小樽市立北陵中学校いじめ防止基本方針令和元年 5 月改定 1. はじめにいじめの問題は 生徒が夢と誇りを持ち 生き生きと学校生活を送ることを妨げる重大な人権上の問題です 平成 25 年 6 月に いじめ防止対策推進法 が成立し 北海道においては 平成 26 年 4 月に 北海道いじめの防止に関する条

Similar documents
○ 被害児童生徒・保護者の意向を的確に把握し、調査方法を工夫しながら調査を進めること。

る行為 ( インターネットを通じて行われるものを含む ) であって 当該行為の対象となった児童等が心身の苦痛を感じているものをいう 個々の行為が いじめ に当たるか否かの判断は 表面的 形式的にすることなく いじめられた児童生徒の立場に立つことが必要である この際 いじめには 多様な態様があることに

(1) 組織の役割 1 未然防止ア ) いじめが起きにくい, いじめを許さない環境づくり 2 早期発見 事案対処ア ) いじめの相談 通報を受け付ける窓口イ ) いじめの早期発見 事案対処のための, いじめの疑いに関する情報や児童の問題行動などに係る情報の収集と記録, 共有ウ ) いじめに係る情報

鎌倉市関谷小学校いじめ防止基本方針 平成 26 年 4 月 鎌倉市立関谷小学校

重大事態が疑われる事案が発生した時に、その原因がいじめにあるかを判定する。

神奈川県立逗子高等学校いじめ防止基本方針 1 いじめの防止等に関する基本的な考え方 ( 本校のいじめ防止に関する基本的な姿勢 ) いじめは いじめを受けた生徒の教育を受ける権利を著しく侵害し その心身の健全な成長及び人格の形成に重大な影響を与えるのみならず その生命又は身体に重大な危険を生じさせるお

川口市立原町小学校いじめ防止基本方針 平成 27 年 9 月 1 日 川口市立原町小学校 はじめに 本校では いじめ防止のために 積極的な生徒指導の推進に力を入れている いじめの未然防止には 児童が安心 安全に学校生活を送ることができ 規律ある態度で授業やその他の教育活動に主体的に参加 活躍できるこ

( 県 p9) (5) 私立学校におけるいじめに対する対応県の私立学校主管部局において 重大事態があった場合等に適切に対応できるよう 体制を整備する ( 国 p20 31) (5) 私立学校におけるいじめに対する対応県の私立学校主管部局において 所管する学校における定期的なアンケート調査 個人面談の

Ⅰ いじめ問題に関する基本的な考え方 はじめにいじめは, 決して許されてはならない行為です しかし, いじめはどの学校のどの児童にも起こりうる問題であり, 本校についても例外ではありません これまでも, 各学級において生徒指導上の問題として担任をはじめ学校全体で問題の解決に取り組んできました そのよ

上越市立有田小学校いじめ防止基本方針 平成 30 年 4 月策定 1 いじめの定義といじめに対する基本的な考え方 (1) いじめの定義児童生徒に対して 当該児童生徒が在籍する学校に在籍している等当該児童生徒と一定の人的関係にある他の児童生徒が行う心理的又は物理的な影響を与える行為 ( インターネット

3. いじめの未然防止のための取組未然防止の基本とは 児童が周囲の友人や教職員と信頼できる関係の中 安心 安全に学校生活を送ることができ 規律正しい態度で授業や行事に主体的に参加 活躍できるような授業づくりや集団づくり 学校づくりを行っていくことである この基本をもとに取組を進める また 本校教職員

Ⅰ いじめ問題に関する基本的な考え方はじめに いじめは, 決して許されてはならない行為です しかし, いじめはどの学校のどの児童にも起こりうる問題であり, 本校についても例外ではありません これまでも, 各学級において生徒指導上の問題として担任をはじめ学校全体で問題の解決に取り組んできました そのよ

いて正しく理解し 自分と他者の人権をともに大切にし 実践的な態度を身につけられるよう努めます また 生徒自らがいじめの問題を自分のこととして捉え 考え 議論する活動や校内でいじめ撲滅や命の大切さを呼びかける活動を進めるなど 生徒自らがいじめの未然防止に主体的に取り組み 全ての生徒にとって居心地のよい

粟野小学校いじめ防止基本方針 平成 30 年 3 月改定 はじめに いじめは いじめを受けた児童の基本的人権を著しく侵害し その心身の健全な成長及び人格の形成に重大な影響を与えるのみならず 生命または身体に重大な危険を生じさせるおそれがある 一方 いじめはどの子どもにも どの学校にも起こりうる 極め

平成 30 年度滋賀県立大津清陵高等学校 通信制 いじめ防止基本方針 はじめにいじめは いじめを受けた生徒の教育を受ける権利を著しく侵害し その心身の健全な成長および人格の形成に重大な影響を与えるのみならず その生命または身体に重大な危険を生じさせるおそれがあるものです こうしたいじめから一人でも多

寝屋川市いじめ防止基本方針 平成 28 年 11 月 ( 最終改定平成 29 年 10 月 23 日 ) 寝屋川市

31阿賀野全:方針実践のための行動計画

目 次 1 年間取組計画 2 2 いじめ対応マニュアル 4 3 いじめ防止等に対する基本的な考え方 5 (1 いじめ防止対策推進法制定の意義 (2 学校いじめ防止基本方針 4 いじめ防止等の対策 6 (1 学校いじめ防止等の組織の設置 (2 いじめ防止等のための取組 5 重大事態への対処 8 (1

