Red Hat Enterprise Virtualization 3.6 ユーザーポータルの 概 要 ユーザーポータルへのアクセスおよび 使 用 Red Hat Enterprise Virtualization Documentation Team
Red Hat Enterprise Virtualization 3.6 ユーザーポータルの 概 要 ユーザーポータルへのアクセスおよび 使 用 Red Hat Enterprise Virtualizatio n Do cumentatio n Team Red Hat Custo mer Co ntent Services rhev- do cs@redhat.co m
法 律 上 の 通 知 Copyright 2016 Red Hat. This do cument is licensed by Red Hat under the Creative Co mmo ns Attributio n- ShareAlike 3.0 Unported License. If you distribute this document, or a modified version of it, you must provide attribution to Red Hat, Inc. and provide a link to the original. If the document is modified, all Red Hat trademarks must be remo ved. Red Hat, as the licensor of this document, waives the right to enforce, and agrees not to assert, Section 4d of CC-BY-SA to the fullest extent permitted by applicable law. Red Hat, Red Hat Enterprise Linux, the Shadowman logo, JBoss, MetaMatrix, Fedora, the Infinity Logo, and RHCE are trademarks of Red Hat, Inc., registered in the United States and other co untries. Linux is the registered trademark of Linus Torvalds in the United States and other countries. Java is a registered trademark o f Oracle and/o r its affiliates. XFS is a trademark of Silicon Graphics International Corp. or its subsidiaries in the United States and/o r o ther co untries. MySQL is a registered trademark of MySQL AB in the United States, the European Union and o ther co untries. Node.js is an official trademark of Joyent. Red Hat Software Collections is not formally related to or endorsed by the official Joyent Node.js open source or commercial project. The OpenStack Wo rd Mark and OpenStack Lo go are either registered trademarks/service marks or trademarks/service marks of the OpenStack Foundation, in the United States and other countries and are used with the OpenStack Foundation's permission. We are not affiliated with, endo rsed o r spo nso red by the OpenStack Fo undatio n, o r the OpenStack co mmunity. All o ther trademarks are the pro perty o f their respective o wners. 概 要 本 ガイドは Red Hat Enterprise Virtualization ユーザーポータルの 使 用 方 法 について 説 明 しま す
