第三者評価結果の公表事項 ( 母子生活支援施設 ) 1 第三者評価機関名 公益社団法人 福岡県社会福祉士会 2 施設名等 名 称 : 種 別 : 施設長氏名 : 定 員 : 所 在 地 : T E L : 百道寮 母子生活支援施設 施設長 岸原 晃 45 世帯 福岡県福岡市早良区百道 3 丁目 18

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13 Ⅱ-1-(2)-2 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している Ⅱ-2 福祉人材の確保 育成 Ⅱ-2-(1) 福祉人材の確保 育成計画 人事管理の体制が整備されている 14 Ⅱ-2-(1)-1 必要な福祉人材の確保 定着等に関する具体的な計画が確立し 取組が実施されている 15

事業者名称 ( 事業者番号 ): 地域密着型特別養護老人ホームきいと ( ) 提供サービス名 : 地域密着型介護老人福祉施設 TEL 評価年月日 :H30 年 3 月 7 日 評価結果整理表 共通項目 Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織 1 理念 基本方針

第三者評価結果表 施設名救護施設下関梅花園 評価対象 Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織 評価項目 a b c Na 判断の理由 1 理念 基本方針 (1) 理念 基本方針が確立されている 1 理念が明文化されている 理念は明文化され 法人の中長期計画や事業団ホームページ上にも記 載されており その内

(別紙3)

実施年月日平成 9 年 4 月 日実施者名松崎俊法 理念 基本方針 Ⅰ 福祉サービスの基本方針 理由も解って業務を行っている だいたい理由を理解して業務を行っている 実施していない Ⅰ--()- 理念が明文化されている 法人 保育所の理念 保育理念が文書 ( 事業計画等の法人 事業所内文書や広報誌

平成18年度標準調査票

4 総評 特に評価が高い点 母子が 安心して穏やかに生活できる場 を提供しています 地域には小学校 保育園 町営住宅等があり山間の緑が多く静かな住環境にあります 施設は安心して生活ができるように玄関は 1 箇所とし 利用者以外の侵入者を防いでいます 各居室は直ぐに生活できるように環境整備されています

別添 事業者向け放課後等デイサービス自己評価表 及び 保護者等向け放課後等デイサービス評価表 について 放課後等デイサービスガイドライン ( 以下 ガイドライン ) は 放課後等デイサービス事業所における自己評価に活用されることを想定して作成されたものですが 各事業所で簡易に自己評価を行うことができ

児童発達支援又は放課後等デイサービス事業に係る自己評価結果公表用(あかしゆらんこクラブ)

チェック式自己評価組織マネジメント分析シート カテゴリー 1 リーダーシップと意思決定 サブカテゴリー 1 事業所が目指していることの実現に向けて一丸となっている 事業所が目指していること ( 理念 ビジョン 基本方針など ) を明示している 事業所が目指していること ( 理念 基本方針

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平成18年度標準調査票

6 第三者評価の受審状況評価実施期間平成 28 年 9 月 1 日 ( 契約日 ) ~ 平成 29 年 3 月 22 日 ( 評価結果確定日 ) 受審回数 ( 前回の受審時期 ) 1 回 ( 平成 25 年度 ) 7 総評 特に評価の高い点 母子と職員の信頼関係が築かれています 母子のアンケートから

18 定期的にモニタリンク を行い 放課後等ディサービス計画の見直しの必要性を判断しているか 19 カ イト ラインの総則の基本活動を複数組み合わせて支援を行っているか 20 障害児相談支援事業所のサービス担当者会議にその子どもの状況に精通した最もふさわしい者が参画しているか 関係機関や保護者との連

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評価項目 評価ポイント 所管部局コメント 評価 国際交流に関する情報の収集及び提供事業国際交流活動への住民の参加促進事業国際理解推進事業在住外国人に対する相談事業在住外国人に対する支援事業 安定 確実な施設運営管理 公正公平な施設使用許可や地域に出向いた活動に取り組むなど新たな利用者の増加に努め 利

平成18年度標準調査票

6 ( 別紙 ) ( 母子生活支援施設 ) ( 別紙 ) 支援 () 支援の基本 母親と子どもそれぞれの個別の課題に対応して 専門的支援を行っている 母親と子どもがそれぞれ抱える個別の課題に対して 目的や目標を明確にした合理的で計画的な一貫した専門的支援を行っている 母親と子どもの課題を正しく理解し

事業者向け 放課後等デイサービス自己評価表 平成 30 年 9 月実施 職員数 5 名 ( 回答数 :5 名回答率 :100%) チェック項目はいどちらともいえないいいえ現状改善点 工夫している点など 環境 体制整備 1 利用定員が指導訓練室等スペースとの関係で適切であるか 2 職員の配置数は適切で

( 児童自立支援施設 ) 支援 () 支援の基本 子どもを理解 尊重し その思い ニーズをくみ取りながら 子どもの発達段階や課題に考慮した上で 子どもと職員との信頼関係の構築を目指している 子どものニーズをみたすことのできる日常的で良質なあたりまえの生活を営みつつ 職員がモデルとなること

母子生活支援施設 沖縄市立母子生活支援施設レインボーハイツ

( 横浜市解釈 ) 事業者向け放課後等デイサービス自己評価表 及び 保護者等向け放課後等デイサービス評価表 について 別添 評価表の内容を他事業所と競うことを想定したものではなく あくまで 研鑚のツールとして有効活 すること さらに質の い 援を提供していける事業所が増えていくことを期待しています

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( 児童自立支援施設 ) 支援 () 支援の基本 子どもを理解 尊重し その思い ニーズをくみ取りながら 子どもの発達段階や課題に考慮した上で 子どもと職員との信頼関係の構築を目指している 子どものニーズをみたすことのできる日常的で良質なあたりまえの生活を営みつつ 職員がモデルとなる

1 発達とそのメカニズム 7/21 幼児教育 保育に関する理解を深め 適切 (1) 幼児教育 保育の意義 2 幼児教育 保育の役割と機能及び現状と課題 8/21 12/15 2/13 3 幼児教育 保育と児童福祉の関係性 12/19 な環境を構成し 個々 1 幼児期にふさわしい生活 7/21 12/

