6 年金・手当・貸付

Similar documents
先方へ最終稿提出0428.indd

スライド 1

障害厚生年金 厚生年金に加入している間に初診日 ( 障害のもととなった病気やけがで初めて医者にかかった日 ) がある病気やけがによって 65 歳になるまでの間に 厚生年金保険法で定める障害の状態になったときに 受給要件を満たしていれば支給される年金です なお 障害厚生年金に該当する状態よりも軽い障害

くらしのおてつだいH30 本文.indd

新規文書1


障害福祉制度あらまし目次

からだの不自由な人たちのために

障害者福祉ハンドブック

手当を受けられている方へのお願い手当を受けられている方は 次のようなときには資格喪失となる場合がありますので 必ずご連絡をお願いします (1) 施設に入所したとき (2) 障がいの程度が基準に該当しなくなったとき (3) 亡くなられたとき (4) 病院又は診療所に継続して3ヶ月を超えて入院するに至っ

年金 手当心身障害者扶養共済制度 障がいのある方を扶養している保護者が, 毎月掛金を納めることにより, 保護者が死亡 ( 重度障がいを生じた場合を含む ) した場合, 障がいのある方に年金が支給されます 任意加入の制度です 加入できる保護者の要件障がいのある方 ( 次の 障がいのある方の範囲 を参照

年金・手当など

1 どこに相談すればよいのでしょう?

第14章 国民年金 

2. 特別障害給付金 象 次のいずれかに該当する方で 任意加入していなかった期間に初診日があり 現在 障害基礎年金 1 級 2 級相当の障がいに該当する方 平成 3 年 3 月以前に国民年金任意加入象であった学生 ( 夜間通学 通信制の学生は除く ) 昭和 61 年 3 月以前に国民年金任意加入象で

8-2471_h1-4_cs4.indd

しおり

1. 総合支援資金根拠法令等社会福祉法生活福祉資金貸付制度要綱低所得世帯や高齢者世帯 障がい者世帯に対して 低利子 ( 一部無利子 ) での資金の貸付けと必要な援目的助を行うことによって 経済的自立と在宅福祉の促進を図ることを目的とする 総合支援資金の貸付対象要件失業者等 日常生活全般に困難を抱えて

高齢者福祉

第 7 章 年金 福祉 1 年金 日本の公的年金制度は, 予測できない将来へ備えるため, 社会全体で支える仕組みを基本としたものです 世代を超えて社会全体で支え合うことで給付を実現し, 生涯を通じた保障を実現するために必要です 働いている世代が支払った保険料を高齢者などの年金給付に充てるという方式で

低所得世帯 障害者世帯又は高齢者世帯に対し 資金の貸付けと必要な相談支援を行うことにより その世 帯の安定した生活と経済的自立を図ることを目的とした貸付制度です 下記の (1)~(3) に該当する県内に住んでいる方 ( 住民登録がある方 ) に世帯単位で貸し付ける制度で す 貸付けですので償還 (

介護保険・高齢者福祉ガイドブック

年金 手当について 特別障害給付金 任意加入対象者が, 任意加入をしていなかったことによって, 障害基礎年金を受けることができなかった方への福祉的措置として平成 17 年 4 月に創設された制度です 特別障害給付金 (1) 支給対象となる方次の1か2の期間に初診日があり, 障害基礎年金を受けることが

金 7 年金 手当 貸付など 年金 障がい基礎年金 身知精窓口 : 区役所保険年金業務担当 所在地 : 裏表紙電話 : 各区の局番 (103 ページ )+9956 ( 初診日において国民年金の第 3 号被保険者であった方 厚生年金に加入していた方は年金事務所 共済組合に加入していた方は各共済組合でお

6 年金・手当などについて

介護保険・高齢者福祉ガイドブック


編集.indd

3-2 障害厚生年金 身 知 精 窓口 : 松阪年金事務所 ( ) 窓口 : 松阪年金事務所 ( ) 病気やケガで障がいがあり 日常生活が困難な方に支給される年金です 支給条件 ( 次のいずれにも該当 ) 1 障がいの原因となった病気 ケガについての初診日

[ 特別控除の一覧 ] 控除の内容 特定扶養親族控除 ( 税法上の扶養親族で満 16 才以上 23 才未満の扶養親族 ) 老人扶養親族 配偶者控除 ( 税法上の扶養親族で満 70 才以上の扶養親族 ) 控除額 1 人につき 250,000 1 人につき 100,000 障がい者控除寡婦 ( 夫 )