平成 30 年度 五泉市立川東小学校いじめ防止基本方針 はじめにこの五泉市立川東小学校いじめ防止基本方針 ( 以下 学校基本方針 という ) は いじめ防止対策推進法 ( 平成 25 年法律 71 号以下 法 という ) 第 13 条の規定に基づき 本校におけるいじめ防止等のための対策を効果的に推進

4 いじめの疑いに関する情報があった時の緊急会議の実施 いじめの情報迅速な共有 関係児童等への事実関係の聴取 指導や支援の体制 対応方針の決定 保護者との連携した対応の実施 5 必要に応じた説明 ( 公表 ) への対応決定 6 いじめ防止等に係る校内研修を企画し 計画的に実施 3 いじめ防止に向けた

Ⅱ いじめ防止等のための具体的取組 1 いじめの未然防止 (1) 基礎 基本的事項の習得とすべての児童が参加 活躍できる授業をめざし わかる授業づくりをすすめる (2) 道徳教育の充実を図り 特別活動を通して規範意識や集団の在り方等についての理解と実践的態度の育成に努める (3) 月に 1 度 担任

鎌倉市関谷小学校いじめ防止基本方針 平成 26 年 4 月 平成 30 年 12 月改定 鎌倉市立関谷小学校

Microsoft Word - H30いじめ基本方針 改定版

Taro-附属小学校いじめ防止基本方

目 次 1. はじめに 1 2. いじめの定義 1 3. いじめの禁止 2 4. いじめ防止等のための組織 2 < 指導体制 > 5. 学校全体としての取組 3 < 学校の基本姿勢 > ( 1 ) いじめ防止のための取組 ( 2 ) いじめの早期発見 ( 3 ) いじめへの対処 ( 4 ) 家庭及び

2 いじめの防止等のための基本的な施策 (1) 基本となる取組 1 いじめの未然防止のための取組ア学校の重点目標の一つに いじめ防止 を掲げ いじめをしない 見逃さないことに組織的に取り組む イ教育活動全体を通して 児童の自己有用感と自己肯定感を高め 規範意識と人間関係能力を高める ウ道徳の時間を要

(7) 生徒 保護者への啓発活動 * 学期末保護者会でのいじめの現状報告と未然防止の講話 *SNS の使用にあたり 親子ルール作り等を示す (8) 教職員の研修 * モラールアップ研修会を行い 体罰や不適切な発言がいじめにつながるということを確認する * 過度の競争意識 勝利至上主義 生徒のストレス

神戸市立月が丘小学校いじめ防止基本方針 はじめに月が丘小学校は 教職員 保護者 地域が一体となって いじめの問題に取り組むよう いじめ防止対策推進法 第 1 3 条の規定に基づき いじめ防止等のための対策を総合的 かつ効果的に推進するために 基本的な方針 ( 以下 月が丘小学校基本方針 という )

2 いじめ防止等に取り組むための校内組織 いじめの防止等を実効的に行うため 以下の構成員により 学校いじめ防止対策委員 会 を設置します 学校いじめ防止対策委員会 学校内 氏名 役職 氏名 役職 丸瀨節子 校長 教頭 大津裕子 総括教諭 長谷川佳子 総括教諭 内藤恵理子 総括教諭 原口恵里 総括教諭

Taro-青森県いじめ防止基本方針改定(確定版)

目次 はじめに 1 1 いじめの防止等のための対策の基本的な方向について 1 (1) いじめの定義 (2) いじめの防止等に関する基本的な考え方 2 いじめの防止等のための対策の内容について 2 (1) いじめ防止対策委員会 1 設置及び組織 2 役割及び活動 3 活動に関する留意事項 (2) いじ

秩父市 秩父市いじめ防止基本方針 平成 30 年 3 月改定 秩父市

(4) 生徒 保護者 地域に対する情報発信 いじめ防止基本計画 及び学校評価結果 ( 生徒 保護者 教員対象アンケート ) を学校経営案や本校ホームページ等に掲載し その取組を広く情報発信する (5) いじめ事案への対応 資料 2 ア初動いじめが疑われる問題行動の情報が入った場合 直ちに当該学年団

(1) いじめの未然防止いじめはどの子どもにも起こりうるものです このことを踏まえ 本校では 全ての児童生徒を 心の通う対人関係を構築できるよう育み いじめを生まない環境をつくるために 地域 家庭その他の関係者と一体となって継続的な取組を進めます また あらゆる教育活動を通じて 全ての児童生徒に い

滋賀県いじめ防止基本方針 構成案

対象としたいじめの未然防止の観点が重要である このため 本校では 全ての生徒に心の通う対人関係を構築できるような力を育み いじめを生まない環境をつくるために 地域 家庭その他の関係機関と一体となって継続的な取組を進める また 教育活動全体を通じ 全ての生徒に いじめは決して許されない ことの理解を促

Taro-⑫ 「栃木県いじめ防止基本方針」

指導計画の作成 実行 進行管理 いじめの未然防止 早期発見 事案の実効的対処 ( 早期対応 重大事態への対応 ) いじめの 疑い 認知 及び 解消 解決 の判断 校内研修の実施を行い いじめを把握した際の解決に向けた対応方針の決定 関係機関との連携等 学校が一丸となっていじめに組織的 継続的に対応す

PowerPoint プレゼンテーション

< F2D F81758A778D5A82A282B682DF96688E7E8AEE967B95FB906A81762E6A7464>

<4D F736F F D208EA089EA8CA797A791E592C38D A778D5A82A282B682DF96688E7E8AEE967B95FB906A89FC92F E82522E32362E816A2E646F6378>

