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User's Maual FLXA202 FLXA21 2 線式液分析計スタートアップマニュアル 本マニュアルはスタートアップマニュアルです 詳細は CD に入っている取扱説明書 IM A01A02-01 をお読みください 8 版

はじめに i この度は FLXA202/FLXA21 2 線式液分析計をご採用いただきまして ありがとうございます FLXA202/FLXA21 2 線式液分析計の性能を十分発揮させるため 使用する前に取扱説明書を必ずお読みください 関連するドキュメントは以下のとおりです 一般仕様書 ドキュメント名 ドキュメント番号 備考 FLXA202 2 線式液分析計 GS A01A03-01JA FLXA21 2 線式液分析計 GS A01A02-01 添付の CD-ROM に含まれています * ドキュメント番号の JA は言語コードです 取扱説明書ドキュメント名 ドキュメント番号 備考 FLXA202/FLXA21 本書 スタートアップマニュアル添付の CD-ROM に含まれています FLXA202/FLXA21 取扱説明書 IM A01A02-01 添付の CD-ROM に含まれています 形名およびコードを確認するために一般仕様書をお読みください 説明書に対する注意 説明書は 最終ユーザまでお届けいただき 最終ユーザがお手元に保管して随時参照できるようにしていただきますようお願いします 本製品の操作は 説明書をよく読んで内容を理解したのちに行ってください 説明書は 本製品に含まれる機能詳細を説明するものであり お客様の特定目的に適合することを保証するものではありません 説明書の内容の一部または全部を 無断で転載 複製することは固くお断りいたします 説明書の内容については 将来予告なしに変更することがあります 説明書の内容について もしご不審な点や誤り 記載もれなどお気付きのことがありましたら 当社の説明書作成部署 当社の営業 またはお買い求め先代理店までご連絡ください 図の表記について 説明書に記載されている図では 説明の都合により 強調や簡略化 または一部を省略していることがあります 説明書中の画面は 機能理解や操作監視に支障を与えない範囲で 実際の表示と表示位置や文字 ( 大 / 小文字など ) が異なる場合があります また 表示されている内容が 表示例 の場合があります Media No. 8th Editio : Oct. 20 (YK) All Rights Reserved. Copyright 2010, Yokogawa Electric Corporatio

ii 安全に使用するための注意事項 本製品の保護 安全および改造に関する注意 本製品および本製品で制御するシステムの保護 安全のため 本製品を取り扱う際は 説明書に記載されている安全に関する指示事項に従ってください なお これらの指示事項に反する扱いをされた場合 当社は安全性の保証をいたしかねます この説明書で指定していない方法で使用すると 本機器の保護機能が損なわれることがあります 本製品および本製品で制御するシステムに対する保護 安全回路を設置する場合は 本製品外部に別途用意するようお願いいたします 本製品の部品や消耗品を交換する場合は 必ず当社の指定品を使用してください 本製品を改造することは固くお断りいたします 当該製品および本書には 安全に関する以下のような警告シンボルマークとシグナルワード またはシグナルワードを使用しています 警告製品への表示は 取扱者および機器を重大な事故から保護するために 取扱説明書を必ず参照する必要がある場所に貼付しています また 取扱説明書への記載の場合 感電事故など 取扱者の生命や身体に危険が及ぶ恐れがある場合 ( 同時に機器を損傷することもあります ) その危険を回避するための注意事項を記述してあります 注意製品への表示は 取扱者および機器を事故から保護するために 取扱説明書を必ず参照する必要がある場所に貼付しています また 取扱説明書への記載の場合 取扱者に対し 軽傷事故が発生する恐れがある場合 または機器を損傷する恐れがある場合に その危険を回避するための注意事項を記述してあります 以下のシグナルワードやシンボルマークは 取扱説明書にのみ使用しています 注意 ソフトウェアやハードウェアを損傷したり システムトラブルになる恐れがある場合に 注意すべきことがらを記述してあります 注記 操作や機能を知る上で 注意すべきことがらを記述してあります 保護接地端子を示します 機能接地端子を示します 本端子を保護接地端子として使用しないでください 本製品の免責について 当社は 保証条項に定める場合を除き 本製品に関してどのような保証も行いません 本製品のご使用により お客様または第三者が損害を被った場合 あるいは当社の予測できない本製品の欠陥などのため お客様または第三者が被った損害およびどのような間接的損害に対しても 当社は責任を負いかねますのでご了承ください

本製品について FLXA202/FLXA21 液分析計には IEC 米国 カナダ または日本の該当する規格に適合した備品のみを使用してください 当社は 本機器の誤使用に対し責任を負わないものとします 一般のタイプ 機器を危険場所に設置しないでください 危険場所に設置する場合には 適したタイプを選択してください 製品は 衝撃吸収材で丁寧に梱包されていますが 落下などにより強い衝撃を受けた場合には 製品が損傷 破損することがあります 十分に注意して取り扱ってください FLXA202/FLXA21 液分析計には 静電気によって損傷を受ける部品が使用されています 本機器の保守点検の際には必ず静電気対策をとり 交換部品の運送には導電性包装材を使用してください 本機器の洗浄に 研磨剤や有機溶剤を使用しないでください 本機器の操作はタッチパネルで行います 表示画面の該当部分を押すことで 画面展開が行われ 校正動作や設定変更も容易に実行されますので 誤操作には十分注意してください 本機器は EN626-1 クラス A 製品であり 工業環境用に設計されています 工業環境以外でのご使用はできません 電磁ノイズ環境のよくない場所でご使用される場合には HART 通信に影響がある可能性があります その際は 再度 通信のリトライを行っていただくか 画面のタッチパネルで操作を行うようにしてください iii 安全規格およびEMC 適合性 (TIIS 防爆形を除く ) 安全 : UL 61010-1 UL 61010-2-030 CAN/CSA-C22.2 No.61010-1 CAN/CSA-C22.2 No.61010-2-030 EMC: EN 626-1 Class A Table 2 (For use i idustrial locatios) Ifluece of immuity eviromet (Criteria A): Output shift is specified withi ± 25% of F.S. EN 626-2-3 AS/NZS CISPR 韓国電磁波適合性基準 Class A 한국전자파적합성기준 A급기기 ( 업무용방송통신기자재 ) 이기기는업무용 (A급) 전자파적합기기로서판매자또는사용자는이점을주의하시기바라며, 가정외의지역에서사용하는것을목적으로합니다. ( 内容 )A 級機器 ( 業務用放送通信機資材 ) この機器は 業務用 (A 級 ) 電磁波適合機器です 販売者 または使用者は この点に注意してください 家庭外の地域で使用することを目的とします 設置高度 : 2000 m 以下設置カテゴリ (IEC 61010 による ):I ( 注 ) 汚染度 (IEC 61010 による ): 2 ( 注 ) ( 注 ) 設置カテゴリ I は過渡過電圧を適切な低レベルに制限する対策を施した低エネルギー電源を指し 2 線式機器などに適用されます 汚染度は 絶縁耐力の低下を引き起こす可能性のある固体 液体 気体状の物質の存在の程度を示します 汚染度 2 は 通常の室内環境に適用されます

FLXA21 TIIS 防爆形の場合 TIIS 本質安全防爆形 FLXA21( 形名 FLXA21-D-P-D-EF) は以下の本質安全防爆構造です 製造者名 : 横河電機株式会社 品名 : PH 計 導電率計または電磁導電率計 型式の名称 : FLXA21 防爆等級 : Ex ia IIC T4 周囲温度 : -20 ~ +55 安全保持定格 : 本安回路許容電圧 (Ui): 28 V 本安回路許容電流 (Ii): 93.3 ma 本安回路許容電力 (Pi): 660 mw 内部インダクタンス (Li): ( 無視できる値 ) 内部キャパシタンス (Ci): F TIIS 防爆品には次の警告ラベルが貼ってあります 静電気注意爆発のおそれがあるので タッチパネル操作部以外の箇所に対して 乾布による摩擦等 静電気が発生する作業を行わないでください iv 静電気注意爆発のおそれがあるので タッチパネル操作部以外の箇所に対して 乾布による摩擦等 静電気が発生する作業を行わないでください 図 1 警告ラベル 警告 静電気による爆発の恐れがあるので タッチパネル以外の箇所に対して 乾布による摩擦など 静電気が発生する作業を行わないでください [ 注意事項 ] 電源を入れたまま前面カバーを開けないでください FLXA21 には 図 1.1 に示す配線用カバー 1 ~ 3 があります いずれも 本質安全防爆性能の維持のために必要な部品ですので 確実に取り付けてください (2 章参照 ) 回路 構成部品などの変更や改造をしないでください FLXA21 TIIS 防爆形の前面窓には 静電気の帯電による発火リスク を回避するための導電膜が成膜されています 導電膜が損傷する恐れがありますので 前面窓をこすらないでください 汚れた場合には 柔らかい湿った布または柔らかいティッシュで拭いてきれいにしてください 頑固な汚れの場合は 中性洗剤を使用してください この導電膜は使用環境に対して劣化する性質を持ち 劣化が進むと防爆性能を維持できなくなる恐れがあります 屋外に設置する場合は 必ず保護カバー ( 付属品 ) を装着してください 保護カバーを装着しない状態で屋外に設置する場合 導電膜の劣化により前面窓の交換が必要になる場合があります