現在公的年金を受けている方は その年金証書 ( 請求者及び配偶者 請求者名義の預金通帳 戸籍謄本 ( 受給権発生年月日以降のもの ) 請求者の住民票コードが記載されているもの ( お持ちの場合のみ ) 障害基礎年金 受給要件 障害基礎年金は 次の要件を満たしている方の障害 ( 初診日から1 年 6か

(2) 国民年金の保険料 国民年金の第 1 号被保険者および任意加入者は, 保険料を納めなければなりません また, より高い老齢給付を望む第 1 号被保険者 任意加入者は, 希望により付加保険料を納めることができます 定額保険料月額 16,490 円 ( 平成 29 年度 ) 付加保険料月額 400

(3) 父又は母が規則で定める程度の障害の状態にある児童 (4) 父又は母の生死が明らかでない児童 (5) その他前各号に準ずる状態にある児童で規則で定めるもの 3 この条例において 養育者 とは 次に掲げる児童と同居して これを監護し かつ その生計を維持する者であって その児童の父母及び児童福祉

2 障害厚生年金障害厚生年金は次の1~3の条件すべてに該当する方が受給できます 1 障害の原因となった病気やケガの初診日 ( 1) が 厚生年金保険の被保険者である期間にあること 2 障害の原因となった病気やケガによる障害の程度が 障害認定日 ( 2) に法令により定められている障害等級表 ( 3)

年金・社会保険セミナー

1

(2) 国民年金の保険料 国民年金の第 1 号被保険者および任意加入者は, 保険料を納めなければなりません また, より高い老齢給付を望む第 1 号被保険者 任意加入者は, 希望により付加保険料を納めることができます 定額保険料月額 15,250 円 ( 平成 26 年度 ) 付加保険料月額 400

5. 手当 年金等 各種制度の対象者や支給額は 障害種別 等級 年齢や所得によって異なります 詳細は各担当窓口に お問い合わせください 手当 心身障害者福祉手当 ( 都の制度 ) 支給対象者 20 歳以上であって 次のいずれかの障害を有する方 1 身体障害者手帳 1 2 級 2 脳性まひ 3 進行性

手当 年金 4-1 障害基礎年金 身 知 精 難 窓口 : 保険年金課国民年金係 ( 電話 FAX ) 病気やケガで障がいがあり 日常生活が困難な方に支給される国民年金です 支給条件( 次のいずれにも該当 ) 1 障がいの原因となった病気 ケガについての初診日に国民年金に

<82B582A882E A6D92E894C5816A2E786477>

年金・社会保険セミナー

平成 28 年度の貸付決定件数 1 平成 27 年度貸付 決定件数 2 平成 28 年 度貸付決定件 数 ( 速報値 ) 3 貸付決定件 数の増減 2-1 (%) 4 2 のうち 自立を利用し た件数 (%) 件 5 2 のうち 家計を利用し た件数 (%) 全資金合計 29,782 28,386-

貸付世帯の要件 貸付は 資金の貸付けにあわせて必要な支援を受けることにより独立自活できると認められる世帯であって 返済 ( 償還 ) の見込みが立てられる状況にあることを要件とします 障害者世帯や高齢者世帯の要件は 障害者や日常生活上療養又は介護を要する高齢者が属する世帯であって 貸付はその方のため

年金.手当てp28 療育編

Microsoft Word - 児扶法改正(Q&A)

市県民税所得課税証明書から年間所得金額を見る場合 平成 年度 ( 平成 年分 ) 市県民税所得課税証明書 住所 羽生市 134 番地 1 氏名 羽生田羽生子 所得の区分 所得金額 所得の区分 所得金額 総所得金額 330,000 所得控除金額 1,500,000 合計所得金額 330,000 課税標

●生活保護法等の一部を改正する法律案

に該当する者については 同項の規定にかかわらず受給資格者とする 3 病院等に入院等したことにより 本市の区域内に住所を変更したと認められる第 1 項各号に該当する者については 同項の規定にかかわらず受給資格者としない 4 第 1 項及び第 2 項の規定にかかわらず 次の各号のいずれかに該当する者は

