<4D6963726F736F667420576F7264202D20817990B3817A8E9096E291E63138358D86939A905C>



Similar documents
Microsoft Word - 公表用答申422号.doc

Microsoft Word - 諮問第82号答申(決裁後)

長 は10 年 ) にすべきことを 求 める ⑸ 改 善 意 見 として 事 務 引 継 書 にかかる 個 別 フォルダーの 表 示 について 例 えば 服 務 休 暇 全 般 ( 事 務 引 継 書 を 含 む) といったように 又 は 独 立 した 個 別 フォルダーとして 説 明 を 加 え

公文書非公開決定処分に関する諮問について(答申)

<4D F736F F D2095BD90AC E D738FEE816A939A905C91E D862E646F63>

Microsoft Word - 20年度(行個)答申第2号.doc

答申第585号

目     次

< F2D E C68CC2816A939A905C91E630378D862E6A>

Microsoft Word - 19年度(行情)答申第076号.doc

<4D F736F F D2095BD90AC E D738FEE816A939A905C91E D862E646F63>

答申書

異 議 申 立 人 が 主 張 する 異 議 申 立 ての 理 由 は 異 議 申 立 書 の 記 載 によると おおむね 次 のとおりである 1 処 分 庁 の 名 称 の 非 公 開 について 本 件 審 査 請 求 書 等 について 処 分 庁 を 非 公 開 とする 処 分 は 秋 田 県

した 開 示 決 定 等 に 当 たっては, 法 11 条 を 適 用 して, 平 成 23 年 5 月 13 日 まで 開 示 決 定 等 の 期 限 を 延 長 し, 同 年 4 月 11 日 付 け 防 官 文 第 号 により,1 枚 目 を 一 部 開 示 した そして, 同 年

t-149.xdw

別 紙

4 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 若 しくはその 委 任 を 受 けた 者 又 は 監 査 委 員 の 監 査 に 応 じなければ ならない ( 状 況 報 告 ) 第 7 条 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 が 必 要 と 認 めるときは 交 付 金 事 業 の 遂 行 の

Microsoft Word - 19年度(行情)答申第081号.doc

Microsoft Word - 19年度(行個)答申第94号.doc

Page 2 of 5 (2) 個 人 情 報 の 漏 えい 改 ざん 滅 失 棄 損 その 他 の 事 故 を 防 止 すること 2 実 施 機 関 は 不 必 要 となった 個 人 情 報 については 速 やかに 廃 棄 し 又 は 消 去 しなければな ( 個 人 情 報 の 管 理 等 の

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

岡山県警察用航空機の運用等に関する訓令

要 な 指 示 をさせることができる ( 検 査 ) 第 8 条 甲 は 乙 の 業 務 にかかる 契 約 履 行 状 況 について 作 業 完 了 後 10 日 以 内 に 検 査 を 行 うものとする ( 発 生 した 著 作 権 等 の 帰 属 ) 第 9 条 業 務 によって 甲 が 乙 に

Microsoft Word - 2 答申概要.doc

固定資産評価審査申出とは

住 民 監 査 請 求 に 係 る 監 査 結 果 第 1 請 求 の 受 付 1 請 求 の 受 付 日 平 成 25 年 10 月 15 日 2 請 求 人 ( 省 略 ) 3 請 求 の 趣 旨 ( 原 文 のまま 掲 載 ) 請 求 の 要 旨 阿 波 町 大 道 北 54 番 地 1 と

2004年度第2回定期監査(学校)事情聴取事項

( 補 助 金 の 額 ) 第 6 条 補 助 金 の 額 は 第 5 条 第 2 項 の 規 定 による 無 線 LAN 機 器 の 設 置 箇 所 数 に 1 万 5 千 円 を 掛 けた 金 額 と 第 5 条 第 3 項 に 規 定 する 補 助 対 象 経 費 の2 分 の1のいずれか 低

学校法人日本医科大学利益相反マネジメント規程

Microsoft Word 第1章 定款.doc

特 定 が 必 要 であり, 法 7 条 の 裁 量 的 開 示 を 求 める 第 3 諮 問 庁 の 説 明 の 要 旨 1 本 件 開 示 請 求 について 本 件 開 示 請 求 は, 処 分 庁 に 対 して, 特 定 法 人 が 大 森 税 務 署 に 提 出 した, 特 定 期 間 の

Microsoft Word - 答申第143号.doc

高松市緊急輸送道路沿道建築物耐震改修等事業補助金交付要綱(案)

に 公 開 された 映 画 暁 の 脱 走 ( 以 下 本 件 映 画 1 という ), 今 井 正 が 監 督 を 担 当 し, 上 告 人 を 映 画 製 作 者 として 同 年 に 公 開 された 映 画 また 逢 う 日 まで ( 以 下 本 件 映 画 2 という ) 及 び 成 瀬 巳

