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Transcription:

USDM 作 成 アドインマニュアル バージョン 1.5 (2015 年 10 月 版 ) このアドインは UML モデリングツール Enterprise Architect の 機 能 を 拡 張 し Enterprise Architect で USDM(Universal Specification Describing Manner)を 作 成 するためのアドインです USDM についての 概 要 や 書 き 方 については 書 籍 要 求 を 仕 様 化 する 技 術 表 現 する 技 術 などをご 覧 下 さい なお このアドインは スパークスシステムズ ジャパンが 独 自 に 企 画 作 成 しているものになります USDM を 提 唱 している 清 水 様 や 弊 社 が 賛 助 会 員 として 参 画 している 派 生 開 発 推 進 協 議 会 (AFFORDD)とは 現 時 点 で 関 係 はございません 目 次 1 準 備... 2 2 利 用 方 法... 2 2.1 初 期 環 境 の 構 築... 2 2.2 パッケージとプロジェクトブラウザ... 2 2.3 ダイアグラムの 追 加... 4 2.4 要 素 とフローの 配 置... 5 2.5 プロパティ 画 面... 8 2.5.1 要 求 仕 様 のプロパティ 画 面... 8 2.5.2 関 係 のプロパティ 画 面... 9 3 自 動 番 号 調 整 機 能... 10 4 自 動 レイアウト 機 能... 11 5 Excel 出 力 機 能... 11 5.1 概 要... 11 5.2 セルをハイパーリンクにする... 11 5.3 グループの 利 用... 12 5.4 項 目 の 折 りたたみ... 13 5.5 ユースケース 情 報 の 表 示... 14 6 オプション... 16 6.1 動 作 のオプション... 17 6.2 チェック 項 目 の 名 称 設 定... 19 7 便 利 な 機 能... 20 7.1 関 係 の 付 け 替 え... 20 7.2 ダイアグラムフィルタ... 23 7.3 簡 易 ダイアグラムフィルタ... 24 8 USDM モデルを 作 成 する 場 合 の 便 利 なテクニック... 25 1

8.1 ダイアグラムの 追 加 と 要 素 の 移 動... 25 8.2 概 要 と 詳 細 で ダイアグラムを 分 ける... 26 8.3 複 数 のパッケージ... 27 9 設 計 モデルとの 連 携... 28 10 要 求 管 理 ツール RaQuest との 連 携... 30 1 準 備 このアドインの 利 用 には Enterprise Architect 12.0 ビルド 1200 ( 以 降 )が 必 要 です それ 以 前 のバージョン ビルドでは 利 用 できません このアドインを 利 用 するには.NET フレームワーク 2.0 のランタイムライブラリが 必 要 です Excel 連 携 機 能 は Excel 2010 で 動 作 確 認 しています 他 のバージョンでもおそらく 動 作 するかと 思 いますが 動 作 確 認 は 行 っていません このアドインは 複 数 のファイルを ZIP 形 式 で 圧 縮 したファイルとして 提 供 しています アドインのインストール 方 法 は 以 下 の URL の 内 容 をご 覧 下 さい http://www.sparxsystems.jp/products/ea/tech/addins.htm#install 2 利 用 方 法 2.1 初 期 環 境 の 構 築 USDM を 記 述 する 際 には USDM 図 という 種 類 のダイアグラム( 図 )を 利 用 します 新 規 に USDM 図 を 作 成 する 場 合 には 以 下 の 手 順 で 初 期 環 境 を 構 築 して 下 さい まず USDM の 情 報 を 格 納 するための プロジェクトファイル を 作 成 する 必 要 があります Enterprise Architect を 起 動 後 自 動 的 に 表 示 される プロジェクトを 開 く 画 面 で 新 規 プロジェクト ボタンを 押 してください 実 行 すると ファイルを 作 成 する 位 置 とファイル 名 を 指 定 する 画 面 が 表 示 されますので ファイルを 作 成 して 下 さい 2 回 目 以 降 は こ こで 作 成 したファイル( 拡 張 子 が.EAP のファイル)を 選 択 するだけで モデルの 作 成 ができる 状 態 になります ファイル 名 を 指 定 すると モデルパターンの 追 加 という 画 面 が 表 示 されますが 何 もせず キャンセル ボタンを 押 して 閉 じて 下 さい 2.2 パッケージとプロジェクトブラウザ Enterprise Architect では 1 つのファイル 内 にてパッケージを 利 用 することで 要 素 やダイアグラムを 複 数 作 成 し 保 存 することがで 2

きます この 構 成 は プロジェクトブラウザ で 確 認 編 集 できます また ダイアグラムの 中 に 作 成 した 要 素 は 基 本 的 にはプロジェクトブ ラウザにも 表 示 されます プロジェクトブラウザは 要 素 やダイアグラムの 倉 庫 であり マスターデータ です ダイアグラムの 中 の 要 素 を 選 択 して Delete キーを 押 して 削 除 しても ダイアグラムからの 削 除 となりプロジェクトブラウザ 内 の 要 素 (マスターデータ)は 削 除 されません もし 再 度 必 要 になっ た 場 合 には (ツールボックスではなく)プロジェクトブラウザから 要 素 をダイアグラムの 中 にドラッグすることで 再 度 配 置 し 利 用 することが できます 逆 に プロジェクトブラウザから 要 素 を 削 除 すると 図 に 配 置 されている 要 素 はすべて 削 除 されます マスターデータの 削 除 は 元 に 戻 す(Undo する)ことはできません (プロジェクトブラウザ 内 の 要 素 を 右 クリックして モデルから 完 全 削 除 を 実 行 すると 完 全 に 削 除 することができます ) プロジェクトブラウザには パッケージを 自 由 に 作 成 して ダイアグラムや 要 素 を 整 理 管 理 することができます プロジェクトブラウザの 最 上 部 にあるツールバーの アイコンをクリックすると パッケージを 作 成 できます なお 最 上 位 のパッケージを プロジェクトルート と 呼 びます プロジェクトルートの 直 下 のパッケージを ビュー と 呼 びます プロジェクト ルートの 直 下 には ビューのみ 配 置 できます ビューやパッケージには ダイアグラムや 要 素 他 のパッケージを 自 由 に 配 置 できます Excel ファイルを 生 成 する 場 合 や 自 動 番 号 設 定 機 能 を 利 用 する 場 合 には パッケージが 単 位 となります 必 要 に 応 じて 複 数 のパッ ケージを 定 義 してください これらの 機 能 を 利 用 する 場 合 には パッケージのプロパティ 画 面 にある 別 名 の 欄 に 接 頭 辞 を 指 定 する 必 要 があります パッケージを 作 成 後 プロジェクトブラウザでパッケージをダブルクリックしてプロパティ 画 面 を 出 してください 下 のようなプロパティ 画 面 が 表 示 されますので 別 名 の 欄 に 接 頭 辞 となる 文 字 列 を 入 力 してください 3