第9章 国民年金制度について

ただし 対象期間の翌年度から起算して3 年度目以降に追納する場合は 保険料に加算額が上乗せされます 保険料の免除や猶予を受けず保険料の未納の期間があると 1 年金額が減額される 2 年期を受給できない3 障害基礎年金や遺族基礎年金を請求できない 場合がありますのでご注意ください 全額または一部免除

Ⅰ 改正について 児童扶養手当法の改正 Q&A ( 公的年金等と合わせて受給する場合 ) Q1 今回の改正の内容を教えてください A: 今回の改正により 公的年金等 * を受給していても その額が児童扶養手当の額 より低い場合には 差額分の手当が受給できるようになります 児童扶養手当 は 離婚などに

() 障がい年金法令で定める年金の障がい等級に該当する障がいの状態になった場合は, 障がい年金が支給されます 初診日 ( 障がいの原因となった病気やケガで, 初めて医師の診療を受けた日 ) の年齢, 加入していた年金の種類によって, 支給される年金が異なります 障がい者手帳の障がい等級と国民年金厚生

( 支給対象者等 ) 第 3 条医療費の支給の対象となる者 ( 以下 支給対象者 という ) は 次の各号に該当する母子家庭の母 父子家庭の父及びこれらの者に扶養されている児童並びに養育者に扶養されている父母のない児童とする (1) 本市に住所 ( 配偶者からの暴力を受けること等により本市への住所の

4 受けられる手当 助成 児童手当 子ども課 ( ) 児童を養育している方に手当を支給することにより 家庭における生活の安定に寄与 し 次代の社会を担う児童の健やかな成長に資することを目的として支給されます * 支給対象 中学校卒業まで (15 歳の誕生日後の最初の 3 月 31 日ま

家計相談研修資料案(生活福祉資金厚労省分)三森(統合版)

訪問介護(ホームヘルプサービス)

国民年金

粕屋町重度障害者医療費の支給に関する条例

(3) 母子家庭の母又は父子家庭の父の前年 (1 月から9 月までに医療の給付を受けた場合にあっては 前々年をいう 以下同じ ) の所得 ( 規則で定める所得の範囲及び所得の額の計算方法により算出した額をいう 以下同じ ) が その者の所得税法 ( 昭和 40 年法律第 33 号 ) に規定する控除

強制加入被保険者(法7) ケース1

4 年金 手当等 1 年金を受けるには (1) 障害基礎年金 < 次の要件をすべて満たす人に支給 > 初診日において次の (1) 又は (2) に該当すること 身知精 ア初診日に (1) 国民年金の被保険者であること関する要件 (2) 被保険者であった者であって 日本国内に住所を有し かつ 60 歳

社会福祉協議会 公営住宅法第二条第十六号に規定する事業主体である又は 番号法別表第二の 27 の項 番号法別表第二の 30 の項 番号法別表第二の 31 の項 地方税法その他の地方税に関する法律及びこれらの法律に基づく条例による地方税の賦課徴収に関する事務であって主務省令で定めるもの 社会福祉法によ

住宅・年金・手当(A4)

と事実上婚姻関係と同様の事情にあった者を 配偶者 には 婚姻の届出をしていないが事実上婚姻関係と同様の事情にある者を 婚姻 には 婚姻の届出をしていないが事実上婚姻関係と同様の事情にある場合を含むものとする 5 この条例において 医療保険各法 とは 国民健康保険法 ( 昭和 33 年法律第 192

Microsoft Word - 療養補償給付又は療養給付.doc

議案第49号-医療福祉費支給に関する条例の一部改正【確定】

長期家族介護者援護金 2 補償の内容 (1) 療養補償負傷又は疾病が治ゆするまでの間 必要な治療を行い 又は療養の費用を支給します 療養の範囲は次に掲げるもので 認定された傷病又は疾病の療養上相当と認められるものに限ります ア診察イ薬剤又は治療材料の支給ウ処置 手術その他治療エ居宅における療養上の管

 

第 3 条海陽町は 海陽町の区域内に居住地を有する重度心身障害者等の疾病又は負傷について医療保険各法又は高齢者の医療の確保に関する法律の規定による医療に関する給付 ( 前条第 1 項第 3 号に該当する者 ( 以下 ひとり親家庭の父母等 という ) のうち母子家庭の母又は父子家庭の父にに係るものにあ

