プロセスフロー 図 (PFD) 作 成 アドインマニュアル バージョン 5.2 (2016 年 1 月 版 ) このアドインは UML モデリングツール Enterprise Architect の 機 能 を 拡 張 し Enterprise Architect でプロセ スフロー 図 (PFD)を 作 成 するためのアドインです PFD についての 概 要 や 書 き 方 については 以 下 のページ(および 以 下 のページからダウンロードできる PDF ファイル PFD(Process Flow Diagram)の 書 き 方 )をご 覧 下 さい http://homepage3.nifty.com/koha_hp/process/proc.index.html このアドインの 作 成 にあたりましては システムクリエイツの 清 水 様 に 多 大 なるご 協 力 いただきました この 場 をお 借 りしてお 礼 申 し 上 げます このドキュメントでは Enterprise Architect 12.1 を 利 用 しています バージョンが 異 なる 場 合 には 画 面 の 表 示 内 容 やメニュー 構 成 が 異 なる 場 合 があります 1 準 備 このアドインの 利 用 には Enterprise Architect 12.0 ビルド 1200 ( 以 降 )が 必 要 です それ 以 前 のバージョン ビル ドでは 利 用 できません このアドインを 利 用 するには.NET フレームワーク 2.0 のランタイムライブラリが 必 要 です アドインのインストールを 実 行 するには Enterprise Architect のインストール 時 の 追 加 アドインの 選 択 画 面 にて プロセスフロー 図 作 成 アドイン を 選 択 してください インストール 後 利 用 できない 場 合 にはこのドキュ メント 末 尾 の トラブルシューティング をご 覧 下 さい 1.1 PFD 専 用 環 境 への 設 定 方 法 もし Enterprise Architect を PFD 専 用 の 環 境 (UML などの 他 の 描 画 を 行 わない 環 境 )にする 場 合 には 以 下 の 設 定 を 行 います UML など 利 用 しない 要 素 の 情 報 が 非 表 示 になるほか Enterprise Architect の 起 動 速 度 が 多 少 早 くなるなどのメリットがあります Enterprise Architect を 起 動 後 メインメニューから アドイン 拡 張 MDG テクノロジーの 設 定 を 実 行 して MDG テクノロジーの 設 定 画 面 を 表 示 させます この 画 面 にある 一 覧 で プロセスフロー 図 以 外 の 全 て の 項 目 のチェックを 外 してください これにより UML などが 利 用 できなくなり 不 要 な 情 報 が 表 示 されなくなり ます 以 下 の 説 明 では この 設 定 が 行 われていると 仮 定 して 説 明 します 1
2 利 用 方 法 2.1 初 期 環 境 の 構 築 新 規 にプロセスフロー 図 を 作 成 する 場 合 には 以 下 の 手 順 で 初 期 環 境 を 構 築 して 下 さい まず 図 の 情 報 を 格 納 するための プロジェクトファイル を 作 成 する 必 要 があります Enterprise Architect を 起 動 後 メインメニューから ファイル 新 規 プロジェクト を 実 行 して 下 さい 実 行 すると ファイルを 作 成 する 位 置 とファイル 名 を 指 定 する 画 面 が 表 示 されますので ファイルを 作 成 して 下 さい 2 回 目 以 降 は ここで 作 成 したファイル( 拡 張 子 が.EAP のファイル)を 開 くと PFD が 利 用 できる 状 態 になり ます 新 しくファイルを 作 成 すると モデルテンプレートの 利 用 という 画 面 が 表 示 されますが 何 もせず キャンセ ル ボタンを 押 して 閉 じて 下 さい その 後 メインメニューから アドイン 拡 張 PFD 初 期 設 定 を 実 行 して 下 さい 自 動 的 にパッケ ージ(2.3 章 で 説 明 )と 図 が 追 加 され 編 集 可 能 な 状 態 になります PFD を 描 画 する 方 法 は 2.4 章 で 説 明 しています すぐに 図 を 作 成 したい 方 は 2.2 章 と 2.3 章 を 飛 ばして 2.4 章 2
