取扱説明書 MsysNet D3 シリーズ専用無線データ通信モデム 形式 RMD2 1. 特長 3 2. コネクタ RS-232-C コネクタ 入出力コネクタ 電源コネクタ 5 3. 設置方法 無線モデム本体の取付 電源の接続 6

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取扱説明書 MsysNet D3 シリーズ専用無線データ通信モデム 形式 1. 特長 3 2. コネクタ 4 2.1. RS-232-C コネクタ 4 2.2. 入出力コネクタ 5 2.3. 電源コネクタ 5 3. 設置方法 6 3.1. 無線モデム本体の取付 6 3.2. 電源の接続 6 3.3. RS-232-C ケーブルの接続 7 3.4. ターミナルソフト 7 3.5. 電波環境の確認 8 3.6. 設置および取扱いの注意点 9 4. 周波数グループ 10 4.1. 周波数の割当 10 4.2. グループ運用 10 4.3. 分割方法 11 5. プロトコル 12 5.1. パケット通信 12 5.2. データ透過モード 12 6. 通信方法 13 6.1. 概要 13 6.2. 接続手順 13 6.3. 回線接続状態 13 6.4. 切断手順 14 6.5. 通信時間 14 7. コマンド 15 7.1. コマンド一覧 15 7.2. コマンドの使用方法 16 7.3. コマンドの有効範囲 16 7.4. コマンド使用上の注意 16 7.5. コマンドの詳細 16 8. メモリレジスタおよび構成例 21 8.1. メモリレジスタ一覧 21 8.2. メモリレジスタの初期化 21 8.3. 1:1 通信での構成例 22 8.4. 1:N 通信での構成例 23 8.5. メモリレジスタの詳細 24 NM-6754 改 10 P1/31

9. 一般仕様 28 9.1. 無線部 28 9.2. 通信制御 28 9.3. 外部インタフェース 28 9.4. 電源 28 9.5. 環境特性 29 9.6. その他 29 10. 外観図 ( 単位 :mm) 30 11. 使用上の注意 31 11.1. 一般事項 31 NM-6754 改 10 P2/31

1. 429 MHz ARIB STDT67 JATE 3000 m6000 m 1200 m2500 m 500 m1000 m 2 m SS 2.4 GHz 429 MHz 1 2 1 2 40 40 RS-232-C PLC RS-232-C 30019200 bps 430 bps NM-6754 改 10 P3/31

2. 図 1 コネクタ 2.1. RS-232-C RS-232-CDCEData Communication Equipment D 9 表 1 RS-232-C のピン配列 ピン番号 項目 略号 入出力 機能概要 1 DCDCD ON 2 RxDRD 3 TxDSD 4 DTRER DTR 5 GNDSG 1 6 DSRDR DTR 7 RTSRS 8 CTSCS 9 DCDCD 1 1 2DCN6 DCN9 DCN6 DCN9 表 2 電気的仕様 OFF 1-10 V ON 0 +10 V 図 2 ピン配置図 NM-6754 改 10 P4/31

2.2. 2. 2. 1. 1.5 mm 8 ILY8PS15L2EF 1 3 4 5 6CO 7PW 8 図 3 入出力コネクタ 図 4 内部回路 ピン番号 1 ~ 3 は使用しないで下さい 使用すると本無線モデムが破損する場合があります 2. 2. 2. Hi Hi CO Lo PW Lo 2. 2. 3. CO PW 5 15 V5 ma 5 V 12 ma 5 V 12 ma 2.3. 4 mm 2 JST S2PVH 図 5 電源コネクタの極性 NM-6754 改 10 P5/31

3. 3.1. 4 図 6 無線モデム本体の取付 3.2. DC DC 1 m 図 7 電源の接続 電源の配線は本無線モデム および接続する機器の電源を切ってから作業を行って下さい 故障および感電の原因となります 入力電源電圧は指定範囲(9 ~ 15 V) 内で供給して下さい 指定範囲外の電圧で使用すると 機器の故障や誤動作の原因となります 電源は十分容量のあるものを使用して下さい 容量が不足すると誤動作の原因になります NM-6754 改 10 P6/31