導電膜の劣化と前面窓の交換周期は使用環境により異なりますので 当社の営業 またはお買い求め先代理店までお問い合わせください 前面窓の交換にあたっては 当社の営業 またはお買い求め先代理店までお問い合わせください 保護カバーは画面に対して平行に装着してください 外すときは 左右をやや広げるようにしてください また 保護カバー下部の穴に紐などを通して ストラップとして使用することができます v! 静電気注意爆発のおそれがあるので タッチパネル操作部以外の箇所に対して 警告乾布による摩擦等 静電気が発生する作業を行わないでください 図 2 保護カバー 図 1.2 の銘板は 図 3 のようになります -D-P-D-EF-P1-NN-A-N-LA-J-NN /UM/H6 -EF は TIIS 本質安全防爆品 S1.01 J3FA0 20.01 図 3 FLXA21 TIIS 防爆品の銘板例 ハウジングには図 4 のような銘板が付いています TIIS 防爆形は 故障時のモジュール交換は単品ではできません 本体ごと引き取り修理になります 図 4 FLXA21 TIIS 防爆品のハウジングの銘板例 (ph/orp SC の場合 )

FLXA21 は 周囲温度 -20 ~ +55 で使用してください 危険場所に設置する場合 非危険場所に安全保持器をご用意ください 本安機器 本安関連機器 およびそれらを接続する配線は 電磁結合または静電結合により 本安回路の本質安全防爆性能を損なうような電流および電圧が 当該本安回路に誘起されないように配置してください vi FLXA21 危険場所 非危険場所 *4 検出器 1 測定モジュール1 検出器接続回路 1 *3 電源回路 (TM1) + 安全保持器 + *4 検出器 2 測定モジュール2 *1, *2 *3 検出器接続回路 2 - - *1: 測定モジュールは2つ搭載される場合があります *2: 検出器接続回路 1と2はそれぞれ独立した本安回路です *3: 検出器接続回路 1と2の端子は 下記のとおりです ph/orpモジュールの場合 :-19 SCモジュールの場合 : - ISCモジュールの場合 : -17 *4: 中継端子箱は使用できません 図 5 TIIS 防爆品の構成例 FLXA21 と接続して使用する安全保持器は 安全保持器だけで型式検定に合格したもので 以下の条件を満足するものを使用してください (1) 安全保持定格本安回路最大電圧 28 V 以下本安回路最大電流 93.3 ma 以下本安回路最大電力 660 mw 以下 (2) 性能区分およびグループ性能区分 ia グループ IIC (3) 安全保持器の本安回路許容インダクタンス (Lo) および本安回路許容キャパシタンス (Co) と 本安回路外部配線のインダクタンス (Lw) およびキャパシタンス (Cw) との関係 Lo Li + Lw Co Ci + Cw FLXA21 と接続して使用する検出器は 検出器だけで型式検定に合格したもので 以下の 条件を満たしたものを使用してください モジュールが 2 つ搭載される場合 接続され る検出器すべてに下記の条件が適用されます (1) 安全保持定格 接続する検出器 ph/orp SC ISC 本安回路最大電圧.94 V 以上 本安回路最大電流 8.3 ma 以上 61.5 ma 以上 本安回路最大電力 353 mw 以上 183.4 mw 以上 (2) 性能区分およびグループ 性能区分 ia または ib グループ IIA IIB または IIC

(3) 本安回路許容インダクタンス (Lo) および本安回路許容キャパシタンス (Co) と 検出器の本安回路内部インダクタンス (Li) 本安回路内部キャパシタンス (Ci) との関係 Lo Li Co Ci ただし Lo = 1.6 mh(isc 検出器の場合 7.8 mh) Co = 0.1 µf vii 保証とサービス 当社の製品および部品に関して 工場出荷日から ( 通常 ) か月の期間 正常な使用の下での製造上の欠陥に対する保証を行います ただし 通常保証期間は 各営業所で変更できるものとし 購入注文書の販売条件に従うこととします 摩耗や破損 不適切な保守作業 腐食 化学工程の影響による損害については 本保証の対象外とします 保証請求の際は 不適合製品を担当営業所のサービス担当までお送りください ( 送料お客様負担 ) 当社の判断により交換または修理を行います 製品を送付する際には 必ず下記の情報を記載した文書を添付してください 部品番号 形名 計器番号 購入注文書および購入日 使用期間 プロセスの内容 不適合の内容 発生状況 不適合に関連すると考えられるプロセスや環境の状況 保証対象の有無 : 保証内修理または保証外修理 お客様への返送方法 請求書送付先の詳細 ご担当者の名前 電話番号 プロセス液に接触していた製品は 発送する前に必ず洗浄 殺菌を行ってください 当社担当者の健康 安全のため 洗浄 殺菌処理済みの旨の証明書を製品に添付してください また 製品を使用していたプロセス液の構成成分すべての化学物質安全データシートも添付してください 欧州認定代理人 横河ヨーロッパ (Yokogawa Europe B.V. Euroweg 2, 3825 HD Amersfoort, The Netherlads) は 欧州経済領域における本製品の認定代理人です

著作権および商標 CD-ROM に含まれるオンラインマニュアルなどの著作権は当社に帰属します オンラインマニュアルについては その内容を改ざんできないように PDF のセキュリティを設定しています プリンタへの出力は可能です オンラインマニュアルをプリンタで出力してご使用になる場合は 本製品を利用するためだけにご使用ください オンラインマニュアルをプリンタで出力したものを使う場合 最新版との不一致が起こらないようご注意ください ご使用時には CD-ROM の最新版と版数が一致していることをご確認ください オンラインマニュアルをコピーしたり 第三者に譲渡 販売 頒布 ( パソコン通信のネットワークを通じて通信により提供することを含みます ) することを禁止します また 無断でビデオテープその他に登録 録画することも禁止します FLEXA FLXA SENCOM は横河電機株式会社の登録商標です Adobe Adobe Acrobat および Acrobat Reader は アドビシステムズ社の米国および / または各国での商標または登録商標です その他 本文中に使われている会社名 商品名は 各社の登録商標または商標です また本文中の各社の登録商標または商標には TM マークは表示しておりません FLXA202/FLXA21で使用しているフォントの著作権 (c) Copyright 2000-2001 /efot/ The Electroic Fot Ope Laboratory. All rights reserved. Redistributio ad use i source ad biary forms, with or without modificatio, are permitted provided that the followig coditios are met: 1. Redistributios of source code must retai the above copyright otice, this list of coditios ad the followig disclaimer. 2. Redistributios i biary form must reproduce the above copyright otice, this list of coditios ad the followig disclaimer i the documetatio ad/or other materials provided with the distributio. 3. Neither the ame of the team or the ames of its cotributors may be used to edorse or promote products derived from this fot without specific prior writte permissio. THIS FONT IS PROVIDED BY THE TEAM AND CONTRIBUTORS "AS IS" AND ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE TEAM OR CONTRIBUTORS BE LIABLE FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY OUT OF THE USE OF THIS FONT, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF SUCH DAMAGE. viii

目次 -1 FLXA202 FLXA21 2 線式液分析計スタートアップマニュアル 8 版 目 次 はじめに... i 安全に使用するための注意事項... ii 1. 機器のチェック... 1 2. 配線 設置... 5 2.1 設置場所... 7 2.2 配線用カバーの取り外し... 7 2.3 ケーブルグランドの取り付け... 9 2.4 電源供給配線... 2.4.1 接地... 2.4.2 電源接続... 2.4.3 配線用カバー... 2.5 検出器の配線... 2.5.1 ph/orp 検出器の配線... 17 2.5.2 導電率 (SC) 検出器の配線... 21 2.5.3 電磁導電率 (ISC) 検出器の配線... 22 2.5.4 溶存酸素 (DO) 検出器の接続... 23 2.5.5 SENCOM ph/orp 検出器の配線... 24 2.6 取付け方法... 25 3. 操作...26 3.1 Chage laguage... 26 3.2 画面操作について... 27 3.3 パスワードについて... 31 改訂履歴... i