目 次 目 次 第.. 1. 章.. ユーザーポータルへのアクセス................................................................................ 2.......... 1.1. ブラウザーおよびクライアント 要 件 1.2. ユーザーポータルのログインとログアウト 1.3. 初 回 ログイン: Eng ine の 証 明 書 のインストール 第.. 2. 章.. 基.. 本.. タブ............................................................................ 5.......... 2.1. 基 本 タブのグラフィカルユーザーインターフェース 2.2. 仮 想 マシンの 実 行 第.. 3. 章.. 拡.. 張.. タブ........................................................................... 1. 0.......... 3.1. 拡 張 タブのグラフィカルユーザーインターフェース 3.2. 仮 想 マシンの 実 行 3.3. リソース 付.. 録.. A. 改.. 訂.. 履. 歴.......................................................................... 1. 8.......... 2 2 3 5 6 10 12 14 1
ユーザーポータルの 概 要 第 1 章 ユーザーポータルへのアクセス 1.1. ブラウザーおよびクライアント 要 件 以 下 のブラウザーバージョンとオペレーティングシステムを 使 用 して 管 理 ポータルとユーザーポータルにア クセスすることができます ブラウザーのサポートは 下 記 のように 階 層 に 分 かれます 階 層 1: 全 面 的 に 検 証 済 みで 完 全 にサポートされているブラウザーとオペレーティングシステムの 組 み 合 わせ この 階 層 のブラウザーで 問 題 が 発 生 した 場 合 には Red Hat のエンジニアリングチームが 修 正 に 取 り 組 みます 階 層 2: 部 分 的 に 検 証 済 みで 正 常 に 機 能 する 可 能 性 の 高 いブラウザーとオペレーティングシステムの 組 み 合 わせ この 階 層 のサポートは 限 定 されます Red Hat のエンジニアリングチームは この 階 層 のブ ラウザーで 問 題 が 発 生 した 場 合 には 修 正 を 試 みます 階 層 3: 未 検 証 ですが 正 常 に 機 能 することが 予 想 されるブラウザーとオペレーティングシステムの 組 み 合 わせ この 階 層 には 最 小 限 のサポートが 提 供 されます Red Hat のエンジニアリングチームは こ の 階 層 のブラウザーにはマイナーな 問 題 のみの 修 正 を 試 みます 仮 想 マシンコンソールは Red Hat Enterprise Linux マシンおよび Windows マシンでサポートされている リモートビューアー (virt-viewer) クライアントを 使 用 した 場 合 のみにアクセスすることができます OS X などの 他 のオペレーティングシステム 上 での SPICE コンソールのアクセスは サポート 対 象 外 の SPICE HTML5 ブラウザークライアントを 介 する 場 合 のみ 利 用 可 能 です サポートされている QXL ドライバーは Red Hat Enterprise Linux マシンおよび Windows 7 マシンで 利 用 できます 表 1.1 ブラウザーの 要 件 サポート 階 層 階 層 1 オペレーティングシステ ムファミリー Red Hat Enterprise Linux ブラウザー Mozilla Firefox 延 長 サ ポート 版 (ESR) のバー ジョン 階 層 2 Windows Internet Explorer 10 以 降 すべて Google Chrome または Mozilla Firefox の 最 新 バージョン 階 層 3 すべて Google Chrome または Mozilla Firefox の 旧 バージョン ポータルアクセス 管 理 ポータルおよびユー ザーポータル 管 理 ポータルおよびユー ザーポータル 管 理 ポータルおよびユー ザーポータル 管 理 ポータルおよびユー ザーポータル すべて その 他 のブラウザー 管 理 ポータルおよびユー ザーポータル 1.2. ユーザーポータルのログインとログアウト Web ブラウザーから 直 接 Red Hat Enterprise Virtualization のユーザーポータルへログインして ユー ザーポータルからログアウトすることができます 手 順 1.1 ユーザーポータルへのログイン 1. ユーザーポータルにアクセスします 2