上 の 画 面 の 例 では MAL と 入 力 しています この 場 合 には このパッケージの 中 に 作 成 した 要 求 に MAL01 MAL02 のような 番 号 を 自 動 で 振 ることができます MAL の 他 に 別 に WND のような 別 の 接 頭 辞 を 振 りたい 場 合 には もう 1 つパッケージを 作 って 園 パッケージの 別 名 に WND の 文 字 列 を 設 定 し そのパッケージの 中 に 要 求 を 定 義 してください 2.3 ダイアグラムの 追 加 USDM 図 を 新 規 に 作 成 ( 追 加 )する 場 合 には 作 成 対 象 のパッケージをプロジェクトブラウザで 選 択 し ツールバーの ダイアグラムの 追 加 ボタンを 押 します あるいは パッケージを 右 クリックして 追 加 パッケージの 追 加 を 実 行 してもパッケージを 作 成 することがで きます ( プロジェクトルート の 直 下 にダイアグラムを 作 成 することはできません ) い 次 のような ダイアグラムの 追 加 画 面 が 表 示 されますので 図 の 名 前 を 入 力 し USDM 図 を 選 択 して OK ボタンを 押 して 下 さ 4

画 面 中 央 は 何 も 表 示 されない ダイアグラム( 描 画 領 域 ) が 表 示 され 画 面 左 端 の ツールボックス には USDM に 関 係 する 要 素 が 表 示 されます 2.4 要 素 とフローの 配 置 画 面 の 左 側 には 下 の 図 のような ツールボックス が 表 示 されています 共 通 ツールボックスは Enterprise Architect 全 体 で 共 通 の 要 素 ( 主 に UML の 要 素 )が 含 まれています USDM の 作 成 では 利 用 しません このツールボックス 内 の 要 求 や 仕 様 ( 以 下 まとめて 要 素 と 表 現 します)をダイアグラムにドラッグ&ドロップすると 要 素 を 新 規 に 作 成 できます 要 求 を 階 層 化 する 場 合 には 子 要 求 を 作 成 することになりますが 子 要 求 も 要 求 と 同 じ 要 素 を 利 用 します 後 述 する 関 係 で 親 要 求 と 結 ぶことで 親 子 関 係 を 定 義 して 要 求 を 階 層 化 することができます ダイアグラム 内 に 配 置 した 要 素 をダブルクリックすると プロパティ 画 面 が 表 示 されます プロパティ 画 面 で さまざまな 情 報 を 入 力 する 5

ことができます ツールボックスから 関 係 を 作 成 する 場 合 には ツールボックス 内 の USDM 関 係 をクリック 後 子 要 求 あるいは 仕 様 要 素 からドラッグ し 親 要 求 へドロップして 下 さい このアドインでは USDM の 要 求 と 子 要 求 要 求 と 仕 様 の 間 の 関 係 は 以 下 のような 表 記 としていま す の 中 に+が 記 載 されたマークのある 側 が 要 求 ( 親 要 求 )となります (MAL01-01) いくつかのキーワードを 組 み 合 わ... (MAL01-01-01) 検 索 したキーワードを 入 力 できる 上 記 のようなツールボックスから 要 素 や 関 係 を 作 成 する 方 法 の 他 に より 直 感 的 で 便 利 な 方 法 があります クイックリンク と 呼 ばれ る 機 能 です 図 の 中 で 作 成 した 要 素 を 選 択 すると 右 上 にいくつかのアイコンが 表 示 されます このアイコンのうち 一 番 上 の 矢 印 のアイコン クイックリンク の 機 能 のためのアイコンです 6 が

この 矢 印 アイコンをドラッグし 既 存 の 要 素 の 上 でドロップします 対 象 の 要 素 間 に 関 係 が 作 成 できる 場 合 には この 操 作 方 法 で 作 成 できます 関 係 が 追 加 できない 場 合 には 対 象 の 要 素 間 には USDM では 関 係 を 作 成 できない(ルール 違 反 )であることを 示 します この 方 法 の 場 合 には 要 求 と 仕 様 の 間 に 関 係 を 作 成 する 際 に どちらからどちらにドラッグしても 正 しい 向 きで 関 係 を 作 成 します また ダイアグラム 内 で 何 もないところで 離 すと 要 素 と 関 係 をまとめて 追 加 することができます メニュー 内 には 共 通 の 項 目 は 常 に 表 示 されますが この USDM アドイン 利 用 時 には 無 視 して 下 さい また 設 定 によっては 下 記 の 画 像 以 外 の 項 目 が 表 示 されることも ありますが この 場 合 も 無 視 して 下 さい 作 成 し 関 係 の 形 を 変 更 する 場 合 には 関 係 をダブルクリックしてプロパティ 画 面 を 表 示 させ スタイル を 変 更 して 下 さい 既 定 値 の 横 ツリー は 関 係 の 形 を 変 更 することはできませんが 複 数 の 関 係 がある 場 合 に 線 が 自 動 的 に 揃 うメリットがあります (ただし 要 素 の 位 置 関 係 や 大 きさによっては 関 係 の 位 置 が 希 望 通 りにならないかもしれません ) 関 係 を 作 成 後 別 の 要 素 に 付 け 替 えることもできます 対 象 の 関 係 を 選 択 後 付 け 替 える 側 の 端 にマウスカーソルを 移 動 して 下 さ い 端 の 位 置 に 移 動 するとマウスカーソルの 形 が 黒 矢 印 に 変 わりますので この 状 態 でドラッグし 新 しい 対 象 の 要 素 にドロップして 下 さ い なお この 際 には USDM のルールを 無 視 して 関 係 を 付 け 替 えることができますので 注 意 して 下 さい 7

2.5 プロパティ 画 面 以 下 は それぞれの 要 素 のプロパティ 画 面 の 説 明 です 2.5.1 要 求 仕 様 のプロパティ 画 面 要 求 や 仕 様 をダブルクリックしたときに 表 示 される 画 面 は 以 下 のようになっています なお この 画 面 はサイズの 変 更 が 可 能 です サイ ズを 変 更 すると 概 要 理 由 説 明 の 入 力 欄 が 拡 大 します OK ボタンまたはキャンセルボタンを 押 して 閉 じた 際 の 位 置 と 大 きさが 保 持 され 次 回 プロパティ 画 面 を 開 ける 際 に 反 映 されます (ALT キーを 押 しながら 要 求 や 仕 様 をダブルクリックすると 既 定 の 位 置 大 きさで 開 きます プロパティ 画 面 が 表 示 領 域 外 に 表 示 され る 場 合 などに 便 利 です ) 概 要 の 欄 には 要 求 や 仕 様 の 説 明 を 入 力 します 改 行 する 場 合 には Ctrl キーを 押 しながらリターンキーを 押 してください なお 概 要 の 内 容 が 長 い 場 合 ダイアグラム 内 では 省 略 表 示 されます 省 略 表 示 する 長 さのしきい 値 は オプションで 変 更 でき ます 番 号 は 要 求 や 仕 様 の 番 号 です 自 動 ボタンを 押 すと 親 子 関 係 などを 判 別 し 自 動 で 利 用 されていない 番 号 を 割 り 当 てることができます なお 該 当 の 要 素 を 含 むパッケージに 接 頭 辞 となる 文 字 列 ( 上 記 の 画 像 の 例 では MAL )が 設 定 されてい ないと この 機 能 は 利 用 できません パッケージへの 接 頭 辞 の 設 定 方 法 は 2.2 章 をご 覧 ください 番 号 ロック にチェックを 入 れると 後 述 する 自 動 番 号 設 定 機 能 で 番 号 が 変 わることを 防 ぐことができます 他 の 文 書 などで 番 8