被用者年金一元化法

1. 国保係 事業名 1. 国民健康保険運営協議会 ( 昭和 33 年度 ) 予算額 事 業 概 要 757 国民健康保険事業の運営に関する事項を審議する 被保険者の疾病 負傷 出産又は死亡に対し保険給付を行う 2. 保険給付 ( 昭和 29 年度 ) 5,695,009 一般被保険者療養給付費 退

MR通信H22年1月号

( 別紙 ) 保育士修学資金貸付制度実施要綱 第 1 目的この制度は 指定保育士養成施設に在学し 保育士資格の取得を目指す学生に対し修学資金を貸し付け もってこれらの者の修学を容易にすることにより 質の高い保育士の養成確保に資することを目的とする 第 2 貸付事業の実施主体保育士修学資金 ( 以下

生活福祉資金貸付制度とは 1 生活福祉資金貸付制度とは この貸付制度は 戦後激増した所得者層の生活基盤を確保させようとする民生委員の 世帯更生運動 が昭和 30 年に制度化されたもので 現在では 他の貸付制度が利用できない所得世帯や障がい者世帯などの経済的自立と生活の安定を目指し 民生委員や市町村社

国民健康保険料の減額・減免等

には 婚姻の届出をしていないが 事実上婚姻関係と同様の事情にある者を含み 婚姻 には 婚姻の届出をしていないが 事実上婚姻関係と同様の事情にある場合を含むものとする 5 この条例において 医療保険各法 とは 国民健康保険法 ( 昭和三十三年法律第百九十二号 ) 高齢者の医療の確保に関する法律 ( 昭

休暇

個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例 ( 案 ) ( 趣旨 ) 第 1 条この条例は, 行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律 ( 平成 25 年法律第 27 号 以下 法 という ) 第 9 条第 2 項の規定に基づく個人番号の利用及び法第 19 条第 9

2 社会保障 2.1 社会保障 2.2 医療保険 2.3 年金保険 2.4 介護保険 2.5 労災保険 2.6 雇用保険 介護保険は社会保険を構成する 1 つです 介護保険制度の仕組みや給付について説明していきます 介護保険制度 介護保険制度は 高齢者の介護を社会全体で支えるための制度

強制加入被保険者(法7) ケース1

Taro-1-国民年金編2015  作成 

住宅・年金・手当(A4)

障害福祉のしおり

老齢基礎年金 老齢基礎年金を受けられる方 老齢基礎年金は 原則として受給資格期間が 25 年 (300 ヵ月 ) 以上ある方が 65 歳になったときから受けられます 受給資格を満たしているときは 本人の希望により 60 歳から 70 歳までの間で年金を受け始める年齢を変更することができます (17

労災年金のスライド

Microsoft Word - ㆹã‡fiã‡−帳㕕02サーノ゙ス丕覧.doc

52 (2) 再就職後 年金受給権が発生した場合正規職員無職一般企業 無職 共済組合員 A 厚生年金 B ( 一般厚生年金 ) 退職再就職老齢厚生年金支給開始年齢 1 年金待機者登録 2 公的年金加入 3 年金決定請求 ( 一部又は全額支給停止 ) 1 退職した際は 年金の受給権発生まで期間がありま

しおり2017.indd

被扶養者になれる者の判定

平成21年10月より、離職者であって就労能力及び就労意欲のある者のうち、住宅を喪失している者又は喪失するおそれのある者を対象として、6月間を限度として住宅手当を支給するとともに、住宅確保・就労支援員による就労支援等を実施し、住宅及び就労機会の確保に向けた支援を行います。 (手当の支給額は地域ごとに上限額が設定されます(生活保護の住宅扶助特別基準に準拠))  ○○市の場合  ○○円(単身世帯)  ○○円(複数世帯)


社会保障に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定の実施に伴う厚生年金保険法等の特例等に関する法律案《概要》

D-1-1 手続きは 傷病手当金は 病気休業中の健康保険加入者とその家族の生活を保障するための制度 で 被保険者が病気や業務外のけがのために働くことができず 事業主(会社)から給与 が受けられない場合に支給されます 手続き 傷病手当金の請求には 療養の事実についての担当医師の証明と 休業期間中の賃金