1. 機器のチェック < 1. 機器のチェック > 1 製品の到着後 丁寧に開梱し 製品を点検して輸送中の損傷がないことを確認してください 損傷が発見された場合 製品到着時の梱包材 ( 外箱を含む ) を捨てずに保管し 直ちに当社営業にご連絡ください LCD 表示器 ジャンパホルダ ( ジャンパは ph 計の場合のみ付属します ) 第 1 モジュール ( 第 2 モジュールがある場合は この位置に付きます ) ケーブル接続穴 電源配線端子台 前面カバー 正面 リブートスイッチ ( 使用しないでください ) 2 ON 1 ON スライドスイッチ (HART 使用時のみ ) 前面カバーを開いた状態 図 1.1 FLXA202 各部の名称

< 1. 機器のチェック > 2 LCD 表示器 配線用カバー 1( 第 1 モジュール用 ) 前面カバー 正面 前面カバーを開いた状態 配線用カバー 2 ( 第 2 モジュール用 ) ( 配線用カバー 3 ( 電源 接地用 ) はこの下にあります ) ジャンパホルダ ( ジャンパは ph 計の場合のみ付属します ) リブートスイッチ ( 使用しないでください ) 1 ON 2 ON スライドスイッチ (HART 使用時のみ ) 第 1 モジュール ( 第 2 モジュールがある場合はこの位置に付きます ) 電源配線端子台 銘板 図 1.2 FLXA21 各部の名称 配線用カバーをすべて外した状態 ケーブル接続穴 形名の確認 FLXA202 FLXA202 のハウジングの左側に貼付されている銘板の形名コードが 注文書と一致していることを確認してください また 銘板の表示電源と供給電源が一致していることを確認してください

< 1. 機器のチェック > 3 -D-B-D-AB-P1-P1 -A-N-LA-N-N/U/H6 図 1.3 FLXA202 銘板位置 FLXA21 FLXA21 の前面カバーの 4 本のねじを緩め 左に開き 前面カバー裏側に貼付されている銘板の形名コードが 注文書と一致していることを確認してください また 銘版の表示電源と供給電源が一致していることを確認してください 注意 前面カバーを開く際 ハウジングのねじ切り部分を破損しないように ねじが完全にねじ穴から上がった状態であることを確認してゆっくり開いてください ねじ切り部を破損してねじが締め付けられなくなると 防水性が損なわれます 注記 前面カバーの 4 本のねじは 紛失しないようにご注意ください 計量法検定付 ( 付加コード :/K) の場合は ハウジングと PH モジュールの各銘板の合番号が同じことを確認してください

< 1. 機器のチェック > 4 -D-P-D-AA-P1-NN-A-N-LA-J-NN /UM/H6/K S1.01 J3FA0 20.01 PH モジュールの銘板 ハウジングの銘板 ( 例 )92K9P001 ( 例 )92K9P001 図 1.4 FLXA21 銘板位置 /K の場合のみ合番号を確認 注記 計量法検定は ハウジングと PH モジュールの組み合わせで検定を受けます 計量法適用機器としての組み合わせは 合番号で管理されています 合番号の異なるものは 計量法適用機器として使用できません また 機器を修理に出す場合 計量法の再検定が必要になります 付属品の確認 表 1.1 の付属品があることをご確認ください グロメット 1 1 セット付加仕様 :/UM* /U /PM ン表 1.1 付属品 品名 数量 備考 FLXA202 3 セット ゴム栓 1 個付き 樹脂製検出器 2 本の場合 4 セット ケーブル 3 または 4 セットハウジング接地線用スリーブ 1 個付き グランド FLXA21 ステンレス製 3 セットゴム栓 1 個付き ハウジング 保護カバー 1 個 FLXA21 TIIS 本質安全防爆タイプの場合のみ ph 計 ジャンパ 2 個 / モジュール1 個グロメットセット 1 セット / モジュール 1 個 SENCOM ph 計個オ取付金具 コンジットアダプタ 3 または 4 セット付加仕様 :/CB4 /CD4 /CF4 FLXA21 樹脂製ハウジングの場合 4 セット 日除けフード 1 セット 付加仕様 :/H6 /H7 /H8 タグプレート 1 枚 付加仕様 :/SCT プショ取扱説明書 (CD-ROM) 1 枚 スタートアップマニュアル 1 冊 本書 *:/UM は /U と /PM の取付金具が付属します

検出器2. 配線 設置 < 2. 配線 設置 > 5 設置前に FLXA202/FLXA21 にケーブルグランドを取付けます (2.3 項参照 ) 出荷時 ケーブルグランドは取付けられていません WTB10 *6 中継端子箱 FLXA202 *4 *5 (*3) PH201G( スタイル B) ディストリビュータの場合 CMN CMN + B D H A C F 出力 2(1-5V DC) *7 出力 1(1-5V DC) + *1 *3 L N b a d c f e 電源 20~0V DC または 80~8V AC 47~63Hz WTB10 *6 *2 HOLD WASH ホールド FAIL 洗浄異常 SDBT ディストリビュータの場合 + + B A F H 中継端子箱検出器*1: 外径 6~mm の 2 芯シールドケーブルを必ずご使用ください FLXA202 の動作最低電圧が得られることに注意してください *2:FLXA202 側で必ず D 種接地 ( 接地抵抗 100Ω 以下 ) をしてください *3: ディストリビュータに接続します (*3) + 1 2 L N 出力 2(1-5V DC) *7 出力 1(1-5V DC) 電源 20~0V DC または 80~8V AC 47~63Hz *4: 端子の数や番号は測定対象により異なります 下のモジュール図を参照してください *5: モジュールは 2 つ ( 同一測定対象 ) 付けられます 電磁導電率 SENCOM ph/orp を測定する場合は モジュールは 1 つだけです *6: 中継端子箱は FLXA202 を検出器より離して設置する場合のみ使用されます ( 一般的には不要です ) 検出器により組み合わせられる中継端子箱が異なります ph/orp SENCOM 検出器の場合は使用できません *7:PH201G SDBT ディストリビュータの出力 1 と出力 2 は同じ出力信号です 18 17 19 PH モジュール PH NC SC モジュール SC 17 ISC モジュール ISC DO モジュール 17 18 NC DO NC 82 83 84 NC 86 87 SENCOM モジュール SENCOM 図 2.1 FLXA202 システム構成例

検出器< 2. 配線 設置 > 6 WTB10 *6 中継端子箱 FLXA21 *4 *5 (*3) PH201G( スタイル B) ディストリビュータの場合 CMN CMN + B D H A C F 出力 2(1-5V DC) *7 出力 1(1-5V DC) + *1 *3 L N b a d c f e 電源 20~0V DC または 80~8V AC 47~63Hz *2 *2 WTB10 *6 D 種接地 D 種接地 ( ステンレス製 ( 樹脂製 ハウジングの場合 ) ハウジングの場合 ) 中継端子箱検出器HOLD WASH ホールド FAIL 洗浄異常 SDBT ディストリビュータの場合 + + B A F H *1: 外径 6~mmの2 芯シールドケーブルを必ずご使用ください FLXA21の動作最低電圧が得られることに注意してください *2:FLXA21 側で必ずD 種接地 ( 接地抵抗 100Ω 以下 ) をしてください (*3) 接地線はハウジングの材質で取り付け箇所が異なります 樹脂製ハウジングの場合は内部の電源モジュールの端子に ステンレス製ハウジングの場合はケースの + 1 2 L N 出力 2(1-5V DC) *7 出力 1(1-5V DC) 電源 20~0V DC または 80~8V AC 47~63Hz 端子に接地してください 樹脂製ハウジングの場合の接地線は外径 3.4~7 mmのケーブルを使用してください 保護接地用ケーブルは断面積が0.75mm 2 以上のものを使用してください ステンレス製ハウジングの接地端子のマークは ( 保護接地 ) ですが 接地は機能接地となっています *3: ディストリビュータに接続します *4: 端子の数や番号は測定対象により異なります 下のモジュール図を参照してください *5: モジュールは2つ ( 同一測定対象 ) 付けられます 電磁導電率 SENCOM ph/orpを測定する場合は モジュールは1つだけです *6: 中継端子箱はFLXA21を検出器より離して設置する場合のみ使用されます ( 一般的には不要です ) 検出器により組み合わせられる中継端子箱が異なります TIIS 防爆の場合は使用できません ph/orp SENCOM 検出器の場合も使用できません *7:PH201G SDBTディストリビュータの出力 1と出力 2は同じ出力信号です PH モジュール 18 17 19 PH NC SC モジュール SC 17 ISC モジュール ISC DO モジュール 17 18 NC DO NC 82 83 84 NC 86 87 SENCOM モジュール SENCOM 図 2.2 FLXA21 システム構成例

