Crucial Client SSD でのファームウェアアップデート手順 概要このガイドを使うことにより パーソナルコンピューティング環境に ( 以下本文書ではホストシステムという ) インストールされた Crucial SSD でファームウェアアップデートを実行することがきます このガイドでは 2 つのアップデート方法を説明します 方法 1:Crucial Storage Executive ソフトウェアを介したオンラインアップデート ( 推奨 ) Storage Executive が動作中にファームウェアアップデートをオンラインで確認し 利用可能なアップデートがある場合 ユーザーは通知を受けます ユーザーはファームウェア変更リストを参照して Storage Executive ユーザーインターフェース内でアップデートの実行を選択できます 方法 2:ISO イメージの起動ディスクの作成 Crucial では ホストコンピュータに Storage Executive をインストールせずにアップデートを実行できる 起動可能な ISO イメージを使用できます この方法では 提供されたイメージを CD-R または USB フラッシュドライブなど起動可能なメディアに読み込む必要があります 次に 起動可能なメディアのシステムを起動して アップデートを実行します どちらの方法でも ホストコンピュータ上のブート環境内でアップデートの最終ステップを実行します これにより ダウンロード前およびダウンロード実行中に アップデートマテリアルの適用性と整合性が再確認されます また ホストシステムの SSD でアップデートが実行されます AC 電源を使用し ファームウェアをアップデートする前に任意の方法でシステム全体のバックアップを実行することを強くお勧めします アップデートが中断されたことが原因でドライブが損失または破損するのはきわめてまれですが お客様ご自身の責任においてアップデートを実行してください 方法 1:Crucial Storage Executive を介したオンラインアップデート ( 推奨 ) この方法では ご使用のコンピュータに Crucial Storage Executive をインストールする必要があります Storage Executive の詳しい情報 ソフトウェアのユーザーズガイド ダウンロードリンクについては こちらをご確認ください http://www.crucial.com/usa/en/support-storage-executive-jp またこの方法では Storage Executive が Crucial サーバーに接続できるようシステムがインターネットに接続されている必要があります ホストシステムがネットワークプロキシを介してインターネットに接続されている場合 インターネットアクセスは確保されていても Storage Executive が Crucial サーバーに接続できないことがあります 手順 1:Storage Executive を起動する Windows 7 またはそれ以前のバージョンでは [ スタート ] メニューを開いて [ すべてのプログラム ] [Storage Executive] の順にクリックして [Storage Executive] をクリックします Windows 8 では Windows ロゴキーを押しながら S キーを押すと 検索バーが表示されます 検索バーに Storage Executive と入力して [Crucial Storage Executive] アプリをクリックします
Storage Executive が起動すると 既定のブラウザーにシステム情報画面が表示されます システム情報ウィンドウで ドライブの状態を示すボックスに ホストシステムにある Crucial SSD に対応する利用可能なファームウェアアップデートが表示されます 以下は システム情報ウィンドウに表示される利用可能なファームウェア更新の例です 手順 2: アップデートを選択して実行するこのステップは 該当するドライブのオレンジ色の更新ボタンをクリックするか 左側にある [Firmware Updates] ボタンをクリックして更新するドライブを選択することで実行できます 実行が開始されると 以下の例に示されているようにアップデートに関する情報が画面に表示されます
手順 3: アップデートを実行する ファームウェアアップデートを実行する前に注意すべき点がいくつかあります アップデートを実行する前に ファイルを保存し 他のプログラムを閉じてください アップデートはホストシステムのすべての互換ドライブで実行されます アップデート実行中にシステムが Storage Executive 環境で再起動します アップデートが完了するとシステムは自動的に通常の動作環境で再起動します 画面に ファームウェアのバージョン情報 リリース日 リリースノートが表示されます すべてを確認した後に [Update Firmware Now] をクリックします 方法 2:ISO イメージの起動ディスクの作成この方法で実行する場合 Storage Executive のインストールや インターネット接続は必要ありません ただし 最初の方法に比べて複雑で ユーザーエラーが発生しやすくなります Storage Executive を使用しないことにより 適用可能なアップデートの判別 アップデート環境での起動 正常なアップデートの確認などのプロセスがより複雑になります 手順 1: ドライブのモデルと現在のファームウェアを特定する多くの場合 動作中のオペレーティングシステムにインストールされたシステム構成ユーティリティを使用することで実行できます Windows 7 では 以下の手順に従って実行できます [ スタート ] ボタンをクリックして [ コンピュータ ] をクリックします 目的のドライブを表すディスクアイコンをクリックして [ プロパティ ] をクリックします [ ハードウェア ] タブをクリックします 全ディスクドライブ の一覧には システムにある物理ドライブのすべてが含まれています 選択したドライブをハイライト表示して [ プロパティ ] をクリックします 注 : 一覧には複数のエントリがあり 各エントリは システムにインストールされたドライバにより ATA デバイスまたは SCSI デバイスとして表示されます