4 参 加 資 格 要 件 本 提 案 への 参 加 予 定 者 は 以 下 の 条 件 を 全 て 満 たすこと 1 地 方 自 治 法 施 行 令 ( 昭 和 22 年 政 令 第 16 号 ) 第 167 条 の4 第 1 項 各 号 の 規 定 に 該 当 しない 者 であること 2 会 社

4 乙 は 天 災 地 変 戦 争 暴 動 内 乱 法 令 の 制 定 改 廃 輸 送 機 関 の 事 故 その 他 の 不 可 抗 力 により 第 1 項 及 び 第 2 項 に 定 める 業 務 期 日 までに 第 1 条 第 3 項 の 適 合 書 を 交 付 することができない 場 合 は

参 考 様 式 再 就 者 から 依 頼 等 を 受 けた 場 合 の 届 出 公 平 委 員 会 委 員 長 様 年 月 日 地 方 公 務 員 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 261 号 ) 第 38 条 の2 第 7 項 規 定 に 基 づき 下 記 のとおり 届 出 を します この

<4D F736F F D C482C682EA817A89BA90BF8E7793B1834B A4F8D91906C8DDE8A A>

入札公告 機動装備センター

募集要項

を 行 わなければならない 適 正 な 運 用 方 針 を 厳 格 に 運 用 することによっては じめて 人 がみだりにその 容 ぼう 等 を 撮 影 されない 自 由 や 権 利 の 保 護 と 犯 罪 発 生 の 抑 止 という 防 犯 カメラの 設 置 目 的 との 調 和 が 実 現 され

加 算 税 制 度 の 見 直 し 等 1. 現 行 制 度 の 概 要 関 税 においては 国 税 ( 輸 入 貨 物 に 対 する 内 国 消 費 税 を 含 む 以 下 同 じ ) の 制 度 と 同 様 の 過 少 申 告 加 算 税 無 申 告 加 算 税 及 び 重 加 算 税 の 制

6. 共 有 等 に 係 る 固 定 資 産 の 判 定 3 共 有 に 係 る 固 定 資 産 については それぞれの 共 有 者 が 他 に 固 定 資 産 を 所 有 している 場 合 であっても その 資 産 とは 別 個 に 共 有 されている 固 定 資 産 を 別 の 人 格 が 所

情 報 が 含 まれる との 記 載 がある また,2 考 え 方 は, 具 体 的 事 例 における 個 人 識 別 可 能 性 の 有 無 の 判 断 に 当 たっては, 当 該 情 報 の 性 質 及 び 内 容 を 考 慮 してする 必 要 がある との 記 載 がある さらに,3 法 も

Taro-データ公安委員会相互協力事

後 にまで 及 んでおり(このような 外 部 研 究 資 金 を 以 下 契 約 理 由 研 究 という ) かつ その 者 が 退 職 後 も 引 き 続 き 研 究 代 表 者 となることを 研 究 所 が 認 める 場 合 とし 理 事 室 の 命 を 受 けて 発 議 書 ( 別 に 定 め

示 とする 原 処 分 を 行 ったところ 異 議 申 立 てが 提 起 されたものである なお, 本 件 対 象 文 書 の 一 部 開 示 決 定 に 係 る 審 査 会 への 諮 問 は2 度 目 であ り, 前 回 の 一 部 開 示 決 定 について,その 決 定 は 妥 当 である 旨

人 に 使 用 される 者 としての 勤 続 期 間 を 当 該 職 員 となつた 者 の 職 員 としての 勤 続 期 間 に 通 算 することと 定 められている 法 人 に 限 る )をいう 3 第 一 項 の 退 職 手 当 通 算 予 定 職 員 とは 任 命 権 者 又 はその 委 任

<4D F736F F D208E52979C8CA78E598BC68F5790CF91A390698F9590AC8BE08CF D6A2E646F6378>

Microsoft Word - 全国エリアマネジメントネットワーク規約.docx

Microsoft Word 役員選挙規程.doc

 三郷市市街化調整区域の整備及び保全の方針(案)


内 宿 泊 料 国 外 滞 在 費 及 び 予 防 注 射 諸 手 数 料 とし それぞれ 次 の 各 号 に 定 めるとこ ろにより 支 給 する (1) 交 通 費 は 現 に 利 用 した 経 路 及 び 方 法 により 支 給 する なお 国 外 への 旅 行 の 場 合 の 交 通 費 は

< F2D926E88E6895E977089DB81608E528CFB8CA78C788E4082CC8D71>

Taro-08国立大学法人宮崎大学授業

〔自 衛 隊〕

福 山 市 では, 福 山 市 民 の 安 全 に 関 する 条 例 ( 平 成 10 年 条 例 第 12 号 )に 基 づき, 安 全 で 住 みよい 地 域 社 会 の 形 成 を 推 進 しています また, 各 地 域 では, 防 犯 を 始 め 様 々な 安 心 安 全 活 動 に 熱 心

