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クイックマニュアル SG49K5J 太陽光発電システム用 パワーコンディショナ SG49K5J V15 quick manual 改定 Ver.3.2 201706

本マニュアルについてこのマニュアルはパワーコンディショナ及び周辺機器を 設置 配線 設定 運転 の流れの中で, 主に必要な部分を抜出し作成しました 記載の無い項目などはユーザーマニュアル又は別紙マニュアルをご参照ください 目次 1 安全上の注意 2 施工等について 3 製品の概要 4 製品の仕様 4.1 パワーコンディショナの仕様 4.2 運転パラメータの設定 4.3 系統連系保護装置の整定値等 5 配線 配電等について 5.1 パワーコンディショナ内部端子 5.2 主回路の配線 1 PV モジュール側 2 系統電源側 5.3 補助配線について 1 外部信号入力 (OVGR 等 ) の配線 2 外部通信 (RS485) の接続 3 アラーム出力の接続 6 各種操作 設定 運転について 6.1 操作部について 6.2 LED 及び LCD 表示について 6.3 設定方法 ( 設定値 / 整定値の確認 変更等 ) について 6.4 系統連系運転について 7 エラーメッセ-ジ発動時の処理 8 トラブルシューティング 9 保守 点検

1 安全上の注意 ユーザーマニュアル (1 項 ) をご参照下さい 2 施工等について ユーザーマニュアル (3 6 項 ) をご参照下さい 3 製品の概要 本パワーコンディショナは PV モジュール ( 太陽光パネル ) の出力を監視し, 自動運転 ( 起動 停止 ) を行います 同時に出力状態等を監視し各々の設定により, 停止 再起動 スタンバイ動作を行います 操作 表示パネルで運転状態をモニターできます 単体又は並列運転で通信機器( ロガー ) の接続 設定により遠隔にて運転状態の監視や制御が可能です ( 接続方法はユーザーマニュアル 6.6.2 を参照 ) 並列運転では通信機器 ( ロガー ) が上位機となり, パワーコンディショナ各々にアドレス設定することで並列動作します その際, 個々の設定値 / 整定値等 ( 一部電力等を除く ) は同じ値に揃えて下さい 4つの MPPT 入力を有し, 各々 MPPT 制御が可能です 本製品は系統連系技術要件ガイドラインに準拠しています 又, ガイドラインで必要とされている保護機能を設けています 4 製品の仕様 4.1 パワーコンディショナの仕様 1. 共通仕様 系統方式等 三相 3 線式 絶縁 / 非絶縁 非絶縁 (DC 側の接地は不可 ) 冷却方式 強制風冷 電力変換方式 自励式電圧型逆変換装置 スイッチンク 方式 DC/C ハ ルス幅変調方式 (PWM) 2. 直流入力 定格入力電圧 660V 最大入力電圧 1000V 入力電圧範囲 200~950V MPPT 入力電圧範囲 490~850V 入力回路数 12 回路 /4(MPPT)*3 最大入力電流 104(26*4) 3.C 出力 出力制御方式 電圧型電流制御 定格出力電力 49.5kW 定格出力電圧 440V/ 420V 自動追従 電圧追従範囲 440V±10% 周波数追従範囲 50/60Hz±4%( 手動切替え ) 定格 ( 最大 ) 出力電流 65(80) 出力力率 ( 定格出力時 ) >0.99 力率調整範囲 -0.8 1~+0.8 出力高調波電流歪率 総合 <5% 各次 <3%