に 進 んで 下 さい 2.2 図 の 追 加 プロセスフローの 図 を 新 規 に 作 成 ( 追 加 )する 場 合 には 作 成 対 象 のパッケージをプロジェクトブラウザで 選 択 し ツールバーの ダイアグラムの 追 加 ボタンを 押 します (パッケージについては 2.2 章 をご 覧 下 さい プロジェクトルートの 直 下 にダイアグラムを 作 成 することはできませ ん ダイアグラム と 図 は 同 じ 意 味 です ) 次 のような ダイアグラムの 追 加 画 面 が 表 示 されますので 図 の 名 前 を 入 力 し プロセスフロー 図 を 選 択 し て OK ボタンを 押 して 下 さい ( 最 上 位 の 図 を 示 す コンテキスト 図 を 作 成 することもできます ) 画 面 中 央 は 何 も 表 示 されない ダイアグラム( 図 描 画 領 域 ) が 表 示 され 画 面 左 端 の ツールボックス にはプ ロセスフロー 図 に 関 係 する 要 素 が 表 示 されます 3
2.3 パッケージとプロジェクトブラウザ Enterprise Architect では パッケージ 構 成 を 作 成 して 要 素 や 図 を 複 数 作 成 し 保 存 することができます この 構 成 は プロジェクトブラウザ に 表 示 されます また 図 の 中 に 作 成 した 要 素 はプロジェクトブラウザに 表 示 され ます( 枠 を 除 く) プロジェクトブラウザは 要 素 や 図 の 倉 庫 であり マスターデータ です それぞれの 要 素 は 複 数 の 図 に 配 置 することができます この 1 つの 要 素 を( 同 じ 要 素 を) 複 数 の 図 に 配 置 できる 点 は モデリングツールの 大 きなメ リットであり 描 画 ( 作 画 )ツールや Excel との 大 きな 違 いになります それぞれの 要 素 は 複 数 の 図 で 利 用 することができますので 図 の 中 の 要 素 を 選 択 して Delete キーを 押 して 削 除 す ると 図 からは 削 除 されますが プロジェクトブラウザ 内 の 要 素 は 削 除 されません もし 再 度 必 要 になった 場 合 や 別 の 図 に 配 置 する 場 合 には (ツールボックスではなく)プロジェクトブラウザから 図 の 中 にドラッグすることで 同 じ 要 素 を 利 用 することができます 逆 に プロジェクトブラウザから 要 素 を 削 除 すると 図 に 配 置 されている 要 素 はすべて 削 除 されます 複 数 の 図 に 配 置 されている 場 合 には 全 ての 図 から 削 除 されます マスターデータの 削 除 は 元 に 戻 す(Undo する)ことはで きません (プロジェクトブラウザ 内 の 要 素 を 右 クリックして モデルから 完 全 削 除 を 実 行 すると 削 除 することができま す ) プロジェクトブラウザには パッケージを 自 由 に 作 成 して 図 や 要 素 を 管 理 することができます プロジェクト ブラウザの 最 上 部 にあるツールバーの アイコンをクリックすると パッケージを 作 成 できます 4
なお 最 上 位 のパッケージを プロジェクトルート と 呼 びます プロジェクトルートにはパッケージのみを 配 置 できます パッケージには ダイアグラム 要 素 他 のパッケージを 含 めることができます 2.4 要 素 とフローの 配 置 画 面 の 左 側 には 下 の 図 のような ツールボックス が 表 示 されています ( 図 の 種 類 として コンテキスト 図 を 選 択 した 場 合 には 内 容 が 多 少 変 わります ) 共 通 ツールボックスは Enterprise Architect 全 体 で 共 通 の 要 素 ( 主 に UML の 要 素 )が 含 まれています PFD の 作 成 では 利 用 しません ( 共 通 ツールボックスを 非 表 示 にすることはできません ) このツールボックス 内 の 要 素 を 図 にドラッグ&ドロップすると 要 素 が 配 置 されます 要 素 をダブルクリックす ると プロパティ 画 面 が 表 示 されます 画 面 の 内 容 はダブルクリックする 対 象 の 要 素 によって 異 なります 以 下 は プロセスの 例 です 5