号 を 利 用 している 場 合 など 番 号 を 変 更 したくない 場 合 にチェックを 入 れて 下 さい 理 由 説 明 の 欄 には それぞれ 該 当 する 内 容 を 文 章 で 入 力 して 下 さい これらの 内 容 はダイアグラム 内 には 表 示 されません が 後 述 する Excel 出 力 機 能 で 利 用 されます 仕 様 要 素 の 場 合 には 既 定 の 設 定 ではグレーになり 入 力 できません オプション 設 定 を 変 更 すると 入 力 できます 説 明 の 欄 の 下 の 枠 は それぞれの 仕 様 要 素 についてチェック 項 目 を 設 定 し チェックを 入 れることができます チェックの 状 態 は Excel 形 式 での 出 力 にも 反 映 されます チェック 項 目 名 の 数 や 内 容 は 変 更 できます 要 求 要 素 の 場 合 にはグレーになり 入 力 できません グループ の 欄 は Excel 形 式 での 出 力 の 際 に 複 数 の 要 求 をまとめて 表 現 するために 利 用 できます 追 加 種 別 は 認 定 仕 様 暫 定 仕 様 が 選 択 できます 直 接 文 字 列 を 入 力 することもできます 9.1 章 の 情 報 もご 覧 下 さ い UML ボタンを 押 すと Enterprise Architect 標 準 のプロパティ 画 面 が 表 示 されます 子 ダイアグラム ボタンを 押 すと 要 求 の 詳 細 を 別 のダイアグラムに 記 述 する 場 合 の 別 ダイアグラムを 作 成 できます 10.2 章 の 内 容 もご 覧 下 さい 仕 様 要 素 の 場 合 には 利 用 できません なお ALT+O キーで OK ボタンを ESC キーで キャンセル ボタンを 押 すのと 同 様 の 動 作 になります TAB キーは 項 目 の 切 り 替 え になりますので 入 力 欄 内 で TAB を 挿 入 したい 場 合 には Ctrl+TAB キーを 押 してください 2.5.2 関 係 のプロパティ 画 面 関 係 をダブルクリックすると 以 下 のようなプロパティ 画 面 が 表 示 されます スタイル を 希 望 に 応 じて 変 更 することができます 直 線 項 目 間 を 常 に 直 線 で 結 びます カスタム 関 係 線 上 で Ctrl+クリック(あるいは 右 クリックして 頂 点 の 追 加 )を 実 行 することで 線 を 曲 げることができる 点 ( 頂 点 )を 追 加 で きます 頂 点 をドラッグすることで 線 の 形 を 自 由 に 変 更 することができます ツリー 要 素 間 の 関 係 を 木 構 造 で 表 現 します 横 ツリー( 既 定 値 ) 既 定 値 です ツリースタイルと 似 ていますが 子 となる 要 素 を 縦 方 向 に 並 べて 配 置 する 際 に 便 利 なスタイルです 9

直 交 要 素 の 位 置 関 係 や 接 続 の 位 置 に 応 じて 自 動 的 に 頂 点 を 追 加 し 接 続 が 曲 がる 点 が 常 に 90 度 になるようなスタイルです 直 交 ( 角 丸 ) 直 交 と 同 じですが 頂 点 の 角 が 丸 く 表 現 されます 3 自 動 番 号 調 整 機 能 自 動 番 号 調 整 機 能 は 作 成 済 みの 要 求 や 仕 様 の 番 号 を 自 動 で 調 整 することのできる 機 能 です 対 象 は パッケージ 内 の 要 素 全 体 にすることもできますし 特 定 のダイアグラム 内 の 要 素 とすることもできます なお プロパティ 画 面 で 番 号 ロック している 要 素 は 調 整 の 対 象 外 となります また 自 動 調 整 の 対 象 外 の 要 素 に 設 定 済 みの 番 号 と 同 じ 番 号 は 設 定 されませんので 番 号 が 重 複 することはありません 既 に 番 号 が 設 定 されている 場 合 には その 番 号 順 を 考 慮 して 調 整 されます 例 えば 以 下 のような 場 合 に 実 行 すると より 番 号 が 若 い MAL01-01-02 が MAL01-01-01 に MAL01-01-05 が MAL01-01-02 に 自 動 設 定 されます (MAL01-01) いくつかのキーワードを 組 み 合 わ... (MAL01-01-02) 検 索 したキーワードを 入 力 できる (MAL01-01-05) 複 数 のキーワードをAND とORで 繋 ぐこと... 実 行 方 法 は 以 下 のいずれかとなります 対 象 の 要 素 を 含 むパッケージを 右 クリックし アドイン 拡 張 USDM 番 号 の 自 動 調 整 を 実 行 する 対 象 のダイアグラムを 開 き 背 景 で 右 クリックして アドイン 拡 張 USDM 番 号 の 自 動 調 整 を 実 行 する 対 象 のダイアグラムを 開 き 対 象 の 要 素 を 選 択 した 状 態 で 選 択 した 要 素 を 右 クリックして アドイン 拡 張 USDM 番 号 の 自 動 調 整 を 実 行 する (この 場 合 選 択 した 要 素 のみが 自 動 設 定 の 対 象 となります 複 数 要 素 の 選 択 も 可 能 です ) この 機 能 で 変 更 した 結 果 を 元 に 戻 す(Undo する)ことはできませんので ご 注 意 下 さい 10