第 1 章 ユーザーポータルへのアクセス A. ご 使 用 の Web ブラウザーのアドレスバーに 所 定 の ユーザーポータル URL を 入 力 します アド レスは https: //server. exampl e. co m/userp o rtal の 形 式 となります B. サーバーアドレス を Web ブラウザーに 入 力 して Welcome 画 面 にアクセスします ユーザー ポータル をクリックすると ユーザーポータルに 移 動 します 2. ユーザー 名 および パスワード を 入 力 します プロファイル のドロップダウンメニューを 使 用 して 正 しいドメインを 選 択 します 3. 稼 働 中 の 仮 想 マシン 1 台 のみを 使 用 している 場 合 にはオプションで 自 動 的 に 接 続 のチェック ボックスを 選 択 し 仮 想 マシンに 直 接 接 続 します 4. ドロップダウンリストから 必 要 な 言 語 を 選 択 します 5. ログイン をクリックすると ログインユーザーに 割 り 当 てられた 仮 想 マシンの 一 覧 が 表 示 されま す Red Hat Enterprise Virtualization ユーザーポータルからログアウトするには タイトルバーでユーザー 名 をクリックして サインアウト をクリックします ユーザーがユーザーポータルからログアウトされ ユーザーポータルのログイン 画 面 が 表 示 されます 1.3. 初 回 ログイン: Engine の 証 明 書 のインストール 1.3.1. Firefox で Red Hat Ent erprise Virt ualizat ion Manager の 証 明 書 をインストー ルする 手 順 ユーザーポータルへの 初 回 アクセス 時 には Red Hat Enterprise Virtualization Manager が 使 用 する 証 明 書 をインストールして セキュリティー 警 告 が 表 示 されないようにする 必 要 があります 手 順 1.2 Firefox で Red Hat Enterprise Virtualiz ation Manager の 証 明 書 をインストールする 手 順 1. Firefox で 以 下 の URL にナビゲートします 2. 例 外 を 追 加 のボタンをクリックして セキュリティー 例 外 の 追 加 ウィンドウを 開 きます 3. 次 回 以 降 にもこの 例 外 を 有 効 にする のチェックボックスが 選 択 されていることを 確 認 します 4. セキュリティー 例 外 を 承 認 ボタンをクリックします 1.3.2. Int ernet Explorer で Red Hat Ent erprise Virt ualizat ion Manager の 証 明 書 をインストールする 手 順 ユーザーポータルへの 初 回 アクセス 時 には Red Hat Enterprise Virtualization Manager が 使 用 する 証 明 書 をインストールして セキュリティー 警 告 が 表 示 されないようにする 必 要 があります 手 順 1.3 Internet Explorer で Red Hat Enterprise Virtualiz ation Manager の 証 明 書 をインス トールする 手 順 1. 以 下 の URL にナビゲートします https://[your manager's address]/ca.crt 2. ファイルのダウンロード - セキュリティーの 警 告 ウィンドウの 開 く のボタンをクリックす ると 証 明 書 ウィンドウが 開 きます 3
ユーザーポータルの 概 要 3. 証 明 書 のインストール ボタンをクリックして 証 明 書 のインポートウィザード をウィンドウを 開 きます 4. 証 明 書 をすべて 次 のストアに 配 置 する のラジオボタンを 選 択 して 参 照 をクリックし 証 明 書 ストアの 選 択 ウィンドウを 開 きます 5. 証 明 書 ストアの 一 覧 から 信 頼 されたルート 証 明 機 関 を 選 択 してから O K をクリックします 6. 次 へ をクリックして 証 明 書 ストア の 画 面 に 進 みます 7. 次 へ をクリックして 証 明 書 のインポートウィザードの 完 了 画 面 に 進 みます 8. 完 了 をクリックして 証 明 書 をインストールします 重 要 Internet Explorer を 使 用 してユーザーポータルにアクセスする 場 合 には Red Hat Enterprise Virtualization の Welcome ページの URL を 信 頼 済 みサイトの 一 覧 に 追 加 して 信 頼 済 みサイトの 全 セキュリティールールが co nso l e. vv mime ファイルや Remote Desktop 接 続 用 ファイルなどの コンソールリソースに 適 用 されるようにする 必 要 もあります 4