3.3. RS-232-C RS-232-C RS-232-C RS-232-C DTE DCE DTE DCE 図 8 RS-232-C ケーブルの接続 接続する機器の取扱説明書も併せてお読み下さい ケーブルはしっかりとコネクタにさしてねじで固定して下さい なお 本無線モデムのコネクタのねじは ISO ねじです ケーブルによっては制御線 (RTS / CTS など ) が接続されていない場合がありますのでご注意下さい 弊社製 対応モデムインタフェース以外の機器を接続する場合 機器によっては 信号線グラウンドとフレームグラウンドの間に電圧がかかっている場合があります このような場合 本無線モデムのフレームグラウンドは接続する機器のフレームグラウンドと接続しないで下さい サージ電流により本無線モデムが破損する場合があります 接続が完了するまで本無線モデム および接続する機器の電源は入れないで下さい 電源を入れたまま作業をすると予測不可能な動作をし 機器が破損したりけがをする恐れがあります 3.4. CD 表 3 ターミナルソフトの通信条件 CR 9600 bps 8 1 CRLF 専用ターミナルソフト Futaba Term SS FRH FDA FDH FDH CD Read Me NM-6754 改 10 P7/31

3.5. TS2 2 1 3. 5. 1. TS2 @TS2Enter @TS2xxxEnter xxx 1 TS2 TS2 3. 5. 2. (1) 良好レベル -105 dbm -100 dbm (2) 注意レベル -105-115 dbm (3) 危険レベル -115 dbm 3. 5. 3. 3.6. (1) 設置位置を移動する (2) 高いところに設置する NM-6754 改 10 P8/31

3.6. 3. 6. 1. ABSFRP 3. 6. 2. 1 m 9 3. 6. 3. 図 9 障害物に近い場合の設置 ( 平面図 ) 3. 6. 4. 本体を組立てているねじを回さないで下さい 誤動作や故障の原因になります アンテナは曲がり易い構造ですが 無理に曲げたり 曲げたまま使用しないで下さい 故障したり 性能が劣化して通信距離が短くなる場合があります アンテナを持って本無線モデムを持上げたり 振回したりしないで下さい 故障や怪我の原因になります 3. 6. 5. 12 10 m 2 PC 1 m 3 NM-6754 改 10 P9/31

4. 4.1. 表 4 チャネル番号一覧 チャネル番号 周波数 (MHz) チャネル番号 周波数 (MHz) 7 429.2500 27 429.5000 8 429.2625 28 429.5125 9 429.2750 29 429.5250 10 429.2875 30 429.5375 11 429.3000 31 429.5500 12 429.3125 32 429.5625 13 429.3250 33 429.5750 14 429.3375 34 429.5875 15 429.3500 35 429.6000 16 429.3625 36 429.6125 17 429.3750 37 429.6250 18 429.3875 38 429.6375 19 429.4000 39 429.6500 20 429.4125 40 429.6625 21 429.4250 41 429.6750 22 429.4375 42 429.6875 23 429.4500 43 429.7000 24 429.4625 44 429.7125 25 429.4750 45 429.7250 26 429.4875 46 429.7375 4.2. NM-6754 改 10 P10/31

4.3. ABCD 4 A B 2 20 C 3 13 D 5 8 A BCD 表 5 分割方法 B(2 波 20 グループモード ) グループ番号 チャネル グループ番号 チャネル 1 727 11 1737 2 828 12 1838 3 929 13 1939 4 1030 14 2040 5 1131 15 2141 6 1232 16 2242 7 1333 17 2343 8 1434 18 2444 9 1535 19 2545 10 1636 20 2646 表 6 分割方法 C(3 波 13 グループモード ) グループ番号 チャネル グループ番号 チャネル 1 72033 8 142740 2 82134 9 152841 3 92235 10 162942 4 102336 11 173043 5 112437 12 183144 6 122538 13 193245 7 132639 表 7 分割方法 D(5 波 8 グループモード ) グループ番号チャネル 1 715233139 2 816243240 3 917253341 4 1018263442 5 1119273543 6 1220283644 7 1321293745 8 1422303846 NM-6754 改 10 P11/31

5. 5.1. 1 0 31 ARQ 5.2. 図 10 パケット構造 1 1 2 図 11 ピンポン伝送 ASCII RS-232-C 2 K NM-6754 改 10 P12/31

6. 6.1. 1 2 2 3 4 6.2. 6. 2. 1. RS-232-C CON P0 REG08 N1 RS-232-C 6. 2. 2. RS-232-C REG08 6. 2. 3. A B 2 AB A B A B 6.3. 2 RS-232-C REG11 10 10 NM-6754 改 10 P13/31

6.4. 6. 4. 1. RS-232-C DCN ACK ACK ACK P0 RS-232-C 10 10 N1 RS-232-C 6. 4. 2. REG05 ACK ACK 10 10 6.5. 6. 5. 1. 表 8 最大接続時間 モード 最大接続時間 2 1.9 3 2.6 5 3.9 6. 5. 2. 1 ms 196.3 18.3 NM-6754 改 10 P14/31