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平成18年度標準調査票

伊川谷児童デイサービスステップ 環境 体制整備 区分 1 チェック項目現状評価 ( 実施状況 工夫点等 ) 保護者の評価保護者の評価を踏まえた改善目標 内容 利用定員に応じた指導訓練室等スペースの十分な確保 利用人数が日によって変わるので利用者数に合わせて活動内容を工夫しています 2 職員の適切な配

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平成21年度 指定管理業務評価シート(様式)

放課後等デイサービス事業所における自己評価結果 ( 公表 ) 公表 : 平成 31 年 3 月 15 日事業所名運動療育スクール jump 宇部校 環境 体制整備業務改善 1 チェック項目はいいいえ工夫している点 利用定員が指導訓練室等スペースとの関係で 適切である 2 職員の配置数は適切である 3

福祉サービス第三者評価の結果

A-2-(1)-1 利用者の自律 自立生活のための支援を行っている A-2-(1)-2 利用者の心身の状況に応じたコミュニケーション手段の確保と必要な支援を行っている A-2-(1)-3 利用者の意思を尊重する支援としての相談等を適切に行っている A-2-(1)-4 個別支援計画にもとづく日中活動と

平成 29 年度児童発達支援センターバンビ事業計画 1. 基本方針 児童発達支援センターバンビは相模原市南区の発達障害児の療育を遂行するため 以下の基本理 念 療育基本指針に則りサービスを提供する 1) 基本理念 1 児童一人ひとりに対する丁寧な 根拠 ある療育相模原療育園の医療スタッフとの連携によ

評価細目の第三者評価結果 評価対象 Ⅰ Ⅰ-1 福祉サービスの基本方針と組織 理念 基本方針 Ⅰ-1-(1) Ⅰ-1-(1)-1 理念 基本方針が明文化され周知が図られている 第三者評価結果 理念 基本方針が確立 周知されている b コメント 法人として理念 基本方針が中 長期計画や年度事業計画に表

第三者評価結果の公表事項 ( 児童養護施設 ) 1 第三者評価機関名社会福祉法人宮城県社会福祉協議会 2 施設名等 名称 : 種別 : 施設長氏名 : 定員 : 所在地 : U R L: 社会福祉法人旭が丘学園児童養護施設旭が丘学園児童養護施設小原善博 70 名宮城県

福祉サービス第三者評価の結果

 

A-2-(1)-3 利用者の意思を尊重する支援としての相談等を適切に行っている A-2-(1)-4 個別支援計画にもとづく日中活動と利用支援等を行っている A-2-(1)-5 利用者の障害の状況に応じた適切な支援を行っている 評価概要 1 子どもの心身の状態 生活習慣をアセスメントで把握し自立に配慮

4 研修について考慮する事項 1. 研修の対象者 a. 職種横断的な研修か 限定した職種への研修か b. 部署 部門を横断する研修か 部署及び部門別か c. 職種別の研修か 2. 研修内容とプログラム a. 研修の企画においては 対象者や研修内容に応じて開催時刻を考慮する b. 全員への周知が必要な

(4) 生活環境づくり 7 1 利用者が過ごしやすい環境づくりに取り組んでいる 施設の新築移転により全室個室化され プライバシーは確保されています 居室に私物の持ち込みができ 面会できる相談室も用意されており 過ごしやすい生活環境が整っています 園内はユニバーサルデザインであり 移動しやすいよう配慮

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自己点検・評価表

第3章 指導・監査等の実施


児童発達支援自己評価表 集計結果

(4) 生活環境づくり 7 1 利用者が過ごしやすい環境づくりに取り組んでいる 〇 施設の新築移転により全室個室となり プライバシーが保護されていると共に 居室に利用者の私物の持ち込みができることなど 利用者の趣向に合った部屋作りがされています 利用者からの聞き取りでも満足感が窺えました また 旧施

利用者満足の向上センターのチラシの配布など センターのPRのために具体的な取り組みを行っている 苦情対応体制を整備している 特記事項 名刺 サービス情報誌 広報での PR イベントでのパネル設置など実施 相談の際のプライバシーの確保を図っている 公平性 中立性の確保 業務改善への取り組み 相談室の整

児童発達支援ガイドライン(本文・セット版)

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看護部 : 教育理念 目標 目的 理念 看護部理念に基づき組織の中での自分の位置づけを明らかにし 主体的によりよい看護実践ができる看護職員を育成する 目標 看護職員の個々の学習ニーズを尊重し 専門職業人として成長 発達を支援するための教育環境を提供する 目的 1 看護専門職として 質の高いケアを提供

4 父親も育児参画しよう! 父親となる職員に, 配偶者出産休暇や男性の育児参加休暇を取得するよう働き掛けましたか 対象の職員全てに働き掛けは行われている 回答数 76 0 全人数割合 (%) 対象者なし 293 配偶者出産休暇 (3 日 ) 数値目標 31 年度までに配偶者出

を生かした環境を構成することも求められます 3 安全で保健的な環境次に 施設などの環境整備を通して 保育所の保健的環境や安全の確保などに努めること としています 子どもの健康と安全を守ることは保育所の基本的かつ重大な責任です 全職員が常に心を配り 確認を怠らず 子どもが安心 安全に過ごせる保育の環境

事業所が目指していること ( 理念 ビ ジョン 基本方針など ) を明示してい る 事業所が目指していること ( 理念 ビジョン 基本方針など ) について 職 員の理解が深まるような取り組みを 行っている 平成 年度組織マネジメント項目共通シート ( 経営層合議用 ) カテゴリー リーダーシップと

宮城県福祉サービス第三者評価のご案内(宮城県)

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Ⅲ 目指すべき姿 特別支援教育推進の基本方針を受けて 小中学校 高等学校 特別支援学校などそれぞれの場面で 具体的な取組において目指すべき姿のイメージを示します 1 小中学校普通学級 1 小中学校普通学級の目指すべき姿 支援体制 多様な学びの場 特別支援教室の有効活用 1チームによる支援校内委員会を