表 2 イ特別支給の老齢厚生年金老齢厚生年金は本来 65 歳から支給されるものです しかし 一定の要件を満たせば 65 歳未満でも 特別支給の老齢厚生年金 を受けることができます 支給要件 a 組合員期間が1 年以上あること b 組合員期間等が25 年以上あること (P.23の表 1 参照 ) c

< F31322D335F81798ED0984A8E6D817A944E8BE08D8E959E814593BE>

児童扶養手当とは 父母の離婚などにより 父又は母と生計を同じくしていない児童の健やかな成長を願い 児童が育成される家庭の生活の安定と自立の促進のために支給する手当です 1 手当を受けることができる人児童扶養手当は 次のいずれかに該当する児童を 父又は母が監護している場合に支給されます ( 父又は母が

< 所得控除の詳細 > 1 所得控除額計算一覧表 控除名 控除の詳細 控除額町県民税 控除額 参考 所得税 次の イ と ロ のい 次の イ と ロ のい ずれか多い方の金額 ずれか多い方の金額 災害や盗難等により 本人や本 イ ( 損害金額 - 保険 イ ( 損害金額 - 保険 雑損控除 人と同一

6 この条例において 医療保険各法 とは, 国民健康保険法 ( 昭和 33 年法律第 192 号 ), 高齢者の医療の確保に関する法律 ( 昭和 57 年法律第 80 号 ) 及び規則で定める社会保険各法をいう 7 この条例において 医療に関する給付 とは, 次の各号のいずれかに該当するものをいう

1 国民年金 第 10 年金と医療給付等 市民課 保険医療課 (1) 国民年金に加入する方 国民年金は すべての方が共通して受けられる 基礎年金 が大きな柱です そのため自営業などの方のほかに 会社員や公務員も国民年金に強制加入することになります また 20 歳から 60 歳未満の会社員などの被扶養

2 社会保障 2.1 社会保障 2.2 医療保険 2.3 年金保険 2.4 介護保険 2.5 労災保険 2.6 雇用保険 医療保険は社会保険を構成する1つです 医療保険制度の仕組みや給付について説明していきます 医療保険制度 医療保険制度は すべての国民に医療を提供することを目的とした制

Transcription:

障害のある人やその家族の安定した生活を支援するため, 障害基礎年金や各種手当などが支給されます また, 経済的自立と生活意欲の助長促進を図るため, 低利で資金を貸し付けています 児童扶養手当 父又は母と生計を同じくしていない全部支給の場合児童や, 父又は母に政令で定める程度の月額 42,910 円障害がある児童 ( 満 18 歳の年度末に達一部支給の場合するまで 政令で定める程度の障害があ月額 42,900 円る児童は 20 歳未満 ) について, その児 ~10,120 円童の父, 母又は養育者に支給されます ( 児童 1 人の場合 ) 所得による支給制限があります 特別児童扶養手当 身体, 知的又は精神に重度又は中度の障害のある 20 歳未満の児童を監護している保護者に支給されます 児童 1 人につき重度 (1 級 ) 月額 52,200 円中度 (2 級 ) 月額 34,770 円 特別障害者手当等 障害児福祉手当 身体, 知的又は精神に重度の障害があるため, 日常生活において常時の介護を必要とする程度の障害の状態にある在宅の 20 歳未満の児童に支給されます 特別障害者手当 身体, 知的又は精神に著しく重度の障害があるため, 日常生活において常時特別の介護を必要とする程度の障害の状態にある在宅の 20 歳以上の人に支給されます 経過的福祉手当 従来の福祉手当の受給資格者のうち特別障害者手当の支給要件に該当せず, かつ, 障害を事由とする年金を受給していない 20 歳以上の人に支給されます 月額 14,790 円 月額 27,200 円 月額 14,790 円 - 54 -