6. 5. 3. A 31 B 32 図 12 伝送遅れの説明 1 215 ms A B 31 2290 ms 7. 7.1. 表 9 コマンド一覧 コマンド 機能 1 ARG 2 BCL 3 CON 4 DAS 5 DBM 6 DCN 7 FRQ 8 INI 9 REG 10 RST 11 STS 12 TS2 13 VER NM-6754 改 10 P15/31

7.2. @16 40h 16 0Dh16 0Ah 0Dh 0Ah コマンド @BCL C R L F @DAS012 C R L F レスポンス P0 C R L F P0 C R L F 7.3. REG REG 7.4. 100 REG INI 100 120 ms 120 ms 7.5. @ C L R F ARG フォーマット @ARG C R L F レスポンス N0 C R L F REG00 00H C R L F REG01 02H C R L F REG03 A0H C R L F REG15 00H C R L F 機能 16 NM-6754 改 10 P16/31

BCL フォーマット @BCL C R L F レスポンス P0 C R L F N0 C R L F 機能 CON フォーマット @CON C R L F 000 239 レスポンス P0 C R L F P1 C R L F N0 C R L F N1 C R L F 機能 REG02 REG08 N1 DAS フォーマット @DAS C R L F 000 239 レスポンス xxx C R L F P0 C R L F N0 C R L F 機能 REG02 NM-6754 改 10 P17/31

DBM フォーマット @DBM C R L F レスポンス XXXdBm C R L F N0 C R L F 機能 dbm 00 dbm DCN フォーマット @DCN C R L F レスポンス P0 C R L F P1 C R L F N0 C R L F N1 C R L F 機能 FRQ フォーマット @FRQ C R L F 表 10 周波数グループ 分割方法 グループ内容 選択可能なグループ番号 A 0746 B 2 20 0120 C 3 13 0113 D 5 8 0108 レスポンス xxx C R L F P0 C R L F N0 C R L F 機能 A REG03 NM-6754 改 10 P18/31

INI フォーマット @INI C R L F レスポンス P0 C R L F N0 C R L F 機能 REG フォーマット @REG C R L F 00 15 10 3 16 2 H レスポンス xxh C R L F P0 C R L F N0 C R L F N1 C R L F 機能 RST フォーマット @RST C R L F レスポンス P0 C R L F N0 C R L F 機能 ON DAS FRQ STS フォーマット @STS C R L F レスポンス Cxxx C R L F xxx D C R L F N0 C R L F 機能 NM-6754 改 10 P19/31

TS2 フォーマット @TS2 C R L F 000 239 レスポンス P0 C R L F Connect C R L F BER x.xe xpwr xxxdbm C R L F 1.2 1 Disconnect C R L F N0 C R L F 機能 REG02 TS2 TS2 TS2 TS2 REG11 6 TS2 REG11 0 5 TS2 測定方法 TS2 2 PN9 1 BERPWR 1 PN9 200 1 0.5E 2 1.0E 0 DBM TS2 RST VER フォーマット @VER C R L F レスポンス Version xxxx C R L F N0 C R L F 機能 NM-6754 改 10 P20/31

8. 8.1. 16 表 11 メモリレジスタ一覧 レジスタ番号 機能 初期値 初期値の意味 REG00 000 0 REG01 ID 000 0 REG02 000 0 REG03 17H 23 REG04 030 30 REG05 180 180 REG06 000 0 REG07 050 5 REG08 005 5 REG09 000 REG10 000 REG11 00H REG12 1 05H REG13 2 00H REG14 00H REG15 00H 10 H16 8.2. 2.2. NM-6754 改 10 P21/31

8.3. 11 11 図 13 構成例 表 12 メモリレジスタの設定 レジスタ番号 マスタ局 スレーブ局 REG00 000 001 REG01 000 000 REG02 001 000 REG03 17H 1 17H 1 REG04 030 030 REG05 180 180 REG06 000 000 REG07 050 050 REG08 005 005 REG09 00H 00H REG10 00H 00H REG11 0BH 0BH REG12 04H 2 04H 2 REG13 01H 01H REG14 00H 00H REG15 00H 00H 1 2 SMM 4800 bps NM-6754 改 10 P22/31