4 自 動 レイアウト 機 能 自 動 レイアウト 機 能 は ダイアグラム 内 に 配 置 されている 要 素 を 自 動 で 整 列 させることができる 機 能 です なお この 機 能 は 関 係 の スタイルが 横 ツリー であることが 前 提 になっています 他 のスタイルを 利 用 している 場 合 には 機 能 を 実 行 した 後 に 接 続 の 位 置 や 形 を 調 整 する 必 要 があるかもしれません 自 動 レイアウト 機 能 は ダイアグラム 内 の 全 ての 要 素 が 対 象 になります 実 行 するには 対 象 のダイアグラムを 開 き 背 景 で 右 クリック して 表 示 されるメニューで アドイン 拡 張 USDM 自 動 レイアウト を 実 行 して 下 さい 実 行 すると 番 号 の 順 序 に 従 って 左 から 右 に 配 置 されます この 機 能 で 変 更 した 結 果 を 元 に 戻 す(Undo する)ことはできませんの で ご 注 意 下 さい 5 Excel 出 力 機 能 5.1 概 要 作 成 した 内 容 は USDM で 一 般 的 な Excel の 形 式 で 出 力 することができます Excel 形 式 で 出 力 することで 作 成 した USDM の 内 容 を 広 く 活 用 することができます また Excel で USDM を 作 成 し その 後 の 工 程 で 活 用 する 流 れの 場 合 に Enterprise Architect で 定 義 した USDM モデルの 内 容 を Excel 出 力 して 活 用 することで Excel 作 成 の 作 業 を 効 率 化 することができます この 機 能 を 実 行 するには 対 象 のパッケージをプロジェクトブラウザ 内 で 右 クリックし 表 示 されるメニューから アドイン 拡 張 USDM Excel に 出 力 を 実 行 して 下 さい Excel の 画 面 が 開 き パッケージ 内 の 要 素 の 情 報 が 階 層 構 造 形 式 で 出 力 されます Excel のシート 名 は 対 象 のパッケージ 名 が 設 定 されます 出 力 後 内 容 に 問 題 がなければ Excel で 名 前 をつけて 保 存 をしてファ イルとして 保 存 してください ( 現 在 は 処 理 の 内 容 が 見 えるように Excel の 画 面 を 表 示 するようにしています 将 来 的 には ファイル 名 を 指 定 して 出 力 する 形 式 に 変 更 することを 検 討 しています ) なお この Excel 出 力 は 要 素 の 番 号 の 値 を 元 に 順 序 を 指 定 しています 番 号 が 設 定 されていない 要 素 は Excel には 出 力 されま せんので ご 注 意 下 さい また この 機 能 は Excel のバージョンに 依 存 しない 形 で 作 成 していますが バージョンによっては 動 作 しない 場 合 があるかもしれません お 手 数 をおかけしますが 正 しく 出 力 されない 場 合 にはサポートにお 知 らせ 下 さい 弊 社 での 動 作 確 認 は Excel 2010 で 行 っていま す 5.2 セルをハイパーリンクにする Excel 出 力 した 結 果 について 下 の 図 の 例 のようにセルをハイパーリンクにすることができます 11

このようにする 場 合 には 以 下 のように 要 求 要 素 の Enterprise Architect 標 準 のプロパティ 画 面 にある ファイル グループ 内 の 項 目 として 対 象 の URL を 指 定 する 必 要 があります なお 仕 様 要 素 については この 機 能 は 利 用 できません 5.3 グループの 利 用 要 素 や 仕 様 のプロパティ 画 面 で グループ を 指 定 した 場 合 には 以 下 のようにグループ 名 が Excel に 出 力 されます なお このグループの 定 義 と 出 力 については 以 下 のようなルールになっています 同 じグループに 所 属 する 要 求 や 仕 様 は 番 号 が 続 いていることを 前 提 としています 例 えば MAL01-01 と MAL01-03 が グループ A で MAL01-02 が グループ B になっている 場 合 MAL01-01 と MAL01-03 がまとめて 表 示 されるような 出 力 12

にはなっていません グループ 名 の 指 定 がない 場 合 には その 前 に 定 義 されたグループに 所 属 するものと 見 なします ですので それぞれのグループの 最 初 となる 要 求 か 仕 様 にのみグループを 指 定 すれば それに 続 く 要 求 や 仕 様 にはグループを 指 定 する 必 要 はありません 5.4 項 目 の 折 りたたみ オプションの グループを 自 動 追 加 にチェックを 入 れると Excel の グループ を 自 動 生 成 できます (この Excel の グループ は 上 記 5.3 章 の USDM での グループ とは 異 なるものです ) このオプションが 有 効 な 場 合 には 出 力 される Excel ファイルについて 階 層 構 造 に 応 じて 自 動 的 に Excel のグループ 機 能 が 有 効 に なります 例 1: 全 展 開 されている 状 態 表 の 左 側 に グループを 示 す 領 域 が 表 示 されます 例 2: 上 記 の 例 1 で 2 のボタンを 押 した 場 合 一 部 の 項 目 が 隠 れます この 2 のボタンをクリックした 状 態 です 13

5.5 ユースケース 情 報 の 表 示 要 求 とユースケースを 関 連 づけて 表 示 したい 場 合 には Enterprise Architect 内 でユースケース 要 素 を 作 成 し 要 求 と 依 存 あるい は 追 跡 の 関 係 で 結 んで 下 さい この 状 態 で Excel 出 力 を 実 行 すると 下 の 例 のように 結 ばれている 要 求 の 前 にユースケース 名 で 見 出 しが 表 示 されます (MAL01) 5.6 複 数 パッケージの 一 括 出 力 プロジェクトブラウザ 内 で 別 名 が 設 定 されていないパッケージを 右 クリックして Excel 出 力 機 能 を 実 行 した 場 合 には 対 象 のパッケー ジの 子 パッケージを 再 帰 的 に 探 索 し 別 名 が 設 定 されているパッケージが 見 つかったら Excel 形 式 で 出 力 します USDM モデルを 複 数 のパッケージに 分 けている 場 合 には その 上 位 となるパッケージから Excel 出 力 を 実 行 することで 複 数 の 内 容 についてシートを 分 け 1 つの Excel ファイルとして 出 力 することができます 6 Excel 読 み 込 み 機 能 6.1 概 要 この USDM アドインで 出 力 した Excel ファイルについては 内 容 を 編 集 して 取 り 込 むことができます これにより Enterprise Architect で USDM を 作 成 し Excel 形 式 で 他 の 人 がレビューをして 必 要 に 応 じて 内 容 を 変 更 し その 変 更 結 果 を Enterprise Architect のモデルに 取 り 込 むことができます この Excel 読 み 込 み 機 能 はこの USDM アドインで 作 成 した 形 式 と 異 なる 場 合 には 読 み 込 むことができませんが 形 式 が 同 じであれ ば この USDM アドインで 作 成 したものではない Excel ファイルを 読 み 込 んで 新 規 にモデルを 作 成 することもできます ( 読 み 込 み 動 作 の 詳 細 については 6.4 章 をご 覧 下 さい ) 14