●労働基準法等の一部を改正する法律案

< F2D C93FA967B91E5906B8DD082CC94ED8DD0>

入 札 参 加 者 は 入 札 の 執 行 完 了 に 至 るまではいつでも 入 札 を 辞 退 することができ これを 理 由 として 以 降 の 指 名 等 において 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けることはない 12 入 札 保 証 金 免 除 13 契 約 保 証 金 免 除 14 入

慶應義塾利益相反対処規程

栃木県アンテナショップ基本計画策定及び設計業務委託に係る標準?プロポーザル実施要領

Taro-契約条項(全部)

Microsoft Word - H22.4.1市費産休・育休臨任要綱.doc

定款

観光ガイド育成業務委託プロポーザル実施要領

2. ど の 様 な 経 緯 で 発 覚 し た の か ま た 遡 っ た の を 昨 年 4 月 ま で と し た の は 何 故 か 明 ら か に す る こ と 回 答 3 月 17 日 に 実 施 し た ダ イ ヤ 改 正 で 静 岡 車 両 区 の 構 内 運 転 が 静 岡 運

(4) 運 転 する 学 校 職 員 が 交 通 事 故 を 起 こし 若 しくは 交 通 法 規 に 違 反 したことにより 刑 法 ( 明 治 40 年 法 律 第 45 号 ) 若 しくは 道 路 交 通 法 に 基 づく 刑 罰 を 科 せられてから1 年 を 経 過 していない 場 合 同

国立大学法人 東京医科歯科大学教職員就業規則

<4D F736F F D F936F985E8C9A927A95A892B28DB88B408AD68BC696B18B4B92F E646F63>

第 3 諮 問 庁 の 説 明 要 旨 1 本 件 対 象 公 文 書 の 性 質 (1) 本 件 非 公 開 部 分 異 議 申 立 人 は 原 決 定 において 非 公 開 とした 部 分 のうち 家 屋 評 価 調 書 ( 一 棟 総 括 表 ) 中 の 課 税 床 面 積 非 木 造 家 屋

<4D F736F F D208E9197BF A955B895E93AE82CC8B4B90A C982C282A282C42E646F6378>

(1) 事 実 の 認 定 について 1 地 方 自 治 法 第 92 条 の2 及 び 公 職 選 挙 法 第 104 条 の 解 釈 について 慎 重 に 審 査 を 行 うため まず 地 方 自 治 法 第 92 条 の2や 公 職 選 挙 法 第 104 条 に 定 める 兼 業 禁 止 規

既 存 建 築 物 の 建 替 市 街 化 調 整 区 域 で 許 可 を 不 要 とする 取 扱 いについて 既 存 建 築 物 の 建 替 は 以 下 の1)~3)をすべて 満 たしている 場 合 に 可 能 です 1) 建 替 前 の 建 築 物 ( 以 下 既 存 建 築 物 という )につ

< F2D CA795F18CB48D E B835E816A20>

< F2D D D837C815B B8EC08E7B97768D80>

は 共 有 名 義 )で 所 有 権 保 存 登 記 又 は 所 有 権 移 転 登 記 を された も の で あ る こと (3) 居 室 便 所 台 所 及 び 風 呂 を 備 え 居 住 の ために 使 用 す る 部 分 の 延 べ 床 面 積 が 5 0 平 方 メ ー ト ル 以 上

(Microsoft Word - \203A \225\345\217W\227v\227\314 .doc)

一宮市町内会に対する防犯カメラ設置補助金交付要綱

Taro-29職員退職手当支給規程

所沢市告示第   号

<4D F736F F D2095BD90AC E D738FEE816A939A905C91E D862E646F63>

っては いずれか 一 方 の 事 業 を 補 助 金 の 交 付 の 対 象 とする 3 第 1 項 各 号 に 掲 げる 事 業 において 国 県 若 しくは 本 市 からの 補 償 金 の 交 付 又 は 損 害 保 険 契 約 によ る 損 害 てん 補 その 他 これに 類 するものを 受

(2) 保 育 料 等 減 免 措 置 に 関 する 調 書 (3) 地 方 税 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 226 号 ) 第 5 条 第 2 項 第 1 号 に 規 定 する 市 町 村 民 税 の 課 税 の 状 況 を 証 明 する 書 類 又 は 生 活 保 護 法 ( 昭 和

大阪府電子調達システムの開発業務 (第一期)に係る仕様書案に対する意見招請のお知らせ

第1章 総則

もの( 交 通 事 故 事 件 に 係 るものを 除 く ) 3 重 大 な 交 通 事 故 事 件 とは 次 に 掲 げる 交 通 事 故 事 件 をいう (1) 死 亡 ひき 逃 げ 事 件 車 両 等 の 交 通 により 人 が 死 亡 した 場 合 において 道 路 交 通 法 ( 昭 和