ツールボックスからフローを 作 成 する 場 合 には ツールボックス 内 のフローをクリック 後 対 象 の 要 素 間 をドラ ッグして 下 さい 上 記 のようなツールボックスから 要 素 やフローを 作 成 する 方 法 の 他 に より 直 感 的 で 便 利 な 方 法 があります ク イックリンク と 呼 ばれる 機 能 です 図 の 中 で 作 成 した 要 素 を 選 択 すると 右 上 にいくつかのアイコンが 表 示 されます このアイコンのうち 一 番 上 の 矢 印 のアイコン が クイックリンク の 機 能 のためのアイコンです この 矢 印 アイコンをドラッグして 何 もないところで 離 すと 要 素 を 追 加 することができます 共 通 の 項 目 は 常 に 表 示 されますが この PFD アドイン 利 用 時 には 無 視 して 下 さい 6
このときに 表 示 されるメニューは ドラッグ 元 の 要 素 の 種 類 によって 変 わります 例 えば 文 書 の 矢 印 アイコン をドラッグした 場 合 には 次 のようになります このように PFD のルールに 従 って 候 補 が 表 示 されます また 既 存 の 要 素 まで 矢 印 アイコンをドラッグすることもできます この 場 合 には 要 素 間 に フロー が 作 成 できる 場 合 には そのまま 作 成 できます フローが 追 加 されない 場 合 には 対 象 の 要 素 間 には PFD ではフローを 作 成 できない(ルール 違 反 )であることを 示 します (UML など 他 の 記 法 が 有 効 になっている 場 合 には 選 択 した 表 示 されますので フロー を 選 択 してください 選 択 肢 に フロー がない 場 合 には PFD の 文 法 上 フローで 結 ぶことができない 関 係 です ) なお フローを 作 成 するときに Ctrl キーを 押 しながら 作 成 すると フローの 向 きを 逆 にすることができます 作 成 したフローの 形 を 変 更 する 場 合 には フローをマウスでドラッグして 下 さい フローの 中 央 付 近 に 表 示 され る 白 い 四 角 (ハンドル)をドラッグすることで 曲 線 の 形 を 変 えることができます 7
なお フローの 中 央 付 近 に 表 示 されるハンドルで 曲 線 の 形 を 変 える 場 合 には フローの 両 端 部 分 の 位 置 も 自 動 的 に 調 整 されます その 際 に 両 端 (あるいは 片 方 の 端 )は 固 定 したまま 曲 線 の 形 を 変 えたい 場 合 には 対 象 のフローを 右 クリックし 接 続 の 端 を 固 定 開 始 点 の 固 定 (あるいは 終 了 点 の 固 定 両 端 を 固 定 する )を 選 択 してく ださい 端 の 位 置 が 固 定 され フローの 形 のみを 変 えることができます フローを 作 成 後 別 の 要 素 に 付 け 替 えることもできます 対 象 のフローを 選 択 後 付 け 替 える 対 象 の 端 にマウス カーソルを 移 動 して 下 さい 端 の 位 置 に 移 動 するとマウスカーソルの 形 が 小 さな 黒 い 矢 印 に 変 わりますので この 状 態 でドラッグし 新 しい 対 象 の 要 素 にドロップして 下 さい なお この 方 法 の 場 合 には PFD の 文 法 は 無 視 してフローを 付 け 替 えることができてしまいます 文 法 のチェッ クは 4 章 で 説 明 する 評 価 の 機 能 で 確 認 して 下 さい 8
