中期経営計画の概要 日本郵政グループは 215 年度から217 年度を計画期間とする中期経営計画 新郵政ネットワーク創造プラン217 に取り組んでいます この中期経営計画を基に 当行は 郵便局をメインとするきめ細かいネットワークを通じ お客さま満足度 No.1 サービスを提供する 最も身近で信頼される銀行 になること 本邦最大級の機関投資家 として 適切なリスク管理のもとで 運用の多様化を推進し 安定的収益を確保 することを目指し 各種戦略 施策を実行していきます 目指す姿 課題認識 歴史的低金利による利ザヤ縮小の継続 家計の金融ニーズの多様化 貯蓄から投資へ の着実な進展 高齢化のさらなる進展による高齢層の金融ニーズの拡大 目指す姿 郵便局をメインとするきめ細かいネットワークを通じ お客さま満足度 No.1 サービスを提供する 最も身近で信頼される銀行 本邦最大級の機関投資家 として 適切なリスク管理のもとで 運用の多様化を推進し 安定的収益を確保 主要な取り組み 1 億人規模のお客さまの生活 資産形成に貢献するリテールサービスの推進 安定的な顧客基盤の構築による総預かり資産の拡大 資産運用商品 ATM クレジットカードなどの成長分野の役務手数料の拡大 営業基盤の整備 お客さま本位のサービス提供体制の構築 店舗 ATM ネットワーク ダイレクトチャネルの充実 資金運用戦略の高度化 国際分散投資の加速 オルタナティブ投資などの新たな投資領域の開拓 運用戦略の高度化に向けた態勢整備 強靭な経営態勢の構築 コンプライアンスの更なる徹底 上場企業としてのガバナンス強化 リスク管理態勢の一層の充実 人材育成の推進 戦略的な人材配置の実現 女性の活躍推進 迅速 的確な事務処理体制の構築 システム経費をはじめとして コスト効率化努力を継続 4 ゆうちょ銀行中間期ディスクロージャー誌 216
経営目標 (217 年度 ) と配当政策 217 年度経営目標 総預かり資産 (215 年度 217 年度 ) 経常利益 当期純利益 物件費削減額 (214 年度対比 ) 1 貯金 :+3 兆円 2 資産運用商品 :+1 兆円 4,8 億円程度 3,3 億円程度 5 億円以上 1 未払利子を含むベース また 自社株取得に伴うグループ会社の定期貯金分を除く 2 資産運用商品 : 投資信託 + 変額年金保険 配当政策 持続的な成長による 積極的 安定的 な株主還元を実現 配当性向の目安 :5% 以上 注 : 目標数値 予想数値は 215 年 4 月に策定 公表したものです 5
財務の状況 損益の状況 業務純益 経常利益 中間純利益 平成 27 年度中間期 平成 28 年度中間期 業務粗利益 7,594 7,163 資金利益 6,994 6,293 役務取引等利益 469 429 その他業務利益 131 44 経費 ( 注 ) 5,316 5,39 一般貸倒引当金繰入額 業務純益 2,278 1,853 臨時損益 238 271 経常利益 2,516 2,124 特別損益 7 3 法人税 住民税及び事業税 845 662 法人税等調整額 51 51 中間純利益 1,715 1,59 注 : 臨時処理分を除く 業務粗利益当中間期の業務粗利益は 前中間期比 431 億円減少の7,163 億円となりました このうち 資金利益は 国債利息の減少を主因に 前中間期比 71 億円の減少となりました 役務取引等利益は 前中間期比 39 億円の減少となりました 一方 その他業務利益は 外国為替売買損益の増加等により 前中間期比 39 億円の増加となりました 経費経費は 前中間期比 6 億円減少の5,39 億円となりました 業務純益金利が低位で推移するなど厳しい経営環境下 業務純益は前中間期比 425 億円減少の1,853 億円となりました 経常利益臨時損益は金銭の信託運用損益の増加等により 前中間期比 32 億円増加し 経常利益は前中間期比 392 億円減少の2,124 億円となりました 中間純利益中間純利益は1,59 億円 前中間期比 26 億円の減益となりました 通期業績予想の当期純利益 億円に対しては ほぼ計画どおりの 5.3% の進捗率となりました 業務純益経常利益中間純利益 2,278 1,853 2,516 2,124 1,715 1,59 平成 27 年度中間期 平成 28 年度中間期 平成 27 年度中間期 平成 28 年度中間期 平成 27 年度中間期 平成 28 年度中間期 業務純益とは 業務純益 とは 業務粗利益から経費と一般貸倒引当金繰入額を引いたもので 銀行固有の収益指標です 6 ゆうちょ銀行中間期ディスクロージャー誌 216
財産の状況 資産 負債 純資産 平成 27 年度末 平成 28 年度中間期末 資産 2,7,56 2,72,12 うち有価証券 1,44,768 1,411,975 うち貸出金 25,42 27,27 負債 1,955,478 1,955,992 うち貯金 ( 注 ) 1,778,719 1,784,565 純資産 115,81 116,19 株主資本合計 86,52 86,62 評価 換算差額等合計 29,28 29,488 注 : 未払利子を含む貯金残高は 平成 28 年度中間期末 1,798,933 億円 ( 平成 27 年度末 1,793,77 億円 ) です 資産当中間期末の総資産は 前年度末に比べ1,542 億円増加の 27 兆 2,12 億円となりました このうち 有価証券は141 兆 1,975 億円となりました また 貸出金は2 兆 7,27 億円となりました 負債負債は 前年度末に比べ514 億円増加の195 兆 5,992 億円となりました このうち 貯金残高は178 兆 4,565 億円となりました 純資産株主資本は前年度末に比べ568 億円増加 評価 換算差額等は前年度末に比べ459 億円増加し 純資産は前年度末に比べ 1,28 億円増加の11 兆 6,19 億円となりました 資産運用の状況 当行は安定的な収益を確保するため 金利リスク等を適切にコントロールし 有価証券運用をベースにしつつ マーケットの状況 を踏まえリスクの分散 収益源泉の多様化を図っています 区分 平成 27 年度末平成 28 年度中間期末金額構成比 (%) 金額構成比 (%) 有価証券 1,44,768 7.3 1,411,975 69.2 国債 822,556 4.1 768,496 37.7 地方債 社債等 ( 注 1) 164,256 8. 