8.4. 1N 1N 13 図 14 構成例 表 13 メモリレジスタの設定 レジスタ番号 マスタ局 スレーブ局 1 スレーブ局 2 スレーブ局 3 REG00 000 001 002 003 REG01 000 000 000 000 REG02 000 000 000 000 REG03 17H 1 17H 1 17H 1 17H 1 REG04 030 030 030 030 REG05 180 180 180 180 REG06 000 000 000 000 REG07 050 050 050 050 REG08 005 005 005 005 REG09 00H 00H 00H 00H REG10 00H 00H 00H 00H REG11 09H 3 09H 3 09H 3 09H 3 REG12 04H 2 04H 2 04H 2 04H 2 REG13 01H 01H 01H 01H REG14 00H 00H 00H 00H REG15 00H 00H 00H 00H 1 2 SMM 4800 bps 3 NM-6754 改 10 P23/31

8.5. REG00 000239 REG01ID ID 000255 ID ID REG02 000239 REG03 4. ビット 7 ~ 6: 分割方法 表 14 分割方法 ビット 7 ビット 6 設定 0 0 A 0 1 B2 20 1 0 C3 13 1 1 D5 8 40 ビット 5 ~ 0: グループ番号 6 2 0 1 A 0 6 7 REG04 1 255 0 REG05 1 255 0 0 DCN REG06 @ 0.01 2.55 0 NM-6754 改 10 P24/31

REG07 0.1 25.5 0 REG08 0 255 REG09 REG10 REG11 ビット 7: リザーブ ビット 6:TS2 レスポンスの出力 表 15 TS2 レスポンスの出力 0 TS2 1 TS2 TS2 TS2 ビット 5: アドレス出力 表 16 アドレス出力 0 1 CON DCN 1 Cxxx C R L F Dxxx C R L Fxxx ビット 4: オートクリア 表 17 オートクリア 0 1 1 NM-6754 改 10 P25/31

ビット 3 ~ 2: 最大送信バイト数 表 18 最大送信バイト数 ビット 3 ビット 2 設定 0 0 10 0 1 20 1 0 31 1 1 ビット 1: 接続モード 表 19 接続モード 0 1 1 N ビット 0: 宛先アドレスチェック 表 20 宛先アドレスチェック 0 1 REG12 1 ビット 7: リザーブ ビット 6: データ長 表 21 データ長 0 8 1 7 ビット 5: パリティビット 表 22 パリティビット 0 1 ビット 4: 偶数 / 奇数パリティ 表 23 パリティビット 0 1 NM-6754 改 10 P26/31

ビット 3: ストップビット ビット 2 ~ 0: 伝送速度 表 24 ストップビット 0 1 1 2 表 25 伝送速度 ビット 2 ビット 1 ビット 0 設定 0 0 0 300 bps 0 0 1 600 bps 0 1 0 1200 bps 0 1 1 2400 bps 1 0 0 4800 bps 1 0 1 9600 bps 1 1 0 19200 bps 1 1 1 REG13 2 ビット 7 ~ 3: リザーブ ビット 2: コマンドヘッダ 表 26 コマンドヘッダ 0 @ 1 @ ビット 1: フロー制御方法 表 27 フロー制御方法 0 1 ビット 0: フロー制御 表 28 フロー制御 0 1 REG14 REG15 NM-6754 改 10 P27/31

9. 9.1. 技術基準 電波形式 拡散符号 空中線電力 アンテナ 通信方式 無線周波数帯 チャネル間隔 チャネル数 周波数運用形態 データ変調速度 発振方式 サービスエリア ARIB STDT67 F1D 11 10 dbm10 mw 2.14 dbi1 2 429.250 429.7375 MHz 12.5 khz 40 430 bps PLL 500 m1000 m 1200 m2500 m 3000 m6000 m 2 m 9.2. 無線回線制御 誤り検出機能 CRCCCITT16 誤り訂正機能 ARQ マルチアクセス機能 9.3. 技術基準 JATED010787JP 物理インタフェース D 9 インタフェース仕様 RS-232-CDCE 通信方式 同期方式 送受信バッファ 3 K 伝送速度 300 600 1200 2400 4800 9600 19200 bps フロー制御 データ長 7 8 ストップビット 1 2 パリティ 9.4. 電源電圧 消費電流 9 15 V DC 150 ma 12 V NM-6754 改 10 P28/31

9.5. 4 温度条件性能保証温度範囲動作保証温度範囲保存温度範囲 使用湿度範囲 保存湿度範囲 耐振動性 耐衝撃性 -10 +50-20 +60-20 +70 30 90 %RH 30 90 %RH JIS C004020 m s 2 10 150 Hz10 JIS C0041300 m s 2 4 9.6. ケース材質 外形寸法 質量 W90 H504 D90 mm 800 g NM-6754 改 10 P29/31

10. mm 図 15 1 / 2 λ アンテナ付外観図 NM-6754 改 10 P30/31

11. 11.1. 1 2 3 4 59 15 V DC 6 7 8 9 NM-6754 改 10 P31/31