :3,747 千円 20 床 =74,940 千円 ( 基準額 ) (2) 実支出額 :70,000 千円 74,940 千円 > 70,000 千円 70,000 千円が補助対象額 70,000 千円 補助率 1/2=35,000 千円 ( 補助額 ) 基準額等のについては 今後変更になる可能性があります 平成 30 年度 民間病院 5 施設が補助を活用 3
目 的 医療施設近代化施設整備事業 < 精神病棟改修等整備事業 > 医療資源の効率的な再編及び地域医療の確保に配慮しつつ 患者の療養環境 医療従事者の職場環境 衛生環境等の改善等の整備等を促進し 医療施設の経営の確保を図る 絶対条件 ( 他にも条件がありますので 詳しくはお尋ねください ) 1 建替整備 ( 改築 移転新築 ) の場合は 築後概ね 30 年以上経過 2 整備後の病棟の一床ごとの病棟面積を 6.4 m2以上 ( 改修の場合は 5.8 m2以上 ) かつ 一床当たりの病棟面積を 18 m2以上 ( 改修の場合は 16 m2以上 ) 確保 3 医療法上の許可病床を 10% 以上削減 新築 増改築及び改修に要する工事費又は工事請負費 補助額 ( 計算例 ) 80 床の精神科病院を建替え 鉄筋 70 床とする場合 214.6 千円 70 床 25 m2 =3,755,500 千円 ( 基準額 ) 基準額と実支出額を比較して少ない方がとなる 補助率 0.33= 補助額 25 m2 214.6 千円は 国の基準面積 基準単価 その他加算条件あり なし 4
目 的 医療施設近代化施設整備事業 < 結核病棟改修等整備事業 > 医療資源の効率的な再編及び地域医療の確保に配慮しつつ 患者の療養環境 医療従事者の職場環境 衛生環境等の改善等の整備等を促進し 医療施設の経営の確保を図る 絶対条件 ( 他にも条件がありますので 詳しくはお尋ねください ) 1 建替整備 ( 改築 移転新築 ) の場合は 築後概ね 30 年以上経過 2 整備後の病棟の一床ごとの病棟面積を 6.4 m2以上 ( 改修の場合は 5.8 m2以上 ) かつ 一床当たりの病棟面積を 18 m2以上 ( 改修の場合は 16 m2以上 ) 確保 3 医療法上の許可病床を 10% 以上削減 新築 増改築及び改修に要する工事費又は工事請負費 補助額 ( 計算例 ) 20 床の感染症指定医療機関の結核病棟を改修し 鉄筋 15 床とする場合 ( 病棟の一床ごとの病棟面積を 6.4 m2以上 かつ 一床当たりの病棟面積を 18 m2以上 ) 214.6 千円 15 床 25 m2 =804,750 千円 ( 基準額 ) 基準額と実支出額を比較して少ない額がとなる 補助率 0.33= 補助額 25 m2 214.6 千円は 国の基準面積 基準単価 その他加算条件あり補助率 0.33 なし 5
医療施設近代化施設整備事業 < 診療所 > 目的医療資源の効率的な再編及び地域医療の確保に配慮しつつ 患者の療養環境 医療従事者の職場環境 衛生環境等の改善等の整備等を促進し 医療施設の経営の確保を図る 要件 補助額 次の要件に満たす承継に伴う診療所の施設整備 山村振興法 過疎地域自立促進特別措置法等の指定区域内 救急患者の搬入口の整備をすること 療養指導室の整備をすることなど 診療所の施設整備に必要な工事費及び工事請負費 承継に伴う診療所基準面積無床 160 m2 1~5 床 240 m2 6 床以上 760 m2 ( 計算例 ) 15 床の診療所 ( 鉄筋コンクリート ) を建替える場合 160.8 千円 760 m2 =1,222,080 千円 ( 基準額 ) 基準額と実支出額を比較して少ない額がとなる 補助率 0.33= 補助額 760 m2 160.8 千円は 国の基準面積 基準単価 佐賀市旧富士町 旧三瀬村 旧大和町の一部 ( 松梅村 南山村 2-2) 唐津市旧七山村 旧肥前町 旧鎮西町 旧呼子町 高島 神集島 小川島 加唐島 松島 馬渡島 向島武雄市旧北方村 神埼市旧脊振村 多久市 大町町 江北町 白石町 太良町 6