第 2 章 基 本 タブ 第 2 章 基 本 タブ 2.1. 基 本 タブのグラフィカルユーザーインターフェース 基 本 タブでは 利 用 可 能 なすべての 仮 想 マシンを 表 示 して 使 用 することができます この 画 面 は タイト ルバー 仮 想 マシンのエリア 詳 細 ペインの 3 つのエリアで 構 成 され 複 数 のコントロールボタンで 仮 想 マ シンを 操 作 できます 図 2.1 ユーザーポータル タイトルバー (1) には ポータルにログイン 中 の ユーザー 名 と ガイド および バージョン 情 報 ページへ のリンクが 表 示 されます 割 り 当 てられてた 仮 想 マシン 名 または 仮 想 マシンプール 名 が 仮 想 マシンのエリアに 表 示 されます (2) 仮 想 マシンのオペレーティングシステムのロゴまたはカスタムアイコンも 表 示 されます (3) 仮 想 マシンの 電 源 が 入 っている 時 には 仮 想 マシンのロゴをダブルクリックすると 接 続 することができます 各 仮 想 マシンのアイコンのボタンを 使 用 すると 仮 想 マシンを 起 動 停 止 一 時 停 止 再 起 動 することがで きます (4) 5
ユーザーポータルの 概 要 緑 色 の 仮 想 マシンを 実 行 ボタンは 仮 想 マシンを 起 動 するボタンです 仮 想 マシンが 一 時 停 止 中 停 止 中 または 電 源 オフの 時 に 使 用 できます 赤 色 の 仮 想 マシンをシャットダウン ボタンは 仮 想 マシンを 停 止 するボタンです 仮 想 マシンが 稼 働 している 時 に 使 用 できます 青 色 の 仮 想 マシンをサスペンド ボタンは 仮 想 マシンを 一 時 的 に 停 止 するボタンです 仮 想 マシ ンを 再 開 するには 緑 色 の 仮 想 マシンを 実 行 ボタンを 押 してください 緑 色 の 仮 想 マシンを 再 起 動 ボタンは 仮 想 マシンを 再 起 動 します 仮 想 マシンが 稼 働 している 時 に 使 用 することができます 仮 想 マシンの 状 態 は 仮 想 マシンアイコンの 下 に 使 用 可 能 または 停 止 とテキストで 表 示 されます 仮 想 マシンをクリックすると 選 択 した 仮 想 マシンの 統 計 (オペレーティングシステム 定 義 済 みのメモ リー 仮 想 ドライブのコア 数 とサイズを 含 む) が 右 側 の 詳 細 ペインに 表 示 されます (5) また USB デバイ スやローカルドライブの 使 用 を 有 効 化 するなどの 接 続 プロトコルのオプション (6) を 設 定 することもでき ます 2.2. 仮 想 マシンの 実 行 ユーザーポータルには 仮 想 マシンのタイプとステータスの 両 方 を 示 すアイコンが 表 示 されます これらの アイコンは 仮 想 マシンが 仮 想 マシンプールの 一 部 であるか スタンドアロンの Windows または Linux の マシンであるかを 示 します また このアイコンにより 仮 想 マシンの 状 態 ( 稼 働 中 または 停 止 中 ) が 分 かり ます ユーザーポータルには そのユーザーに 割 り 当 てられている 仮 想 マシンの 一 覧 が 表 示 されます ユーザー は 単 一 もしくは 複 数 の 仮 想 マシンのスイッチを 入 れて 接 続 し ログインしたり 異 なるオペレーティング システムを 実 行 する 仮 想 マシンにアクセスしたり 複 数 の 仮 想 マシンを 同 時 に 使 用 したりすることができま す 稼 働 中 の 仮 想 マシンが 1 つのみで 自 動 接 続 が 有 効 な 場 合 には ユーザーポータルからの 操 作 をスキップし て 物 理 マシンにログインするのと 同 じように 仮 想 マシンに 直 接 ログインすることができます 2.2.1. 仮 想 マシンの 電 源 投 入 ユーザーポータル 内 で 仮 想 マシンを 使 用 するには 電 源 を 入 れて 接 続 する 必 要 があります 仮 想 マシンの 電 源 がオフの 場 合 には グレーアウトされ 停 止 と 表 示 されます 個 別 の 仮 想 マシンを 割 り 当 てることも 仮 想 マシンプール 内 の 仮 想 マシンを 1 台 以 上 割 り 当 てることもでき ます プール 内 の 仮 想 マシンはすべて ベーステンプレートのクローンで インストールされているアプリ ケーションもオペレーティングシステムも 同 じです 注 記 仮 想 マシンプールから 仮 想 マシンを 取 得 する 場 合 には 毎 回 同 じ 仮 想 マシンを 取 得 できる 保 証 はあり ません ただし 仮 想 マシンプールから 取 得 した 仮 想 マシンのコンソールオプションを 設 定 すると それらのオプションは その 仮 想 マシンプールから 取 得 した 全 仮 想 マシン 用 のデフォルトとして 保 存 されます 手 順 2.1 仮 想 マシンの 電 源 投 入 6