Microsoft Word - 04 西花畑小学校いじめ防止基本方針

平成 30 年度松江市立大野小学校いじめ防止基本方針 平成 26 年 3 月策定平成 28 年 9 月改訂平成 29 年 9 月改訂平成 30 年 9 月改訂 1 はじめにいじめは 人として決して許されない行為である 本校児童の生活態度を見てみると とても落ち着いた様子が窺えるが アンケートQ-Uの

岐阜市立長森南小学校いじめ防止基本方針 平成 26 年 3 月策定令和元年 7 月改定はじめに平成 25 年 9 月 28 日 いじめから児童生徒を守るため 学校や行政の責務を定めた いじめ防止対策推進法 ( 以下法という ) が施行された 同法は大津市の中 2 男子いじめ自殺問題をきっかけに成立し

(4) 学級活動の充実 一人一役 や学校行事を通じて 学級内で生徒一人一人が活躍できる場を設け 他者の役に立っていると実感できるような学級経営に努める (5) 生徒会活動の活性化生徒会策定の いじめ防止五ヶ条 や いじめについて考える週間 ( 岡山県 ) 自殺予防週間 自殺対策強化月間 ( 内閣府

学校いじめ防止基本方針」(例)

平成 31 年度富山県立となみ東支援学校いじめ防止基本方針 富山県立となみ東支援学校 Ⅰ いじめに対する基本的な考えいじめは いじめを受けた児童生徒の教育を受ける権利を著しく侵害し その心身の健全な成長及び人格の形成に重大な影響を与えるのみならず その生命又は身体に危険を生じさせるおそれのあるもので

(2) いじめの理解すべての子供は かけがえのない存在であり 社会の宝です 子供が健やかに成長していくことはいつの時代も学校 保護者 地域の願いであり 豊かな未来の実現に向けて最も大切なことです 子供は人と人とのかかわり合いの中で 自己の特性や可能性を認識し また 他者の長所等を発見します 互いを認

滋賀県いじめ防止基本方針 構成案

加須市審議会等の会議の公開に関する要綱の運用の手引

米原市いじめの防止等のための基本方針

資料4_1いじめ防止対策推進法(概要)

学校いじめ防止基本方針(例)

2 いじめ未然防止のための取組 (1) 人権感覚の高揚 自分を大切にするのと同じように 相手の生命や人権を大切にする 人権を侵害する言動に対する敏 感な認識力をもち 決して見て見ぬふりをしない行動力を育てる また 教職員の人権感覚を高める研 修や自己チェック表による振り返りを行う (2) 道徳教育の

や 傍観者とならず いじめを止めさせるための行動をとることの重要性を理解させるよう努めるとともに 豊かな情操や規範意識 自尊感情や自己有用感 社会性 人を思いやる心などを育みます さらに 生徒が豊かな人間関係をつくることができるよう 発達段階に応じて生徒一人ひとりに相手の気持ちを理解できる心の育成を

学校いじめ基本方針

冷やかしやからかい 悪口や脅し文句 嫌なことを言われる仲間はずれ 集団による無視をされる軽くぶつかられたり 遊ぶふりをして叩かれたり 蹴られたりするひどくぶつかられたり 叩かれたり 蹴られたりする金品をたかられる金品を隠されたり 盗まれたり 壊されたり 捨てられたりする嫌なことや恥ずかしいこと 危険

金品を隠されたり 盗まれたり 壊されたり 捨てられたりする 嫌なことや恥ずかしいこと 危険なことをされたり させられたりする ネット上で誹謗中傷や嫌なことをされる 3 いじめの防止等の対策のための組織の設置いじめの未然防止 早期発見 早期対応を組織的 実効的に行うため いじめ防止等対策委員会 を設置

八潮市立八條中学校 いじめゼロ基本方針 平成 27 年 9 月

学校いじめ防止基本方針 北海道札幌琴似工業高等学校 1 学校いじめ防止基本方針いじめは全ての生徒に関係する問題であり いじめ問題根本的な克服のためには 全ての生徒を対象としたいじめ未然防止の観点が重要である この観点に立脚し 学校の教育活動全体を通じ 生徒の豊かな情操や道徳心を涵養するとともに生徒が

目次 Ⅰ 太田市いじめ防止基本方針 策定の意義及び基本的な方向 1 太田市いじめ防止基本方針 策定の意義 2 いじめ防止等の対策に関する基本的な考え 3 いじめ防止等のための組織 4 その他いじめ防止等のための対策に関する重要事項 Ⅱ 基本理念 1 いじめに対する基本認識 2 未然防止に向けて 3

横須賀市立大津中学校 学校いじめ防止基本方針 平成 26 年 4 月 1 日策定 平成 31(2019) 年 4 月 1 日改定 1 いじめ防止等に向けた基本姿勢 いじめの定義 いじめ防止対策推進法( 平成 25 年法律第 71 号 ) 第 2 条より いじめ とは 児童等に対して 当該児童等が在籍

太田小学校 いじめ防止基本方針 1 学校でのいじめ防止等の対策に関する基本的な考えいじめは 児童の教育を受ける権利を著しく侵害し 心身の健全な成長 人格の形成に重大な影響を与えるばかりでなく 生命又は身体に重大な危険を生じさせる許されない行為でもある これを踏まえ 本校では 全児童がいじめを行わず

出雲商業高等学校における 学校いじめ防止基本方針 平成 26 年 3 月作成平成 31 年 3 月改訂 生徒指導部

表 いじめ対策委員会 学校内 学校外 校長 年学年主任 学校評議員 PTA 会長 教頭 年学年主任 学校評議員 PTA 副会長 生徒指導担当 年学年主任 学校評議員 PTA 副会長 支援教育コーディネータ 管理グループリーダー 学校評議員 PTA 副会長 養護教諭 スクールカウンセラー 学校評議員