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平成 29 年度定期監査 ( 第 1 回 ) の結果報告に基づき講じた措置内容等 墨田区長 監査委員意見について 監 査 結 果 の 内 容 措 置 内 容 (1) 事務処理の適正化について今回の監査では指摘事項に該当する事例はなかったものの 指導 注意事項の事例については これまでの重ねての指摘に

監査に関する品質管理基準の設定に係る意見書

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児童虐待防止対策体制総合強化プラン 平成 30 年 12 月 18 日 児童虐待防止対策に関する関係府省庁連絡会議決定 1. 目的 2016 年 5 月に全会一致で成立した児童福祉法等の一部を改正する法律 ( 平成 28 年法律第 63 号 以下 平成 28 年改正法 という ) においては 子ども

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介護における尊厳の保持 自立支援 9 時間 介護職が 利用者の尊厳のある暮らしを支える専門職であることを自覚し 自立支援 介 護予防という介護 福祉サービスを提供するにあたっての基本的視点及びやってはいけ ない行動例を理解している 1 人権と尊厳を支える介護 人権と尊厳の保持 ICF QOL ノーマ

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内部統制ガイドラインについて 資料

)各 職場復帰前 受入方針の検討 () 主治医等による 職場復帰可能 との判断 主治医又はにより 職員の職場復帰が可能となる時期が近いとの判断がなされる ( 職員本人に職場復帰医師があることが前提 ) 職員は健康管理に対して 主治医からの診断書を提出する 健康管理は 職員の職場復帰の時期 勤務内容

1. 子育て短期支援事業の概要 根拠法 子育て短期支援事業 は 児童福祉法 ( 昭和 22 年法律第 164 号 以下 法 という ) 第 6 条の 3 第 3 項に規定する市町村が実施する事業 用語の意味 児童 児童福祉法第 4 条に規定する者をいう 保護者 児童福祉法第 6 条に規定する者をいう

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金融円滑化に対する当金庫の取組状況 平成 27 年 11 月 13 日 高岡信用金庫

SIDS 発症時の対応を含め 夜間の急変時に迅速かつ適切に対処できるよう その日ごとに役割分担 ( 心肺蘇生係 119 番通報係 連絡係 記録係 ) を決め 係名の記載されたネームホルダーを着用し 常時備品 ( 笛 携帯電話 ) を携行し業務に就いている AED を設置している また 心肺蘇生訓練用

目次 4. 組織 4.1 組織及びその状況の理解 利害関係者のニーズ 適用範囲 環境活動の仕組み 3 5. リーダーシップ 5.1 経営者の責務 環境方針 役割 責任及び権限 5 6. 計画 6.1 リスクへの取り組み 環境目標

防犯カメラの設置及び運用に関するガイドライン

[ 指針 ] 1. 組織体および組織体集団におけるガバナンス プロセスの改善に向けた評価組織体の機関設計については 株式会社にあっては株主総会の専決事項であり 業務運営組織の決定は 取締役会等の専決事項である また 組織体集団をどのように形成するかも親会社の取締役会等の専決事項である したがって こ

環境 体制整備 4 チェック項目意見 事業所評価 生活空間は 清潔で 心地よく過ごせる環境になっているか また 子ども達の活動に合わせた空間となっているか クーラーの設定温度がもう少し下がればなおよいと思いました 蒸し暑く感じました お迎え時に見学させて頂きますが とても清潔だと思

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子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案要綱

I. はじめに 平成 28 年度においては 社会福祉法人制度改革の対応として 1 経営組織のガバナンス 2 事業運営の透明性 3 財務規律の強化 4 地域貢献事業に取り組んでいかなければならないと考えています 社会福祉法人は社会から期待される役割を果たすため 積極的な取り組みを進めていくことが必要で

第2節 茨木市の現況

特別養護老人ホーム外川園

鎌倉市関谷小学校いじめ防止基本方針 平成 26 年 4 月 鎌倉市立関谷小学校

( 障害者 児施設版 ) ( 別記 ) 福祉サービス第三者評価結果公表事項 1 第三者評価機関名社会福祉法人愛媛県社会福祉協議会 2 施設 事業所情報 名称 : 社会福祉法人大洲育成園 種別 : 障害者支援施設 代表者氏名 : 東谷弘子 定員 ( 利用人数 ): 施設入所支援生活介護就労継続支援短期

教育調査 ( 教職員用 ) 1 教育計画の作成にあたって 教職員でよく話し合っていますか 度数 相対度数 (%) 累積度数累積相対度数 (%) はい どちらかといえばはい どちらかといえばいいえ いいえ 0

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事業所自己評価 ミーティング様式実施日平成 9 年 8 月 日 ( :~ :). ~ したい の実現 ( 自己実現の尊重 ) メンハ ー 前回の課題について取り組めましたか? 人 6 人 7 人 人 6 人 個別介護計画を見直す際にはケアマネ 介護職 看護師が必ず参加し 他職種の意見を取り入れた計画

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1 策定の目的 この手引書は 茅ヶ崎市地域防犯カメラ ( 以下 地域防犯カメラ という ) の設置及び運用について配慮すべき事項を定めることにより 地域防犯カメラの有用性とプライバシー保護等との調和を図り 地域防犯カメラを適切かつ効果的に活用し 茅ヶ崎市の安心して安全に暮らせるまちづくりを推進するこ

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目 次 第 1 はじめに 2 1 ガイドライン策定の目的 2 2 ガイドラインの対象となる防犯カメラ 2 3 防犯カメラで撮影された個人の画像の性格 2 第 2 防犯カメラの設置及び運用に当たって配慮すべき事項 3 1 設置目的の設定と目的外利用の禁止 3 2 設置場所 撮影範囲 照明設備 3 3

2 学校は 防災や防犯についての体制作りや情報収集を適切に行っている 十分 おおむね十分 やや十分 不十分 分からない 不明 計 学校は 防災や防犯についての体制作りや情報収

ください 5 画像の保存 取扱い防犯カメラの画像が外部に漏れることのないよう 一定のルールに基づき慎重な管理を行ってください (1) 取扱担当者の指定防犯カメラの設置者は 必要と認める場合は 防犯カメラ モニター 録画装置等の操作を行う取扱担当者を指定してください この場合 管理責任者及び取扱担当者

