ORACLE DATA SHEET SUN BLADE X4-2B サーバー モジュール おもな機能 Sun Blade 6000 シャーシによる電源 冷却 I/O インフラストラクチャを利用 2 基のインテル Xeon プロセッサ E5-2600 v2 製品ファミリー CPU 24 個の DIMM スロット 2 個の PCI Express(PCIe) ExpressModule(EM) スロット 2 個の Network Express Module(NEM) スロット 2 個の 10/100/1000 Base-T イーサネット ポート 4 台のホットスワップ対応冗長ディスク Oracle ILOM Oracle System Assistant おもな利点 電力および冷却コストの削減 データセンターのスペースの節約 エンタープライズ クラスの RAS の導入 前世代ブレードと比較してパフォーマンスが最大 35% 向上 電力効率の高い低電圧 DIMM(1,600MHz の全帯域幅で稼働 ) により アプリケーション パフォーマンスの向上と節電を実現 サーバーの停止時間なしに I/O モジュールの保守とアップグレードを簡易化 高帯域幅のブレード間通信が可能 最大 4.8TB の直接接続ストレージ容量を実現 オラクルのシステム ポートフォリオ共通のシステム管理スタックを通じて運用コストを削減 Oracle ハードウェア上で Oracle ソフトウェアを実行することで IT 生産性を最大化 オラクルの Sun Blade X4-2B サーバー モジュールは 仮想ワークロードと物理ワークロードの両方を実行するために フルハイト ブレードの 1 つのフォームファクター内に演算能力 メモリ ストレージを完全な形で統合したサーバー モジュールです Sun Blade X4-2B サーバー モジュールは 業界独自のスケーラブルなエンタープライズ クラスの 2 ソケット x86 ブレード サーバーであり 24 個の DIMM が搭載され 最速の CPU がサポートされます この最適なバランスのブレードでは Sun Blade 6000 シャーシによる独自の I/O アーキテクチャを利用しており 導入 管理 プロビジョニングが容易です Sun Blade X4-2B サーバー モジュールをオラクルのネットワーク製品と組み合わせることで 画期的なパフォーマンスと優れた電力効率を実現しながら データセンターのコストや複雑性を軽減できます 製品概要 Sun Blade X4-2B は インテル Xeon プロセッサ E5-2600 v2 製品ファミリーに属する最高性能のプロセッサが搭載され 仮想ワークロードと物理ワークロードの両方を実行するために最適なシステムです オラクルの Sun Blade 6000 ファミリーに含まれるこのブレードは シャーシの冗長電源 冷却 I/O インフラストラクチャを利用します 高い I/O パフォーマンスと消費電力の削減を実現するフラッシュ ストレージ オプションを使用することで システム パフォーマンスと電力効率は最大化されます Sun Blade X4-2B には 業界トップの 24 個のデュアル インライン メモリ モジュール (DIMM) スロットが搭載され 32GB の LRDIMM を使用して最大 768GB のメモリまで拡張できます このブレードは チャネルあたり 3 個の 1.35V DDR3 1,600MHz RDIMM または LRDIMM(1,600MHz で稼働 ) もサポートします そのため パフォーマンスや電力の面で妥協することなく 現在および将来のメモリ集中型ビジネス ワークロードの要件に容易に対応できます このブレードには 優れたストレージ スケーラビリティを確保する 4 個のドライブ ベイが搭載され さらに最大 4.8TB のディスク ストレージまたは 1.6TB のフラッシュ ストレージをサポートし 要求の厳しいエンタープライズ ビジネス ワークロードに対処します また 前世代と比較してプロセッサ コア数とスレッド数が 50% 増加したことからパフォーマンスが最大 35% 向上しており 前世代ブレードよりも高い計算密度や性能を達成します Sun Blade X4-2B では 優れた柔軟性と豊富な I/O オプションも利用できます ブレードあたり 2 個の PCIe ExpressModule(EM) を接続でき PCIe カードを搭載したラックマウント型サーバーと同様に 各ブレードに専用 I/O デバイスのペアがあるという独自の特徴があります これらの EM はホットスワップ対応型で ユーザーは停止時間なしに I/O をアップグレードできます
