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マイコンカーラリーキット Ver.5. センサ基板 Ver.5 製作マニュアル 203 年度から RY_R8C38 ボードに搭載されているマイコンが R8C/38A から R8C/38C に変更されました R8C/38A マイコンと R8C/38C マイコンは 機能的にほぼ互換で マイコンカーで使う範囲においてはプログラムの変更はありません よって 本マニュアルではマイコンの名称を R8C/38A で統一します 203 年度から RMC-RX62T ボードに搭載されているマイコンが RX62T から RX62G に変更されました RX62T マイコンと RX62G マイコンは 機能的にほぼ互換で マイコンカーで使う範囲においてはプログラムの変更はありません よって 本マニュアルではマイコンの名称を RX62T で統一します 第 2.04 版 205.04.20 ジャパンマイコンカーラリー実行委員会株式会社日立ドキュメントソリューションズ

注意事項 (rev.6.0j) 著作権 本マニュアルに関する著作権はジャパンマイコンカーラリー実行委員会に帰属します 本マニュアルは著作権法および 国際著作権条約により保護されています 禁止事項 ユーザーは以下の内容を行うことはできません 第三者に対して 本マニュアルを販売 販売を目的とした宣伝 使用 営業 複製などを行うこと 第三者に対して 本マニュアルの使用権を譲渡または再承諾すること 本マニュアルの一部または全部を改変 除去すること 本マニュアルを無許可で翻訳すること 本マニュアルの内容を使用しての 人命や人体に危害を及ぼす恐れのある用途での使用 転載 複製 本マニュアルの転載 複製については 文書によるジャパンマイコンカーラリー実行委員会の事前の承諾が必要です 責任の制限 本マニュアルに記載した情報は 正確を期すため 慎重に制作したものですが万一本マニュアルの記述誤りに起因する損害が生じた場合でも ジャパンマイコンカーラリー実行委員会はその責任を負いません その他 本マニュアルに記載の情報は本マニュアル発行時点のものであり ジャパンマイコンカーラリー実行委員会は 予告なしに 本マニュアルに記載した情報または仕様を変更することがあります 製作に当たりましては 最新の内容を確認いただきますようお願いします すべての商標および登録商標は それぞれの所有者に帰属します 連絡先 株式会社日立ドキュメントソリューションズ 35-006 東京都江東区東陽六丁目 3 番 2 号イースト 2 タワー E-mail:himdx.m-carrally.dd@hitachi.com

目次 目次. 概要... 2. 仕様... 2 2. 仕様... 2 2.2 回路図... 3 2.3 寸法... 4 2.4 センサの固定位置... 4 2.5 外観... 5 2.6 センサ基板 Ver.5 の CN とマイコンボードとの関係... 6 2.7 コースの白と黒を判断する仕組み... 7 2.8 スタートバーの開閉を判断する仕組み... 7 2.9 U8 と U9 の出力信号... 8 2.0 センサ回路の原理... 9 3. 組み立てに必要な工具類... 0 4. 組み立て... 4. 部品表... 4.2 セット以外で必要な部品... 3 4.3 部品面... 3 4.4 半田面... 3 4.5 変調型フォトセンサの取り付け... 4 4.6 変調型フォトセンサ (S6846) の取り付け... 5 4.7 赤外 LED( 透明 または灰色の半透明 ) の取り付け... 7 4.8 赤外 LED( 透明 または灰色の半透明 ) の取り付け 2... 8 4.9 抵抗の取り付け... 20 4.0 集合抵抗の取り付け... 2 4. LED( 赤色 ) の取り付け... 22 4.2 積層セラミックコンデンサの取り付け... 23 4.3 ボリュームの取り付け... 24 4.4 0P ストレートタイプオスコネクタの取り付け... 25 4.5 ポリパイルテープの貼り付け... 26 4.6 完成... 29 5. スタートバー検出センサの信号を独立させる... 30 5. 概要... 30 5.2 部品例... 30 5.3 パターンのカット... 3 5.4 部品の実装... 32 5.5 ケーブルの製作例... 33 5.6 RY_R8C38 ボートを使ったときの結線例... 34 5.7 RY_R8C38 ボートを使ったときのプログラム例... 36 - I -

目次 - II -

. 概要. 概要 本マニュアルは マイコンカーキット Ver.5. 用のセンサ基板 Ver.5 の製作マニュアルです 本基板は マイコンカーキットに取り付けてします 特徴を下記に示します 基板を黒くして センサの誤動作を少なくしています コースの白 黒色を検出するセンサを 8 個搭載しています スタートバーが開いたことを検出するセンサを 個搭載しています センサ信号はマイコン直結で 論理はプログラムで反転させています センサ基板 Ver.5 の製作例 204 年 6 月 赤外 LED が TLN9( 透明 ) から TSAL4400( 灰色の半透明 ) に変更になりました 色が変わりましたが 外形や使い方は変わりません - -