< 2. 配線 設置 > 7 2.1 設置場所 FLXA202/FLXA21 は防雨構造で 屋内外に設置できます ただし できるだけ検出器の近くに設置して 検出器との間のケーブルが長くならないようにしてください (ph 計の場合は検出器ケーブルも含め最長 20m) 設置場所の周囲温度および湿度が 必ず以下の範囲内にある場所を選択してください また 屋外設置で直射日光が当たる場合 日除けフードを使用してください 周囲温度 : -20 ~ 55 保管温度 : -30 ~ 70 周囲湿度 : 10 ~ 90% RH(40 のとき )( ただし結露しないこと ) また 以下の条件を備えた場所を選んでください 機械的振動や衝撃がほとんどない 変換器の付近にリレースイッチや電源スイッチが設置されていない ケーブルグランドの下にケーブル接続用のスペースがある 直射日光や厳しい気象条件にさらされない 保守作業が可能 腐食性雰囲気がない 2.2 配線用カバーの取り外し 本器を設置する前に 前面カバーを開き 配線用カバーを取り外した状態でケーブルグランドを取り付けてください FLXA202 配線用カバー 1 2 は図 2.3 の 印部分を持ち上げて取り外します 注記 配線用カバーは本質安全防爆で要求されています ( タイプ :-C*) 他のタイプの場合 配線カバー 1 および配線カバー 2 は付属されません 配線用カバー 2( 第 2モジュール使用時 ) 図 2.3 FLXA202 配線用カバー 配線用カバー 1

< 2. 配線 設置 > 8 FLXA21 配線用カバー 1 ~ 3 を取り外します 配線用カバーは図 2.4 の 印部と 印部のねじで固定されています 印部のツメなどを折らないように注意してください 注記 配線用カバーのねじを紛失しないように注意してください 配線用カバー 1( 第 1 モジュール用 ) 配線用カバー 2( 第 2 モジュール用 ) 配線用カバー 3( 電源 接地用 ) 図 2.4 FLXA21 配線用カバー

< 2. 配線 設置 > 9 2.3 ケーブルグランドの取り付け 付属のケーブルグランドは 外径 6 ~ mm のケーブル用です 使用しないケーブル引き込み口は 必ず付属のゴム栓をつけたケーブルグランドで塞いでください 検出器 2 ケーブル引き込み口 検出器 1 ケーブル引き込み口 電源引き込み口 FLXA202 ハウジング 検出器 1 ケーブル引き込み口 検出器 2ケーブル引き込み口 ( 仕様により穴が抜いてあります ) 検出器 1 ケーブル引き込み口 検出器 2 ケーブル引き込み口 電源引き込み口 電源引き込み口 接地用配線引き込み口 ( 機能接地です ) 図 2.5 FLXA21 樹脂製ハウジング ケーブルグランドの割付 FLXA21 ステンレス製ハウジング F0202.ai 注意 ハウジングの穴のふちなどで けがをしないように気をつけてください

< 2. 配線 設置 > 10 付属のケーブルグランドを図 2.6 のように取り付けてください コンジット工事用アダプタをご注文の場合はアダプタ ( 図 2.7) を取り付けてください ケーブルグランドナット ガスケット ワッシャ Oリング ケーブルグランド本体 ケーブルグランドキャップ ゴム栓 ( 配線しない場合 ) FLXA202 ハウジング ケーブルグランドナット ケーブルグランドナット O リング ガスケット ワッシャ ケーブルグランド本体ケーブルグランドキャップ スリーブ ( 樹脂製ハウジングの接地線用 ) ケーブルグランド本体 ケーブルグランドキャップ ゴム栓 ( 配線しない場合 ) 図 2.6 FLXA21 樹脂製ハウジング ケーブルグランド FLXA21 ステンレス製ハウジング F0203.ai 注意 ケーブルグランドを取り付ける際は ケーブルグランド本体を固定し ケーブルグランドナットを指定の締め付けトルク (6 N m) で締め付けてください ケーブルグランド本体を回して締め付けると O リングが外にはみ出ることがあります

< 2. 配線 設置 > コンジット工事用アダプタ ( オプション ) ケーブルをコンジットで保護する場合は アダプタ ( 付加コード :/CB4 /CD4 あるいは /CF4) を使用します 図 2.6 のケーブルグランドの代わりに図 2.7 のアダプタを取付けてください ケース 単位 :mm 約 55 49 ゴムパッキン 押え爪 コンジット工事用アダプタ G1/2 めねじ ( /CB4) 1/2NPT めねじ ( /CD4) M20x1.5 (/CF4) 図 2.7 コンジット工事用アダプタ ( オプション ) F0204.ai 注意 ケーブルコンジットを使用する場合は フレキシブルフィッティングを使用してください アダプタに強い力が加わると FLXA202/FLXA21 のハウジングを損傷することがあります 2.4 電源供給配線 最初に供給電源が仕様に適合していることを確認してください < 標準 24V DCループ電源システム > 電源電圧 : 検出器 1 本 : ~ 40 V DC(pH/ORP SC DO) 17 ~ 40 VDC(ISC) 21 ~ 40 V DC(SENCOM) 検出器 2 本 : 22.8 ~ 40 V DC(pH/ORP SC DO) ( 注 ) HART 通信でマルチドロップモードを使用する場合は FLXA202/FLXA21 の出力電流が電源投入後.5 ma から 4 ma と推移しますので 電源装置の容量にご注意ください 負荷抵抗 (Ω) 95 1000 600 250 R = 検出器 2 本の場合 V -.5 0.022 HART 通信可能範囲 負荷抵抗 (Ω) 95 1000 600 5 304 250 SENCOM は除く R = V -.5 0.022 HART 通信可能範囲 図 2.8 0 1718 22.8 24.7 40 0 1718 22.86 24.7 40 電源電圧 (V) 18.2 21 電源電圧 (V) <ph/orp( アナログ形検出器 ) SC DOの場合 > <ISC ph/orp SENCOM 検出器の場合 > 電源電圧と負荷抵抗の関係 前面カバーを開き 配線用カバーを取り外し 端子台が見える状態で配線をします

< 2. 配線 設置 > 注意 FLXA202/FLXA21 は直流電源を供給して使用する機器です 絶対に交流電源や商用 100 V 電源などを使用しないでください ディストリビュータ ( 電源 ) に接続するケーブルは FLXA202/FLXA21 への電源供給 FLXA202/FLXA21 からの出力信号の送信を行います 断面積 1.25 mm 2 以上で外径 6 ~ mm の 2 芯シールドケーブルを使用してください 機器に付属しているケーブルグランドはこの範囲のケーブルに適合しています 端子台はM4ねじ用です 締め付けトルク :1.2 N m です 配線端子としてピン端子 丸形端子 フォーク端子 (Y 端子 ) が使用できます ただし ステンレス製ハウジングのケース外部の接地端子には丸形端子を使用してください ピン端子 : 最大径 :1.9 mm 丸形端子 フォーク端子 : 最大幅 :7.8 mm 注意 配線には 耐熱性 60 以上のケーブルを使用してください 注意 危険防止のため かつ干渉を避けるため FLXA21 の電源端子の上には 必ず電源 接地配線用カバーを取付けてください 2.4.1 接地 FLXA202 および FLXA21 ステンレス製ハウジングの場合と FLXA21 樹脂製ハウジングの場合とでは接地端子の接続方法が違います ユーザの安全のために また機器を干渉から保護するために 必ず変換器のケースを D 種接地 ( 接地抵抗 100 Ω 以下 ) してください FLXA202の場合変換器のケース外部の端子を使用して必ず接地してください ( 図 2.9A) 配線端子は丸形端子を使用してください ディストリビュータと変換器を接続する 2 芯シールドケーブルのシールドは 変換器内部端子台の端子に接続してください このシールドは ディストリビュータ側では接地端子に接続しないでください FLXA21 樹脂製ハウジングの場合変換器内部の端子台から接地線を単独で配線します ( 図 2.9B) 外径 3.4 ~ 7 mm のケーブルで接地してください 接地線は細いので ケーブルグランドと同封のスリーブを ケーブルグランドの標準パッキンの内側に入れてお使いください ( 図 2.6 参照 ) ディストリビュータと変換器を接続する 2 芯シールドケーブルのシールドは 変換器内部端子台の端子に接続してください シールドは ディストリビュータ側では接地端子に接続しないでください