周南市版地域ケア会議 運用マニュアル 1 地域ケア会議の定義 地域ケア会議は 地域包括支援センターまたは市町村が主催し 設置 運営する 行政職員をはじめ 地域の関係者から構成される会議体 と定義されています 地域ケア会議の構成員は 会議の目的に応じ 行政職員 センター職員 介護支援専門員 介護サービ

. 実施方法 公表学校関係者評価の実施については 平成 8 年度に行われた 自己点検評価 を学校関係者評価委員の皆さまにご確認いただき 自己点検評価の各項目に対するご意見と評価を取りまとめました また 評価結果については 今後の各校における教育活動や学生指導等 学校運営の改善に活かすとともに教育水準

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重症心身障害児施設の省令 ( 指定基準 ) を読む 全国重症心身障害児 ( 者 ) を守る会顧問山﨑國治 Ⅰ はじめに 平成 18 年 9 月 29 日 厚生労働省令第 178 号として 重症心身障害児施設の 人員 設備及び運営に関する基準 が厚生労働大臣から公布されました 省令のタイトルは 児童福

学校評価保護者アンケート集計結果 2 学校は 防災や防犯についての体制作りや情報収集を適切に行っている 十分 おおむね十分 やや十分 不十分 分からない 不明

(2) 総合的な窓口の設置 1 各行政機関は 当該行政機関における職員等からの通報を受け付ける窓口 ( 以下 通報窓口 という ) を 全部局の総合調整を行う部局又はコンプライアンスを所掌する部局等に設置する この場合 各行政機関は 当該行政機関内部の通報窓口に加えて 外部に弁護士等を配置した窓口を

就労継続支援 B 型計画に基づき 適切な就労継続支援の提供を行う (4) 生活支援員 1 名就労継続支援 B 型計画に基づき 日常生活上の支援 相談を行う (5) その他職員を必要に応じて配する場合がある ( 営業日及び営業時間等 ) 第 5 条事業所の営業日及び営業時間は 次のとおりとする (1)

Transcription:

の公表事項 ( 母子生活支援施設 ) 評価機関名 公益社団法人 福岡県社会福祉士会 施設名等 名 称 : 種 別 : 施設長氏名 : 定 員 : 所 在 地 : T E L : 百道寮 母子生活支援施設 施設長 岸原 晃 45 世帯 福岡県福岡市早良区百道 丁目 8-8 09-8-588 c 実施調査日 平成 6 年 月 4 日 ( 金 )~ 月 5 日 ( 土 ) 4 総評. 母親および子どもへの支援 職員と利用者とのさりげない挨拶や母 子の穏やかな表情に 日頃から相互にコミュニケーションが図られるよう 積極的に家庭的な雰囲気づくりに努められていることがうかがえます. 自立支援計画 支援 福祉事務所からの面接記録等を参考に 入所後 か月を目安としてアセスメントシートを用いて目標や支援方法を全職員参画のもと自立支援会議を実施し 支援方法が決定されています また 評価策定日 次回検討時期が記録され 随時見直しが行われています 各着眼点に対応する記録が整備され 情報の共有や分析 検証 見直しを通して 次の自立支援計画へとつなげられています 毎日の支援の内容は日誌 引継ノート等に記録され 自立支援会議を経て個別支援計画に反映されています ケース記録については 個別にファイルされ 事務室とは別室の保管庫に施錠 収納されています また その内容が職員各自のパソコンで確認 共有化できるネットワークシステムが整備されています. 安全確保の取り組み 夜間管理 夜間は通常職員 名による宿直体制のほか 施設の周囲に 6 か所監視カメラを設置 事務室のモニターで画像確認ができるようになっています また 夜間は警備会社との契約による侵入通報装置や通報機器により安全管理体制が整備されています 毎日 入所者の在室状況が在室表により一元的に管理されています 小学生の子どもは毎年 4 月に防災センターに出向き 見学 消火訓練 避難体験等の学習による防災意識の醸成 普及の機会が設けられています

. 地域支援 ボランティア受け入れに関するマニュアルは整備されていますが 基本姿勢が明示されておりません ボランティア活動は地域社会との交流を図り 入所者にとっても多様な経験を重ねることにより 自立支援につながることが期待できますので 支援の一つの方向性として施設のボランティア受け入れの基本姿勢を明示されるとともに 一層の推進が求められます 地域の福祉ニーズの把握が行われておりません また 施設の機能が地域に提供されるような仕組みが講じられておりません 施設の役割として地域における福祉力の向上等への貢献も含まれることから 福祉ニーズを把握するための積極的な取り組みが求められるとともに 施設の機能や情報を効果的に地域に提供する仕組みの構築が必要と思われます. 職員の資質向上 職員の教育 研修に関して 外部研修は個人申し込みを主体とし 施設の基本姿勢に沿った計画的な教育 研修計画は策定されておらず 職員の研修事蹟は記録されているものの職員の経験や専門性を把握し キャリアデザインに活かされたものとはなっておりません また 研修受講後は復命書の作成 職員間の回覧にとどまり 伝達研修や研修結果の評価 分析までは行われておりません 施設の長期的な計画に沿った人材育成として 職員のキャリアデザインを見通した研修体制の構築が求められます. 中 長期的なビジョンと計画の策定 法人 施設の理念や基本方針は法人としては策定されていますが 法人 施設の将来構想の取り組みや職員への周知の面からは十分であるとは認められないところがあります また 年次の事業計画は事業活動として具体的内容が明示されていますが 前年度の実施状況の把握や評価が反映されているのか明確でありません また 数値目標が設定されていないため 事業の達成度が確認できにくい状況にあります 施設の機能強化やサービスの質の向上のためには 法人 施設の将来構想を明確化し 中 長期計画に位置付けたうえで年次計画に反映させるとともに 適宜全職員参画のもと評価 見直しをされるなど 継続的な取り組みが求められます 4. 人事管理の体制整備 有資格者の配置について その必要性の認識により実際の採用に当たって取り組まれ 各職種の専門性や役割については理解されていますが 人事管理や人事考課の面では職員からの仕事に関する意見は徴されているものの 有効な活用が図られていないところが見受けられます 人材の能力開発 育成のうえからも計画に基づく一人一人の資質や能力の活用を図る仕組みの構築が求められます また 職員の意向についても十分把握するとともに 人員体制の改善等 職員の負担軽減につながる取り組みが求められます 5 に対する施設のコメント 今回 初めて評価を受審し 様々な視点からの評価を受ける事で 施設の課題等が明確になりました また 母子生活支援施設に求められている事と その役割についても再確認する事ができ施設はもとより 職員個々についても良い機械となりました 今後は 受審結果を真摯に受け止め サービスの質の向上と施設の理念でもある 安心して生活できる場 の実現を目指し 更なる努力を重ねていきたいと考えております 最後に多岐にわたり ご指導 ご助言をいただいたことに感謝申し上げます ありがとうございました 6 ( 別紙 )