2. 仕様 2. 仕様 2. 仕様 名称センサ基板 Ver.5 センサ基板 Ver.4.( 参考 ) 略称センサ基板 5 センサ基板 4 付属キット 販売開始時期 基板枚数 コースを見るセンサの個数 スタートバーを見るセンサの個数 信号反転回路 マイコンボードとの接続 マイコンカーキット Ver.5. マイコンカーキット Ver.4 マイコンカーキット Ver.5 202 年 6 月 ~ 2007 年 5 月 ~202 年 6 月 枚 枚 8 個 7 個 個 個 なし ( プログラムで反転 ) なし ( プログラムで反転 ) R8C/38A: ポート 0 H8/3048F-ONE: ポート 7 RX62T: ポート 4 R8C/38A: ポート 0 H8/3048F-ONE: ポート 7 電圧 DC5.0V±0% DC5.0V±0% 重量 ( 完成品の実測 ) レジスト ( 基板色 ) 約 23g ポリパイルテープ含む 黒色 約 2g ポリパイルテープ含む 黒色 基板寸法 W40 D38 厚さ.2mm W40 D38 厚さ.2mm 寸法 ( 実測 ) 最大 W40 D38 H4mm 最大 W40 D38 H4mm 重量は リード線の長さや半田の量で変わります - 2 -

2. 仕様 2.2 回路図 CN の 9 ピンは いちばん右のコース色検出 スタートバー検出を兼用しています スタート前はスタートバーがあるかないか スタート後はコースの色検出として使用します どちらのセンサが反応しているかは今回の回路では分かりません - 3 -

2. 仕様 2.3 寸法 センサ基板の取り付け用の穴として 左右 個 合計 22 個の穴があります この穴を使ってセンサ基板を固定してください 2.4 センサの固定位置 コースの白黒を検出するセンサは 8 個あります センサを基板へ取り付けている位置を 下記に示します 参考 - センサ基板 Ver.4. のセンサの位置 - 4 -

2. 仕様 2.5 外観 U9 変調型フォトセンサ ( スタートバー用 ) 基板の表 LED8 赤外 LED( スタートバー用 ) 2 0 9 VR,2,3,4,5,6,7,8,9 センサ感度調整用ボリューム LED,3,5,7,9,,3,5,7 センサ感度確認用 LED 基板の裏 CN センサ信号出力用コネクタ CN2 スタートバー検出センサ信号出力用コネクタ ( パターンカットが必要 ) U,2,3,4,5,6,7,8 変調型フォトセンサ ( コース用 ) LED2,4,6,8,0,2,4,6 赤外 LED( コース用 ) ポリパイルテープ コネクタの接続先 信号の内容を下表に示します 部品番号内容詳細 CN LED2,4,6,8, 0,2,4,6 コネクタ ( マイコンボードと接続 ) 赤外 LED 事項参照 TLN9 を使用しています この素子から赤外線の光を出します 赤外線なので人間の目には見えません コース検出用に 8 個あります LED8 赤外 LED TLN9 を使用しています スタートバー検出用に 個あります U,2,3,4, 5,6,7,8 U9 変調型フォトセンサ 変調型フォトセンサ 浜松フォトニクス ( 株 ) の S736 という変調型フォトセンサを使用しています 赤外 LED が出した赤外線をこの素子で受けます 光が受信できればコースは白 できなければコースは黒と判断します 8 個あります 浜松フォトニクス ( 株 ) の S6846 という変調型フォトセンサ ( 縦型 ) を使用しています 赤外 LED が出した赤外線をこの素子で受けます 光が受信できればスタートバーあり できなければスタートバーなしと判断します 個あります - 5 -