ORACLE DATA SHEET また ブレードあたり 2 個の Network Express Module(NEM) を接続できます NEM は 複数のブレードに共通の I/O を提供し I/O 機能を集約します Sun Blade 6000 Ethernet Switched NEM 24P 10GbE などの高パフォーマンスで待機時間の短い NEM をブレードと組み合わせることで より多くの仮想マシンを効率的に実行し さらにデータセンターのスイッチ層全体を排除しケーブルを削減することで IT インフラストラクチャの簡素化やコストの削減も実現します 2 個の 10/100/1000 Base-T イーサネット ポートが組み込まれており NEM 経由でブレードへの接続を追加することが可能です Sun Blade X4-2B は Sun Blade 6000 シャーシによる冷却と電源を利用します Sun Blade X4-2B は Sun Blade 6000 シャーシ内の高度なシステム冷却によるシステム効率化の恩恵を受けます この効率化は 消費電力の削減につながります Sun Blade 6000 シャーシの高度なシステム冷却は シャーシおよびブレード内のリモート温度センサーを利用してファンの速度を制御することで 消費電力を最小限に抑えながら Sun Blade 6000 シャーシ内部の最適な温度を維持します リモート温度センサーは Sun Blade X4-2B ブレードの重要な領域に組み込まれており プロセッサ メモリ サービス プロセッサ ファブリック拡張モジュールなどの部分で適温の制御を行います 豊富な機能を搭載したサーバー管理ツールが 追加コストなしですべての Oracle サーバーに搭載されます Oracle Integrated Lights Out Manager (Oracle ILOM) は 業界標準プロトコルを利用して セキュアで包括的なローカル管理およびリモート管理を実現します また Oracle ILOM 機能には電力管理および監視機能 障害検出および通知機能が搭載されています さらに Oracle System Assistant が統合されており システム管理者はこの指示に従って作業することで オラクルに認定されたハードウェア ドライバを使用した迅速なサーバーの導入 ファームウェアの更新 ハードウェアの構成 オペレーティング システム (OS) のインストールを容易に行うことができます Oracle Premier Support のお客様は My Oracle Support および Oracle Enterprise Manager Ops Center のマルチサーバー管理ツールを利用できます Oracle Enterprise Manager Ops Center は オラクルが提供するアプリケーションからディスクまでにわたるシステム管理ツールの最重要コンポーネントであり 完全なクラウド型 Infrastructure as a Service(IaaS) のためのサーバー ストレージ ネットワークを統合しています また Oracle Enterprise Manager Ops Center には自動サービス リクエスト機能もあり ユーザーの介在なしに潜在的な問題が検出されてオラクルのサポート センターに報告されるため 最高レベルのサービスとサポートの簡素化に役立ちます オラクルの Sun x86 システムは Oracle ソフトウェアの実行に最適なエンタープライズ向け x86 プラットフォームです フルサポート付きの統合 Oracle スタックに裏打ちされた最適なパフォーマンスと信頼性が提供され さらにクラウドの導入に必要なものがすべて含まれています すべての Sun x86 システムで 仮想化 オペレーティング システムの選択 クラウド プロビジョニング さらにオラクル独自のアプリケーションからディスクまでにわたる管理環境の一式を すべて追加料金なしで利用できます その結果 Sun x86 システムでは類似のマルチベンダー構成と比較して 3 年間で最大 50% のコストを削減できます 1 Sun x86 システムは 統合と最適化により 10 倍のパフォーマンス向上を達成している Oracle Exadata などの Oracle エンジニアド システムの重要な構成要素にもなっています 1 出典 :Edison Group 最適化されたスタック : 垂直統合による総所有コストの削減 (2012 年 7 月初版 ) 2
Sun Blade X4-2B サーバー モジュールの仕様アーキテクチャプロセッサ インテルXeonプロセッサE5-2600 v2 製品ファミリー プロセッサ 2 プロセッサあたり最大 12コアキャッシュ レベル1: コアあたり32KB 命令および32KBデータL1キャッシュ レベル2: コアあたり256KBの共有型 L2キャッシュ ( データと命令 ) レベル3: プロセッサあたり最大 30MBの共有型インクルーシブL3キャッシュメイン メモリ DIMMスロット 24( 最大 768GBのDDR3 LRDIMMメモリを搭載可能 ) 低電圧 RDIMMオプション :8GB(1,600MHz) 16GB(1,600MHz) 低電圧 LRDIMMオプション :32GB(1,600MHz) インタフェース標準 I/O 大容量のメモリ 高いメモリ帯域幅 Sun Blade 6000 シャーシが持つ柔軟性と効率性を備えた Sun Blade X4-2B サーバー モジュールは 仮想ワークロードと物理ワークロードの両方を実行するための この市場における最適なブレードです 関連製品 Sun Blade X4-2B サーバー モジュールは Sun Blade 6000 シャーシ用に設計されており 以下と組み合わせることが可能です