6.2 操 作 方 法 の 読 み 込 みの 動 作 以 下 の 操 作 方 法 は Enterprise Architect でモデルを 作 成 し その 内 容 から 出 力 した Excel ファイルを 読 み 込 む 場 合 の 操 作 です Enterprise Architect で 作 成 したものではない Excel ファイルを 読 み 込 む 場 合 には 事 前 に 6.3 章 の 設 定 が 必 要 です Excel ファイルを 読 み 込 む 場 合 には プロジェクトブラウザ 内 の 任 意 のパッケージを 右 クリックし アドイン 拡 張 USDM Excel から 読 み 込 み を 実 行 します Excel ファイルを 指 定 するための 画 面 が 表 示 されますので 読 み 込 むファイルを 指 定 して 下 さい 指 定 すると ファイルの 内 容 を 解 析 し 以 下 のような 動 作 を 行 います 同 じ 番 号 が 存 在 する 要 求 仕 様 は Exccel の 内 容 でモデルの 内 容 を 上 書 きします 例 えば MAL02 の 要 求 がある 場 合 には 同 じ 番 号 を 持 つ 要 求 に 対 して Excel の 内 容 が 正 しいものとして 全 て 上 書 きします 同 じ 番 号 が 存 在 しない 要 求 仕 様 は 新 規 にモデル 内 に 要 素 を 追 加 します このときに その 要 素 が 追 加 される 位 置 は そ のシート 名 と 同 名 のパッケージの 直 下 になります なお 新 規 に 追 加 した 要 素 はダイアグラム 内 には 自 動 配 置 されませんので 注 意 してください シートが 複 数 ある 場 合 には 全 てのシートを 解 析 します ただし シート 名 と 同 名 のパッケージがモデル 内 に 存 在 しない 場 合 には そのシートは 解 析 しません ( 例 えば シート 名 が メールに 関 する 要 求 の 場 合 メールに 関 する 要 求 という 名 前 のパッケージがモデル 内 にない 場 合 に は そのシートは 解 析 しません ) 解 析 が 途 中 で 失 敗 した 場 合 (このアドインで 出 力 した 内 容 と 異 なる 形 式 の 場 合 など)には 処 理 を 中 断 します 読 み 込 みが 途 中 の 場 合 には 失 敗 するまでの 内 容 はモデルに 反 映 されます ユースケースとの 関 係 は 解 析 対 象 外 です 6.3 独 自 に 作 成 した Excel ファイルの 読 み 込 み この Excel ファイルの 読 み 込 み 機 能 は 基 本 的 にはこの USDM アドインで 自 動 生 成 した Excel ファイルの 内 容 を 変 更 した 後 に 読 み 込 むことを 想 定 して 作 成 しています しかし 条 件 さえ 満 たせば 独 自 に 作 成 した Excel ファイルの 読 み 込 みも 可 能 です 独 自 に 作 成 した Excel ファイルを 読 み 込 みたい 場 合 には このアドインが 出 力 する Excel ファイルと 同 じ 形 式 になるように 形 式 を 調 整 してください その 上 で 読 み 込 み 先 となる Enterprise Architect のプロジェクトに 対 して 以 下 の 作 業 が 必 要 です 1. 読 み 込 むプロジェクトには Excel のシート 名 と 同 名 のパッケージが 必 要 です 例 えば Excel に 通 信 に 関 する 要 求 という 名 前 のシートがあり そのシート 内 の 要 求 や 仕 様 の 番 号 が COM01 や COM01-01 のような 番 号 がある 場 合 には 2.2 章 の 内 容 を 参 考 にして 名 前 が 通 信 に 関 する 要 求 (シート 名 と 同 じ 名 前 ) 別 名 が COM ( 番 号 の 接 頭 辞 )となるパッケ ージを 追 加 して 下 さい 2. 仕 様 の 番 号 の 区 切 り 記 号 が - ( 半 角 ハイフン)と 異 なる 場 合 には 7.1 章 のオプションを 変 更 して 下 さい 上 記 の 設 定 を 行 ってもうまく 読 み 込 めない 場 合 には 6.4 章 の 内 容 を 見 て 適 切 に 解 析 できるように 調 整 して 下 さい 15

6.4 解 析 処 理 の 流 れ この 解 析 処 理 の 流 れは 以 下 のようなルールになっています 独 自 に 作 成 した Excel ファイルがうまく 読 み 込 めない 場 合 には 以 下 の 流 れで 適 切 に 処 理 できるように Excel ファイルを 調 整 してください なお 以 下 の 内 容 は 処 理 を 簡 潔 に 示 すために 子 要 求 がある 場 合 についての 記 述 はありませんが 子 要 求 についても 同 じようなルールで 解 析 します 7 オプション この USDM アドインについては いくつかの 動 作 を 変 更 することができます なお 設 定 したオプションは 設 定 を 実 行 したマシンのレジ 16

ストリに 保 存 されます 他 のマシンでは 設 定 を 再 度 行 う 必 要 がありますので ご 注 意 下 さい 7.1 動 作 のオプション この USDM アドインの 設 定 を 変 更 するには Enterprise Architect のメインメニューから アドイン 拡 張 USDM オプショ ン を 実 行 して 下 さい 以 下 のようなオプション 設 定 画 面 が 表 示 されます 名 前 の 最 大 長 要 素 の 名 前 が 長 い 場 合 には ダイアグラム 内 で 表 示 する 際 に 自 動 的 に 一 定 の 長 さまで 表 示 し 長 い 部 分 については 省 略 表 示 ( )とするようになっています この 省 略 表 示 される 長 さのしきい 値 を 指 定 します 0 を 指 定 した 場 合 には この 省 略 表 示 は 行 い ません このオプションの 値 を 変 更 しても 既 存 の 要 素 の 内 容 はすぐに 更 新 されません それぞれの 要 素 のプロパティ 画 面 で OK ボタンを 押 して 閉 じる 時 にこの 値 を 参 照 して 省 略 の 処 理 を 行 っていますので 変 更 後 に 要 素 のプロパティ 画 面 を 一 度 開 き 閉 じる 必 要 が あります そのため 要 素 を 作 る 前 にこの 値 を 設 定 することをお 勧 めします 番 号 の 区 切 り 記 号 番 号 が 階 層 化 される 場 合 の 区 切 り 記 号 を 指 定 できます 既 定 値 は - です 17