2.5 プロパティ 画 面 以 下 は それぞれの 要 素 のプロパティ 画 面 の 説 明 です なお PFD に 固 有 のプロパティ 画 面 は 画 面 を 閉 じた 際 の 位 置 を 保 存 し 次 回 開 く 場 合 に 同 じ 位 置 に 開 きます 画 面 外 に 表 示 されてしまう 場 合 など 保 存 された 位 置 情 報 を 無 視 して 初 期 位 置 に 開 くようにする 場 合 には ALT キー を 押 しながらダイアグラム 内 の 要 素 をダブルクリックして 下 さい 2.5.1 プロセスのプロパティ 画 面 プロセスをダブルクリックしたときに 表 示 される 画 面 は 以 下 のようになっています 名 前 の 欄 には プロセスの 名 前 を 入 力 します 改 行 する 場 合 には Ctrl キーを 押 しながらリターンキーを 押 してください 担 当 者 には 文 字 列 で 内 容 を 入 力 できます 担 当 者 の 内 容 は 現 在 は 図 の 中 では 表 示 されません 自 動 ボタンを 押 すと 通 し 番 号 が 設 定 されます 階 層 が 考 慮 された 番 号 が 設 定 されます なお 表 示 されて いる 図 の 中 に 含 まれていない 要 素 のプロパティ 画 面 を 表 示 した 場 合 や 親 プロセスの 番 号 が 設 定 されていない 場 合 等 には 番 号 を 自 動 設 定 することはできません 下 位 層 の 作 成 ボタンを 押 すと プロセスの 下 位 層 を 作 成 することができます ( 下 位 層 がある 場 合 には 下 位 層 の 表 示 にボタンが 変 わります ) 下 位 層 を 作 成 する 場 合 には 以 下 のようなメッセージが 表 示 されます 9
ここで はい を 選 択 すると 対 象 のプロセスとフローで 接 続 されている 要 素 を 下 位 層 の 図 の 中 に 自 動 的 に 配 置 できます 枠 とプロセスが 接 続 されている 場 合 には 枠 に 含 まれる 要 素 も 自 動 的 に 配 置 されます プロセス 定 義 書 を 開 く ボタンについては 5 章 Excel 連 携 機 能 をご 覧 下 さい 2.5.2 文 書 のプロパティ 画 面 文 書 要 素 をダブルクリックすると 以 下 のようなプロパティ 画 面 が 表 示 されます 名 前 担 当 者 番 号 自 動 はプロセスと 同 じです 複 数 ドキュメント にチェックを 入 れると 外 見 が 複 数 文 書 になります D1 文 書 参 照 文 書 にチェックを 入 れると 要 素 が 灰 色 系 の 色 で 表 示 されます ( 対 象 のプロセスでは 作 成 せず 既 に 存 在 する 文 書 の 参 照 であることを 明 記 するためのプロパティです ) 10
なお 複 数 配 置 する ボタンを 押 すと 対 象 の 文 書 がもう 1 つ 図 の 中 に 配 置 され 名 前 の 後 ろに * マークが 追 加 されます 複 数 の 文 書 を 作 成 後 解 除 したい 場 合 には 作 成 した 複 数 文 書 の 要 素 を 完 全 削 除 してください ( * マークが 残 っている 場 合 には 該 当 要 素 のプロパティ 画 面 を 開 いてから OK ボタンを 押 して 閉 じてください プロ パティ 画 面 を 閉 じる 際 に 整 合 性 のチェックを 行 い 不 要 な * マークを 削 除 します ) 成 果 物 定 義 書 を 開 く ボタンについては 5 章 Excel 連 携 機 能 をご 覧 下 さい 2.5.3 プログラム 無 形 成 果 物 ターミネータ トリガーのプロパティ 画 面 プログラム 無 形 成 果 物 のプロパティ 画 面 は 名 前 担 当 者 番 号 自 動 のみが 設 定 できます ターミネ ータ トリガーは 名 前 のみが 設 定 できます 成 果 物 定 義 書 を 開 く ボタンについては 5 章 Excel 連 携 機 能 をご 覧 下 さい 2.5.4 フローのプロパティ 画 面 フローをダブルクリックするとフローのプロパティ 画 面 が 表 示 されます 矢 印 を 双 方 向 にするには 双 方 向 にチェックを 入 れて 下 さい 点 線 にチェックを 入 れると フローが 点 線 で 表 示 されます トリガーと 接 続 する 場 合 に 設 定 して 下 さい スタイルは 曲 線 が 既 定 値 です 曲 線 は 頂 点 を 1 カ 所 指 定 し その 点 を 基 準 にした 曲 線 を 描 くことができ ます スタイルを 直 線 にすると フローが 常 に 要 素 間 を 直 線 で 結 ぶようになります 直 交 は 以 下 のように 任 意 の 数 の 頂 点 を 持 ち 自 由 に 形 を 変 化 させることのできるスタイルです フローをドラッグすることで 形 を 自 由 に 変 えることができます 11