[ 詳細 ] タブをクリックし [ プロパティ ] ドロップダウンリストをクリックし [ ハードウェア ID] を選択しま す 次のページに表示されているのと同様の画面が表示されます 注 :ATA デバイスとして表示されているか SCSI デバイスとして表示されているかによって 情報の形式は異なります 上の例にあるように ドライブのモデルと現在のファームウェアはハイライトで囲まれます 手順 2:Crucial.com から ISO イメージをダウンロードする インターネットに接続されているシステムで 以下の URL にアクセスしてパッケージを検索します http://www.crucial.com/usa/en/support-ssd ドライブモデルの先頭の数文字と一致するファームウェアアップデートの ISO イメージを検索します ドライブモデルに対応する複数のパッケージがあることがあります そのような場合は ドライブに現在あるファームウェアリビジョンとフォーマットが類似する最新の ISO を選択します 先の例では Crucial M550 ドライブに MU01 がロードされていたため MU02 または MU03 に対応する Crucial M550 ファームウェアアップデートパッケージが適しています 場合によっては 同じ製品ラインに複数タイプのファームウェアがあっても互換性がないことがあります このような場合 ファームウェアリビジョンは互いに異なるものになります たとえば 標準の Crucial M550 では自己暗号化ディスク (SED) 機能がサポートされていますが この機能がサポートされていない Crucial M550 もあり この 2 つには別個のファームウェアが必要です このような場合 標準の Crucial M550 には標準のファームウェア (MU01 など ) が含まれており 非 SED バリエーションには非 SED バリエーションのファームウェア (MUN1) が含まれています 手順 3 に進む前に 正しい ISO イメージがダウンロードされていることを確認してください 手順 3:ISO を含む起動可能なメディアを作成するこの手順は CD-R を使用するか 起動可能な USB ドライブを作成して実行します ホストシステムの接続に最も適したオプションを選択してください
オプション 1: 起動可能な CD を作成する ISO イメージは CD-R または CD-RW に書き込むことができます Windows でこれを実行するには 未使用の CD-R を CD-R 対応の光学ドライブにセットして ダウンロードされた ISO ファイルをクリックし [ ディス クイメージを書き込む ] をクリックします 正常な書き込みを実行するため 通常は最も低速の書き込み速 度が推奨されます オプション 2: 起動可能な USB ドライブを作成する 1. 新たにフォーマットされた空の USB ドライブを用意します 2. USB インストーラープログラムを開きます USB インストーラープログラムがない場合は Universal USB Installer など 無料で入手できる USB インストーラープログラムをダウンロードします www.pendrivelinux.com/universal-usb-installer-easy-as-1-2-3/ 3. Universal USB Installer を使用する場合 : 手順 1 のドロップダウンリストで [Try Unlisted Linux ISO] を選択する 事前にダウンロードしたファームウェア ISO を検索する 選択した [ ドライブをフォーマット ] オプションで起動可能な USB を作成する 新しく作成した起動可能なメディアを接続したままホストシステムを閉じます 手順 4: 作成したメディアで起動してアップデートを実行する この手順では 最初にドライブのパスワードを無効化するか ホストシステムの BIOS または UEFI 構成ユーティリ ティを使用して起動順序を変更する必要があります ホストシステムのオーナーズマニュアルを参照して これらの操作を実行してください ISO を使用して作成された起動可能なメディアからシステムを起動すると ホストシステムにあるすべての互換ドライブでアップデートが実行されます 下に表示されているものと同様の画面に表示されたテキストにより ユーザーはアップデートの進行状況を確認できます 手順 5: 起動可能なメディアを外して通常の動作環境で再起動するホストシステムが ISO で再び起動してしまうのを防ぐため 起動可能なメディアをホストシステムから取り出します 再起動後 ホストシステムは通常どおり機能します 2015 Micron Technology, Inc. All rights reserved. 情報は予告なく変更されることがあります Micron および Micron のロゴは Micron Technology, Inc. の登録商標です Crucial Crucial のロゴ The memory & storage experts は Micron Technology, Inc. の商標または登録商標です その他の商標およびサービスマークはすべて その所有者に帰属します 製品および仕様は予告なく変更される場合があります Crucial および Micron Technology はいずれも印刷または写真における不備またはエラーについて一切の責任を負いません 2015/01/06 改訂 MU02