4. 諸特性 電力変換効率 ( 定格 ) 98.5% 電力変換効率 ( 最大 ) 98.9% 漏洩電流 <5m 待機電力 <2W 4.2 運転パラメータの設定 待機時間設定 ( 初期値 ) 20-300s(20s) 再連系待機時間 ( 初期値 ) 0-600s(30s) 有効電力制限 ( 初期値 ) 0-100% (100%) 無効電力出力 ( 初期値 ) Pf / OFF (OFF) 力率 ( 無効電力出力を Pf に設定で有効) 1.000 ±0.800 (1.000) 4.3 系統連系保護装置の整定値等 OVR( 系統電圧上昇 ) (3 相検出 ) 範囲 ( 初期値 )/Step 380.0V-537.0V(505.9V)/0.1V 動作時間 ( 初期値 )/Step 0.5-2.0s(1.0s)/0.1s UVR( 系統電圧低下 ) (3 相検出 ) 範囲 ( 初期値 )/Step 60.0V-480.0V(373.9V)/0.1V 動作時間 ( 初期値 )/Step 0.5-2.0s(1.0s)/0.1s OFR( 系統周波数上昇 ) (1 相検出 ) 範囲 ( 初期値 ) 50.0-55.0Hz(51.0Hz)/60.0-65.0Hz(61.2Hz) Step 各 0.1Hz 動作時間 ( 初期値 )/Step 0.5-2.0s(1.0s)/0.1s UFR( 系統周波数低下 ) (1 相検出 ) 範囲 ( 初期値 ) 45.0-50.0Hz(49.0Hz)/55.0-60.0Hz(58.8Hz) Step 各 0.1Hz 動作時間 ( 初期値 )/Step 0.5-2.0s(1.0s)/0.1s 単独運転検出機能受動方式電圧位相跳躍検出 (1 相検出 ) 検出レベル設定範囲 ( 初期値 )/Step 3-18 (10 )/1 能動方式周波数シフト方式 ( 1 相検出 ) 検出レベル設定範囲等 48.3Hz(58Hz)/51.7Hz(62Hz) 変更不可電圧上昇抑制機能方式 : 無効電力出力制御無効電力制御開始電圧設定 ( 初期値 ) 400.0V-554.0V(483.0V) Step 0.1V 復帰後投入阻止時間設定時間設定範囲 ( 初期値 ) 20-600s/ 手動 (30s)

5 配線 配電等について配線 配電については誤配線等により, 感電 漏電 短絡等の危険があります 作業後の再チェックをお願いします ( 詳しくはユーザーマニュアルを参照 ) 5.1 パワーコンディショナ内部端子です 端子等配置図 L1 L2 L3 PE PV1- PV3- PV2- PV4- RS485 終端抵抗 SW 1 12 out RS485 in C SW PV1+ PV3+ PV2+ PV4+ アラーム出力 OVGR RS485( モシ ュラー ) (Local stop) DC SW ( 下部 ) 5.2 主回路の配線 1PV モジュール側 PV モジュールからの直流入力には PV1~PV4 の 4 つの MPPT 入力端子があります 又, 各々 3 回路まで接続できます 接続の際は+-の極性に注意し,PV1(~4)+ と PV1(~4)-の同じ番号 (1 12) 通しに繋いで下さい PV モジュールのストリング ( 直列 ) 無負荷開放電圧は 1000V 以下で又, 接続する 1 回路 ( 端子 ) 当りの最大電流は 10 未満でご使用下さい 注 )PV モジュールの接地はできません 2 系統電源側 Δ 結線での接続 Y 結線での接続 R U (L1) R R (L1) S V (L2) S S (L2) T W (L3) T T (L3) PE 架台等の FG( 接地 ) PE 架台等の FG( 接地 ) 注 ) 基本的にはΔ 結線での接続とします Y 結線での注意として, 漏電ブレーカー取付け時はトランスのN( 中性点 ) の接地は好ましくありません

5.3 補助配線について 1 外部信号入力 Local stop(ovgr) の配線 キュービクル内の OVGR( 地絡過電圧保護継電器 ) からパワーコンディショナ各々に渡り配線をします ( 下図 ) PCS 内部 OVGR(Local stop) 端子 IN IN PCS1 PCS2 PCS3 手前のPCS のOVGR 後段のPCS のOVGR キューヒ クル OVGR 出力 PCS** 配線材は STP LN ケーブル (8p キャプタイヤ ) を使用し, 図の様に, を 4 本ずつ まとめ配線します ( 配色に注意して下さい ) : 緑白 : 青白 緑 橙白 青 2 外部通信 (RS485) の接続 橙 茶白 茶 ロガーと各パワーコンディショナ間の接続方法は 2 通りあります ( 直接端子接続 ) 電線径は 1.25~ 0.25 又 UL 電線では UL1007 WG20~24 相当が推奨です 後段の PCSのRS485 PCS 内部 RS485コネクタ in out 前段の PCSのRS485 接続例 1 テ ータロカ ー 4 4 PCS1 STP LN ケーフ ル (8p キャフ タイヤ ) PCS2 PCS** 終端抵抗 SW を ON にする 注 ) 特に通信ライン全長が 600m 以上又,PCS が 16 台以上の場合必ず PCS 終段の終端抵抗 SW を ON にして下さい 接続例 2 テ ータロカ ー 4 4 3 3 2 2 1 1 x x PCS1 PCS*1 PCS2 PCS*2 PCS* 終端抵抗 SW を ON にする PCS** PCS**1 PCS**2 終端抵抗 SW を ON にする PCS*** 終端抵抗 SW を ON にする