1

Microsoft Word - 福祉医療費給付要綱

(1)1オールゼロ 記 録 ケース 厚 生 年 金 期 間 A B 及 びCに 係 る 旧 厚 生 年 金 保 険 法 の 老 齢 年 金 ( 以 下 旧 厚 老 という )の 受 給 者 に 時 効 特 例 法 施 行 後 厚 生 年 金 期 間 Dが 判 明 した Bは 事 業 所 記 号 が

平成24年度開設予定大学院等一覧(判定を「不可」とするもの)

現 行 工 業 地 域 準 工 業 地 域 商 業 地 域 近 隣 商 業 地 域 改 正 後 準 工 業 地 域 ( 特 別 業 務 地 区 ( 第 2 種 ) 及 び 指 定 集 積 区 域 を 除 く) 近 隣 商 業 地 域 2 / 7

平成28年岩手県条例第8号

Microsoft Word - 都市計画法第34条第11号及び第12号

Taro-事務処理要綱250820

Microsoft Word - 20年度(行情)答申第581号.doc

Taro-01 議案概要.jtd

第 3 章 会 員 ( 会 員 の 資 格 ) 第 5 条 協 会 の 会 員 は 協 会 の 目 的 に 賛 同 して 入 会 した 次 の 各 号 に 掲 げる 者 とする (1) 軽 種 馬 を 生 産 する 者 (2) 軽 種 馬 を 育 成 する 者 (3) 馬 主 (4) 調 教 師 (

諮 問 庁 の 説 明 は, 理 由 説 明 書 によると,おおむね 以 下 のとおりである 1 行 政 文 書 開 示 請 求 の 対 象 となった 文 書 開 示 請 求 の 内 容 は, 国 家 公 務 員 総 合 職 採 用 試 験 合 格 者 による 官 庁 訪 問 において, 公 正 取

Transcription:

静 情 審 第 6 3 号 平 成 26 年 3 月 24 日 静 岡 県 知 事 様 静 岡 県 情 報 公 開 審 査 会 会 長 興 津 哲 雄 静 岡 県 情 報 公 開 条 例 第 19 条 の 規 定 に 基 づく 諮 問 について( 答 申 ) 平 成 25 年 11 月 7 日 付 け 静 空 総 第 141 号 による 下 記 の 諮 問 について 別 紙 のとおり 答 申 し ます 記 静 岡 空 港 に 係 る 航 空 機 騒 音 対 策 事 業 に 関 する 特 定 の 協 定 書 における 運 用 時 間 の 規 定 に 反 して 運 用 したとされる 航 空 機 の 便 名 等 の 記 載 された 文 書 の 非 開 示 決 定 に 対 す る 異 議 申 立 て( 諮 問 第 185 号 )

別 紙 1 審 査 会 の 結 論 静 岡 県 知 事 の 決 定 は 妥 当 である 2 異 議 申 立 てに 至 る 経 過 (1) 平 成 25 年 7 月 25 日 異 議 申 立 人 は 静 岡 県 情 報 公 開 条 例 ( 平 成 12 年 静 岡 県 条 例 第 58 号 以 下 情 報 公 開 条 例 という ) 第 6 条 の 規 定 により 静 岡 県 知 事 ( 以 下 実 施 機 関 という )に 対 し 以 下 の 内 容 に 係 る 公 文 書 ( 以 下 本 件 対 象 文 書 という )の 開 示 を 請 求 し 同 日 実 施 機 関 は 当 該 開 示 請 求 を 受 け 付 けた 吉 田 町 空 港 対 策 協 議 会 と 静 岡 県 と 吉 田 町 の 三 者 で 締 結 した 航 空 機 騒 音 対 策 事 業 に 係 る 協 定 書 の 第 13 条 に 規 定 されている 運 用 時 間 に 反 して 運 用 された 静 岡 空 港 開 港 時 から 平 成 25 年 7 月 24 日 までの 航 空 機 の 便 名 ( 定 期 便 でないものを 含 む) 運 用 会 社 名 及 び 運 用 時 間 に 反 して 運 用 された 理 由 を 記 載 した 文 書 運 用 会 社 か ら 静 岡 県 に 提 出 のあった 文 書 を 含 む (2) 平 成 25 年 8 月 6 日 実 施 機 関 は 吉 田 町 空 港 対 策 協 議 会 ( 以 下 甲 という ) 静 岡 県 ( 以 下 乙 という ) 及 び 吉 田 町 ( 以 下 丙 という )の 三 者 で 締 結 した 航 空 機 騒 音 対 策 事 業 に 係 る 協 定 書 ( 以 下 騒 音 協 定 という )に 反 す る 運 用 の 事 実 はなく 本 件 対 象 文 書 は 存 在 しないとして 情 報 公 開 条 例 第 11 条 第 2 項 の 規 定 に 基 づき 非 開 示 決 定 ( 以 下 本 件 処 分 という )を 行 い 異 議 申 立 人 に 通 知 した (3) 平 成 25 年 10 月 4 日 異 議 申 立 人 は 本 件 処 分 を 不 服 として 行 政 不 服 審 査 法 ( 昭 和 37 年 法 律 第 160 号 ) 第 6 条 の 規 定 により 実 施 機 関 に 対 し 異 議 申 立 てを 行 い 同 月 7 日 実 施 機 関 は これを 受 け 付 けた 3 異 議 申 立 人 の 主 張 要 旨 異 議 申 立 ての 趣 旨 は 本 件 処 分 を 取 り 消 し 開 示 を 求 めるというものであり 異 議 申 立 人 が 異 議 申 立 書 で 主 張 している 異 議 申 立 ての 理 由 等 は おおむね 次 のとおり である (1) 騒 音 協 定 第 13 条 第 1 項 は 空 港 の 運 用 時 間 は7 時 30 分 から20 時 30 分 までの 間 とす る と 第 2 項 は 前 項 に 定 める 時 間 を 越 えて 運 用 時 間 を 定 めようとするときは あらかじめ 甲 乙 丙 で 協 議 をするものとする とのみ 規 定 しており この 運 用 時 間 を 越 えて 運 用 された 航 空 機 は 静 岡 空 港 開 港 以 来 多 く 存 在 し 騒 音 協 定 に 反 すること は 明 白 である それにもかかわらず 騒 音 協 定 に 反 することはないとして 文 書 不