( 母子生活支援施設 ) 支援 () 支援の基本 母親と子どもそれぞれの個別の課題に対応して 専門的支援を行っている () 入所初期の支援 ( 別紙 ) b 入所に当たり 母親と子どもそれぞれの生活課題 ニーズを把握し 生活の安定に向けた支援を行っている b 新しい生活環境に適応できるよう 精神的な安定をもたらす支援を行っている b 福祉事務所からの面接記録等を参考に 入所後 か月を目安としてアセスメントシートを 用いて目標や支援方法を全職員参画のもと自立支援会議を実施し 支援方法が決定されてい ます また 評価策定日 次回検討時期が記録され 随時見直しが行われています 施設独自のマニュアルにより しおり ( 母親用 子ども用に イラスト 写真等を用 いたわかりやすいものとなっている ) を用いて説明されています 棟の居住施設のうち 棟はエレベーターが設置されています また 緊急一時用の居室については 以前は 室車いす対応であったものが 利用状況を勘案して 一般居室に変更されています 建物のユニバーサルデザイン仕様が求められている現況下 エレベーターの設置等 中 長期計画の改築計画に取り入れられることを望みます 母親が 安定した家庭生活を営むために必要な支援を行っている b 4 母親の子育てのニーズに対応するとともに 子どもとの適切なかかわりができるよう支援している b 5 母親が安定した対人関係を築くための支援を行っている b 6 () 母親への日常生活支援 (4) 子どもへの支援 4 健やかな子どもの育ちを保障するために 養育 保育に関する支援を行っている b 7 子どもが自立に必要な力を身につけるために 学習や進路 悩み等への相談支援を行っている b 8 子どもに安らぎと心地よさを与えられるおとなとのかかわりや 子ど もどうしのつきあいに配慮して 人と人との関係づくりについて支援 b 9 している 子どもの年齢 発達段階に応じて 性についての正しい知識を得る機会を設け 思いやりの心を育む支援を行っている c 0 年 ~4 回 常会 ( 入所者全員の集まり ) が開催され 決まりごとの確認や学習会 入所者同士の交流や懇親の機会が設けられています 常会の結果は記録され 支援に反映されています また 必要に応じてペアレントトレーニングのような学習の場が設けられています 心理的な支援が必要な入所者への対応として 心理士 人 ( うち 人は嘱託 ) が配置されています 入所者の通院介助は必要に応じて行われていますが 一人一人のニーズに応じた健康管理面への配慮や習慣化の達成には対応に限界があり 定着化までの支援には至っておりません また 日常生活全般についての支援が行われていますが 支援が必要な全入所者のニーズに対応できる体制はまだ十分には整備されておりません 施設として母親の自立支援に向けて 生活の安定と負担軽減への支援体制の強化に努められるよう望みます 相談は同性の職員が対応するような体制が採られていますが 性教育のプログラムやカリキュラムは用意されておらず 個別対応の範囲にとどまっています 日頃から職員間においても 性教育のあり方について検討が求められます

(5) DV 被害からの回避 回復評価結果 母親と子どもの緊急利用に適切に対応する体制を整備している b 母親と子どもの安全確保のために DV 防止法に基づく保護命令や支援措置が必要な場合は 適切な情報提供と支援を行っている b 母親と子どもの安全確保を適切に行うために 必要な体制を整備している b 4 心理的ケア等を実施し DVの影響からの回復を支援している b 4 (6) 子どもの虐待状況への対応 被虐待児に対しては虐待に関する専門性を持ってかかわり 虐待体験からの回復を支援している b 5 子どもの権利擁護を図るために 関係機関との連携を行っている b 6 施設の周囲に6か所監視カメラを設置 事務室のモニターで画像確認ができるようになっています また 夜間は警備会社との契約による 侵入通報装置や通報機器により安全管理体制が整備されています 児童虐待防止に関する外部研修の受講や法人内研修は行われていますが 施設での内部研修は行われておりません 母親や子どもの状況を的確に捉え効果的な支援に結びつけるには 職員全員が課題認識を共有できるよう施設内研修の充実が求められます (7) 家族関係への支援 母親や子どもの家族関係の悩みや不安に対する相談 支援を行っている (8) 特別な配慮の必要な母親 子どもへの支援 障害や精神疾患のある母親や子ども その他の配慮が必要な母親と子どもに対する支援を適切に行い 必要に応じて関係機関と連携している b 7 精神的なフォローが必要な入所者の増加に伴い 嘱託医に精神科専門医を配置するとともに 服薬管理についても主治医との連携が図られています 外国籍の入所者に対しては 通訳ボランティアの活用とともに 翻訳機を準備するなどの対応が図られています また 入所の説明にあっては 一般入所者にとってもわかりやすい しおり が活用されています b 8 日常生活への支援は 母親や子どもの主体性を尊重して行っている b 9 行事などのプログラムは 母親や子どもが参画しやすいように工夫し 計画 実施している b 0 (9) 主体性を尊重した日常生活 (0) 就労支援 母親の職業能力開発や就労支援を適切に行っている b 就労継続が困難な母親への支援を行い 必要に応じて職場等との関係調整を行っている b 就労への足掛かりとして 施設独自に外部講師を招へいし パソコン教室がか月間開催 されています また 必要に応じてパソコン機器の貸し出しも行われています 各行事については行事実施後に職員で見直しを行い次の行事計画に反映されていますが 母親と子どもの意見を採り入れるような仕組みにはなっておりません 母親や子どもから意見を聴取する機会の設定やアンケートの実施により 意見を採り入れる仕組みづくりが求められます 4