D1 文 書 P1 プロセス また 名 前 の 欄 はコンボボックスになっています 過 去 に 入 力 した 値 を 選 択 することができますので 同 じ 名 前 や 違 う 名 前 を 入 力 するときに 便 利 です (このコンボボックスに 格 納 されている 値 は Enterprise Architect を 終 了 すると 消 去 されます ) 2.5.5 グループ グループにはプロパティ 画 面 はありません グループの 上 に 要 素 を 配 置 すると グループを 移 動 したときにグル ープ 内 の 要 素 も 自 動 的 に 移 動 します グループだけを 移 動 したい 場 合 には ALT キーを 押 しながら 移 動 して 下 さい グループは 重 ねて 配 置 することもできます グループの 上 下 関 係 を 変 更 する 場 合 には 右 クリックして 順 序 最 背 面 へ 移 動 などの 項 目 を 利 用 して 下 さい 2.5.6 コメント コメント 要 素 をダブルクリックすると コメントの 内 容 を 参 照 編 集 することができます 3 その 他 の 機 能 下 位 層 のプロセスの 内 容 を 表 示 した 場 合 には ALT キーを 押 しながらダイアグラムの 背 景 をダブルクリックする と 上 位 層 のプロセスに 戻 ることができます ダイアグラムの 背 景 で 右 クリックして アドイン 拡 張 PFD 上 位 層 に 移 動 を 実 行 しても 上 位 層 に 戻 ることができます 既 に 下 位 層 があるプロセスを ALT キーを 押 しながらダブルクリックすると 下 位 層 に 移 動 することができます 対 象 のプロセスを 右 クリックして アドイン 拡 張 PFD 下 位 層 に 移 動 を 実 行 しても 下 位 層 の 内 容 を 表 示 することができます 4 評 価 12
注 意 : 評 価 機 能 は Enterprise Architect デスクトップ 版 および Enterprise Architect 日 本 語 評 価 版 では 利 用 でき ません このアドインを 利 用 すると 作 成 した PFD を 評 価 することができます 例 えば 以 下 のようなチェックが 可 能 です 1 つの 図 にプロセスが 10 個 以 上 配 置 されている 1 つの 図 にプロセスが 1 つも 存 在 しない プロセスに 入 出 力 のフローが 存 在 しない (プロセスに 入 力 あるいは 出 力 の 成 果 物 が 存 在 しない) プロセスなどの 番 号 が 設 定 されていない プロセス 間 が 直 接 フローで 接 続 されている プロセス 以 外 の 要 素 間 が 直 接 フローで 接 続 されている 図 の 中 の 要 素 が 上 位 階 層 の 図 に 含 まれていない プロセス 名 が 体 言 止 めになっている ( 暫 定 機 能 のため 完 全 な 判 定 ではありません) このような 評 価 機 能 を 実 行 する 前 に 設 定 が 必 要 です Enterprise Architect のメインメニューから パッケージ モデルの 評 価 設 定 を 実 行 します 以 下 のような 画 面 が 表 示 されますので すべて 解 除 ボタンを 押 し て 全 てのチェックボックスのチェックを 外 した 後 リストの 一 番 下 にある プロセスフロー 図 (PFD) にのみチェッ クを 入 れて OK ボタンを 押 して 下 さい この 作 業 は 1 章 の PFD 専 用 環 境 にするためのカスタマイズ を 行 っ ていない 場 合 には 起 動 ごとに 設 定 が 必 要 です その 後 対 象 のダイアグラムを 開 いた 状 態 で Enterprise Architect のメインメニューから アドイン 拡 張 PFD 図 の 評 価 を 実 行 します ダイアグラム 内 の 要 素 や 下 位 プロセスを 対 象 に 評 価 が 実 行 されます 結 13