2. 仕様 VR,2,3,4, 5,6,7,8 VR9 LED,3,5,7, 9,,3,5 - センサ感度調整用ボリューム センサ感度調整用ボリューム センサ感度確認用 LED ポリパイルテープ これらのボリュームで 赤外 LED から出力する光の量を調整します マイコンカーのコースには 灰色の線があります ボリュームで感度を変えることにより 灰色を " 白 " と判断させるか " 黒 " と判断させるか調整することができます 標準のプログラムでは " 白 " と判断させると良いようになっています このボリュームで LED8 から出力する光の量を調整します スタートバーがあると白色 無いなら反射無しとなります スタートバーがあるときに反応するように (LED5 が点灯するように ) このボリュームを調整してください この LED が点灯で " 白 " 消灯で " 黒 " と判断しています ボリュームで感度を調整するときは この LED を確認しながら調整します ポリパイルテープをセンサ基板の半田面に取り付け コースとセンサが直接擦らないように またセンサが適切に反応するように高さを一定にします 2.6 センサ基板 Ver.5 の CN とマイコンボードとの関係 センサ基板 Ver.5 の CN と RY_R8C38 ボードの CN3( ポート 0) または RMC-RX62T ボードの CN2( ポート 4) を 0 ピンフラットケーブルで接続します 信号の内容を 下表に示します RY_R8C38 ボード (CN3) ピン (+5V) 2 ピン (P0_7) 3 ピン (P0_6) 4 ピン (P0_5) 5 ピン (P0_4) 6 ピン (P0_3) 7 ピン (P0_2) 8 ピン (P0_) 9 ピン (P0_0) 0 ピン (GND) RMC-RX62T ボード (CN2) ピン (+5V) 2 ピン (P47) 3 ピン (P46) 4 ピン (P45) 5 ピン (P44) 6 ピン (P43) 7 ピン (P42) 8 ピン (P4) 9 ピン (P40) 0 ピン (GND) CN は コネクタの略です 信号の方向 - センサ基板 5 の CN ピン 2 ピン 3 ピン 4 ピン 5 ピン 6 ピン 7 ピン 8 ピン 9 ピン - 0 ピン GND 内容 センサ基板 Ver.5 の回路に +5V±0%(4.5~5.5V) を供給します U( 左から 番目のセンサ ) からの信号を入力します "0": 白色 (LED 点灯 ) "": 黒色 (LED 消灯 ) U2( 左から 2 番目のセンサ ) からの信号を入力します "0": 白色 (LED3 点灯 ) "": 黒色 (LED3 消灯 ) U3( 左から 3 番目のセンサ ) からの信号を入力します "0": 白色 (LED5 点灯 ) "": 黒色 (LED5 消灯 ) U4( 左から 4 番目のセンサ ) からの信号を入力します "0": 白色 (LED7 点灯 ) "": 黒色 (LED7 消灯 ) U5( 右から 4 番目のセンサ ) からの信号を入力します "0": 白色 (LED9 点灯 ) "": 黒色 (LED9 消灯 ) U6( 右から 3 番目のセンサ ) からの信号を入力します "0": 白色 (LED 点灯 ) "": 黒色 (LED 消灯 ) U7( 右から 2 番目のセンサ ) からの信号を入力します "0": 白色 (LED3 点灯 ) "": 黒色 (LED3 消灯 ) U8( 右から 番目のセンサ ) からの信号と U9( スタートバー検出センサ ) の信号を入力します "0": 白色 (LED5 点灯 ) "": 黒色 (LED5 消灯 ) または "0": スタートバーあり (LED5 点灯 ) "": なし (LED5 消灯 ) です スタート時 U8( 右から 番目のセンサ ) 部分のコースは黒色なので このときは U9( スタートバー ) の反応になります スタート後はスタートバー検出センサが反応することはないので U8( コース ) の反応になります - 6 -

2. 仕様 2.7 コースの白と黒を判断する仕組み センサ基板には コースへ赤外線を出す素子と 反射した赤外線を受ける素子が 8 組付いています 白は光を反射する 黒は光を吸収する ことを利用します 赤外線を出す素子を使って コースへ赤外線を当てます その赤外線が 赤外線を受ける素子で検出できれば 白 できなければ 黒 と判断します 赤外線を出す量をボリュームで調整することができます マイコンカーのコースには灰色があります ボリュームの感度を変えることにより 灰色を " 白 " と判断させるか " 黒 " と判断させるか調整することができます 標準のプログラムは 灰色を白色と判断させると良いようになっています 2.8 スタートバーの開閉を判断する仕組み スタート時 白色のスタートバーが閉じています センサ基板は赤外 LED と S6846( 変調型フォトセンサ ) を前方向に取り付けており センサの状況によって下記のように判断します スタートバーが閉じているとき 受光素子発光素子点灯 感度調整 反射あり スタートバーあり スタートバーが開いているとき 消灯 反射なし スタートバーなし - 7 -