< 2. 配線 設置 > FLXA21 ステンレス製ハウジングの場合 変換器のケース外部の端子を使用して必ず接地してください ( 図 2.9C) 配線端子は丸形端子を使用してください ディストリビュータと変換器を接続する 2 芯シールドケーブルのシールドは 変換器内部端子台の端子に接続してください このシールドは ディストリビュータ側では接地端子に接続しないでください A:FLXA202 ハウジング B:FLXA21 樹脂製ハウジング 図 2.9 接地 C:FLXA21 ステンレス製ハウジング ( 実際は機能接地です ) 2.4.2 電源接続 電源 / 出力ケーブルを図 2.5 の電源引き込み口から変換器に通し 電源端子の記号にしたがって + - の端子へ接続します ( 図 2.10) 図 2.10 FLXA202 電源端子 FLXA21 2.4.3 配線用カバー FLXA202の場合接地 電源配線が終了したら 再度配線などを確認して配線用カバー 1 をします ( 図 2.) 配線用カバーをする際は 図の 印部分の突起部と溝部を合わせるように取り付けます 次に第 1 モジュールのみの場合は第 1 モジュールに検出器の配線をして下さい なお 第 2 モジュールがある場合は 第 1 モジュールの配線の前に第 2 モジュールに検出器の配線をして 配線用カバー 2 をします

< 2. 配線 設置 > それから第 1 モジュールの検出器の配線をしてください 検出器の配線は 2.5 項に示します 第 1 モジュール第 2 モジュール ハウジング 図 2. FLXA202 配線用カバー 配線用カバー 2( 第 2 モジュール使用時 ) 配線用カバー 1 注記 配線用カバーは本質安全防爆で要求されています ( タイプ :-C*) 他のタイプの場合 配線カバー 1 および配線カバー 2 は付属されません FLXA21の場合接地 電源配線が終了したら 再度配線などを確認をして配線用カバー 3( 電源 接地用 ) をします ( 図 2.4 参照 ) 配線用カバーをする際は 図の 印部分を合わせるようにし 印部分はねじ止めをします 注意 配線用カバーのねじ ( 印部分 ) の締め付けトルクは 0.35 ~ 0.45 N m です 次に第 2 モジュールがある場合は第 2 モジュールに検出器の配線をして 配線用カバー 2 をします それから第 1 モジュールの検出器の配線をして配線用カバー 1 をしてください 検出器の配線は 2.5 項に示します 注記 配線用カバーのねじを紛失しないようにご注意ください

2.5 検出器の配線 < 2. 配線 設置 > FLXA202/FLXA21 には多くの種類の検出器 ( 当社製および他社製 ) を使用することができます FLXA202/FLXA21 の端子台は M4 ねじ用です 締め付けトルク :1.2 N m です 配線端子としてピン端子 丸形端子 フォーク端子 (Y 端子 ) が使用できます ピン端子 : 最大径 :1.9 mm 丸形端子 フォーク端子 : 最大幅 :7.8 mm 検出器の詳細は それぞれの取扱説明書を参照してください 注記 第 2 入力のある場合は 上段のモジュールが第 1 入力になります 配線の際 間違えないようにしてください FLXA202の場合配線用カバーがある場合 : 配線用カバー 1 をした後 第 2 入力のある場合は 先に下段の第 2 モジュールから配線をして 配線用カバー 2 をします 最後に第 1 モジュールの配線をします 第 2 入力の無い場合は 配線用カバー 1 をした後に第 1 入力の配線をします なお 第 2 入力の無い場合は配線用カバー 2 は付属されません 配線用カバーが無い場合 : 第 2 入力のある場合は 先に下段の第 2 モジュールから配線をします 最後に第 1 モジュールの配線をします なお 第 2 入力の無い場合は 第 1 入力のみを配線します 注記 配線用カバーは本質安全防爆で要求されています ( タイプ :-C*) 他のタイプの場合 配線カバー 1 および配線カバー 2 は付属されません 検出器の配線がすべて終了したら FLXA202 の前面カバーを閉めて 電源を投入します 画面が正常に表示されることを確認してください 注意 前面カバーのねじを締める際には 1 つのねじを締め切らずに 四隅のねじを平均に 2 周程度かけて締めていってください また 電動ドライバを使用する場合は 回転数 400 rpm までのものを使用し 1000 rpm などの高速回転のドライバは使用しないでください 前面カバーの 4 本のねじの締め付けトルクは樹脂製の場合は 0.8 ~ 0.9 N m ステンレス製の場合は 1.5 ~ 1.6 N m です

< 2. 配線 設置 > FLXA21 の場合 配線用カバー 3 をした後 第 2 入力のある場合は 先に下段の第 2 モジュールから配線をして 配線用カバー 2 をします 第 2 入力の無い場合も配線用カバー 3 の次に第 2 モジュール用の配線用カバー 2 をし 第 1 入力の配線をします 最後に配線用カバー 1 をします 注記 検出器を配線したら 必ず配線用カバーを付けてください また モジュールが左右の機構でロックされていることを確認してください 注記 FLXA21 の前面カバーを閉める際は モジュールをロックするレバーをすべて内側 ( ロックされている状態 ) に倒してください モジュールが差し込まれていないスロットのレバーも同様に内側に倒してください レバーが外側にある場合 前面カバーがぶつかる可能性があります ロック状態 図 2. FLXA21 モジュールのロック ロック解除状態 検出器の配線がすべて終了したら FLXA21 の前面カバーを閉めて 電源を投入します 画面が正常に表示されることを確認してください 注意 前面カバーのねじを締める際には 1 つのねじを締め切らずに 四隅のねじを平均に 2 周程度かけて締めていってください また 電動ドライバを使用する場合は 回転数 400 rpm までのものを使用し 1000 rpm などの高速回転のドライバは使用しないでください 前面カバーの 4 本のねじの締め付けトルクは樹脂製の場合は 0.8 ~ 0.9 N m ステンレス製の場合は 1.5 ~ 1.6 N m です

< 2. 配線 設置 > 17 2.5.1 ph/orp 検出器の配線 18 17 19 PH 図 2. PH モジュール端子割付 ねじはすべて座金つき M4 です 端子番号 端子名 用途 GE 入力 1( 通常 測定電極 ) S 入力 1 用シールド RE 入力 2( 通常 比較電極 ) T2 測温体 T1 測温体 SE 液アース 一般用 ph 検出器接続の場合 WTB10-PH5(M4 丸端子 ) または-PH1( ピン端子 ) *1 中継端子箱 FLXA202/FLXA21 PH8EFP PH8ERP PH8EHP *2 特殊 ph 検出器接続の場合 WTB10-PH6(M4 丸端子 ) または-PH2( ピン端子 ) *1 中継端子箱 FLXA202/FLXA21 HA405 HF405 DPA405 SA405 *2 温度素子内蔵型特殊 ph 検出器の場合 ph 検出器ケーブル芯線の記号 HA406 DPA406 () () () () () () 端子の記号 FLXA202/FLXA21 () () () () () () ( 注 ) ph 検出器ケーブル記号 SE () の 2 本のケーブル芯線は いずれも端子 に接続します 端子 への結線はありません 一般用 ORP 検出器接続の場合 WTB10-PH5(M4 丸端子 ) または-PH1( ピン端子 ) *1 FLXA202/FLXA21 中継端子箱 OR8EFG OR8ERG *2 特殊 ORP 検出器接続の場合 WTB10-PH6(M4 丸端子 ) または-PH2( ピン端子 ) *1 中継端子箱 FLXA202/FLXA21 HA485 DPA485 *2 *1: 中継端子箱は FLXA202/FLXA21をpH 検出器もしくは ORP 検出器から離して設置する場合のみ使用されます 一般的には不要です TIIS 防爆の場合は 使用できません *2: このケーブルは中継端子箱の付加コードにより指定されます ( 注 ) ケーブル長は 検出器ケーブルも含めて最長 20m 以内になるようにしてください 図 2. ph/orp 検出器の配線 PH 結線図.ai