果 は 出 力 サブウインドウ に 表 示 されます この 中 のエラーの 行 をダブルクリックすると 原 因 となっている 要 素 などにカーソルが 移 動 します 5 Excel 出 力 機 能 注 意 : Excel 出 力 機 能 は Enterprise Architect デスクトップ 版 では 利 用 できません 作 成 した PFD は Excel のオートシェイプとして 出 力 することができます 対 象 の PFD を 開 いた 状 態 で Enterprise Architect のメインメニューから アドイン 拡 張 PFD Excel に 出 力 を 実 行 してください Excel が 自 動 的 に 起 動 して 新 規 にシートを 作 成 し PFD の 内 容 をオートシェイプと して 生 成 します 必 要 に 応 じて Excel 側 で 名 前 をつけて 保 存 を 実 行 してファイルを 保 存 したり 他 の Excel シートにコピーしたりして 利 用 して 下 さい なお 出 力 した 内 容 を Excel 側 で 編 集 後 Enterprise Architect に 読 み 込 み 直 す( 戻 す)ことはできません Enterprise Architect から Excel への 片 方 向 の 出 力 となります 出 力 例 : Enterprise Architect の PFD 14
Excel に 出 力 した 結 果 また 以 下 の 点 については 制 限 事 項 です 矢 印 の 配 置 形 は Enterprise Architect の 内 容 は 無 視 されます 矢 印 に 設 定 された 文 字 列 は 矢 印 の 中 間 付 近 に 適 当 に 配 置 されます 動 作 確 認 を 行 った Excel は 2007 および 2010 です バージョンに 依 存 しないように 作 成 していますが 他 の バージョンでの 動 作 は 未 確 認 です 既 成 プロセス など それぞれの 要 素 のプロパティのうちのいくつかには 対 応 していません 無 形 成 果 物 コメントには 対 応 していません これらの 要 素 は Excel には 出 力 されません 15
6 Excel 連 携 機 能 このアドインでは Excel のシートと 連 携 してプロセス 定 義 シートや 成 果 物 定 義 シートを 効 率 的 に 参 照 編 集 する ための 機 能 があります この 機 能 を 利 用 するためには 最 初 に Enterprise Architect のメインメニューから アドイン 拡 張 PFD オプション を 実 行 し Excel 連 携 のための 設 定 を 行 う 必 要 があります 6.1 オプション 設 定 Excel ファイルの 位 置 プロセス 定 義 シートや 成 果 物 定 義 シートの 内 容 を 記 入 する Excel ファイルの 位 置 を 指 定 します 位 置 を 指 定 した 場 合 には 固 定 の 場 所 にファイルを 格 納 します 空 欄 にした 場 合 には Enterprise Architect のプロジェクトフ ァイルと 同 じ 位 置 にファイルを 配 置 します (Excel シートを 共 有 する 場 合 に ネットワークドライブに Excel ファイルを 配 置 する 場 合 には 位 置 指 定 を 行 うと 便 利 です ) Excel のファイル 名 をプロジェクトファイル 名 と 同 じにする この 項 目 にチェックを 入 れると Excel のファイル 名 を Enterprise Architect のプロジェクトファイルと 同 じ 名 前 にします 例 えば PFD モデルを sample.eap ファイルに 保 存 している 場 合 参 照 する Excel ファイルは sample.xls となります チェックを 入 れない 場 合 には PFD.xls で 固 定 になります Excel ファイルの 拡 張 子 Excel2007 を 利 用 する 場 合 など 拡 張 子 が xls ではない 場 合 に 指 定 して 下 さい 成 果 物 定 義 シートのシート 名 プロセス 定 義 シートのテンプレートのシート 名 成 果 物 定 義 シートのテンプレー トの 定 義 名 16