2. 仕様 2.9 U8 と U9 の出力信号 センサの出力は オープンコレクタ出力で NPN 型トランジスタ (2SC タイプ ) が接続されています CN の 9 ピンは いちばん右のコース検出センサ (U8) とスタートバー検出センサ (U9) の出力を兼用しており 下記のような回路になっています 2 つのセンサの反応と 出力信号を下表に示します コース検出センサ スタートバー検出センサ 回路 出力考え方 黒 なし 開放 ( ハイインピーダンス ) 実際は プルアップ抵抗を付けているので 5V 出力になります 0V 黒 あり スタート前に 0V のときは スタートバー検出センサがあると判断します 0V 白 なし スタート後に 0V のときは コース検出センサが白と判断します 0V 白 あり 両方が ON の状態は考え方としてはあり得ません - 8 -

2. 仕様 2.0 センサ回路の原理.U がフォトセンサです 受光部と赤外 LED の発振回路を兼ね備えています 2.U の ピンに赤外 LED(LED2) が接続されています ここで発光した光を U で受けます 赤外 LED の明るさ調整はボリューム VR で行います 3. 光を受けたか受けないかを出力するのが U の 3 ピンです LED(LED) が接続されており "0" か "" かを目で確かめることができます 4. 赤外 LED の光が U に届くと ( コースは白 )"0" が出力されます LED のアノード側が + カソード側が - になるので LED は光ります 5. 赤外 LED の光が U に届かなければ ( コースは黒 )"" が出力されます ( 詳しくは次を参照 ) LED のアノード側が + カソード側も + になるので LED は光りません 6. 先ほど 光が届かなければ "" といいましたが 実は U の 3 ピンは オープンコレクタ出力です オープンコレクタ出力とは "0"=0V それ以外はオープン 何処とも繋がっていない状態をいいます デジタルの世界では "0" でもない "" でもない値はあり得ません そのため 抵抗 (RA) で信号をプルアップして フォトセンサがオープンのときは "" になるようにしています 参考資料 - 変調型フォトセンサ (S736) の動作原理 ( データシートより ) - 9 -

3. 組み立てに必要な工具類 3. 組み立てに必要な工具類 センサ基板 Ver.5 の組み立てに必要な工具類を 下表に示します ミニチュアニッパ リード線を切るのに使います ミニチュアペンチ リード線を曲げたり 部品を固定するのに使います ピンセット 部品を持つのに使います 半田コテ 部品を半田付けするのに使います 50~00W 程度の半田コテを用意します はさみ セットの袋を切るなどで使います テスタ LM350 追加セットを追加したとき サーボ電圧を調整します - 0 -

4. 組み立て 4. 組み立て 4. 部品表 部品番号名称型式写真メーカ数量 本体基板 40 38.2t 2 U,2,3,4, 5,6,7,8 変調型フォトセンサ S736 3 4 短いピンが 4pin です 浜松フォトニクス ( 株 ) 8 U9 変調型フォトセンサ S6846 向きがあります 4 浜松フォトニクス ( 株 ) 透明 赤外 LED TLN9 K( 短 ) ( 株 ) 東芝 LED2,4,6,8,0, 2,4,6,8 ロットにより TLN9 または TSAL4400 のどちらかが入っています TSAL4400 A( 長 ) 灰色 ( 半透明 ) K( 短 ) Vishay 社 9 A( 長 ) R,2,3,4, 5,6,7,8 抵抗 CFS/4C kω ( 茶 黒 赤 金 ) コーア ( 株 ) 8 RA 集合抵抗 RKC8BD03J 0kΩ 8 素子 コモン 23456789 コーア ( 株 ) ピン側に 印あり LED,3,5,7, 9,,3,5 LED( 赤色 ) EBR3338S または互換品 ( 長 )A K( 短 ) スタンレー電気 ( 株 ) 8 C,2 積層セラミックコンデンサ RPEFH04Z2KA0B 0.μF(04) 5.08mm ピッチ ( 株 ) 村田製作所 2 - -

4. 組み立て VR,2,3,4,5,6, 7,8,9 ボリューム CT-6P 5kΩ (502) 写真の 6A 部分は ロット番号で抵抗値とは関係ありません ロット番号は セットによって異なります 日本電産コパル電子 ( 株 ) 9 CN 0P ストレートタイプオスコネクタ HIF3FC0PA2.54DSA ヒロセ電機 ( 株 ) マークが ピン ポリパイルテープ 約 50mm 各社 ロットによって 形や色が異なることがありますが 問題ありません 赤外 LED は TLN9 が入っている場合は透明 TSAL4400 が入っている場合は灰色 ( 半透明 ) になります - 2 -