1 基本理念いじめは いじめを受けた児童生徒の教育を受ける権利を著しく侵害し その心身の健全な成長及び人格の形成に重大な影響を与えるのみならず その生命又は身体に重大な危険を生じさせるおそれがある 本校は 上記のことを踏まえ また 本市学校努力目標である 夢に向かって人生をきり拓くなごやっ子の育成

て, 組織的 実効的に取り組むことを目的とする 2 構成教職員,SCや社会福祉士など心理や福祉の専門家, 弁護士, 精神科医等の医師, 教員 警察官経験者などの地域人材等 3 組織の役割学校が組織的にいじめの防止等に取り組むに当たり, 次のような役割を担う アいじめの予防に関して 学校基本方針に基づ

別添2 いじめの防止等のための基本的な方針(平成25年10月11日文部科学大臣決定)の改定について【主な改定事項】

滋賀県いじめ防止基本方針 構成案

Microsoft Word - H29 いじめ防止基本方針.docx

(3) いじめに関する学習 ( 主担当 : 人権主任 道徳教育推進教師 ) 1 人権感覚の育成 道徳教育推進教師 = 豊かな人権感覚をはぐくむ授業づくり ( 主として道徳 ) のための 資料提供や 情報共有を行う 2 人権学習週間 人権主任 = 道徳主任 特活主任 学年主任と連携しながら進める 3

いじめの表れとして 以下のようなものが考えられます 冷やかしやからかい 悪口や脅し文句 嫌なことを言われる 仲間はずれ 集団から無視をされる 軽く体を当てられたり 遊ぶふりをして叩かれたり 蹴られたりする 体当たりされたり 叩かれたり 蹴られたりする 金品をたかられる 金品を隠されたり 盗まれたり

宮城県いじめ防止基本方針 平成 2 5 年 1 2 月 宮城県 宮城県教育委員会 ( 最終改定平成 30 年 3 月 )

2 いじめの防止等に関する組織 (1) いじめ対応チーム 法第 22 条に基づき いじめの防止等に関する措置を実効的に行うため 本校に いじめ対応チーム を置く ア構成校長 教頭 生活指導担当 ( 校内 ) 生活指導担当 ( 校外 ) 道徳 人権教育担当 校内研修担当 学年担当 養護教諭 その他の必

必要に応じて構成員以外の関係者を招集できる (3) 開催ア定例会 ( 各学期 1 回程度開催 ) イ校内委員会 ( 生徒指導委員会等と兼ねて開催 ) ウ臨時部会 ( 必要に応じて 必要なメンバーを招集して開催 ) (4) 内容ア学校基本方針に基づく取組の実施 学校基本方針に基づく取組の進捗状況の確認

もくじ はじめに 2 Ⅰ 改善基本 5 か年計画の基本構想 3 Ⅱ いじめ問題に関する基本的な考え方 4 Ⅲ 未然防止への取組 5 Ⅳ 早期発見 早期対応への取組 5 Ⅴ 関係機関との連携を強化した取組 6 Ⅵ 推進体制 検証体制を整える取組 7 改善基本 5 か年計画の見方 行動目標基本目標を達成

目次 Ⅰ 太田市いじめ防止基本方針 策定の意義及び基本的な方向 1 太田市いじめ防止基本方針 策定の意義 2 いじめ防止等の対策に関する基本的な考え 3 いじめ防止等のための組織 4 その他いじめ防止等のための対策に関する重要事項 Ⅱ 基本理念 1 いじめに対する基本認識 2 未然防止に向けて 3


考えられる具体的ないじめの態様 1 冷やかしやからかい, 悪口や脅し文句, 嫌なことを言われる 2 仲間はずれ, 集団から無視をされる 3 意図的に軽くぶつかられたり, 遊ぶふりをして叩かれたり, 蹴られたりする 4 意図的に激しくぶつかられたり, 叩かれたり, 蹴られたりする 5 金品を要求される

はじめに

伊勢原市いじめ防止基本方針 平成 26 年 9 月 ( 改定平成 30 年 2 月 ) 伊勢原市伊勢原市教育委員会

第 1 章いじめ防止に関する本校の考え方 1. 基本理念いじめは その子どもの将来にわたって内面を深く傷つけるものであり 子どもの健全な成長に影響を及ぼす まさに人権に関わる重大な問題である 全教職員が いじめはもちろん いじめをはやし立てたり 傍観したりすることは絶対に許されないという姿勢で どん

Microsoft Word - いじめ防止基本方針H30

(1) いじめの防止いじめはどの子どもにも どの学校でも 起こりうるものです このことを踏まえ より根本的にいじめの問題を克服するためには 全ての生徒を対象とした いじめの未然防止の観点が重要です このため 本校では 全ての生徒を 心の通う対人関係を構築できるよう育み いじめを生まない環境をつくるた

いじめの定義の理解不足から起こる認識のズレ Q1 いじめはどの学校でも必ず起きるものでしょうか? いじめは どの学校にも どのクラスにも どの子ども にも起こりうる とされています いじめ問題に関する誤解は いじめの定義 の理解不足から起こります いじめ問題に関する聴き取りでは いくつかの学校から

目次 基本方針策定の趣旨 1 1 いじめの防止等のための対策の推進に関する基本的な方向 (1) いじめの防止等のための対策に関する基本理念 2 (2) いじめの定義 3 (3) いじめの理解 4 (4) いじめの防止等に関する基本的な考え方 5 (5) 県等の責務 7 2 県 県教育委員会が実施する