それぞれ 開 く Excel ファイル 内 のシートの 名 前 (Excel 内 のタブに 表 示 される 名 前 )を 指 定 します 設 定 した 項 目 は 設 定 したマシンに 保 存 されます 6.2 サンプル Excel ファイル なお 既 定 の 設 定 で 利 用 可 能 なサンプルの Excel ファイルが PFD アドインのインストール 時 に Enterprise Architect のインストールディレクトリに PFD.xls という 名 前 でコピーされます このファイルをコピーして 利 用 する 場 合 には 上 記 オプション 画 面 の シート 名 に 関 する 設 定 は 変 更 不 要 です (このサンプルの Excel ファイルには 成 果 物 定 義 シート PMAST DMAST という 名 前 のシートが 含 まれて います ) 6.3 利 用 方 法 設 定 後 は プロセス 文 書 プログラム 無 形 成 果 物 のプロパティ 画 面 から Excel 連 携 機 能 を 起 動 できます オ プションで 指 定 した 条 件 の Excel ファイルを 開 き プロセスや 文 書 などの 定 義 位 置 に 移 動 します なお 定 義 位 置 が 見 つからない 場 合 には シートの 追 加 (プロセスの 場 合 )や 項 目 の 追 加 ( 文 書 などの 場 合 )を 自 動 で 行 うこともできま す 6.4 テンプレートのカスタマイズ サンプルの Excel テンプレートファイルは 必 要 に 応 じて 内 容 をカスタマイズすることができます しかし ア ドインが 正 しく 動 作 するためには いくつかのルールがあります テンプレートとなるシート(PMAST,DMAST)には テンプレートとなる 表 以 外 のものは 配 置 しないで 下 さい テンプレートとなるシートのコピーされる 領 域 は 境 界 線 で 囲 んで 下 さい プロセス 番 号 や 文 書 番 号 を 挿 入 するセルは A3 で 固 定 されています 要 素 名 を 挿 入 するセルは D3 で 固 定 されています 作 成 日 を 挿 入 するセルは F3 で 固 定 されています 入 力 情 報 や 出 力 情 報 など 上 記 以 外 のセル 位 置 が 固 定 されていない 内 容 は 現 在 のところ 自 動 設 定 されません 7 PFD 作 成 時 に 便 利 な 操 作 この 章 では PFD を 描 画 する 際 に 便 利 な 操 作 をご 紹 介 します 7.1 要 素 の 整 列 Enterprise Architect では PowerPoint 等 と 同 じように 複 数 の 要 素 を 整 列 することができます 対 象 の 要 素 を 複 数 選 択 し 右 クリックして 下 さい 右 クリックメニューからは 以 下 の 機 能 を 呼 び 出 すことができます 要 素 の 上 下 左 右 の 端 を 基 準 に 整 列 17
複 数 の 要 素 の 中 心 線 を 揃 える 複 数 (3 個 以 上 )の 要 素 間 の 間 隔 を 揃 える 要 素 の 大 きさを 揃 える 7.2 グリッドの 表 示 と 配 置 要 素 を 一 定 の 間 隔 で 揃 えて 配 置 したい 場 合 には グリッド( 格 子 点 )を 表 示 することができます メインメニューから ツール ユーザーのオプション を 実 行 して 下 さい 表 示 されるユーザーのオプショ ン 画 面 の 振 る 舞 い グループを 選 択 します 中 央 付 近 にある グリッド の 枠 にある 要 素 をグリッドに 配 置 グリッドを 表 示 にチェックを 入 れて 下 さい また 必 要 に 応 じて グリッド 幅 を 変 更 することができます 18