(LN 接続 ( モジュラー )) 電線は市販の LN 用ケーブルをご使用ください 作製される場合の LN ケーブルのアサイン (T568 基準の電線色 ) RS485-: 6 橙 RS485-: 3 橙白他は NC PCS 内部 LN(RS485) 接続例 テ ータロカ ー PCS1 PCS2 PCS** 4 前段の PCS の LN モシ ュラー 後段の PCS の LN モシ ュラー 4 終端抵抗 SW を ON にする シールト 線 注 ) LN ケーブルのシールドを接地 (1 点アース ) して下さい 特に通信ライン全長が 600m 以上又,PCS が 16 台以上の場合必ず PCS 終段の終端抵抗 SW を ON にして下さい それ以下は OFF にします 3アラーム出力 (Fault larm) の接続コネクタのアサイン正常時の接点位置アラーム出力の接点は右図の通りです NC COM NO NC アラーム時,COM-NO 間が短絡します COM NO 最大接点容量は C250V 5 です OVGR 動作後については, 原因を排除し再起動して下さい ( キー長押し ) 6 各種操作 設定 運転について ( 当機は直流 (DC) 入力から制御 ( 操作部 ) 用電源を得ていますので,DC スイッチを ON して下さい ) 6.1 操作部について操作部に 2 つのキーボタンがあり, このボタンの操作により各パラメータ ( 設定値 整定値 ) の設定や運転の情報の参照が行えます 各ボタンは次の通りです

通常押し : 下へ移動 ( スクロール )/ 設定数値を増加 ( スクロ - ル ) 2 秒以上長押し : 前画面に戻る / コマンドをキャンセル ( 以下 ESC キー ) 通常押し : 右へ移動 ( スクロール )/ 数値確定 2 秒以上長押し : サブ画面へ移動 / コマンドを確定 ( 以下 キー ) 6.2 LED 及び LCD 表示について 1LED 表示について RUN 表示 ( 運転 / 停止 ) 運転中に点灯します FULT 表示 ( 故障 ) 故障時に点灯します ( 両方点灯しないケースとしては : 直流入力なし / 通信エラー時がありますが,DC スイッチや通信用配線などを確認して下さい ) 2LCD 表示について 通常時画面表示( 運転中 ) の例は以下の様になります 1 P[ %] 100 75 50 25 電力日電量総電量状態 30. 000 15. 6 kwh kwh kwh 運転 kwh 497600 kw 3 4 5 6 8 14 20 t 2 90. 1% 2014/ 01/ 31 10: 30 7 表示中 :1 当日の発電電力グラフ 2パワーコンディショナの状態表示 ( 順に IP アップデート中 / ファン動作中 / 運転状態の警告 / 電力低下 ) と有効電力限度表示 3 現在の発電電力 4 当日現在までの発電電力量 5 設置後の総発電電力量 6 運転 / 待機 / 停止の表示 7 日付 時間 状態別の表示等上記 6の待機とは直流入力の低下によりスタンバイ状態を表します 又,2の異常時警告等の対処についてはユーザーマニュアル(9 項のトラブルシューティング ) を参照下さい