< 2. 配線 設置 > 18 インピーダンス測定ジャンパの設定 液アースがない場合は この機能は使えません 液アース極をもたない検出器は インピーダンス測定を行うことができません [ エラー設定画面 ] で Impedace 1 が高すぎる / 低すぎる Impedace 2 が高すぎる / 低すぎる のエラーが出ないように 設定を 切 にしてください 詳細は 4.4 項を参照してください 液アース極を持たない検出器を使用する場合は ワイヤなどで 端子間を短絡してください インピーダンス測定は重要な診断ツールであり ジャンパの正しい設定が必要です 出荷時には ジャンパの設定はされていません 2 個のジャンパがビニール袋に入り 製品に添付されています 使用しないジャンパは ジャンパホルダに挿入して保管してください ( 図 1.1 図 1.2 参照 ) 注記 一般検出器を使用する場合 必ずジャンパの設定をしてください また 最初にアプリケーションに適した設定をすることが重要です 取り付けたジャンパの上にケーブルが接続されるため ジャンパを取り付ける前にアプリケーションおよび設定を決定してください 図 2. にジャンパの位置を示します 検出器入力が低インピーダンスの場合は 18 または 19 をジャンパで短絡します 一般の ph 測定では と 18 をジャンパで短絡します ( 比較電極のインピーダンス測定のために必要です ) 入力 1 2 ともに高インピーダンスの場合はジャンパは不要です 18 17 19 18 17 19 PH PH 入力 2 入力 1 入力 2 入力 1 入力 1: ガラス電極 ( 高インピーダンス ) 入力 2: 比較電極 ( 低インピーダンス ) 一般用および特殊 ph 検出器の場合 (PH8EFP PH8ERP PH8EHP など ) 図 2. ジャンパの位置 入力 1:ORP 測定金属電極 ( 低インピーダンス ) 入力 2: 比較電極 ( 低インピーダンス ) ORP 検出器の場合 (OR8EFG OR8ERG など ) ジャンパ設定に対応し [Impedace 設定 ] 画面の Impedace 1 Impedace 2 を設定します 詳細は 4.2.5 項を参照してください なお [Impedace 設定 ] の初期値は図 2. 左の ph 設定になっています 液アース 液アース極をもつ検出器は 検出器ケーブルの液アース端末を 変換器端子台の 番端子に必ず接続してください 本変換器は インピーダンス測定にこの液アース極を使用しています 液アース極をもつ検出器で 当社がご用意できるものは PH8EFP PH8ERP PH8EHP OR8ERG OR8EFG などがあります 液アース極をもたない検出器で 当社がご用意できるものは HA405 HA406 DPA406 DPA405 DPAS405 HF405 HA485 DPA485 などがあります ここでいう液アースとは 検出器に内蔵され または外部に付加されて測定液に接し 変換器に測定液の電位を伝える金属検出器を指します

< 2. 配線 設置 > 19 可能なかぎり 液アース極をもつ検出器を使用してください FLXA202/FLXA21 は最新の差動高インピーダンス入力回路を使用しているため 液アースをもつ検出器使用時に より安定した測定を行えます また 検出器チェック回路でも 検出器のインピーダンス測定に液アースを使用しています 適切かつ安定な測定系が得られるように 変換器端子台の 番端子は液アース接続を行ってください 他社製の検出器に接続する場合には 表 2.1 に従って接続してください 表 2.1 他社製検出器の端子接続パターン 端子 単独測定 (phまたはorp) 複合測定 (phおよびorp) ph ORP ph/orp ph/rh 温度 1 温度 1 温度 1 温度 2 温度 2 温度 2 比較 比較 比較 比較 液アース * 液アース * ORP ORP ph ORP ph ph 番のシールド 番のシールド 番のシールド 番のシールド 17( 注 ) ( 注 ) 端子 17 は通常使用しません ORP 測定では 温度入力はありません また温度補償の温度値は必要ありません *: 液アース極を持たない検出器を使用する場合は ワイヤなどで 端子間を短絡してください グロメットセットを使用する検出器の接続 ph 検出器の配線がそのまま接続できない場合は 付属のグロメットセットをお使いください グロメットセットには 表 2.2 に示す 2 種類のパッキンが入っています 表 2.2 グロメットセット 名称 数量 用途 1 つ穴パッキン ( 黒色 ) 1 細い検出器の場合に使用 4 つ穴パッキン 1 一体型でない検出器 ( ガラス電極 比較電極 測温抵抗が別々のもの ) の場合に使用 栓 ( 黒色 ) 2 4 つ穴パッキンの未使用箇所を塞ぐために使用 栓 ( 半透明 ) 1 4 つ穴パッキンの未使用箇所を塞ぐために使用 検出器ケーブルが細い場合は 1 つ穴パッキンを使用してください 一体型でない検出器 ( ガラス電極 比較電極 測温素子が別々のもの ) を使用する場合は 4 つ穴パッキンを使用してください このとき 使用しない穴は 栓で塞いでください どちらのパッキンも 標準パッキンを外してからはめてください また 防水性について十分注意してください 未使用の穴は栓で塞ぐ 標準パッキンを外す グロメットセット 検出器 図 2. グロメットセットの内容と 4 つ穴パッキンの使用例

< 2. 配線 設置 > 20 中継端子箱 (WTB10-PH ) の接続 変換器と検出器との距離が離れている場合 中継端子箱 ( 含延長ケーブル ) を使用します 合計ケーブル長は 20m( 例 : 固定ケーブル 5m + 延長ケーブル m) を超えないようにしてください FLXA202/FLXA21 には中継端子箱 WTB-PH5( 一般検出器 M4 丸端子 ) WTB-PH1( 一般検出器 ピン端子 ) WTB-PH6( 特殊検出器 M4 丸端子 ) または WTB- PH2( 特殊検出器 ピン端子 ) を使用します 中継端子箱 WTB10 の詳細は IM 19D01B01-01 を参照してください TIIS 防爆の場合は 中継端子箱は使用できません

< 2. 配線 設置 > 21 2.5.2 導電率 (SC) 検出器の配線 NC SC 図 2.17 SC モジュール端子割付 ねじはすべて座金つき M4 です 当社製検出器 SC8SG SC4AJ SC210G をご使用になる場合は 検出器ケーブル端末部のラベルの番号と変換器端子台の端子名表示ラベルの番号を合わせて接続してください 詳細は 各検出器の取扱説明書を参照してください FLXA202/FLXA21 FLXA202/FLXA21 T1 T2 C1 C1 C2 C2 測温体 電極 T1 T2 C1 C1 C2 C2 測温体 電極 SC8SG 検出器 (2 電極タイプ 4 電極タイプ ) SC210G 検出器 FLXA202/FLXA21 T1 T2 C1 C1 C2 C2 測温体 電極 図 2.18 SC4AJ 検出器 SC 検出器の配線図 他の検出器と接続する場合には 以下に示す一般的な端子接続方法に従ってください : 測温素子入力用 : 外側電極用 : 内側電極用 4 電極式検出器の場合は と は電流極に接続してください 必ずシールドケーブルを使用してください 図 2.19 に概念図を示します t t 図 2.19 2 電極式 4 電極式 他の検出器との配線概念図

< 2. 配線 設置 > 22 2.5.3 電磁導電率 (ISC) 検出器の配線 17 ISC 図 2.20 ISC モジュール端子割付 ねじはすべて座金つき M4 です 17 測温体第 2コイル第 1コイルシールド 図 2.21 ISC40GJ 検出器

< 2. 配線 設置 > 23 2.5.4 溶存酸素 (DO) 検出器の接続 17 18 NC DO 図 2.22 DO モジュール端子割付 ねじはすべて座金つき M4 です T1 T2 IE SE RE S 測温体測温体陰極シールド陽極液アース 17 18 測温体測温体シールド陰極陽極 ガルバニセンサ 図 2.23 DO 検出器の配線図 ポーラログラフィックセンサ 当社製検出器の配線検出器ケーブルのおのおのの配線についている表示は 各端子の表示と一致します 他社製検出器の配線各検出器の取扱説明書を参照しながら接続してください

< 2. 配線 設置 > 24 2.5.5 SENCOM ph/orp 検出器の配線 NC 82 83 84 NC 86 87 SENCOM 図 2.24 SENCOM モジュール端子割付 ねじはすべて座金つき M4 です < 現場で使用 > コネクタ接続 WU SENCOM ケーブル FLXA202/FLXA21 < 試験室で使用 > SENCOM 検出器 USB ケーブル * インタフェースボックス * WU SENCOM ケーブル (3m) * Widows PC SPS24 SENCOM PC ソフトウェア 図 2.25 使用例 *:SPS24 の付属品 WU SENCOM ケーブル端子を SENCOM モジュールに接続します WU のケーブルは細いので ケーブルグランドの標準パッキンの代わりに 付属のグロメットをはめて 配線してください グロメット 標準パッキンを外す 検出器 図 2.26 ケーブルグランド WU と SENCOM 検出器の接続は 検出器の取扱説明書をお読みください FLXA202/FLXA21 は検出器が接続されていることを確認しています 検出器が接続されていない場合は エラーが表示されます