7.3 作 成 した 図 の 活 用 Enterprise Architect で 作 成 した PFD は 要 素 を 選 択 して Ctrl+C でコピーし Word や Excel などに Ctrl+V で 画 像 として 貼 り 付 けることができます ( 貼 り 付 けた 先 で 編 集 することはできません ) また メインメニューの ファイル 印 刷 で 図 を 印 刷 することができます なお 印 刷 するときに 1 ページに 縮 小 して 印 刷 したい 場 合 には 対 象 のダイアグラムの 背 景 でダブルクリックし てダイアグラムのプロパティ 画 面 を 表 示 し ダイアグラム タブにある 印 刷 の 拡 張 設 定 ボタンを 押 して 下 さい 印 刷 の 拡 張 設 定 画 面 が 表 示 されますので 1 ページに 印 刷 を 選 択 して 下 さい 19
7.4 利 用 していない 要 素 の 検 索 と 削 除 Enterprise Architect では 2 章 で 説 明 したように ダイアグラムから 要 素 を 削 除 しても 要 素 自 体 は プロジェ クトブラウザ に 残 されています 残 ることで 再 利 用 することができるようになっていますが 場 合 によっては 間 違 えて 作 成 した 要 素 がそのまま 残 っている 場 合 もあります このような 要 素 を 簡 単 に 検 索 する 方 法 があります メインメニューから 編 集 モデル 内 の 検 索 を 実 行 し 表 示 される モデル 内 の 検 索 タブで ダイアグ ラムの 検 索 グループ 内 の 全 てのダイアグラムで 未 使 用 の 要 素 のルールを 選 択 し 実 行 ボタン を 押 して 下 さ い ( 検 索 単 語 の 欄 は 空 欄 で 構 いません) すると 図 の 中 に 配 置 されていない 要 素 が 一 覧 で 表 示 されます 多 くの 場 合 には ここで 表 示 される 要 素 のほと 20
んどが 不 要 の 要 素 です 対 象 の 要 素 を( 複 数 ) 選 択 して 右 クリックし 選 択 項 目 をモデルから 完 全 削 除 を 実 行 すると 不 要 な 要 素 を 削 除 することができます なお この 削 除 は Undo( 元 に 戻 す)ことはできませんので 間 違 えて 必 要 な 要 素 を 削 除 しないように 気 をつけて 下 さい 8 トラブルシューティング 正 しく PFD が 利 用 できない 場 合 には 以 下 の 点 をご 確 認 下 さい PFD に 関 するメニューが アドイン 拡 張 の 下 に 表 示 されない Enterprise Architect のインストール 時 に プロセスフロー 図 を 選 択 したかどうか 確 認 して 下 さい アドイン 拡 張 に 表 示 されるメニューが 選 択 できない Enterprise Architect のバージョン ビルドが 対 象 のバージョン ビルドより 低 い 場 合 には メニューは 選 択 で きません また プロジェクトファイルを 開 く 前 は メニュー 項 目 は 選 択 できません プロジェクトファイルを 開 いてもファイルが 選 択 できない 場 合 には 以 下 の 手 順 にて プロセスフロー 図 が 有 効 になっているかどうかご 確 認 ください Enterprise Architect を 起 動 後 メインメニューから アドイン 拡 張 MDG テクノロジーの 設 定 を 実 行 して MDG テクノロジーの 設 定 画 面 を 表 示 させます この 画 面 にある 一 覧 で プロセスフロー 図 にチェック が 入 っていない 場 合 には チェックを 入 れ Enterprise Architect を 再 起 動 して 下 さい 上 記 の 設 定 が 行 われたにもかかわらず 動 作 しない 場 合 には お 手 数 をおかけし 申 し 訳 ございませんが サポート 窓 口 にお 問 い 合 わせ 下 さい https://www.sparxsystems.jp/inquiry.htm 21