相 続 税 申 告 の ご 案 内 埼 玉 県 南 埼 玉 郡 宮 代 町 中 島 230-11 松 村 会 計 事 務 所 TEL 0480(33)0575 FAX 0480(34)1194 この 度 は ご 親 族 様 のご 逝 去 に 対 し 謹 んでお 悔 やみ 申 し 上 げます お 亡 くなりになられた 方 の 遺 産 の 総 額 が 基 礎 控 除 額 を 超 える 場 合 相 続 税 の 申 告 と 納 税 が 必 要 に なります 相 続 手 続 きと 相 続 税 の 申 告 につき ご 案 内 させて 頂 きます 1. 相 続 人 の 調 査 被 相 続 人 に 子 供 がいる 時 は 子 と 配 偶 者 が 相 続 人 となります 被 相 続 人 の 調 査 と 所 有 権 移 転 登 記 のため 次 の 書 類 を 準 備 して 下 さい 1. 戸 籍 謄 本 被 相 続 人 及 び 相 続 人 全 員 各 2 通 ( 主 たる 相 続 人 以 外 は 本 人 のみ 記 載 さ れている 抄 本 でよい) 被 相 続 人 については 生 まれた 時 から 載 っている[ 原 戸 籍 ](ハラコセキ)も 1 通 取 り 寄 せて 下 さい 2. 住 民 票 ( 本 人 のみ 記 載 の 抄 本 本 籍 等 すべて 記 載 ) 被 相 続 人 の 住 民 票 の 除 票 及 び 相 続 人 全 員 各 2 通 3. 印 鑑 証 明 書 相 続 人 全 員 各 2 通 ( 遺 産 分 割 協 議 書 に 押 印 する 際 でもよいです ) 2. 相 続 財 産 の 調 査 (1) 財 産 1. 不 動 産 市 町 村 役 場 ( 税 務 課 )より 土 地 および 建 物 の 評 価 証 明 書 各 1 通 を 取 り 寄 せて 下 さ い 被 相 続 人 の 住 所 地 以 外 にも 不 動 産 がある 時 は その 所 在 地 の 市 町 村 役 場 にて 評 価 証 明 書 を 発 行 してもらって 下 さい - 1 -
借 地 権 がある 時 にはそれも 調 査 して 下 さい 他 人 に 貸 付 けている 土 地 については 減 額 されますので 調 べて 下 さい 借 地 がある 場 合 借 地 権 が 相 続 の 対 象 となります 借 地 がある 場 合 調 べてくださ い また 東 京 電 力 の 線 下 補 償 があるときはその 契 約 書 を 用 意 して 下 さい( 評 価 減 のため) 2. 死 亡 時 の 手 元 現 金 在 り 高 死 亡 直 前 に 葬 儀 費 用 として 預 金 引 出 しをしているときは その 現 金 も 入 ります 被 相 続 人 の 預 金 通 帳 (3 年 分 ぐらい)と 定 期 預 金 の 証 書 を 用 意 して 下 さい 拝 見 し コピーを 取 らせて 頂 きます 金 融 機 関 より 死 亡 日 現 在 の 残 高 証 明 を 取 り 寄 せて 下 さい たまたま マル 優 などの 関 係 で 家 族 名 義 などになっている 預 金 債 券 などは 相 続 財 産 に 入 りますので 合 わせて 残 高 証 明 を 取 り 寄 せて 下 さい 4. 有 価 証 券 株 式 投 資 信 託 債 券 農 協 出 資 金 等 証 券 会 社 より 死 亡 日 現 在 の 預 り 株 式 などの 明 細 および 相 続 株 価 評 価 額 を 取 り 寄 せて 下 さい 持 ち 株 は 株 主 総 会 の 案 内 状 配 当 金 の 支 払 い 明 細 などで 正 確 な 持 ち 株 を 確 認 することができます 農 家 の 場 合 は 農 協 への 出 資 金 がほとんどの 場 合 あります 出 資 金 残 高 証 明 書 または 出 資 配 当 金 のお 知 らせ にて 確 認 してください 5. 事 業 用 農 業 用 財 産 商 品 売 掛 金 自 動 車 等 青 色 申 告 決 算 書 などで 確 認 します 自 動 車 については 車 検 証 のコピーおよび 取 得 年 月 とおよその 取 得 金 額 6. 家 庭 用 財 産 特 に 高 価 な 財 産 書 画 骨 董 などありますか 7. 生 命 保 険 保 険 契 約 の 権 利 受 取 金 額 の 明 細 書 を 用 意 して 下 さい 相 続 人 が 受 け 取 った 生 命 保 険 金 のうち 500 万 円 法 定 相 続 人 数 までは 相 続 税 の 課 税 対 象 となりません また 現 在 契 約 中 の 生 命 保 険 損 害 保 険 で 積 立 式 のもの 例 えば 農 協 の 建 更 生 命 共 - 2 -