存 在 としていることは 不 当 である (2) 静 岡 空 港 の 設 置 管 理 及 び 使 用 料 に 関 する 条 例 ( 平 成 20 年 静 岡 県 条 例 第 22 号 以 下 空 港 条 例 という ) 第 4 条 では 空 港 の 滑 走 路 誘 導 路 及 びエプロン( 以 下 滑 走 路 等 という )の 運 用 時 間 は 午 前 7 時 30 分 から 午 後 8 時 30 分 までとする ただし 知 事 は 定 期 便 の 遅 延 地 震 その 他 の 災 害 空 港 に 関 する 工 事 等 のため 必 要 があると 認 めるときは これを 変 更 することができる とし そのただし 書 で 運 用 時 間 の 変 更 を 実 施 機 関 が 認 めればできるとしている しかし 空 港 条 例 の 制 定 は 平 成 20 年 3 月 25 日 であり 騒 音 協 定 の 締 結 日 である 平 成 19 年 8 月 2 日 より 後 であ る 空 港 条 例 は 騒 音 協 定 の 締 結 後 になって 制 定 されたものであって 騒 音 協 定 に 適 用 することはできない 空 港 条 例 第 4 条 ただし 書 にあるように 騒 音 協 定 においても 変 更 できるようにするならば 騒 音 協 定 第 13 条 第 2 項 にあるように 運 用 時 間 の 変 更 により 前 項 に 定 める 時 間 (7 時 30 分 から20 時 30 分 までの 間 )を 越 えて 運 用 時 間 を 定 めようとする ことに 相 当 するから あらかじめ 甲 乙 丙 で 協 議 するものとす る により 協 議 の 必 要 がある あらかじめとあるからには 静 岡 空 港 の 運 用 を 開 始 して 最 初 に 運 用 時 間 を 越 えて 運 航 される 前 までに 協 議 をする 必 要 があるがその 事 実 はない また 騒 音 協 定 第 15 条 の 定 めのない 事 項 については 甲 乙 丙 協 議 の 上 処 理 するものとする に 従 って 協 議 により 運 用 時 間 の 変 更 について 処 理 する 必 要 がある しかし これについて 協 議 された 事 実 はない よって 騒 音 協 定 上 では 運 用 時 間 に 反 している 事 実 があるにもかかわらず 運 用 時 間 に 反 してい る 事 実 はないとすることは 文 書 不 存 在 の 理 由 には 当 たらない (3) 騒 音 協 定 の 前 書 きには 航 空 機 騒 音 対 策 事 業 の 事 業 内 容 などの 基 本 的 事 項 について 次 のとおり 協 定 を 締 結 する とあって 定 期 便 の 遅 延 等 は 騒 音 協 定 に 反 しないという 考 え 方 があるが 運 用 時 間 についての 記 載 は 当 初 の 案 にはなく 加 えられて 現 在 の 騒 音 協 定 になった 経 緯 があって 基 本 的 事 項 に 相 当 する 基 本 的 事 項 という 記 載 は 抽 象 的 であって どこまでが 基 本 的 事 項 の 範 囲 であるか 明 確 でな い 少 なくとも 航 空 機 が 運 用 時 間 を 越 えて 運 用 された 事 実 は 騒 音 協 定 第 15 条 にある 疑 義 に 当 たるから 同 条 の 協 議 の 上 処 理 するものとする に 従 っ て 協 議 の 上 処 理 する 必 要 があるが 協 議 して 処 理 した 事 実 はない よって 騒 音 協 定 上 では 運 用 時 間 に 反 している 事 実 があるにもかかわらず 運 用 時 間 に 反 してい る 事 実 はないとした 文 書 不 存 在 の 理 由 は 不 当 である 4 実 施 機 関 の 主 張 要 旨 実 施 機 関 が 意 見 書 で 述 べている 主 張 は おおむね 次 のとおりである (1) 空 港 条 例 ア 公 の 施 設 ( 地 方 自 治 法 ( 昭 和 22 年 法 律 第 67 号 ) 第 244 条 第 1 項 )については その 設 置 及 び 管 理 に 関 する 事 項 を 条 例 で 定 めなければならない( 同 法 第 244 条 の