4. 組み立て 4.2 セット以外で必要な部品 名称型式詳細 半田 太さによって必要な長さは変わりますが 直径 0.6mm の場合 5m あれば十分でしょう 4.3 部品面 白色文字 ( シルクといいます ) がある面を 部品面といいます ( 下図 ) 主にこの面から部品を取り付けます 次に説明する半田面から取り付ける部品もありますので 説明をよく読んで実装してください 4.4 半田面 シルクの無い面を 半田面といいます ( 下図 ) 変調型フォトセンサ S736 だけは半田面から取り付けます 下記の赤色四角部分の 8 カ所です 本マニュアルでは 部品面から取り付け 半田面から取り付けなどと説明しています 部品面 半田面を間違えないようにしてください - 3 -

4. 組み立て 4.5 変調型フォトセンサの取り付け 部品番号名称型式写真メーカ数量 2 U,2,3,4, 5,6,7,8 変調型フォトセンサ S736 3 4 短いピンが 4pin です 浜松フォトニクス ( 株 ) 8 変調型フォトセンサ (S736) を 8 個 半田面 ( 基板の裏面 ) から部品を取り付け 部品面から半田付けします 向きがあります 2 2 2 2 2 2 2 2 3 4 3 4 3 4 3 4 3 4 3 4 3 4 3 4 半田面 この面から部品を取り付けます 矢印の 4 ピンがいちばん短いピン 部品面 この面から半田付けします 2 2 2 変調型フォトセンサを 8 個用意します 4 ピンある黒い素子です 4 番ピンが一番短くなっています 4 3 4 3 4 3 変調型フォトセンサを密着して取り付けて 半田付けしてください 2-4 -

4. 組み立て 4.6 変調型フォトセンサ (S6846) の取り付け 部品番号名称型式写真メーカ数量 U9 変調型フォトセンサ S6846 4 浜松フォトニクス ( 株 ) 向きがあります 変調型フォトセンサ (S6846) を 個 半田付けします 向きがあります S6846 は 曲げ加工します 4 中心に があるのが裏側 下の左右に小さい があるのが表側 4 3 2 2 3 4 裏面 表面 分かりづらいですが 左写真のように 裏面と表面があります 間違えないようにしてください 表面から向かって左が ピン 右が 4 ピンとなります 2 約 3mm 表面を左手にして 4 本のリード線を 90 度に曲げます 次に根本から約 3mm 程度のところで 上側に直角に曲げます 表面 - 5 -

4. 組み立て 3 約 3mm カット L 字部分を根本から 90 度下に折り曲げます 最後に 約 3mm の長さでカットします U9 の ピンのみに半田を載せます 4 U9 の ピンに半田を載せる 上側にリード線 変調型フォトセンサ (S6846) の ピンを半田付けします 基板のへこみに密着させるようにします 5 密着 裏から見たところ 横から見たところ 2 ピン ~4 ピンを半田付けします 6-6 -

4. 組み立て 4.7 赤外 LED( 透明 または灰色の半透明 ) の取り付け 部品番号 名称 型式 写真 メーカ 数量 透明 赤外 LED TLN9 K( 短 ) ( 株 ) 東芝 LED8 ロットにより TLN9 または TSAL4400 のどちらかが入っています TSAL4400 A( 長 ) 灰色 ( 半透明 ) K( 短 ) Vishay 社 A( 長 ) 赤外 LED( 透明または灰色の半透明 ) を 個 半田付けします 向きがあります 残り 8 個は次で使用します A K 透明 または灰色 ( 半透明 ) K( 短 ) A( 長 ) 個だけ!! 約 2mm 約 3mm K( 短 ) A( 長 ) 赤外 LED は光る部分が透明または灰色 ( 半透明 ) な LED です 赤色ではありません 赤外 LED には極性があります 長い方が A( アノード ) 側 短い線が K( カソード ) 側です K 側を約 2mm A 側を約 3mm で切ります ( 切った後でも A K が分かるように ) 2 密着 赤外 LED と基板を写真のように密着させます A 側のランドに半田コテを当てながら位置を調整します 位置が調節できたら K 側も半田付けします LED8 の A 側に半田を載せる A 側のランドに半田コテを当てながら位置を調整 - 7 -

4. 組み立て 4.8 赤外 LED( 透明 または灰色の半透明 ) の取り付け 2 部品番号 名称 型式 写真 メーカ 数量 透明 赤外 LED TLN9 K( 短 ) ( 株 ) 東芝 LED2,4,6,8, 0,2,4,6 ロットにより TLN9 または TSAL4400 のどちらかが入っています TSAL4400 A( 長 ) 灰色 ( 半透明 ) K( 短 ) Vishay 社 8 A( 長 ) 赤外 LED( 透明または灰色の半透明 ) を 8 個 半田付けします 向きがあります K A K A K A K A K A K A K A K A K( 短 ) 透明 または灰色 ( 半透明 ) A( 長 ) 赤外 LED は光る部分が透明または灰色 ( 半透明 ) な LED です 赤色ではありません 赤外 LED には極性があります 長い方が A( アノード ) 側 短い線が K( カソード ) 側です 透明 または灰色 ( 半透明 ) 2 A( 長 ) K( 短 ) 写真のように根本から 90 度曲げます 写真向かって右側が A 左側が K になるよう曲げます 根本が折れやすいので 回で曲げください やり直しはできません - 8 -