() 支援の継続性とアフターケア評価結果 施設の変更又は変更による受入れを行うに当たり 継続性に配慮した対応を行っている c 母親と子どもが安定した生活を送ることができるよう 退所後の支援を行っている b 4 自立支援計画の中に 退所後を見通した部分が盛り込まれています アフターケア一覧表によりアフターケアの経過が記録されています 施設変更の移行の事例が極めて少なく 着眼点のような定めは作成されておりません サービスの継続性に対する配慮として あらかじめ引き継ぎや申し送りの方法等を定めておくことが求められます 自立支援計画 記録 () アセスメントの実施と自立支援計画の策定 母親と子どもの心身の状況や 生活状況を把握するため 手順を定めてアセスメントを行い 母親と子どもの個々の課題を具体的に明示している アセスメントに基づいて子ども一人一人の自立支援計画を策定するた a 5 めの体制を確立し 実際に機能させている b 6 自立支援計画について 定期的に実施状況の振り返りや評価と計画の見直しを行う手順を施設として定め 実施している b 7 () 記録の作成と適正な管理 母親と子ども一人一人の支援の実施状況を適切に記録している b 8 母親と子ども等に関する記録の管理について 規程を定めるなど管理体制を確立し 適切に管理を行っている c 9 母親と子ども等の状況等に関する情報を職員が共有するための具体的な取組を行っている a 0 4 日々の業務について支援内容を適切に記録し 支援の分析 検証や職員間の情報共有に活用するとともに 説明責任を果たす取組を行って a いる 福祉事務所からの面接記録等を参考に 入所後 か月を目安としてアセスメントシートを用いて目標や支援方法を全職員参画のもと自立支援会議を実施し 支援方法が決定されています また 評価策定日 次回検討時期が記録され 随時見直しが行われています 各着眼点に対応する記録が整備され 情報の共有や分析 検証 見直しを通して 次の自立支援計画へとつなげられています 毎日の支援の内容は日誌 引継ノート等に記録され 自立支援会議を経て個別支援計画に反映されています ケース記録については 個別にファイルされ 事務室とは別室の保管庫に施錠 収納されています また その内容が職員各自のパソコンで確認 共有化できるネットワークシステムが整備されています 個人情報保護は基幹的職員によるスーパーバイズの中でも取り上げられていますが 個人情報保護だけを取り上げての職員研修までは行われておらず 文書回覧による全員確認方式 ( 各自読み終えた月日を記録 ) が採用されています 適切なサービス提供の体制を確保するには 職員が記録管理の方法を十分に理解し 日頃から適正な管理が行われるよう職員周知への取り組みが求められます 5

権利擁護 () 母親と子どもの尊重と最善の利益の考慮評価結果 母親と子どもを尊重した支援についての基本姿勢を明示し 職員が共通の理解を持つための取組を行っている b 社会的養護が 母親と子どもの最善の利益を目指して行われることを職員が共通して理解し 日々の支援において実践している b 母親と子どものプライバシー保護に関する規程 マニュアル等を整備し 職員に周知するための取組を行っている c 4 4 母親と子どもの思想や信教の自由を保障している a 5 () 母親と子どもの意向や主体性の配慮 母親と子どもの意向を把握する具体的な仕組みを整備し その結果を踏まえて 支援の内容の改善に向けた取組を行っている c 6 母親や子どもが 自分たちの生活全般について自主的に考える活動 ( 施設内の自治活動等 ) を推進し 施設における生活改善に向けて積 b 7 極的に取り組んでいる 施設が行う支援について事前に説明し 母親と子どもそれぞれが主体的に選択 ( 自己決定 ) できるよう支援している b 8 入所の際の しおり の中で 児童憲章や子どもの権利について触れられ 子どもの人権を尊重する対応が母親や子どもにとられています また 思想 信教の自由に関しては信仰の自由について しおり で触れられ 他の入所者の生活や施設の運営に支障を生じない限り 入所者の自由を尊重するよう職員間での申し合わせが行われています 月 回の全員参加の支援会議において 職員は全入所者の状況把握のため 必ず各自の意見を発言するとともに 意見交換の場として情報共有を図り 支援にかかる標準的な実施方法の確認の場として活用されています 入所者の支援に際しての一定の配慮とマナーが内規的に定められていますが プライバシー保護に関する規程やマニュアル等のものは作成されておりません 母親や子どもが施設においてより安心して生活をするためには プライバシー保護に関する規程 マニュアル等を作成し 職員に周知することが求められます 子どもの意向を把握する方法として学習室に意見箱が設置されていますが 母親用のものは設置されておりません 母親用のものを用意されるとともに 母親や子どもに定期的にアンケートを実施すること等により利用者の意向を反映する仕組みを整備することが求められます () 入所時の説明等評価結果 母親と子ども等に対して 支援の内容を正しく理解できるような工夫を行い 情報の提供を行っている b 9 入所時に 施設で定めた様式に基づき支援の内容や施設での約束ごとについて母親と子ども等にわかりやすく説明している b 40 (4) 母親や子どもが意見や苦情を述べやすい環境 母親と子どもが相談したり意見を述べたい時に相談方法や相談相手を選択できる環境を整備し 母親と子どもに伝えるための取組を行って b 4 いる 苦情解決の仕組みを確立し 母親と子ども等に周知する取組を行うとともに 苦情解決の仕組みを機能させている c 4 母親と子ども等からの意見や苦情等に対して対応マニュアルを整備し 迅速に対応している b 4 (5) 権利侵害への対応 いかなる場合においても 職員等による暴力や脅かし 人格的辱め 心理的虐待 セクシャルハラスメントなどの不適切なかかわりが起こらないよう権利侵害を防止している c 44 いかなる場合においても 母親や子どもが 暴力や脅かし 人格を辱めるような不適切な行為を行わないよう徹底している b 45 子どもに対する暴力や脅かし 人格を辱めるような不適切なかかわりの防止と早期発見に取り組んでいる b 46 6

