IBM FormWave for WebSphere 公開技術文書 #FWTEC0003 Windows の更新プログラム (KB912945) におけ る FormWave への影響とその回避方法 最終更新日 :2006/04/03 Copyright International Business Machines Corporation 2006. All rights reserved.
FormWave への影響 1. 問題の概要 Windows の更新プログラム (KB912945) では ActiveX コントロール (Java アプレット ) を使用する Web ページが Internet Explorer で処理される方法に関して変更が加えられています この更新プログラムにつきましての詳細は 以下のリンク先の文書を参照してください http://www.microsoft.com/japan/technet/security/advisory/912945.mspx http://support.microsoft.com/kb/912945 2. FormWave への影響範囲 FormWave の管理画面では Java アプレットを使用しています よって次のような影響を受けます ボタンや操作パネルなどは マウスで一回クリックをして ActiveX コントロールをアクティブ化しないと操作できなくなります ただし FormWave の機能自体には影響ありません また操作クライアントに関しても影響はありません 1. ログイン画面への影響ログイン画面では ログインボタンの部分をマウスで一回クリックをして ActiveX コントロールをアクティブ化しないと操作できません 2
2. メニューパネル 操作パネルへの影響 メニューパネルや操作パネルでは そのパネルの部分をマウスで一回クリックをして ActiveX コントロールをアクティブ化しないと操作できません 3. 問題が発生する環境 FormWave V6.0, V5.1, V5.01, V5.0 のバージョンが対象となります また管理クライアントの OS は以下のものが対象となります Windows XP Service pack 2 以上 Windows Server 2003 Service Pack 1 以上 対処方法 管理画面のカスタマイズ 1 の有無によって対応方法が異なりますので それぞれ適した方法で対応してください これらの方法で対応することにより 今までと同様に管理画面を操作することができるようになります 1 管理画面のカスタマイズとは 管理画面の HTML ファイル (FormWave.ear AdminService.war admin 以下にある HTML ファイル ) を変更して使用することです 1. 管理画面をカスタマイズせずに使用している場合 3
通常はこちらの方法になります 提供のパッチ (FWTEC0003_patch.zip) を適用して 管理画面の HTML ファイルの置き 換えを行ってください パッチの適用方法 1 パッチ (FWTEC0003_patch.zip) を任意のフォルダーに解凍します 2 解凍されたすべての HTML ファイル, JavaScript ファイルを 以下のディレクトリーにコピーして 現在のファイルと置き換えます <WAS のアプリケーションパス > FormWave.ear AdminService.war admin 2 2 WAS は WebSphere Application Server の略になります また <WAS のアプリケーションパス > は 以下のディレクトリーになります WAS V6.0 の場合 <WAS インストールディレクトリー > profiles <profile 名 > installedapps <Node 名 > WAS V5.x の場合 <WAS インストールディレクトリー > installedapps <Node 名 > 2. 管理画面をカスタマイズして使用している場合 以下の方法で HTML ファイルの書き換えを行ってください 変更方法 HTML ファイルの置き換えは行わずに HTML ファイルの Applet タグを使用している箇所を 外部スクリプトファイル経由で呼び出すように 以下の方法で書き換えを行います 1 パッチ (FWTEC0003_patch.zip) から 外部スクリプトファイル (AppletTag.js) のみを取り出し 以下にディレクトリーにコピーします <WAS のアプリケーションパス > FormWave.ear AdminService.war admin 2 HTML ファイルの Applet タグを使用している部分に対して 以下の方法で書き換えを行います また書き換えの対象となるのは以下のファイルになります AdminConfig.html AdminMenu.html ArchiveConfig.html DeptConfig.html FEConsole.html 4
FELogView.html FEProps.html FolderConfig.html FormClassConfig.html GroupConfig.html ProjectGroupConfig.html RoleConfig.html UserConfig.html index.html HTML ファイルの書き換え方法各 HTML ファイルに対して Applet タグを使用している部分を Script タグを使用して 外部スクリプトファイル経由で呼び出すように変更します その時に指定するファイル名は AppletTag.js とし その引数 (? で区切ってください ) にアプレットタグの code 属性で指定していた値をそのまま指定します また LANGUAGE 属性は JavaScript とします 例 : <script src= AppletTag.js?code= アプレットタグに指定していた値 LANGUAGE= JavaScript > </script> また index.html では 現在も script タグを使用して記述されていますが この部分も外部スクリプトファイル呼び出しに変更する必要がありますので 他の HTML ファイルと同様の形式に変更します HTML ファイルの変更 (index.html 以外の対応ファイル ) ( 変更前 ) <td height=450 Valign=Top align=center> <BR> <applet archive="fcapplets.jar" code=com.ibm.formconnect.admin.applet.adminuserconfig width=400 height=500> </applet> </td> ( 変更後 ) 5
<td height=450 Valign=Top align=center> <BR> <SCRIPT src="applettag.js?code=com.ibm.formconnect.admin.applet.adminuserconfig" LANGUAGE="JavaScript"> </SCRIPT> </td> index.html ファイルの変更 ( 変更前 ) <body bgcolor="000000"> <SCRIPT LANGUAGE="JavaScript"> if (_isjdk11()) { document.writeln('<applet archive="fcapplets.jar" code=com.ibm.formconnect.admin.applet.startapplet width=120 height=40>'); document.writeln('</applet>'); } else { } function _get_version() { } function _isjdk11() { } </SCRIPT> ( 変更後 ) <body bgcolor="000000"> <SCRIPT src="applettag.js?code=com.ibm.formconnect.admin.applet.startapplet" LANGUAGE="JavaScript"> </SCRIPT> 6
また別の方法としまして パッチを適用して HTML ファイルを置き換えた後に 新し い HTML ファイルや外部スクリプトファイルに対して 再度カスタマイズ部分の変更 をしていただいてもよろしいです 商標 FormWave IBM WebSphere は IBM Corporation の米国およびその他の国における商 標です "Java" およびすべての Java 関連の商標およびロゴは Sun Microsystems, Inc. の米国およびその他の国における商標です Windows, ActiveX は Microsoft Corporation の米国およびその他の国における商標です 他の会社名 製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標または登録商標です 以上 7