(MAL01) 受 信 した 電 子 メールをキー ワード 検 索 したい (MAL01-01) いくつかのキーワードを 組 み 合 わ... (MAL01-01-01) 検 索 したキーワードを 入 力 できる 区 切 り 記 号 を. (ピリオド) に 変 更 し 自 動 番 号 調 整 機 能 を 実 行 すると 以 下 のように 変 わります (MAL01) 受 信 した 電 子 メールをキー ワード 検 索 したい (MAL01.01) いくつかのキーワードを 組 み 合 わ... (MAL01.01.01) 検 索 したキーワードを 入 力 できる 番 号 の 自 動 調 整 は プロジェクトブラウザ 内 の 順 番 を 優 先 この 項 目 にチェックを 入 れた 状 態 で プロジェクトブラウザを 右 クリックして 表 示 されるメニューから 番 号 の 自 動 調 整 メニューを 実 行 し た 場 合 には プロジェクトブラウザ 内 の 順 番 で 番 号 の 自 動 調 整 機 能 を 実 行 します ダイアグラム 内 の 要 素 に 対 して 自 動 調 整 機 能 を 実 行 する 場 合 には このオプションの 有 効 無 効 に 関 わらず プロジェクトブラウザ 内 の 順 番 は 影 響 しません 仕 様 要 素 に 対 しても 理 由 説 明 を 入 力 する この 項 目 にチェックを 入 れると 仕 様 要 素 のプロパティ 画 面 で 理 由 説 明 を 入 力 できます 入 力 した 内 容 がある 場 合 には Excel 形 式 での 出 力 でも 出 力 されます 仕 様 に 対 して 表 示 する の 数 仕 様 に 対 しては チェック 欄 として 活 用 できる を 表 示 します この の 個 数 を 変 更 することができます 既 定 値 は 3 です 要 求 に 説 明 の 記 載 が 無 い 場 合 Excel に 行 を 出 力 しない この 項 目 にチェックを 入 れると 説 明 の 内 容 がない 場 合 に Excel の 行 を 割 愛 します この 設 定 が 無 効 の 場 合 (チェックを 外 して いる 場 合 既 定 値 )の 出 力 例 は 以 下 の 通 りです 18

これに 対 して 有 効 にすると 以 下 のように MAL01.01 の 子 要 求 の 説 明 の 行 が 作 成 されなくなります グループを 自 動 追 加 出 力 するファイルの Excel の グループ ( 折 りたたみ) 機 能 を 有 効 にします この 項 目 にチェックを 入 れた 場 合 の 動 作 の 詳 細 は 5.4 章 をご 覧 下 さい 要 求 セルの 背 景 色 グループセルの 背 景 色 ユースケースセルの 背 景 色 それぞれ Excel 出 力 時 の 背 景 色 を 指 定 することができます RaQuest との 連 係 情 報 を 記 録 USDM アドインで 定 義 した 要 求 や 仕 様 について RaQuest で 管 理 する 場 合 にチェックを 入 れて 下 さい 詳 細 は 第 11 章 をご 覧 下 さい 7.2 チェック 項 目 の 名 称 設 定 仕 様 要 素 のプロパティ 画 面 で 設 定 できるチェック 項 目 の 名 称 を 変 更 したい 場 合 には Enterprise Architect のメインメニューから アドイン 拡 張 USDM チェック 項 目 の 名 称 設 定 を 実 行 して 下 さい 以 下 のような 設 定 画 面 が 表 示 されます 19

それぞれの 項 目 を 選 択 してさらにクリックするか 選 択 して F2 キーを 押 すと 名 称 を 変 更 できます 8 便 利 な 機 能 Enterprise Architect はモデリングツールです モデリングに 関 して 役 に 立 つさまざまな 機 能 を 搭 載 しています この 機 能 のうち USDM モデリングに 際 しても 役 に 立 つ 機 能 を 紹 介 します 8.1 関 係 の 付 け 替 え Enterprise Architect のようなモデリングツールで USDM を 記 述 することのメリットの 一 つとして 要 求 と 仕 様 の 関 係 が 不 適 切 な 場 合 や 要 求 と 関 係 している 仕 様 を 分 類 整 理 したい 場 合 に Excel よりも 効 率 よく 実 施 できる 点 があります その 中 でよく 使 われる 操 作 として 関 係 の 付 け 替 えがあります 例 えば 以 下 のような 状 況 で MAL01-01-03 と MAL01-01-04 を 別 の 子 要 求 MAL01-02 の 下 に 移 動 する 例 を 考 えます 20

(MAL01) 受 信 した 電 子 メールをキー ワード 検 索 したい (MAL01-01) いくつかのキーワードを 組 み 合 わ... (MAL01-01-01) 検 索 したキーワードを 入 力 できる (MAL01-01-02) 複 数 のキーワードをAND とORで 繋 ぐこと... (MAL01-01-03) 指 定 されたメール 文 の 中 の 文 字 列... (MAL01-01-04) 1つのメールでのキーワー ドの 指... (MAL01-02) 受 信 したメール にキーワ ード... まず MAL01-01-03 と MAL01-01 を 結 ぶ 関 係 をクリックし 選 択 状 態 にします 下 の 画 像 にあるマウスカーソルの 位 置 でクリックす ると 選 択 しやすいです 21

次 に 付 け 替 えたい 側 の 端 にマウスカーソルを 移 動 します 今 回 の 例 ですと MAL01-01 側 です 端 にカーソルを 持 ってくると マウス カーソルが 右 上 向 きの 黒 矢 印 に 変 わります このマウスカーソルが 端 を 認 識 している 状 態 を 示 しています そして その 状 態 で 端 点 をドラッグし 付 け 替 える 先 の 要 素 にドロップします すると 以 下 の 図 のように 関 係 を 付 け 替 えることができ ます 同 様 にして MAL01-01-04 に 対 しても 付 けかえを 行 います 付 け 替 え 後 に 自 動 番 号 調 整 機 能 を 実 行 し さらに 自 動 レイアウト 機 能 を 利 用 すると 以 下 のようになります 22

(MAL01) 受 信 した 電 子 メールをキー ワード 検 索 したい (MAL01-01) いくつかのキーワードを 組 み 合 わ... (MAL01-01-01) 検 索 したキーワードを 入 力 できる (MAL01-01-02) 複 数 のキーワードをAND とORで 繋 ぐこと... (MAL01-02) 受 信 したメール にキーワ ード... (MAL01-02-01) 指 定 されたメール 文 の 中 の 文 字 列... (MAL01-02-02) 1つのメールでのキーワー ドの 指... この 状 態 で Excel 出 力 を 実 行 すると この 変 更 が 反 映 された 形 で Excel を 生 成 することができます このように USDM の 内 容 を 推 敲 しながら 調 整 する 場 合 には モデルでの 編 集 が 便 利 です 8.2 ダイアグラムフィルタ 要 素 のプロパティとして 暫 定 仕 様 であることを 指 定 することができます この 暫 定 仕 様 とは 合 意 できていない 仕 様 であることを 示 します しかし この 暫 定 仕 様 を 設 定 しても ダイアグラム 上 では 見 た 目 の 変 化 はありません 暫 定 仕 様 であることを 視 覚 的 に 確 認 したい 場 合 以 下 の 方 法 で 利 用 できる ダイアグラムフィルタ 機 能 が 役 に 立 ちます 1. メインメニューから ダイアグラム ダイアグラムフィルタ を 実 行 し 下 の 画 像 のようなダイアグラムフィルタサブウィンドウを 表 示 し ます 2. この 画 面 内 のツールバーの 左 端 の ボタンを 押 し 表 示 される 画 面 で 名 前 を 指 定 します 23