<4D F736F F D A9B93638FAC82A282B682DF96688E7E91CE8DF48AEE967B95FB906A E322E A8DC58F492E646F6378>

伊達市立関内小学校いじめ防止基本方針 ( 令和元年度版 ) 1. いじめの認知 (1) いじめの定義といじめに対する本校の基本的認識内容 1 いじめの定義いじめとは 当該児童と一定の人間関係にある者から 心理的 物理的な影響を与える行為 ( インターネットを通じて行われるものを含む ) により 心身

Microsoft Word 年度いじめ防止基本方針+志賀小

いじめ対策のポイントといじめ防止基本方針の改定

近江八幡市立桐原東小学校いじめ防止基本方針

1 基本理念いじめは いじめを受けた生徒の教育を受ける権利を著しく侵害し その心身の健全な成長及び人格の形成に重大な影響を与えるのみならず その生命又は身体に重大な危険を生じさせるおそれがある 本校は なごや子ども条例 に定める理念と子どもの権利の全ての条項を尊重するとともに 名古屋市立中学生の転落

2. いじめ対策の組織 (1) 常設の組織いじめ問題への組織的な取り組みを行うために, いじめ対策委員会 を設置し, 学校全体で総合的ないじめ対策を行う 1 生活指導部会 ( 毎月開催 ) 構成員 校長 教頭 教務主任 生徒指導主任 学年主任 ( ブロック1 名 ) 養護教諭その他必要に応じ関係する

山梨県いじめの防止等のための基本的な方針 平成 26 年 3 月 ( 最終改定平成 30 年 9 月 ) 山梨県 山梨県教育委員会

岐阜県における いじめの防止等のための基本的な方針 平成 26 年 3 月 ( 平成 29 年 8 月 22 日改定 ) 岐阜県

4 いじめの対応のための取組 1 未然防止の取組 (1) 授業づくりに関わること 同学年と連携をとりあい わかる授業づくりをすすめる すべての児童が授業に参加 学習場面で活躍できる授業を工夫する 教材 教具の工夫をする 弁護士による出前授業の位置づけ (2) 個人に関わること〇特に配慮が必要な児童へ

会津高校いじめ対応マニュアル 先生方へ支援や指導の具体的な場面でご活用ください 誰が どのような場面で どのような立場で支援 指導にあたるかはケースバイケースですが この内容を 会高版スタンダード として私たち全教職員が身に付けた上で 常に複数で関わりながら柔軟に対応していきたいと考えています 1

北海道いじめ防止基本方針のポイント

学校いじめ防止基本方針」(例)

者へのいじめを強要しているケースもあるなど 周囲の者からは見えにくい構造になっていることもある さらに 直接の接点がないと思われる集団においても いじめが発生する可能性があり インターネット上のソーシャル ネットワーキング サービス ( 以下 SNSという ) でのやりとりの中でつくられている関係に

Transcription:

小樽市立北陵中学校いじめ防止基本方針令和元年 5 月改定 1. はじめにいじめの問題は 生徒が夢と誇りを持ち 生き生きと学校生活を送ることを妨げる重大な人権上の問題です 平成 25 年 6 月に いじめ防止対策推進法 が成立し 北海道においては 平成 26 年 4 月に 北海道いじめの防止に関する条例 を施行するとともに 同年 8 月に 北海道いじめ防止基本方針 を決定しました 法施行後も 全国的にいじめにより尊い命が失われる事案や 一部の教職員がいじめの問題を抱え込むなど適切な対応をとらない事案が後を絶たず 国は平成 29 年 3 月に いじめ防止等のための基本的な方針 を改定し 道においても国の動向を踏まえ 平成 30 年 2 月に道の基本方針を改定した 小樽市では 生徒の尊厳を守るために 家庭や市民とともに いじめの問題に真剣に取り組み この取組が 人権に対する理解を深め 地域社会全体で いじめのような人権侵害から生徒を守る意識の高揚につながるよう 平成 27 年 3 月 小樽市いじめ防止対策推進条例 を制定するとともに 条例第 11 条の規定に基づき 同年 4 月 小樽市いじめ防止基本方針 を定めた これに基づき 小樽市立北陵中学校では 生徒が安心 安全で 意欲を持って充実した学校生活を送ることができるよう いじめは どの学校でも どの子どもにも起こりうるもの という認識に立ち いじめ防止といじめの早期発見 早期対応を図るため 小樽市立北陵中学校いじめ防止基本方針 を改定した 2. いじめの理解 (1) 定義生徒に対して 当該生徒が在籍する学校に在籍している等 当該生徒と一定の人的関係にある他の児童生徒が行う心理的又は物理的な影響を与える行為 ( インターネットを通じて行われるものを含む ) であって 当該行為の対象となった生徒が心身の苦痛を感じているもの (2) いじめを理解するに当たっては いじめを受けた生徒の中には いじめを受けたことを認めたくない 保護者に心配をかけたくない などの理由で いじめの事実を否定することが考えられることから いじめに当たるか否かの判断は表面的 形式的に行うのでなく いじめを受けた生徒や周辺の状況等を踏まえ 客観的に判断し 対応する インターネットを通じたいじめなど 本人が気付いていない中で誹謗中傷が行われ 当該生徒が心身の苦痛を感じるに至っていない場合も いじめと同様に対応する 生徒の善意に基づく行為であっても 意図せずに相手側の生徒に心身の苦痛を感じさせてしまい いじめにつながる場合もあることや 多くの生徒が被害生徒としてだけではなく 加害児童生徒としても巻き込まれることや 被害 加害の関係が比較的短期間で入れ替わる事実を踏まえ 対応する なお 軽い言葉で相手を傷つけたが すぐに加害生徒が謝罪し教員の指導によらずして良好な関係を再び築くことができた場合等においては 学校は いじめ という言葉を使わず指導するなど 柔軟な対応による対処も可能である ただし これらの場合であっても いじめに該当するため 事案を情報共有して対応する けんか や ふざけ合い であっても 見えない所で被害が発生している場合もあるため 背景にある事情の調査を行い 生徒の感じる被害性に着目し いじめに該当するか否かを判断するもの