オラクルの SPARC T5-1B サーバー モジュール オラクルの SPARC T4-1B サーバー モジュール Sun Blade X4-2B サーバー モジュールは 10GbE スイッチングのために Sun Blade 6000 Ethernet Switched NEM 24p 10GbE に接続することもできます 関連サービス Oracle Customer Support から以下のサービスが利用できます インストール 保守 10/100/1000 Base-T イーサネット インタフェース 2( インテル イーサネット コントローラ I350 使用 ) 各インタフェースは 1 つの Network Express Module(NEM) スロットに対応 USB:2.0 USB ポート 6( 前面 2 内部 2 ドングル ケーブル経由 2) X8 PCIe 2.0 レーン 2 各レーンは 1 つの PCIe ExpressModule(EM) スロットに対応 X8 PCIe 2.0 レーン 2 または XAUI レーン 2 各レーンは 1 つの NEM スロットに対応 注 :XAUI レーンは オラクルの Sun Dual 10GbE PCIe 2.0 ファブリック拡張モジュールを使用する場合に使用します パススルー FEM では PCIe 2.0 レーンを使用します 専用 10/100 Base-T イーサネット ポート 1 シャーシ監視モジュール (CMM) と通信するための管理ネットワークに使用 FC FCoE SAS HBA を含むストレージ コントローラのサポート ストレージ ホットスワップ対応 2.5 インチ前面ディスク ベイ 4 2.5 インチ ディスク ベイのすべてにハード ディスク ドライブ (HDD) とソリッド ステート ドライブ (SSD) のいずれかを装着可能オプションの RAID レベル :0 1 5 6 10 50 60 512MB の DDR2 オンボード メモリ および SAS-2 RAID 拡張モジュール (REM) による 48 時間バックアップ用のバッテリ付き書込みキャッシュ (BBWC) グラフィックス VGA 2D グラフィックス コントローラ内蔵 最大 1,280 1,024 16 ビット (60Hz 時 ) の解像度をサポート (Oracle ILOM のリモート キーボード ビデオ マウス ストレージ [RKVMS] を使用してリモートで表示する場合は 1,024 768) 注 :VGA グラフィックス接続にはドングル ケーブルが必要です フロント パネル I/O ホットスワップ対応 SFF ドライブ ベイ 4(SAS HDD および SSD をサポート ) 以下は ドングル ケーブルが必要 VGA グラフィックス (DB-15 コネクタ ) Oracle ILOM シリアル コンソール キーボード マウス ストレージ用のデュアル USB ポート 3
システム管理 インタフェース 10/100 Base-T イーサネットによる専用ネットワーク管理ポート 帯域内 帯域外 側波帯ネットワーク管理アクセス RJ-45 シリアル管理ポート サービス プロセッサ Oracle Integrated Lights Out Manager の機能 : リモート キーボード ビデオ マウスのリダイレクション コマンドライン IPMI ブラウザ インタフェースを使用した完全リモート管理 リモート メディア機能 (DVD CD ISO イメージ フロッピー ) 高度な電力管理および監視 Active Directory LDAP RADIUS のサポート デュアル Oracle ILOM フラッシュ 署名済み Oracle ILOM 仮想メディアの直接リダイレクション インストール Oracle System Assistant の機能 : タスク主導型のハードウェアの更新および構成 OS インストール 最新の Oracle ファームウェア ドライバ ツール ドキュメントの簡易ダウンロード RAID BIOS Oracle ILOM を構成するための OS 非依存のコマンドライン ツール OS 非依存のファームウェア更新ツール 監視 包括的な障害の検知と通知 帯域内 帯域外 側波帯 SNMP 監視 (V1 V2c V3) syslog および SMTP アラート WS-MAN Oracle 自動サービス リクエスト (ASR) を使用して 重要なハードウェア障害のサービス リクエストを自動的に作成 Oracle Enterprise Manager Ops Center サーバー ベア メタルの導入とプロビジョニング クラウドと仮想化の管理 インベントリ管理とパッチ管理 パフォーマンスの監視とチューニングのための OS 可観測性 自動サービス リクエスト生成 Oracle Enterprise Manager Cloud Control アプリケーション管理への接続 仮想マシン内で実行されるネイティブの Oracle Solaris Oracle Linux Red Hat Linux SUSE Linux Microsoft Windows の制御が可能 ソフトウェア オペレーティング システム Oracle Solaris( プリインストール オプション ) Oracle Linux( プリインストール オプション ) Red Hat Enterprise Linux SUSE Linux Enterprise Server Microsoft Windows Server ソフトウェアに関する詳細情報 : https://wikis.oracle.com/display/systemscomm/sun+blade+systems+products 4