医療施設近代化施設整備事業 < 介護老人保健施設等整備事業 > 目的医療資源の効率的な再編及び地域医療の確保に配慮しつつ 患者の療養環境 医療従事者の職場環境 衛生環境等の改善等の整備等を促進し 医療施設の経営の確保を図る 絶対要件 補助額 1 病床を削減した上で 介護老人保健施設を整備 2 介護老人保健施設の定員は削減病床数の範囲内 既存の病院 有床診療所の病床を介護老人保健施設へ転換する際に 必要な工事費 工事施工のための必要な経費 ( 旅費 消耗品費 通信運搬費等 ) 基準単価 新築 3,870 千円 改築 4,643 千円 改修 1,935 千円 ( 計算例 ) 病院の許可病床中 30 床を削減し介護老人保健施設に転換 ( 改修 ) する場合基準単価 ( 改修 )1,935 千円 転換病床数 30 床 =58,050 千円 ( 基準額 ) 基準額と実支出額を比較して少ない額がとなる 補助率 0.33= 補助額 平成 29 年度 民間病院補助金交付額 11,354 千円 7
有床診療所等スプリンクラー施設整備事業 目的医療機関におけるスプリンクラー等設備の設置を支援することによって 県民の安全な療養環境の構築を図る 補助対象施設 診療所 病院 助産所のうち病床又は入所施設を有している棟 スプリンクラー等設備の整備のために必要な工事費又は工事請負費 補助額 1スプリンクラー 基準額 :17,800 円 対象面積m2 2 自動火災報知設備 基準額 :1 施設当たり 1,050 千円 1 2 のいずれも 基準額との実支出額とを比較して少ない方の額が補助額となります 平成 26 年度平成 27 年度平成 28 年度平成 29 年度平成 30 年度 民間有床診療所 13 施設が補助を活用民間有床診療所 13 施設が補助を活用民間有床診療所 12 施設 民間病院 2 施設が補助を活用民間有床診療所 4 施設 民間病院 3 施設が補助を活用民間有床診療所 3 施設 民間病院 1 施設が補助を活用 8
医療施設等耐震整備事業 ( 耐震改修補助 ) 目的 病院の耐震化又は補強等を行うことにより 地震発生時において適切な医療提供体制の維持を図る 事業実施主体 基準額 補助率 1/2 その他 1 救命救急センター 病院群輪番制等の政策医療を担う病院 ( 公立 公的病院は除く )(Is 値が 0.6 未満 ) 2 上記 1 の病院で Is 値が 0.4 未満の建物を有する第二次救急医療施設 ( 公立 公的病院は除く ) 3Is 値が 0.3 未満の建物を有する病院 ( 第二次救急医療施設等 公立病院は除く ) 4 補強が必要と認められる看護師等養成所 5 耐震構造指標 Is 値が 0.3 未満の看護師等養成所 6 平成 7 年に施行された地震防災対策特別措置法第 2 条に基づいて佐賀県知事が作成した 5 箇年計画に定められた地震防災上緊急に整備すべき医療施設 耐震整備として必要な新築 増改築に伴う補強及び既存建物に対する補強に要する工事費又は工事請負費 1 及び 6 基準単価 41.7 千円 基準面積 2,300 m2 1/2=47,955 千円 2 及び 3 基準単価 197.9 千円 基準面積 2,300 m2 1/2=227,585 千円 建築面積が基準面積を下回るときは 当該建築面積を基準面積とする 建築単価が基準単価を下回るときは 当該建築単価を基準単価とする 4 基準単価 31.8 千円 基準面積 2,300 m2 1/2=36,570 千円 5 基準単価 151.2 千円 基準面積 2,300 m2 1/2=173,880 千円 ( 計算例 ) 1 に該当する病院において建築面積 2,000 m2 建築単価 42 千円の場合 41.7 千円 2,000 m2 補助率 1/2=41,700 千円基準額との実支出額とを比較して少ない方の額が補助額 3 の新築建替えを行う場合は 整備区域の病棟の病床数を 10% 削減する必要があります 9
医療施設耐震化促進事業 ( 耐震診断補助 ) 目 的 病院の耐震診断に要する経費を補助することにより 耐震診断の実施を促進し 設置者に対する医療施設の耐震化への意識を高めることにより 安全性の向上と震災時における医療体制の確保を図る 事業実施主体基準額 耐震化整備が未実施な救命救急センター 病院群輪番制等の政策医療を担う病院 ( 公立 公的病院は除く ) 医療施設の耐震診断に必要な請負費 5,600 千円 補助率 2/3=3,733 千円基準額との実支出額とを比較して少ない方の額が補助額 平成 27 年度 民間病院 1 機関が活用 10