とする 日頃からグループ内で行われているとして けんか や ふざけ合い を軽く考え 気付いていながら見逃してしまうことも少なくない ささいに見える行為でも 表には現れにくい心理的な被害を見逃さない姿勢で対応する 生徒が互いの違いを認め合い 支え合いながら 健やかに成長できる環境の形成を図る観点から 例えば 発達障がいを含む障がいのある生徒 や 海外から帰国した生徒や外国人の生徒 国際結婚の保護者を持つなどの外国につながる生徒 性同一性障害や性的指向 性自認に係る生徒 等学校として特に配慮が必要な生徒については 日常的に 当該生徒の特性を踏まえた適切な支援を行うとともに 保護者との連携 周囲の児童生徒に対する必要な指導を組織的に行う (3) いじめの解消いじめは 単に謝罪をもって安易に解消とすることはできない いじめが 解消している 状態とは 少なくとも次の2つの要件が満たされている必要がある ただし 必要に応じ 被害生徒と加害生徒との関係修復状況など他の事情も勘案して判断するものとする 1いじめに係る行為が止んでいること被害生徒に対する心理的又は物理的な影響を与える行為 ( インターネットを通じて行われるものを含む ) が止んでいる状態が相当の期間継続していること この相当の期間とは 少なくとも3か月を目安とする ただし いじめの被害の重大性等からさらに長期の期間が必要であると判断される場合は この目安にかかわらず いじめ防止対策委員会 の判断により より長期の期間を設定するものとする 2 被害生徒が心身の苦痛を感じていないこといじめに係る行為が止んでいるかどうかを判断する時点において 被害生徒がいじめの行為により心身の苦痛を感じていないと認められること 被害生徒本人及びその保護者に対し 心身の苦痛を感じていないかどうかを面談等により確認する いじめが解消に至っていない段階では 被害生徒を徹底的に守り通し その安全 安心を確保する責任を有する いじめ防止対策委員会 においては いじめが解消に至るまで被害生徒の支援を継続するため 支援内容 情報共有 教職員の役割分担を含む対処プランを策定し 確実に実行する いじめの解消の見極めに当たっては 学校や保護者のほか いじめ防止対策委員会 を活用し 必要に応じてスクールカウンセラーなどを含めた集団で判断する 3. 学校の取組 (1) 学校いじめ防止基本方針の策定国の いじめ防止等のための基本的な方針 や小樽市の基本方針を参酌し 小樽市立北陵中におけるいじめの防止等の取組についての基本的な方向 取組の内容等を 小樽市立北陵中学校いじめ防止基本方針 として定める 1 意義 教職員がいじめを抱え込まず かつ 学校のいじめへの対応が個々の教職員による対応ではなく組織として一貫した対応となる 学校の対応をあらかじめ示すことは 生徒及びその保護者に対し 生徒が学校生活を送る上での

安心感を与えるとともに いじめの加害行為の抑止につながる 加害者への成長支援の観点を基本方針に位置付けることにより いじめの加害者への支援につながる 2 取組 いじめが起きにくい いじめを許さない環境づくりに向けた いじめの防止等の取組を体系的 計画的に行うための包括的な取組の方針 具体的な指導内容のプログラム化を図る 情報モラル教育の取組を強化し インターネット等の正しい利用方法等を学習させるとともに インターネット利用等に関する小樽市のルール おたるスマート7 等を通じて 生活習慣の改善とネット上のいじめの防止等に取り組む いじめの情報共有の手順及び情報共有すべき内容 ( いつ どこで 誰が 何を どのように等 ) の明示する アンケート いじめの通報 情報共有 適切な対処等の在り方についてのマニュアルの作成する 学校いじめ防止基本方針におけるアンケート調査 個人面談の実施や 結果の検証及び組織的な対処方法の設定する チェックリストを作成 共有して全職員で実施する などの具体的な取組を行う いじめ防止対策委員会 の取組の行動計画となるような年間を通じた具体的な活動 事案対処に関する教職員の資質能力の向上に向けた校内研修の実施計画を策定する 加害生徒に対する成長支援の観点を踏まえた加害生徒が抱える問題を解決するための具体的な対応方針を明示する いじめ防止対策委員会 を中心としたPDCAサイクルによる点検 見直しの取組を進める 北陵中学校いじめ防止基本方針において いじめ防止等のための取組に係る目標を設定し 学校評価において目標の達成状況を評価する 評価結果を踏まえ 学校におけるいじめの防止等のための取組の改善を図る 北陵中学校いじめ防止基本方針を策定又は見直す際には 生徒 保護者 地域住民 関係機関等の参画を得て進め より分かりやすい基本方針となるよう努める 策定した北陵中学校いじめ防止基本方針を学校のホームページへの掲載 学校便りに記載し配布 学校内への掲示 その他の方法により 生徒 保護者や地域住民が北陵中学校いじめ防止基本方針の内容を容易に確認できるような措置を講じる の内容を必ず入学時 各年度の開始時に資料を配布するなどして 生徒 保護者 関係機関等に説明する (2) 組織づくり小樽市立北陵中学校は 複数の教職員等によって構成される いじめ防止対策委員会 を組織する 1 意義 いじめについては 特定の教職員で問題を抱え込まず学校が組織的に対応することにより 複数の目による状況の見立てが可能となる 心理や福祉の専門家であるスクールカウンセラー スクールソーシャルワーカー 学校医 有識者等の外部専門家が参加しながら対応することなどにより より実効的ないじめの問題の解決に資することが期待できる 2 取組 構成員は校長 教頭 教職員によって構成し 可能な限り スクールカウンセラー スクールソーシャルワーカー 学校医 有識者等の外部専門家の参加を得る