国民年金 厚生年金保険 特別障害給付金 障害程度が国民年金法で決められている 障害等級表 にあてはまる次の人に支給されます 障害基礎年金 Ⅰ 障害の原因となった病気やけがの初診日が次のいずれかの間にあること 1 国民年金加入期間 2 60 歳以上 65 歳未満 ( 国内居住者のみ ) 3 20 歳未満 Ⅱ12の場合, 初診日前において加入期間の3 分の2 以上の保険料納付済期間 ( 免除期間を含む ) があること 又は, 初診日前一年間において保険料未納がないこと 3の場合, 納付要件はありません 障害の程度が厚生年金法で決められている 障害等級表 にあてはまる次の人に支給されます 障害厚生年金 Ⅰ 厚生年金保険の被保険者である間に障害の原因となった病気やけがの初診日があること Ⅱ 初診日前において加入期間の3 分の 2 以上の保険料納付済期間 ( 国民年金の免除期間を含む ) があること 又は, 初診日前一年間において保険料の未納がないこと 障害基礎年金や障害厚生年金, 障害共済年金などを受給していない方 1 平成 3 年 3 月以前に国民年金任意加入対象であった学生 2 昭和 61 年 3 月以前に国民年金任意加入対象であった被用者 ( 厚生年金, 共済組合等の加入者 ) の配偶者 当時任意加入していなかった期間内に初診日があり, 現在, 障害基礎年金 1 級,2 級相当の障害に該当する人に支給されます 1 級月額 81,260 円 2 級月額 65,008 円 18 歳未満の子の人数に応じた加算があります 年金額は平均標準報酬によって決定します 1 級月額 52,150 円 2 級月額 41,720 円 3 については, 所得による支給制限があります 所得による支給制限があります 年金事務所 年金事務所 - 55 -

心身障害者扶養共済制度 保護者が毎月一定の掛金を納付することにより, 保護者が死亡又は重度障害になったとき, 心身障害者に年金が生涯にわたって支給される任意加入の制度です 保護者加入時年齢 掛金月額 (1 口あたり ) 35 歳未満 9,300 円 35 歳以上 40 歳未満 11,400 円 40 歳以上 45 歳未満 14,300 円 45 歳以上 50 歳未満 17,300 円 50 歳以上 55 歳未満 18,800 円 55 歳以上 60 歳未満 20,700 円 60 歳以上 65 歳未満 23,300 円 年齢は加入時の年度の 4 月 1 日時点の 年齢 年金額 1 口加入の場合月額 20,000 円 2 口加入の場合月額 40,000 円 低所得世帯等については, 掛金の減額を行っています 生活保護の障害者加算の認定 身精 生活福祉資金の貸付 生活保護を受けている人のうち 1 身体障害者手帳 1~3 級 2 精神障害者保健福祉手帳 1,2 級を所持している人は, 生活保護の障害者加算の認定が受けられる場合があります ただし,2 については手帳の交付日又は更新日が初めて医師の診療を受けた日 ( 初診日 ) から 1 年 6 か月以上経過している場合に限られます 経済的自立と生活意欲の助長促進, 社会参加の促進を図り, 安定した生活を送れることを目的として, 他の貸付等支援制度の利用が困難な障害者等の世帯を対象に無利子又は低利で資金を貸し付けます 原則, 他法 他制度の利用を優先的に検討していただくことになります ( 57,58 ページの生活福祉資金貸付制度一覧表参照 ) 福祉事務所 市区町社会福祉協議会 - 56 -