4. 組み立て 3 A K 赤外 LED の根本から約 3mm のところを ペンチで挟みます 2 本とも挟みます おおよそ 3mm で大丈夫です 約 3mm 写真のように下に 90 度曲げます A 側 K 側両方とも一緒に曲げます 4 写真のように大きい穴に赤外 LED 部分を ランドにリード線を差し込みます 5 根本まで差し込む 差し込みました 根本まで差し込みます 6 7 赤外 LED は 部品面から半田付けします 半田面から半田付けすると 変調型フォトセンサに半田コテが当たって 変調型フォトセンサを焦がす可能性があるからです 半田付けが終わったらリード線を切ります - 9 -

4. 組み立て 4.9 抵抗の取り付け 部品番号名称型式写真メーカ数量 R,2,3,4, 5,6,7,8 抵抗 CFS/4C kω ( 茶 黒 赤 金 ) コーア ( 株 ) 8 抵抗を 8 個 半田付けします 約 5mm 幅が約 5mm になるようにリード線を曲げます 抵抗の根本から折り曲げれば大体 5mm 幅になります ただ 強く曲げすぎると抵抗の表面が割れてしまいますので あまり強く曲げないようにします R を半田付けしたところです 2-20 -

4. 組み立て 4.0 集合抵抗の取り付け 部品番号名称型式写真メーカ数量 RA 集合抵抗 RKC8BD03J 0kΩ 8 素子 コモン 23456789 コーア ( 株 ) ピン側に 印あり 集合抵抗を 個 半田付けします 集合抵抗の がある部分が ピン側です 9 ピンが ピンに 印がくるように実装します 切る 2 普通 集合抵抗のリード線は切りません 今回は 基板の厚さが.2mm と通常よりも薄いので ( 通常は.6mm) リード線が長めにでてしまいます 今回は切っておきます - 2 -

4. 組み立て 4. LED( 赤色 ) の取り付け 部品番号名称型式写真メーカ数量 LED,3,5,7, 9,,3,5 LED( 赤色 ) EBR3338S または互換品 ( 長 )A K( 短 ) スタンレー電気 ( 株 ) 8 LED( 赤色 ) を 8 個 半田付けします 向きがあります A K A K A K A K A K A K A K A K LED を半田付けしたところです LED の下側が平らな面になります 平な面 A K - 22 -

4. 組み立て 4.2 積層セラミックコンデンサの取り付け 部品番号名称型式写真メーカ数量 C,2 積層セラミックコンデンサ RPEFH04Z2KA0B 0.μF(04) 5.08mm ピッチ ( 株 ) 村田製作所 2 極性はありません 積層セラミックコンデンサを 2 個 半田付けします 積層セラミックコンデンサには 04 と書いてあります 書いてある方を外側に向けると後でコンデンサの容量を読むときに見やすくなります ち 6 なみに 04 とは 0 0 4 [pf]=00,000[pf]=0.[μf] となります C を半田付けしたところです - 23 -

4. 組み立て 4.3 ボリュームの取り付け 部品番号名称型式写真メーカ数量 VR,2,3,4,5,6, 7,8,9 ボリューム CT-6P 5kΩ (502) 写真の 6A 部分は ロット番号で抵抗値とは関係ありません ロット番号は セットによって異なります 日本電産コパル電子 ( 株 ) 9 ボリュームを 9 個 半田付けします ボリュームは 502 と書いてあります 502 は 50 0 2 [Ω]=5,000[Ω]=5[kΩ] となります 写真の G 部分は ロット番号で抵抗値とは関係ありません ロット番号は セットによって異なります 隙間が無いよう密着して取り付け 半田付けします 密着! - 24 -

4. 組み立て 4.4 0P ストレートタイプオスコネクタの取り付け 部品番号名称型式写真メーカ数量 CN 0P ストレートタイプオスコネクタ HIF3FC0PA2.54DSA ヒロセ電機 ( 株 ) マークが ピン 0P ストレートタイプオスコネクタを 個 半田付けします 向きがあります 2 0 9 ピン マークがあるピンが ピンです 2 4 6 8 0 コネクタを上から見ると 左のようなピン番号になります 2 3 5 7 9-25 -