第 2 章 基 本 タブ 1. 以 下 のように スタンドアロンの 仮 想 マシンの 電 源 を 投 入 するか プール 内 の 仮 想 マシンを 使 用 し ます A. スタンドアロンの 仮 想 マシンの 電 源 を 投 入 するには 仮 想 マシンのアイコンを 選 択 して ボタ ンをクリックします 図 2.2 仮 想 マシンの 電 源 投 入 B. プール 内 の 仮 想 マシンを 使 用 するには 仮 想 マシンプールのアイコンを 選 択 して ボタンをク リックします 図 2.3 プール 内 の 仮 想 マシンの 使 用 プール 内 に 使 用 可 能 な 仮 想 マシンがある 場 合 には その 仮 想 マシンのアイコンが 一 覧 に 表 示 され ます これ 以 降 の 手 順 は このアイコンが 一 覧 に 表 示 されている 仮 想 マシンを 対 象 としていま す プールから 複 数 の 仮 想 マシンを 取 得 できる 場 合 は そのプールの 許 容 最 大 数 の 仮 想 マシンを 取 得 すると 仮 想 マシンプールのアイコンは 最 後 に 取 得 した 仮 想 マシンのアイコンに 変 わりま す 7
ユーザーポータルの 概 要 2. 仮 想 マシンの 電 源 が 入 ります 図 2.4 起 動 中 の 仮 想 マシン 3. 仮 想 マシンの 電 源 が 入 ると アイコンのグレーアウトが 解 除 され 使 用 可 能 というテキストが 表 示 されます これで 接 続 できる 状 態 になりました 図 2.5 電 源 が 入 った 状 態 の 仮 想 マシン 注 記 仮 想 マシンは 電 源 が 入 った 状 態 でなければ 接 続 できません 2.2.2. 電 源 投 入 されている 仮 想 マシンへの 接 続 仮 想 マシンの 電 源 が 入 ったら 接 続 してログインし 物 理 マシンと 同 じように 作 業 を 行 うことができます 電 源 の 入 った 仮 想 マシンの 上 には 使 用 可 能 と 表 示 されます 手 順 2.2 電 源 の 入 った 仮 想 マシンに 接 続 する 手 順 8
第 2 章 基 本 タブ 1. 選 択 した 仮 想 マシンをダブルクリックして 接 続 します 図 2.6 仮 想 マシンへの 接 続 2. 仮 想 マシンのコンソールウィンドウが 表 示 され 物 理 デスクトップを 使 用 するのと 同 じ 方 法 で 仮 想 マシンを 使 用 することができます 注 記 SPICE で 初 めて 接 続 すると virt-viewer をインストールするようにプロンプトが 表 示 されます 2.2.3. 仮 想 マシンからのログアウト データ 損 失 のリスクを 最 小 限 に 抑 えるには 仮 想 マシンをシャットダウンする 前 に 仮 想 マシンからログアウ トします また ユーザーポータルから 仮 想 マシンを 強 制 的 にシャットダウンしようとすると 電 源 切 断 中 の 状 態 でフリーズしてしまう 可 能 性 があります 手 順 2.3 仮 想 マシンのシャットダウン 1. ゲストオペレーティングシステムからログアウトします 2. 全 画 面 表 示 モードで 仮 想 マシンを 使 用 している 場 合 には Shi ft+f11 のキーを 押 して 全 画 面 表 示 モードを 終 了 し 仮 想 マシンのコンソールウィンドウを 閉 じます これで ユーザーポータルに 戻 ります 3. 仮 想 マシンをシャットダウンするには ボタンをクリックします 仮 想 マシンがグレイアウト し ( 電 源 を 落 としている 間 ) 電 源 切 断 中 と 表 示 されます 9
ユーザーポータルの 概 要 第 3 章 拡 張 タブ 3.1. 拡 張 タブのグラフィカルユーザーインターフェース 拡 張 タブのグラフィカルインターフェースを 使 用 すると ユーザーは 自 分 が 使 用 できる 全 仮 想 リソースへ のアクセスとモニタリングを 行 うことができます 図 3.1 拡 張 タブ 表 3.1 拡 張 タブ 番 号 要 素 名 説 明 1 タイトルバー ポータルにログイン 中 の ユー ザー 名 と ガイド および バー ジョン 情 報 ページへのリンクが 表 示 されます 2 ユーザーポータルの 表 示 オプショ ンのタブ パワーユーザーは ユーザーポー タルの 拡 張 タブおよび 基 本 タ ブにアクセスすることができま す 基 本 のパーミッションが 付 与 されているユーザーには デフォ ルトで 基 本 ビューが 表 示 されま す 10