2 第 1 項 ) また 空 港 法 ( 昭 和 31 年 法 律 第 80 号 ) 第 12 条 第 1 項 は 空 港 の 運 用 時 間 等 について 空 港 供 用 規 程 を 定 め これを 公 表 しなければならない 旨 規 定 して いる このため 静 岡 空 港 においても 空 港 条 例 を 制 定 し 設 置 の 趣 旨 ( 第 1 条 ) 設 置 の 目 的 名 称 及 び 所 在 ( 第 2 条 ) 等 を 定 めている イ 空 港 条 例 第 4 条 本 文 は 滑 走 路 誘 導 路 及 びエプロン( 以 下 滑 走 路 等 とい う )の 運 用 時 間 は 午 前 7 時 30 分 から 午 後 8 時 30 分 までとする と 規 定 し 静 岡 空 港 における 基 本 的 な 運 用 時 間 を 定 めている ウ 一 方 空 港 条 例 第 4 条 ただし 書 は 実 施 機 関 は 定 期 便 の 遅 延 地 震 その 他 の 災 害 空 港 に 関 する 工 事 等 のため 必 要 があると 認 めるときは これを 変 更 するこ とができる と 規 定 し 一 定 の 事 由 が 発 生 した 場 合 に 同 条 本 文 の 基 本 的 な 運 用 時 間 を 臨 時 的 に 変 更 することができることとしている (2) 騒 音 協 定 ア 騒 音 協 定 は 航 空 機 騒 音 対 策 事 業 の 事 業 内 容 などの 基 本 的 事 項 を 定 めるも のであり( 前 文 ) 航 空 機 騒 音 による 障 害 の 防 止 を 図 り 生 活 環 境 を 保 全 する ことを 目 的 として 航 空 機 騒 音 対 策 事 業 を 実 施 することを 明 らかにしている( 第 1 条 ) イ 騒 音 協 定 第 13 条 第 1 項 は 空 港 の 運 用 時 間 は7 時 30 分 から20 時 30 分 までの 間 とする と 同 条 第 2 項 は 前 項 に 定 める 時 間 を 越 えて 運 用 時 間 を 定 めようと するときは あらかじめ 甲 乙 丙 で 協 議 をするものとする と 規 定 している (3) 騒 音 協 定 第 13 条 の 趣 旨 ア 騒 音 協 定 第 13 条 第 1 項 は 静 岡 空 港 の 基 本 的 な 運 用 時 間 を 定 めたものであり 同 条 第 2 項 は 同 条 第 1 項 の 運 用 時 間 すなわち 空 港 条 例 第 4 条 本 文 に 規 定 す る 基 本 的 な 運 用 時 間 を 変 更 する 場 合 の 手 続 を 定 めたものであって 同 条 ただし 書 に 基 づく 臨 時 的 な 運 用 時 間 の 変 更 を 行 う 場 合 にまで 適 用 されるものではない イ 騒 音 協 定 第 13 条 第 2 項 が 空 港 条 例 第 4 条 ただし 書 の 規 定 に 基 づく 臨 時 的 な 運 用 時 間 の 変 更 を 妨 げる 趣 旨 ではないことは 同 項 が 甲 乙 丙 の 三 者 協 議 という 一 定 程 度 時 間 を 要 する 手 続 を 定 めていることからも 明 らかである 換 言 すれば 気 象 条 件 機 材 トラブル 自 然 災 害 等 の 様 々な 事 情 により 運 航 ダイヤが 乱 れることは あり 得 るのであり 離 着 陸 の 遅 延 が 発 生 しそうな 場 合 に その 都 度 騒 音 協 定 上 の 三 者 協 議 が 要 求 されると 解 釈 することは 現 実 的 ではない ウ 騒 音 協 定 第 13 条 第 1 項 の 運 用 時 間 と 空 港 条 例 第 4 条 本 文 の 運 用 時 間 の 間 に 齟 齬 はなく 同 条 ただし 書 に 基 づく 臨 時 的 な 運 用 時 間 の 変 更 も 妨 げられるものでは ないから 異 議 申 立 人 が 主 張 するような 協 定 違 反 の 事 実 はない (4) 空 港 条 例 と 騒 音 協 定 との 関 係 異 議 申 立 人 は 空 港 条 例 の 制 定 が 騒 音 協 定 の 締 結 よりも 後 であるということを 理 由 に 騒 音 協 定 違 反 の 事 実 が 存 在 する 旨 主 張 するが 騒 音 協 定 第 13 条 第 1 項 の 趣 旨