済 などは 積 立 部 分 が 相 続 財 産 となります 損 害 保 険 会 社 農 協 などで 死 亡 日 に 解 約 した 場 合 に 戻 る 解 約 返 戻 金 相 当 額 の 証 明 書 の 発 行 を 依 頼 してください 8. 退 職 金 相 続 人 が 受 け 取 った 退 職 金 のうち 500 万 円 法 定 相 続 人 数 までは 相 続 税 の 対 象 となりません 9. 電 話 加 入 権 立 木 庭 園 設 備 など 10. 所 得 税 の 確 定 申 告 書 の 控 (3 年 分 ) 生 前 贈 与 加 算 なお 10 年 以 内 に 土 地 の 売 却 などがある 時 は その 売 却 代 金 が 現 在 どのようにな っているか 調 べて 下 さい また 相 続 人 が3 年 以 内 に 被 相 続 人 より 贈 与 を 受 けている 時 は それも 相 続 財 産 に 加 算 されますので 調 べて 下 さい ( 生 前 贈 与 加 算 といいます) 11. 相 続 時 精 算 課 税 制 度 を 利 用 し 被 相 続 人 から 贈 与 を 受 けた 方 相 続 税 の 申 告 で 精 算 を 行 いますので 贈 与 税 の 申 告 書 を 用 意 してください (2) 債 務 1. 借 入 金 支 払 手 形 買 掛 金 貸 家 などの 敷 金 預 り 金 2. 固 定 資 産 税 等 未 払 税 金 ( 納 付 書 を 用 意 して 下 さい) 未 払 金 未 払 医 療 費 ( 死 亡 後 の 医 療 費 の 支 払 明 細 ) 3. 葬 式 費 用 (ただし 香 典 返 し 墓 地 購 入 費 用 などは 控 除 できません) 通 夜 告 別 式 までの 葬 儀 費 用 が 債 務 として 相 続 財 産 から 控 除 さ 出 来 ますので 領 収 書 を 用 意 して 下 さい 領 収 書 のないものでも 近 所 の 方 への 清 め お 寺 へのお 布 施 などは 葬 式 費 用 に 含 まれます なお 香 典 帳 を 拝 見 したいので 用 意 しておいて 下 さい 以 上 のように 被 相 続 人 の 財 産 と 債 務 を 調 査 し 相 続 財 産 を 確 定 します - 3 -
3. 財 産 の 評 価 方 法 1 評 価 の 原 則 は 時 価 2 土 地 の 評 価 方 法 イ 路 線 価 方 式 ( 主 に 市 街 地 の 土 地 ) ロ 倍 率 方 式 ( 主 に 調 整 地 域 の 土 地 ) 3 小 規 模 宅 地 の 評 価 の 主 なもの 特 定 居 住 用 宅 地 等 240 平 方 メートルまで 1 被 相 続 人 と 同 居 していた 家 族 が 引 き 続 き 住 居 している 場 合 など 80% 2 上 記 以 外 50% 事 業 用 宅 地 等 居 住 用 との 選 択 で400 平 方 メートルまで 1 被 相 続 人 が 営 んでいた 事 業 を 引 き 続 き 営 んでいる 場 合 など 80% 2 上 記 以 外 50% 4 建 物 の 評 価 固 定 資 産 税 評 価 額 を 基 に 評 価 します - 4. 農 地 の 納 税 猶 予 の 特 例 手 続 この 特 例 はいろいろ 条 件 もあり 有 利 不 利 の 点 でも 何 とも 言 えない 面 もありますが 特 例 を 受 けようとするときは 農 業 委 員 会 への 手 続 をします また 農 家 の 場 合 は 農 機 具 米 の 在 庫 なども 相 続 財 産 となりますので 調 べて 下 さい 5. 準 確 定 申 告 書 の 提 出 死 亡 した 年 の1 月 より 死 亡 日 までの 所 得 に 対 する 準 確 定 申 告 書 を 相 続 開 始 後 4カ 月 以 内 に 税 務 署 に 提 出 します 6. 遺 産 の 分 割 遺 言 書 がある 時 は それに 従 い 遺 産 分 割 を 行 います 遺 言 書 がない 時 は 相 続 人 全 員 により 協 議 の 上 遺 産 分 割 協 議 書 を 作 成 します 遺 産 の 分 割 により 相 続 税 も 変 わります また 将 来 の 相 続 の 発 生 のことも 考 慮 し 分 割 する 必 要 もあります 相 続 人 の 皆 様 で 十 分 協 議 の 上 決 定 してください 7. 相 続 の 登 記 不 動 産 については 遺 言 又 は 遺 産 分 割 協 議 に 基 づき 相 続 登 記 をします - 4 -