第 3 章 拡 張 タブ 番 号 要 素 名 3 ナビゲーションペイン ナビゲーションペインでは 仮 想 マシン テンプレート リソース タブ 間 の 切 り 替 えができます 4 管 理 バー 管 理 バーは 仮 想 マシンの 作 成 や 変 更 を 行 う 際 に 使 用 します 5 仮 想 マシンの 一 覧 仮 想 マシンの 一 覧 に 加 え インス トールされているオペレーティン グシステムやステータス ( 実 行 中 一 時 停 止 停 止 ) が 表 示 され ます 説 明 6 仮 想 マシンのコントロールボタン 仮 想 マシンのコントロールボタン を 使 うと 仮 想 マシンの 起 動 停 止 一 時 停 止 電 源 切 断 ができま す 緑 色 の 仮 想 マシンを 実 行 ボタンは 仮 想 マシンを 起 動 するボタンです 仮 想 マシ ンが 一 時 停 止 中 停 止 中 ま たは 電 源 オフの 時 に 使 用 でき ます 赤 色 の 仮 想 マシンを シャットダウン ボタンは 仮 想 マシンを 停 止 するボタン です 仮 想 マシンが 稼 働 して いる 時 に 使 用 できます 青 色 の 仮 想 マシンをサ スペンド ボタンは 仮 想 マシ ンを 一 時 的 に 停 止 するボタン です 仮 想 マシンを 再 開 する には 緑 色 の 仮 想 マシンを 実 行 ボタンを 押 してくださ い 緑 色 の 仮 想 マシンを 再 起 動 ボタンは 仮 想 マシンを 再 起 動 します 仮 想 マシンが 稼 働 している 時 に 使 用 するこ とができます 7 コンソールボタン コンソールボタンは SPICE ウィンドウを 立 ち 上 げて 電 源 が 入 ったマシンに 接 続 します 8 詳 細 ペイン 詳 細 ペインは ナビゲーションペ インで 選 択 した 仮 想 マシンの 統 計 を 表 示 します 詳 細 ペインのタブ 機 能 : 全 般 タブには 仮 想 マシンのソフトウェアおよびハードウェアの 基 本 的 な 情 報 が 表 示 されます これに は 仮 想 マシン 名 オペレーティングシステム ディスプレイプロトコル 定 義 されているメモリーな どが 含 まれます 11
ユーザーポータルの 概 要 ネットワークインターフェース タブには 仮 想 マシンに 接 続 しているネットワークの 名 前 タイプ および 速 度 が 表 示 されます このタブを 使 用 して ネットワークインターフェースの 追 加 編 集 削 除 を 行 うことができます ディスク タブには 仮 想 マシンにアタッチされているディスクの 名 前 サイズ およびフォーマット が 表 示 されます このタブを 使 用 して 仮 想 ディスクの 追 加 編 集 削 除 を 行 うことができます スナップショット タブには 仮 想 マシンのオペレーティングシステムとアプリケーションのビューが 表 示 されます このタブを 使 用 してスナップショットを 作 成 したり 使 用 したりすることができます パーミッション タブには 各 仮 想 マシンに 割 り 当 てられたユーザーおよびロールが 表 示 されます こ のタブを 使 用 してユーザーパーミッションの 割 り 当 てや 削 除 を 行 うことができます イベント タブには 仮 想 マシンに 影 響 を 及 ぼしたイベントの 説 明 と 時 刻 が 表 示 されます アプリケーション タブには 仮 想 マシンにインストールされているアプリケーションが 表 示 されま す モニター タブには ナビゲーションペインで 選 択 したマシンの CPU 使 用 率 メモリー 使 用 率 ネット ワーク 使 用 率 が 表 示 されます セッション タブには ナビゲーションペインで 選 択 したマシンのログインユーザー コンソールユー ザー コンソールのクライアントの IP が 表 示 されます 3.2. 仮 想 マシンの 実 行 ユーザーポータルには 仮 想 マシンのタイプとステータスの 両 方 を 示 すアイコンが 表 示 されます これらの アイコンは 仮 想 マシンが 仮 想 マシンプールの 一 部 であるか スタンドアロンの Windows または Linux の マシンであるかを 示 します また このアイコンにより 仮 想 マシンの 状 態 ( 稼 働 中 または 停 止 中 ) が 分 かり ます ユーザーポータルには そのユーザーに 割 り 当 てられている 仮 想 マシンの 一 覧 が 表 示 されます ユーザー は 単 一 もしくは 複 数 の 仮 想 マシンのスイッチを 入 れて 接 続 し ログインしたり 異 なるオペレーティング システムを 実 行 する 仮 想 マシンにアクセスしたり 複 数 の 仮 想 マシンを 同 時 に 使 用 したりすることができま す 稼 働 中 の 仮 想 マシンが 1 つのみで 自 動 接 続 が 有 効 な 場 合 には ユーザーポータルからの 操 作 をスキップし て 物 理 マシンにログインするのと 同 じように 仮 想 マシンに 直 接 ログインすることができます 3.2.1. 