は(3)で 述 べたとおりであり 騒 音 協 定 に 違 反 する 事 実 はない (5) 騒 音 協 定 前 文 の 趣 旨 等 騒 音 協 定 前 文 にあるとおり 騒 音 協 定 が 航 空 機 騒 音 対 策 事 業 の 事 業 内 容 などの 基 本 的 事 項 を 定 めるものであることはそのとおりであるが 異 議 申 立 人 が 問 題 と する 騒 音 協 定 第 13 条 の 趣 旨 は(3)で 述 べたとおりであり 空 港 条 例 第 4 条 ただし 書 の 臨 時 的 な 運 用 時 間 の 変 更 が 騒 音 協 定 上 の 疑 義 に 当 たるとは 解 されない (6) まとめ 以 上 のとおり 騒 音 協 定 第 13 条 に 規 定 されている 運 用 時 間 に 反 して 運 用 された 事 実 はないため 本 件 対 象 文 書 は 存 在 しない なお 本 件 処 分 に 先 立 ち 開 示 請 求 の 内 容 に 関 して 異 議 申 立 人 に 電 話 で 確 認 し たところ 空 港 条 例 第 4 条 ただし 書 の 運 用 時 間 の 変 更 を 行 う 際 に 航 空 会 社 から 提 出 される 運 用 時 間 変 更 申 出 書 を 請 求 しているものではないとの 回 答 を 得 てい る 5 審 査 会 の 判 断 当 審 査 会 は 本 件 対 象 文 書 について 審 査 した 結 果 以 下 のように 判 断 する (1) 本 件 対 象 文 書 について 本 件 対 象 文 書 は 開 示 請 求 書 の 記 載 及 び 開 示 請 求 の 内 容 に 関 して 実 施 機 関 が 異 議 申 立 人 に 電 話 で 確 認 した 結 果 を 踏 まえると 静 岡 空 港 の 設 置 に 当 たり 航 空 機 騒 音 対 策 事 業 の 事 業 内 容 などの 基 本 的 事 項 について 定 めた 騒 音 協 定 第 13 条 の 規 定 に 反 する 運 用 がなされていることについて 静 岡 空 港 開 港 時 から 開 示 請 求 日 の 前 日 であ る 平 成 25 年 7 月 24 日 までの 間 に 当 該 運 用 に 関 して 実 施 機 関 が 作 成 し 又 は 取 得 し た 文 書 であると 解 される これに 対 し 実 施 機 関 は 情 報 公 開 条 例 第 11 条 第 2 項 の 規 定 に 基 づき 不 存 在 を 理 由 とする 本 件 処 分 を 行 ったところ 異 議 申 立 人 は 本 件 処 分 を 不 服 とし 本 件 処 分 の 取 消 しを 求 めて 異 議 申 立 てを 提 起 したものであることから 以 下 本 件 対 象 文 書 を 不 存 在 としたことの 当 否 について 検 討 する (2) 本 件 対 象 文 書 の 不 存 在 について 実 施 機 関 は 騒 音 協 定 第 13 条 の 趣 旨 や 空 港 条 例 と 騒 音 協 定 の 関 係 等 について 以 下 のとおり 説 明 し 同 条 に 規 定 されている 運 用 時 間 に 反 して 運 用 された 事 実 はないた め 本 件 対 象 文 書 は 保 有 していないとする ア 地 方 自 治 法 上 公 の 施 設 については 設 置 及 び 管 理 に 関 する 事 項 を 条 例 で 定 め なければならないため 静 岡 空 港 についても 空 港 条 例 を 制 定 し 設 置 の 趣 旨 目 的 所 在 等 を 規 定 している イ 空 港 条 例 第 4 条 本 文 では 滑 走 路 等 の 運 用 時 間 は 午 前 7 時 30 分 から 午 後 8 時 30 分 までとしているが 同 条 ただし 書 では 実 施 機 関 は 定 期 便 の 遅 延 地 震 その