4. 組み立て 4.5 ポリパイルテープの貼り付け 部品番号名称型式写真メーカ数量 ポリパイルテープ 約 50mm 各社 センサ基板 ポリパイルテープ ( 滑り材 ) はさみを用意します ポリパイルテープをセンサ基板の赤 部分に半田面から貼り付け コースとセンサが直接擦らないように またセンサが適切に反応するように高さを一定にします だだし ポリパイルテープをそのまま貼り付けるとポリパイルテープの毛が広がって赤外 LED の妨げになるため ポリパイルテープを加工します これから ポリパイルテープの加工について説明します 右上をハサミでカットします 左上はそのまま使用します 2 このラインでカット ポリパイルテープの右上部分をカットしました 3 カットした部分 - 26 -

4. 組み立て カットした側 カットした面の反対側のノリ部分 ( 白く毛のない部分 ) をはさみやニッパで切ります 4 ノリ部分 ( 白く毛のない部分 ) を切る カットしたところです 5 カットした部分 ポリパイルテープを半分の部分で切ります 6 中心で切ります 毛をカットした方を基板側にする センサにかぶらないようにする 毛をカットした方を基板側にする 基板の縁 ( ヘリ ) に合わせる 7 センサ基板の裏面に ポリパイルテープを貼ります このとき ポリパイルテープの毛をカットした部分がセンサ基板の内側になるようにします - 27 -

4. 組み立て ポリパイルテープを貼り付けたところを横から見たところです 毛をカットした部分 8 ノリ部分 基板断面 中心のスタートバー検出センサがある部分は ポリパイルテープを貼りません 9 0 カット カット ポリパイルテープのはみ出した部分 ( 点線 ) をカットして完成です ポリパイルテープの貼り付けが完成したところを 正面から見たところです - 28 -

4. 組み立て 4.6 完成 完成です 目視にて再度半田不良や部品の取り付け間違い 向きの確認をします 必ず確認してください 動作テストはキットを使って 動作確認マニュアルにて行います 部品面 半田面 - 29 -

5. スタートバー検出センサの信号を独立させる 5. スタートバー検出センサの信号を独立させる 5. 概要 標準の構成では P0_0 端子がスタートバー検出センサとコース検出センサのいちばん右側が兼用となっています 部品を追加して線を増やすことにより この 2 つの信号を独立させることができます ( 下図 ) 空いている端子 0 P0_0 0 P0_0 P0_ P0_ 2 P0_2 2 P0_2 0 3 4 P0_3 P0_4 0 3 4 P0_3 P0_4 5 P0_5 5 P0_5 6 P0_6 6 P0_6 7 P0_7 7 P0_7 センサ基板 Ver.5 標準の構成 R8C/38A マイコン センサ基板 Ver.5 R8C/38A マイコン スタートバー検出センサを独立させた構成 スタートバー検出センサの信号は R8C/38A マイコンの空いている端子に接続します 5.2 部品例 キットには本部品は含まれていませんので マイコンカーラリー販売サイトなどで揃えてください 部品番号名称型式写真メーカ数量 R9 抵抗 CFS/4C kω ( 茶 黒 赤 金 ) コーア ( 株 ) R0 抵抗 CFS/4C 0kΩ ( 茶 黒 橙 金 ) コーア ( 株 ) LED7 LED( 緑色 ) EMBG3338S( 緑 ) または互換品 ( 短 )K A( 長 ) スタンレー電気 ( 株 ) - 30 -

5. スタートバー検出センサの信号を独立させる CN2 3 ピン XH コネクタ ( ストレートオス ) B3B-XH-A 3 日本圧着端子製造 ( 株 ) 2 CN2 のメス 3 ピン XH コネクタ ( メス ) XHP-3 3 日本圧着端子製造 ( 株 ) 2 XH コネクタのコンタクトピン SXH-00T-P0.6 カットして使用します 日本圧着端子製造 ( 株 ) 3 + 予備 0 ピンコネクタメス HIF3BA-0D2.54C ヒロセ電機 ( 株 ) 0 ピンコネクタメスのコンタクトピン HIF3-2428SCF ヒロセ電機 ( 株 ) 3 + 予備 線 3 芯各社 約 60 cm 5.3 パターンのカット 半田面に JP 間をショートしているパターンがあります これをカッターなどでカットします これでスタートバー検出センサの信号とコース検出センサの信号が 独立します JP 間をショートしている半田面のパターンを カッターなどでカットします - 3 -