仮 想 マシンへの 接 続 ポータルへのログイン 後 表 示 されている 仮 想 マシンを 起 動 停 止 または 接 続 することができます 手 順 3.1 仮 想 マシンへの 接 続 1. 必 要 な 仮 想 マシンを 選 択 してから 実 行 ボタンをクリックすると 仮 想 マシンの 電 源 が 入 りま す 図 3.2 電 源 がオフの 状 態 の 仮 想 マシン 仮 想 マシンの 名 前 の 横 にある 停 止 シンボルが 電 源 投 入 中 のシンボルに 変 わります 12
第 3 章 拡 張 タブ 仮 想 マシンの 電 源 が 入 っている 状 態 の 時 には その 仮 想 マシンの 名 前 の 横 に 実 行 のシンボルが 表 示 されます 図 3.3 電 源 が 入 った 状 態 の 仮 想 マシン 2. コンソール ボタンをクリックして 仮 想 マシンに 接 続 します 図 3.4 仮 想 マシンへの 接 続 3. SPICE で 初 めて 接 続 する 場 合 には virt-viewer をインストールするようにプロンプトが 表 示 されま す 仮 想 マシンのコンソールウィンドウが 表 示 され 物 理 デスクトップを 使 用 するのと 同 じ 方 法 で 仮 想 マシンを 使 用 することができます 警 告 デフォルトでは Windows 7 を 実 行 する 仮 想 マシンは 非 アクティブ 状 態 が 1 時 間 続 くとスタンバ イモード (サスペンド) となり ユーザーはユーザーポータルから 仮 想 マシンに 接 続 できなくなりま す このような 状 況 を 回 避 するには ゲストの 電 源 管 理 で 省 電 力 機 能 を 無 効 にしてください 3.2.2. ユーザーポータルからの 仮 想 マシンの 電 源 切 断 ユーザーポータルから 仮 想 マシンの 電 源 をオフにしようとすると 完 全 にシャットダウンしていないことを 示 す 電 源 切 断 中 のステータスでフリーズしてしまう 場 合 があります 重 要 データ 損 失 のリスクを 最 小 限 に 抑 えるためには シャットダウンする 前 に 仮 想 マシンからログアウト してください 手 順 3.2 ユーザーポータルからの 仮 想 マシンの 電 源 切 断 1. ゲストオペレーティングシステムからログアウトします 2. 全 画 面 表 示 モードで 仮 想 マシンを 使 用 している 場 合 には Shi ft+f11 のキーを 押 して 全 画 面 表 示 モードを 終 了 し 仮 想 マシンのコンソールウィンドウを 閉 じます これで ユーザーポータルに 戻 ります 3. 仮 想 マシンの 電 源 を 切 るには ボタンをクリックします 電 源 が 切 断 されると 仮 想 マシン 名 の 横 に 停 止 シンボルが 表 示 されます 13
ユーザーポータルの 概 要 注 記 また 仮 想 マシンのオペレーティングシステム 固 有 の 方 法 で 仮 想 マシンを 正 常 にシャットダウンす ることもできます たとえば Windows の 仮 想 マシンの 場 合 は スタート シャットダウン をク リックし Red Hat Enterprise Linux の 仮 想 マシンの 場 合 は システム シャットダウン をクリッ クします 3.2.3. ユーザーポータルからの 仮 想 マシンの 再 起 動 重 要 データ 損 失 のリスクを 最 小 限 に 抑 えるためには 再 起 動 する 前 に 仮 想 マシンからログオフしてくださ い 手 順 3.3 ユーザーポータルからの 仮 想 マシンの 再 起 動 1. ゲストオペレーティングシステムからログアウトします 2. 全 画 面 表 示 モードで 仮 想 マシンを 使 用 している 場 合 には Shi ft+f11 のキーを 押 して 全 画 面 表 示 モードを 終 了 し 仮 想 マシンのコンソールウィンドウを 閉 じます これで ユーザーポータルに 戻 ります 3. 仮 想 マシンを 再 起 動 するには ボタンをクリックします 再 起 動 中 には 仮 想 マシンの 名 前 の 横 に 再 起 動 のシンボルが 表 示 され 再 起 動 が 完 了 すると 実 行 のシンボルに 戻 ります 3.3. リソース 3.3.1. リソースのモニタリング ユーザーポータル 内 の 仮 想 マシンの 設 定 を 変 更 する 前 には 使 用 可 能 なリソースのインベントリーを 確 認 し ておくことを 推 奨 します これにより ピーク 時 のパフォーマンスに 十 分 なリソースを 確 保 し 仮 想 マシン を 実 行 するホストに 対 する 過 負 荷 を 防 止 します ナビゲーションペインの リソース タブには ユーザーポータル 内 で 使 用 可 能 な 全 リソースならび 各 仮 想 マ シンのパフォーマンスと 統 計 が 累 計 表 示 されます 14