生活福祉資金貸付制度一覧 資金の種類内容貸付限度額据置期間償還期間貸付利子連帯保証人 総合支援資金 生活支援費 住宅入居費 一時生活再建費 福祉資金 失業者等, 日常生活全般に困難を抱えており, 生活の立て直しのために継続的な相談支援と生活費及び一時的な資金を必要とし, 貸付を行うことにより自立が見込まれる世帯に貸し付ける資金 年金を受給している場合は, 対象となりません 生活再建までの間に必要な生活費用 敷金, 礼金等住宅の賃貸契約を結ぶために必要な費用 生活を再建するために一時的に必要かつ日常生活費で賄うことが困難である費用 ( 単身世帯 ) 月額 15 万円以内 (2 人以上 ) 月額 20 万円以内 貸付期間 : 原則 3 か月以内, 最長 12 か月の延長申請 ( 3 か月ごとに 3 回 ) 可 40 万円以内 60 万円以内 最終貸付日から 3 か月以内 貸付日 ( 生活支援費とあわせて貸付けている場合は, 生活支援費の最終貸付日 ) から 3 か月以内 10 年以内 連帯保証人あり無利子 連帯保証人なし年 1.5% 低所得世帯, 障害者世帯又は高齢者世帯 ( 日常生活上療養又は介護を要する高齢者が属する世帯に限る ) に対し, 次に掲げる費用として貸し付ける資金 原則 1 人必要 ただし, 連帯保証人なしでも申請可能 日常生活を送る上で, 又は自立生活に資するために, 一時的に必要であると見込まれる費用 生業を営むために必要な経費 460 万円 20 年 福祉費 技能習得に必要な経費及びその期間中の生計を維持するために必要な経費 技能を習得する期間が 6か月程度 130 万円 1 年程度 220 万円 2 年程度 400 万円 3 年以内 580 万円 住宅の増改築, 補修等及び公営 住宅の譲り受けに必要な経費 250 万円 7 年 福祉用具等の購入に必要な経費 8 年 170 万円 8 年 障害者用自動車の購入に必要な経費 250 万円 8 年 中国残留邦人等にかかる国民年 金保険料の追納に必要な経費 513.6 万円 10 年 負傷又は疾病の療養に必要な経費及びその療養期間中の生計を維持するために必要な経費 介護サービス, 障害福祉サービス等を受けるのに必要な経費及びその期間中の生計を維持するために必要な経費 災害を受けたことにより臨時に必要となる経費 療養期間が1 年を超えないとき貸付日 ( 分割は170 万円交付の場合 1 年を超え1 年 6か月以内であは最終貸付って, 世帯の自立に必要なとき日 ) から6かは230 万円月以内 介護サービスを受ける期間が 1 年を超えないときは 170 万円 1 年を超え 1 年 6 か月以内であって, 世帯の自立に必要なときは 230 万円 5 年 5 年 150 万円 7 年 冠婚葬祭に必要な経費 住居の移転等, 給排水設備等の設置に必要な経費就職, 機能習得等の支度に必要な経費その他日常生活上一時的に必要な経費 連帯保証人あり無利子 連帯保証人なし年 1.5% 原則 1 人必要 ただし, 連帯保証人なしでも申請可能 - 57 -

資金の種類内容貸付限度額据置期間償還期間貸付利子連帯保証人 次の理由により緊急かつ一時的に生計の維持が困難となった場合に貸し付ける少額の費用 医療費又は介護費の支払等臨時の生活費が必要なとき 火災等被災によって, 生活費が必要なとき 年金, 保険, 公的給付金等の支給開始までに生活費が必要なとき 会社からの解雇, 休業等による収入減のため, 生活費が必要なとき 滞納していた税金, 子工面健康保緊急小口資金険料, 年金保険料の支払により支出が増加したとき 公共料金の滞納により, 日常生活に支障が生じるとき 法に基づく支援や実施機関及び関係機関からの継続的な支援を受けるために経費が必要なとき 給与等の盗難によって, 生活費が必要なとき その他これらと同等のやむを得ない事由があって, 緊急性, 必要性が高いと認められたとき 10 万円以内 貸付日から 2 か月以内 12 か月以内 無利子 教育支援資金 低所得世帯に対し, 次に掲げる費用として貸し付ける資金 教育支援費 就学支度費 低所得世帯に属する者が高等学校, 大学 ( 短期大学及び専修学校の専門課程を含む ) 又は高等専門学校に就学するのに必要な経費 特に必要と認められる場合に限り貸付限度額の 1.5 倍まで申請可 低所得世帯に属する者が高等学校, 大学 ( 短期大学及び専修学校の専門課程を含む ) 又は高等専門学校への入学に際し必要な経費 ( 高等学校 ) 月額 3.5 万円以内 ( 高等専門学校 ) 月額 6 万円以内 ( 短期大学 ) 月額 6 万円以内 ( 大学 ) 月額 6.5 万円以内 50 万円以内 卒業後 6 か月以内 20 年以内 無利子 世帯内で連帯借受人が必要 不動産担保型生活資金 低所得者世帯低所得の高齢者世帯に対し, 一定向け不動産担の居住用不動産を担保として生活費保型生活資金を貸し付ける資金 要保護世帯向け不動産担保型生活資金 要保護の高齢者世帯に対し, 一定の居住用不動産を担保として生活費を貸し付ける資金 土地評価額の 7 割を標準月額 30 万円以内 土地建物評価額の 7 割を標準 ( 集合住宅は 5 割 ) 月額は貸付基本額の範囲内 ( 生活扶助額の 1.5 倍以内 ) 契約終了後 3 か月以内 据置期間終了時まで 年 3% 又は毎年 4 月 1 日時点の長期プライムレートのいずれか低い利率 必要 推定相続 人の中から選任 - 58 -