5. スタートバー検出センサの信号を独立させる 5.4 部品の実装 R9(kΩ) R0(0kΩ) LED7 CN2 を実装します 0k k 半田付けしたところ - 32 -

5. スタートバー検出センサの信号を独立させる 5.5 ケーブルの製作例 ケーブルの製作方法は モータドライブ基板 Ver.5 のフリー追加セットのケーブルとほとんど同じです 詳しい製作方法は モータドライブ基板 Ver.5 製作マニュアルの 6. フリー追加セット を参照してください 3 ピンコネクタと 0 ピンコネクタの結線を下表に示します 3 ピンコネクタ 内容 0 ピンコネクタの接続先 0 ピンコネクタ ピン +5V 入力です ピン +5V 2 ピン スタートバー検出センサの信号出力です "0": スタートバーあり "": スタートバーなし 2~9 ピン 接続したポートの次の端子になります 2 ピン bit7 3 ピン bit6 4 ピン bit5 5 ピン bit4 6 ピン bit3 7 ピン bit2 8 ピン bit 9 ピン bit0 3 ピン GND と接続します 0 ピン GND スタートバー検出センサの信号出力を 接続先のポートの bit0 にするときの回路を下記に示します 9 3 0 (bit0) 3 ピンコネクタ製作例 0 ピンコネクタ製作例 - 33 -

5. スタートバー検出センサの信号を独立させる 5.6 RY_R8C38 ボートを使ったときの結線例 スタートバー検出センサの信号を独立させたときの RY_R8C38 ボード モータドライブ基板 Ver.5 の結線図を 下図に示します RY_R8C38 ボードの空いているコネクタは 26 ピンなので RY_R8C38 ボードコネクタ変換基板を 枚用意し マイコンボードに取り付けます センサ基板 Ver.5 RY_R8C38 ボード RY_R8C38 ボードコネクタ変換基板 P3 P5 3 芯ケーブル P0 P2 P6 モータドライブ基板へ - 34 -

5. スタートバー検出センサの信号を独立させる RY_R8C38 ボードコネクタ変換基板について RY_R8C38 ボードコネクタ変換基板 は RY_R8C38 ボードの 26 ピンコネクタ 個を 0 ピンコネクタ 3 個に変換する基板です 下記のように RY_R8C38 ボードに取り付けます 26 ピンコネクタ RY_R8C38 ボードコネクタ変換基板 3 芯ケーブルを RY_R8C38 ボードコネクタ変換基板の CN3 に接続します 接続した様子を 下図に示します RY_R8C38 ボードコネクタ変換基板 ( 右側 ) の CN4 は R8C/38A マイコンのポート 6 に接続されています ポート 3 ポート 5 ポート 6-35 -

5. スタートバー検出センサの信号を独立させる 5.7 RY_R8C38 ボートを使ったときのプログラム例 スタートバー検出センサの信号を R8C/38A マイコンのポート 6 の bit0 に接続しました P6_0 を入力端子にします 入出力設定のプログラム例を 下記に示します /************************************************************************/ /* R8C/38A スペシャルファンクションレジスタ (SFR) の初期化 */ /************************************************************************/ void init( void ) { int i; 中略 /* ポートの入出力設定 */ prc2 = ; /* PD0のプロテクト解除 */ pd0 = 0x00; /* 7-0: センサ基板 Ver.5 */ pd = 0xd0; /* 5:RXD0 4:TXD0 3-0:DIP SW */ p2 = 0xc0; pd2 = 0xfe; /* 7-0: モータドライブ基板 Ver.5 */ pd3 = 0xff; /* */ p4 = 0x20; /* P4_5のLED: 初期は点灯 */ pd4 = 0xb8; /* 7:XOUT 6:XIN 5:LED 2:VREF */ pd5 = 0xff; /* */ pd6 = 0xfe; /* 0: スタートバー検出センサ */ pd7 = 0xff; /* */ pd8 = 0xff; /* */ pd9 = 0x3f; /* */ pur0 = 0x04; /* P_3~P_0のプルアップON */ スタートバー検出センサの信号を読み込む startbar_get 関数を P6_0 からの入力にします startbar_get 関数のプログラム例を 下記に示します /************************************************************************/ /* スタートバー検出センサ読み込み */ /* 戻り値センサ値 ON( バーあり ): OFF( なし ):0 */ /************************************************************************/ unsigned char startbar_get( void ) { unsigned char b; b = ~p6_0; /* スタートバー信号読み込み */ b &= 0x0; } return b; これで スタートバー検出センサとコース検出センサのいちばん右側が独立した信号になりました - 36 -