仮想化 Oracle VM( プリインストール オプション ) VMware I/O モジュール サポートされる I/O モジュール フォーム ファクタ : Sun Blade X4-2B サーバー モジュールあたり最大 2 つの ( ブレード固有 )EM Sun Blade 6000 シャーシあたり最大 2 つの ( 共有 )NEM EM には 10GbE GbE FC FCoE SAS InfiniBand EM HBA が含まれる 準拠規格 TUV/CSA 60950-1 2nd Ed IEC 60950-1 2nd Ed EN 60950-1 2nd Ed(CB Scheme 各国の規定に準拠 ) EN55022 CNS-13438 Class A( 台湾 ) FCC CFR 47 CFR 15B Class A( 連邦規制基準 Title 47 Part 15 Subpart B Class A) ( 米国 ) ICES-003(A)NM-3(A)Class A( カナダ ) ETSI EN300386(V1.6.1) VCCI:2008 Class A( 日本 ) KN 22 RRL Public Notice 2009-9(2009 年 12 月 21 日 ) NEBS Level 3 EN300386 V1.5.1 Class A(EU 電気通信 ) EN55024( イミュニティ ) EN61000-3-2 EN61000-3-3 RoHS 指令 2011/65/EC WEEE 指令 2002/96/EC 低電圧指令 2006/95/EC EMC 指令 2004/108/EC 認定規格 安全マーク :UL 規制マーク :CE FCC C-tick VCCI BSMI KCC ICES-003(A)NMB-3 WEEE Symbol China RoHS Symbol 寸法と重量 高さ :327.2mm(12.9インチ) 幅 :44.5mm(1.8インチ) 奥行 :511.7mm(20.2インチ) 重量 :9.1kg(20.2ポンド) フル搭載時 省エネ法に基づくエネルギー消費効率 * 1 Intel 2.5GHz 4 Core E5-2609V2: 区分 :J 0.53W/GTOPS 上記以外の CPU モデルの場合 省エネ法対象外 * 1 エネルギー消費効率とは 省エネ法で定める測定方法により測定した消費電力を 省エネ法で定める複合理論性能で除したものです 5
保証 Sun Blade X4-2B サーバー モジュールには 1 年間の保証が付属しています Sun 製品に対するオラクルのグローバル保証サ ポート情報については oracle.com/sun/warranty を参照してください サービス Oracle 製品全体にわたって 一本化された窓口と完全な統合サポートを提供するのはオラクルだけです 提供されるサポートには 24 時間 365 日対応のハードウェア サービス 技術者によるサポート プロアクティブなツール ソフトウェア更新が含まれます Sun 製品に対してオラクルが提供しているサービス プログラムについては oracle.com/sun/services を参照してください Copyright 2013, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. 本文書は情報提供のみを目的として提供されており ここに記載される内容は予告なく変更されることがあります 本文書は一切間違いがないことを保証するものではなく さらに 口述による明示または法律による黙示を問わず 特定の目的に対する商品性もしくは適合性についての黙示的な保証を含み いかなる他の保証や条件も提供するものではありません オラクル社は本文書に関するいかなる法的責任も明確に否認し 本文書によって直接的または間接的に確立される契約義務はないものとします 本文書はオラクル社の書面による許可を前もって得ることなく いかなる目的のためにも 電子または印刷を含むいかなる形式や手段によっても再作成または送信することはできません Oracle および Java は Oracle およびその子会社 関連会社の登録商標です その他の名称はそれぞれの会社の商標です Intel および Intel Xeon は Intel Corporation の商標または登録商標です すべての SPARC 商標はライセンスに基づいて使用される SPARC International, Inc. の商標または登録商標です AMD Opteron AMD ロゴおよび AMD Opteron ロゴは Advanced Micro Devices の商標または登録商標です UNIX は The Open Group の登録商標です 0113 6