施設独自のマニュアルにより しおり ( 母親用 子ども用に イラスト 写真等を用いたわかりやすいものとなっている ) を用いて説明されています インターネットが学習室で利用できるようになっています ( 母親の入室も可 ) 常会が年 ~4 回開催され 必要に応じてペアレントトレーニングのような学習の場が設けられています 苦情対応マニュアルや苦情解決の体制は整備されていますが 苦情の内容 解決結果の公表までは行われておらず 実際的な対応が図られているとは見受けられません 支援内容の質の向上を図るためには 苦情解決への積極的な取り組みが求められます 就業規則に具体的に体罰の禁止や権利侵害の防止に関する規定の明示がなく 虐待防止策のマニュアルは整備されていますが 虐待発見の通報 報告に関するマニュアルは整備されておりません 職員による不適切なかかわりの未然防止のうえからも 職員への虐待防止の意識の高揚のため 就業規則への明示や虐待発見の通報 報告に関するマニュアルの整備および職員への周知が求められます 4 事故防止と安全対策 事故 感染症の発生時など緊急時の母親と子どもの安全確保のために 組織として体制を整備し 機能させている b 47 災害時に対する母親と子どもの安全確保のための取組を行っている c 48 母親と子どもの安全を脅かす事例を組織として収集し 要因分析と対応策の検討を行い 母親と子どもの安全確保のためにリスクを把握し c 49 対策を実施している 4 十分な夜間管理の体制を整備している a 50 夜間は通常職員 名による宿直体制のほか 施設の周囲に6か所監視カメラを設置 事務 室のモニターで画像確認ができるようになっています また 夜間は警備会社との契約によ る 侵入通報装置や通報機器により安全管理体制が整備されています 入所者を対象とした夜間避難訓練 (9:00~0:00) が年 回行われています 毎日 入所者の在室状況が在室表により一元的に管理されています 小学生の子どもは毎年 4 月に防災センターに出向き 見学 消火訓練 避難体験等の学習 による防災意識の醸成 普及の機会が設けられています 地域防災マップにより災害の影響は把握されていますが 入所者に周知する等具体策が講じられておらず 非常食等の備蓄についても進められておりません また 消防署等の連携は以前は進められていましたが 現在はほとんど行われておりません 直接的な災害の可能性の多少にかかわらず 日頃から災害等に備えての整備と連携の強化が求められます 施設内 周辺は巡回時 ( 昼間 夕方 ) に安全確認が行われていますが 箇所ごとのチェック表は用いられておりません また トイレ清掃後の一部の薬剤の収納管理が十分に徹底されておらず ヒヤリハット事例の集積 分析についても十分に行われておりません 入所者の直接的な安全面の確保は図られていますが 日常生活の細かな部分についても事故防止への対応策の策定 実行が求められます 7

5 関係機関連携 地域支援 () 関係機関との連携 施設の役割や機能を達成するために必要となる社会資源を明確にし 児童相談所など関係機関 団体の機能や連絡方法を体系的に明示し その情報を職員間で共有している b 5 児童相談所等の関係機関等との連携を適切に行い 定期的な連携の機会を確保し 具体的な取組や事例検討を行っている b 5 () 地域社会への参加 交流の促進 母親と子どもと地域との交流を大切にし 交流を広げるための地域への働きかけを行っている b 5 施設が有する機能を地域に開放 提供する取組を積極的に行っている c 54 ボランティア受入れに対する基本姿勢を明確にし 受入れについての体制を整備している c 55 () 地域支援 地域の具体的な福祉ニーズを把握するための取組を積極的に行っている c 56 地域の福祉ニーズに基づき 施設の機能を活かして地域の子育てを支援する事業や活動を行っている c 57 要保護児童対策地域協議会に法人の事務局長がメンバーとして参画し 情報は本施設にも共有されています 施設の地域コミュニティスペースや学習室を町内の会合等に開放されています また 地域の子どもたちがコミュニティスペースを遊びに利用しています 職員が町内のソフトボールやバレーボールのメンバーとして活動されています 職員が区社会福祉協議会の評議員や校区人尊協の委員に就任されています 入所者が町内の清掃作業や資源ごみ回収などに参加されています ボランティア受け入れに関するマニュアルは整備されていますが 基本姿勢が明示されておりません ボランティア活動は地域社会との交流を図り 入所者にとっても多様な経験を重ねることにより 自立支援につながることが期待できますので 支援の一つの方向性として施設のボランティア受け入れの基本姿勢を明示されるとともに 一層の推進が求められます 地域の福祉ニーズの把握が行われておりません また 施設の機能が地域に提供されるような仕組みが講じられておりません 施設の役割として地域における福祉力の向上等への貢献も含まれることから 福祉ニーズを把握するための積極的な取り組みが求められるとともに 施設の機能や情報を効果的に地域に提供する仕組みの構築が必要と思われます 6 職員の資質向上 組織として職員の教育 研修に関する基本姿勢が明示されている c 58 職員一人一人について 基本姿勢に沿った教育 研修計画が策定され計画に基づいて具体的な取組が行われている c 59 定期的に個別の教育 研修計画の評価 見直しを行い 次の研修計画に反映させている c 60 4 スーパービジョンの体制をつくり 施設全体の支援の質を管理し 職員の援助技術の向上を図っている b 6 必要に応じて施設の心理担当職員が職員のコンサルテーションにかかわっています ま た 精神科嘱託医との協力体制もとられています 職員の教育 研修に関して 外部研修は個人申し込みを主体とし 基本姿勢に沿った計画的な教育 研修計画は策定されておらず 職員の研修事蹟は記録されているものの職員の経験や専門性を把握し キャリアデザインに活かされたものとはなっておりません また 研修受講後は復命書の作成 職員間の回覧にとどまり 伝達研修や研修結果の評価 分析までは行われておりません 施設の長期的な計画に沿った人材育成として 職員のキャリアデザインを見通した研修制度の構築が求められます 8

