Vol.586 Contents SYMPOSIUM TOPICS 1-3 4 2 vol.586 2009 since 1960 REPORT REPORT URL 5 6
4 NEWS CLIPPING 2009年 平成21年 2月号 NEWS CLIPPIN ニュース クリッピング POC INKMAX エコプロダクツ2008 出展 インクマックスが 第五回エコプロダクツ大賞 特別賞を受賞 削減といった コト が Tシャツや子供服など 具体的に形と価値が見える モノ として カ ーボンフットプリントの数値情報とともに提案で きるようになった 前向きな反響が数多く得ら れたことは このプロジェクト推進にとってさら なるエネルギーになる と感想を寄せた インクマックスに 審査委員長特別賞 インクマックスの環境配慮型繊維染色技 術 INKMAX 染 色 革 命 は 2008年 11月12日第五回エコプロダクツ大賞の エコ サービス部門 で審査委員長特別賞 奨 励賞 を受賞した 今回の大賞では エコ プロダクツ部門 140件 エコサービス部門 28件 合わせて168件の審査対象のうち23 件が受賞 授賞式は12月に東京ビッグサイト で開催されたエコプロダクツ2008展示会場 内で行われ 大室良磨社長が表彰台に上 がった 大室社長は受賞の感動を下記のよ うに語る インドの農場を再現したブース エコプロダクツ2008 は日本最大級の環 境展示会で 2008年12月12日 14日の3日間 東京 有明の東京ビッグサイトで開かれ 約 750社 団体 1700小間 が参加 来場者 数は17万3917人を記録した このエコプロダ クツ2008で POC と INKMAX 染 色 革 命 のコラボレーションが実現した POCは 伊藤忠商事繊維原料課 伊藤 忠繊維原料 亜洲 有限公司と 音楽プロ デューサーである小林武史氏が代表をつとめ るkurkku クルック とが共同運営する プ レオーガニック コットンプログラム の略 イ ンドの農家に対して有機農法への移行を促 進し 移行期間中に収穫される綿花 プレ オーガニックコットン の販売促進等により農 家を援助するプログラムである INKMAX 染色革命 は 株式会社イ ンクマックスが三菱鉛筆と共同開発した 特 殊ポリマーをコーティングした超微粒子の顔 料インク uni COLOR ink によって 強 度の固着力 発色性とソフトな風合いを実現 した 従来の染色で必要な熱定着と洗浄工 程をカットすることで 水とエネルギーの消費 を大幅に削減しCO2排出を抑制するとともに 素材を選ばない顔料インクの特徴を併せ持つ 地球に優しいオンデマンド染色だ 今 回 の エ コ プ ロ ダクツ2008 で は POC INKMAXのコラボレーションで生まれ たLCA Life Cycle Assessment 注1 法に基づくTシャツの二酸化炭素排出量表示 カーボンフットプリント 注2 により 従来の Tシャツと POC INKMAXとの比較による 二酸化炭素削減効果を図示するなど 一般 消費者にも分かりやすく展示した POCとのコラボレーションによる相乗効果 は予想以上だった と語るのは インクマック スの大室良磨社長 前年と同部数準備して いたパンフレットが初日にほぼ底をつくなど インクマックス単独で出展した前年とは比較に ならないほど多くの来訪者があった 一方 伊藤忠繊維 亜洲 の狩野哲郎 繊維原料第二部長は kurkkuとの共同運 営により 雑 誌 媒 体 イベントなどを通じ 消費者にダイレクトにプレオーガニックコットン プログラムのコンセプトを伝えるプロモーション が可能となった 今回 INKMAXとのコラ ボレーションで 環境や生産者への優しさが 一般消費者 企業訪問者により鮮明に伝わ ったのではと感じた と話す 今後も消費者 の 気づき や 分かりやすさ を意識した プロモーションを続けることで このプログラム に アクション感 を感じてもらえるよう 3社 の機能を生かした新しい仕掛けを進めたい と語る また 繊維原料課の小野良和課長は 今 回のコラボレーションにより 農家 農地への 環境改善支援や有機農法 INKMAX 染 色革命 によって可能となる省資源 排水 対外的に高く評価された 今回のエコプロダクツ展の出展はPOCとの コラボということもあり 内容 規模とも大変 充実したものとなった とくに力を入れたのは 当社の推進する環境配慮型染色 染色革 命がいかに環境負荷の低減をもたらすかの 数値化だった このため Tシャツにおけるカ 今春から展開予定の URBAN ELK アーバン エルク ーボンフットプリント 二酸化炭素排出量表示 の手法を研究し 従来のTシャツの製造方法 POC INKMAXの製造方法 それぞれの 二酸化炭素排出量を数値化し対比した そ して POCとのコラボにより実に45 の二酸 化炭素排出量を削減できることを明らかにす ることができた 一般消費者のエコに対する意識は年々強 くなるなか 従来の染色がいかに環境に影 響を及ぼしているか そしてこの負荷を半 分にする方法を当社が持っていることを強くア ピールできた場であったと思う 併せて 染 色革命がエコプロダクツ大賞の審査委員長 特別賞を受賞したことは 我々の事業が対 外的にも高く評価されている証となり 今後も この事業を世界中に拡大していくための大き な自信となった 表彰される大室良磨社長 エコプロダクツ大賞とは 環境負荷の低減に配慮したすぐれた製品 サービス エコプロダクツ を表彰することを通じ 関連情報 を需要者サイドに広く伝えるとともに エコプロダクツの供給者である企業等の取り組みを支援することで 日 本におけるエコプロダクツのさらなる普及を図ることを目的に2004年に創設 今回受賞した審査委員長特別 賞 奨励賞 は 中小企業のエコプロダクツへの取り組みを奨励するために第2回より設置された 主催 エコプロダクツ大賞推進協議会 後援 財務省 厚生労働省 農林水産省 経済産業省 国土交通省 環境省 注1 LCA Life Cycle Assessment ライフサイクル評価 製品は その原料採取から製造 廃棄に至るまで のライフサイクル 原料採取 製造 流通 使用 リサイクル 廃棄 のすべての段階で様々な環境への負荷 資源 やエネルギーの消費 環境汚染物質や廃棄物の排出など を発生させている これらの環境への負荷をライフサイクル 全体にわたって 科学的 定量的 客観的に評価する手法 環境省HPより 注2 カーボンフットプリント 商品 サービスの製造から廃棄までのライフサイクルの二酸化炭素排出量を表示すること 訂正 1月号4面の 小林栄三社長が講演 の記事中 当社創業年の表記が一部誤っていました 正しくは 1858年 です 訂正します
MARKET REPORT
No.542