第 3 章 拡 張 タブ 図 3.5 リソースタブ 仮 想 C P U: この 欄 には 仮 想 マシンの 仮 想 プロセッサーの 使 用 数 と CPU クォータの 使 用 率 が 表 示 さ れます メモリー : この 欄 には 自 分 および 他 のユーザーが 消 費 済 みのメモリーのクォータ 使 用 率 と クォータ によって 定 義 されている 使 用 可 能 なメモリーが 表 示 されます ストレージ : この 欄 には 自 分 および 他 のユーザーが 消 費 済 みのストレージクォータ 使 用 率 全 仮 想 ディスクの 合 計 サイズ 仮 想 マシンのスナップショットの 合 計 数 および 合 計 サイズが 表 示 されます ま た 各 仮 想 マシンのストレージ 詳 細 の 内 訳 も 表 示 されます 仮 想 マシン 名 の 横 にある + ボタンをクリッ クすると 仮 想 マシンに 接 続 されているすべての 仮 想 ディスクが 表 示 されます 3.3.2. クォータについて 仮 想 マシンを 作 成 すると その 仮 想 マシンはデータセンターから CPU およびストレージのリソースを 消 費 します クォータは 仮 想 マシンの 作 成 で 消 費 される 仮 想 リソースの 量 を システム 管 理 者 が 設 定 したスト レージ 上 限 およびランタイム 上 限 と 対 比 します これらのいずれかの 許 容 量 が 不 足 している 場 合 には 仮 想 マシンを 作 成 することができません リソースタ ブで CPU とストレージの 消 費 率 をモニタリングすることで クォータ 制 限 を 超 えないようにしてくださ い 15
ユーザーポータルの 概 要 図 3.6 リソースタブ 3.3.3. クォータを 超 えた 場 合 の 対 処 法 Red Hat Enterprise Virtualization にはクォータと 呼 ばれるリソース 制 限 ツールが 含 まれており ユーザー の 消 費 可 能 な CPU やストレージの 量 をシステム 管 理 者 が 制 限 することができます クォータは 仮 想 マシ ンの 使 用 時 に 消 費 する 仮 想 リソースの 量 と システム 管 理 者 が 設 定 するストレージ 上 限 およびランタイム 上 限 とを 比 較 します クォータを 超 過 するとポップアップウィンドウが 表 示 され クォータを 超 過 したために 仮 想 リソースにア クセスできなくなった 旨 が 通 知 されます これは 環 境 内 で 同 時 に 実 行 している 仮 想 マシンの 数 が 多 すぎる 場 合 などに 発 生 します 16
第 3 章 拡 張 タブ 図 3.7 クォータ 超 過 のエラーメッセージ 再 度 仮 想 マシンにアクセスできるようにするには 以 下 のいずれかを 実 行 してください リソース 消 費 がクォータを 超 過 しないレベルまで 下 げる 必 要 のない 仮 想 マシンをシャットダウンしま す リソースの 消 費 レベルがクォータ 以 下 になると 仮 想 マシンを 再 度 実 行 することができます 既 存 の 仮 想 マシンをシャットダウンできない 場 合 は システム 管 理 者 に 連 絡 して クォータの 許 容 範 囲 を 増 やすか 使 用 されていない 仮 想 マシンを 削 除 してください 17
ユーザーポータルの 概 要 付 録 A 改 訂 履 歴 改 訂 3.6-3.1 Sat Jan 23 2016 Red Hat Localiz ation Services 翻 訳 ファイルを XML ソースバージョン 3.6-3 と 同 期 改 訂 3.6-3 Wed 2 Dec 2015 Red Hat Enterprise Virtualiz ation Documentation Team BZ#1188222: ブラウザーのサポート 表 を 更 新 して spice-xpi および ActiveX の 言 及 を 削 除 改 訂 3.6-2 Wed 18 Nov 2015 Red Hat Enterprise Virtualiz ation Documentation Team Red Hat Enterprise Virtualization 3.6 ベータリリースの 最 終 版 作 成 改 訂 3.6-1 Wed 30 Sep 2015 Red Hat Enterprise Virtualiz ation Documentation Team Red Hat Enterprise Virtualization 3.6 リリースの 初 版 作 成 18