3. ダイアグラムフィルタ 画 面 が 表 示 されますので 以 下 の 画 像 のように キーワード の 行 の 左 端 にチェックを 入 れ 値 の 部 分 に 暫 定 仕 様 と 入 力 します 入 力 したら OK ボタンを 押 します これで 設 定 は 完 了 です ( 暫 定 仕 様 などの 追 加 種 別 の 内 容 は Enterprise Architect の 要 素 のプロパティ 項 目 の 1 つである キーワード として 情 報 を 保 持 しています ) 4. ダイアグラムフィルタサブウィンドウに 戻 り 今 作 成 した 項 目 にチェックを 入 れます すると ダイアグラム 内 で 暫 定 仕 様 に 設 定 された 項 目 のみが 目 立 つように 表 示 されますので ダイアグラム 内 で 簡 単 に 判 別 できます ダイアグラムフィルタは 有 効 にしたまま 他 のダイアグラムを 開 くこともできます 9 章 で 紹 介 する 複 数 のダイアグラムを 活 用 する 方 法 を 利 用 している 場 合 でも 便 利 に 使 えます 8.3 簡 易 ダイアグラムフィルタ 8.2 章 のダイアグラムフィルタと 似 た 機 能 として 簡 易 ダイアグラムフィルタ の 機 能 があります この 機 能 は 文 字 列 を 入 力 すると その 文 字 列 が 含 まれる 要 素 のみが 目 立 つように 表 示 される 機 能 です 下 の 画 像 は メール という 文 字 列 を 入 力 した 状 態 の 表 示 例 で す 24

なお 概 要 が 省 略 表 示 されている 場 合 には 省 略 されている 部 分 に 指 定 した 文 字 列 が 含 まれていても 強 調 表 示 されません 必 要 に 応 じて オプションを 変 更 し 省 略 される 長 さを 調 整 して 下 さい 9 USDM モデルを 作 成 する 場 合 の 便 利 なテクニック ここまでに 説 明 した 方 法 で ダイアグラム 内 に 要 求 仕 様 を 配 置 して 検 討 し Excel への 出 力 を 行 うことができるかと 思 います しかし 1 つのダイアグラムに 多 数 の 要 素 を 配 置 すると 図 の 大 きさが 大 きくなってしまいます この Enterprise Architect と USDM アドインを 利 用 した 場 合 ダイアグラムやパッケージは 複 数 作 成 することができます このことを 利 用 して モデルの 作 成 を 便 利 に 行 うことができます 9.1 ダイアグラムの 追 加 と 要 素 の 移 動 1 つのパッケージには 複 数 のダイアグラムを 作 成 することができます ダイアグラムを 追 加 する 方 法 は 2.3 章 で 説 明 した 新 規 にダイ アグラムを 作 成 する 方 法 と 同 じです 例 えば 番 号 が MAL で 始 まるそれぞれの 要 求 に 対 して 別 々のダイアグラムを 作 成 して 仕 様 を 配 置 検 討 することもできます この 場 合 のプロジェクトブラウザの 構 成 は 以 下 のようになります 25

このパッケージに 別 名 MAL を 設 定 すれば 複 数 のダイアグラムに 配 置 した 要 素 に 対 して 一 貫 した 番 号 の 自 動 調 整 ができます このようにして 複 数 のダイアグラムを 作 成 し それぞれのダイアグラムで USDM モデルを 作 成 することができます なお 既 にダイアグラムが 1 つ 存 在 し その 内 容 を 分 割 する 場 合 には 要 素 を 簡 単 に 移 動 する 方 法 があります まず キーボードを 利 用 する 場 合 には Ctrl+X/Ctrl+V の 切 り 取 り 貼 り 付 け の 操 作 が 可 能 です あるダイアグラム 内 に 配 置 されている 要 素 を( 複 数 ) 選 択 し Ctrl+X を 押 して 切 り 取 り を 実 行 してください ( 実 行 しても 画 面 上 の 変 化 はありません ) その 後 別 のダイアグラムを 引 き Ctrl+V を 実 行 すると 要 素 を 移 動 することができます また 下 の 図 のように ダイアグラムを 複 数 開 き ダイアグラム 間 で 要 素 をドラッグ&ドロップして 移 動 することもできます ダイアグラムを 複 数 開 くには 画 面 下 部 に 表 示 されているダイアグラムのタブをドラッグしてください 独 立 したウィンドウの 形 式 でダイアグラムが 表 示 され 任 意 の 位 置 に 移 動 することができます 要 素 をドラッグ& ドロップで 移 動 なお Enterprise Architect の コピー を 利 用 すると 同 じ 要 素 を 複 数 のダイアグラムに 配 置 することができます(キーボード 操 作 : Ctrl+C でコピーし Ctrl+V で 貼 り 付 け) コピーした 要 素 は 同 じ 要 素 ですので ある 要 素 の 内 容 を 編 集 すると 全 てのダイアグラムで 変 更 内 容 が 反 映 され 表 示 されます 既 存 の 要 素 を 元 に 異 なる 要 素 を 作 成 する 場 合 には 新 規 要 素 としてコピー する 必 要 がありま す (キーボード 操 作 : Ctrl+C でコピーし Ctrl+SHIFT+V で 新 規 要 素 として 貼 り 付 け) 9.2 概 要 と 詳 細 で ダイアグラムを 分 ける この USDM アドインでは 1 つのダイアグラムにすべての 要 求 と 仕 様 を 記 載 することもできますが 要 求 や 使 用 の 数 が 多 くなるにつれて 図 が 大 きくなり 内 容 の 把 握 や 修 正 が 非 効 率 になってしまう 場 合 があります このような 場 合 には 最 上 位 の 要 求 のみのダイアグラムと それぞれの 要 求 について 関 係 する 仕 様 を 表 現 したダイアグラムを 分 けて 作 成 する 方 法 もあります この 方 法 は Excel で 要 求 ごとにシートを 分 割 することに 似 ています 26