個々のいじめの防止 早期発見 事案対処に当たって 関係の深い教職員を追加する 教職員同士の日常的なつながり 同僚性を向上させるとともに 学校のいじめ対策の企画立案 事案対処等を 学級担任を含めた全ての教職員が経験することができるようにするなど 未然防止 早期発見 事案対処の実効化のため 組織の構成を適宜工夫 改善できるよう柔軟な組織とする 北陵中学校学校いじめ防止基本方針に基づく取組の実施や具体的な年間計画の作成 実施 検証 修正に当たっては 保護者や生徒の代表 地域住民などの参画を得て進める 小樽市立北陵中学校では 以下のことを踏まえ いじめ防止対策委員会 の体制を整備する 的確にいじめの疑いに関する情報を共有し 共有された情報を基に 組織的に対応できる体制 事実関係の把握 いじめであるか否かの判断を組織的に行うことができる体制 いじめが疑われるささいな兆候や懸念 生徒からの訴えなどを教職員が抱え込むことなく 又は対応不要であると個人で判断せずに 直ちに全て報告 相談できる体制 当該組織に集められた情報は個別の児童生徒ごとに記録するなど 複数の教職員が個別に認知した情報を集約し共有できる体制 迅速に対応できるよう構成員全体の会議と日常的な関係者の会議に役割分担するなど 機動的に運用できる体制 いじめ防止対策委員会 の役割 北陵中学校いじめ防止基本方針に基づく取組の実施や具体的な年間計画の作成の際に中核となる役割 いじめの未然防止のため いじめが起きにくい いじめを許さない環境づくりを行う役割 いじめの相談 通報の窓口としての役割 いじめの疑いに関する情報や生徒の問題行動などに係る情報の収集と記録 共有を行う役割 いじめを察知した場合には 情報の迅速な共有 関係のある生徒に対するアンケート調査 聴き取り調査等により事実関係の把握といじめであるか否かの判断を行う役割 いじめが解消に至るまで被害生徒の支援を継続するため 支援内容 情報共有 教職員の役割分担を含む対処プランを策定し 確実に実行する役割 いじめの被害生徒に対する支援 加害生徒に対する指導の体制 対応方針の決定と保護者との連携といった対応を組織的に実施する役割 北陵中学校いじめ防止基本方針に基づく取組の実施や具体的な年間計画の作成 実行 検証 修正を行う役割 北陵中学校いじめ防止基本方針における年間計画に基づき いじめの防止等に係る校内研修を企画し 計画的に実施する役割 北陵中学校いじめ防止基本方針が自校の実情に即して適切に機能しているかについての点検を行い 学校いじめ防止基本方針の見直しを行う役割 (PDCAサイクルの実行を含む ) 北陵中学校いじめ防止基本方針の内容が 生徒や保護者 地域住民から容易に認識される取組を行う役割 被害生徒を徹底して守り通し 事案を解決する相談 通報を受け付ける窓口であるなど いじめ防止対策委員会 の役割が 生徒や保護者 地域住民からも容易に認識される取組を行う役割 (3) 学校におけるいじめ防止等に関する取り組み 学校は 未然防止 早期発見 早期対応 の 3 つの段階に応じて いじめの防止等に

向けた効果的な対策を講じる 1 未然防止 学校においては いじめの芽はどの生徒にも生じ得ることを踏まえ 全ての生徒を対象に 学校全体でいじめに向かわせないための未然防止の取組として 生徒同士が主体的にいじめの問題について考え 議論することなどのいじめの防止に資する活動に取り組む 生徒に対して 傍観者とならず いじめ防止対策委員会 への報告をはじめとするいじめを止めさせるための行動をとる重要性を理解させるよう努める 生徒が 誰とでも適切な人間関係を築き 集団の一員であるという自覚と責任を持って行動できるような規律ある集団づくり 学校全体における いじめは絶対に許されない という雰囲気の醸成 いじめに関する授業 の学期ごとの実施など 道徳教育や人権教育の充実 読書活動 体験活動などの推進等による いじめをしない させない態度 能力の育成 いじめを受けていると感じた際に いじめが生じている集団から離れ 学校内外を問わず誰かに相談することを促す指導の促進 生徒自らがいじめについて学び 主体的に考え 生徒自身がいじめの防止を訴えるような取組の推進 学校の教育活動全体を通じた 教員と生徒との信頼関係の構築 いじめの問題の理解と対応にかかわる学期ごとの校内研修等を通じた教員の資質の向上 生徒及び保護者を対象としたいじめ( ネット上のいじめも含む ) 防止のための啓発活動の推進 家庭訪問 学校便りなどを通じた家庭との緊密な連携 協力 配慮を必要とする生徒の交友関係等の情報を把握し 入学や進学時の学級編成や学校生活の節目の適切な指導 特に配慮が必要な生徒について 日常的に 校長による全校生徒面談 当該生徒の特性を踏まえた適切な支援 保護者との 連携 周囲の生徒に対する指導など 2 早期発見 学校は いじめは大人が気付きにくく判断しにくい形で行われることが多いことを認識する いじめとの関連を常に考慮して 早い段階から複数の教職員で的確に関わりを持ち いじめを隠蔽 看過 軽視することなく いじめを積極的に認知する 校長による全校生徒面談 いじめ防止キャンペーン 各学期に1 回の定期的なアンケート調査 ほっと の調査を2 回実施 教育相談の実施等により 早期のいじめの実態把握と児童生徒がいじめを訴えやすい体制の整備 スクールカウンセラーによる 個別面接の実施 保健室 相談室等の利用及び電話相談窓口の周知等による相談体制の整備 行動記録や会議等による教職員全体のいじめに関する情報の共有と教育委員会への報告 ネットパトロールなどによるインターネット上のいじめの状況把握及び関係機関との連携強化など 3 早期対応 学校は いじめの発見 通報を受けた場合には 特定の教職員が問題を抱え込むことなく 迅速に組織的に対応する