7 施設運営 () 運営理念 基本方針の確立と周知 4 法人や施設の運営理念を明文化し 法人と施設の使命や役割が反映されている b 6 法人や施設の運営理念に基づき 適切な内容の基本方針が明文化されている b 6 運営理念や基本方針を職員に配布するとともに 十分な理解を促すための取組を行っている c 64 運営理念や基本方針を母親と子ども等に配布するとともに 十分な理解を促すための取組を行っている c 65 () 中 長期的なビジョンと計画の策定 施設の運営理念や基本方針の実現に向けた施設の中 長期計画が策定されている c 66 各年度の事業計画は 中 長期計画の内容を反映して策定されている c 67 事業計画を 職員等の参画のもとで策定されるとともに 実施状況の把握や評価 見直しが組織的に行われている c 68 4 事業計画を職員に配布するとともに 十分な理解を促すための取組を行っている c 69 5 事業計画を母親と子ども等に配布するとともに 十分な理解を促すための取組を行っている c 70 法人 施設の理念や基本方針は法人としては策定されていますが 法人 施設の将来構想 の取り組みや職員への周知の面からは十分であるとは認められないところがあります ま た 年次の事業計画は事業活動として具体的内容が明示されていますが 前年度の実施状況 の把握や評価が反映されているのか明確でありません また 数値目標が設定されていない ため 事業の達成度が確認できにくい状況にあります 施設の機能強化やサービスの質の向 上のためには 法人 施設の将来構想を明確化し 中 長期計画に位置付けたうえで年次計 画に反映させるとともに 適宜全職員参画のもと評価 見直しをされるなど 継続的な取り 組みが求められます () 施設長の責任とリーダーシップ 4 (4) 経営状況の把握 施設長は 自らの役割と責任を職員に対して明らかにし 専門性に裏打ちされた信念と組織内での信頼をもとにリーダーシップを発揮している 施設長自ら 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行い b 7 組織全体をリードしている c 7 施設長は 支援の質の向上に意欲を持ち 組織としての取組に十分な指導力を発揮している b 7 施設長は 経営や業務の効率化と改善に向けた取組に十分な指導力を発揮している b 74 施設運営をとりまく環境を的確に把握するための取組を行っている c 75 運営状況を分析して課題を発見するとともに 改善に向けた取組を行っている b 76 外部監査 ( 外部の専門家による監査 ) を実施し その結果に基づいた運営改善が実施されている b 77 9

職場環境の配慮や勤務表の組み方に職員が休暇を取りやすいような工夫が見られ 年休の取得日数も 人平均約 日となっています 法人のホームページで行政監査の結果や施設の財務状況 ( 貸借対照表 資金収支計算書等 ) が公表されています 施設長は 遵守すべき法令等のリスト化や職員に対して法令等を周知する取り組みは行われておりません 法令遵守は施設として施設を運営していくための社会的責務として必須であり 正しい理解に向けた取り組みが求められます 施設長は実施する支援の質の現状について評価 分析を行っていますが 定期的なものではありません 支援の質の課題を把握し改善に向けた取り組みには サービスの定期的な評価 分析が求められます 監査法人 ( 公認会計士 ) による財務監査が平成 4 年度から行われています ( 平成 5 年 5 月 9 日付 独立監査人の監査報告書 により確認 ) これを契機に外部監査の結果を施設運営の健全性の維持 透明性の確保につなげられるよう 継続的な取り組みを期待します (5) 人事管理の体制整備評価結果 施設が目標とする支援の質を確保するため 必要な人材や人員体制に 関する具体的なプランが確立しており それに基づいた人事管理が実施されている c 78 客観的な基準に基づき 定期的な人事考課が行われている c 79 職員の就業状況や意向を定期的に把握し 必要があれば改善に取り組む仕組みが構築されている c 80 4 職員処遇の充実を図るため 福利厚生や健康を維持するための取組を積極的に行っている b 8 (6) 実習生の受入れ 実習生の受入れと育成について 基本的な姿勢を明確にした体制を整備し 効果的なプログラムを用意する等積極的な取組をしている c 8 有資格者の配置について その必要性の認識により実際の採用に当たって取り組まれ 各職種の専門性や役割については理解されていますが 人事管理や人事考課の面では職員からの仕事に関する意見は徴されているものの 有効な活用が図られていないところが見受けられます 人材の能力開発 育成のうえからも計画に基づく一人一人の資質や能力の活用を図る仕組みの構築が求められます また 職員の意向についても十分把握するとともに 人員体制の改善等 職員の負担軽減につながる取り組みが求められます 実習生受け入れのマニュアルは整備されていますが 受け入れに関する意義 方針が明確にされておらず 学校との覚書等の中に受け入れに当たっての実習における責任体制が明確でないものがあります 実習の効果をより高めるためには 実習受け入れに対する意義や方針を明確にされ全職員の理解のもと実習担当職員のモチベーションの高揚を図ることも重要かと思われます また 実習受け入れに際しては 学校や実習生との無用なトラブル回避のためにも 実習に関する責任の所在を覚書等で明確にされておくことが求められます 0

(7) 標準的な実施方法の確立評価結果 支援について標準的な実施方法を文書化し 職員が共通の認識を持って支援を行っている c 8 標準的な実施方法について 定期的に検証し 必要な見直しを組織的に実施できるよう仕組みを定め 検証 見直しを行っている c 84 (8) 評価と改善の取組 施設運営や支援の内容について 自己評価 評価等 定期的に評価を行う体制を整備し 機能させている b 85 評価の結果を分析し 施設として取り組むべき課題を明確にし 改善策や改善実施計画を立て実施している c 86 評価に関しては担当部署を設けるとともに 職員の自己評価をはじめ 比較的若年 の中堅職員を中心として計画を進め 子細に内容を分析 検討し 自己評価が実施されてい ます 標準的な実施方法のマニュアル等の整備が不十分で見直しが行われておりません 支援の質に関する職員の共通認識を深めるとともに 質の向上を図る観点からも マニュアル等の充実やその見直しが求められます 評価の結果により改善課題を明確にするとともに 職員間で共有し 職員参画による改善計画等を策定やその見直しの仕組みの構築が求められます