6.3 設定方法 ( 設定値 / 整定値の確認 変更等 ) について 基本的な流れで各設定方法をフローチャートで表記します 基本設定 言語設定 時計設定 発電量補正 コントラスト設定 ESC 運転情報 運転履歴 故障履歴 運転停止 初期化 ハ ーシ ョン 運転整定値設定 電力設定 電力設定 基本画面 運転情報 履歴 運転 / 停止 整定値設定 ESC で各々前の項目に戻ります ハ スワート 入力 3 (010111) ハ スワート 入力 1 (111111) ハ スワート 入力 2 (091030) ハ スワート 1 : 設定確認用ハ スワート 2 : 設定変更用 整定値設定基本設定運転整定値設定保護整定値設定通信設定詳細設定 電力設定 運転時間設定 LVRT 値設定 周波数制限設定 絶縁抵抗検出機能設定 国選択 JP 他 通信設定 Modbus 設定 Uart 設定 系統周波数 50Hz 60Hz Modbus 設定 アト レス 001 有効電力制限 100.0% 有効電力変動率 [OFF] 有効電力上昇率 100%/min 有効電力下降率 6000%/min 故障延時起動 [OFF] 過電圧保護値 506V 過電圧保護時間 1.0s 不足電圧保護値 374V 不足電圧保護時間 1.0s 有効電力制限機能 無効電力制限機能 周波数上昇保護値 51.0/61.2Hz 周波数上昇保護時間 1.0s 周波数低下保護値 49.0/58.8Hz 周波数低下保護時間 1.0s [ON] [ON] 設定完了! 保護初期値 過電圧保護値 506V 不足電圧保護値 374V 周波数上昇初期値 52.0Hz 周波数低下初期値 47.5Hz 設定確認 国指定 系統周波数 JP 設定値を確定しますか? 50Hz 詳細設定 単独運転検出 太陽電池計測 アーク電流検出単独運転検出系統電圧上昇抑制手動復帰故障検出機能マスク系統電圧不平衡 能動単独運転検出 [ON] 受動単独運転検出 [ON] 受動単独運転保護値 10 受動再連系待ち時間 5s 系統電圧上昇抑制系統電圧上昇抑制 [ON] 無効電力動作 483V 設定完了! 設定完了! 有効電力動作 494V 手動復帰 OVR/UVR/OFR/UFR [ON] 停止 [ON] 設定完了! 受動単独運転検出 [ON] 操作の例 1 画面コントラスト設定基本画面 ESC コントラスト設定 (50 60% が推奨 ) 2 各整定値設定 時刻( 時計 ) の確認 / 設定基本画面 整定値設定 パスワード入力 1 111111 ( 確認用 )/ パスワード 2 091030 ( 変更用 ) 基本設定 時計設定 (24 時表示 ) 項目終了 運転整定値設定( 確認の場合はパスワード入力 1) ( ) の数値は初期値基本画面 整定値設定 パスワード入力 2 091030 運転整定値設定 電力設定 有効電力制限 (100%) 有効電力制限機能 (ON) ( 設定完了 ) 保護整定値設定( 確認の場合はパスワード入力 1) ( ) の数値は初期値基本画面 整定値設定 パスワード入力 2 091030 保護整定値設定 国選択 (JP/ 他 ) を選択 系統周波数 (50/60Hz) を選択 過電圧保護値 (506V)/ 過電圧保護時間 (1.0s) 不足電圧保護値 (374V)/ 不足電圧保護時間 (1.0s) 周波数上昇保護値 (51.0/61.2Hz)/ 周波数上昇保護時間 (1.0s) 周波数低下保護値 (49.0/58.8Hz)/ 周波数低下保護時間 (1.0s) 設定確認画面 項目終了

通信設定( 確認の場合はパスワード入力 1) 基本画面 整定値設定 パスワード入力 2 091030 通信設定 アドレス (001) 並列運転時に PCS 番号を割当てます 最大 247 まで 詳細設定単独運転検出, 電圧上昇抑制機能, 復帰方法の設定はフローチャートを参照 3 運転 停止基本画面 運転 / 停止 パスワード入力 3 010111 ( 運転 / 停止 ) を選択 確認画面 その他の設定についてはユーザーマニュアルを参照して下さい 6.4 系統連系 ( 試 ) 運転について 基本的な流れとして, 機器設置 ~ 配線 配電 ~ 確認作業の後, 直流 (DC) スイッチを ON し各設定を行いました (6.3 項 ) 試運転 C スイッチを ON し, 運転 停止を運転にします 待機時間経過後, 出力を開始します 並列運転の場合,1 台ずつこの作業を行って下さい ( 正常であれば LED,LCD 表示されますが, 動作しない等異常の場合はエラーメッセージを確認して頂きトラブルシューティングを行って下さい ) 7 エラーメッセージ発動時の処理 ユーザーマニュアル (9 項 ) をご参照下さい 8 トラブルシューティング ユーザーマニュアル (9 項 ) をご参照下さい 9 保守 点検 ユーザーマニュアル (9.2 項 ) をご参照下さい