まず 最 上 位 の 要 求 のみを 並 べた 図 を 作 成 します この 図 には 個 々の 要 求 に 関 係 する 仕 様 は 配 置 しません 要 求 のプロパティ 画 面 にある 子 ダイアグラム ボタンを 押 すと その 要 求 の 詳 細 を 書 くためのダイアグラムを 自 動 的 に 作 成 できます この 子 ダイアグラムに 詳 細 を 記 述 することになります (MAL01) 受 信 した 電 子 メールをキーワ ード 検 索 したい (MAL01) 受 信 した 電 子 メールをキーワ ード 検 索 したい (MAL02) 受 信 した 電 子 メールをキーワ ード 検 索 したい (MAL03) いくつかのキーワードを 組 み 合 わせて 検 索 できる (MAL01-01) 受 信 したメール にキーワード をつける (MAL04) 受 信 した 電 子 メールをキーワ ード 検 索 したい (MAL05) 受 信 した 電 子 メールをキーワ ード 検 索 したい (MAL01-01-01) 指 定 されたメール 文 の 中 の 文 字 列 を 選 択 し キー ワードに 指 定 する (MAL01-01-02) 1つのメールでのキーワー ドの 指 定 の 回 数 に 制 限 はない なお 子 ダイアグラム を 持 つ 要 求 は 下 の 図 のように のようなマークが 要 素 の 右 下 に 表 示 されます この 場 合 には 要 素 をダブ ルクリックすると 要 素 のプロパティ 画 面 が 表 示 されるのではなく 子 ダイアグラムに 移 動 できます 子 ダイアグラムに 配 置 された 要 求 をダ ブルクリックすると 通 常 のプロパティ 画 面 が 表 示 されます (MAL01) 受 信 した 電 子 メールをキーワ ード 検 索 したい 9.3 複 数 のパッケージ 9.1 章 と 似 た 方 法 で 複 数 のパッケージを 作 成 して 管 理 することもできます 複 数 のパッケージを 作 成 する 場 合 には 下 の 図 のように 最 上 位 となるパッケージにのみ 接 頭 辞 として 別 名 を 設 定 し 子 パッケージには 別 名 は 設 定 しないで 下 さい このようにすることで 別 名 を 設 定 したパッケージに 対 して 番 号 の 自 動 調 整 を 実 行 することで 子 パッケージに 含 まれる 要 素 まで 含 めて 一 括 で 番 号 の 自 動 調 整 ができます このパッケージには 別 名 を 設 定 する この 2 つのパッケージには 別 名 を 設 定 しない 9.1 章 と 比 較 したこの 方 法 のメリットとしては 作 成 した 要 求 や 仕 様 の 要 素 をパッケージ 単 位 で 分 類 管 理 できる 点 です ダイアグラ ム 内 に 要 素 を 配 置 すると その 要 素 はプロジェクトブラウザ 内 のパッケージに 格 納 されます 1 つのパッケージ 内 のダイアグラムに 多 くの 要 素 を 配 置 すると パッケージ 内 の 要 素 の 数 が 増 えます パッケージを 分 割 することで ダイアグラムの 内 容 だけでなく プロジェクトブラウザ 内 の 要 素 も 整 理 して 管 理 することができます 27

10 設 計 モデルとの 連 携 Enterprise Architect で USDM モデルを 作 成 する 一 つのメリットとして 他 の 設 計 要 素 との 関 係 の 把 握 が 可 能 な 点 があります 例 えば ユースケースや 画 面 などから 要 求 仕 様 を 抽 出 したり 作 成 した 要 求 仕 様 の 漏 れがないかどうかどうかをユースケースや 画 面 と 照 らし 合 わせたりすることで 効 果 的 に 活 用 できます 一 例 として Enterprise Architect では 以 下 のような 画 面 をモデル 内 に 作 成 することができます 関 係 マトリックス の 機 能 を 利 用 すると このような 画 面 と 仕 様 との 関 係 を 定 義 確 認 できます 28

列 または 行 の 項 目 名 の 右 クリックメニューの 項 目 から 配 置 されている 図 にジャンプすることもできますが 以 下 のように 関 係 する 図 を 並 べて 表 示 すると 確 認 がしやすいと 思 います また トレーサビリティサブウィンドウを 利 用 すると 選 択 した 項 目 に 関 係 する 要 素 の 探 索 ができます 29

このような 機 能 を 利 用 することで 設 計 との 連 携 が 可 能 になります 例 えば 派 生 開 発 の 場 合 に 既 存 のソースコードを 読 み 込 む でクラス 要 素 を 作 成 し 仕 様 要 素 とクラス 要 素 を 上 記 のようなマトリックスで 結 びつけることで XDDP のトレーサビリティマトリックス (TM)を 作 成 することができます Enterprise Architect は UML を 中 心 としたモデリングツールで 設 計 フェーズで 効 果 的 に 活 用 することができます 上 記 のような 方 法 で USDM で 定 義 した 要 求 仕 様 と 設 計 情 報 を 結 びつけて 一 貫 性 を 確 保 することで さらに 効 果 的 に 活 用 することができます 11 要 求 管 理 ツール RaQuest との 連 携 スパークスシステムズ ジャパンでは 要 求 管 理 ツール RaQuest を 提 供 しています この RaQuest は USDM で 定 義 されている 理 由 説 明 などの 情 報 の 他 優 先 度 や 難 易 度 などのさまざまな 属 性 を 加 えて 管 理 を 行 ったり 要 求 項 目 に 対 して 関 係 するテスト 項 目 を 定 義 管 理 したりするなど 要 求 を 管 理 するためのさまざまな 機 能 を 利 用 することができます RaQuest の 詳 細 は 以 下 の Web サイトをご 覧 下 さい http://www.raquest.jp/ USDM アドインと RaQuest を 組 み 合 わせると 以 下 のような 活 用 が 可 能 になります USDM アドインを 利 用 して Enterprise Architect 内 で 要 求 項 目 の 発 見 ( 定 義 )を 行 う 発 見 された 要 求 項 目 の 詳 細 情 報 や 担 当 者 テスト 項 目 などのさまざまな 管 理 を RaQuest で 行 う RaQuest と 連 携 を 行 う 場 合 には 以 下 の 2 つの 条 件 を 満 たす 必 要 があります オプションの RaQuest との 連 係 情 報 を 記 録 を 有 効 にします これにより USDM アドイン 側 で 設 定 した ID が RaQuest でも 表 示 されるようになります 30

アドインが 含 まれていた 圧 縮 ファイルに 含 まれていた USDM_RaQuest.eap ファイルを 利 用 します このファイルには USDM と RaQuest を 連 携 させるための 基 本 的 な 設 定 が 含 まれています 実 際 に 連 携 を 行 うには 以 下 の 手 順 で 行 います 1. USDM_RaQuest.eap ファイルをコピーし 適 切 に 名 前 を 変 更 した 後 Enterprise Architect で 開 きます 2. USDM アドインのオプション RaQuest との 連 係 情 報 を 記 録 を 有 効 にします 3. USDM アドインを 利 用 し 要 求 仕 様 を 定 義 します また 番 号 (ID)を 設 定 します 4. RaQuest で 同 じファイルを 開 きます RaQuest の 画 面 からも 番 号 (ID)や 概 要 理 由 説 明 を 参 照 することができます 概 要 理 由 説 明 は ユーザー 定 義 属 性 として 定 義 されています 5. RaQuest から 要 求 の 詳 細 を 定 義 したり 関 係 する 情 報 の 定 義 を 行 ったりします なお 以 下 の 点 に 注 意 が 必 要 です RaQuest 側 からの ID の 変 更 は 想 定 していません RaQuest の 要 求 項 目 の 概 要 と USDM の 概 要 は 異 なる 情 報 です USDM の 概 要 はユーザー 定 義 属 性 として 定 義 さ れている 内 容 になります 31