167,885 8.2 外国証券 453,955 22.1 475,593 23.3 うち外国債券 198,295 9.6 191,97 9.3 うち投資信託 255,29 12.4 284,9 13.9 金銭の信託 ( 株式 国債等 ) 35,611 1.7 35,34 1.7 うち国内株式 18,786.9 18,498.9 貸出金 25,42 1.2 27,27 1.3 預け金等 ( 注 2) 457,691 22.3 475,75 23.3 短期運用資産 その他 ( 注 3) 89,275 4.3 88,323 4.3 運用資産合計 2,48,766 1. 2,38,245 1. 注 : 1 地方債 社債等 は地方債 短期社債 社債等です 2 預け金等 は譲渡性預け金 日銀預け金 買入金銭債権です 3 短期運用資産 その他 はコールローン 債券貸借取引支払保証金等です 7
単体自己資本比率 ( 国内基準 ) の推移 ( 単位 :%) 当中間期末における単体自己資本比率 ( 国内基準 ) は 23.15% であり 国内基準の 4% を上回っています 自己資本比率とは 自己資本比率 とは 銀行が保有する資産などに対する自己資本の割合であり 金融機関の経営の健全性を示す指標のひとつです 当行のように海外営業拠点を有しない国内基準の対象となる銀行は4% 以上の水準であることが求められています 営業の状況 当中間期末の貯金残高は 178.4 兆円となりました また 当中間期末の投資信託の純資産残高は 1 兆 1,628 億円 当中間期の 販売金額は 2,437 億円となりました 当中間期の変額年金保険の販売金額は 429 億円となりました 貯金残高 投資信託純資産残高 18 ( 単位 : 兆円 ) 176.6 177.7 (+1.) 177.8 (+.1) 177.1 178.4 (+1.3) 1 11,628 17 11,5 1 11,187 11,355 1,5 16 1, 平成 25 年度末平成 26 年度末平成 27 年度末注 : 小数第 2 位以下の端数は切捨てています 平成 27 年度中間期末 平成 28 年度中間期末 平成 26 年度末 平成 27 年度末 平成 28 年度中間期末 投資信託販売金額 変額年金保険販売金額 5, 4,27 上期 下期 922 上期 下期 3,77 8 669 6 2,314 2,437 4 48 429 1,75 2 326 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 8 ゆうちょ銀行中間期ディスクロージャー誌 216
トピックス 上場後初めての定時株主総会を開催 216 年 6 月 21 日 さいたまスーパーアリーナで第 1 期定時株主総会を開催し 株主の皆さまにご出席いただきました 株主総会では事業報告の後 当行の成長戦略について社長より説明し 質疑応答では運用体制の強化や国内ビジネスの推進等 株主の皆さまからさまざまなご質問をいただきました 当行は 株主の皆さまとの対話を大切にし これからも皆さまの期待にお応えできるよう努めてまいります 地域活性化ファンドへの参加 当行は 地域金融機関との連携を一層深め 協働 連携して地域経済の発展に寄与することを目的とし 以下のファンドへの参加を決定いたしました これらのファンドへの出資をきっかけとして 今後とも地域の活性化と発展に貢献してまいります ファンド概要 ファンド名称設立日当行以外の組合員構成 九州広域復興支援投資事業有限責任組合 北海道成長企業応援ファンド 216 年 7 月 29 日 216 年 11 月 18 日 株式会社大分銀行 株式会社肥後銀行 株式会社鹿児島銀行 株式会社福岡銀行 株式会社北九州銀行 株式会社福岡中央銀行 株式会社熊本銀行 株式会社豊和銀行 株式会社佐賀銀行 株式会社南日本銀行 株式会社佐賀共栄銀行 株式会社宮崎銀行 株式会社十八銀行 株式会社宮崎太陽銀行 株式会社親和銀行 株式会社筑邦銀行 株式会社地域経済活性化支援機構 株式会社長崎銀行 ロングブラックパートナーズ株式会社 株式会社西日本シティ銀行 REVICキャピタル株式会社 株式会社北洋銀行 株式会社北洋キャピタル 株式会社北海道二十一世紀総合研究所 KFG 地域企業応援投資事業有限責任組合 株式会社肥後銀行 株式会社鹿児島銀行 215 年 1 月 1 日 株式会社九州 Kizunaキャピタル 当行は 216 年 11 月 18 日から追加参加しました 地域版 Visa プリペイドカード mijica( ミヂカ ) 決済の試行 当行および日本郵便株式会社は 217 年 1 月から 幅広い年齢層を対象に 仙台市内および熊本市内において地域版 Visaプリペイドカード mijica( ミヂカ ) 決済の試行を開始いたしました 中心部商店街 小売店など地域の皆さまにご参加いただくことにより 地域経済活性化への貢献を目指してまいります 注 : 年会費無料です カードは試行地域のゆうちょ銀行窓口または一部の取扱郵便局で即時交付できます 券面デザイン 地域でのお買い物振興策 地域提携店でのお買い物時はポイント特典 地域提携店の情報をWebサイトやメルマガなどにより配信 おこづかい 家計簿アプリなどの提供 仙台市 熊本市 9