登 録 免 許 税 は 固 定 資 産 評 価 証 明 の1,000 分 の4です - 8. 相 続 税 の 申 告 と 納 税 相 続 が 開 始 してから 10ヶ 月 以 内 に 申 告 と 納 税 をします なお 納 期 限 までに 金 銭 で 納 付 する 事 を 困 難 とする 事 由 がある 時 は 条 件 等 により 最 高 20 年 以 内 の 延 納 をする 事 もできます この 場 合 は 土 地 等 に 抵 当 権 を 設 定 しなくては なりません また 物 納 制 度 もあります 9. 相 続 税 がかからない 場 合 正 味 の 遺 産 額 が 次 の 算 式 で 計 算 した 額 以 下 である 場 合 には 相 続 税 はかかりません ( 遺 産 にかかる 基 礎 控 除 といいます ) 5,000 万 円 +1,000 万 円 法 定 相 続 人 数 計 算 例 相 続 人 が 妻 と 子 供 2 人 の 場 合 5,000 万 円 +1,000 万 円 3 人 = 8,000 万 円 したがって 課 税 価 格 の 合 計 額 が 遺 産 にかかる 基 礎 控 除 額 以 下 である 場 合 には 相 続 税 の 申 告 もする 必 要 がありません しかし 小 規 模 宅 地 等 の 課 税 の 特 例 を 適 用 したことにより 課 税 価 格 の 合 計 額 が 遺 産 にかか る 基 礎 控 除 額 以 下 となる 場 合 には 相 続 税 の 申 告 が 必 要 です また 配 偶 者 控 除 を 適 用 して 相 続 税 がかからなくなる 場 合 も 課 税 価 格 の 合 計 額 が 基 礎 控 除 額 を 超 えている 場 合 には 相 続 税 の 申 告 をする 必 要 があります 10. 税 理 士 法 の 書 面 添 付 制 度 について 松 村 会 計 事 務 所 では 相 続 税 の 申 告 書 に 税 理 士 法 第 33 条 の2による 書 面 添 付 を 実 践 し ています 平 成 14 年 の 税 理 士 法 の 改 正 により 新 書 面 制 度 となって 以 降 全 ての 申 告 書 にこの 書 面 添 付 を 実 践 している 事 務 所 です より 正 しく より 有 利 に 申 告 納 税 を 実 践 し 税 務 調 査 が 少 なくなるように 申 告 内 容 を 詳 し く 書 面 として 記 載 し 申 告 書 を 作 成 しております それ 故 事 前 にチェックする 項 目 が 多 くなり 納 税 者 の 皆 様 にお 手 数 をおかけすることも 多 くなろうかと 思 いますが ご 協 力 をよろしくお 願 い 致 します - 5 -
書 面 添 付 について 詳 しくは 次 の 国 税 庁 の ホームページ アドレス を 参 照 して ください - http://www.nta.go.jp/sonota/zeirishi/zeirishiseido/kentokai/02.htm 11. 専 門 士 業 の 先 生 と 提 携 して 手 続 きを 進 めます 相 続 手 続 き 相 続 税 の 申 告 にあたっては それぞれの 専 門 士 業 の 事 務 所 と 提 携 して 進 めさせ て 頂 きます 不 動 産 登 記 提 携 している 優 秀 な 司 法 書 士 事 務 所 へ 土 地 建 物 の 相 続 登 記 手 続 きを 依 頼 し ます 費 用 は 登 録 免 許 税 固 定 資 産 評 価 証 明 の1,000 分 の4 司 法 書 士 報 酬 評 価 額 筆 数 相 続 人 の 人 数 などにより 異 なりますが お およそ 5 万 円 から15 万 円 程 度 です 家 庭 裁 判 所 への 手 続 き 相 続 人 に 未 成 年 者 所 在 不 明 の 相 続 人 がいる 場 合 などは 提 携 し ている 司 法 書 士 へ 提 携 弁 護 士 へ 相 続 などのトラブル その 他 必 要 な 場 合 は 提 携 している 弁 護 士 先 生 をご 紹 介 致 します 相 続 専 門 税 理 士 複 雑 な 事 案 相 続 財 産 が 大 きい 事 案 については 相 続 専 門 の 先 生 と 私 ども と 一 緒 に 不 動 産 の 評 価 申 告 書 作 成 を 進 めます また 申 告 書 提 出 前 には チェックを 依 頼 します これらの 費 用 は 私 どもが 頂 く 報 酬 の 中 より 支 払 いますので 依 頼 者 への 負 担 は 一 切 ありません ご 協 力 をよろしくお 願 い 致 します - 6 -