他 の 災 害 空 港 に 関 する 工 事 等 のため 必 要 があると 認 めるときは これを 変 更 で きるとし 一 定 の 事 由 が 発 生 した 場 合 には 同 条 本 文 で 定 める 基 本 的 な 運 用 時 間 を 臨 時 的 に 変 更 することができることとしている ウ 騒 音 協 定 は 静 岡 空 港 の 設 置 に 当 たり 航 空 機 騒 音 による 障 害 の 防 止 を 図 り 生 活 環 境 を 保 全 することを 目 的 として 航 空 機 騒 音 対 策 事 業 の 事 業 内 容 などの 基 本 的 事 項 を 定 めたもので その 第 13 条 では 空 港 の 運 用 時 間 は7 時 30 分 から20 時 30 分 までの 間 とし この 時 間 を 越 えて 運 用 時 間 を 定 めようとするときは あら かじめ 甲 乙 丙 の 三 者 で 協 議 するものと 定 めている エ 騒 音 協 定 第 13 条 第 1 項 は 空 港 条 例 第 4 条 本 文 にいう 静 岡 空 港 の 基 本 的 な 運 用 時 間 を 定 めたものであり 騒 音 協 定 第 13 条 第 2 項 は 基 本 的 な 運 用 時 間 を 変 更 す る 場 合 の 手 続 を 定 めたものであって 空 港 条 例 第 4 条 ただし 書 に 基 づく 臨 時 的 な 運 用 時 間 の 変 更 を 行 う 場 合 に 適 用 されるものではない したがって 騒 音 協 定 第 15 条 で 甲 乙 丙 三 者 協 議 が 必 要 とされている 騒 音 協 定 上 の 疑 義 にも 当 たらない 公 の 施 設 である 静 岡 空 港 に 関 して 地 方 自 治 法 で 制 定 を 義 務 付 けられた 空 港 条 例 の 第 4 条 は 同 空 港 の 基 本 的 な 運 用 時 間 とその 臨 時 的 な 変 更 について 規 定 しており 同 空 港 に 係 る 航 空 機 騒 音 対 策 事 業 に 関 する 基 本 的 事 項 について 定 めた 騒 音 協 定 の 第 13 条 は 騒 音 協 定 で 定 める 範 囲 を 超 えて 同 空 港 の 基 本 的 な 運 用 時 間 について 定 め ようとする 場 合 の 手 続 を 定 めたもので 運 用 時 間 の 臨 時 的 な 変 更 の 際 に 適 用 される ものではないなどとする 上 記 のアからエまでの 実 施 機 関 の 説 明 は 是 認 することが できる このことから 騒 音 協 定 第 13 条 に 規 定 されている 運 用 時 間 に 反 して 運 用 さ れた 事 実 はないため 本 件 対 象 文 書 は 保 有 していないとする 実 施 機 関 の 説 明 に 不 自 然 不 合 理 な 点 はなく 他 に 本 件 対 象 文 書 の 存 在 を 推 認 させる 事 情 も 窺 えないこと から 実 施 機 関 において 本 件 対 象 文 書 を 保 有 しているとは 認 められない よって 1 審 査 会 の 結 論 のとおり 判 断 する 6 審 査 会 の 処 理 経 過 当 審 査 会 の 処 理 経 過 は 別 記 のとおりである

別 記 審 査 会 の 処 理 経 過 年 月 日 処 理 内 容 審 査 会 平 成 25 年 11 月 11 日 実 施 機 関 から 諮 問 書 を 受 け 付 けた 平 成 25 年 12 月 11 日 実 施 機 関 から 意 見 書 を 受 け 付 けた 平 成 25 年 12 月 16 日 審 議 平 成 26 年 1 月 27 日 審 議 平 成 26 年 2 月 24 日 審 議 平 成 26 年 3 月 24 日 審 議 ( 答 申 ) 第 267 回 第 268 回 第 269 回 第 270 回 静 岡 県 情 報 公 開 審 査 会 委 員 の 氏 名 等 ( 氏 名 は 五 十 音 順 ) 氏 名 職 業 等 調 査 審 議 した 審 査 会 興 津 哲 雄 弁 護 士 第 267 回 ~ 第 270 回 鈴 木 紀 子 弁 護 士 第 267 回 第 269 回 第 270 回 中 野 美 恵 子 静 岡 大 学 副 学 長 第 267 回 ~ 第 270 回 望 月 律 子 静 岡 県 看 護 協 会 会 長 第 267 回 ~ 第 270 回 森 俊 太 静 岡 文 化 芸 術 大 学 文 化 政 策 学 部 学 科 長 第 267 回 ~ 第 270 回 山 本 雅 昭 静 岡 大 学 人 文 社 会 科 学 部 教 授 第 267 回 ~ 第 270 回