< 2. 配線 設置 > 25 2.6 取付け方法 図 2.27 を参照してください 以下のような様々な取付け方法があります パネル取付け 取付金具 (/PM) または (/UM) 使用 壁取付け 取付金具 (/U) または (/UM) 使用 ( 例 : 壁 ) パイプ取付け 取付金具 (/U) または (/UM) 使用 水平または垂直パイプ ( 呼び径 50A) 汎用取付セット (/UM) にはパイプ 壁取付金具 (/U) とパネル取付金具 (/PM) が含まれます 使わない部品も含まれています パネル取付けの場合 ブラケット取付けねじ * パネル +1 8 0 単位 :mm ブラケット +1 0 8 195 固定ねじ (2 本 ) *:4 本のねじの締め付けトルクは 2 N mです 壁取付けの場合ブラケット取付けねじ * 壁取付け穴 (3か所) 185 連続パネルカット寸法 ( 注 ) パイプ取付け用金具と同じものが付属します 壁面に取り付けるときは ブラケットだけを使用します ( 注 ) 壁取付の場合は 8kg の質量に耐える壁に取り付けてください パイプ取付けの場合 ブラケット取付けねじ * ブラケット パイプ用ブラケット U ボルト M8 ボルト ( 付属しません ) 取り付け穴に適合する長さのものを準備してください ブラケット *:4 本のねじの締め付けトルクは 2 N mです ナット (2 個 ) ワッシャ (2 個 ) ( 注 ) 日除けフード ( オプション ) を付加する場合は 上部 2 か所のブラケット取付けねじを利用して固定します ( 注 ) パイプ用ブラケットの取付方向を変えれば 水平パイプに取付けできます 図 2.27 スタンション (50Aパイプ) *:4 本のねじの締め付けトルクは 2 N mです 取付金具 ( オプション ) を使用した取付方法 FLXA202/FLXA21 や取付金具などの寸法は 仕様書 (GS A01A03-01JA または GS A01A02-01 CD に入っています ) を参照してください

3. 操作 < 3. 操作 > 26 すべての配線が完了したら 電源を投入します LCD に画面が表示されることを確認してください その後 画面はクイックセットアップ画面になります SENCOM 検出器は 検出器が接続されていない場合は エラーが表示されます 機器設定が正しくされていないとエラーが表示されたり 表示された測定値が異常になる場合があります 初期設定値を確認し 目的に合わせて変更をしてください 詳細は IM A01A02-01 を参照してください 注記 電源投入後 クイックセットアップ画面になるのに 1 分以上かかる場合もあります 注記 電源投入直後の数秒間は 電流出力として約 ma を出力します 機器の異常ではありません 3.1 Chage laguage 電源を入れると クイックセットアップ画面が表示されます 出荷時は英語表示になっていますので 最初に言語選択をします (1) Quick setup Start quick setup? Yes No 図 3.1 Chage laguage 言語変更方法 (2) (3) Chage laguage Warig Chiese Czech The istrumet will restart Eglish Frech Germa Italia Japaese Korea Polish Portuguese Portuguese Russia Russia Spaish Are you sure? Yes Spaish (1) Chage laguage を選択します (2) 表示したい言語を選択します ( 選択肢が見えないときは で送ってください ) (3) YES を選択します 言語の変更をすると 自動で再起動します 必ずお客様の仕様に合わせて パラメータの確認 変更をしてからお使いください クイックセットアップ方法やその他詳細は IM A01A02-01 をお読みください また お客様の設定値を記入するための ユーザ設定表 をご用意していますので CD より出力して 設定時に記入して保管しておくことをお勧めします

< 3. 操作 > 27 3.2 画面操作について 注意 画面操作を行うときには 必ず指で行ってください タッチパネルの表面を傷付けないために 先の尖ったもの ( ボールペン 鉛筆など ) 先の細いもの 硬いものなどを使用しないでください また 誤操作防止のため 表示の中心を押してください 主な画面の操作は以下のとおりです 画面のやがきちんと押されると やに表示が変わり実行されます メイン画面 ( またはホーム画面 ) に戻ります 前の画面に戻ります 注記 メニュー選択の移動をします 1 つ下の項目に移動します 一番下の選択肢の場合は先頭に戻ります 選択肢はスペースの都合により すべて見えているとは限りません 入力の確定をします 選択したメニュー項目や設定値を確定します 自動復帰が設定されている場合 10 分または 60 分 ( 設定によります ) 画面を操作しないと 自動的にモニタ画面 ( モニタ画面設定が 不可 の場合はメイン画面またはホーム画面 ) になります ただし トレンド画面からは自動復帰しません 本章の画面は ph 測定を例に示してあります 画面表示は設定により変わります 詳細は IM A01A02-01 をお読みください モニタ画面 C 10.38 ph A B 図 3.2 モニタ画面の例 モニタ画面の表示モニタ画面設定が 可 の場合 立上げ時に表示されます ( 工場出荷時は 可 ) メイン画面またはホーム画面の測定値 ( 第 1 表示項目 ) を押すと表示されます

< 3. 操作 > 28 メイン画面 A: 測定値 B: 単位 C: 検出器番号 A D B C J 図 3.3 F タグ :PH 10.38 TEXT_PH1 ph 25.0 C TEXT_TEMP1 WASH 19 mv 4mA E PH1 G TEXT_ORP1 HOLD 20mA K H L M メイン画面の例 ホーム画面 へ ( 図 3.5) 詳細画面 へ ( 図 3.7) 機器状態画面 へ ( 図 3.9) 機器設定画面 へ ( 図 3.10) メイン画面の表示検出器 1 本接続で モニタ画面設定が 不可 の場合 立上げ時に表示されます 検出器 2 本接続の場合 ホーム画面の第 1 検出器または第 2 検出器の枠内を押すと 選択された検出器のメイン画面が表示されます A: 測定値 : 第 1 表示項目 ( 大きな文字 ユーザ選択 ) B, C: 測定値 : 第 2 第 3 表示項目 ( 小さな文字ボタン ) D: 第 1 表示項目単位 E: タグ No.( ユーザ設定可 ) F: 検出器番号 * G: 検出器健康度 ( が多いほうが良好 ) H: ホールド / 洗浄状態ボタン ( 実行中のみ表示 ) J: アナログ出力表示とパラメータ *( 例 :PH1 PH = パラメータ 1 = 検出器番号 ) K: 追加テキスト ( 英数字で設定 ユーザ設定可 ) L: 機能ボタン ( ホーム 詳細 状態 設定 ) M: 故障 警告表示 ( 発生時のみ点滅表示 ) * 出力設定で選択されたプロセスパラメータ (IM A01A02-01 参照 ) の検出器番号がのような黒色で表示され アナログ出力表示バーの上部に選択されたプロセスパラメータ名が表示されます 注記 画面の表示は 出力設定に関係なく 設定可能です C 演算値 R(1) 冗長化システム 0.03 10.38 差分 ph Sesor 1 ph Sesor 1 4mA Diff-pH 20mA Sesor 2 4mA PH1 20mA Sesor 2 図 3.4 演算 冗長化のメイン画面例

< 3. 操作 > 29 ホーム画面 ( 検出器 2 本接続の場合のみ ) F B C G J 図 3.5 タグ :PH 25.0 C 19 mv タグ :PH 24.9 C 24 mv 4mA PH1 ホーム画面の例 6.35 20mA ph 10.38 A ph D E H K ホーム画面の表示 検出器 2 本接続で モニタ画面設定が 不可 の場合 立上げ時に表示されます 検出器 1 本接続の場合 ホーム画面はありません A: 測定値 : 第 1 表示項目 ( 大きな文字 ユーザ選択 ) B, C: 測定値 : 第 2 第 3 表示項目 ( 小さな文字 ) D: 第 1 表示項目単位 E: タグ No.( ユーザ設定可 ) F: 検出器番号 G: 検出器健康度 ( が多いほうが良好) H: ホールド / 洗浄状態表示 ( 実行中のみ表示 ) J: アナログ出力表示とパラメータ ( 例 :PH1 PH =パラメータ 1 = 検出器番号 ) K: 故障 警告表示 ( 発生時のみ点滅表示 ) C 演算値 タグ :PH 24.9 C 24 mv 4mA Diff-pH 20mA ph 0.03 6.35 ph R(1) 冗長化システム タグ :PH 25.0 C 19 mv 4mA PH1 20mA ph 10.38 10.38 ph 図 3.6 演算 冗長化のホーム画面例 詳細画面 ma 20 HOLD FAIL WASH 4.00 図 3.7 次へ 詳細画面の例 次へ メイン画面の詳細ボタンを押すと表示されます 詳細画面では 出力状態がわかりやすくグラフィック表示されます [ 次へ ] を押すと PH201G ディストリビュータに通信設定されている場合は接点状態を表示し [ 次へ ] を押し進むことで 機器の状態情報が確認できます