いじめを受けた生徒を守り通すとともに いじめを行った生徒に対しては 教育的配慮のもと 毅然とした態度で指導する 学校いじめ防止基本方針や早期発見 対応マニュアルに情報共有の手段や共有すべき内容を明記する いじめられた生徒及びいじめを知らせてきた生徒を守り通し 安心して教育を受けられる環を確保する いじめた生徒に対しては 当該生徒の人格の成長を旨とする教育的配慮のもと 毅然とした態度で指導する いじめを見ていた生徒に対して 自分の問題として捉えられるようにするとともに いじめの事実を早期に学校 家庭 関係機関等に知らせることを促す指導をする いじめられた生徒及びいじめを知らせてきた生徒の保護者への支援 助言をする いじめた生徒の保護者への協力要請及び助言をする 保護者会を開催するなどして保護者と情報を共有する 関係機関や専門家等との相談 連携を図る いじめ が暴行や傷害等犯罪行為にあたると認められる場合や 生徒の生命 身体又は財産に重大な被害が生じる場合などは 直ちに警察に通報して いじめられた生徒を守る その際は 学校での適切な指導 支援を行い いじめられた者の意向にも配慮した上で 警察に相談 通報し 連携して対応していく いじめられた生徒に対しては 事情や心情を聴取し 生徒に合わせた継続的なケアを行う いじめた生徒に対しては 事情や心情を聴取し 再発防止に向けて適切に指導するとともに 生徒の状態に応じた継続的な指導及び支援を行う これらの対応について 教職員全員の共通理解 保護者の協力 関係機関 専門機関との連携のもとで取り組む など 4. 重大事態への対処重大事態が発生した場合には 本基本方針や国の いじめの重大事態の調査に関するガイドライン に沿って速やかに対処するとともに 事実関係を明確にする調査を行い 同種の事態の発生の防止に努める 重大事態とは ( 法第 28 条第 1 項 ) いじめにより当該学校に在籍する生徒等の生命 心身又は財産に重大な被害が生じた疑いがあると認めるとき 例えば 生徒が自殺を企図した場合 身体に重大な傷害を負った場合 金品等に重大な被害を被った場合 精神性の疾患を発症した場合 いじめにより当該学校に在籍する生徒等が相当の期間学校を欠席することを余儀なくされている疑いがあると認めるとき 相当の期間 については 国の不登校の定義を踏まえ 年間 30 日を目安としている ただし 日数だけでなく 生徒の状況等 個々のケースを十分把握する必要がある 生徒や保護者から いじめられて重大事態に至ったという申立てがあったときは その時点で学校が いじめの結果ではない あるいは 重大事態とはいえない と考えたとしても 重大事態ととらえる必要がある

学校は 重大事態の意味を踏まえ 個々のケースを十分把握したうえで重大かどうかを判断し 報告 調査等に当たる 被害生徒 保護者が希望する場合は 調査の実施自体や調査結果を外部に対して明らかにしないまま行うことも可能であり 被害生徒 保護者の意向を的確に把握し 調査方法を工夫しながら調査を進める 重大事態と思われる案件が発生した場合は直ちに教育委員会に報告する

いじめ防止等の対策のための校内組織 ( 本方針の中核的な活動内容については いじめ防止プログラム として策定し 計画的に実施する ) 校長 教頭 いじめ防止対策委員会 ( 生徒指導委員会 ) 学校いじめ防止基本方針作成 見直し 未然防止 早期発見の取組の企画 運営 ( アンケート 教育相談等 ) 配慮の必要な生徒への支援検討等 連絡報告支援 各学年 学級 計画的な指導の実施 いじめの実態把握 早期発見 指導 情報収集 情報提供 情報収集 情報提供 各担任 各学年 生徒 保護者地域関係機関 (SC 学校医 有識者等 ) 事故発生から再発防止までのいじめに対する措置 発生 いじめ防止対策委員会 校長への報告 いじめ防止対策委員会の開催 正確な事実の確認 指導方針の検討 全教職員への周知 再発防止の取組 生徒への対応 保護者への対応 いじめられた生徒 心のケア 見守り 声かけ 保護者への連絡 いじめた子ども いじめの事実と再発防止への指導 不安感への理解 見守り 声かけ その他の子ども 見ているだけでもいじめであることなどの指導 学級等における人権教育や豊かな心の育成を図る取組 いじめアンケートの実施 教育相談の実施 いじめ防止を題材にした学級活動 生徒会を中心としたいじめ防止の取組 校内巡回によるふれあい活動 保護者への協力依頼 正確な事実の説明 学校の指導方針の説明と保護者の理解 家庭教育への具体的助言