12. 松 村 会 計 事 務 所 への 申 告 手 数 料 はどのくらい? 相 続 税 申 告 手 数 料 は 遺 産 の 総 額 により 下 記 のようになります (1) 基 本 税 務 代 理 手 数 料 遺 産 の 総 額 8,000 万 円 未 満 400,000 円 ( 税 込 ) 1 億 円 未 満 500,000 円 ( 税 込 ) 2 億 円 未 満 700,000 円 ( 税 込 ) 3 億 円 未 満 900,000 円 ( 税 込 ) 5 億 円 未 満 1,300,000 円 ( 税 込 ) 5 億 円 以 上 応 相 談 上 記 の 基 本 金 額 は 相 続 人 が 一 人 の 場 合 です 財 産 を 相 続 する 人 が2 人 以 上 の 場 合 には 当 該 報 酬 額 の100 分 の10を1 人 増 すごとに 加 算 します 計 算 例 遺 産 総 額 9500 万 円 で 共 同 相 続 人 3 人 の 場 合 請 求 額 50 万 円 +50 万 円 20%=60 万 円 消 費 税 5% 3 万 円 合 計 63 万 円 上 記 の 料 金 は 相 続 全 般 の 相 談 相 続 手 続 き 相 続 税 の 申 告 書 及 び 申 告 に 伴 う 書 類 の 作 成 から 提 出 まで 含 まれております なお 相 続 手 続 き 受 託 時 に 内 金 として21 万 円 いただきたく よろしくお 願 い 申 し 上 げます 納 税 猶 予 制 度 を 利 用 する 場 合 は 農 業 委 員 会 手 続 きのため 別 途 申 請 報 酬 が 必 要 です 物 納 制 度 を 申 請 する 場 合 は 別 途 物 納 申 請 手 続 料 が 必 要 です 申 告 手 数 料 は 財 産 評 価 が 複 雑 遺 産 分 割 決 定 がなかなか 決 まらない 時 など 加 算 させていた だく 場 合 があります なお 相 続 税 の 申 告 手 続 きは 大 変 複 雑 で 時 間 がかかります ご 協 力 をよろしくお 願 いいたします - 7 -
相 続 税 申 告 の た め に 用 意 す る 書 類 の 一 覧 表 様 年 月 日 1. 被 相 続 人 ( 様 )の 原 戸 籍 謄 本 1 通 2. 相 続 人 ( 名 )の 戸 籍 謄 本 ( 抄 本 でも 可 ) 各 2 通 3. 被 相 続 人 ( 様 )の 住 民 票 の 除 票 2 通 4. 相 続 人 ( 名 )の 住 民 票 ( 抄 本 本 籍 等 すべて 記 載 ) 各 2 通 5. 相 続 人 の 印 鑑 証 明 書 各 2 通 6. 土 地 建 物 の 固 定 資 産 評 価 証 明 書 ( 役 場 税 務 課 にて) 各 1 通 7. 預 金 残 高 証 明 書 ( 年 月 日 現 在 ) 各 1 通 8. 借 入 金 残 高 証 明 書 ( 年 月 日 現 在 ) 各 1 通 9. 電 話 加 入 権 ( 局 番 ) 10 自 動 車 の 車 検 証 のコピー 11. 農 機 具 等 の 固 定 資 産 の 明 細 いつ 買 ったか( 取 得 年 月 ) 何 を 買 ったか( 名 称 ) いくらで 買 ったか( 取 得 価 格 ) 12. 農 協 出 資 金 の 残 高 証 明 書 13. 保 険 会 社 農 協 積 立 式 生 命 保 険 損 害 保 険 の 解 約 返 戻 金 相 当 額 の 証 明 書 14. 納 税 通 知 書 市 町 県 民 税 固 定 資 産 税 国 保 税 その 他 15. 所 得 税 の 確 定 申 告 書 控 え( 年 分 ) 16. 生 命 保 険 金 の 支 払 い 通 知 書 17. 退 職 手 当 金 等 受 給 者 別 支 払 調 書 18. 遺 産 分 割 協 議 書 19. 葬 式 費 用 の 領 収 書 20. 税 務 署 より 送 付 されて 来 る 申 告 書 の 用 紙 21. その 他 - 8-23.5 月