< 3. 操作 > 30 トレンド画面 C D F B 測定値 (ph) タグ : PH ph1.00 10.38pH 8.40 5.60 2.50 :00 :20 :40 時刻 A G 表示更新までの最大値現在の測定値表示更新までの最小値 E 最大値平均値最小値 図 3.8 トレンド画面の例 トレンド画面の表示詳細画面のトレンドボタンを押すと表示されます A: X 軸 : 時間 ( ユーザ設定可 分 ~ 日 ) B: Y 軸 : 測定値 ( ユーザ設定可 ) C: タグ No. D: 現在測定中の値と単位 E: トレンド ( 表示更新時間中の最大値 最小値 平均値 ) F: アイコン ( 現在の測定値と表示更新までの最大値と最小値 ) G: 故障 警告表示 ( 発生時のみ点滅表示 ) 機器状態画面変換器や検出器の診断情報が表示されます 異常なし 警告 : 警告が表示されたら 保守が必要です このキーを押すとエラー項目が表示され さらにエラー項目を押すと 詳細情報として問題解決のための対応方法が表示されます 故障 : 故障を示します このキーを押すとエラー項目が表示され さらにエラー項目を押すと 詳細情報として問題解決のための対応方法が表示されます 故障は 出力設定で バーン を 低 か 高 にしている場合は バーンアウト動作を行います

< 3. 操作 > 31 エラー項目によっては 対応方法の中で そのエラー原因を取り除くための設定画面にジャンプする機能があります 故障 : ma 設定エラー ma/ プロセス設定値の問題対応方法正しい ma プロセス設定選択機器設定 >> 出力設定 図 3.9 設定画面へジャンプする故障の例 故障 あるいは 警告 の場合 それぞれ 3 つまで表示します 機器設定画面機器の校正 設定を行います これらの操作はパスワードで保護することができます 実行と設定実行 : 校正ホールド仮出力 セットアップ : 機器設定 Chage laguage クイックセットアップ開始図 3.10 実行と設定 画面の例 3.3 パスワードについて パスワードを設定することにより 管理者以外の人が誤って設定を変更したりすることがなくなります 実行と設定実行 : 校正ホールド仮出力 セットアップ : 機器設定 Chage laguage クイックセットアップ開始 機器設定検出器設定測定パラメータ設定出力設定エラー設定ログブック設定上位機能設定画面表示設定演算設定 上位機能設定初期設定値タグパスワード日付 / 時刻通信設定工場設定 パスワード実行 : 機器設定 : 空パスワードだとチェック無し 図 3. パスワード設定画面例 パスワードは [ 実行 :] と [ 機器設定 :] とを別々に設定できます [ 実行 :] のパスワードを設定すると 校正 (/ 洗浄 ) ホールド 仮出力を選択した場合 [ 機器設定 :] のパスワードを設定すると 機器設定 クイックセットアップ開始の はい を選択した場合にパスワードを聞いてきます パスワードについては IM A01A02-01 をご参照ください

改訂履歴 i 資料名称 : FLXA202 FLXA21 2 線式液分析計スタートアップマニュアル 資料番号 : 20 年 10 月 /8 版 FLXA202( プロダクトキャリア S1) 追加 FLXA21( プロダクトキャリア S3) 20 年 04 月 /7 版 HOUSING ASSY ソフトウェア Rev. 2. ソフト変更 (P.17) 安全規格変更 (P.iii) 接地変更 (P.3 5 7 8) 壁強度追加 (P.18) 20 年 10 月 /6 版表示器 -N (LCD なし ) の受注停止 20 年 10 月 /5 版 HOUSING ASSY ソフトウェア Rev. 2.10 モニタ画面の追加 など 20 年 09 月 /4 版プロダクトキャリア S2 HOUSING ASSY ソフトウェア Rev. 2.02 SENCOM ph/orp 計の追加 警告シンボルマーク シグナルワードの見直し TIIS 防爆形の追加 ステンレス製ハウジングの穴数 ケーブルグランド変更 付属品変更 ソフト変更 ( 故障なし 警告なし の表示をしない) など 20 年 02 月 /3 版誤記訂正 計量法検定 (/K) の追加 ソフト変更による画面文字の変更 ステンレスハウジングの接地端子の変更 配線用カバーの変更 言語の追加 など 2010 年 08 月 /2 版製品名称を 2 線式伝送器 2 線式液分析計に変更 ステンレス製ハウジングの設計変更 ( 接地端子 プレート位置 ) による修正 樹脂製ハウジングの接地端子用スリーブの追記 締め付けトルクの訂正 注意等の追記 配線端子の詳細追加 日除けフードの図追加 演算 冗長化の画面例追加 パスワードについて 追加 2010 年 05 月 / 初版新規発行 ユーザ設定表の誤記訂正 など

User's Maual FLXA202 / FLXA21 2 線式液分析計スタートアップマニュアル 補遺票 このたびは FLXA202 / FLXA21 2 線式液分析計 をご採用いただき 誠にありがとうございます 製品に添付いたしました取扱説明書 8 版 に一部変更がありました お手数ですが 下記内容をお読みの上 ご使用いただきたくお願い申し上げます 記 iii ページの安全規格および EMC 適合を修正しました 太字部分を追加しました 安全規格および EMC 適合性 (FLXA21 の TIIS 防爆形を除く ) 安全 : UL 61010-1 UL 61010-2-030 CAN/CSA-C22.2 No.61010-1 CAN/CSA-C22.2 No.61010-2-030 EN 61010-1 EN 61010-2-030 EMC: EN 626-1 Class A Table 2 (For use i idustrial locatios) Ifluece of immuity eviromet (Criteria A): Output shift is specified withi ± 25% of F.S. EN 626-2-3 AS/NZS CISPR RCM: EN 550 Class A, Group 1 韓国電磁波適合性基準 Class A RoHS: EN 50581: 20(FLXA202; スタイル 1.02 以降 FLXA21; スタイル 3.03 以降 ) 誤記を修正しました vi ページの表は以下のとおりです 太字部分を修正 追加しました 接続する検出器 ph/orp SC ISC 本安回路許容電圧 (Ui).94 V 以上 本安回路許容電流 (Ii) 8.3 ma 以上 61.5 ma 以上 本安回路許容電力 (Pi) 353 mw 以上 183.4 mw 以上 FLXA202 の TIIS 防爆形 (-CF) が発売されました 安全に使用するため ご使用の際は必ず IM A01A02-01 をお読みください Copyright Feb. 20, 5th Editio: Aug. 10, 2017 (YK) 1/3 8 版

FLXA202 計量検定付 (/K) が発売されました 3 ページの図 1.3 は以下のように変更になり 注記を追加しました -D-B-D-AB-P1-P1 -A-N-LA-N-N/U/H6 ハウジングの銘板 ( 例 )C2RA00001 PH モジュールの銘板 図 1.3 FLXA202 銘板位置 ( 例 )C2RA00001 /K の場合のみ合番号を確認 注記 計量法検定は ハウジングと PH モジュールの組み合わせで検定を受けます 計量法適用機器としての組み合わせは 合番号で管理されています 合番号の異なるものは 計量法適用機器として使用できません また 機器を修理に出す場合 計量法の再検定が必要になります 2/3 8 版

FLXA21 の銘板位置が一部変更になりました 4 ページの図 1.4 は以下のように変更になります -D-P-D-AB-P1-NN-A-N-LA-J-NN /UM/SCT S3.02 C2RA345 20.01 -D-P-D-AA-P1-NN-A-N-LA-J-NN /UM/H6/K S3.02 J3FA0 20.01 PH モジュールの銘板 ハウジングの銘板 ( 例 )92K9P001 ( 例 )92K9P001 図 1.4 FLXA21 銘板位置 /K の場合のみ合番号を確認 以上 3/3 8 版